JP2018065498A - 車両用フェンダー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性に優れた車両用フェンダー構造を提供する。
【解決手段】車輪V1の外周面V1aに面しつつ、ホイールハウスV2内に配置されるインナーフェンダー11と、車両前後方向に沿ってインナーフェンダー11の車幅方向内側縁部に、インナーフェンダー11と一体に形成されるスプラッシュガード21と、インナーフェンダー11とスプラッシュガード21との連結部分に、インナーフェンダー11とスプラッシュガード21との一方を他方側へ折り畳み可能とするヒンジ31とを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輪の上半部を覆う車両用フェンダー構造に関する。
エンジンルーム、フェンダー内部、およびその周辺に設置された機器を点検・整備する際に、整備対象に対して、ボンネットフードを開けてエンジンルームの上方からアクセスしたり、車両をジャッキアップしてエンジンルームの下方からアクセスする他に、ホイールハウスからアクセスすることが行われる。
整備対象に対して、ホイールハウスからアクセスする場合、アクセスを容易にしたり、作業スペースを確保するために、ホイールハウス内に設置されたインナーフェンダーを取外すことや、折曲げたり、撓ませることが行われている。
たとえば、特許文献1では、樹脂製のインナーフェンダーに指掛け部が設けられ、指掛け部に指を引っ掛けて、インナーフェンダーの一部を捲り、捲ってできた開口部に手を入れて作業を行う手法が提案されている。
特開2013−32034号公報
ところで、特許文献1の車両用フェンダー構造では、指掛け部に指を引っ掛けて、フェンダーを捲り上げつつ、作業する構造となっている。このため、作業対象を目視しながらの作業が困難であったり、十分な作業スペースを確保することが困難で、作業性が阻害されるおそれがあるという課題があった。
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、作業性に優れた車両用フェンダー構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る車両用フェンダー構造は、車輪の外周面に面しつつ、ホイールハウス内に配置されるインナーフェンダーと、車両前後方向に沿って該インナーフェンダーの車幅方向内側縁部に、該インナーフェンダーと一体に形成されるスプラッシュガードと、該インナーフェンダーと該スプラッシュガードとの連結部分に、該インナーフェンダーと該スプラッシュガードとの一方を他方側へ折り畳み可能とするヒンジとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、作業性に優れた車両用フェンダー構造を提供することができる。
本実施形態に係る車両用フェンダー構造を備えた車両左前側のフロントフェンダーを左斜め後方から見た斜視図である。 図1からフェンダーパネル、フロントバンパー、および車輪を外した状態を示す斜視図である。 図2で示される箇所を左斜め前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る車両用フェンダー構造を構成するスプラッシュガードを示す斜視図である。 スプラッシュガードの要部拡大斜視図である。 図2のVI-VI線に沿った断面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、各図中に矢印で示される「前後」は、車両Vの前後方向を示し、「上下」は、車両Vの上下方向を示し、「左右」は、運転席から見た左右方向(車幅方向)を示している。
また、車両Vの左右側部は、左右対称となっているため、以下の説明においては左側部のみを説明し、右側部の説明は省略する。
まず、本実施形態の車両用フェンダー構造1が設置される車両Vについて説明する。
車両Vは、図1に示すように、車体前部下方に配置されるフロントバンパーV3と、車体前部左側面に配置されるフェンダーパネルV4とを備えている。
フロントバンパーV3は、車両前面から車両前部の側面にかけての外形形状を構成している。
フェンダーパネルV4は、車両前部における左肩部分の外形形状を構成している。
フェンダーパネルV4の下縁とフロントバンパーV3の後縁とで、車両前部の側面には、車輪V1を収容するホイールハウスV2のホイールアーチV2aが形成されている。
本願発明の車両用フェンダー構造1は、車輪V1の上半部を車幅方向内側から囲み、雨水や泥水の車内側への飛散を防止するもので、ホイールハウスV2内に設置されている。
車両用フェンダー構造1は、図2に示すように、インナーフェンダー11、スプラッシュガード21、ヒンジ31、および係合手段41を備えている。
