JP2006307486A - アスファルトフィニッシャ - Google Patents

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Sadataka Kasugai
禎隆 春日井
Toshiyuki Maeda
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Abstract

【課題】 アスファルトフィニッシャにおいて、作業装置用油圧アクチュエータの駆動中に走行発進する場合に、エンジンや油圧ポンプに過大な負荷が働いて、走行速度が設定速度に達するまでに時間がかかったり、エンストを起こすような不具合を防止する。
【解決手段】 フィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rの駆動中に走行発進した場合に、フィーダコンベア用制御バルブ、スクリューコンベア用制御バルブに制御指令を出力して、前記モータ11L、11R、12L、12Rへの供給流量が制限流量以下となるように制限する過負荷防止手段を設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、アスファルト舗装に使用するアスファルトフィニッシャの技術分野に属するものである。
一般に、アスファルトフィニッシャは、ホッパに投入されたアスファルト合材(以下単に「合材」と称する)をフィーダコンベアで機体後方に搬送してスクリューコンベアの前方に供給し、該供給された合材をスクリューコンベアで路盤の左右幅方向に敷き拡げ、スクリードで締め固めて道路幅員に所定厚の舗装をするように構成されている。
このようなアスファルトフィニッシャにおいて、例えば舗装作業開始時に、走行停止状態でフィーダコンベアとスクリューコンベアとを作動させて合材を予め路盤に拡げておき、この状態から走行開始をすることで、該走行開始直後から所定の舗装を行えるようにする場合がある。そして従来、この様に走行停止状態でコンベアを作動させる場合に、該コンベアの始動を検知したらエンジンを自動的に低出力状態から高出力状態に切換えるように制御し、これにより、不要時にはエンジンを高出力にすることなく、コンベア始動時にはコンベアを確実に作動させることができるようにしたものが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−116448号公報
ところで、アスファルトフィニッシャでは、エンジンの動力によって複数の油圧ポンプを駆動し、これら油圧ポンプにより供給される圧油で、コンベア用油圧モータ等の作業装置用油圧アクチュエータや走行装置用油圧アクチュエータ等の各種油圧アクチュエータを駆動せしめるように構成されている。このため、前述したように予めコンベアを作動させておいてから走行発進する場合、コンベア用油圧モータが高回転速中であって該コンベア用油圧モータに多量の圧油が供給されている状態であると、走行発進から走行速度が安定するまでのあいだ、エンジンや油圧ポンプに過大の負荷が働くことになって、燃費が悪くなるだけでなく、走行速度が設定速度に達するまでに時間がかかったりエンストを起こすこともあって、舗装品質に影響を及ぼす惧れがあるという問題があり、ここに本発明が解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、エンジンの動力で油圧ポンプを駆動せしめ、該油圧ポンプからの圧油供給に基づいて作業装置用油圧アクチュエータおよび走行装置用油圧アクチュエータを駆動せしめるように構成してなるアスファルトフィニッシャにおいて、作業装置用油圧アクチュエータの駆動中に走行発進する場合に、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給を制限することで過負荷を防止する過負荷防止制御手段を設けたことを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、作業装置用油圧アクチュエータの駆動中に走行発進する場合には、作業装置用油圧アクチュエータへの圧油供給が制限されることになって、エンジンや油圧ポンプに過大な負荷がかかることを防止でき、而して、燃費の向上に寄与できると共に、走行速度が安定するまでに時間がかかったり、エンストを起こしたりするような不具合を防止できる。
