JP2006305196A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱庫の扉の閉時又は開時において低コストに適度なクリック感が得られる加熱調理器を提供する。
【解決手段】被加熱物を収容するための加熱庫2、加熱庫2の開口を開閉する扉3、加熱庫2内を加熱するヒータ、加熱庫2の外部に固定されたガイド部7、受皿5を着脱可能に支持し、扉3が装着され、ガイド部7に対して摺動可能な被ガイド部6、加熱庫2の外部に被ガイド部6と連動しないで固定された第1の磁石M1、及び被ガイド部6と連動する第2の磁石M2、を有し、被ガイド部6がガイド部7に対して摺動する場合、第1の磁石M1と第2の磁石M2とが同極で対向する第1の位置を乗り越えることによって、第1の磁石M1と第2の磁石M2との反発力によるクリック感を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱調理器に関する。特に、低コストに扉の閉時又は開時にクリック感を得られる加熱調理器に関する。
加熱庫内に引き出し可能に収納された受皿を加熱庫の扉と共に出し入れを行う加熱調理器において、受皿の出し入れに伴うガタツキや磨耗を低減し、操作感を改善するための構成が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された従来例の加熱調理器は、加熱庫に固定されたガイド部と、受皿を支持する被ガイド部とを有し、被ガイド部がガイド部に対してベアリングやローラー等のころがり軸受によって摺動する。
従来例の加熱調理器は、このような構成により、受皿の出し入れに伴うガタツキや磨耗を低減し、スムーズに受皿の出し入れを行うものであった。
特開2004−263899号公報
しかしながら、上記の従来例の加熱調理器は、受皿のスムーズな出し入れを可能とする一方で、被ガイド部とガイド部との間に働く摩擦力が小さく、加熱庫の扉の閉時又は開時において、適度な反発を乗り越えることによるクリック感が得られない、という問題があった。このクリック感が得られない場合、使用者が扉を閉める(あるいは開ける)ことを意図せずに単に扉に触れただけで、扉が閉まってしまう(あるいは開いてしまう)可能性がある。
また、加熱調理器をキッチンのキャビネットに一体的に組み込んだ場合、キャビネットの構造によっては、加熱調理器の奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きいことがある。そのような場合には、キャビネットの天板の縁が加熱調理器の扉の閉位置から出っ張り、扉の閉時に使用者の閉動作を妨げる、という問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、加熱庫の扉の閉時又は開時において低コストに適度なクリック感が得られる加熱調理器を提供することを課題とする。
上記問題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
請求項1に記載の加熱調理器は、被加熱物を収容するための加熱庫、前記加熱庫の開口を開閉する扉、前記加熱庫内を加熱するヒータ、前記加熱庫の外部に固定されたガイド部、受皿を着脱可能に支持し、前記扉が装着され、前記ガイド部に対して摺動可能な被ガイド部、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された第1の磁石、及び前記被ガイド部と連動する第2の磁石、を有し、前記被ガイド部が前記ガイド部に対して摺動する場合、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えることによって、前記第1の磁石と前記第2の磁石との反発力によるクリック感を得る。
この発明によれば、使用者は第1の磁石及び第2の磁石の反発力以上の力で扉を操作しなければ、扉を開閉できないので、使用者の、扉を閉位置又は開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者が扉を閉める(あるいは開ける)ことを意図せずに単に扉に触れただけで、扉が閉まってしまう(あるいは開いてしまう)ことはない。また、第1の磁石と第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を変更することで、扉のストローク量を調節できる。第1の位置を乗り越えた後は、扉は磁石の反発力によって閉位置又は開位置に移動する。したがって、加熱調理器の奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きく、キャビネットの天板の縁が加熱調理器の扉の閉位置から多少出っ張っていても、使用者は、容易に扉を閉めることができる。磁石は低コストである。上記の構成によれば、加熱庫の扉の閉時又は開時において低コストに適度なクリック感が得られる加熱調理器を実現できる。
請求項2に記載の加熱調理器は、請求項1に記載の加熱調理器において、前記扉の閉時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の閉位置に至ることによって、前記扉の閉位置から開方向への動作を制限する。「扉の閉位置」とは、加熱庫の開口が完全かつ安全に閉まった状態における、使用者から見た扉の前後方向の位置を言う。
