JP2006311487A - 画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の色成分についてそれぞれ可変データと固定データとを有するページデータを印刷するための処理の速度をより高めることができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置としてのプリンタコントローラは、複数の色成分についてそれぞれバリアブルデータとフォームデータとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列にRIPを施し、色成分ごとに、バリアブルデータに対する処理の終了タイミングに応じて、RIP後のバリアブルデータであるバリアブルラスタデータと、RIP後のフォームデータであるフォームラスタデータとを合成する。
【選択図】図15
【解決手段】画像処理装置としてのプリンタコントローラは、複数の色成分についてそれぞれバリアブルデータとフォームデータとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列にRIPを施し、色成分ごとに、バリアブルデータに対する処理の終了タイミングに応じて、RIP後のバリアブルデータであるバリアブルラスタデータと、RIP後のフォームデータであるフォームラスタデータとを合成する。
【選択図】図15
Description
本発明は、画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。本発明は、特に、複数の色成分についてそれぞれ可変データと固定データとを有するページデータを印刷すべく処理するための画像形成装置、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムに関する。
近年、CRM(Customer Relationship Management)などの観点から、ダイレクトメールに代表される大量印刷を目的としたバリアブルプリントが提案されている(特許文献1参照)。ここで、バリアブルプリントとは、1枚1枚の出力内容を必要に応じて部分的に差し替えることが可能な印刷をいう。このバリアブルプリントでは、ファイル内の複数ページで共通して使用される固定データに可変データが合成されることによって印刷用ページデータが作成される。このため、一定のデータに基づいて大量印刷が行われるオフセット印刷は、バリアブルプリントには適さない。
一方、カラープリンタを用いてバリアブルプリントを実行する場合、PCL(Printer Control Language)などのページ記述言語(PDL)で記述されたPDLファイルをビットマップ形式の画像データ(ラスタデータ)に変換するためのラスタライズ処理(RIP:Raster Image Processing)にかなりの時間を要するため、大量印刷を行う場合には処理時間が多大となるという実用上の問題があった。
この問題を解決するために、カラーのページデータに対して色成分ごとに並列に処理を施す印刷装置が開示されている(特許文献2参照)。この印刷装置では、並列処理により、ラスタライズ処理に要する時間が短縮される。
特開2003−296070号公報
特開2004−050606号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の印刷装置においては、バリアブルプリントを実行する場合に必要となる可変データと固定データとの合成処理については何ら考慮されていない。つまり、色成分ごとに必要なラスタライズ処理のみならず、色成分ごとに必要な可変データと固定データとの合成処理をどのように実行するかは、バリアブルプリントにおける印刷処理の総時間に影響を及ぼす重要な事項である。しかし、特許文献2に記載の印刷装置は、かかる合成処理を考慮した印刷用ページデータの作成処理を迅速化するための技術を開示するものではない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、複数の色成分についてそれぞれ可変データと固定データとを有するページデータを印刷するための処理の速度をより高めることができる画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)複数の色成分毎に設けられ、担当する色成分についてページデータ中の第1画像
データと第2画像データとに対して画像処理を施し、当該画像処理が完了したタイミングに対応して前記処理後の第1画像データと前記処理後の第2画像データとを合成する色成分画像処理手段と、前記色成分画像処理手段によって処理された前記複数の色成分の画像データに基づいて画像の形成を行う画像形成手段と、を備え、前記複数の色成分画像処理手段は互いに並行して動作する、ことを特徴とする画像形成装置。
