JP2006306279A - 部品取付部の補強構造 - Google Patents

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昭市 坂井
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Abstract

【課題】重量並びに部品点数を増加させずにコストアップを最小限に抑えつつ、取付基材の取付段部の変形を抑制し得、被保持部材を確実に保持し得る部品取付部の補強構造を提供する。
【解決手段】取付基材としてのドアインナパネル6に形成された取付段部7に倣うように延び且つドアインナパネル6における荷重作用時の変形を抑えるための延出部21を取付部品としてのウインドウロワーフレーム4に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、部品取付部の補強構造に関するものである。
一般に、図5に示される如く、自動車のドア1には、ウインドウガラス2がウインドウレギュレータ3により昇降する方向へ開閉自在に設けられているが、前記ウインドウガラス2は、ドア1の内部における前後所要位置に取り付けられるウインドウロワーフレーム4にスライド自在に保持されるようになっている。
前記ドア1は、図6に示される如く、ドアアウタパネル5とドアインナパネル6とによって袋状の閉断面を有する部材として構成されており、取付基材としての前記ドアインナパネル6には、閉断面の内側に突設される取付段部7が形成されている。
一方、取付部品としての前記ウインドウロワーフレーム4は、図5及び図6に示される如く、断面コ字状で内面側に被保持部材としてのウインドウガラス2の前後端部を保持するガラスラン8が嵌着された保持部としてのウインドウロワーフレーム本体9と、該ウインドウロワーフレーム本体9の上下所要箇所に張り出すように固着された延設部10及び取付部11からなる断面L字状の取付ブラケット12とを備え、該取付ブラケット12の取付部11が前記ドアインナパネル6の取付段部7に対しボルト・ナット等の締結部材13により固着されるようになっている。前記取付ブラケット12の延設部10及び取付部11における上下縁部には、図7に示される如く、補強用のフランジ部14が形成されている。
又、前記ドアインナパネル6には、ウインドウロワーフレーム4の取付時等に利用される作業孔15が穿設され、該作業孔15並びに前記締結部材13等を覆い隠すためのドアトリム16がドアインナパネル6の車室内側に貼り付けられている。
尚、図6中、17はピラーアウタ、18はピラーインナ、19はオープニングトリム、20はウェザーストリップである。
又、前側のウインドウロワーフレーム4は、図6に示される後側のものと対称に配置されている(図5参照)。
尚、前記ドアインナパネル6の内側にウインドウガラス2の保持部を配置した構造を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開平10−44785号公報 特開平10−151949号公報
ところで、前述の如く、ウインドウガラス2をドアインナパネル6に取り付けられるウインドウロワーフレーム4に保持する構造においては、ドア1を強く閉めた場合、ウインドウガラス2の慣性力に伴う車両後方へ向かう大きな荷重が、ウインドウロワーフレーム4を介してドアインナパネル6に作用するため、該ウインドウロワーフレーム4及びドアインナパネル6の取付段部7が図6中の仮想線で示されるように変形し、その反動でウインドウガラス2がウインドウロワーフレーム本体9のガラスラン8から外れてしまう虞があった。
この対策として、従来においては、ドアインナパネル6の板厚を厚くしたり、或いは別物のブラケットを追加したりしてドアインナパネル6の取付段部7の変形を抑え、ウインドウガラス2がウインドウロワーフレーム本体9のガラスラン8から外れてしまうことを防止していた。
しかしながら、前述の如く、ドアインナパネル6の板厚を厚くするのでは、全体の重量増加につながる一方、別物のブラケットを追加するのでは、部品点数が増えてコストアップにつながるという欠点を有していた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、重量並びに部品点数を増加させずにコストアップを最小限に抑えつつ、取付基材の取付段部の変形を抑制し得、被保持部材を確実に保持し得る部品取付部の補強構造を提供しようとするものである。
