JP2017094997A - フードエアバッグモジュール取付構造 - Google Patents

フードエアバッグモジュール取付構造 Download PDF

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Koji Tokuyama
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Abstract

【課題】フードエアバッグモジュールの車両への組み付け作業性を向上させると共に、フードインナパネルとフードアウタパネルとで閉じた空間内への水入りを抑制できるフードエアバッグモジュール取付構造を得る。【解決手段】フードアウタパネル12と、フードアウタパネル12に対して車両下方側に配置されるフードインナパネル14と、フードインナパネル14に形成される取り付け穴18とを含んで構成されたフード10と、ケース22の車両前方側に設けられる前側固定ブラケット24と、取り付け穴18に挿入されてフード18に係止される爪部74とが設けられているフードエアバッグモジュール20と、爪部74に取り付けられ、フードインナパネル14の車両下方側に配置されるベース部88と、ベース部88とフードインナパネル14の車両下側面とで狭持されるシール部118と、を含んで構成されたグロメット86と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、フードエアバッグモジュール取付構造に関する。
下記特許文献1には、エアバッグ装置が開示されている。このエアバッグ装置は、エアバッグとインフレータとを収納したケースが車両のフードインナパネルの後端側における車両下方側面に取り付けられており、車両衝突時にエアバッグが膨張展開するとフードパネルの後方に配置されるカウルの車両上側面と、フロントウィンドシールドの左右両側に配置されるフロントピラーの前面とを覆って歩行者を保護する構成とされている。
特開2014−100948号公報
特許文献1に開示された構成によると、エアバッグ装置のケースは、車両前方側及び後方側をそれぞれフードインナパネルへボルトにより締結することで、フードインナパネルに取り付けられている。つまり、エアバッグ装置をフードへ取り付ける際は、作業者がケースを持ちながらフードインナパネルへの位置決めとボルトの締結を同時に行う必要がある。一般的に、エアバッグ装置は重量があるため、ケースを持ちながら行うエアバッグ装置のフードインナパネルへの取り付けは、作業がし難い。
また、フードインナパネルにボルトで締結するため、フードインナパネルにはボルトの挿通孔が形成される。つまり、この挿通孔からフードインナパネルとフードアウタパネルとで閉じた空間内に水が入る可能性がある。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記問題を考慮し、フードエアバッグモジュールの車両への組み付け作業性を向上させると共に、フードインナパネルとフードアウタパネルとで閉じた空間内への水入りを抑制できるフードエアバッグモジュール取付構造を得ることを目的とする。
請求項1記載の発明に係るフードエアバッグモジュール取付構造は、車両の意匠面の一部を構成するフードアウタパネルと、当該フードアウタパネルに対して車両下方側に配置されるフードインナパネルと、当該フードインナパネルに形成されかつ当該フードインナパネルの板厚方向に貫通される取り付け穴とを含んで構成されたフードと、内部にエアバッグとインフレータとが収納されるケースと、当該ケースから車両後方側かつ車両上方側へ延設されると共に前記フードインナパネルの前記取り付け穴に車両上方側へ向かって挿入されることで前記フードに係止される爪部とが設けられているフードエアバッグモジュールと、前記爪部に取り付けられ、前記フードインナパネルの車両下方側に配置されるベース部と、前記ベース部と前記フードインナパネルの車両下側面とで狭持されるシール部と、を含んで構成されたグロメットと、を有している。
請求項1記載の発明によれば、フードエアバッグモジュールには、爪部が設けられている。この爪部をフードインナパネルの取り付け穴に挿入することで、爪部をフードに係止させてフードに対するフードエアバッグモジュールの車両前後方向、車両幅方向及び車両上下方向での位置決めを行うことが可能となる。したがって、フードエアバッグモジュールを位置決めさせた状態でフードエアバッグモジュールの前側固定部を締結具によってフードに締結することで、フードへの取付け作業を行うことができる。つまり、フードエアバッグモジュールの位置決めが可能になると共に、締結作業を行う箇所が少なくできるため、組み付け作業者の負担を軽減することができる。