請求項2の発明は、請求項1において、過負荷防止制御手段は、作業装置用油圧アクチュエータの油給排制御を行う制御バルブに、作業装置用油圧アクチュエータに対する供給流量を制限する制御指令を出力することを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、過負荷防止制御手段から制御バルブに出力される制御信号によって、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給を制限することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2の請求項において、過負荷防止制御手段は、走行発進から予め設定される設定時間のあいだ、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給を制限することを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、走行発進から走行が安定するまでのあいだ、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給を制限することで過負荷を防止することができる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一つの請求項において、エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出手段を設けると共に、過負荷防止制御手段は、前記エンジン負荷検出手段からの検出信号に基づいて、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給の制限を解除することを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、エンジン負荷が大きい状態で作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給制限が解除されてしまうことを防止でき、而して、より確実に、燃費向上やエンスト防止を図ることができる。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一つの請求項において、油圧ポンプの負荷を検出するポンプ負荷検出手段を設けると共に、過負荷防止制御手段は、該ポンプ負荷検出手段からの検出信号に基づいて、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給の制限を解除することを特徴とするものである。
そして、この様にすることにより、ポンプ負荷が大きい状態で作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給制限が解除されてしまうことを防止でき、而して、より確実に、燃費向上やエンスト防止を図ることができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1はホイール式のアスファルトフィニッシャの走行機体であって、該走行機体1は、左右の前輪2L、2Rおよび後輪3L、3R、機体前部に配されるホッパ4、該ホッパ4に投入された合材(アスファルト合材)を機体後方に搬送する左右一対のフィーダコンベア(バーフィーダ)5L、5R、該フィーダコンベア5L、5Rによって送られてきた合材を路盤の左右方向に敷き拡げる左右一対のスクリューコンベア(スクリュースプレッダ)6L、6R、運転席7、運転パネル8等の各種部材装置を備えて構成されており、さらに走行機体1の後方には,前記左右のスクリューコンベア6L、6Rによって敷き拡げられた合材を締固めて平滑に均すスクリード9が牽引されている等の構成は、何れも従来通りである。
尚、本実施の形態では、舗装作業を行わない移動時等には後輪3L、3Rが駆動輪となり、舗装作業時には前輪2L、2Rおよび後輪3L、3Rが駆動輪となるように構成されている。また、前記運転パネル8には、操向操作を行うステアリングホイール10が配されると共に、図示しないが、走行用、コンベア用等の各種操作具(スイッチ、ダイヤル、レバー等)が配されている。
扨、前記アスファルトフィニッシャには、エンジンが搭載されると共に、該エンジンの動力によって駆動する複数の油圧ポンプが設けられていて、これら油圧ポンプからの圧油供給で各種油圧アクチュエータを駆動せしめるようになっているが、これら油圧アクチュエータのうち、前記左右のフィーダコンベア5L、5Rをそれぞれ駆動せしめる左右のフィーダコンベア用モータ11L、11R、左右のスクリューコンベア6L、6Rをそれぞれ駆動せしめる左右のスクリューコンベア用モータ12L、12R、左右の前輪2L、2Rをそれぞれ駆動せしめる左右の前輪用モータ13L、13R、左右の後輪3L、3Rをそれぞれ駆動せしめる左右の後輪用モータ14L、14Rの油圧回路を図2に示すと、該図2において、15はコンベア用油圧ポンプ、16は前輪用油圧ポンプ、17は後輪用油圧ポンプであって、これら油圧ポンプ15、16、17は、前述したように、エンジンEの動力で駆動するように構成されている。