データと第2画像データとに対して画像処理を施し、当該画像処理が完了したタイミングに対応して前記処理後の第1画像データと前記処理後の第2画像データとを合成する色成分画像処理手段と、前記色成分画像処理手段によって処理された前記複数の色成分の画像データに基づいて画像の形成を行う画像形成手段と、を備え、前記複数の色成分画像処理手段は互いに並行して動作する、ことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記各色成分画像処理手段によって実行される前記画像処理は、担当する色成分のビットマップ形式の画像データを生成するためのラスタライズ処理であることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記第1画像データは特定のページの内容の一部または全部を規定するためのオブジェクトを有するファイルにおいて定義される可変データであり、前記第2画像データは前記ファイルにおいて定義される当該ファイル内の複数ページで共通して使用される固定データであることを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記複数の色成分は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)複数の色成分についてそれぞれ第1画像データと第2画像データとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列に画像処理を施す画像処理手段と、色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了タイミングに応じて、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成する合成手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
(6)処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成した合成データがすべての色成分について1ページ分揃ったときに、当該1ページ分の合成データを出力する出力手段をさらに有することを特徴とする上記(5)に記載の画像処理装置。
(7)前記合成手段は、色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了直後に、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとの合成を開始することを特徴とする上記(5)または(6)に記載の画像処理装置。
(8)前記画像処理は、ビットマップ形式の画像データを生成するためのラスタライズ処理であることを特徴とする上記(5)〜(7)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(9)前記第1画像データは、特定のページの内容の一部または全部を規定するためのオブジェクトを有するファイルにおいて定義される可変データであり、前記第2画像データは、前記ファイルにおいて定義され当該ファイル内の複数ページで共通して使用される固定データであることを特徴とする上記(5)〜(8)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(10)前記複数の色成分は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)であることを特徴とする上記(5)〜(9)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(11)複数の色成分についてそれぞれ第1画像データと第2画像データとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列に画像処理を施す画像処理ステップと、色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了タイミングに応じて、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成する合成ステップと、を有することを特徴とする画像処理方法。
(12)複数の色成分についてそれぞれ第1画像データと第2画像データとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列に画像処理を施す画像処理手順と、色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了タイミングに応じて、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成する合成手順と、をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。
(13)上記(12)に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、色成分ごとに並列に画像処理が行われるだけでなく、一の色成分についての処理後の第1画像データおよび処理後の第2画像データの合成は、他の色成分についての処理後の第1画像データおよび処理後の第2画像データの合成と、並列的に行われる。これにより、合成にかかる時間は、印刷処理の総時間に大きな影響を及ぼすことがなくなる。したがって、複数の色成分についてそれぞれたとえば可変データと固定データとを有するページデータを印刷するための処理の速度をより高めることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理システムの全体構成図である。
画像処理システムは、クライアント端末1と、プリンタコントローラ2と、プリンタ7とを備えている。
クライアント端末1とプリンタコントローラ2とは、ネットワーク8を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク8は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN等からなる。プリンタコントローラ2とプリンタ7とは、たとえばIEEE1394シリアルバス等の専用インタフェース用バスを介して接続されている。ただし、プリンタコントローラ2とプリンタ7とはネットワーク8を介して接続されていてもよい。なお、ネットワーク8に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