インナーフェンダー11は、車両走行中に車輪V1が回動することで巻き上げられる雨水や塵埃等が車輪V1の径方向へ飛散することを防止する。
スプラッシュガード21は、車両走行中に雨水や塵埃等が車幅方向内側へ飛散することを防止する。
ヒンジ31は、スプラッシュガード21を折り返して、インナーフェンダー11に重ねるように折り畳むことを可能にしている。
係合手段41は、インナーフェンダー11とスプラッシュガード21とが折り畳まれた状態を保持する。
インナーフェンダー11、スプラッシュガード21、ヒンジ31、および係合手段41は、樹脂材の射出成形によって、1部品として形成されている。
つまり、インナーフェンダー11とスプラッシュガード21とは、ヒンジ31を介して、一体に連結されている。そして、スプラッシュガード21が扉部として、ヒンジ31を介して、車体に対して揺動可能に支持されている。
なお、樹脂材には、折曲げ動作の繰返しに対して、適度な柔軟性と強度とを兼ね備えたポリプロピレン(PP:polypropylene)が好適である。
次に、車両用フェンダー構造1の各構成について説明する。
インナーフェンダー11は、図1〜図3に示すように、車輪V1の外周面V1aに面しつつ、ホイールハウスV2内に配置される部材で、フェンダー本体部12とフェンダー補助壁部13とを備えている。
フェンダー本体部12は、ホイールハウスV2のホイールアーチV2aに倣って円弧状に湾曲する板状の部材で構成されている。
フェンダー補助壁部13は、車両前後方向に対して斜めに交差しつつ、車両上下方向に延在し、フェンダー本体部12における車幅方向内側縁部の円弧の一部分を塞ぐように配置される。
このようなインナーフェンダー11には、フェンダー本体部12、およびフェンダー補助壁部13の適当な部位に、適宜設けられた複数のフェンダー固定部14が設けられている。
各フェンダー固定部14は、貫通孔で構成されており(図3参照)、フェンダー固定部14を貫通しつつ、車体側に固定されるクリップやネジ等の着脱可能な固定手段51を用いて、インナーフェンダー11は車体を構成する骨格部材V5へ着脱可能に固定される。
スプラッシュガード21は、図2、図4に示すように、車両前後方向(車輪V1の回転面)に沿って車両上下方向に延在し、インナーフェンダー11の車幅方向内側縁部に配置される。そして、スプラッシュガード21は、フェンダー補助壁部13とともに、ホイールハウスV2とエンジンルームV6との間を仕切っている。
スプラッシュガード21は、ガード側縦壁部23と、ガード本体部22とを備え、断面略L字形状に形成されている(図6参照)。
ガード側縦壁部23は、車幅方向に沿って車両上下方向に延在する平板形状を備えている。また、ガード側縦壁部23は、後述するヒンジベース32のスプラッシュガード21側を構成している。
ガード本体部22は、ガード側縦壁部23の車幅方向内側縁部から連続し、車両前後方向に沿って車両上下方向に延在する板形状を備えている。また、ガード本体部22は、その上縁部分が、車両前後方向に沿って延びるスリット24によって、インナーフェンダー11から切り離されている。
このようなスプラッシュガード21は、上側ガード固定部25a、および下側ガード固定部25bの2箇所で車体側に固定されている。
上側ガード固定部25aは、ヒンジ31と反対側の端縁の上端部に開口する貫通孔で構成されている。
下側ガード固定部25bは、ガード側縦壁部23の下端部に開口する貫通孔で構成されている。
上側ガード固定部25a、および下側ガード固定部25bは、フェンダー固定部14と同様の固定手段51を用いて車体へ固定されている。
そして、固定手段51を取外すことで、スプラッシュガード21は、扉部として、ヒンジ31を回転中心(折り目)にして、折り畳み可能となる。
ヒンジ31は、図5に示すように、インナーフェンダー11とスプラッシュガード21とを一体に連結するとともに、スプラッシュガード21を折り返して、インナーフェンダー11に重ねるように折り畳むことを可能にしている。また、ヒンジ31は、ヒンジベース32と樹脂ヒンジ33とを備え、車幅方向に沿って車両上下方向に延在する縦壁部を構成している。
ヒンジベース32は、インナーフェンダー11、およびスプラッシュガード21と樹脂ヒンジ33とを連結する部位で、フェンダー側縦壁部34aとガード側縦壁部23とを備えている。
フェンダー側縦壁部34aは、インナーフェンダー11と樹脂ヒンジ33とを連結し、ガード側縦壁部23は、スプラッシュガード21と樹脂ヒンジ33とを連結する。つまり、ガード側縦壁部23とフェンダー側縦壁部34aとは、樹脂ヒンジ33を介して連結されている。
ガード側縦壁部23とフェンダー側縦壁部34aとは、それぞれが、車幅方向に沿って、車両後方に面しつつ、車両上下方向に延在する平板形状を備えている。つまり、ガード側縦壁部23とフェンダー側縦壁部34aとは、車幅方向に沿って車両上下方向に延在する縦壁部を構成している。