これらの発明によれば、扉の閉時において、低コストに適度なクリック感が得られ、かつ、扉が自然に(例えば、加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって)閉位置から開方向へ動き出すことを制限できる。
請求項3に記載の加熱調理器は、請求項1に記載の加熱調理器において、前記扉の開時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の開位置に至ることによって、前記扉の開位置から閉方向への動作を制限する。「扉の開位置」とは、加熱庫の開口が開き、受皿を用意に着脱できる状態における、使用者から見た扉の前後方向の位置を言う。
これらの発明によれば、扉の開時において、低コストに適度なクリック感が得られ、かつ、扉が自然に(例えば、加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって)開位置から閉方向へ動き出すことを制限できる。
請求項4に記載の加熱調理器は、請求項1に記載の加熱調理器において、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された第3の磁石をさらに有し、前記扉の閉時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の閉位置に至ることによって、前記扉の閉位置から開方向への動作を制限し、前記扉の開時、前記第3の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第2の位置を乗り越えて前記扉の開位置に至ることによって、前記扉の開位置から閉方向への動作を制限する。
また、請求項5に記載の加熱調理器は、請求項1に記載の加熱調理器において、前記被ガイド部と連動する第3の磁石をさらに有し、前記扉の閉時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の閉位置に至ることによって、前記扉の閉位置から開方向への動作を制限し、前記扉の開時、前記第1の磁石と前記第3の磁石とが同極で対向する第2の位置を乗り越えて前記扉の開位置に至ることによって、前記扉の開位置から閉方向への動作を制限する。
「扉の閉位置」とは、加熱庫の開口が完全かつ安全に閉まった状態における、使用者から見た扉の前後方向の位置を言う。「扉の開位置」とは、加熱庫の開口が開き、受皿を用意に着脱できる状態における、使用者から見た扉の前後方向の位置を言う。
これらの発明によれば、扉の閉時及び開時の両方において、低コストに適度なクリック感が得られ、かつ、扉が自然に(例えば、加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって)閉位置から開方向及び開位置から閉方向へ動き出すことを制限できる。
請求項6に記載の加熱調理器は、請求項2乃至請求項5のいずれかの請求項に記載の加熱調理器において、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された磁石、又は、前記被ガイド部と連動する磁石、を第4の磁石としてさらに有し、前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方において、前記第4の磁石と、前記被ガイド部と連動する他の磁石、又は、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された他の磁石とが互いに異極で対向することによって、磁石の吸引力で前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方を安定させる。
この発明によれば、磁石の吸引力によって加熱庫の扉が閉位置又は開位置にある場合に安定感が得られる。これにより、使用者は、扉の閉時又は開時において、扉が完全に閉まったかどうか、あるいは、扉が完全に開いたかどうかを明確に感じ取ることができる。また、加熱調理器の設置箇所の微小な傾きや、外部からの振動等によって、扉が勝手に開いたり閉じたりすることがなく安定である。
請求項7に記載の加熱調理器は、請求項2乃至請求項5のいずれかの請求項に記載の加熱調理器において、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された第4の磁石、及び前記被ガイド部と連動する第5の磁石、をさらに有し、前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方において、前記第4の磁石と前記第5の磁石とが互いに異極で対向することによって、磁石の吸引力で前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方を安定させ、前記第4の磁石と前記第5の磁石との間に働く磁力は、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された他の磁石と、前記被ガイド部と連動する他の磁石と、の間に働く磁力よりも大きい。