クライアント端末1は、複数の色成分についてそれぞれバリアブルデータとフォームデータとを有するページデータを含むPDF(Portable Document Format)などのファイルを作成して、印刷ジョブとしてプリンタコントローラ2に送信する。バリアブルデータは、特定のページの内容の一部または全部を規定するためのオブジェクトを有するファイルにおいて定義される差し替え可能なデータ(可変データ)であり、フォームデータは、当該ファイルにおいて定義され当該ファイル内の複数ページで共通して使用されるデータ(固定データ)である。プリンタコントローラ2は、受信した印刷ジョブに基づいてバリアブルデータおよびフォームデータにRIPを施してRIP後の両データを合成し、RIPおよび合成後の印刷用ページデータをプリンタ7に対して送信する。プリンタ7は、受信した印刷用ページデータの印刷を実行する。
図2は、プリンタコントローラ2の概略構成を示すブロック図である。
プリンタコントローラ2は、メインプロセッサであるCPU−M、メインROMであるROM−M、メインRAMであるRAM−M、RIPおよび合成部21、ネットワークイ
ンタフェース22、およびプリンタエンジンインタフェース23を含み、これらは信号をやり取りするためのバス24を介して相互に接続されている。
ンタフェース22、およびプリンタエンジンインタフェース23を含み、これらは信号をやり取りするためのバス24を介して相互に接続されている。
CPU−Mは、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM−Mは、予め各種プログラムや各種データを格納する。RAM−Mは、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
RIPおよび合成部21は、クライアント端末1から受信した印刷ジョブに含まれるバリアブルデータおよびフォームデータにRIPを施し、RIP後の両データを合成する。
ネットワークインタフェース22は、たとえばLANカードであり、ネットワーク8を介して外部機器と通信するために使用される。プリンタエンジンインタフェース23は、プリンタ7と通信を行うためのインタフェースである。
図3に示すように、RAM−Mは、ページキュー31、ラスタCキュー32、ラスタMキュー33、ラスタYキュー34、およびラスタKキュー35のためのそれぞれの領域を有する。ページキュー31には、RIP前の印刷ジョブのページデータがページごとにキューイングされる。キューイングされるページデータには、ページ順に、P−1,P−2,……というID情報が付される。ラスタCキュー32、ラスタMキュー33、ラスタYキュー34、およびラスタKキュー35には、RIP後のラスタデータである印刷用ページデータが、複数の色成分であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)ごとに1プレーンずつそれぞれキューイングされる。RIP後の印刷用ページデータには、RIP前のページデータに対応するID情報が付される。たとえば、ラスタCキュー32では、RSC−1,RSC−2,……、ラスタMキュー33では、RSM−1,……、ラスタYキュー34では、RSY−1,……、ラスタKキュー35では、RSK−1,……、というID情報で管理される。
図4は、RIPおよび合成部21の構成を示すブロック図である。
RIPおよび合成部21は、8個のサブプロセッサを有している。すなわち、RIPおよび合成部21は、フォームデータを処理するためのサブプロセッサであるCPU−1C、CPU−1M、CPU−1Y、およびCPU−1Kと、バリアブルデータを処理するためのサブプロセッサであるCPU−2C、CPU−2M、CPU−2Y、およびCPU−2Kとを有している。ここで、CPU−1CおよびCPU−2CはC(シアン)に関する処理を行い、CPU−1MおよびCPU−2MはM(マゼンタ)に関する処理を行い、CPU−1YおよびCPU−2YはY(イエロー)に関する処理を行い、CPU−1KおよびCPU−2KはK(ブラック)に関する処理を行う。
CPU−M、CPU−1C、CPU−1M、CPU−1Y、およびCPU−1Kは、1つのチップに搭載されてマルチプロセッサ構造とされることが好ましいが、個々に独立したチップを持つシングルプロセッサであってもよい。
サブプロセッサであるCPU−1Cには、サブROMであるROM−1CおよびサブRAMであるRAM−1Cが接続されている。また、図示のように、他のサブプロセッサにも同様に、サブROMおよびサブRAMが接続されている。なお、サブROMおよびサブRAMには、接続されるサブプロセッサに対応するID情報が付されている。
図5に示すように、ROM−1CおよびROM−2Cには、印刷ジョブに含まれるページデータにRIPを施して、複数の色成分のうちのC(シアン)のプレーンのみを出力するように最適化されたラスタライザであるRIP−Cが格納されている。また同様に、R
OM−1MおよびROM−2Mには、M(マゼンタ)用のラスタライザであるRIP−Mが格納されており、ROM−1YおよびROM−2Yには、Y(イエロー)用のラスタライザであるRIP−Yが格納されており、ROM−1KおよびROM−2Kには、K(ブラック)用のラスタライザであるRIP−Kが格納されている。
