JPH08327760A - 携帯用無線装置 - Google Patents

携帯用無線装置

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JPH08327760A
JPH08327760A JP29991095A JP29991095A JPH08327760A JP H08327760 A JPH08327760 A JP H08327760A JP 29991095 A JP29991095 A JP 29991095A JP 29991095 A JP29991095 A JP 29991095A JP H08327760 A JPH08327760 A JP H08327760A
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JP
Japan
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case
ventilation
ventilation passage
wireless device
filter
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Application number
JP29991095A
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English (en)
Inventor
Atsushi Miyazawa
淳 宮澤
Teruo Sakurai
照夫 桜井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C5/00Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
    • A44C5/14Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps characterised by the way of fastening to a wrist-watch or the like
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B2001/3894Waterproofing of transmission device

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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  • Electric Clocks (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Structure Of Receivers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体ケース内外間の通気性を損なうことな
く、ケース内部への水や埃の侵入を極力抑制することが
できる携帯用無線装置を提供することをその目的とす
る。 【解決手段】 本体ケース4に、ケース内部とケース外
部とを連通する空気電池11用の通気通路21を形成し
た携帯用無線装置1において、通気通路21が、ケース
内部とケース外部との間で屈曲して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるページャ
等の携帯用無線装置において、特に、腕時計型やカード
型などの携帯用無線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯用無線装置では、定
常的に取り出せる電流値が大きくかつ小型の空気電池が
電源として用いられている。このため、その本体ケース
には、ケース内部とケース外部を連通する通気孔(通気
通路)を形成する必要がある。かかる通気孔を備えてい
るものとして、特開平4−207638号公報に記載さ
れた腕時計型個別呼出用受信機が知られている。この従
来の受信機は、裏面側に開口する開口部を有する本体ケ
ースと、本体ケースを腕に装着するためのバンドと、本
体ケースの開口部内に配置され空気電池を収納する電池
ケースと、開口部を密封する裏カバーとを備えている。
電池ケースの側壁には通気孔が形成されており、それに
対応する本体ケースの所定の箇所にも通気孔が形成され
ている。また、バンドにも、開口が上方に向いている通
気孔が、本体ケースの通気孔に対応する箇所に形成され
ており、これによって本体ケースの通気孔とケース外部
とが連通される。さらに、裏カバーには、本体ケースに
取り付けた際に、電池ケースの通気孔と本体ケースの通
気孔とを連通可能にするための切欠部が形成されてい