この発明によれば、磁石の吸引力によって加熱庫の扉が閉位置又は開位置にある場合に安定感が得られるとともに、クリック感を得るための力よりも、扉の位置を安定させる力の方が大きく、扉の開閉時の使用感が良い。使用者は、扉の閉時又は開時において、扉が完全に閉まったかどうか、あるいは、扉が完全に開いたかどうかを明確に感じ取ることができる。また、加熱調理器の設置箇所の微小な傾きや、外部からの振動等によって、扉が勝手に開いたり閉じたりすることがなく安定である。
本発明によれば、加熱庫の扉の閉時又は開時において低コストに適度なクリック感が得られる加熱調理器を実現できる、という有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施例について、図面とともに記載する。
図1、図2、及び図11を参照して、実施例1における本発明の加熱調理器について説明する。図11は、本実施例における加熱調理器の構成を示す図である。図1は、本実施例における加熱調理器1の要部の構成を示す図である。
図11において、加熱調理器1は、加熱庫2、扉3、扉支持部4、受皿支持部8、ヒータ9、電磁誘導コイル12、排気口13、ガラストッププレート14を有し、キッチンのキャビネットCBに一体的に組み込まれている。
扉3は、扉支持部4に支持され、加熱庫2の前面(図11において左側)の開口部の開閉を行う。扉支持部4には、受皿支持部8が固定されている。受皿支持部8は、受皿5を着脱可能に支持する。扉支持部4には、後に詳細を説明する図1における被ガイド部6が固定され、加熱庫2には、後に詳細を説明する図1におけるガイド部7が固定されている。このガイド部7が被ガイド部6に対して摺動可能にガイドされることによって、受皿支持部8に支持された受皿5は、被ガイド部6、扉支持部4、及び扉3と共に引き出し可能に、加熱庫2内に収納される。
受皿5には、被加熱物11を載置するための焼き網10が受皿5に対して着脱可能にセットされる。受皿5にセットされた焼き網10は、被加熱物11と共に加熱庫2内に収納され、被加熱物11はヒータ9によって加熱調理される。図11において、加熱調理器1は2つのヒータ9を有する。焼き網10の上面及び被加熱物11は、加熱庫2内で、2つのヒータ9の間に収納されるので、被加熱物11は両面から加熱調理される。
加熱調理器1は、加熱庫2の内部と外部を接続するための排気口13を有する。加熱調理器1は、ファン等により、排気口13を介して、被加熱物11の加熱に伴う熱や油煙等を外部に排出する。
加熱調理器1は、ヒータ9による加熱の他に、図11に示すように、電磁誘導コイル12による加熱を行っても良い。加熱庫2の上部に設けられた電磁誘導コイル12は、ガラストッププレート14上に載置された鍋15を誘導加熱する。これにより、鍋15内の被加熱物17が加熱調理される。
ヒータ9による加熱調理の開始、停止及び加熱加減の調整、及び電磁誘導コイル12による加熱調理の開始、停止及び加熱加減の調整等は、図示しない操作部を使用者が操作することによって行われる。
図1を参照して、本発明の加熱調理器1の主要部分について説明する
図1において、加熱庫2、扉3、扉支持部4、受皿5、受皿支持部8については、既に図11を用いて説明した。ガイド部7は、加熱庫2の外側の側面に固定されている。ガイド部7の所定の位置には、第1の磁石M1が配設されている。被ガイド部6は、扉支持部4に固定されている。換言すれば、扉3は、扉支持部4を介して被ガイド部6に装着されている。受皿5は、受皿支持部8及び扉支持部4を介して被ガイド部6に着脱可能に支持されている。被ガイド部6の所定の位置には、第2の磁石M2が配設されている。第1の磁石M1と第2の磁石M2は、被ガイド部6がガイド部7に対して摺動した場合に、所定の位置で互いに同極で対向するように配設される。
被ガイド部6は、ガイド部7に対してスムーズに摺動可能に嵌合されている。スムーズに摺動可能にするために、例えば、被ガイド部6及びガイド部7にベアリングやローラー等のころがり軸受を用いることが好ましい。
図2は、扉3の閉時及び開時における第1の磁石M1及び第2の磁石M2の位置関係を示す図である。図2(a)に示すように、扉3の開時において、第1の磁石M1及び第2の磁石M2は、十分離れている。この状態から、使用者が扉3を閉める動作をした場合、第1の磁石M1と第2の磁石M2とが同極で対向する位置の若干前において、第1の磁石M1と第2の磁石M2の同極同士(N極とN極、又は、S極とS極)の反発力によって、扉3の閉動作の方向とは反対の方向に力が付勢される。使用者は、その反発力以上の力で扉3を閉方向に押すことによって、図2(b)に示すように、第1の磁石M1と第2の磁石M2とが対向する位置(図2(b)において矢印が描かれている辺り)を乗り越えて、扉3の閉位置(加熱庫2の開口が完全かつ安全に閉まった状態における、使用者から見た扉3の前後方向の位置)に至る。