OM−1MおよびROM−2Mには、M(マゼンタ)用のラスタライザであるRIP−Mが格納されており、ROM−1YおよびROM−2Yには、Y(イエロー)用のラスタライザであるRIP−Yが格納されており、ROM−1KおよびROM−2Kには、K(ブラック)用のラスタライザであるRIP−Kが格納されている。
たとえば、RIP−Cは、ページデータをラスタライズする際に、C(シアン)に関する処理のみを実行してC(シアン)のプレーンのみを出力し、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)に関する処理をたとえば省略する。これにより、最適化のレベルによるものの、CMYKの4プレーンを出力する通常のRIPに比べて、理論的には4分の1の時間で1プレーンの出力が行われる。
図6に示すように、RAM−1C、RAM−1M、RAM−1Y、およびRAM−1Kには、バリアブルデータ記憶部41、およびバリアブルラスタデータ記憶部42のためのそれぞれの領域を有する。バリアブルデータ記憶部41は、RIP前のページデータのうちのバリアブルデータを記憶する。バリアブルラスタデータ記憶部42は、RIP後のバリアブルデータであるバリアブルラスタデータを記憶する。ここでは、Cプレーンのバリアブルラスタデータを「RVC」、Mプレーンのバリアブルラスタデータを「RVM」、Yプレーンのバリアブルラスタデータを「RVY」、Kプレーンのバリアブルラスタデータを「RVK」とそれぞれ呼ぶ。
図7に示すように、RAM−2C、RAM−2M、RAM−2Y、およびRAM−2Kには、フォームデータ記憶部51、フォームラスタデータ記憶部52、およびバリアブルラスタデータ記憶部53のためのそれぞれの領域を有する。フォームデータ記憶部51は、RIP前のページデータのうちのフォームデータを記憶する。フォームラスタデータ記憶部52は、RIP後のフォームデータであるフォームラスタデータを記憶する。ここでは、Cプレーンのフォームラスタデータを「RFC」、Mプレーンのフォームラスタデータを「RFM」、Yプレーンのフォームラスタデータを「RFY」、Kプレーンのフォームラスタデータを「RFK」とそれぞれ呼ぶ。バリアブルラスタデータ記憶部53には、バリアブルラスタデータ記憶部42に記憶されるバリアブルラスタデータと同じものが書き込まれる。
図8は、本実施形態で扱われるデータを例示する図である。
概略説明すれば、印刷ジョブに含まれるページデータPは、フォームデータFと、バリアブルデータVとから構成されている。なお、図8は、理解を容易にするため、1ページから構成されるページデータを示す。フォームデータFは、ラスタライザRIP−C、RIP−M、RIP−Y、およびRIP−KによってそれぞれRIPが施され、フォームラスタデータRFC、RFM、RFY、およびRFKがそれぞれ生成される。バリアブルデータVもまた、ラスタライザRIP−C、RIP−M、RIP−Y、およびRIP−KによってそれぞれRIPが施され、バリアブルラスタデータRVC、RVM、RVY、およびRVKがそれぞれ生成される。そして、フォームラスタデータおよびバリアブルデータが合成され、色成分ごとに印刷用ページデータRSC、RSM、RSY、およびRSKが生成される。図中符号「Px」は、各色成分の印刷用ページデータに基づいて印刷が行われた印刷結果を示す。
次に、図9〜図11を参照して、プリンタコントローラ2のメインプロセッサの処理について説明する。なお、図9〜図11のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタコントローラ2のROM−Mにプログラムとして記憶されており、CPU−Mにより実行される。
CPU−Mは、クライアント端末1からの印刷ジョブの受信と、CPU−2C、CPU−2M、CPU−2Y、およびCPU−2Kからの印刷用ページデータの受信とを監視し(S101)、印刷ジョブまたは印刷用ページデータが受信されるまで待機する(S102でNO)。
印刷ジョブまたは印刷用ページデータが受信された場合(S102でYES)、受信されたのは印刷ジョブであるか否かが判断される(S103)。
印刷ジョブがクライアント端末1からネットワークインタフェース22を経て受信された場合(S103でYES)、印刷ジョブ受信処理が実行される(S104)。一方、受信されたのが印刷ジョブでない場合、すなわち各色成分のプレーンの印刷用ページデータが、CPU−2C、CPU−2M、CPU−2Y、またはCPU−2Kから受信された場合(S103でNO)、印刷用ページデータ受信処理が実行される(S105)。
次に、図10を参照して、印刷ジョブ受信処理について説明する。
まず、受信した印刷ジョブからページデータPが抽出され、ページキュー31にキューイングされる(S201)。ページデータPは、図3に示されるようなID情報によってページごとに管理される。
そして、フォームデータ処理用のサブプロセッサCPU−2C、CPU−2M、CPU−2Y、CPU−2K、及びバリアブルデータ処理用のサブプロセッサCPU−1C、CPU−1M、CPU−1Y、CPU−1Kに対して順番に、処理状態の問い合わせを行う(S202)。ただし、フォームデータF、バリアブルデータVの送信が既に終了したサブプロセッサへの問い合わせは行われない。
問い合わせを行ったサブプロセッサの処理状態が処理中でない場合、すなわち待機中である場合(S203でNO)、当該サブプロセッサに対して対象となるフォームデータF或いはバリアブルデータVが送信される(S204)。一方、問い合わせを行ったサブプロセッサの処理状態が処理中の場合には(S203でYES)、ステップS202に戻る。
