JP2006315725A - 通気部品及び通気部品の製造方法並びに防水性通気膜 - Google Patents

通気部品及び通気部品の製造方法並びに防水性通気膜 Download PDF

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Abstract

【課題】 防水性通気膜で通気口を覆った通気栓の通気性を十分に確保しながら防水性を高めることができるようにする。
【解決手段】 通気栓13の通気口15を覆う通気シート17は、防水性通気膜20の内面側に補強用のバッキングシート21が積層され、通気栓13の成形材料をバッキングシート21の空隙に浸透させて固化させることで通気栓13に接合固定されている。更に、通気シート17の外面側(防水性通気膜20の外面側)のうち少なくともシート固定部16との接合部内周側に沿った領域に、防水性通気膜20の微細孔をシール材22で塞いで通気性を遮断又は低下させるシール処理を施す。このシール処理によって防水性通気膜20のうちシート固定部16との接合部付近の耐水圧性能を高めながら、防水性通気膜20のうちシール処理が施されていない中央部分では本来の通気性を維持する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通気性と防水性を有する防水性通気膜で通気口を覆った通気部品及びその通気部品の製造方法並びに防水性通気膜に関するものである。
例えば、自動車のECU(電子制御回路)を収容するECUケースや、パワーウインドウの電動モータを収容するモータケース等は、ケース内の電気部品等が被水しないように防水構造にする必要がある。しかし、ケースを完全に密閉すると、ケース内の電気部品の発熱等によるケース内圧力の変動が大きくなり過ぎて(つまり、ケース内圧力と外気圧との差が大きくなり過ぎて)、最悪の場合にはケースやそのシール部品等が破損する可能性がある。
そこで、特許文献1(特開2003−63549号公報)に記載されているように、モータケース等のケースの所定箇所に通気栓を設け、この通気栓に形成した通気口を、気体の通過を許容し且つ液体の通過を阻止する多数の微細孔が形成された防水性通気膜で覆うように通気栓の通気口周縁部に防水性通気膜を接合することで、ケースの通気性と防水性を確保するようにしたものがある。
特開2003−63549号公報(第2頁等)
ところで、上述した通気栓のように、多数の微細孔が形成された防水性通気膜で通気口を覆った通気部品は、製品毎に要求耐水圧が設定されており、この要求耐水圧を保証するために耐水圧試験が行われる。しかし、この耐水圧試験において、通気部品(防水性通気膜)の外面側に掛かる水等の試験液の液圧が要求耐水圧に達する前に、試験液が防水性通気膜を浸透して内面側に染み出してしまう不具合が発生することがある。この対策として、耐水圧の高い防水性通気膜を使用することが考えられるが、耐水圧の高い防水性通気膜を使用すると、その分、通気性が低下して、十分な通気性を確保しにくくなり、更に、コスト高を招くという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、通気部品の通気性を十分に確保しながら防水性を高めることができ、通気部品の信頼性を向上させることができるようにすることである。
上記目的を達成するために、請求項1,21に係る発明は、通気部品本体の内外方向に貫通する通気口を、通気性と防水性を有する多数の微細孔が形成された防水性通気膜で覆うように該通気口の周縁部に該防水性通気膜を接合した通気部品であって、防水性通気膜のうち通気口周縁部との接合部内周側に沿う領域に通気性を遮断又は低下させるシール材を設けるようにしたものである。
本発明者らの研究によると、耐水圧試験において、通気部品(防水性通気膜)の外面側に掛かる液圧を高くしていく過程で、まず最初に、防水性通気膜のうち通気部品本体との接合部付近で、試験液が防水性通気膜を浸透して内面側に染み出す“染み出し現象”が発生する傾向があることが判明した。この理由は、防水性通気膜の外面側に液圧が掛かると、防水性通気膜が内面側に向かって凸面状に膨らむが、その際、防水性通気膜のうち通気部品本体との接合部付近では、接合部側が通気部品本体に拘束されているため、局部的に防水性通気膜の伸び率が大きくなって、防水性通気膜の微細孔が他の部分よりも拡大しているためであると考えられる。