る。この受信機では、バンドの通気孔、本体ケースの通
気孔、裏カバーの切欠部および電池ケースの通気孔を介
して、空気電池に空気が供給されるようになっている。
以下、この従来技術を第1の従来技術という。
【0003】また、図14は、他の従来技術の通気孔廻
りの断面図である。この通気孔42は、本体ケース41
に単純に開口を形成したものであり、通気孔42には、
これを覆うように本体ケース41の内側から両面粘着テ
ープ43により通気フィルタ44が取り付けられてい
る。通気フィルタ44は、防水性のフィルタであり、水
滴を遮断し空気のみを通すようになっている。以下、こ
の従来技術を第2の従来技術という。
【0004】同様に、図15は、他の従来技術の通気孔
廻りの断面図である。この通気孔52も、本体ケース5
1に単純に開口を形成したものであり、通気孔52に
は、これを覆うように本体ケース51の内側から通気フ
ィルタ53が接着されている。この場合、通気フィルタ
53は、メッシュのフィルタ押え54により、本体ケー
ス51の内側から通気孔52に押し当てられている。以
下、この従来技術を第3の従来技術という。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の携帯用無線装置には、以下の問題点がある。すな
わち、第1から第3の従来技術においては、通気孔が、
内外方向に直線的に延びて形成されている。このため、
これらの従来技術には、この部分に水滴や汗および埃な
どが付着し易いため、目詰まりするおそれがあるという
共通した問題点がある。
【0006】また、第1の従来技術では、バンドに形成
された通気孔の開口が上方に向いているので、水滴や塵
などが、侵入し易く、かつその部位に溜まり易い。この
ため、本体ケースおよび電池ケースの各通気孔を塞いで
しまうことがある。この場合、バンドの厚みをある程度
厚くして通気孔の大きさを大きくすることも考えられ
る。しかし、この場合にあっては、バンドの曲がりが悪
くなるので、腕への装着性が著しく悪化するという問題
点が生じてしまう。また、通気孔が形成されているため
に、バンドを他の製品に応用することができず、バンド
の汎用性がないという問題点も生じる。さらに、本体ケ
ース内に電池ケースを配置していることから、本体ケー
スと電池ケースとの間、および裏カバーと電池ケースと
の間を防水構造にする必要があるために、これらの間に
パッキンをそれぞれ配設しなければならない。この結
果、受信機の構造が複雑になると共に受信機の小型化が
困難になっている。
【0007】また、第2、第3の従来技術では、通気孔
が浅く形成されているため、この部分に尖ったものが当
たると通気フィルタが破損、或いは剥がれるおそれがあ
るという問題点がある。さらに、第3の従来技術では、
構造が複雑になると共に、接着剤の流れ出しにより、通
気フィルタが目詰まりする不具合がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、本体ケース内外間の通気性を
損なうことなく、ケース内部への水や埃の侵入を極力抑
制することができる携帯用無線装置を提供することをそ
の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の携帯用無線装置は、本体ケースに、ケース
内部とケース外部とを連通する空気電池用の通気通路を
形成した携帯用無線装置において、通気通路が、ケース
内部とケース外部との間で屈曲して形成されていること
を特徴とする。
【0010】この携帯用無線装置では、本体ケースに形
成した空気電池用の通気通路が、ケース内部とケース外
部との間で屈曲していることにより、ケース外部から尖
った物が通気通路に当たっても、中間部の屈曲した部分
が邪魔になって、通気通路に深く挿入され難く、ケース
内部の構成部材を破損することがない。同様に、水滴な
ども、中間部の屈曲した部分が邪魔になって、通気通路
に深く流入し難くなる。
【0011】請求項2記載の携帯用無線装置は、本体ケ
ースに、ケース内部とケース外部とを連通する空気電池
用の通気通路を形成した携帯用無線装置であって、腕時
計様に携帯されるものにおいて、通気通路のケース外部
側の開口部が、腕時計のほぼ0時から3時およびほぼ9
時から12時のいずれか一方の角度範囲に相当する位置
に開口していることを特徴とする。
【0012】この携帯用無線装置では、通気通路のケー
ス外部側の開口部が、腕時計のほぼ0時から3時、また
は9時から12時の角度範囲に相当する位置に開口して
いることにより、手首に装着して携帯した状態で最も水
滴の掛かり難い部位に、ケース外部側の開口部を形成す
ることができる。すなわち、左手に装着した状態で手を
洗うときには、3時から9時に相当する角度範囲に飛散
した水滴が付着し易く、また洗った手を上に持ち上げる