また、グロメットには、シール部が設けられている。このシール部は、グロメットのベース部とフードインナパネルの車両下側面とで狭持されることから、外部からフードインナパネルの取り付け穴を介してフードアウタパネルとフードインナパネルとの間に水等が浸入するのを抑制することができる。
請求項1記載の本発明に係るフードエアバッグモジュール取付構造は、フードエアバッグモジュールの車両への組み付け作業性を向上させると共に、フードインナパネルとフードアウタパネルとで閉じた空間内への水入りを抑制できるという優れた効果を有する。
一実施形態に係るフードエアバッグモジュール取付構造を備えたフードエアバッグモジュールを示す概略斜視図である。 一実施形態に係るフードエアバッグモジュール取付構造の要部を示す分解斜視図である。 一実施形態に係るフードエアバッグモジュール取付構造における組付け時の状態を示す拡大断面図である。 一実施形態に係るフードエアバッグモジュール取付構造の要部を車両側面から見た状態を示す拡大断面図である。 一実施形態に係るフードエアバッグモジュール取付構造の要部を車両正面から見た状態を示す拡大断面図である。 一実施形態に係るフードエアバッグモジュール取付構造を備えたフードエアバッグモジュールを示す平面図である。
以下、図1〜6を用いて、本発明に係るフードエアバッグモジュール取付構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図において示される矢印FRは車両前後方向前側、矢印OUTは車両幅方向外側、矢印UPは車両上下方向上側をそれぞれ示す。
図3に示されるように、図示しない車両のパワーユニットルームの車両上方側には、フード10が設けられている。このフード10は、車両上側面が意匠面の一部を構成するフードアウタパネル12と、このフードアウタパネル12の車両下側面に取り付けられてフードアウタパネル12を補強するフードインナパネル14とを有している。なお、フードインナパネル14は、図示はしないが車両側面視での断面形状が車両上方側へ向けて開口された略ハット型とされている。したがって、フードインナパネル14とフードアウタパネル12とで閉じた空間が形成される。この略ハット型断面における底壁部16には、板厚方向に貫通された取り付け穴18が形成されている。つまり、フードインナパネル14の取り付け穴18は、フードアウタパネル12に対して車両下方向に離間して配置されている。そして、フードインナパネル14とフードアウタパネル12とで閉じた空間と外部とが取り付け穴18を介して連通する構成とされる。なお、取り付け穴18は、車両平面視で略矩形状に形成されている(図2参照)。
フード10の前端部は、フードロックによって通常はロック状態とされている(いずれも不図示)。また、フード10の後端部の車両幅方向両側には、車両幅方向を軸方向とするフードヒンジが設けられている(いずれも不図示)。これにより、フード10は、後端部側を中心に車両上下方向に回動可能とされている。
フード10の後端部側における車両下方側には、図1に示されるフードエアバッグモジュール20が設けられている。このフードエアバッグモジュール20は、ケース22と、前側固定部としての前側固定ブラケット24と、後側固定ブラケット26と、ケース22の内部に収容されたインフレータ28(図6参照)と、エアバッグ(不図示)とを含んで構成されている。ケース22は、車両幅方向を長手方向とする長尺の略箱状に形成されている。
前側固定ブラケット24は、第一前固定ブラケット30と第二前固定ブラケット32とを含んで構成されている。第一前固定ブラケット30は、車両平面視で略矩形状に形成されていると共に、車両上下方向に沿った断面形状が上側壁部34と側壁部36とで逆L字状に形成されている。この第一前固定ブラケット30は、ケース22のケース幅方向略中央に設けられた後述する後側固定ブラケット26を介して、ケース22に固定されている。
第二前固定ブラケット32は、車両平面視で前後延設部42と車幅延設部44とでL字状に形成されている。一方、第一前固定ブラケット30と同様に車両上下方向に沿った断面形状は、上側壁部38と側壁部40とで逆L字状に形成されている。この第二前固定ブラケット32は、ケース22の車両幅方向両端側にそれぞれ設けられており、車幅延設部44側の側壁部40が後側固定ブラケット26を介してケース22に固定されていると共に、前後延設部42側の側壁部40がケース22の横側壁部46(図6参照)に固定されている。なお、上述した第一前固定ブラケット30の上側壁部34及び第二前固定ブラケット32の上側壁部38には、板厚方向に貫通された取付孔48が形成されており、締結具としての図示しないボルトが挿通可能とされている。