そこで、本発明のように、防水性通気膜のうち通気口周縁部との接合部内周側に沿う領域に通気性(つまり透水性)を遮断又は低下させるシール材を設けるシール処理を施せば、防水性通気膜に液圧が掛かったときに、防水性通気膜のうち通気部品本体との接合部付近で局部的に防水性通気膜の伸び率が大きくなるという事情があっても、シール処理によって、防水性通気膜のうち通気部品本体との接合部付近の耐水圧性能を高めることができ、要求耐水圧に達する前に“染み出し現象”が発生することを防止することができる。しかも、防水性通気膜のうちシール処理が施されていない部分で、防水性通気膜の本来の通気性を維持することができる。
この場合、請求項2のように、シール材を、防水性通気膜のうち通気口周縁部との接合部からその内周側に連続して設けるようにすると良い。このようにすれば、防水性通気膜のうち通気口周縁部との接合部付近の耐水圧性能を確実に高めることができる。
また、請求項3のように、シール材を、防水性通気膜の外面側に設けるようにすると良い。このようにすれば、防水性通気膜の外面側に液圧が掛かったときに、液圧がシール材を防水性通気膜に押し付ける方向に作用するため、シール材を防水性通気膜から剥がれ難くすることができる。
尚、シール材は、防水性通気膜の外面側のみに限定されず、請求項4のように、シール材を、防水性通気膜の外面側と内面側の両側に設けるようにしても良い。このようにすれば、防水性通気膜の両側に設けたシール材によって防水性通気膜のうち通気口周縁部との接合部付近の耐水圧性能を更に高めることができる。
また、請求項5のように、シール材は、柔軟性を有する材料で形成すると良い。このようにすれば、防水性通気膜に圧力が掛かって防水性通気膜が凸面状に膨らんだときに、シール材を防水性通気膜に追従させて変形させることができ、シール材の破損を防止して防水性通気膜の耐水圧性能を確実に高めることができる。
更に、請求項6のように、シール材は、防水性通気膜と異なる色を呈する材料で形成すると良い。或は、請求項17のように、シール材は、防水性通気膜と異なる色に着色するようにしても良い。このようにすれば、シール処理が施された防水性通気膜であることを容易に判別することができる。
また、請求項7,18のように、シール材は、撥水性を有する材料で形成するようにしても良い。このようにすれば、防水性通気膜の耐水圧性能を更に高めることができる。
また、請求項8のように、防水性通気膜のうちシール処理が施された部分は、シール材の強度が付加されることで他の部分よりも面方向の引張強度が高まるようにすると良い。このようにすれば、防水性通気膜に液圧が掛かったときに、防水性通気膜のうち通気部品本体との接合部付近で防水性通気膜の伸び率が過度に大きくなることを防止することができる。
尚、本発明の通気部品は、請求項9のように、通気性を要するケースの通気穴に装着される通気栓又はその構成部品であっても良いし、請求項10のように、通気性を要するケース又はその構成部品であっても良い。
また、本発明の通気部品を製造する場合には、請求項11のように、防水性通気膜にシール処理を施すシール工程の後に、通気部品本体に防水性通気膜を接合する接合工程に進むようにしても良い。或は、請求項12のように、通気部品本体に防水性通気膜を接合する接合工程の後にシール工程に進むようにしても良い。いずれの場合でも、本発明の通気部品を製造することができる。
また、請求項13のように、シール工程において、防水性通気膜の微細孔に液状のシール材を浸透させて硬化又は固化させるようにしても良い。このようにすれば、防水性通気膜の表面にほぼ均一なシール材層を形成することができる。
この場合、請求項14のように、液状のシール材として、樹脂の溶融液と水溶性固形物の水溶液と熱可塑性材料の溶融液のうちの少なくとも1つを用いると良い。ここで、樹脂の溶融液は、例えば、ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤、その他の液状の接着剤等を用いることができる。また、水溶性固形物の水溶液は、例えば、植物系糊、酢酸ビニル系接着剤等を用いることができる。また、熱可塑性材料の溶融液は、例えば、熱可塑性エラストマー等を用いることができる。
或は、請求項15のように、シール工程において、防水性通気膜の微細孔をフィルム状又は微粉末状のシール材で塞ぐようにしても良い。このようにすれば、防水性通気膜の表面にフィルム状又は微粉末状のシール材でシール材層を形成することができる。
この場合、請求項16のように、シール材は、該シール材の半固形物を防水性通気膜上に延ばしてフィルム状にしたもの又は該シール材の固形物を防水性通気膜に擦り付けて微粉末状にしたものを用いると良い。ここで、シール材の半固形物としては、例えば、油性ワックスやパラフィン等を用いることができる。また、シール材の固形物としては、例えば、クレヨン、鉛筆、スティック糊等を用いることができる。