これにより、使用者は、第1の磁石M1及び第2の磁石M2の反発力以上の力で扉3を閉方向に押さなければ、扉3を閉めることができないため、使用者の扉3を閉位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者が扉を閉めることを意図せずに単に扉に触れただけで、扉が閉まってしまうことはない。また、一旦第1の磁石M1及び第2の磁石M2が対向する位置を乗り越えた後は、第1の磁石M1及び第2の磁石M2の反発力によって扉の閉位置から開方向への動作が制限されるため、被ガイド部6及びガイド部7にベアリングやローラー等を用いて摺動性を良くした場合においても、扉が加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって自然に閉位置から開方向へ動き出すことはない。
また、第1の磁石M1と第2の磁石M2とが同極で対向する位置を変更することによって、加熱調理器1が一体的に組み込まれるキャビネットの構造に応じて、扉3の前後方向のストローク量を調節できる。第1の磁石M1と第2の磁石M2とが同極で対向する位置を乗り越えた後は、扉3は磁石の反発力によって閉位置に移動する。したがって、加熱調理器の奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きく、キャビネットの天板の縁が加熱調理器の扉の閉位置から多少出っ張っていても、使用者は、容易に扉3を閉めることができる。
上記の構成によれば、加熱庫の扉の閉時において低コストに適度なクリック感が得られ、る加熱調理器を実現できる、という有利な効果を奏する。
図3及び図4を参照して、実施例2における本発明の加熱調理器について説明する。図3は、本実施例における加熱調理器201の要部の構成を示す図である。
図3において、本実施例における加熱調理器201は、第1の磁石M1及び第2の磁石M2に代えて第1の磁石M21及び第2の磁石M22を有する点において、図1を用いて説明した実施例1の加熱調理器1とは異なる。それ以外の点においては実施例1と同様であり、図1と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
図3を参照して、本発明の加熱調理器201の主要部分について説明する。
図3において、ガイド部7は、加熱庫2の外側の側面に固定されている。ガイド部7の所定の位置には、第1の磁石M21が配設されている。被ガイド部6は、扉支持部4に固定されている。換言すれば、扉3は、扉支持部4を介して被ガイド部6に装着されている。受皿5は、受皿支持部8及び扉支持部4を介して被ガイド部6に着脱可能に支持されている。被ガイド部6の所定の位置には、第2の磁石M22が配設されている。第1の磁石M21と第2の磁石M22は、被ガイド部6がガイド部7に対して摺動した場合に、所定の位置で互いに同極で対向するように配設される。
図4は、扉3の閉時及び開時における第1の磁石M21及び第2の磁石M22の位置関係を示す図である。図4(b)に示すように、扉3の閉時において、第1の磁石M21及び第2の磁石M22は、十分離れている。この状態から、使用者が扉3を開ける動作をした場合、第1の磁石M21と第2の磁石M22とが同極で対向する位置の若干前において、第1の磁石M21と第2の磁石M22の同極同士(N極とN極、又は、S極とS極)の反発力によって、扉3の開動作の方向とは反対の方向に力が付勢される。使用者は、その反発力以上の力で扉3を開方向に引き出すことによって、図4(a)に示すように、第1の磁石M21と第2の磁石M22とが対向する位置(図4(a)において矢印が描かれている辺り)を乗り越えて、扉3の開位置(加熱庫2の開口が開き、受皿5を用意に着脱できる状態における、使用者から見た扉3の前後方向の位置)に至る。
これにより、使用者は、第1の磁石M21及び第2の磁石M22の反発力以上の力で扉3を開方向に引き出さなければ、扉3を開けることができないため、使用者の扉3を開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者が扉を開けることを意図せずに単に扉に触れただけで、扉が開いてしまうことはない。また、一旦第1の磁石M21及び第2の磁石M22が対向する位置を乗り越えた後は、第1の磁石M21及び第2の磁石M22の反発力によって扉の開位置から閉方向への動作が制限されるため、被ガイド部6及びガイド部7にベアリングやローラー等を用いて摺動性を良くした場合においても、扉が加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって自然に開位置から閉方向へ動き出すことはない。
上記の構成によれば、加熱庫の扉の開時において低コストに適度なクリック感が得られる加熱調理器を実現できる、という有利な効果を奏する。
図5及び図6を参照して、実施例3における本発明の加熱調理器について説明する。図5は、本実施例における加熱調理器301の要部の構成を示す図である。
図5において、本実施例における加熱調理器301は、第1の磁石M1及び第2の磁石M2に代えて第1の磁石M31、第2の磁石M32、及び第3の磁石M33を有する点において、図1を用いて説明した実施例1の加熱調理器1とは異なる。それ以外の点においては実施例1と同様であり、図1と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