と、手を伝わって流れてくる水が、12時から6時に相
当する角度範囲に付着し易い。このため、9時から12
時に相当する角度範囲が最も水分が付着し難く、このう
ち10時から11時の範囲が最も好ましい。一方、右手
に装着した状態で手を洗うときには、3時から9時に相
当する角度範囲に飛散した水滴が付着し易く、また洗っ
た手を上に持ち上げると、手を伝わって流れてくる水
が、6時から12時に相当する角度範囲に付着し易い。
このため、0時から3時に相当する角度範囲が最も水分
が付着し難く、このうち1時から2時の範囲が最も好ま
しい。したがって、製造過程において、左手装着用およ
び右手装着用という携帯用無線装置のタイプに合わせ
て、通気通路のケース外部側の開口部を、腕時計のほぼ
0時から3時およびほぼ9時から12時のいずれか一方
の角度範囲に相当する位置に開口させておくのが好まし
い。
【0013】請求項3記載の携帯用無線装置は、請求項
2記載の携帯用無線装置において、通気通路が、ケース
内部とケース外部との間で屈曲して形成されていること
を特徴とする。
【0014】この携帯用無線装置では、請求項1記載の
携帯用無線装置と同じように、ケース外部から尖った物
が通気通路に当たっても、ケース内部とケース外部との
間で屈曲した部分が邪魔になって、通気通路に深く挿入
され難く、ケース内部の構成部材を破損することがな
い。また、水滴なども、中間部の屈曲した部分が邪魔に
なって、通気通路に深く流入し難くなる。
【0015】請求項4記載の携帯用無線装置は、請求項
1から3のいずれかに記載の携帯用無線装置において、
通気通路は、本体ケースの厚み方向の中間位置に配設さ
れていることを特徴とする。
【0016】この携帯用無線装置では、本体ケース上方
から飛散してくる水滴や塵、および腕から伝わってくる
汗などが通気通路に侵入し難く、通気通路が目詰まりす
ることがない。
【0017】請求項5記載の携帯用無線装置は、請求項
1から4のいずれかに記載の携帯用無線装置において、
通気通路は、本体ケースの厚み方向の中央位置に配設さ
れていることを特徴とする。
【0018】この携帯用無線装置では、本体ケースの下
側から伝わってくる汗、および本体ケースの上側から飛
散してくる水滴や塵の両者が、共に通気通路に侵入し難
く、このため、通気通路の目詰まりが阻止される。
【0019】請求項6記載の携帯用無線装置は、請求項
1から5のいずれかに記載の携帯用無線装置において、
通気通路のケース側の開口部は、複数の開口によって形
成されていることを特徴とする。
【0020】この携帯用無線装置では、空気の取り込み
に必要な開口面積を確保することができると共に、通気
通路への水滴や塵などの侵入を防止することができる。
【0021】請求項7記載の携帯用無線装置は、請求項
1、3、4、5または6記載の携帯用無線装置におい
て、通気通路が、略「L」字状に屈曲していることを特
徴とする。
【0022】この携帯用無線装置では、通気通路が略
「L」字状に屈曲していることにより、これを機械加工
により形成する場合、および成形により形成する場合の
いずれにあっても、簡単に形成することができる。
【0023】請求項7記載の携帯用無線装置は、請求項
1、3、4、5または6記載の携帯用無線装置におい
て、通気通路が、略「S」字状に屈曲していることを特
徴とする。
【0024】この携帯用無線装置では、通気通路が略
「S」字状に屈曲していることにより、より一層、尖っ
た物などが侵入し難くなると共に、水滴などが流入し難
くなる。
【0025】請求項9記載の携帯用無線装置は、請求項
1から8のいずれかに記載の携帯用無線装置において、
通気通路のケース内部側の開口部には、通気フィルタが
設けられていることを特徴とする。
【0026】この携帯用無線装置では、通気通路のケー
ス内部側の開口部に通気フィルタを設けることにより、
空気の流通を許容した状態でケース内部への埃などの侵
入を有効に防止することができる。
【0027】請求項10記載の携帯用無線装置は、請求
項9記載の携帯用無線装置において、本体ケースのケー
ス内部には、通気フィルタを押さえるフィルタ押えが設
けられていることを特徴とする。
【0028】この携帯用無線装置では、通気フィルタを
押さえるフィルタ押えを設けることにより、通気通路を
介して、ケース外部から通気フィルタに力が加わって
も、通気フィルタが剥がれるなどの支障を生ずることが
ない。
【0029】請求項11記載の携帯用無線装置は、請求
項10記載の携帯用無線装置において、少なくとも着信
を報知する振動モータを備え、フィルタ押えは、一方の
面で通気フィルタを押さえると共に、他方の面で振動モ
ータを押さえるように配設されていることを特徴とす
る。
【0030】この携帯用無線装置では、フィルタ押えが
振動モータの緩衝材として機能する。このため、振動モ