また、通気部品本体と防水性通気膜との接合方法は、例えば、請求項19のように、通気部品本体の射出成形型内に防水性通気膜をセットした状態で該射出成形型内に加熱溶融材料を充填して通気部品本体を成形することで通気部品本体と防水性通気膜とを一体化するようにしても良い。このようにすれば、通気部品本体を成形するのと同時に、通気部品本体と防水性通気膜とを接合することができる。
或は、請求項20のように、予め成形された通気部品本体に防水性通気膜をセットした状態で通気部品本体と防水性通気膜とを加熱して融着させるようにしても良い。このようにしても、通気部品本体と防水性通気膜とを接合することができる。
一般に、防水性通気膜は、非常に薄いため、通気部品本体に接合する前の単品状態では、取り扱い(持ち運びや保管等)が困難である。そこで、請求項22のように、通気部品本体に接合する前の防水性通気膜は、所定の形状に裁断された状態でキャリアシート上に剥離可能に貼着するようにすると良い。このようにすれば、通気部品本体に接合する前の防水性通気膜の取り扱い(持ち運びや保管等)を容易にすることができる。
更に、請求項23のように、防水性通気膜は、通気性を有する補強用のバッキングシートを片面に積層するようにしても良い。或は、請求項24のように、防水性通気膜は、補強用のバッキングシートを両面に積層するようにしても良い。このようにすれば、防水性通気膜を通気部品本体に接合する際に、防水性通気膜が折れ曲がったりする等の不具合を防止することができると共に、補強用のバッキングシート(例えば不織布等)を利用して通気層を通気部品本体に強固に接合することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を6つの実施例1〜6を用いて説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図6に基づいて説明する。
図1に示すように、自動車のパワーウインドウ等の電動モータを収容するモータケース11には、円形の差し込み凹部12が設けられ、この差し込み凹部12に、後述する通気栓13(通気部品)が差し込み装着されるようになっている。
図3に示すように、差し込み凹部12の底壁の中央部には、円形の通気穴14が内外方向に貫通するように形成されている。一方、通気栓13は、合成樹脂、ゴム、熱可塑性エラストマー等の弾性ポリマー材料の射出成形により有底円筒状に形成され、この通気栓13の底壁の中央部に、円形の通気口15が差し込み凹部12の通気穴14とほぼ同じ内径寸法で内外方向に貫通するように形成されている。また、通気栓13の通気口15の周縁部には、円筒状のシート固定部16が形成され、このシート固定部16の上面部に接合固定された通気シート17によって通気口15が覆われている。更に、シート固定部16の内周上端部には、通気シート17の変形を抑制する略Y字形状のブリッジ18(図2参照)が内面側に一体に形成されている。尚、通気口15の内径が小さい場合(例えば、内径が5mm以下の場合)には、ブリッジ18を省略した構成としても良い。
また、通気栓13の外周面には、複数の環状突部19が形成され、この環状突部19が差し込み凹部12の内周面に弾接することで、通気栓13の外周面と差し込み凹部12の内周面との間の隙間をシールすると共に、通気栓13を差し込み凹部12に抜け止め保持するようになっている。
図4に示すように、通気シート17は、通気性と防水性を有する防水性通気膜20の内面側に、補強用のバッキングシート21を積層して構成されている。防水性通気膜20は、例えば、孔径が0.1μm〜10μmの多数の不規則形状の微細孔20aが不規則方向に形成されたポリテトラフルオロエチレン樹脂製の多孔質膜であり、気体の通過を許容し且つ液体の通過を阻止するようになっている。この防水性通気膜20は、例えば、数μm〜数百μmの厚さ寸法で形成されている。一方、バッキングシート21は、ポリエステル、ポリオレフィン等の樹脂繊維で形成された不織布又は織布であり、樹脂繊維間に多数の空隙21aが形成されている。このバッキングシート21は、例えば、数十μm〜数千μmの厚さ寸法で形成されている。
通気シート17は、後述する成形工程で、通気栓13の成形材料をバッキングシート21の空隙21a(より好ましくは、バッキングシート21の空隙21a及び防水性通気膜20の微細孔20a)に浸透させて固化させることで、アンカー作用により通気栓13のシート固定部16の上面部に通気シート17が接合固定されて一体化されている。