本発明は、取付基材に形成された取付段部に対し、取付部品の取付部を固着し、該取付部品の取付部から延びる延設部の先端に、被保持部材を保持する保持部を固着してなる部品取付部の補強構造であって、
取付段部に倣うように延び且つ取付基材における荷重作用時の変形を抑えるための延出部を取付部品に形成したことを特徴とする部品取付部の補強構造にかかるものである。
前述の如く構成すると、大きな荷重が取付部品を介して取付基材に作用したとしても、該取付基材の取付段部は、延出部により押えられる形となって変形しにくくなり、被保持部材が取付部品の保持部から外れてしまうことがなく、この結果、取付基材の板厚を厚くするのに比べ、全体の重量増加が抑えられると共に、別物のブラケットを追加するのとは異なり、部品点数も増えずコストアップも避けられることとなる。
前記部品取付部の補強構造においては、取付部品の取付部が少なくとも延設部より取付基材に対し荷重が作用する側に位置するようにし、該取付部から延出部を取付段部に倣うように延ばすことができる。
又、前記部品取付部の補強構造においては、取付基材が袋状の閉断面の一部を形成し、該閉断面の内側に取付段部が突設されるようにすることもできる。
本発明の部品取付部の補強構造によれば、重量並びに部品点数を増加させずにコストアップを最小限に抑えつつ、取付基材の取付段部の変形を抑制し得、被保持部材を確実に保持し得るという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図5〜図7と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図5〜図7に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1及び図2に示す如く、取付段部7に倣うように延び且つ取付基材としてのドアインナパネル6における荷重作用時の変形を抑えるための延出部21を取付部品としてのウインドウロワーフレーム4に形成した点にある。
本図示例の場合、前記ウインドウロワーフレーム4の取付ブラケット12における取付部11はその延設部10より車両後方(ドア1を強く閉めた際にドアインナパネル6に対し荷重が作用する側)に位置しており、該取付部11の後端から前記延出部21を取付段部7に倣うように延ばし、該延出部21の後端には、返り部22を形成してある。
又、前記取付ブラケット12の延設部10、取付部11及び延出部21における上下縁部には、図2に示す如く、補強用のフランジ部14を形成してある。尚、該補強用のフランジ部14を形成する代わりに、図1及び図2中、仮想線で示す如く、前記取付ブラケット12の延設部10、取付部11及び延出部21に、補強用のビード23を形成しても良い。
次に、上記図示例の作用を説明する。
前述の如くウインドウロワーフレーム4の取付ブラケット12における取付部11の後端から延出部21を取付段部7に倣うように延ばしておくと、ドア1を強く閉めた場合に、ウインドウガラス2の慣性力に伴う車両後方へ向かう大きな荷重がウインドウロワーフレーム4を介してドアインナパネル6に作用したとしても、該ドアインナパネル6の取付段部7は、前記延出部21により押えられる形となって変形しにくくなり、ウインドウガラス2がウインドウロワーフレーム本体9のガラスラン8から外れてしまうことがなくなる。
この結果、ドアインナパネル6の板厚を厚くするのに比べ、全体の重量増加が抑えられると共に、別物のブラケットを追加するのとは異なり、部品点数も増えずコストアップも避けられることとなる。
又、前記ドア1は、図1に示す如く、ドアアウタパネル5とドアインナパネル6とによって袋状の閉断面を有する部材として構成されていることから、ウインドウロワーフレーム4をドアインナパネル6の取付段部7に取り付ける作業は、作業孔15から手を入れて手探りの状態で行われるが、前記延出部21は、その取付段部7に対する取付作業時の位置決めの目安としての機能も有することとなり、取付作業性の向上にも役立つ形となる。
更に又、前記延出部21の後端には、返り部22を形成してあるため、該延出部21の後端におけるエッジによってドアインナパネル6の閉断面における内側面が傷付けられることが避けられ、その部分に錆が発生することを防止する上で非常に有効となる。
尚、前記取付ブラケット12の延設部10、取付部11及び延出部21における上下縁部には、図2に示す如く、補強用のフランジ部14を形成してあるため、延出部21を補強することができる。又、該補強用のフランジ部14を形成する代わりに、図1及び図2中、仮想線で示す如く、前記取付ブラケット12の延設部10、取付部11及び延出部21に、補強用のビード23を形成しても、延出部21の補強を行える。
