JP2020045737A - 転圧機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動装置における機体構成部によって隠れた部分の整備性を向上させることができる転圧機械を提供する。【解決手段】機体(1)の骨格を形成するフレーム(5)と、機体に回転可能に設けられる車輪(13)と、フレームに搭載され、車輪を駆動する駆動装置(9)と、を備える転圧機械において、フレームに設けられ、車輪と駆動装置とを隔てる遮蔽部材(30)を有し、遮蔽部材には、車輪と駆動装置との間を開放する開放部(39)が形成され、該開放部を開閉可能な蓋部(41)が備えられる。【選択図】図2

Description

本発明は転圧機械に係り、特に内燃機関の整備性を向上させる技術に関する。
道路や鉄道の盛土工事、敷地造成などの大規模土工現場において、高い締固め能力を有していることから、土工用振動ローラが広く用いられている。
この土工用振動ローラには、エンジンが搭載されており、該エンジンの上方を覆うようにエンジンフードが配設されている(特許文献1)。
特開2015−209026号公報
ところで、土工用振動ローラの後輪(駆動輪)は、地面を締固める前輪(鉄輪)より機体左右方向内側に収まるように配設されている。しかし、機械性能向上のためには、できるだけ大きい出力を持ったエンジンを搭載させることが求められており、エンジンが左右の後輪に挟まれるように配設される機体においては、その他の機体と比較してエンジンが上下方向に延びて構成されることが一般的である。これにより、エンジンのうち、後輪の上方を覆うインナーフェンダと機体左右方向で重なり隠れる部分については、該エンジンの整備のときに作業者の手が届きにくいという問題があった。
そこで、上記特許文献1に開示されるようなエンジンフードを鑑みると、足場(特許文献1の足場9)を設け、インナーフェンダと機体左右方向で重なり隠れる部分に位置するラジエータ等のエンジン部品の点検を行うことが記載されているが(段落[0017])、このような足場を設けることは、機体後方の視認性を低下させる虞があり、さらなる改善の余地があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、駆動装置(エンジン)における遮蔽部(インナーフェンダ)によって隠れた部分の整備性を向上させることができる転圧機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の転圧機械は、機体の骨格を形成するフレームと、前記機体に回転可能に設けられる車輪と、前記フレームに搭載され、前記車輪を駆動する駆動装置と、を備える転圧機械において、前記フレームに設けられ、前記車輪と前記駆動装置とを隔てる遮蔽部材を有し、前記遮蔽部材には、前記車輪と前記駆動装置との間を開放する開放部が形成され、該開放部を開閉可能な蓋部が備えられることを特徴とする。
これにより、遮蔽部材に開放部を形成し、該開放部を蓋部によって開閉可能にすることで、機体を使用するときは開放部を蓋部によって閉扉することで車輪が巻き上げる砂泥等がエンジンルーム内に入ることを抑制することが可能であり、機体を整備するときは開放部を開放することで駆動装置の整備を容易にすることが可能とされる。
その他の態様として、前記遮蔽部材に設けられ、前記蓋部を回動可能に支持する回動支持部を備え、前記蓋部は、前記回動支持部を軸にして回動することで前記開放部を開閉するのが好ましい。
これにより、回動支持部によって蓋部を回動可能に支持することで、蓋部を例えば片手で容易に開閉することが可能とされる。
その他の態様として、前記駆動装置を覆い、開閉可能なカバーを備え、前記蓋部は、前記カバーの開閉と連動して前記開放部を開閉するのが好ましい。
これにより、カバーの開閉と連動して開放部が開閉することで、カバーと開放部とをそれぞれ開閉せずに一度に開閉することが可能とされる。
その他の態様として、一端が前記カバーに取付けられ、他端が前記蓋部に取り付けられる牽引部材を備え、前記牽引部材は、前記カバーの開放によって牽引されることで前記蓋部を牽引して前記カバーと連動させるのが好ましい。
これにより、カバーの開放によって牽引部材が牽引され、蓋部を牽引してカバーと連動させることで、簡単な構成にしてカバーの開閉と連動して開放部を開閉することが可能とされる。