ータ用緩衝材としての部品をなくすことができ、その分
コストダウンを図ることができる。
【0031】請求項12記載の携帯用無線装置は、請求
項10または11記載の携帯用無線装置において、通気
フィルタが防水性のフィルタであり、開口部の縁部と通
気フィルタとの間にシール部材を介在させたことを特徴
とする。
【0032】この携帯用無線装置では、通気フィルタが
防水性のフィルタであり、開口部の縁部と通気フィルタ
との間にシール部材を介在させることにより、空気の流
通を許容した状態で、ケース内部とケース外部との間の
シールを確実に行うことができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯用無線装置の
実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。この携帯用無線装置は腕時計型のページャであ
り、図1はその平面図、図2はその断面図である。両図
に示すように、携帯用無線装置1は装置本体2とバンド
3とで構成され、図3に示すように、手首Hに腕時計様
に装着して携帯する。装置本体2は、本体ケース4と、
本体ケース4の上部に設けたカバーガラス5と、裏蓋6
と、裏蓋6の中央に設けた電池蓋7とで外殻が構成され
ており、カバーガラス5越しに、液晶パネル8と、報知
用のLED9とが臨まれると共に、LED9を挟んで左
右に2つのスイッチボタン10,10が設けられてい
る。
【0034】本体ケース4内には、電池蓋7に載るよう
に空気電池11が配設され、空気電池11の上側にプリ
ント基板12が配設され、さらにプリント基板12の上
側に液晶パネル8が配設されている。また、プリント基
板12を囲うようにスロットアンテナ13が配設されて
いる。一方、図2において本体ケース4の左部には、振
動モータ14が内蔵されており、振動モータ14は上記
のLED9と共に、この携帯用無線装置1の報知手段を
構成している。プリント基板12の表面には、上記のL
ED9と、データデコーダ回路およびCPU回路を構成
するICのモールド体15と、ICを駆動させるチップ
素子16とが配設され、裏面には、無線受信回路を構成
するチップ素子17と、ダイレクトコンバージョン受信
を行うIC18と、局部発振回路を覆うシールドケース
19とが配設されている。
【0035】この携帯用無線装置1では、スロットアン
テナ13を介して、呼出信号とこれに続くメッセージ信
号が受信され、これらの信号に基づいて、振動モータ1
4および/またはLED9により呼出の報知が行われ、
液晶パネル8にメッセージが表示される。
【0036】ここで、第1実施形態の要部について説明
する。図4および図5に示すように、この携帯用無線装
置1では、主電源として空気電池11が用いられてお
り、本体ケース4には、この空気電池11を駆動させる
空気の通気通路21が形成されている。通気通路21
は、この携帯用無線装置1を腕時計に見立てた場合、ほ
ぼ10時の位置に配設され、本体ケース4の内外方向に
略「S」字状に屈曲形成されている。通気通路21のケ
ース外部側の開口部21aは、本体ケース4に形成され
た窪部4aに設けられると共に、図7に示す矢印A方向
と開口部21aの開口の向きとは互いにほぼ直交する関
係にあり、かつ、通気通路21内での屈曲方向は矢印A
方向と鋭角で交差する関係にある。したがって、矢印A
の方向から水滴などが飛散してきたとしても、開口部2
1aに水滴が掛かり難く、しかも、水滴が掛かったとし
てもケース内部に侵入し難くなっている。一方、通気通
路21のケース内部側の開口部21bは、振動モータ1
4の後側の空きスペースに面した平坦な部分に形成され
ている。また、通気通路21は、汗などが流入しないよ
うに、本体ケース4の側部の厚み(高さ)方向の中央位
置に配設されている(図9参照)。この結果、本体ケー
ス4の下側から伝わってくる汗、および本体ケース4の
上側から飛散してくる水滴や塵の両者が、共に通気通路
21に侵入し難く、このため、通気通路21の目詰まり
が阻止される。なお、通気通路21は、本体ケース4の
厚み方向の中央位置でなくとも、中間位置に配設されて
いればよい。
【0037】なお、通気通路21は、本体ケース4を成
形するときに同時に作り込むようにする。また、ケース
外部側およびケース内部側の各開口部21a,21b
は、図6(a)に示すように、正面視円形に形成される
が、楕円形や方形に形成してもよい。また、複数個の開
口として形成したり(同図(b)参照)、ケース外部側
の開口部21aに、プロテクタとして有孔板やメッシュ
部材などを設けるようにしてもよい。かかる場合には、
空気の取り込みに必要な開口面積を確保することができ
ると共に、水滴や塵の侵入を防止することができる。
【0038】図8および図9に示すように、通気通路2