こうして、重量並びに部品点数を増加させずにコストアップを最小限に抑えつつ、取付基材としてのドアインナパネル6の取付段部7の変形を抑制し得、被保持部材としてのウインドウガラス2を確実に保持し得る。
図3及び図4は本発明を実施する形態の他の例であって、図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、ウインドウロワーフレーム4の取付ブラケット12における延設部10の端部から取付部11´を車両前方へ折り返すように形成すると共に、該取付部11´の上下に位置する延設部10の端部から延出部21´を取付段部7に倣うように延ばし、該延出部21´の後端に返り部22´を形成するようにしたものである。
図3及び図4に示す如く構成すると、ドア1を強く閉めた場合に、ウインドウガラス2の慣性力に伴う車両後方へ向かう大きな荷重がウインドウロワーフレーム4を介してドアインナパネル6に作用したとしても、該ドアインナパネル6の取付段部7は、前記延出部21´により押えられる形となって変形しにくくなり、ウインドウガラス2がウインドウロワーフレーム本体9のガラスラン8から外れてしまうことがなく、この結果、ドアインナパネル6の板厚を厚くするのに比べ、全体の重量増加が抑えられると共に、別物のブラケットを追加するのとは異なり、部品点数も増えずコストアップも避けられることとなる。
又、前記ドア1は、図3に示す如く、ドアアウタパネル5とドアインナパネル6とによって袋状の閉断面を有する部材として構成されていることから、ウインドウロワーフレーム4をドアインナパネル6の取付段部7に取り付ける作業は、作業孔15から手を入れて手探りの状態で行われるが、前記延出部21´は、その取付段部7に対する取付作業時の位置決めの目安としての機能も有することとなり、取付作業性の向上にも役立つ形となる。
更に又、前記延出部21´の後端には、返り部22´を形成してあるため、該延出部21´の後端におけるエッジによってドアインナパネル6の閉断面における内側面が傷付けられることが避けられ、その部分に錆が発生することを防止する上で非常に有効となる。
こうして、図3及び図4に示す例においても、図1及び図2に示す例と同様、重量並びに部品点数を増加させずにコストアップを最小限に抑えつつ、取付基材としてのドアインナパネル6の取付段部7の変形を抑制し得、被保持部材としてのウインドウガラス2を確実に保持し得る。
尚、本発明の部品取付部の補強構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す平断面図であって、図5のVI−VI断面相当図である。 本発明を実施する形態の一例を示す要部斜視図である。 本発明を実施する形態の他の例を示す平断面図であって、図5のVI−VI断面相当図である。 本発明を実施する形態の他の例を示す要部斜視図である。 ドア内部に取り付けられる部品としてのウインドウロワーフレームを示す斜視図である。 従来例を示す平断面図であって、図5のVI−VI断面相当図である。 従来例を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 ドア
2 ウインドウガラス(被保持部材)
4 ウインドウロワーフレーム(取付部品)
5 ドアアウタパネル
6 ドアインナパネル(取付基材)
7 取付段部
9 ウインドウロワーフレーム本体(保持部)
10 延設部
11 取付部
11´ 取付部
12 取付ブラケット
21 延出部
21´ 延出部

Claims (3)

  1. 取付基材に形成された取付段部に対し、取付部品の取付部を固着し、該取付部品の取付部から延びる延設部の先端に、被保持部材を保持する保持部を固着してなる部品取付部の補強構造であって、
    取付段部に倣うように延び且つ取付基材における荷重作用時の変形を抑えるための延出部を取付部品に形成したことを特徴とする部品取付部の補強構造。
  2. 取付部品の取付部が少なくとも延設部より取付基材に対し荷重が作用する側に位置するようにし、該取付部から延出部を取付段部に倣うように延ばした請求項1記載の部品取付部の補強構造。
  3. 取付基材が袋状の閉断面の一部を形成し、該閉断面の内側に取付段部が突設されるようにした請求項1又は2記載の部品取付部の補強構造。
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