JP2007139248A - ガス調理器 - Google Patents

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Naoto Naganuma
直人 永沼
Jiyuushin Matsumura
充真 松村
Mitsuhiro Kakino
光弘 垣野
Shigeru Murakami
村上  茂
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】天板上面に操作部を設ける構成において、バーナ設置領域の有効利用で、安全で使い勝手のよいガスコンロを提供する。
【解決手段】ガラス天板3は、金属枠19を有する天板保護部材18で3辺が支持され、残り1辺が排気蓋14で端面を覆うように支持され、ガラス天板3に2つのコンロバーナ4a,4bを配置し、排気蓋14に1つのコンロバーナ4cを配置した構成とし、ガラス天板3の手前側端部に操作部8と表示部9を配置するとともに、グリル皿5cは、グリル庫5bの外に設けられた2本の固定レール5eにそれぞれ摺動自在に係合した2段階に摺動可能な可動レール5fによってグリル庫5b内外を摺動自在に移動可能とし、グリル皿5cの摺動範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段28を設け、グリル皿5cの摺動範囲における摺動力に変化を有する構成としたものである。
【選択図】図5

Description

本発明は、一般家庭で使用するガス調理器に関し、特に、グリル部の摺動構成に係るものである。
従来のガス調理器は、近年、操作性を改善する目的で操作部をコンロ本体の天板上面に設けたものが考案されている。この操作部をコンロ本体の天板上に設けたものにあっては、特許文献1に示すように、システムキッチンのカウンタートップに開設された開口部の周縁に加熱手段を設けたコンロ器体を吊持させ、該コンロ器体を覆う天板をカウンタートップに載置したビルトインコンロにおいて、該天板の左右方向一側がコンロ器体の左右方向位置から横方向に張り出すように天板の横幅をコンロ器体より幅広に形成し、該張り出した部分にコンロ器体に設けた加熱手段の作動を操作する操作部を設けるように構成したものがあるが、この構成においても、奥行き方向は複数のバーナ設置領域と排気部設置領域を明確に区画して配置するものであった。(例えば、特許文献1参照)
また、天板上面に複数のコンロバーナを備え、その下方にグリルバーナを有したグリル庫を設け、グリル皿を引き出し自在に備えたグリル部が設けられており、グリル皿に連結したグリル扉を引くことでグリル皿を庫外に引き出し、また、押し込むことで収納するものである。
そして、ガス調理器は、日用品であるという感覚が定着しており、低価格の商品が主流をなしているため、コスト的な制約を受け、簡素な構成が要求される商品である。そのため、グリル皿の引き出し構成においても、グリル皿を載置する枠体の底部またはグリル皿の底部とグリル庫に設けた摺動ガイド部との間の滑り摩擦により、グリル扉の引き出し操作でグリル皿を摺動させるという、極めて簡素な構成としたものが主流であった。このため、操作中にがたつきが生じやすく、操作感が悪く、高級感に乏しいものであった。
しかし、近年、ビルトインコンロ等において商品の高級化が進み、機能面での充実、デザイン面での高級感の要求に加え、グリル操作性でも従来のがたつきや摺動に伴う磨耗を低減し、スムーズな操作感を有したグリル皿摺動構成が要望されるようになった。
そこで、特許文献1に開示されたような、加熱庫に固定されたガイド部と、受皿を支持する被ガイド部とを有し、被ガイド部がガイド部に対してベアリングやローラー等のころがり軸受によって摺動するグリル皿摺動構成が提案されている。(例えば、特許文献2参照)
この構成によれば、グリル皿の出し入れ時における摺動抵抗をベアリングやローラーの作用により大幅に低減することができるため、出し入れに伴うガタツキや磨耗を低減し、スムーズにグリル皿の出し入れを行うことができるようになった。
特開2002−89854号公報 特開2004−263899号公報
しかしながら、操作部をコンロ本体の天板上に設けた上記従来の構成では、操作性及び視認性の改善は図れるものの、操作部の配設位置として、天板の左右方向一側がコンロ器体の左右方向位置から横方向に張り出すように天板の横幅をコンロ器体より幅広に形成し、該張り出した部分に配設するようにしているため、システムキッチンのカウンタートップにおけるコンロ本体の天板面が拡大した状態で占有することになり、調理スペースが狭
くなるという課題を有し、また、操作部が横方向にあるため、大きな鍋を載置して調理しているときに操作を行う場合などはかえって操作性が悪くなるという課題を有していた。
さらに、買い替えて交換する場合など、天板の大きさが従来品と異なることになり、横方向に設置スペースが確保できない場合は買い換え交換ができないという課題も有していた。
また、従来のグリル皿摺動構成においては、被ガイド部とガイド部との間にベアリング又はローラーを介在させて摺動機構を構成しているため、この両者間に働く摩擦力は飛躍的に軽減され、グリル皿のスムーズな出し入れを可能にする一方、僅かな力でグリル扉を操作するだけで簡単に開いたり、閉まったりすることにつながり、使用者が意図しない動作でグリル扉が勝手に閉まったり、開いたりする可能性がある。また、幼児がいたずらでグリル扉に触ったりした場合でも簡単に開いてしまい、調理中等にあってはグリル扉が開いたまま加熱動作が継続される事態が発生し、熱気が噴出して器具表面温度を上昇させてしまうという問題がある。
また、魚などの焼き物調理において、受皿に水を入れて引き出し操作を行う場合、グリル皿がスムーズに動きすぎるため、閉める時及び開く時の衝撃で受皿内の水が波打って受皿からこぼれ出してしまうという問題がある。