また、通気シート17の外面側(防水性通気膜20の外面側)のうち少なくともシート固定部16との接合部内周側に沿った接合部内周側領域(図4に矢印Aで示す領域)には、防水性通気膜20の微細孔20aをシール材22で塞ぐシール処理が施されている。尚、このシール処理は、必ずしも接合部内周側領域の全ての微細孔20aをシール材22で完全に塞ぐ必要は無く、例えば、微細孔20aにシール材22を入り込ませて微細孔20aを小さくする程度でも良く、要は、シール処理によって、防水性通気膜20の接合部内周側領域における通気性を遮断又は低下させて耐水圧性能を高める(透水性を低下させる)ことができれば良い。
また、通気シート17の外面側(防水性通気膜20の外面側)のうちシート固定部16との接合部内周側から防水性通気膜20及びバッキングシート21の外周端面までを含む領域(図4に矢印Bで示す領域)に、連続してシール処理を施すようにしても良い。このようにすれば、防水性通気膜20の外周端面やバッキングシート21の外周端面からの水の浸透を防ぎ、耐水圧性能を高めることができる。更に、シート固定部16にブリッジ18が一体に形成された構成では、通気シート17の外面側(防水性通気膜20の外面側)のうちブリッジ18との接合部及びその近傍にも、シール処理を施すようにしても良い(図3参照)。
尚、シール処理を施す範囲は、通気口15の面積の50%以下(より好ましくは25%以下)にすると良い。これにより、通気栓13の良好な通気性を保つことができる。
また、シール処理によって防水性通気膜20のうちシール材22が設けられた部分は、シール材22自体の強度及び/又はシール材22が防水性通気膜20の隣接部分同士を連結する連結強度が付加されて、他の部分よりも面方向の引張強度が高められている。これにより、防水性通気膜20に液圧が掛かったときに、防水性通気膜20のうちシート固定部16との接合部付近で防水性通気膜20の伸び率が過度に大きくなることを防止するようになっている。
本実施例1では、後述するシール工程で、防水性通気膜20のシール処理予定領域に液状のシール材22を塗布して、図4にドットで示すように防水性通気膜20の微細孔20aに液状のシール材22を不規則形状で不規則方向に浸透させた後に、乾燥等の処理でシール材22を硬化又は固化させることで、防水性通気膜20の表面にほぼ均一なシール材層を形成すると共に、前記微細孔20aに入り込んで硬化又は固化したシール材22のアンカー作用で固着するようにしている。液状のシール材22としては、合成樹脂を有機溶剤中に溶解させた樹脂溶融液(例えば、ゴム系接着剤、ウレタン系接着剤、その他の液状の接着剤等)や、水溶性固形物の水溶液(例えば、植物系糊、酢酸ビニル系接着剤等)が用いられる。尚、上記の溶融液や水溶液は、塗料や目止め剤に分類されるものであっても同様に適用できる。
更に、シール処理に用いるシール材22は、次のような特徴がある。シール材22は、固化した後でも柔軟性及び/又は伸び性を有する材料で形成されている。これにより、防水性通気膜20に圧力が掛かって防水性通気膜20が凸面状に膨らんだときに、シール材22を防水性通気膜20に追従させて変形させることができ、シール材22の破損を防止して防水性通気膜20の耐水圧性能を確実に高めることができるようになっている。
また、シール材22は、防水性通気膜20と異なる色を呈する材料で形成されるか又は、防水性通気膜20と異なる色に着色され、シール処理が施された防水性通気膜20であることを容易に判別することができるようになっている。更に、シール材22は、撥水性を有する材料で形成され、防水性通気膜20の耐水圧性能を更に高めることができるようになっている。
次に、通気栓13の製造方法について説明する。まず、シール処理が施されていない通気シート17を準備し、成形工程に進む。この成形工程では、図5に示すように、通気栓13本体を成形するための射出成形型23内に通気シート17をセットして射出成形型23を閉じる。この射出成形型23には、通気シート17を上下方向に挟む面(パーティング面)のうち通気シート17の中央部に相当する領域に、それぞれ凹部24が形成されている。これにより、通気シート17中央部が射出成形型23で圧縮されることを防止して、通気シート17中央部の通気性能が損なわれることを回避するようにしている。
この後、射出成形型23内に加熱溶融した熱可塑性合成樹脂等のポリマー材料を射出して充填すると共に、該ポリマー材料をバッキングシート21の空隙21a(より好ましくは、バッキングシート21の空隙21a及び防水性通気膜20の微細孔20a)に浸透させた後、ポリマー材料を冷却固化させることで、通気栓13本体を成形すると同時にシート固定部16の上面部に通気シート17の外周部を接合固定して一体化する。この後、射出成形型23を開いて、通気シート17が接合固定された通気栓13を、突き出しピン25で突き出して射出成形型23から取り出す。この成形工程が特許請求の範囲でいう接合工程としての役割を果たす。