図5を参照して、本発明の加熱調理器301の主要部分について説明する。
図5において、ガイド部7は、加熱庫2の外側の側面に固定されている。ガイド部7の所定の位置には、第1の磁石M31及び第3の磁石M33が配設されている。被ガイド部6は、扉支持部4に固定されている。換言すれば、扉3は、扉支持部4を介して被ガイド部6に装着されている。受皿5は、受皿支持部8及び扉支持部4を介して被ガイド部6に着脱可能に支持されている。被ガイド部6の所定の位置には、第2の磁石M32が配設されている。第1の磁石M31と第2の磁石M32、及び、第2の磁石M32と第3の磁石M33は、被ガイド部6がガイド部7に対して摺動した場合に、所定の位置で互いに同極で対向するように配設される。
図6は、扉3の閉時及び開時における第1の磁石M31、第2の磁石M32、及び第3の磁石M33の位置関係を示す図である。図6(a)に示した扉3の開状態から、使用者が扉3を閉める動作をした場合、第1の磁石M31と第2の磁石M32とが同極で対向する位置の若干前において、第1の磁石M31と第2の磁石M32の同極同士(N極とN極、又は、S極とS極)の反発力によって、扉3の閉動作の方向とは反対の方向に力が付勢される。使用者は、その反発力以上の力で扉3を閉方向に押すことによって、図6(b)に示すように、第1の磁石M31と第2の磁石M32とが対向する位置(図6(b)において矢印が描かれている辺り)を乗り越えて、扉3の閉位置(加熱庫2の開口が完全かつ安全に閉まった状態における、使用者から見た扉3の前後方向の位置)に至る。
また、図6(b)に示した扉3の閉状態から、使用者が扉3を開ける動作をした場合、第3の磁石M33と第2の磁石M32とが同極で対向する位置の若干前において、第3の磁石M33と第2の磁石M32の同極同士(N極とN極、又は、S極とS極)の反発力によって、扉3の開動作の方向とは反対の方向に力が付勢される。使用者は、その反発力以上の力で扉3を開方向に引き出すことによって、図6(a)に示すように、第3の磁石M33と第2の磁石M32とが対向する位置(図6(a)において矢印が描かれている辺り)を乗り越えて、扉3の開位置(加熱庫2の開口が開き、受皿5を用意に着脱できる状態における、使用者から見た扉3の前後方向の位置)に至る。
これにより、使用者は、第1の磁石M31及び第2の磁石M32の反発力以上の力で扉3を閉方向に押さなければ、扉3を閉めることができず、第3の磁石M33及び第2の磁石M32の反発力以上の力で扉3を開方向に引き出さなければ、扉3を開けることができない。そのため、使用者の扉3を閉位置に移動させようとする意思、及び開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者が扉を閉めること、あるいは開けることを意図せずに単に扉に触れただけで、扉が閉まってしまう、あるいは開いてしまうことはない。また、一旦第1の磁石M31及び第2の磁石M32が対向する位置を乗り越えた後は、第1の磁石M31及び第2の磁石M32の反発力によって扉の閉位置から開方向への動作が制限されるため、被ガイド部6及びガイド部7にベアリングやローラー等を用いて摺動性を良くした場合においても、扉が加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって自然に閉位置から開方向へ動き出すことはない。同様に、一旦第3の磁石M33及び第2の磁石M32が対向する位置を乗り越えた後は、第3の磁石M33及び第2の磁石M32の反発力によって扉の開位置から閉方向への動作が制限されるため、被ガイド部6及びガイド部7にベアリングやローラー等を用いて摺動性を良くした場合においても、扉が加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって自然に開位置から閉方向へ動き出すことはない。
上記の構成によれば、加熱庫の扉の閉時及び開時の両方において低コストに適度なクリック感が得られる加熱調理器を実現できる、という有利な効果を奏する。
図7及び図8を参照して、実施例4における本発明の加熱調理器について説明する。図7は、本実施例における加熱調理器401の要部の構成を示す図である。
図7において、本実施例における加熱調理器401は、第1の磁石M1及び第2の磁石M2に代えて第1の磁石M41、第2の磁石M42、及び第3の磁石M43を有する点において、図1を用いて説明した実施例1の加熱調理器1とは異なる。それ以外の点においては実施例1と同様であり、図1と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
図7を参照して、本発明の加熱調理器401の主要部分について説明する。
図7において、ガイド部7は、加熱庫2の外側の側面に固定されている。ガイド部7の所定の位置には、第1の磁石M41が配設されている。被ガイド部6は、扉支持部4に固定されている。換言すれば、扉3は、扉支持部4を介して被ガイド部6に装着されている。受皿5は、受皿支持部8及び扉支持部4を介して被ガイド部6に着脱可能に支持されている。被ガイド部6の所定の位置には、第2の磁石M42及び第3の磁石M43が配設されている。第1の磁石M41と第2の磁石M42、及び、第1の磁石M41と第3の磁石M43は、被ガイド部6がガイド部7に対して摺動した場合に、所定の位置で互いに同極で対向するように配設される。