そして、ステップS205では、フォームデータ処理用のサブプロセッサCPU−2C、CPU−2M、CPU−2Y、CPU−2K、及びバリアブルデータ処理用のサブプロセッサCPU−1C、CPU−1M、CPU−1Y、CPU−1Kのすべてに対して、フォームデータF、バリアブルデータVの送信が終了したか否かが判断される。
すべてのサブプロセッサへのフォームデータF、バリアブルデータVの送信が未だ終了していない場合(S205でNO)、ステップS202に戻る。すべてのサブプロセッサへのフォームデータF、バリアブルデータVの送信が終了した場合には(S205でYES)、図9のフローチャートに戻る。
次に、図11を参照して、印刷用ページデータ受信処理について説明する。
まず、印刷用ページデータがどのサブプロセッサから受信されたかが判断される(S301)。
そして、CPU−2Cから受信した印刷用ページデータRSCはラスタCキュー32に、CPU−2Mから受信した印刷用ページデータRSMはラスタMキュー33に、CPU−2Yから受信した印刷用ページデータRSYはラスタYキュー34に、CPU−2Kか
ら受信した印刷用ページデータRSKはラスタKキュー35に、それぞれキューイングされる(S302〜S305)。ここで、印刷用ページデータRSC、RSM、RSY、およびRSKは、図3に示されるようなページデータPと対応するID情報によってページごとに管理される。
ら受信した印刷用ページデータRSKはラスタKキュー35に、それぞれキューイングされる(S302〜S305)。ここで、印刷用ページデータRSC、RSM、RSY、およびRSKは、図3に示されるようなページデータPと対応するID情報によってページごとに管理される。
続いて、キューイングされた印刷用ページデータのID情報が取得され(S306)、取得されたID情報に対応する印刷用ページデータが、CMYKの4プレーン分すべて揃ったか否かが判断される(S307)。取得されたID情報に対応する印刷用ページデータが未だ4プレーン分揃っていない場合(S307でNO)、図9のフローチャートに戻る。
一方、取得されたID情報に対応する印刷用ページデータが4プレーン分すべて揃った場合(S307でYES)、CMYKの印刷用ページデータRSC、RSM、RSY、およびRSKは、プリンタエンジンインタフェース23を経てプリンタ7に送信される(S308)。ここで、プリンタ7は、受信した印刷用ページデータを用紙上に印刷する。
続いて、送信済みのCMYKの印刷用ページデータRSC、RSM、RSY、およびRSKは、それぞれラスタCキュー32、ラスタMキュー33、ラスタYキュー34、およびラスタKキュー35キューから削除される。
次に、図12を参照して、プリンタコントローラ2のバリアブルデータ処理用のサブプロセッサの処理について説明する。ここでは、バリアブルデータ処理用のサブプロセッサであるCPU−1Cの処理について説明する。他のバリアブルデータ処理用のサブプロセッサの処理は、処理するプレーンの色成分がCPU−1Cと異なるだけで他は同様であるため、その説明を省略する。なお、図12のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、RIPおよび合成部21のROM−1Cにプログラムとして記憶されており、CPU−1Cにより実行される。
まず、CPU−1Cは、自己の処理状態を待機中にする(S401)。
続いて、CPU−1Cは、バリアブルデータVの受信と、処理状態の問い合わせの受信とを監視し(S402)、CPU−MからのバリアブルデータVまたは処理状態の問い合わせが受信されるまで待機する(S403でNO)。
バリアブルデータVまたは処理状態の問い合わせが受信された場合(S403でYES)、受信されたのはバリアブルデータVであるか否かが判断される(S404)。
バリアブルデータVが受信された場合(S404でYES)、受信したバリアブルデータVは、ページごとにバリアブルデータ記憶部41に格納され(S405)、CPU−1Cは、自己の処理状態を処理中にする(S406)。
続いて、受信したバリアブルデータVは、RIP−CによりRIPが施される(S407)。ここで、RIP−Cは、バリアブルデータVに対して、C(シアン)に関する処理のみを実行してCプレーンのみを出力する。
RIP後のバリアブルデータは、バリアブルラスタデータRVCとして、バリアブルラスタデータ記憶部42に格納され(S408)、CPU−1Cは、自己の処理状態を待機中にする(S409)。
続いて、同じ色成分のプレーンを処理するCPU−2Cに対して、処理状態の問い合わ
せを行う(S410)。
せを行う(S410)。
CPU−2Cの処理状態が処理中(合成処理中またはフォームデータのRIP中)でない場合、すなわち待機中である場合には(S411でNO)、CPU−2Cに対してバリアブルラスタデータRVCが送信され(S412)、ステップS402に戻る。CPU−2Cの処理状態が処理中の場合には(S411でYES)、ステップS410に戻る。
一方、ステップS404で、受信されたのはバリアブルデータVでない、すなわち処理状態の問い合わせであると判断された場合(S404でNO)、現在の自己の処理状態がCPU−Mに通知される(S413)。