成形工程の終了後、シール工程に進む。このシール工程で用いるシール材塗布装置26は、図6に示すように、通気栓13を位置決め保持する筒状保持部27が保持台28の上面に設けられ、この保持台28の上方に、塗布ヘッド29が配置されている。この塗布ヘッド29には、液状のシール材22を含浸可能なスポンジやフェルト等の軟質の多孔質材で形成されたシール材塗布部30が固定されている。このシール材塗布部30は、通気シート17のシール処理予定領域の全体に接触できるように環状に形成されている。また、シール材タンク31には、該タンク31内に貯溜した液状のシール材22を撹拌する撹拌器32が設けられ、このシール材タンク31内に貯溜された液状のシール材22がポンプ33により供給パイプ34を介して塗布ヘッド29のシール材塗布部30に適量ずつ供給されるようになっている。尚、シール材22を防水性通気膜20と異なる色に着色する場合には、シール材タンク31内に貯溜した液状のシール材22に顔料や染料を混入する。この場合には、液状のシール材22として、油性又は水性筆記具のインキとして分類されるものを使用することができる。
このシール工程では、まず、通気シート17が接合固定された通気栓13を保持台28の筒状保持部27にセットする。この後、塗布ヘッド29をアクチュエータ(図示せず)又は手動で下方に移動させてシール材塗布部30を通気シート17(防水性通気膜20)に接触させて液状のシール材22を防水性通気膜20のシール処理予定領域(少なくとも接合部内周側領域)に塗布する。これにより、防水性通気膜20の微細孔20aに液状のシール材22を浸透させた後、シール材22を乾燥硬化又は固化させることで、防水性通気膜20の表面にほぼ均一なシール材層を形成する。これにより、通気栓13の製造が完了する。
以上説明した本実施例1では、防水性通気膜20のうち少なくとも接合部内周側領域にシール材22を設けて通気性を遮断又は低下させるシール処理を施すようにしたので、防水性通気膜20に液圧が掛かったときに、防水性通気膜20のうちシート固定部16との接合部付近で局部的に防水性通気膜20の伸び率が大きくなるという事情があっても、シール処理によって、防水性通気膜20のうちシート固定部16との接合部付近の耐水圧性能を高めることができ、要求耐水圧に達する前に“染み出し現象”が発生することを防止することができる。また、硬化又は固化したシール材22により、防水性通気膜20のうちシール材22を塗布した部分ではシール材22の呈する強度が付加されるので面方向の引張強度が他の部分よりも高まり、過度の伸びを防ぐことができる。しかも、防水性通気膜20のうちシール処理が施されていない中央部分で、防水性通気膜20の本来の通気性を維持することができる。これにより、通気栓13の通気性を十分に確保しながら防水性を高めることができ、通気栓13ひいてはモータケース11の信頼性を向上させることができる。
また、本実施例1では、防水性通気膜20の外面側にシール材22を設けるようにしたので、防水性通気膜20の外面側に液圧が掛かったときに、液圧がシール材22を防水性通気膜20に押し付ける方向に作用して、シール材22を防水性通気膜20から剥がれ難くすることができる。
更に、本実施例1では、通気栓13本体の射出成形型23内に通気シート17をセットして通気栓13本体を射出成形するインサート成形によって通気栓13本体と通気シート17とを接合固定して一体化するようにしたので、通気栓13本体を成形するのと同時に通気栓13本体に通気シート17を接合固定することができ、通気栓13を能率良く製造することができる。
また、本実施例1では、薄い防水性通気膜20の内面側に、補強用のバッキングシート21を積層するようにしたので、防水性通気膜20を通気栓13本体に接合する際に、防水性通気膜20が折れ曲がったりする等の不具合を防止することができると共に、補強用のバッキングシート21を利用して防水性通気膜20を通気栓13本体に強固に接合することが可能となる。
次に、図7を用いて本発明の実施例2を説明する。本実施例2では、シール工程で用いるシール材塗布装置35は、図7に示すように、保持台28の上方に、塗布ペン36が配置され、この塗布ペン36の先端に、液状のシール材22を含浸可能な軟質のスポンジやフェルト等の多孔質材で形成された円柱形状又は角柱形状のシール材塗布部37が固定されている。そして、シール材タンク31内に貯溜された液状のシール材22がポンプ33により供給パイプ34を介して塗布ペン36のシール材塗布部37に供給されるようになっている。