その他の態様として、前記蓋部に取付けられ、前記開放部が開放する方向に前記蓋部を付勢する付勢部材を備え、前記カバーは、開放状態から閉扉状態に移動するときに前記蓋部を押下するのが好ましい。
これにより、付勢部材によって開放部が開放する方向に蓋部を付勢し、カバーを開放状態から閉扉状態に移動するときは、カバーが蓋部を押下することで、カバーの開閉に連動して蓋部を開閉することが可能とされる。
その他の態様として、前記蓋部は、前記遮蔽部材に脱着可能に取付けられ、取り外すことで前記開放部を開放するのが好ましい。
これにより、蓋部を遮蔽部材に脱着可能に構成することで、開放部を開放するために蓋部を移動させ、駆動装置の整備をより容易にすることが可能とされる。
その他の態様として、前記遮蔽部材には、前記開放部を開閉するときに前記蓋部が動く方向を誘導するガイド部が備えられるのが好ましい。
これにより、開放部を開閉するときに蓋部が動く方向をガイド部によって誘導することで、蓋部を誤った方向に移動させることにより蓋部が歪むことを抑制することが可能とされる。
本発明の転圧機械によれば、遮蔽部材に開放部を形成し、該開放部を蓋部によって開閉可能にしたので、機体を使用するときは開放部を蓋部によって閉扉することで車輪が巻き上げる砂泥等がエンジンルーム内に入ることを抑制することが可能であり、機体を整備するときは開放部を開放することで駆動装置の整備を容易にすることができる。
これにより、駆動装置における機体構成部によって隠れた部分の整備性を向上させることができる。
機体の概略構成図である。 図1中A部の斜視図である。 エンジンフードが開放状態における機体の概略構成図である。 図3中A部の斜視図である。 第1実施形態に係るインナーフェンダの分解図である。 第1実施形態に係るインナーフェンダの分解図である。 図6中の矢視Bで視た閉扉時における第1実施形態に係るインナーフェンダの側面図である。 図6中の矢視Bで視た開放時における第1実施形態に係るインナーフェンダの側面図である。 第2実施形態に係るインナーフェンダとエンジンフードとが開閉するときの関係性を説明する説明図である。 第2実施形態に係るインナーフェンダとエンジンフードとが開閉するときの関係性を説明する説明図である。 第2実施形態に係るインナーフェンダとエンジンフードとが開閉するときの関係性を説明する説明図である。 第3実施形態に係るインナーフェンダの側面図である。 第3実施形態に係るインナーフェンダの斜視図である。 第3実施形態に係るインナーフェンダの斜視図である。
<第1実施形態>
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
図1を参照すると、機体1の概略構成図が示されている。
機体(転圧機械)1は、フロントフレーム3、リアフレーム(フレーム)5、操縦席7、駆動装置9、前輪11及び後輪(車輪)13を備えた土工用振動ローラである。この機体1は、後輪13を駆動することで前後進しつつ、前輪11を用いて地面を締固めることが可能である。
フロントフレーム3は、機体1の前部に配設された左右一対の骨格部材である。このフロントフレーム3には、金属製の円筒状に形成された前輪11が備えられている。また、フロントフレーム3は、回動支持体4を介してリアフレーム5に回動可能に取付けられている。
リアフレーム5は、機体1の後部に配設された骨格部材である。このリアフレーム5には、上部に操縦席7及び駆動装置9が配設されている。また、リアフレーム5には、ゴム製のタイヤを備えた後輪13が機体左右方向でリアフレーム5を挟むように配設されている。
操縦席7は、リアフレーム5の前側上部に配設され、図示はしないが、座席やコントロールパネル及び操作レバーが備えられている。これにより、操縦席7は、オペレータが搭乗して座席に着座し、コントロールパネルや操作レバーを操作することで機体1の走行等の操作(以下、走行操作という)をすることが可能である。
駆動装置9は、例えばエンジン、HST(Hydraulic Static Transmission)、ラジエータ等の機体1の走行に必要な装置を備えて構成しており、リアフレーム5の後部に配設されている。この駆動装置9は、エンジンを駆動することで後輪13を駆動して機体1を走行させることが可能である。
