JP5378916B2 - エアバッグ装置の配設構造 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されるエアバッグ装置の配設構造に関する。
自動車においては、衝突の際に、車室側部と乗員との間にエアバッグ(袋体)を展開して乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置が普及している。エアバッグは、例えば、折り畳まれた状態でルーフレールに沿ってルーフライニング裏側に収納され、衝撃が入力されると、インフレータから噴出される高圧ガスによって車室内に展開される構成を有している。エアバッグは適正位置に円滑に展開させる必要があるため、その展開性能を向上させるべく種々の配設構造が開発されている。
例えば、ルーフレールに装着されたトリムと、このトリムに端末部を重ね合わせて係合保持され、エアバッグ本体を車室内側から隠蔽するルーフライニングとを備え、ルーフライニングは、基材の車室内側および車室外側に、剛性を付与するための表面側剛性層および裏面側剛性層を備えるとともに、トリムと重なる部位の厚みを他の部位と比較して大幅に減少させるようにしたエアバッグ装置の配設構造が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−155856号公報
ところで、上記特許文献1に記載された従来技術では、エアバッグを隠蔽するルーフライニングは、車室上部から車両側部に向かってなだらかに斜め下方に延設された傾斜壁と、この傾斜壁に連なり、車室側部に向けて延設され、その端末部をトリムに係合保持された横壁とを有する。しかしながら、例えば、テールゲートを有する車両において、テールゲート開口が車両前方に大きく迫り出すように設けられたような場合には、後部座席の側部に配設されるエアバッグを隠蔽するルーフライニングは、その設置スペース上、車室上部から下方に延設され、テールゲート開口を画成する縦壁と、この縦壁に連なり車室側部に向けて延設された横壁とを有する構成となり得る。このような場合、ルーフライニングは、エアバッグの展開時に縦壁と横壁との境界(隅角部)が押し下げられるように変形し、エアバッグがルーフライニング内で展開してしまう可能性があった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、エアバッグを隠蔽するルーフライニングが、車室上部から下方に延設されるとともに、車室の開口を画成する縦壁を有する場合であっても、エアバッグがルーフライニング内で展開されることを防止し、エアバッグの展開性能を適切に保持することを可能とするエアバッグ装置の配設構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、車両(1)に搭載されるエアバッグ装置(12)の配設構造であって、折り畳まれた状態でルーフレール(13)に沿って設置されたエアバッグ(14)と、車室上部から下方に延設され、車室の開口を画成する縦壁(32)および当該縦壁に連なり車室側部に向けて延設された横壁(33)を有し、当該横壁によって前記エアバッグの下方を覆うルーフライニング(2)と、前記縦壁の車幅方向内側への移動を規制する規制手段とを備えた構成とする。
また、第2の発明は、少なくとも前記横壁側を除いて前記エアバッグの周囲を覆う展開ガイド部材(51)を更に備えた構成とすることができる。
また、第3の発明は、前記ルーフライニングが、前記縦壁と前記横壁との境界をなす隅角部(46)の肉厚が他の部位より大きくなっている構成とすることができる。
また、第4の発明は、前記ルーフライニングが、前記隅角部の上端に、その肉厚が他の部位より小さくなっている括れ部(46a)を有する構成とすることができる。
また、第5の発明は、前記ルーフライニングの前記縦壁の少なくとも一部を覆う補強部材(35)を更に備えた構成とすることができる。
また、第6の発明は、前記ルーフライニングの一側の縁部とオーバラップする内装部材(3)を更に備え、前記オーバラップの量は、前記縦壁縁部(32b)において前記横壁縁部(33b)よりも大きく設定されている構成とすることができる。
また、第7の発明は、前記規制手段は、ボルト(71)と当該ボルトにより固定される板状ブラケット(61)とを有し、前記ボルトは、前記縦壁に設けられたボルト挿通孔(73)に挿通された状態で前記板状ブラケットを車体に締結することにより、当該縦壁を車体に係止する構成とすることができる。
また、第8の発明は、前記板状ブラケットには、前記縦壁に係合する突起部(64)が設けられている構成とすることができる。
また、第9の発明は、前記板状ブラケットは、矩形状を呈しており、前記突起部は、前記板状ブラケットの角部を折り曲げることにより形成されている構成とすることができる。