シール工程では、通気シート17が接合固定された通気栓13を保持台28の筒状保持部27にセットした後、塗布ペン36をロボット等のアクチュエータ(図示せず)又は手動で下方に移動させてシール材塗布部37を通気シート17(防水性通気膜20)に接触させる。この状態で、塗布ペン36をアクチュエータ(図示せず)又は手動で通気栓13の外周に沿って矢印X方向に回転移動させることで、防水性通気膜20のシール処理予定領域(少なくとも接合部内周側領域)に液状のシール材22を塗布する。これにより、防水性通気膜20の微細孔20aに液状のシール材22を浸透させた後、シール材22を乾燥硬化又は固化させることで、防水性通気膜20の表面にほぼ均一なシール材層を形成する。
以上説明した本実施例2においても、防水性通気膜20のうち少なくとも接合部内周側領域にシール材22を設けて通気性を遮断又は低下させるシール処理を施すことができ、前記実施例1とほぼ同じ効果を得ることができる。
尚、シール材22の塗布範囲が円環状の場合には、上記の方法とは逆に、塗布装置35の塗布ペン36の位置を固定して、通気栓13を軸Zを中心にして矢印Y方向に回転させるようにしても良い。また、通気シート17(防水性通気膜20)の中央部をマスキングして、液状のシール材22をスプレー等で塗布するようにしても良い。
上記各実施例1,2では、インサート成形によって通気栓13のシート固定部16の上面部に通気シート17の外周部を接合固定するようにしたが、図8に示す本発明の実施例3では、インサート成形によってシート固定部16で通気シート17の外周部の両面を挟むように通気栓13本体を成形することで、シート固定部16に通気シート17の外周部を埋設して固定するようにしている。このようにすれば、通気栓13のシート固定部16に通気シート17を強固に固定することができる。
上記各実施例1〜3では、インサート成形によって通気栓13のシート固定部16に通気シート17を固定するようにしたが、図9に示す本発明の実施例4では、成形工程で通気栓13本体を成形した後、接合工程で通気栓13のシート固定部16と通気シート17のバッキングシート21とを熱融着させるようにしている。
この接合工程で用いる超音波接合装置38は、通気栓13を位置決め保持する保持台39の上方に、超音波発生器(図示せず)が配置され、超音波ホーン40による超音波振動によってシート固定部16とバッキングシート21とを加熱して融着させる。このようにしても、通気栓13のシート固定部16の上面部に通気シート17を接合固定することができる。
次に、図10及び図11を用いて本発明の実施例5を説明する。図10に示すように、自動車の電気部品等を収容する樹脂製の電気部品ケース41は、ガラス繊維入りPBT樹脂やガラス繊維入りPPS樹脂等の硬質樹脂製のケース本体42(通気部品)に、該ケース本体42と同様の硬質樹脂製のケース蓋43(通気部品)がビスの締め付け又は接着等により取り付けられ、このケース本体42の側面とケース蓋43の上面に、それぞれ通気口44(図11参照)が形成されている。尚、通気口44の形成位置や数は、ケース本体42の側面とケース蓋43の上面の2箇所に限定されず、適宜変更しても良い。
図11に示すように、各通気口44の周縁部には、それぞれシート固定部45が形成され、各シート固定部45に、通気シート17が接合固定されている。この場合、インサート射出成形によってケース本体42やケース蓋43のシート固定部45に通気シート17を接合固定するようにしても良いが、超音波振動によってケース本体42やケース蓋43のシート固定部45に通気シート17を熱融着させて接合固定するようにしても良い。更に、各通気シート17は、防水性通気膜20の外面側のうち少なくとも接合部内周側領域にシール材22を設けて通気性を遮断又は低下させるシール処理が施されている。
以上説明した本実施例5では、電気部品ケース41のケース本体42やケース蓋43の通気口44を覆う通気シート17(防水性通気膜20)にシール処理を施すようにしたので、電気部品ケース41の通気性を十分に確保しながら防水性を高めることができ、電気部品ケース41の信頼性を向上させることができる。
上記各実施例1〜5では、通気部品(通気栓13、ケース本体41、ケース蓋42)を製造する際に、通気部品本体に通気シート17を接合する接合工程(又は成形工程)の後に、通気シート17(防水性通気膜20)にシール処理を施すシール工程に進むようにしたが、図12に示す本発明の実施例6では、通気シート17(防水性通気膜20)に予めシール処理を施した通気シート17を用い、通気部品本体に通気シート17を接合する接合工程に進むようにしている。