次に、図13および図14を参照して、プリンタコントローラ2のフォームデータ処理用のサブプロセッサの処理について説明する。ここでは、フォームデータ処理用のサブプロセッサであるCPU−2Cの処理について説明する。他のフォームデータ処理用のサブプロセッサの処理は、処理するプレーンの色成分がCPU−2Cと異なるだけで他は同様であるため、その説明を省略する。なお、図13および図14のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、RIPおよび合成部21のROM−2Cにプログラムとして記憶されており、CPU−2Cにより実行される。
まず、CPU−2Cは、自己の処理状態を待機中にする(S501)。
続いて、CPU−2Cは、フォームデータFの受信と、バリアブルラスタデータRVCの受信と、処理状態の問い合わせの受信とを監視し(S502)、フォームデータF、バリアブルラスタデータRVC、または処理状態の問い合わせが受信されるまで待機する(S503でNO)。
フォームデータF、バリアブルラスタデータRVC、または処理状態の問い合わせが受信された場合(S503でYES)、受信されたのは処理状態の問い合わせであるか否かが判断される(S504)。CPU−MまたはCPU−1Cから処理状態の問い合わせが受信された場合には(S504でYES)、現在の自己の処理状態が要求元に通知される(S517)。
受信されたのが処理状態の問い合わせでない場合(S504でNO)、受信されたのはフォームデータFであるか否かが判断される(S505)。
フォームデータFが受信された場合(S505でYES)、受信したフォームデータFは、ページごとにフォームデータ記憶部51に格納され(S506)、CPU−2Cは、自己の処理状態を処理中にする(S507)。
続いて、受信したフォームデータFは、RIP−CによりRIPが施される(S508)。ここで、RIP−Cは、フォームデータFに対して、C(シアン)に関する処理のみを実行してCプレーンのみを出力する。
RIP後のフォームデータは、フォームラスタデータRFCとして、フォームラスタデータ記憶部52に格納され(S509)、CPU−2Cは、自己の処理状態を待機中にする(S510)。
一方、ステップS505で、受信されたのはフォームデータFでない、すなわちバリアブルラスタデータRVCであると判断された場合(S505でNO)、CPU−1Cから受信したバリアブルラスタデータRVCは、ページごとにバリアブルラスタデータ記憶部
53に格納される(S511)。
53に格納される(S511)。
図14を参照して、ステップS512では、相互に対応する同じページのフォームラスタデータRFCおよびバリアブルラスタデータRVCが、フォームラスタデータ記憶部52およびバリアブルラスタデータ記憶部53にそれぞれ格納済みであるか否かが判断される。ここでは、CPU−1CからバリアブルラスタデータRVCが受信されたときに、対応する同じページのフォームラスタデータRFCが生成されているか否かが判断される。なお、かかる判断は色成分ごとに行われる。
相互に対応するフォームラスタデータRFCおよびバリアブルラスタデータRVCがそれぞれ格納済みである場合(S512でYES)、CPU−2Cは、自己の処理状態を処理中にして(S513)、両データを合成して印刷用ページデータを作成する(S514)。
合成によって作成された印刷用ページデータは、CPU−Mに送信される(S515)。続いて、CPU−2Cは、自己の処理状態を待機中にして(S516)、ステップS502に戻る。
なお、本実施形態では、自己のプロセッサが他のプロセッサの処理状態を確認するとき、他のプロセッサが処理中の場合にはその処理が終了するまで自己のプロセッサの処理は待機させられる。ただし、他のプロセッサの処理終了時に非同期に、処理終了の通知を自己のプロセッサが他のプロセッサから受信する方法が採用されてもよい。この場合、自己のプロセッサは、同期合わせの不要な処理を継続することができる。
図15は、本実施形態による印刷ジョブに含まれるページデータの印刷処理のタイムチャートを示す。
ここで、フォームデータは、事前にRIPが施されていると仮定する。ページデータは、Page1、page2、Page3、およびPage4の合計4ページから構成されている。また、図中、矩形枠内の大文字「C」「M」「Y」「K」は各色成分についてのバリアブルデータのRIPを示し、矩形枠内の小文字「c」「m」「y」「k」は各色成分についての合成を示し、矩形枠内の文字「Page1」「Page2」「Page3」「Page4」は各ページについての印刷を示している。
図15に示すように、本実施形態のプリンタコントローラ2は、複数の色成分についてそれぞれバリアブルデータとフォームデータとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列にRIPを施し、色成分ごとに、バリアブルデータに対する処理の終了タイミングに応じて、たとえば処理の終了直後に、RIP後のバリアブルデータであるバリアブルラスタデータと、RIP後のフォームデータであるフォームラスタデータとを合成する。
このように、色成分ごとに並列にRIPが行われるだけでなく、一の色成分のバリアブルラスタデータおよびフォームラスタデータの合成は、他の色成分のバリアブルラスタデータおよびフォームラスタデータの合成と、並列的に行われる。これにより、合成にかかる時間は、印刷処理の総時間(T)に大きな影響を及ぼすことがなくなる。すなわち、図示のように、第1ページのバリアブルデータの全色成分のRIPが完了するまでの時間(Tv)と、Kプレーンの合成時間(Tk)との合計時間の経過後すぐに第1ページの印刷が開始される。したがって、複数の色成分についてそれぞれバリアブルデータとフォームデータとを有するページデータを印刷するための処理の速度をより高めることが可能となる。