したがって、機体1は、オペレータが操縦席7に搭乗して走行操作をすることで、駆動装置9によって後輪13を駆動して機体1を前後進させ、前輪11で地面を締固めることが可能である。また、機体1は、回動支持体4を軸にしてフロントフレーム3を回動させることで、機体1を転舵することが可能である。
図2を参照すると、図1中A部の斜視図が示されている。また、図3を参照すると、エンジンフード(カバー)21が開放状態における機体1の概略構成図が示されている。またさらに、図4を参照すると、図3中A部の斜視図が示されている。
リアフレーム5の後側上部には、エンジンフード(カバー)21がリアフレーム5から上方に延びる支持部15にヒンジ(回動支持部)15aを介して回動可能に取付けられている。この支持部15には、図示しないショックダンパーが設けられており、エンジンフード21を所定の力で支持して後述する開放状態を保持することが可能である。
エンジンフード21は、駆動装置9の上方及び左右方向を覆うカバーであり、支持部15及び後述するインナーフェンダ30と密接する(閉扉状態)ことで駆動装置9側に粉塵等が侵入することを抑制することが可能である(図1、2)。このエンジンフード21は、ヒンジ15aを軸にして上方に回動することで、駆動装置9を開放する開放状態となる(図3、4)。このようにエンジンフード21は、閉扉状態となることで駆動装置9が粉塵等に晒されることを抑制し、開放状態となることで駆動装置9の整備等を可能にする。
リアフレーム5には、インナーフェンダ(遮蔽部材)30が例えばボルトによって取り付けられている。このインナーフェンダ30は、駆動装置9と後輪13とを隔てる板部材であり、主に後輪13が走行中に巻き上げる砂泥等が駆動装置9側に侵入することを抑制するために設けられている。
図5、6を参照すると、第1実施形態に係るインナーフェンダ30の分解図が示されている。インナーフェンダ30は、遮蔽壁部31及び蓋部材(蓋部)41によって構成されている。遮蔽壁部31は、遮蔽壁33、前側取付壁35、下側取付壁37及び開放部39を備えている。遮蔽壁33は、側壁33a、後壁33b及び上壁33cを有して形成されている。
側壁33aは、機体1に取付いた状態で視ると(図2、図4)、駆動装置9に沿うように機体上下方向及び前後方向に延びる壁である。後壁33bは、機体1に取付いた状態で視ると、側壁33aの後端から垂直かつ後方に向けて下方に傾斜して延びる壁である。上壁33cは、機体1に取付いた状態で視ると、側壁33aの上端から垂直かつ後方に向けて下方に傾斜して延び、後壁33bの上端と連続する壁である。
前側取付壁35は、遮蔽壁33の側壁33a及び上壁33cの機体前後方向前側の端部に、機体上下方向及び左右方向に延びて形成された面である。この前側取付壁35は、例えばボルトによって支持部15に固定されている。下側取付壁37は、遮蔽壁33の側壁33a及び後壁33bの機体前後方向下側の端部に、機体前後方向及び左右方向に延びて形成された面である。この前側取付壁35は、例えばボルトによってリアフレーム5に固定されている。
開放部39は、上壁33cから側壁33aにかけて、蓋部材41の後述する蓋板部43の周縁と略同一形状に形成された凹部である。この開放部39には、後述するヒンジ34から所定半径rの円弧状に円弧部39aが形成されている。また、開放部39には、円弧部39aに沿うようにガイド部39bが設けられている。このガイド部39bは、下端が開放部39の下端より上方に位置する。これにより、ガイド部39bに砂塵等のごみが詰まることを抑制することができる。
蓋部材41は、蓋板部43及び被牽引部45を備えている。この蓋部材41は、遮蔽壁33の上壁33cにおける開放部39の外周縁の機体前後方向後側に対応する位置に配設されるヒンジ34に回動可能に取付けられている。
蓋板部43は、側壁43a及び上壁43cを有するように形成されている。側壁43a及び上壁43cは、遮蔽壁33における側壁33a及び上壁33cとそれぞれ同一平面をなすよう形成された壁である。
図7を参照すると、図6中の矢視Bで視た閉扉時における第1実施形態に係るインナーフェンダ30の側面図が示されている。また、図8を参照すると、図6中の矢視Bで視た開放時における第1実施形態に係るインナーフェンダ30の側面図が示されている。