また、18L、18Rは左右のフィーダコンベア用モータ11L、11Rに対する油給排制御をそれぞれ行う左右のフィーダコンベア用制御バルブ、19L、19Rは左右のスクリューコンベア用モータ12L、12Rに対する油給排制御をそれぞれ行う左右のスクリューコンベア用制御バルブであって、これらバルブ18L、18R、19L、19Rは、後述するコンベア用制御部20からの制御指令により作動する電磁比例弁で構成されている。そしてこれら制御バルブ18L、18R、19L、19Rの開度量に応じた流量の圧油が、前記コンベア用油圧ポンプ15からそれぞれ対応するモータ11L、11R、12L、12Rに供給されるようになっている。
さらに、21は左右の前輪用モータ13L、13Rに対する油給排制御を行う前輪用制御バルブであって、該前輪用制御バルブ21は、後述する走行用制御部22からの制御指令により作動する電磁比例弁で構成されている。そして該前輪用制御バルブ21の開度量に応じた流量の圧油が、前記前輪用ポンプ16から左右の前輪用モータ13L、13Rに供給されるようになっている。
一方、前記後輪用油圧ポンプ17は、サーボシリンダ17a、17bに入力されるパイロット圧により吐出方向および吐出量が変化する可変容量ポンプであって、該後輪用油圧ポンプ17と後輪用モータ14L、14Rとは閉回路23で接続されている。そして、後輪用油圧ポンプ17の吐出方向および吐出量を可変せしめることで、左右の後輪用モータ14L、14Rの回転方向および回転速度の可変制御を行うことができるようになっているが、後輪用油圧ポンプ17の吐出方向および吐出量を可変せしめるべくサーボシリンダ17a、17bに入力されるパイロット圧は、チャージポンプ24を油圧供給源とし、走行用制御部22からの制御指令に基づいて作動する後輪用ポンプ制御バルブ25によって制御されるように構成されている。
さらに、図2中、26は後輪用油圧ポンプ17と後輪用モータ14L、14Rとを接続する閉回路23の圧力を検出する走行用圧力センサ、27はコンベア用油圧ポンプ15の吐出圧を検出するコンベア用圧力センサであって、これら圧力センサ26、27は、本発明のポンプ負荷検出手段に相当する。
一方、前記コンベア用制御部20および走行用制御部22は、図示しない他の各種制御部と共に、マイクロコンピュータ等を用いて構成されるコントローラ28に組み込まれているが、まず走行用制御部22について簡単に説明すると、該走行用制御部22は、図3のブロック図に示すごとく、走行発進停止スイッチ29、各種走行用操作具30、前記走行用圧力センサ26等からの信号を入力し、これら入力信号に基づいて、走行の発進停止、走行速度、前後進、舗装作業時における前輪駆動等の各種走行用制御を行うべく、前述した前輪用制御バルブ21、後輪用ポンプ制御バルブ25等に制御信号を出力すると共に、走行発進停止スイッチ29および走行用圧力センサ26の情報を、コンベア用制御部20に出力するように構成されている。
ここで、前記走行発進停止スイッチ29は、走行機体1を発進、停止させるための切換スイッチであって、該走行発進停止スイッチ29を「停止」から「発進」に切換えることで発進信号が出力されて走行発進する一方、「発進」から「停止」に切換えることで停止信号が出力されて走行停止するように設定されている。また、走行用操作具30は、走行速度設定ダイヤル、前後進切換スイッチ、モータ高速/低速切換スイッチ等、走行用に使用する各種の操作具である。
また、コンベア用制御部20は、図3のブロック図に示す如く、走行発進停止スイッチ29、左右のコンベアスイッチ(左側フィーダコンベア5Lおよび左側スクリューコンベア6L、右側フィーダコンベア5Rおよび右側スクリューコンベア6Rの始動、停止を行うためのスイッチ)31L、31R、左右のフィーダコンベア速度設定ダイヤル32L、32R、左右のスクリューコンベア速度設定ダイヤル33L、33R、エンジンEの回転数を検出するエンジン回転数検出センサ(本発明のエンジン負荷検出手段に相当する)34、前記コンベア用圧力センサ27等からの信号、および前記走行用制御部22からの情報を入力し、これら入力信号に基づいて、フィーダコンベア5L、5Rおよびスクリューコンベア6L、6Rの始動、停止、作動速度等の各種コンベア用制御を行うべく、前述した左右のフィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19R等に制御指令を出力するが、該コンベア用制御部22には、走行発進時における過負荷を防止するための過負荷防止制御手段35が組み込まれている。
次に、前記過負荷防止制御手段35における過負荷防止制御について、図4のフローチャート図に基づいて説明する。まず、システムがスタートすると、フィーダコンベア速度設定ダイヤル32L、32R、スクリューコンベア速度設定ダイヤル33L、33Rによって設定されたダイヤル設定速度が読み込まれる(ステップS1)。
続けて、走行発進停止スイッチ29が「発進」か「停止」かが判断される(ステップS2)。