また、第10の発明は、前記規制手段は、前記縦壁の下端近傍を車体に係止する係止手段(36)を有する構成とすることができる。
上記第1の発明によれば、エアバッグを隠蔽するルーフライニングが、車室上部から下方に延設されるとともに、車室の開口を画成する縦壁を有する場合であっても、エアバッグ展開時のルーフライニングの下方への移動が規制手段によって規制されるため、エアバッグがルーフライニング内で展開されることが防止され、エアバッグの展開性能を良好に保持することが可能となる。
また、第2の発明によれば、展開ガイド部材により、展開(膨張)時のエアバッグを横壁側に確実に導くことができる。
また、第3の発明によれば、エアバッグの展開時に隅角部が容易に変形してエアバッグの収容空間が拡がることを防止できる。したがって、意図しない方向にエアバッグが展開されることを防止することができる。また、隅角部と横壁との剛性差が生じることで、エアバッグの展開時に横壁を容易に屈曲させることができるという利点もある。
また、第4の発明によれば、エアバッグの展開時にルーフライニングを括れ部で屈曲させることが可能となり、エアバッグを横壁側からより確実に展開させることが可能となる。
また、第5の発明によれば、縦壁の車幅方向内側への移動(即ち、エアバッグの収容空間の車幅方向内側への拡がり)をより確実に規制することができる。
また、第6の発明によれば、内装部材による縦壁縁部の保持力が横壁縁部に比べて大きくなり、エアバッグの展開時には縦壁の移動をより確実に規制することができる。
また、第7の発明によれば、エアバッグ展開時のルーフライニングの車室側への移動が、車体に縦壁を介してボルト締結される板状ブラケットによって強固に規制されるため、ルーフライニングが窓等に向けて水平に回り込むような形状であっても、エアバッグが車室側の不適切な方向に展開されることを防止することができる。
また、第8の発明によれば、板状ブラケットの突起を縦壁に食い込ませることにより、板状ブラケットの縦壁に対する係止力を増大させることができる。
また、第9の発明によれば、板状ブラケットの突起を簡易な構成により実現することができる。
また、第10の発明によれば、エアバッグ展開時のルーフライニングの下方への移動をより確実に規制することができる。
第1実施形態に係るカーテンエアバッグ装置の配設構造を備えた自動車の部分斜視図 図1中のII−II線断面図 図1のリアクォータウインドウ周辺を拡大して示す斜視図 (A)図3中のIVa−IVa線断面図、(B)図3中のIVb−IVb線断面図 図2に略対応する第2実施形態に係る図1中のV−V線断面図 図3に対応する第2実施形態に係る斜視図 板状ブラケットの斜視図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。説明にあたり、方向を示す用語「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」等については、特に断り書きのない限り自動車の車体を基準とした方向を示すものとする。
<第1実施形態>
図1に示すように、自動車1の車室後部には、車室天井部を形成する合成樹脂製のルーフライニング2と、ルーフライニング2の下縁から下方に延設された合成樹脂製のセンタピラーガーニッシュ3(内装部材)と、車室側部を形成する合成樹脂製のサイドパネル4とが設けられている。これらルーフライニング2、センタピラーガーニッシュ3およびサイドパネル4に囲まれるように設けられたウインドウ開口5には、非開閉式のリアクォータウインドウ6が嵌装されている。図1では、車室の天井部と右後部のみが示されているが、左後部も右後部と同様の構造(対象構造)を有する。
また、自動車1の車室後部には、テールゲート(図示せず)を装着するためのテールゲート開口7の領域が車両前方に大きく迫り出すように設けられている。これにより、ルーフライニング2は、その後側の天井部中央がテールゲート開口7によって切り欠かれ、これにより、テールゲート開口7の左右両側には狭幅部2aが形成されている。
図2に示すように、車体上部を形成するルーフパネル11とルーフライニング2との間に画成される裏側のスペースには、図示しない後部座席の乗員を保護するためのカーテンエアバッグ装置12が配設されている。カーテンエアバッグ装置12は、車両前後方向に延在するルーフレール13に沿って設置されたエアバッグ(袋体)14を備えている。