蓋板部43には、ヒンジ34から所定半径rの円弧状に円弧部42が形成されている。また、蓋板部43には、ヒンジ34から円弧部42に向かって上壁43cに対して垂直に延びる線(図7、8中の線L1)に対し、所定角度θで延びる線(図7、8中の線L2)に沿って突出部44が形成されている。
これにより、遮蔽壁33の円弧部39a及び蓋板部43の円弧部42がヒンジ34から所定半径rの円弧状に形成されることで、互いに干渉することなくヒンジ34を軸にして蓋部材41を回動することができる。また、ガイド部39bが設けられることで、遮蔽壁33と蓋板部43とを機体左右方向にずれることなく回動するよう、誘導することができる。
さらに、突出部44が形成されていることで、例えば線L1が水平になるまで蓋板部43を回動させる(開放状態)とき(図8)、突出部44がガイド部39bから外れることなく継続してガイド部39bに誘導されているので、開放部39を覆う位置に蓋板部43を回動(閉扉状態)させるときには(図7)、引き続きガイド部39bによって誘導することができる。
被牽引部45は、蓋板部43の上壁43cの上側の面に例えば溶接された平板部材である。この被牽引部45には、機体前後方向前側の端部に孔47が設けられ、孔47の下方にストッパ49が設けられている。孔47には、後述する牽引部材51の一端が回動可能に取付けられる。ストッパ49は、閉扉状態のときに遮蔽壁33の上壁33cに接することで蓋板部43を一定の位置に保持することができる平板部材である。
図2、4によると、牽引部材51が蓋部材41の被牽引部45とエンジンフード21に接続されるように配設されている。詳しくは、牽引部材51の一端は、孔47に回動可能に取付けられ、他端は、エンジンフード21の機体前後方向前側の端部に設けられている。
これにより、エンジンフード21が閉扉状態のとき(図2)、蓋部材41は、牽引部材51によって下方に押圧されて閉扉状態となる。また、エンジンフード21が開放状態のとき(図3)、蓋部材41は、牽引部材51によって上方に牽引されて開放状態となる。換言すると、牽引部材51を配設することで、エンジンフード21と蓋部材41とを連動させることができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る転圧機械では、機体1の骨格を形成するリアフレーム5と、機体1に回転可能に設けられる後輪13と、リアフレーム5に搭載され、後輪13を駆動する駆動装置9と、を備える転圧機械において、リアフレーム5に設けられ、後輪13と駆動装置9とを隔てるインナーフェンダ30を有し、インナーフェンダ30には、後輪13と駆動装置9との間を開放する開放部39が形成され、該開放部39を開閉可能な蓋部材41が備えられる。
従って、インナーフェンダ30に開放部39を形成し、該開放部39を蓋部材41によって開閉可能にしたので、機体1を使用するときは開放部39を蓋部材41によって閉扉することで後輪13が巻き上げる砂泥等が駆動装置9側に侵入することを抑制することが可能であり、機体1を整備するときは開放部39を開放することで駆動装置9の整備を容易にすることができる。
ところで、駆動装置9には一般的に、機体前後方向後方から順にラジエータ、エンジン及びHSTが搭載されている。すなわち、機体1の後方からエンジンへアクセスできない。
そこで、特に整備頻度の高い駆動装置9の側面に配設されているオイルディップスティック53へのアクセスを容易にすべく、開放部39を設けることで、エンジンオイルの状態を容易にチェックすることができる。
また、インナーフェンダ30に設けられ、蓋部材41を回動可能に支持するヒンジ34を備え、蓋部材41は、ヒンジ34を軸にして回動することで開放部39を開閉することで、作業者は蓋部材41を例えば片手で容易に開閉することができる。
さらに、駆動装置9を覆い、開閉可能なエンジンフード21を備え、蓋部材41は、エンジンフード21の開閉と連動して開放部39を開閉することで、エンジンフード21と開放部39とをそれぞれ開閉せずに一度に開閉することができる。
そして、一端がエンジンフード21に取付けられ、他端が蓋部材41に取り付けられる牽引部材51を備え、牽引部材51は、エンジンフード21の開放によって牽引されることで蓋部材41を牽引してエンジンフード21と連動させるので、簡単な構成にしてエンジンフード21の開閉と連動して開放部39を開閉することができる。