図16は、比較例による印刷ジョブに含まれるページデータの印刷処理のタイムチャートを示す。なお、図16において、各ページにおける色成分ごとのバリアブルデータのRIP時間、および合成時間は、図15に示される時間と同一に記載されている。
この比較例では、複数の色成分についてそれぞれバリアブルデータとフォームデータとを有するページデータに対して、ページごとに並列にRIPが施される。そして、1ページの全データのRIP終了後に、RIP後のバリアブルデータであるバリアブルラスタデータと、RIP後のフォームデータであるフォームラスタデータとが合成される。
したがって、本実施形態と比較して、第1ページのバリアブルデータの全色成分のRIPが特定の一つのサブプロセッサにより実行されるために、第1ページの全色成分のRIPが完了するまでの時間(Tv)が長くなるだけでなく、バリアブルラスタデータとフォームラスタデータとの合成がメインプロセッサにより全色成分について実行されるために、第1ページの全色成分のプレーンの合成時間(T1)も長くなる。つまり、第1ページの印刷開始までに要する時間(Tv+T1)が長くなる。また、1ページ分の全色成分のプレーンの合成時間(T1,T2,T3,T4)が各ページについて長くなるため、図示のように連続的に印刷できずにページ間で間隔が空いてしまう虞がある。結果的に、印刷処理の総時間(T)が長くなる。このような本実施形態との差異は、印刷すべきページ数が大きいほど顕著となる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
上記実施形態では、バリアブルラスタデータとフォームラスタデータとが合成される際に、各色成分のマスクパターンが生成されて使用される。しかし、バリアブルプリントでは、一つのフォームデータが、複数のバリアブルデータに対して適用されることが一般的である。また、複数のバリアブルデータは、出力時の形状が互いに同一でありながら画像の内容が異なることが多い。このため、フォームラスタデータおよびバリアブルラスタデータの合成に際し、異なるバリアブルラスタデータに対して同一形状のマスクパターンを使用して合成処理が行われる確率が高い。
そこで、メインプロセッサであるCPU−MがフォームデータFをフォームデータ処理用のサブプロセッサに送信する際に、合成用のマスクパターンを生成してフォームデータFとともに送信してもよい。この場合、図17に示すように、フォームラスタデータRFC、RFM、RFY、およびRFKは、それぞれマスクパターンMPc、MPm、MPy、およびMPkにしたがって予めマスク処理される。したがって、バリアブルラスタデータRVC、RVM、RVY、およびRVKと、フォームラスタデータRFC、RFM、RFY、およびRFKとの合成時にマスク処理を行わなくて済む。これにより、合成のたびに処理されていたビット演算処理が簡素(単純な加算)となり、全体の処理速度が高まる。あるいは、フォームデータ処理用のサブプロセッサがバリアブルラスタデータとフォームラスタデータとの最初の合成時に合成用のマスクパターンを生成して保存しておき、保存されているマスクパターンが次回以降の合成時に使用されてもよい。
また、上記実施形態において、プリンタの代わりに、ファクシミリ装置、コピー機、およびそれらを複合した機能を有する多機能周辺機器(MFP:Multi−Function Peripheral)などの画像形成装置が用いられてもよい。
本発明において、画像処理装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像処理装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
ンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像処理装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
1 クライアント端末、
2 プリンタコントローラ(画像処理装置)、
21 RIPおよび合成部、
22 ネットワークインタフェース、
23 プリンタエンジンインタフェース、
24 バス、
41 バリアブルデータ記憶部、
42,53 バリアブルラスタデータ記憶部、
51 フォームデータ記憶部、
52 フォームラスタデータ記憶部、
7 プリンタ、
8 ネットワーク、
P ページデータ、
V バリアブルデータ(第1画像データ、可変データ)、
F フォームデータ(第2画像データ、固定データ)、
RFC,RFM,RFY,RFK フォームラスタデータ、
RVC,RVM,RVY,RVK バリアブルラスタデータ、
RSC,RSM,RSY,RSK 印刷用ページデータ(合成データ)。
2 プリンタコントローラ(画像処理装置)、
21 RIPおよび合成部、
22 ネットワークインタフェース、
23 プリンタエンジンインタフェース、
24 バス、
41 バリアブルデータ記憶部、
42,53 バリアブルラスタデータ記憶部、
51 フォームデータ記憶部、
52 フォームラスタデータ記憶部、
7 プリンタ、
8 ネットワーク、
P ページデータ、
V バリアブルデータ(第1画像データ、可変データ)、
F フォームデータ(第2画像データ、固定データ)、
RFC,RFM,RFY,RFK フォームラスタデータ、
RVC,RVM,RVY,RVK バリアブルラスタデータ、