ルーフパネル11は、鋼板からなるルーフパネルアッパ21およびルーフパネルロア22により閉断面を形成するように構成されている。ルーフパネルアッパ21とルーフパネルロア22との間には鋼板からなる補強用のスチフナ23が挟装され、これらは周縁部が重ね合わされた状態でスポット溶接等により互いに接合されている。また、ルーフパネル11とルーフライニング2との間に配置されたルーフレール13は、ルーフパネル11と同様に複数の鋼板により構成され、閉断面を形成するルーフレールアッパ24およびルーフレールロア25と、それらの間に挟装されたスチフナ26とを有する。
ルーフライニング2は、その狭幅部2aにおいて、ルーフパネル11付近から下方に向けて略垂直に延設されるとともに、テールゲート開口7の一部を画成する縦壁32と、この縦壁32に連なり車室側部のリアクォータウインドウ6に向けて略水平に延設された横壁33とを有している。
縦壁32は、図3にも示すように、略中央に開口34を設けた矩形の突片32aを有している。突片32aは、開口34の下側の肉厚がその上側に比べて小さくなるように形成されている。垂直方向に延在する縦壁32の車室側は、合成樹脂製のクォータガーニッシュ(補強部材)35によって覆われている。略板状をなすクォータガーニッシュ35の裏面下方側には、クリップ保持部35aが設けられている。クリップ保持部35aは、クリップ(係止手段)36のピン部材37の頭部を固定保持した状態で縦壁32の開口34に挿入されており、これにより縦壁32が固定されている。なお、図3では、説明の便宜上、クォータガーニッシュ35およびセンタピラーガーニッシュ3を取り外した状態を示している。
縦壁32と略平行に設けられたルーフレールロア25の側壁には、クリップ36のグロメット38が挿入された開口41が設けられている。クリップ36の固定は、ピン部材37の軸部37aがグロメット38の貫通孔38aに挿入されてその脚部38bを拡開させることで実現されている。このとき、ピン部材37の軸部37a先端に設けられた係止部37bは、脚部38bの先端に係止された状態にある。このような構成により、クォータガーニッシュ35がルーフレールロア25に対して固定され、それらの間に挟持された縦壁32の下端近傍が係止されて、その車室方向(車幅方向内側)への移動が規制される。
また、ルーフレール13には、その上端を挟持する略U状の本体を有するクリップ45が設けられており、このクリップ45本体から車室側に延設されたフック部45aによってクォータガーニッシュ35の上端が固定されている。
横壁33は、図3にも示すように、ウインドウ開口5の上縁を画成しており、略均一の肉厚を有するように設けられている。また、ルーフライニング2の縦壁32と横壁33との境界をなす隅角部46は、その肉厚が縦壁32や横壁33よりも大きく設定されている。また、隅角部46の上端には、その肉厚が他の部位(特に、隣接する部位)より小さくなっている括れ部46aが設けられている。
図3および図4に示すように、ルーフライニング2の前側の縁部(その少なくとも一部)には、センタピラー49を覆うセンタピラーガーニッシュ3がオーバラップしている。この場合、縦壁32の縁部32bに対するセンタピラーガーニッシュ3の上縁3aのオーバラップ量H1(例えば、8mm)は、横壁33の縁部33bに対するセンタピラーガーニッシュ3の上縁3aのオーバラップ量H2(例えば、4mm)よりも大きく設定されている。なお、上縁3aのオーバラップ量H2は車外側端部が最小(たとえば、0mm)となるように設定することが好ましい。
エアバッグ14は、折り畳まれた状態でルーフレールロア25の下側に配置され、その下方をルーフライニング2の横壁33によって覆われている。エアバッグ14の周囲は、横壁33側を除いて展開ガイド部材51によって覆われている。展開ガイド部材51は、複数枚の鋼板を重ねて構成され、エアバッグ14の上部側を囲繞する略U字状の本体部51aと、この本体部51aの左右端から横壁33に沿って延設されたフランジ部51bとを有する。展開ガイド部材51は、本体部51aの上部がルーフレールロア25の下面に当接し、また、左右のフランジ部51bの下面(少なくとも一部)が横壁33に当接するように設けられている。この展開ガイド部材51により、エアバッグ14は、その展開時に本体部51aの開放側(即ち、横壁33側)に案内され、適切な位置で展開される。
上記のようなカーテンエアバッグ装置12の配設構造においては、車体に衝撃が入力されると、折り畳まれた状態にあるエアバッグ14がインフレータ(図示せず)から噴出される高圧ガスにより、その端部側から開放される横壁33とリアクォータウインドウ6との間から展開され、リアクォータウインドウ6に沿って車室側部を覆う。
この場合、縦壁32はクリップ36によって車室側への移動が規制されているため、エアバッグ14がルーフライニング2内で展開されることが防止され、エアバッグ14の展開性能が良好に保持される。また、クォータガーニッシュ35により縦壁32を覆う構成としたため、縦壁32の車室側への移動がより確実に防止される。