そして、インナーフェンダ30には、開放部39を開閉するときに蓋部材41が動く方向を誘導するガイド部39bを備えたので、蓋部材41を誤った方向に移動させることにより蓋部材41が歪むことを抑制することができる。
<第2実施形態>
以下、図9〜11に基づき第2実施形態について説明する。
なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図9〜11を参照すると、第2実施形態に係るインナーフェンダ130とエンジンフード21とが開閉するときの関係性を説明する説明図が示されている。
第2実施形態に係るインナーフェンダ(遮蔽部材)130は、第1実施形態に係るインナーフェンダ30における、被牽引部45の孔47に代わり被牽引部145に後述する孔147が設けられ、牽引部材51に代わりスプリング(付勢部材)151及び牽引部152が設けられて構成されている。また、遮蔽壁部131の上壁33cにおけるヒンジ(回動支持部)34近傍には、ストッパ149が配設されている。
孔147は、被牽引部145の機体前後方向後側の端部に設けられている。牽引部152は、遮蔽壁部131の後壁33bに設けられている。そして、スプリング151は、一端が孔147に取付けられ、他端が牽引部152に取付けられている。
以下、説明の便宜上、蓋板部143の上壁43cとエンジンフード(カバー)21との接触面をそれぞれ被接触面143a及び接触面121aと呼ぶ。
図9によると、第2実施形態に係るインナーフェンダ130は、エンジンフード21が開放状態のとき、被牽引部145がスプリング151の弾性力(付勢力)によってヒンジ34を軸にして上方に回動するよう牽引され、蓋部材141が開放状態となる。このとき、ストッパ149がヒンジ34近傍に配設されていることで、例えば被牽引部145がストッパ149に接触し、スプリング151の弾性力によって必要以上に回動することを防止することができる。
開放状態のエンジンフード21を閉扉するとき、図10のように蓋板部143の被接触面143aとエンジンフード21の接触面121aとが接触する。したがって、エンジンフード21が図10で視て時計回りに回動するにつれて被接触面143aと接触面121aとが摺動しながら蓋部材(蓋部)141が下方に押下される。その後、図11のようにエンジンフード21が閉扉状態になると、蓋部材141もまた閉扉状態となる。
一方、閉扉状態のエンジンフード21(図11)を開放すると、上記と反対の手順で蓋部材141もまた開放状態となる。このように、スプリング151及び牽引部152を備え、蓋部材141の被牽引部145をスプリング151の弾性力によって牽引することで、エンジンフード21の開閉と連動して蓋部材141を開閉することができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る転圧機械では、蓋部材141に取付けられ、開放部39が開放する方向に蓋部材141を引張するスプリング151を備え、エンジンフード21は、開放状態から閉扉状態に移動するときに蓋部材141を押下する。
従って、スプリング151によって開放部39が開放する方向に蓋部材141を引張し、エンジンフード21を開放状態から閉扉状態に移動するときは、エンジンフード21が蓋部材141を押下するので、エンジンフード21の開閉に連動して蓋部材141を開閉することができる。
<第3実施形態>
以下、図12〜14に基づき第2実施形態について説明する。
なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図12を参照すると、第3実施形態に係るインナーフェンダ230の側面図が示されている。また、図13、14を参照すると、第3実施形態に係るインナーフェンダ230の斜視図が示されている。
第3実施形態に係るインナーフェンダ(遮蔽部材)230は、第1、2実施形態に係るインナーフェンダ30、130と比較すると、ヒンジ34や蓋板部43、143の突出部44がなく、蓋部材(蓋部)241を遮蔽壁部231から上方に引き抜いて取り外すことが可能に構成されている。