ガード側縦壁部23は、ガード本体部22の前端縁に交差しつつ連続している。このようなガード側縦壁部23と、ガード本体部22とで断面略L字形状を形成している。つまり、ガード側縦壁部23は、スプラッシュガード21を構成しつつ、ヒンジベース32を構成している。
フェンダー側縦壁部34aは、フェンダー補助壁部13の後端縁に交差しつつ連続している。
樹脂ヒンジ33は、繰返される折曲げ動作に対する柔軟性、および耐久性を兼ね備えている。また、樹脂ヒンジ33は、断面略U字形状を備えた弾性片で構成されており、そのU字形状が車両後方に向かって開口しつつ、車両上下方向に沿って直線状に配置されている。そして、樹脂ヒンジ33は、U字形状の車幅方向外側端部に、ガード側縦壁部23が連結され、U字形状の車幅方向内側端部に、フェンダー側縦壁部34aが連結されている。
なお、樹脂ヒンジ33は、U字形状に成形する構成、および平板をU字形状に折曲げる構成のどちらでも構わない。また、薄肉部で構成されてもよい。
樹脂ヒンジ33は、樹脂材自体が撓んでヒンジとして機能するため、ヒンジを構成するために別部品を必要としない。
係合手段41は、図2、図4〜図6に示すように、係合部42と係合受部43とが係合した状態で、インナーフェンダー11にスプラッシュガード21が折り畳まれた状態を保持する構成である。また、係合手段41は、スプラッシュガード21に配置される係合部42と、インナーフェンダー11に配置され、係合部42と係脱可能な係合受部43とを備えている。
係合部42は、係合爪45で構成されている。
係合爪45は、スプラッシュガード21におけるヒンジ31の上端側、且つヒンジ31と反対側の端縁に形成されている。つまり、係合爪45は、スプラッシュガード21におけるヒンジ31から径方向に離れた箇所に形成されている。また、係合爪45は、腕部45aと、鉤部45bとを備えている。
腕部45aは、スプラッシュガード21から樹脂ヒンジ33を中心として径方向外側に向かって延設されている。
鉤部45bは、腕部45aの先端から樹脂ヒンジ33の長手方向(車両上下方向)に沿って上方から下方に向かって曲がり、腕部45aとともに略L字形状を形成している。
係合受部43は、図2、図6に示すように、貫通孔からなる係合孔44で構成されている。
係合孔44は、スプラッシュガード21を折り畳んだ際に、係合爪45が重なるフェンダー本体部12の部位に開口している。また、係合孔44は、インナーフェンダー11における車体を構成する骨格部材V5と重なる部位に開口している。
つまり、係合爪45は、スプラッシュガード21を折り畳んだ際に、鉤部45bが骨格部材V5と重なるように、スプラッシュガード21に形成されている。
また、係合孔44は、挿通部44aと嵌合部44bとを備えている。
挿通部44aは、係合爪45が挿通可能な孔形状を備えている。
嵌合部44bは、係合爪45の腕部45aが挿通可能、且つ鉤部45bが係合可能な孔形状を備えている。また、嵌合部44bは、挿通部44aの車幅方向外側に隣接して開口している。つまり、嵌合部44bは、挿通部44aのヒンジ31を回転中心(回転軸)とする径方向外側に隣接して開口している。
このような嵌合部44bと挿通部44aとによって、係合孔44は、略L字形状を備えた1つの貫通孔で構成されている。
次に、本実施形態の車両用フェンダー構造1の取付手順について説明する。
まず、インナーフェンダー11のフェンダー固定部14を各固定位置に合わせて、固定手段51であるクリップやネジをフェンダー固定部14に組付ける。
次に、スプラッシュガード21を固定位置に合わせ、固定手段51を上側ガード固定部25aと下側ガード固定部25bに組付ける。
以上で、本実施形態の車両用フェンダー構造1の車体への組付けが完了する。
次に、スプラッシュガード21を折り畳む際の手順について説明する。
まず、上側ガード固定部25aと下側ガード固定部25bとに組付けられている固定手段51を取外して、スプラッシュガード21を揺動可能とする。
次に、樹脂ヒンジ33を回転中心にして、スプラッシュガード21を折り畳み、フェンダー本体部12に重ねる。
そして、スプラッシュガード21をフェンダー本体部12に重ねた状態を保持しつつ、係合爪45を撓ませて、係合孔44の挿通部44aに挿入する。
このとき、挿通部44aに挿入された係合爪45は、樹脂ヒンジ33の撓み変形に対する復元力によって、固定位置へ戻ろうとする。そして、スプラッシュガード21が固定位置へ戻ろうとする際に、鉤部45bが嵌合部44bに係合し、スプラッシュガード21がフェンダー本体部12に重なった状態が保持される。
次に、鉤部45bと嵌合部44bとの係合状態を解消する際の手順について説明する。
まず、係合爪45、およびガード本体部22をヒンジ31側へ撓ませて、鉤部45bを嵌合部44bから挿通部44aへ移動させて、鉤部45bと嵌合部44bとの係合を解除する。