ルーフライニング2は、その隅角部46の肉厚が他の部位(縦壁32や横壁33)よりも大きく設定されているため、テールゲート開口7を画成する比較的狭幅の縦壁を有する場合であっても、エアバッグ14の展開時に隅角部46が容易に変形して隅角部46の裏側の空間(エアバッグ14の収容空間)が拡がることを防止することができる。従って、エアバッグ14が隅角部46の裏側の空間で展開されたり、縦壁32側に展開されたりすることはない。また、隅角部46と横壁33との肉厚差により両者に剛性差が生じることで、エアバッグ14の展開時に隅角部46の下端46bを支点として横壁33を容易に下方に屈曲させることができ、これにより、横壁33とリアクォータウインドウ6との間からエアバッグ14を確実に展開させることができる。
また、隅角部46の上端には、括れ部46aが設けられているため、図3中に2点鎖線で示すように、エアバッグ14の展開時にルーフライニング2を括れ部46aで屈曲させることが可能となり、横壁33とリアクォータウインドウ6との間からエアバッグ14をより確実に展開させることができる。
また、縦壁32の縁部32bに対するセンタピラーガーニッシュ3の上縁3aのオーバラップ量Hは、横壁33の縁部33bに対するオーバラップ量よりも大きく設定されているため、エアバッグ14の展開時にセンタピラーガーニッシュ3がルーフライニング2の縁部を保持する保持力は、横壁33よりも縦壁32の方が大きくなる。これにより、縦壁32の車室側への移動をより確実に規制することができる。この場合、少なくとも横壁33の縁部33bに対するオーバラップ量は、センタピラーガーニッシュ3による固定保持がエアバッグ14の展開途中で解除される(即ち、横壁33の縁部33bがセンタピラーガーニッシュ3から離脱する)ように設定される。
<第2実施形態>
次に、図5〜図7を参照して、本発明の第2実施形態に係るエアバッグ装置の配設構造について説明する。第2実施形態において、以下で特に言及しない事項は、上述の第1実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。また、図5〜図7では、第1実施形態と同様の構成要素について同一の符号が付してある。
第2実施形態に係るカーテンエアバッグ装置12の配設構造は、ルーフライニング2の縦壁32の固定構造において、第1実施形態とは異なる。図5および図6に示すように、縦壁32に形成された矩形の突片132aには、図3の突片32aと同様の開口34が設けられると共に、板状ブラケット61の取付部位が形成されている。
板状ブラケット61は、図7に示すように、矩形状を呈する本体部62を有しており、その本体部62の中央にはボルト挿通孔63が設けられている。また、本体部62の四隅には、角部が一側に折り曲げられることにより突起部64が形成されている。また、本体部62の長手方向の両端には腕部65,66が延設されており、これら腕部65,66は、その先端側が突起部64と略同一方向に折り曲げられることにより形成された差込部65a,66aを有する。
板状ブラケット61は、車体(ここでは、ルーフレールロア25)との間に突片132aを挟み込んだ状態で、ボルト71およびナット72によって車体に固定される。このとき、板状ブラケット61は、図5に示すように、そのボルト挿通孔63が突片132aに設けられた同一径のボルト挿通孔73に重なるように配置される。また、板状ブラケット61の差込部65a,66aは、突片132aに設けられた貫通孔75,76にそれぞれ挿通された状態で車体に対して固定される。さらに、板状ブラケット61の各突起部64は、突片132aの表面(車室側の面)に食い込んだ状態となる。この突起部64により、板状ブラケットの突片132a(縦壁32)に対する係止力を増大させることができる。
このように、第2実施形態では、縦壁32の車幅方向内側への移動を規制するための規制手段として、第1実施形態と同様のクリップ36に加え、ボルト71およびナット72によって車体に固定される板状ブラケット61が設けられている。これにより、エアバッグ14の展開時のルーフライニング2の車室側への移動が、クリップ36に加えて、車体に縦壁32を介してボルト締結される板状ブラケット61によって強固に規制される。したがって、ルーフライニング2がリアクォータウインドウ6に向けて水平に回り込むような形状であっても、エアバッグ14が車室側の不適切な方向に展開されることを防止することができる。なお、第2実施形態の変形例として、第1実施形態と同様のクリップ36を省略した(すなわち、板状ブラケット61のみを用いて縦壁32の車幅方向内側への移動を規制する)構成も可能である。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、ルーフライニング2の縦壁は、必ずしも突片を有する必要はなく、クリップで固定されるクォータガーニッシュと一体に形成した構成も可能である。