図8は、扉3の閉時及び開時における第1の磁石M41、第2の磁石M42、及び第3の磁石M43の位置関係を示す図である。図6(a)に示した扉3の開状態から、使用者が扉3を閉める動作をした場合、第1の磁石M41と第2の磁石M42とが同極で対向する位置の若干前において、第1の磁石M41と第2の磁石M42の同極同士(N極とN極、又は、S極とS極)の反発力によって、扉3の閉動作の方向とは反対の方向に力が付勢される。使用者は、その反発力以上の力で扉3を閉方向に押すことによって、図8(b)に示すように、第1の磁石M41と第2の磁石M42とが対向する位置(図8(b)において矢印が描かれている辺り)を乗り越えて、扉3の閉位置(加熱庫2の開口が完全かつ安全に閉まった状態における、使用者から見た扉3の前後方向の位置)に至る。
また、図8(b)に示した扉3の閉状態から、使用者が扉3を開ける動作をした場合、第1の磁石M41と第3の磁石M43とが同極で対向する位置の若干前において、第1の磁石M41と第3の磁石M43の同極同士(N極とN極、又は、S極とS極)の反発力によって、扉3の開動作の方向とは反対の方向に力が付勢される。使用者は、その反発力以上の力で扉3を開方向に引き出すことによって、図8(a)に示すように、第1の磁石M41と第3の磁石M43とが対向する位置(図8(a)において矢印が描かれている辺り)を乗り越えて、扉3の開位置(加熱庫2の開口が開き、受皿5を用意に着脱できる状態における、使用者から見た扉3の前後方向の位置)に至る。
これにより、使用者は、第1の磁石M41及び第2の磁石M42の反発力以上の力で扉3を閉方向に押さなければ、扉3を閉めることができず、第1の磁石M41と第3の磁石M43の反発力以上の力で扉3を開方向に引き出さなければ、扉3を開けることができない。そのため、使用者の扉3を閉位置に移動させようとする意思、及び開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者が扉を閉めること、あるいは開けることを意図せずに単に扉に触れただけで、扉が閉まってしまう、あるいは開いてしまうことはない。また、一旦第1の磁石M41及び第2の磁石M42が対向する位置を乗り越えた後は、第1の磁石M41及び第2の磁石M42の反発力によって扉の閉位置から開方向への動作が制限されるため、被ガイド部6及びガイド部7にベアリングやローラー等を用いて摺動性を良くした場合においても、扉が加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって自然に閉位置から開方向へ動き出すことはない。同様に、一旦第1の磁石M41及び第3の磁石M43が対向する位置を乗り越えた後は、第1の磁石M41及び第3の磁石M43の反発力によって扉の開位置から閉方向への動作が制限されるため、被ガイド部6及びガイド部7にベアリングやローラー等を用いて摺動性を良くした場合においても、扉が加熱調理器の設置箇所の微小な傾き等によって自然に開位置から閉方向へ動き出すことはない。
上記の構成によれば、加熱庫の扉の閉時及び開時の両方において低コストに適度なクリック感が得られる加熱調理器を実現できる、という有利な効果を奏する。
図9及び図10を参照して、実施例5における本発明の加熱調理器について説明する。図9は、本実施例における加熱調理器501の要部の構成を示す図である。
図9において、本実施例における加熱調理器501は、第1の磁石M1及び第2の磁石M2に加えて、第4の磁石M54を有する点において、図1を用いて説明した実施例1の加熱調理器1とは異なる。それ以外の点においては実施例1と同様であり、図1と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
図9を参照して、本発明の加熱調理器501の主要部分について説明する。
図9において、ガイド部7は、加熱庫2の外側の側面に固定されている。ガイド部7の所定の位置には、第1の磁石M1及び第4の磁石M54が配設されている。被ガイド部6は、扉支持部4に固定されている。換言すれば、扉3は、扉支持部4を介して被ガイド部6に装着されている。受皿5は、受皿支持部8及び扉支持部4を介して被ガイド部6に着脱可能に支持されている。被ガイド部6の所定の位置には、第2の磁石M2が配設されている。第1の磁石M1及び第2の磁石M2は、被ガイド部6がガイド部7に対して摺動した場合に、所定の位置で互いに同極で対向するように配設される。第4の磁石M54及び第2の磁石M2は、扉3の閉位置で互いに異極で対向するように配設される。