1のケース内部側の開口部21bには、通気フィルタ2
2が設けられている。通気フィルタ22は、水滴を遮断
し空気のみを通す防水性の膜材であり、両面粘着テープ
23により、開口部21bを覆うようにその縁部に貼着
されている。これにより、本体ケース4に収納されてい
る空気電池11に空気中の酸素を容易に供給することが
できる。また、通気フィルタ22の背面(ケース内部
側)には、振動モータ14との間の空きスペースに充填
するように、フィルタ押え24が設けられている。フィ
ルタ押え24は、所望の通気性および弾性を有する部
材、例えば発泡ウレタンなどのいわゆるスポンジで構成
されており、一方の面で通気フィルタ22を押さえると
共に、他方の面で振動モータ14を押さえている。すな
わち、フィルタ押え24は、空気の流通を許容した状態
で、通気フィルタ22を剥がれないように押さえると共
に、振動モータ14の緩衝材として機能している。した
がって、通気通路21の外部から衝撃があったとして
も、通気フィルタ22が剥がれることはない。また、通
気通路21を本体ケース4の側部に設けたことにより、
フィルタ押え24の収納スペースを有効に利用できるこ
とになり、携帯用無線装置1の小型化を可能にする。さ
らに、通気フィルタ22を本体ケース4の側部内側のフ
ラットな部位に粘着することにより、組み立ての作業性
がよく、剥がれに対する信頼性も高くなっている。
【0039】以上のように第1実施形態によれば、通気
通路21を略「S」字状に形成しているので、空気電池
11に空気を供給するための通気性を損なうことがな
く、しかも、誤って或いは故意に、鋭利なものが通気通
路21に挿入されても、これが通気通路21に深く挿入
されることがなく、また水滴や埃などが通気通路21内
に深く入り込み難い構造になっている。このため、通気
フィルタ22が破損したり剥がれたりし難く、かつ水滴
や埃などで通気フィルタ22が目詰まりし難く、これに
より、通気通路21(通気フィルタ22)に良好な通気
性と良好な水密性とを合わせ持たせることができる。し
たがって、装置の信頼性を高めることができる。また、
フィルタ押え24が振動モータ14の緩衝材として機能
するため、振動モータ用緩衝材としての部品をなくすこ
とができ、その分コストダウンを図ることができる。
【0040】さらに、通気通路21が本体ケース4の側
部に形成され、空気が通気通路21を介して空気電池1
1に直接供給されている。このため、本体ケースと電池
ケースとの間に配設して水密性を高めるために用いてい
る第1の従来技術におけるパッキンなどが不要になる結
果、パッキンの部品コストや取り付けコストを削減する
ことができる。
【0041】また、通気通路21、つまり厳密には通気
通路21のケース外部側の開口部21aが、腕時計のほ
ぼ10時の位置に配設されており、人間工学的に、水滴
などが開口部21aに掛かり難い構造になっている。す
なわち、図3に示す矢印A(図7における矢印A方向と
同じ方向)、矢印Bおよび矢印Cは、日常生活の中で手
を洗う際に、水滴が飛散してくる方向である。また、矢
印Bは、洗った手を上げたり、傘を持ったときに水滴が
飛散或いは流下してくる方向であり、矢印Cは、手に持
った飲料をこぼしたときに、飲料が飛散してくる方向で
ある。したがって、通気通路21を10時の位置に配設
することにより、通気通路21の開口部21aに水滴が
掛かり難くすることができ、この点でも水密性を向上さ
せることができる。
【0042】次に、図10および図11を参照して、本
発明の第2実施形態について説明する。図10は通気通
路21廻りの断面図、図11は裏蓋6を取り除いたとき
の本体ケース4の裏面図であり、通気通路21が、本体
ケース4の振動モータ収容部4bの部位に設けられてい
る。この部位は、時計の9時から10時の間の位置に相
当し、水滴などの掛かり難い位置となっている。通気通
路21は、略「L」字状に形成されており、ケース内部
側の開口部21bが、振動モータ収容部4bの上側に開
口され、ケース外部側の開口部21aが、本体ケース4
の厚み方向(高さ方向)の上部に開口されている。第1
実施形態と同様に、通気通路21のケース内部側の開口
部21bには、両面粘着テープ23により、通気フィル
タ22が取り付けられている。
【0043】この場合、振動モータ収容部4bの上部に
は、後半部に振動モータ14の緩衝材25が設けられ、
かつ前半部に通気フィルタ22が設けられ、振動モータ
14廻りのデットスペースが有効に利用されている。こ
の実施形態では、通気通路21が略「L」字状に形成さ
れているので、成形により、通気通路21を簡単に形成
することができる。また、例えば、針などの鋭利なもの
をケース外部側の開口部21a側から通気通路21に挿
入したとしても、針の先端部を通気フィルタ22側に最
も近づけられる軌跡は、同図の二点鎖線で示される。し