後側固定ブラケット26は、第一後固定ブラケット50と第二後固定ブラケット52とを含んで構成されている。第一後固定ブラケット50は、車両平面視で略矩形状に形成されていると共に車両上下方向に沿った断面形状が上側壁部54と側壁部56とで逆L字状に形成されている第一基部58と、第一基部58の上側壁部54における後端部60の略中央から車両後方側へ延設された延設部62と、で構成されている。第一基部58は、ケース22のケース幅方向略中央部に固定されている。また、延設部62の先端部には、板厚方向に貫通された締結孔64が形成されており、図示しないボルトやクリップ等を挿通してフードインナパネル14へ締結可能とされている。
第二後固定ブラケット52は、車両平面視で略矩形状に形成されていると共に車両上下方向に沿った断面形状が上側壁部66と側壁部68とで逆L字状に形成されている第二基部70と、第二基部70の上側壁部66における後端部72の略中央から車両後方側かつ車両上方側へ延設された爪部74と、で構成されている。第二基部70は、ケース22の車両幅方向の一端部側に固定されている。なお、第二後固定ブラケット52は、車両前後方向に延設されかつ車両上方側へ突出された凸部73が形成されている。
爪部74は、図2に示されるように、第二基部70の上側壁部66と同一面上に車両後方側へ延設された第一延設壁部76と、第一延設壁部76の車両後端部から車両後方側かつ車両上方側へ斜めに延設された第二延設壁部78と、第二延設壁部78の車両後端部から車両後方側へ延設された第三延設壁部80と、で構成されている。また、第一延設壁部76の一部、第二延設壁部78及び第三延設壁部80のそれぞれの車両幅方向の寸法は、後述する爪カバー部82の側壁部84を含めた状態でフードインナパネル14に形成された取り付け穴18の車両幅方向の寸法より小さく設定されている。つまり、爪部74は、爪カバー部82を含めて取り付け穴18内へ挿入可能とされている。なお、第一延設壁部76と第三延設壁部80とは、略平行とされている(図4参照)。また、同様の構成とされた第二後固定ブラケット52がケース22の車両幅方向の他端側にも固定されている(図1参照)。
爪部74は、車両平面視でケース22内部に設けられたインフレータ28に対応した位置に配置されている(図6参照)。具体的には、爪部74は車両平面視でインフレータ28の略中央部に対して車両後方側に配置されている。
爪部74には、グロメット86が取り付けられている。このグロメット86は、一例として樹脂製とされており、ベース部88と、爪カバー部82と、組付けガイド部90とを含んで構成されている。ベース部88は、車両平面視で略矩形状に形成されており、車両幅方向の寸法が取り付け穴18の車両幅方向の寸法よりも大きく設定されている。また、ベース部88の外周部における前端及び側端には、車両上下方向に延設された外周壁部92が形成されている。
また、ベース部88の車両平面視での略中央部には、板厚方向に貫通された貫通孔94が形成されている。この貫通孔94は、車両平面視で略矩形状に形成されていると共に、車両幅方向の寸法が爪部74の車両幅方向の寸法よりも大きく設定されている。そして、爪部74が貫通孔94へ挿通されている。また、貫通孔94における前縁部96及び対向するそれぞれの側縁部98には、係止爪100が形成されている。この係止爪100は、フードインナパネル14に係止する形状とされている(図5参照)。つまり、ベース部88ひいてはグロメット86がフードインナパネル14に係止されている。なお、係止爪100の車両下方側には、図5に示される折り返し部95が形成されている。この折り返し部95は、車両幅方向内側へ延出されており、第一延設壁部76の一部を支持する構成とされている。
貫通孔94における後縁部102には、爪カバー部82が設けられている。この爪カバー部82は、底壁部104と側壁部84とで構成されており、底壁部104は車両平面視で爪部74と略同一の大きさに設定されかつ爪部74の先端部の車両下側面106に沿って延設されている。また、側壁部84は、底壁部104の外周に形成されていると共に車両上方側へ延設されている。つまり、爪部74の車両下側面106及び外周面部110は、爪カバー部82で覆われる構成とされている。そして、爪カバー部82は、爪部74と一体的に取り付け穴18に挿入されている。