1 自動車
2 ルーフライニング
3 センタピラーガーニッシュ(内装部材)
4 サイドパネル
5 ウインドウ開口
6 リアクォータウインドウ
7 テールゲート開口
11 ルーフパネル
12 カーテンエアバッグ装置
13 ルーフレール
14 エアバッグ
25 ルーフレールロア
32 縦壁
32a 突片
32b 縁部
33 横壁
33b 縁部
35 クォータガーニッシュ(補強部材)
36 クリップ(係止手段)
37 ピン部材
38 グロメット
46 隅角部
46a 括れ部
49 センタピラー
51 展開ガイド部材
61 板状ブラケット
64 突起部
71 ボルト
73 ボルト挿通孔

Claims (11)

  1. 車両に搭載されるエアバッグ装置の配設構造であって、
    折り畳まれた状態でルーフレールに沿って設置されたエアバッグと、
    車室上部から下方に延設され、車室の開口を画成する縦壁および当該縦壁に連なり車室側部に向けて延設された横壁を有し、当該横壁によって前記エアバッグの下方を覆うルーフライニングと、
    前記縦壁の車幅方向内側への移動を規制する規制手段と、
    前記ルーフライニングの一側の縁部とオーバラップする内装部材とを備え、
    前記ルーフライニングの一側の縁部と前記内装部材とのオーバラップ量は、前記縦壁縁部において前記横壁縁部よりも大きく設定されていることを特徴とする、エアバッグ装置の配設構造。
  2. 少なくとも前記横壁側を除いて前記エアバッグの周囲を覆う展開ガイド部材を更に備えたことを特徴とする、請求項1に記載のエアバッグ装置の配設構造。
  3. 車両に搭載されるエアバッグ装置の配設構造であって、
    折り畳まれた状態でルーフレールに沿って設置されたエアバッグと、
    車室上部から下方に延設され、車室の開口を画成する縦壁および当該縦壁に連なり車室側部に向けて延設された横壁を有し、当該横壁によって前記エアバッグの下方を覆うルーフライニングと
    前記縦壁の車幅方向内側への移動を規制する規制手段と、
    開放側である少なくとも前記横壁側を除いて前記エアバッグの周囲を覆い、前記横壁側とは反対側の上部が前記ルーフレールの下面に当接した展開ガイド部材とを備えたことを特徴とする、エアバッグ装置の配設構造
  4. 前記ルーフライニングは、前記縦壁と前記横壁との境界をなす隅角部の肉厚が他の部位より大きくなっていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載のエアバッグ装置の配設構造。
  5. 前記ルーフライニングは、前記隅角部の上端に、その肉厚が他の部位より小さくなっている括れ部を有することを特徴とする、請求項4に記載のエアバッグ装置の配設構造。
  6. 前記ルーフライニングの前記縦壁の少なくとも一部を覆う補強部材を更に備えたことを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれかに記載のエアバッグ装置の配設構造。
  7. 前記ルーフライニングの一側の縁部とオーバラップする内装部材を更に備え、
    前記オーバラップの量は、前記縦壁縁部において前記横壁縁部よりも大きく設定されていることを特徴とする、請求項3に記載のエアバッグ装置の配設構造。
  8. 前記規制手段は、ボルトと当該ボルトにより固定される板状ブラケットとを有し、
    前記ボルトは、前記縦壁に設けられたボルト挿通孔に挿通された状態で前記板状ブラケットを車体に締結することにより、当該縦壁を車体に係止することを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれかに記載のエアバッグ装置の配設構造。
  9. 前記板状ブラケットには、前記縦壁に係合する突起部が設けられていることを特徴とする、請求項8に記載のエアバッグ装置の配設構造。
  10. 前記板状ブラケットは、矩形状を呈しており、
    前記突起部は、前記板状ブラケットの角部を折り曲げることにより形成されていることを特徴とする、請求項9に記載のエアバッグ装置の配設構造。
  11. 前記規制手段は、前記縦壁の下端近傍を車体に係止する係止手段を有することを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれかに記載のエアバッグ装置の配設構造。
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