RSC,RSM,RSY,RSK 印刷用ページデータ(合成データ)。
Claims (13)
- 複数の色成分毎に設けられ、担当する色成分についてページデータ中の第1画像データと第2画像データとに対して画像処理を施し、当該画像処理が完了したタイミングに対応して前記処理後の第1画像データと前記処理後の第2画像データとを合成する色成分画像処理手段と、
前記色成分画像処理手段によって処理された前記複数の色成分の画像データに基づいて画像の形成を行う画像形成手段と、を備え、
前記複数の色成分画像処理手段は互いに並行して動作する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記各色成分画像処理手段によって実行される前記画像処理は、担当する色成分のビットマップ形式の画像データを生成するためのラスタライズ処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1画像データは特定のページの内容の一部または全部を規定するためのオブジェクトを有するファイルにおいて定義される可変データであり、前記第2画像データは前記ファイルにおいて定義される当該ファイル内の複数ページで共通して使用される固定データであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記複数の色成分は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 複数の色成分についてそれぞれ第1画像データと第2画像データとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列に画像処理を施す画像処理部と、
色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了タイミングに応じて、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成する合成部と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成した合成データがすべての色成分について1ページ分揃ったときに、当該1ページ分の合成データを出力する出力部をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記合成部は、色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了直後に、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとの合成を開始することを特徴とする請求項5または6に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理は、ビットマップ形式の画像データを生成するためのラスタライズ処理であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
- 前記第1画像データは、特定のページの内容の一部または全部を規定するためのオブジェクトを有するファイルにおいて定義される可変データであり、前記第2画像データは、前記ファイルにおいて定義され当該ファイル内の複数ページで共通して使用される固定データであることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
- 前記複数の色成分は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、およびK(ブラック)であることを特徴とする請求項5〜9のいずれか1つに記載の画像処理装置。
- 複数の色成分についてそれぞれ第1画像データと第2画像データとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列に画像処理を施す画像処理ステップと、
色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了タイミングに応じて、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成する合成ステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 複数の色成分についてそれぞれ第1画像データと第2画像データとを有するページデータに対して、色成分ごとに並列に画像処理を施す画像処理手順と、
色成分ごとに、第1画像データに対する処理の終了タイミングに応じて、処理後の第1画像データと処理後の第2画像データとを合成する合成手順と、
をコンピュータに実行させるための画像処理プログラム。 - 請求項12に記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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- 2005-10-25 JP JP2005310527A patent/JP2006311487A/ja active Pending
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- 2006-03-17 US US11/377,436 patent/US20060221371A1/en not_active Abandoned
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