図4に示されるように、組付けガイド部90は、ベース部88の前端から車両後方側且つ車両下方側へと延出されている。したがって、組付けガイド部90は、爪カバー部82に対して、車両後方側へ向かうにつれて車両上下方向で離間するように角度が付けられている。つまり、爪カバー部82と組付けガイド部90とで取り付け穴18の後端部112を挟む構成とされている。また、この組付けガイド部90の後端部114は、爪カバー部82の後端部116よりも車両前方側に配置されている。さらに、組み付けガイド部90の後端部114から爪カバー部82の後端部116までの寸法は、図3に示されるように、フードアウタパネル12から取り付け穴18の車両下側までの車両上下方向での寸法よりも小さく設定されている。さらにまた、組付けガイド部90の車両幅方向の寸法は、ベース部88の車両幅寸法と略同一とされている。
また、ベース部88の車両上側面及び組付けガイド部90の車両上側面の一部には、シール部118が取り付けられている。このシール部118は、柔軟性を有する材質で構成されており、一例としてエプトシーラにより構成されている。シール部118は、車両平面視で略矩形状かつ爪カバー部82に対応した位置が切り欠かれた形状に形成されている。また、シール部118の車両上下方向の寸法は、ベース部88をフードインナパネル14の車両下方側面に当接させた際に当該車両下側面に押し付けられて多少変形する程度に設定されている。つまり、シール部118は、グロメット86のベース部88とフードインナパネル14の車両下側面とで弾性変形した状態で狭持されている。なお、本実施形態では、シール部118は、爪カバー部82に対応した位置が切り欠かれた形状に形成されているが、これに限らず、切り欠かれていない形状としてもよい。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、フードエアバッグモジュール20には、爪部74が設けられている。この爪部74をフードインナパネル14の取り付け穴18に挿入することで、爪部74をフード10に係止させてフード10に対するフードエアバッグモジュール20の車両前後方向、車両幅方向及び車両上下方向での位置決めを行うことが可能となる。したがって、フードエアバッグモジュール20を位置決めさせた状態でフードエアバッグモジュール20の前側固定ブラケット24をボルトによってフード10に締結することで、フード10への取付け作業を行うことができる。つまり、フードエアバッグモジュール20の位置決めが可能になると共に、締結作業を行う箇所が少なくできるため、組み付け作業者の負担を軽減することができる。
また、図2に示されるように、グロメット86におけるベース部88は、取り付け穴18よりも大きいサイズとされていることから、取り付け穴18に挿通されずにフードインナパネル14の車両下方側に配置される。同様に、ベース部88と略同一の車両幅方向寸法に設定された組付けガイド部90もフードインナパネル14の車両下方側に配置される。さらに、組付けガイド部90の後端部114からグロメット86の爪カバー部82の後端部116までの寸法は、フードインナパネル14から取り付け穴18までの車両上下方向での寸法よりも小さく設定されている。したがって、図3に示されるように、フードエアバッグモジュール20の仮保持を行うために爪部74を爪カバー部82と共に取り付け穴18へ挿入する際は、爪カバー部82の後端部116がフードインナパネル14と接触する前に組付けガイド部90の後端部114がフードインナパネル14と当接するため、爪部74及び爪カバー部82のそれ以上の挿入が抑制される。つまり、フードエアバッグモジュール20の爪部74がフードインナパネル14の裏面と接触することにより車両の意匠面の一部を構成するフードインナパネル14の変形を抑制できる。このため、作業者は、フードエアバッグモジュール20をフード10へ組み付ける際に、フードインナパネル14の変形に気を使うことなく取り付け作業を行うことができる。
また、グロメット86における爪カバー部82は、爪部74の車両下側面106及び外周面部110を覆う構成とされていることから、爪部74をフードインナパネル14の取り付け穴18に挿入させる際に爪部74がフードインナパネル14及びフードアウタパネル12と直接接触するのを抑制できる。これにより、フードインナパネル14及びフードアウタパネル12が爪部74の挿入の際に傷が付くのを抑制できるので、傷からサビが発生するのを抑制できる。さらに、図4に示されるように、組み付けた状態で爪部74がフードインナパネル14に樹脂製のグロメット86を介して当接する構成となるため、爪部74とフードインナパネル14との間で異音が発生するのを抑制することができる。同時に、フードインナパネル14と爪部74とが異なる種類の金属材料で構成されている場合に当接箇所が腐食(異種金属接触腐食)するのを抑制することができる。