この場合、図12に示すように、シール処理を施した通気シート17(通気部品本体に接合する前の通気シート17)は、通気部品本体に接合する形状(例えば円形状)に円形刃で分離線が作られた状態でキャリアシート46上に剥離可能に貼着しておくようにすると良い。このようにすれば、通気部品本体に接合する前の通気シート17の取り扱い(持ち運びや保管等)を容易にすることができる。
尚、上記各実施例1〜6では、シール工程において、液状のシール材22として、合成樹脂を有機溶剤中に溶解させた樹脂溶融液や水溶性固形物の水溶液を用いるようにしたが、熱可塑性材料(例えば熱可塑性エラストマーや熱可塑性樹脂等)の加熱溶融液を用いるようにしても良い。
また、シール工程において、防水性通気膜20の微細孔20aをフィルム状又は微粉末状のシール材で塞ぐようにしても良い。このようにすれば、防水性通気膜20の表面にフィルム状又は微粉末状のシール材でシール材層を形成することができる。この場合、シール材は、クリーム状やワックス状の半固形物(例えば、油性ワックスやパラフィン等)又は固形物(例えば、クレヨン、鉛筆、スティック糊等)を防水性通気膜20に擦り付けてフィルム状に延ばしたもの又は微粉末状にしたものを用いると良い。或は、シール工程において、防水性通気膜20のシール処理予定領域(少なくとも接合部内周側領域)に防水性フィルム等を貼着するようにしても良い。
また、上記各実施例1〜6では、防水性通気膜20の外面側に、シール処理を施すようにしたが、防水性通気膜20の外面側と内面側の両側に、シール処理を施すようにしても良い。
また、上記各実施例1〜6では、防水性通気膜20の内面側に、バッキングシート21を積層するようにしたが、防水性通気膜20の外面側に、バッキングシート21を積層するようにしても良く、この場合には、防水性通気膜20が部品本体と接合する。
また、防水性通気膜20の内面側と外面側の両側に、バッキングシート21を積層するようにしても良い。或は、防水性通気膜20にバッキングシート21を積層しない構成、つまり、防水性通気膜20単体を用いる構成としても良い。
また、通気部品は、通気栓を構成する複数部品のうちの1つであっても良い。
本発明の実施例1におけるモータケースの外観斜視図である。 通気栓の平面図である。 図2のA−A断面図である。 通気シートとシート固定部との接合部及びその周辺部の拡大断面図である。 射出成形型の断面図である。 実施例1のシール材塗布装置の概略構成である。 実施例2のシール材塗布装置の概略構成である。 実施例3の通気栓の断面図である。 実施例4の超音波接合装置の概略構成である。 実施例5の電気部品ケースの外観斜視図である。 図10のB−B断面図である。 実施例6の通気シートが貼着されたキャリアシートの平面図である。
符号の説明
11…モータケース、12…差し込み凹部、13…通気栓(通気部品)、14…通気穴、15…通気口、16…シート固定部、17…通気シート、20…防水性通気膜、21…バッキングシート、22…シール材、23…射出成形型、26…シール材塗布装置、35…シール材塗布装置、38…超音波接合装置、41…電気部品ケース、42…ケース本体(通気部品)、43…ケース蓋(通気部品)、44…通気口、45…シート固定部、46…キャリアシート

Claims (24)

  1. 通気部品本体の通気口を、通気性と防水性を有する多数の微細孔が形成された防水性通気膜で覆うように該通気口の周縁部に該防水性通気膜を接合した通気部品であって、
    前記防水性通気膜のうち前記通気口周縁部との接合部内周側に沿う領域に通気性を遮断又は低下させるシール材が設けられていることを特徴とする通気部品。
  2. 前記シール材は、前記防水性通気膜のうち前記通気口周縁部との接合部からその内周側に連続して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の通気部品。
  3. 前記シール材は、前記防水性通気膜の外面側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の通気部品。
  4. 前記シール材は、前記防水性通気膜の外面側と内面側の両側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の通気部品。
  5. 前記シール材は、柔軟性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の通気部品。
  6. 前記シール材は、前記防水性通気膜と異なる色を呈する材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の通気部品。
  7. 前記シール材は、撥水性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の通気部品。