図10は、扉3の閉時及び開時における第1の磁石M1、第2の磁石M2、及び第4の磁石M54の位置関係を示す図である。図10(a)に示すように、扉3の開時において、第1の磁石M1と第2の磁石M2及び第4の磁石M54とは、十分離れている。この状態から、使用者が扉3を閉める動作をした場合、第1の磁石M1と第2の磁石M2とが同極で対向する位置の若干前において、第1の磁石M1と第2の磁石M2の同極同士(N極とN極、又は、S極とS極)の反発力によって、扉3の閉動作の方向とは反対の方向に力が付勢される。使用者は、その反発力以上の力で扉3を閉方向に押すことによって、図10(b)に示すように、第1の磁石M1と第2の磁石M2とが対向する位置(図10(b)において矢印が描かれている辺り)を乗り越えて、扉3の閉位置(加熱庫2の開口が完全かつ安全に閉まった状態における、使用者から見た扉3の前後方向の位置)に至る。扉3の閉位置において、第4の磁石M54と第2の磁石M2とが異極で対向するため、扉3は、磁石の吸引力によって閉位置に引き付けられる。これにより、使用者は、扉3の閉時において、扉3が完全に閉まったかどうかを明確に感じ取ることができる。また、加熱調理器501の設置箇所の微小な傾きや、外部からの振動等によって、扉3が勝手に開くことがなく安定である。
上記の構成によれば、加熱庫の扉の閉時において低コストに適度なクリック感が得られ、使用者の扉を閉じようとする意思を確認できると共に、扉が閉位置にある場合に安定感が得られ、扉の密閉性を向上させることができる加熱調理器を実現できる、という有利な効果を奏する。また、磁石の位置や磁力の強さを調整することで、扉3の加熱庫2の開口に対する密閉性を高めることができる。この場合、扉3と開口との間にパッキン等のシール部材を設けると、扉3と開口の隙間から煙を漏れにくくすることができる。
本実施例において、ガイド部7側に第2の磁石M2と異極で対向する第4の磁石M54が配設されたが、これに代えて、被ガイド部6側に第1の磁石M1と異極で対向する第4の磁石が配設されても良い。また、本実施例において、図1及び図2に示した実施例1の構成に、扉3の閉位置において第2の磁石M2と異極で対向する第4の磁石M54を追加することによって、扉3の閉位置を安定させた。しかし、これに限らず、図3及び図4に示した実施例2、又は、図5及び図6に示した実施例3、又は、図7及び図8に示した実施例4の構成に、扉3の閉位置及び開位置の少なくとも一方において他の磁石と異極で対向する第4の磁石を追加して、扉3の閉位置及び開位置の少なくとも一方を安定させても良い。
また、本実施例において、コスト削減のため、扉3を閉位置で安定させるための第4の磁石M54と対になる磁石として、クリック感を得るために配設された他の磁石(第2の磁石M2)を共用した。しかし、これに限らず、第4の磁石M54と対になる磁石として、第5の磁石を設けても良い。その場合、第4の磁石と第5の磁石との間に働く磁力が、クリック感を得るための磁石間に働く磁力(例えば、第1の磁石M1と第2の磁石M2との間に働く磁力)よりも大きくなるように設定することで、クリック感を得るための磁力よりも、扉の位置を安定させる磁力の方が大きく、扉の開閉時の使用感が良い。
実施例1〜5において、ガイド部7の所定の位置に固定された各磁石(M1、M21、M31、M33、M41、M54)は、加熱庫2の外部に設けられ、かつ、被ガイド部6と連動しない部材であれば、ガイド部7以外の他の部材に固定されても良く(例えば、加熱庫2の外側の側面に直接、あるいは、他の部材を介して固定される等。)、本発明の上記各実施例と同等の効果を奏する。同様に、被ガイド部6の所定の位置に固定された各磁石(M2、M22、M32、M42、M43)は、被ガイド部6と連動可能であれば、被ガイド部6以外の他の部材(例えば、扉支持部4に固定された他の部材)に固定されても良く、本発明の上記各実施例と同等の効果を奏する。
また、実施例1〜5において、ガイド部7は、加熱庫2の外側の側面に直接固定されたが、加熱庫2の外側の側面に他の部材を介して固定されても良く、あるいは、加熱庫2の外部に設けられた、加熱調理器1の他の構成要素に固定されても良い。
本発明にかかる加熱調理器は、例えば、誘導加熱調理器のグリルとして利用することができる。
本発明の実施例1における、加熱調理器の要部の構成を示す図 本発明の実施例1における、加熱調理器における扉の開時及び閉時の第1の磁石及び第2の磁石の位置関係を示す図 本発明の実施例2における、加熱調理器の要部の構成を示す図 本発明の実施例2における、加熱調理器における扉の開時及び閉時の第1の磁石及び第2の磁石の位置関係を示す図 本発明の実施例3における、加熱調理器の要部の構成を示す図 本発明の実施例3における、加熱調理器における扉の開時及び閉時の第1の磁石、第2の磁石、及び第3の磁石の位置関係を示す図 本発明の実施例4における、加熱調理器の要部の構成を示す図 本発明の実施例4における、加熱調理器における扉の開時及び閉時の第1の磁石、第2の磁石、及び第3の磁石の位置関係を示す図 本発明の実施例5における、加熱調理器の要部の構成を示す図 本発明の実施例5における、加熱調理器における扉の開時及び閉時の第1の磁石、第2の磁石、第3の磁石、及び第4の磁石の位置関係を示す図 本発明の実施例1における、加熱調理器の構成を示す図
符号の説明
1、201、301、401、501 加熱調理器
2 加熱庫
3 扉
4 扉支持部
5 受皿
6 被ガイド部