詳しくは、遮蔽壁部231に設けられた開放部239は、周縁が遮蔽壁233の側壁233aに後垂直部239a、水平部239b、傾斜部239c及び前垂直部239dを含んで形成されている。後垂直部239aは、機体上下方向に延びる縁であり、水平部239bは、機体前後方向に延びる縁であり、傾斜部239cは、機体前後方向に、機体前側に向けて上方に傾斜するように延びる縁であり、前垂直部239dは、後垂直部239aと同様に、機体上下方向に延びる縁である。
蓋部材241の周縁は、遮蔽壁部231に設けられた開放部239の周縁と同様の形状に形成されている。
したがって、開放部239及び蓋部材241の周縁は、脱着時に互いに干渉しないため、開放部239から蓋部材241を摺動させながら取り外すことができる。
また、遮蔽壁部231の後壁33b及び上壁33cの下側の面には、開放部239内に向かって突出するストッパ249がそれぞれ備えられている。このストッパ249は、蓋部材241が開放部239に取付けられるとき、係止することで蓋部材241が開放部239より内側に歪むことを抑制することができる。
さらに、第1実施形態と同様にガイド240が設けられることで、蓋部材241が左右方向にずれることを抑制することができる。
以上説明したように、第3実施形態に係る転圧機械では、蓋部材241は、インナーフェンダ230に脱着可能に取付けられ、取り外すことで開放部239を開放する。
従って、蓋部材241をインナーフェンダ230に脱着可能に構成したので、蓋部材241を開放部239を開放するために移動させることで、駆動装置9の整備をより容易にすることができる。
以上で本発明に係る転圧機械の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、開放部39、239を遮蔽壁部31、231の凹部として説明したが、上壁33cを連続させて開口となるようにしてもよい。
また、本実施形態では、開放部39、239の開放をする態様として、蓋部材41を回動させる態様及び蓋部材241を引き抜く態様を説明したが、これらに限らず、ボルト固定する態様やラッチを用いて固定する態様であってもよく、開放部39、239を適宜開放及び閉扉することができればよい。
1 機体
5 リアフレーム(フレーム)
13 後輪(車輪)
21 エンジンフード(カバー)
30、130、230 インナーフェンダ(遮蔽部材)
31、131、231 遮蔽壁部
34 ヒンジ(回動支持部)
39b ガイド部
41、141、241 蓋部材(蓋部)
51 牽引部材
151 スプリング(付勢部材)
240 ガイド部

Claims (7)

  1. 機体の骨格を形成するフレームと、
    前記機体に回転可能に設けられる車輪と、
    前記フレームに搭載され、前記車輪を駆動する駆動装置と、を備える転圧機械において、
    前記フレームに設けられ、前記車輪と前記駆動装置とを隔てる遮蔽部材を有し、
    前記遮蔽部材には、前記車輪と前記駆動装置との間を開放する開放部が形成され、該開放部を開閉可能な蓋部が備えられる転圧機械。
  2. 前記遮蔽部材に設けられ、前記蓋部を回動可能に支持する回動支持部を備え、
    前記蓋部は、前記回動支持部を軸にして回動することで前記開放部を開閉する、請求項1に記載の転圧機械。
  3. 前記駆動装置を覆い、開閉可能なカバーを備え、
    前記蓋部は、前記カバーの開閉と連動して前記開放部を開閉する、請求項1に記載の転圧機械。
  4. 一端が前記カバーに取付けられ、他端が前記蓋部に取り付けられる牽引部材を備え、
    前記牽引部材は、前記カバーの開放によって牽引されることで前記蓋部を牽引して前記カバーと連動させる、請求項3に記載の転圧機械。
  5. 前記蓋部に取付けられ、前記開放部が開放する方向に前記蓋部を付勢する付勢部材を備え、
    前記カバーは、開放状態から閉扉状態に移動するときに前記付勢部材の付勢力に抗して前記蓋部を押下する、請求項3に記載の転圧機械。
  6. 前記蓋部は、前記遮蔽部材に脱着可能に取付けられ、取り外すことで前記開放部を開放する、請求項1に記載の転圧機械。
  7. 前記遮蔽部材には、前記開放部を開閉するときに前記蓋部が動く方向を誘導するガイド部が備えられる、請求項1に記載の転圧機械。
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