たがって、針の先端部が通気フィルタ22に到達するこ
とはなく、この結果、通気フィルタ22が誤って破られ
てしまうことが防止される。
【0044】次に、図12を参照して、第3実施形態に
ついて説明する。この実施形態の通気通路21も、略
「L」字状に形成されているが、第2実施形態とは異な
り、この通気通路21のケース外部側の開口部21a
が、本体ケース4のバンド3側(同図において上側)の
側面に開口されている。つまり、ケース内部側の開口部
21bが、振動モータ収納部4bの上側に開口され、ケ
ース外部の開口部21aが、本体ケース4の厚み(高
さ)方向の上部で、かつ腕時計の10時から11時に相
当する位置に開口されている。したがって、この開口部
21aは、図3に示す本体ケース4の最も水滴の掛かり
難い部位に位置しており、かつ第2実施形態と同様に、
本体ケース4の上部に位置して流れてくる汗などが掛か
り難い部位に位置している。
【0045】次に、図13を参照して、第4実施形態に
ついて説明する。この実施形態は、通気通路21の水密
性(シール性)を向上させたものであり、同図に示すよ
うに、通気フィルタ22が、ケース内部側のフィルタ押
え26と通気通路21側のカバープレート27とで挟み
込まれて接着された状態で、本体ケース4のフィルタ収
容部4cに収容されている。カバープレート27と開口
部21bの縁部との間には、シールリング(シール部
材)28が介在されており、このシールリング28によ
り、本体ケース4内外の水密性が保持されている。そし
て、フィルタ押え26、通気フィルタ22、カバープレ
ート27およびシールリング28は、フィルタ収容部4
cを構成する本体ケース4の突部をガイドとして、裏蓋
6側(同図において紙面の手前側)から挿入することに
より、同図の左右方向をフィルタ収容部4cに、かつ上
下方向(同図において紙面の手前から奥側の方向および
その逆方向)をケース4の内部上面および裏蓋6により
強固に固定される。なおこの場合、本体ケース4に形成
した通気通路21と、カバープレート27の開口27a
とが偏心して配設されており、全体として折れ曲がった
通気通路21になっている。このため、第3実施形態と
同じように、針などの鋭利なものをケース外部側の開口
部21a側から通気通路21に挿入したとしても、針の
先端部を通気フィルタ22側に最も近づけられる軌跡
は、同図の二点鎖線で示される。したがって、針の先端
部によって通気フィルタ22が誤って破られてしまうこ
とが防止される。
【0046】このように第4実施形態によれば、通気フ
ィルタ22を、本体ケース4に水密かつ強固に取り付け
ることができるので、より一層、装置の信頼性を高める
ことができる。
【0047】なお、本発明は、通常の小型携帯用無線装
置にも適用できることは、いうまでもない。また、通気
通路は折れ曲がっている限り、その断面形状および延設
形状は任意である。さらに、通気通路のケース外部側の
開口部を、本体ケースの側面ではなく、本体ケースの上
面の縁部に形成するようにしてもよい。
【0048】また、上記実施形態では、携帯用無線装置
1を左手に装着する場合を想定して説明したが、これに
限定されず、左利き用の携帯用無線装置として右手に携
帯用無線装置を装着する場合には、本実施形態における
携帯用無線装置1の各部品を0時と6時を結ぶ線に対し
て対称に配置し、腕時計のほぼ0時から3時の角度範囲
に相当する位置、より好ましくは1時から2時の角度範
囲に相当する位置に通気通路を形成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の携帯用無
線装置によれば、本体ケースに形成した通気通路がケー
ス内部とケース外部との間で屈曲しているので、空気電
池のための通気性を損なうことがなく、かつケース内部
への水や埃の侵入が極力抑制され、装置の故障を少なく
することができる。特に、通気通路に通気フィルタを有
するものでは、通気フィルタの破損や目詰まりを防止す
ることができ、通気性を損なうことなく水密性を向上さ
せることができ、携帯用の装置としての信頼性を向上さ
せることができる。
【0050】また、請求項2記載の携帯用無線装置によ
れば、通気通路のケース外部側の開口部を、水滴の掛か
り難い位置に配設することができ、より一層、水密性を
向上させることができる。
【0051】さらに、請求項4および5記載の携帯用無
線装置によれば、より汗や水滴などの掛かり難い位置に
配設することができ、極めて水密性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯用無線装置の平
面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】実施形態に係る携帯用無線装置を携帯した状態