さらにまた、グロメット86には、シール部118が設けられている。このシール部118は、グロメット86のベース部88と、フードインナパネル14の車両下側面とで狭持されることから、外部からフードインナパネル14の取り付け穴18を介してフードアウタパネル12とフードインナパネル14との間に水等が浸入するのを抑制することができる。また、グロメット86の貫通孔94は、車両上下方向に貫通されているが、この貫通孔94に爪部74が挿通されているため、車両下方側からグロメット86の貫通孔94を介してフードアウタパネル12とフードインナパネル14との間に水等が浸入し難くなる。また、万が一、フードアウタパネル12とフードインナパネル14との間に水が入った場合でも、貫通孔94から水を車両下方側へ排出することができる。これらのことから、フードエアバッグモジュール20の車両への組み付け作業性を向上させると共に、フードインナパネル14とフードアウタパネル12とで閉じた空間内への水入りを抑制できる。
また、図5に示されるように、グロメット86は、係止爪100によってフードインナパネル14に係止されていることから、グロメット86自体が動くのを抑制することができる。したがって、グロメット86が動くことによりグロメット86とフードインナパネル14との間で異音が発生するのを抑制することができる。
さらに、図6に示されるように、爪部74は、車両平面視でインフレータ28と対応した位置に配置されている。したがって、インフレータ28作動時の反動によるフードエアバッグモジュール20の意図しない動きを抑制させることができる。
なお、本実施形態では、グロメット86は係止爪100によってフードインナパネル14に係止される構成とされているが、これに限らず、両面テープや接着剤等によってフードインナパネル14へ係止してもよい。また、その他の方法によって係止する構成としてもよい。
さらに、グロメット86に設けられたシール部118は、エプトシーラにより構成されているが、これに限らず、その他のシール剤で構成されてもよい。さらに、グロメット86にリブを形成し、このリブがフードインナパネル14と当接することで外部からフードインナパネル14の取り付け穴18を介してフードアウタパネル12とフードインナパネル14との間に水等が浸入するのを抑制する構成としてもよい。
さらにまた、組付けガイド部90の後端部114が爪カバー部82の後端部116よりも車両前方側に配置されていることで爪部74及び爪カバー部82の取り付け穴18への挿入量を抑制する構成とされているが、これに限らず、爪カバー部82と組付けガイド部90とで成す角度を調整してグロメット86の取り付け穴18への組付け軌跡を規制することで上述の挿入量を抑制する構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 フード
12 フードアウタパネル
14 フードインナパネル
18 取り付け穴
20 フードエアバッグモジュール
22 ケース
24 前側固定ブラケット(前側固定部)
28 インフレータ
74 爪部
86 グロメット
88 ベース部
118 シール部

Claims (1)

  1. 車両の意匠面の一部を構成するフードアウタパネルと、当該フードアウタパネルに対して車両下方側に配置されるフードインナパネルと、当該フードインナパネルに形成されかつ当該フードインナパネルの板厚方向に貫通される取り付け穴とを含んで構成されたフードと、
    内部にエアバッグとインフレータとが収納されるケースと、当該ケースの車両前方側に設けられると共に前記フードと締結具により締結される前側固定部と、当該ケースから車両後方側かつ車両上方側へ延設されると共に前記フードインナパネルの前記取り付け穴に車両上方側へ向かって挿入されることで前記フードに係止される爪部とが設けられているフードエアバッグモジュールと、
    前記爪部に取り付けられ、前記フードインナパネルの車両下方側に配置されるベース部と、前記ベース部と前記フードインナパネルの車両下側面とで狭持されるシール部と、を含んで構成されたグロメットと、
    を有している、フードエアバッグモジュール取付構造。
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