前記ステップ2において、走行発進停止スイッチ29が「停止」であると判断された場合には、フィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19Rに対し、前記ステップ1で読み込まれたダイヤル設定速度に対応する出力流量となるように(つまり、フィーダコンベア5L、5R、スクリューコンベア6L、6Rがダイヤル設定速度の速度で作動するのに必要な流量の圧油が、フィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19Rからフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rに供給されるように)、制御指令を出力する(ステップS3)。而して、走行停止している状態では、フィーダコンベア5L、5R、スクリューコンベア6L、6Rは、フィーダコンベア速度設定ダイヤル32L、32R、スクリューコンベア速度設定ダイヤル33L、33Rによって設定されたダイヤル設定速度で作動するようになっている。尚、制御バルブ18L、18R、19L、19Rの出力流量は、バルブ開度量により制御される。
一方、前記ステップS2において、走行発進停止スイッチ29が「発進」であると判断された場合には、走行発進してから設定時間Tが経過したか否かが判断される(ステップS4)。
ここで、前記設定時間Tは、走行発進から走行速度が安定するまでの時間として予め設定される時間であって、例えば、5〜10秒に設定される。
前記ステップS4において、「NO」、即ち、走行発進してから設定時間Tが経過していないと判断された場合には、続けて、フィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19Rからの出力流量Lが、予め設定される制限流量Lcよりも多いか否か(L>Lc?)が判断される(ステップS5)。このステップ5の判断は、制御バルブ18L、18R、19L、19R個々について行う。
ここで、前記制限流量Lcは、該制限流量Lc以下の流量の圧油がフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用12L、12Rに供給されている状態では、走行発進してもエンジンEやコンベア用、前輪用、後輪用油圧ポンプ15、16、17が過負荷状態になる惧れがないとして予め設定される流量であって、例えば、最大出力流量(制御バルブ18L、18R、19L、19Rの開度量が最大のときの流量)の70%程度の流量に設定される。
前記ステップS5において、「YES」、即ち、フィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19Rの出力流量Lが制限流量Lcよりも多い(L>Lc)と判断された場合には、該出力流量Lが制限流量Lcよりも多い制御バルブ18L、18R、19L、19Rに対し、出力流量Lを制限流量Lcまで減少させるように制御指令が出力される(ステップS6)。而して、走行発進してから設定時間Tのあいだは、フィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rへの供給流量は制限流量Lc以下となるように流量制限され、これにより、フィーダコンベア5L、5R、スクリューコンベア6L、6Rの作動速度はダイヤル設定速度よりも若干遅くはなるが、エンジンEやコンベア用、前輪用、後輪用油圧ポンプ15、16、17に過大な負荷がかからないようになっている。
一方、前記ステップS5において、「NO」、即ち、フィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19Rの出力流量Lが制限流量Lc以下である(L≦Lc)と判断された場合には、該出力流量Lが制限流量Lc以下の制御バルブ18L、18R、19L、19Rに対し、前述したステップS3の制御指令、即ち、ステップ1で読み込まれたダイヤル設定速度に対応する出力流量となるように制御指令が出力される。而して、走行発進してから設定時間Tのあいだであっても、フィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rへの供給流量が制限流量Lc以下の場合には、フィーダコンベア5L、5R、スクリューコンベア6L、6Rはダイヤル設定速度で作動するようになっている。
また、前記ステップS4において、「YES」、即ち、走行発進してから設定時間Tが経過したと判断された場合には、続けて、走行用圧力センサ26、コンベア用圧力センサ27、エンジン回転数検出センサ34の各センサが何れかが故障しているか否かが判断される(ステップS7)。この判断は、例えば、各センサ26、27、34から入力される信号値が予め設定される範囲内であれば故障していないと判断し、範囲外の場合や信号が入力しない場合には故障していると判断する。尚、ここでは、各センサ26、27、34とコントローラ28との接続線の断線も、センサ26、27、34の故障とする。