の斜視図である。
【図4】第1実施形態に係る携帯用無線装置の水平断面
図である。
【図5】図4の部分拡大水平断面図である。
【図6】ケース外部側の開口部の正面図である。
【図7】水滴とケース外部側の開口部との関係を表した
携帯用無線装置の半部断面図である。
【図8】第1実施形態に係る携帯用無線装置の通気通路
廻りの拡大水平断面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
【図10】第2実施形態に係る携帯用無線装置の通気通
路廻りの拡大断面図である。
【図11】第2実施形態に係る携帯用無線装置の本体ケ
ースの部分裏面図である。
【図12】第3実施形態に係る携帯用無線装置の本体ケ
ースの部分裏面図である。
【図13】第4実施形態に係る携帯用無線装置の通気通
路廻りの水平断面図である。
【図14】従来(1)の携帯用無線装置の通気通路廻り
の垂直断面図である。
【図15】従来(2)の携帯用無線装置の通気通路廻り
の垂直断面図である。
【符号の説明】
1 携帯用無線装置 4 本体ケース 11 空気電池 14 振動モータ 21 通気通路 21a 開口部 21b 開口部 22 通気フィルタ 24 フィルタ押え 26 フィルタ押え 28 シールリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/02 H04B 7/26 W H05K 5/02 103Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースに、ケース内部とケース外部
    とを連通する空気電池用の通気通路を形成した携帯用無
    線装置において、 当該通気通路が、前記ケース内部と前記ケース外部との
    間で屈曲して形成されていることを特徴とする携帯用無
    線装置。
  2. 【請求項2】 本体ケースに、ケース内部とケース外部
    とを連通する空気電池用の通気通路を形成した携帯用無
    線装置であって、腕時計様に携帯されるものにおいて、 前記通気通路のケース外部側の開口部が、腕時計のほぼ
    0時から3時およびほぼ9時から12時のいずれか一方
    の角度範囲に相当する位置に開口していることを特徴と
    する携帯用無線装置。
  3. 【請求項3】 前記通気通路が、前記ケース内部と前記
    ケース外部との間で屈曲して形成されていることを特徴
    とする請求項2記載の携帯用無線装置。
  4. 【請求項4】 前記通気通路は、前記本体ケースの厚み
    方向の中間位置に配設されていることを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の携帯用無線装置。
  5. 【請求項5】 前記通気通路は、前記本体ケースの厚み
    方向の中央位置に配設されていることを特徴とする請求
    項1から4のいずれかに記載の携帯用無線装置。
  6. 【請求項6】 前記通気通路のケース側の開口部は、複
    数の開口によって形成されていることを特徴とする請求
    項1から5のいずれかに記載の携帯用無線装置。
  7. 【請求項7】 前記通気通路が、略「L」字状に屈曲し
    ていることを特徴とする請求項1、3、4、5または6
    記載の携帯用無線装置。
  8. 【請求項8】 前記通気通路が、略「S」字状に屈曲し
    ていることを特徴とする請求項1、3、4、5または6
    記載の携帯用無線装置。
  9. 【請求項9】 前記通気通路のケース内部側の開口部に
    は、通気フィルタが設けられていることを特徴とする請
    求項1から8のいずれかに記載の携帯用無線装置。
  10. 【請求項10】 前記本体ケースのケース内部には、前
    記通気フィルタを押さえるフィルタ押えが設けられてい
    ることを特徴とする請求項9記載の携帯用無線装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも着信を報知する振動モータ
    を備え、前記フィルタ押えは、一方の面で前記通気フィ
    ルタを押さえると共に、他方の面で前記振動モータを押
    さえるように配設されていることを特徴とする請求項1
    0記載の携帯用無線装置。
  12. 【請求項12】 前記通気フィルタが防水性のフィルタ
    であり、前記開口部の縁部と前記通気フィルタとの間に
    シール部材を介在させたことを特徴とする請求項10ま
    たは11記載の携帯用無線装置。
JP29991095A 1995-01-13 1995-11-17 携帯用無線装置 Pending JPH08327760A (ja)

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