  8. 前記防水性通気膜のうち前記シール材が設けられた部分は、他の部分よりも面方向の引張強度が高められていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の通気部品。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の通気部品は、通気性を要するケースの通気穴に装着される通気栓又はその構成部品であることを特徴とする通気部品。
  10. 請求項1乃至8のいずれかに記載の通気部品は、通気性を要するケース又はその構成部品であることを特徴とする通気部品。
  11. 通気部品本体の通気口を、通気性と防水性を有する多数の微細孔が形成された防水性通気膜で覆うように該通気口の周縁部に該防水性通気膜を接合した通気部品を製造する方法であって、
    前記防水性通気膜のうち前記通気口周縁部との接合予定部内周側に沿う領域に通気性を遮断又は低下させるシール材を設けるシール工程と、
    前記シール工程後に前記通気部品本体の通気口周縁部に前記防水性通気膜を接合する接合工程と
    を含むことを特徴とする通気部品の製造方法。
  12. 通気部品本体の通気口を、通気性と防水性を有する多数の微細孔が形成された防水性通気膜で覆うように該通気口の周縁部に該防水性通気膜を接合した通気部品を製造する方法であって、
    前記通気部品本体の通気口周縁部に前記防水性通気膜を接合する接合工程と、
    前記接合工程後に前記防水性通気膜のうち前記通気口周縁部との接合部内周側に沿う領域に通気性を遮断又は低下させるシール材を設けるシール工程と
    を含むことを特徴とする通気部品の製造方法。
  13. 前記シール工程において、前記防水性通気膜の微細孔に液状のシール材を浸透させて硬化又は固化させることを特徴とする請求項11又は12に記載の通気部品の製造方法。
  14. 前記液状のシール材として、樹脂の溶融液と水溶性固形物の水溶液と熱可塑性材料の溶融液のうちの少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項13に記載の通気部品の製造方法。
  15. 前記シール工程において、前記防水性通気膜の微細孔をフィルム状又は微粉末状のシール材で塞ぐことを特徴とする請求項11又は12に記載の通気部品の製造方法。
  16. 前記シール材は、該シール材の半固形物を前記防水性通気膜上に延ばしてフィルム状にしたもの又は該シール材の固形物を前記防水性通気膜に擦り付けて微粉末状にしたものであることを特徴とする請求項15に記載の通気部品の製造方法。
  17. 前記シール材は、前記防水性通気膜と異なる色に着色されていることを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載の通気部品の製造方法。
  18. 前記シール材は、撥水性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項11乃至17のいずれかに記載の通気部品の製造方法。
  19. 前記接合工程において、前記通気部品本体の射出成形型内に前記防水性通気膜をセットした状態で該射出成形型内に加熱溶融材料を充填して前記通気部品本体を成形することで前記通気部品本体と前記防水性通気膜とを一体化することを特徴とする請求項11乃至18のいずれかに記載の通気部品の製造方法。
  20. 前記接合工程において、予め成形された前記通気部品本体に前記防水性通気膜をセットした状態で前記通気部品本体と前記防水性通気膜とを加熱して融着させることを特徴とする請求項11乃至18のいずれかに記載の通気部品の製造方法。
  21. 通気性と防水性を有する多数の微細孔が形成されると共に、通気部品本体の内外方向に貫通する通気口を覆うように該通気部品本体の通気口周縁部に接合される防水性通気膜であって、
    前記通気口周縁部との接合予定部内周側に沿う領域に通気性を遮断又は低下させるシール材が設けられていることを特徴とする防水性通気膜。
  22. 請求項21に記載の防水性通気膜は、所定の形状に裁断された状態でキャリアシート上に剥離可能に貼着されていることを特徴とする防水性通気膜。
  23. 請求項21又は22に記載の防水性通気膜は、補強用のバッキングシートが片面に積層されていることを特徴とする防水性通気膜。
  24. 請求項21又は22に記載の防水性通気膜は、補強用のバッキングシートが両面に積層されていることを特徴とする防水性通気膜。
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