7 ガイド部
8 受皿支持部
9 ヒータ
10 焼き網
11、17 被加熱物
12 電磁誘導コイル
13 排気口
14 ガラストッププレート
15 鍋
CB キャビネット
M1、M2、M21、M22、M31〜M33、M41〜M43、M54 磁石

Claims (7)

  1. 被加熱物を収容するための加熱庫、
    前記加熱庫の開口を開閉する扉、
    前記加熱庫内を加熱するヒータ、
    前記加熱庫の外部に固定されたガイド部、
    受皿を着脱可能に支持し、前記扉が装着され、前記ガイド部に対して摺動可能な被ガイド部、
    前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された第1の磁石、及び
    前記被ガイド部と連動する第2の磁石、を有し、
    前記被ガイド部が前記ガイド部に対して摺動する場合、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えることによって、前記第1の磁石と前記第2の磁石との反発力によるクリック感を得る
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記扉の閉時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の閉位置に至ることによって、前記扉の閉位置から開方向への動作を制限することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記扉の開時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の開位置に至ることによって、前記扉の開位置から閉方向への動作を制限することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された第3の磁石をさらに有し、
    前記扉の閉時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の閉位置に至ることによって、前記扉の閉位置から開方向への動作を制限し、
    前記扉の開時、前記第3の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第2の位置を乗り越えて前記扉の開位置に至ることによって、前記扉の開位置から閉方向への動作を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 前記被ガイド部と連動する第3の磁石をさらに有し、
    前記扉の閉時、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが同極で対向する第1の位置を乗り越えて前記扉の閉位置に至ることによって、前記扉の閉位置から開方向への動作を制限し、
    前記扉の開時、前記第1の磁石と前記第3の磁石とが同極で対向する第2の位置を乗り越えて前記扉の開位置に至ることによって、前記扉の開位置から閉方向への動作を制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  6. 前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された磁石、又は、前記被ガイド部と連動する磁石、を第4の磁石としてさらに有し、
    前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方において、前記第4の磁石と、前記被ガイド部と連動する他の磁石、又は、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された他の磁石とが互いに異極で対向することによって、磁石の吸引力で前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方を安定させる
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかの請求項に記載の加熱調理器。
  7. 前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された第4の磁石、及び
    前記被ガイド部と連動する第5の磁石、をさらに有し、
    前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方において、前記第4の磁石と前記第5の磁石とが互いに異極で対向することによって、磁石の吸引力で前記扉の閉位置及び開位置の少なくとも一方を安定させ、
    前記第4の磁石と前記第5の磁石との間に働く磁力は、前記加熱庫の外部に前記被ガイド部と連動しないで固定された他の磁石と、前記被ガイド部と連動する他の磁石と、の間に働く磁力よりも大きい
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかの請求項に記載の加熱調理器。
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