前記ステップS7において、「YES」、即ち、走行用圧力センサ26、コンベア用圧力センサ27、エンジン回転数検出センサ34の何れかが故障していると判断された場合には、フィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19Rに対し、ステップS3の制御指令、即ち、ステップ1で読み込まれたダイヤル設定速度に対応する出力流量となるように制御指令が出力される。而して、何れかのセンサ26、27、34が故障している場合には、走行発進してから設定時間Tが経過すれば、前述したステップS6のフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rへの流量制限が解除されて、フィーダコンベア5L、5R、スクリューコンベア6L、6Rはダイヤル設定速度で作動するようになっている。
一方、前記ステップS7において、「NO」、即ち、走行用圧力センサ26、コンベア用圧力センサ27およびエンジン回転数検出センサ34の何れも故障していないと判断された場合には、続けて、各センサ26、27、34からの入力信号に基づき、後輪用油圧ポンプ17、コンベア用油圧ポンプ15およびエンジンEの負荷が許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS8)。該負荷の判断は、例えば、ポンプ圧の上昇や変動、エンジン回転数の低下等に基づいて行う。
前記ステップS8において、「YES」、即ち、後輪用油圧ポンプ17、コンベア用油圧ポンプ15およびエンジンEの負荷が許容範囲内であると判断された場合には、フィーダコンベア用制御バルブ18L、18R、スクリューコンベア用制御バルブ19L、19Rに対し、前述したステップS3の制御指令、即ち、ステップ1で読み込まれたダイヤル設定速度に対応する出力流量となるように制御指令が出力される。而して、走行発進から設定時間Tが経過し、且つ、後輪用油圧ポンプ17、コンベア用油圧ポンプ15およびエンジンEの負荷が許容範囲内であると判断された場合には、前述したステップS6のフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rへの流量制限が解除されて、フィーダコンベア5L、5R、スクリューコンベア6L、6Rはダイヤル設定速度で作動するようになっている。
一方、前記ステップS8において、「NO」、即ち、後輪用油圧ポンプ17、コンベア用油圧ポンプ15、エンジンEの何れかの負荷が許容範囲を越えていると判断された場合には、続けて、前述したステップS5の判断、即ち、フィーダコンベア用、スクリューコンベア用の各制御バルブ18L、18R、19L、19Rからの出力流量Lが制限流量Lcよりも多いか否か(L>Lc?)の判断を行う。そして、該ステップS5の判断において、「YES」の場合には、前述したようにステップS6の制御指令、即ち、制御バルブ18L、18R、19L、19Rの出力流量Lを制限流量Lcまで減少させるように制御指令が出力される。一方、ステップS5の判断において、「NO」の場合には、前述したようにステップS3の制御指令、即ち、制御バルブ18L、18R、19L、19Rに対し、ステップ1で読み込まれたダイヤル設定速度に対応する出力流量となるように制御指令が出力される。而して、走行発進してから設定時間Tが経過していても、後輪用油圧ポンプ17、コンベア用油圧ポンプ15、エンジンEの何れかの負荷が許容範囲を越えている場合には、フィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rに対する流量制限は続行されるようになっている。
叙述の如く構成された本形態において、例えば舗装作業の開始時に、走行停止状態でフィーダコンベア5L、5Rおよびスクリューコンベア6L、6Rを予め作動させておき、この状態から走行発進する場合があるが、この様にフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rの回転中に走行発進する場合には、該走行発進から設定時間Tのあいだ、コンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用12L、12Rへの供給流量は、制限流量Lc以下となるように制限されることになる。
この結果、フィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用12L、12Rが高速回転中、つまりフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rに多量の圧油が供給されている状態で走行発進しても、該走行発進から設定時間Tのあいだは、上記コンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用モータ12L、12Rへの供給流量が制限流量Lc以下となるように制限されることになって、エンジンEおよび油圧ポンプ15、16、17に過大な負荷がかかることなく走行およびコンベア作動を行うことができ、而して、燃費の向上に寄与できると共に、走行速度が安定するまでに時間がかかったり、エンストを起こしたりするような不具合を防止できる。