次に、鉤部45bと嵌合部44bとの係合を解除しつつ、係合爪45を係合孔44(挿通部44a)から引抜く。
そして、樹脂ヒンジ33の復元力によって、ガード本体部22が固定位置に向かって移動する。
次に、ガード本体部22を固定位置に合わせ、固定手段51を上側ガード固定部25aと下側ガード固定部25bに組付ける。
次に、本実施形態に係る車両用フェンダー構造1の作用効果について説明する。
本実施形態の車両用フェンダー構造1では、インナーフェンダー11とスプラッシュガード21との連結部分にヒンジ31を設け、スプラッシュガード21をインナーフェンダー11へ折り畳み可能としている。
これによって、インナーフェンダー11、およびスプラッシュガード21を着脱することなく、十分な作業スペースを確保することができるため、作業性に優れた車両用フェンダー構造1を実現することができる。
また、本実施形態の車両用フェンダー構造1では、ヒンジ31が車幅方向に沿って車両上下方向に延在する縦壁部を構成するとともに、スプラッシュガード21を断面略L字形状としている。
このような構成とすることで、ヒンジ31を設置する位置をインナーフェンダー11とスプラッシュガード21との連結部分となる角部や、前後方向に沿った面に設定する場合よりも、ヒンジ31においてインナーフェンダー11に対するスプラッシュガード21の近接を小さくすることができる。
これによって、スプラッシュガード21をインナーフェンダー11側へ折り畳み易くなり、より作業性に優れた車両用フェンダー構造1を実現することができる。
本実施形態の車両用フェンダー構造1では、扉部としてのスプラッシュガード21が折り畳まれた状態を保持することができる係合手段41を備えている。
これによって、作業対象を目視しつつ、両手での作業が行えるため、作業性をさらに向上することができる。
本実施形態の係合手段41は、貫通孔からなる係合孔44と、係合孔44に係脱可能に構成された係合爪45とで構成されている。
これによって、比較的簡単な構成で、部品点数を増やすことなく、係合部42を形成することができる。つまり、製造コストの増大を抑制しつつ、係合手段41を設けることができる。
本実施形態の係合孔44は、インナーフェンダー11、またはスプラッシュガード21における車体を構成する骨格部材V5と重なる部位に開口している。
このような構成とすることで、係合孔44からフロントバンパーV3内部、およびフェンダーパネルV4内部に浸入した雨水、および塵埃は、骨格部材V5に当たって勢いが弱められる。
これによって、フェンダー内、およびエンジンルームV6内に設置された機器類への雨水、および塵埃による影響を小さくすることができる。つまり、貫通孔という単純な構成で、機器や部品へ大きな影響を及ぼすことのない係合手段41を構成することができる。
本実施形態の係合手段41では、ヒンジ31で折り畳まれつつ、挿通部44aに挿入された係合爪45が、ヒンジ31の復元力(元の形状に戻ろうとする力)によって嵌合部44bに嵌り、スプラッシュガード21が折り畳まれた状態が保持される。
これによって、簡便な折り畳み作業によって、扉部としてのスプラッシュガード21を折り畳んだ状態を保持することができる。
本実施形態の車両用フェンダー構造1では、スプラッシュガード21が、ヒンジ31と反対側の端縁の上端部で車体側に固定されることで、スプラッシュガード21がヒンジ31から離れた部位で車体に固定される。
これによって、車体に対して、扉部としてのスプラッシュガード21のバタ付きが抑えられ、より確実にスプラッシュガード21を固定することができる。
本実施形態の車両用フェンダー構造1では、スプラッシュガード21が、上側では車幅方向に面する面(ガード本体部22)で固定され、下側では前後方向に面する面(ガード側縦壁部23)で固定される。
これによって、スプラッシュガード21が交差する2つの面のそれぞれで固定されるため、車体に対してより一層確実にスプラッシュガード21を固定することができる。
以上、本願発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本願発明はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。
たとえば、本実施形態では、扉部としてのスプラッシュガード21を揺動可能に支持する構成であるが、これに限定するものではない。
ヒンジ31に隣接するインナーフェンダー11の部位を、フェンダー本体部12から切り離し、ヒンジ31を介して揺動可能とすることも可能である。
つまり、切り離されたインナーフェンダー11の部位(フェンダー扉)を扉部とすることも可能である。