しかも、前記走行発進時における流量制限は、制限流量Lcよりも多量の流量が供給されているフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用12L、12Rに対して行われるから、過負荷の惧れのないときにフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用12L、12Rへの供給流量が減少してフィーダコンベア5L、5R、スクリューコンベア6L、6Rの作動速度が遅くなってしまうような不具合を回避できる。
さらにこのものでは、走行発進から設定時間T経過後であっても、エンジンEおよび後輪用油圧ポンプ17、コンベア用油圧ポンプ15の負荷を監視し、該負荷が許容範囲を越えている場合にはフィーダコンベア用モータ11L、11R、スクリューコンベア用12L、12Rへの流量制限が続行される構成となっているから、負荷の大きい状態で流量制限が解除されてしまうことがなく、より確実に、燃費向上やエンスト防止を図ることができる。
また、前記エンジンEおよび後輪用油圧ポンプ17、コンベア用油圧ポンプ15の負荷状態の判断は、エンジン回転数検出センサ34、走行用圧力センサ26、コンベア用圧力センサ27からの入力信号に基づいて行われるが、これらセンサ34、26、27が何らかの不具合で故障した場合には、設定時間Tが経過すれば流量制限が解除されるから、センサ34、26、27の故障のために流量制限が無意味に続行されてしまうような不具合を回避できる。
(A)、(B)はアスファルトフィニッシャの側面図、平面図である。 油圧回路図である。 コントローラの入出力を示すブロック図である。 過負荷防止制御のフローチャート図である。
符号の説明
11L、11R フィーダコンベア用モータ
12L、12R スクリューコンベア用モータ
13L、13R 前輪用用モータ
14L、14R 後輪用用モータ
15 コンベア用油圧ポンプ
16 前輪用油圧ポンプ
17 後輪用油圧ポンプ
18L、18R フィーダコンベア用制御バルブ
19L、19R スクリューコンベア用制御バルブ
26 走行用圧力センサ
27 コンベア用圧力センサ
34 エンジン回転数検出センサ
35 過負荷防止制御手段
E エンジン

Claims (5)

  1. エンジンの動力で油圧ポンプを駆動せしめ、該油圧ポンプからの圧油供給に基づいて作業装置用油圧アクチュエータおよび走行装置用油圧アクチュエータを駆動せしめるように構成してなるアスファルトフィニッシャにおいて、作業装置用油圧アクチュエータの駆動中に走行発進する場合に、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給を制限することで過負荷を防止する過負荷防止制御手段を設けたことを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
  2. 請求項1において、過負荷防止制御手段は、作業装置用油圧アクチュエータの油給排制御を行う制御バルブに、作業装置用油圧アクチュエータに対する供給流量を制限する制御指令を出力することを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
  3. 請求項1または2の請求項において、過負荷防止制御手段は、走行発進から予め設定される設定時間のあいだ、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給を制限することを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つの請求項において、エンジンの負荷を検出するエンジン負荷検出手段を設けると共に、過負荷防止制御手段は、該エンジン負荷検出手段からの検出信号に基づいて、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給の制限を解除することを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
  5. 請求項1乃至4の何れか一つの請求項において、油圧ポンプの負荷を検出するポンプ負荷検出手段を設けると共に、過負荷防止制御手段は、該ポンプ負荷検出手段からの検出信号に基づいて、作業装置用油圧アクチュエータに対する圧油供給の制限を解除することを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
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