そして、このような構成とすることで、スプラッシュガード21を車体側に固定した状態では、フェンダー扉を開閉して(折り畳んで)、フェンダーの内部、およびフロントバンパーV3の内部の作業が可能となる。また、フェンダー扉を車体側に固定した状態では、前述のように、スプラッシュガード21を折り畳んでエンジンルームV6内の作業が可能である。
また、本実施形態では、係合手段41を構成する係合部42としての係合爪45がスプラッシュガード21に設けられ、係合受部43としての係合孔44がインナーフェンダー11に開口しているが、これに限定するものではない。
たとえば、係合部42として係合孔44を備え、係合受部43として係合爪45を備える構成とすることも可能であり、本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、係合手段41として、係合爪45と係合孔44との組合わせに限定するものではない。
たとえば、一般的な係脱自在に構成された凸部と凹部の構成や、所謂面ファスナーのような構成も採用が可能である。
つまり、一時的に係合状態を保持することができる係脱可能な構成であれば、様々な形態について採用することができる。
1 車両用フェンダー構造
11 インナーフェンダー
21 扉部(スプラッシュガード)
31 ヒンジ
22 ガード本体部
23 ガード側縦壁部
42 係合部
43 係合受部
44 係合孔
44a 挿通部
44b 嵌合部
45 係合爪
45a 腕部
45b 鉤部
V1 車輪
V1a 外周面
V2 ホイールハウス
V5 骨格部材

Claims (8)

  1. 車輪の外周面に面しつつ、ホイールハウス内に配置されるインナーフェンダーと、
    車両前後方向に沿って該インナーフェンダーの車幅方向内側縁部に、該インナーフェンダーと一体に形成されるスプラッシュガードと、
    該インナーフェンダーと該スプラッシュガードとの連結部分に、該インナーフェンダーと該スプラッシュガードとの一方を他方側へ折り畳み可能とするヒンジとを備える
    ことを特徴とする車両用フェンダー構造。
  2. 前記ヒンジは、
    車幅方向に沿って車両上下方向に延在する縦壁部を構成し、
    前記スプラッシュガードは、
    該ヒンジの該スプラッシュガード側を構成する車幅方向に沿ったガード側縦壁部と、車両前後方向に沿ったガード本体部とで、断面略L字形状を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用フェンダー構造。
  3. 前記インナーフェンダーと前記スプラッシュガードとの一方が車体に対して揺動可能な扉部を構成し、
    該扉部に配置される係合部と、
    該扉部を支持する車体側に配置される係合受部とを備え、
    該係合部と該係合受部とが係合した状態で、該扉部が該インナーフェンダーと該スプラッシュガードとの他方に折り畳まれた状態が保持される
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の車両用フェンダー構造。
  4. 前記係合受部は、
    貫通孔からなる係合孔と、
    該係合孔に係脱可能に構成された係合爪と
    のどちらか一方を備え、
    前記係合部は、
    該係合孔と該係合爪の他方を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用フェンダー構造。
  5. 前記係合孔は、
    前記インナーフェンダー、または前記スプラッシュガードにおける車体を構成する骨格部材と重なる部位に開口する
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用フェンダー構造。
  6. 前記係合爪は、
    該係合爪が設けられる前記インナーフェンダー、または前記スプラッシュガードから延設される腕部と、
    該腕部の先端に形成される鉤部とを備え、
    前記係合孔は、
    該係合爪が挿通可能な挿通部と、
    該挿通部の前記ヒンジを回転中心(回転軸)とする径方向外側に隣接し、該腕部が挿通可能、且つ該鉤部が係合可能な嵌合部とを備える
    ことを特徴とする請求項4、または請求項5に記載の車両用フェンダー構造。
  7. 前記スプラッシュガードは、
    前記ヒンジと反対側の端縁の上端部で車体側に着脱可能に固定される
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用フェンダー構造。
  8. 前記スプラッシュガードは、
    前記ガード側縦壁部の下端部で車体側に着脱可能に固定される
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両用フェンダー構造。
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