さらに、ガス調理器をキッチンのキャビネットに一体的に組み込んだビルトインコンロの場合、キャビネットの構造によっては、ビルトインコンロの奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きいことがある。そのような場合には、キャビネットの天板の縁がビルトインコンロのグリル扉の閉位置から出っ張り、扉の閉時に使用者の閉動作を妨げる、という問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、天面操作における操作性の向上と、グリル庫の扉の閉時又は開時において適度なクリック感を持たせ、閉まった状態及び開き始めた状態を容易に確認することでグリルの操作性の向上を図り、トータル的に使い勝手の向上を図ったガス調理器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のガス調理器は、天板面にコンロバーナを設けるとともに、その下方にグリル皿を収納するグリル庫を備えたガス調理器であって、前記グリル皿は、グリル庫外に設けた固定レールに摺動自在に係合した2段階に摺動可能な可動レールによってグリル庫内外を摺動自在に移動可能とし、前記グリル皿の摺動範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段を設けたものである。
上記発明によれば、グリル皿の摺動構成として、固定レールと2段階に摺動可能な可動レールの組み合わせにより摺動抵抗が少なく、引き出し量が大きいグリル皿の出し入れ構成を採用し、かつ、その出し入れ範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用して摺動力に変化を持たせたクリック感発生手段を設けたことで、使用者はその反発力以上の力でグリル扉を操作しなければ扉を開閉できず、使用者の、扉を閉位置又は開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者がグリル扉を閉める、あるいは、開けることを意図せずに単にグリル扉に触れただけで、扉が閉まってしまう、あるいは、開いてしまうという状態になることはなく、子供のいたずら等で簡単に開いたり、閉まったりすることがない。また、クリック感発生手段の設置位置によって磁石の反発力を乗り越えたとき閉位置に移動するようにしておけば、ガス調理器の奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きく、キャビネットの天板の縁がガス調理器のグリル扉の閉位置から多少出っ張っていても、使用者は容易にグリル扉を閉めることができ、使い勝手の向上を図ることが
できる。さらに、さらに、磁石の反発力を乗り越えて閉位置に移動したとき、磁石の吸引力が作用する構成とすることで、確実にグリル扉の閉位置を確保することができるとともに、可動レールの摺動範囲を拡大することでグリル皿をグリル庫から完全に外側に露出することができるため、調理作業がやり易くさらなる使い勝手の向上を図ることができる。
また、本発明のガス調理器は、ガラス天板に設けた開口に臨む複数のコンロバーナと、前記コンロバーナの下方に位置しグリルバーナを内蔵すると共に前記天板と同一面に配置した排気口に連通するグリル庫及び該グリル庫内に収納され摺動自在に移動可能なグリル皿を有したグリル部と、前記排気口と並設し器具内の換気を行う換気口と、前記排気口及び換気口を一体的に構成した排気蓋に設けた開口に臨む1つのコンロバーナと、前記各バーナへのガスの供給と遮断を行うと共に弁駆動手段を介してガス流量を制御するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置に駆動信号を供給する制御手段と、前記制御手段に所定の操作信号を入力指示する操作部及び前記コンロ本体の作動状態を表示する表示部を前記ガラス天板上に備えたガス調理器であって、前記グリル皿は、前記グリル庫外に設けられた2本の固定レールにそれぞれ摺動自在に係合した2段階に摺動可能な可動レールによってグリル庫外に完全に露出する状態で前記グリル庫内外を摺動自在に移動可能とし、前記グリル皿の摺動範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段を設け、前記グリル皿の摺動範囲における摺動力に変化を有する構成としたものである。
上記発明によれば、ガラス天板上に配置した複数のコンロバーナと、その奥側に配置した排気蓋上に設けた1つのコンロバーナで調理用バーナ群を形成することで、ガラス天板の手前側にスペースを確保して操作部及び表示部を配設する構成とし、操作性と視認性の向上を図ることができるものである。さらに、グリル皿の摺動構成として、固定レールと2段階に摺動可能な可動レールの組み合わせにより摺動抵抗が少なく、引き出し量が大きいグリル皿の出し入れ構成を採用し、かつ、その出し入れ範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用して摺動力に変化を持たせたクリック感発生手段を設けたことで、使用者はその反発力以上の力でグリル扉を操作しなければ扉を開閉できず、使用者の、扉を閉位置又は開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者がグリル扉を閉める、あるいは、開けることを意図せずに単にグリル扉に触れただけで、扉が閉まってしまう、あるいは、開いてしまうという状態になることはなく、子供のいたずら等で簡単に開いたり、閉まったりすることがない。
また、クリック感発生手段の設置位置によって磁石の反発力を乗り越えたとき閉位置に移動するようにしておけば、ガス調理器の奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きく、キャビネットの天板の縁がガス調理器のグリル扉の閉位置から多少出っ張っていても、使用者は容易にグリル扉を閉めることができ、使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、磁石の反発力を乗り越えて閉位置に移動したとき、磁石の吸引力が作用する構成とすることで、確実にグリル扉の閉位置を確保することができるとともに、可動レールの摺動範囲を拡大することでグリル皿をグリル庫から完全に外側に露出することができるため、調理作業がやり易くさらなる使い勝手の向上を図ることができる。
本発明のガス調理器は、操作部を天板上面の使用者に近い手前側に配置することで、操作性と視認性の向上が図れるとともに、天板の大きさを変えることなく、複数のコンロバーナとグリルバーナを装着したガス調理器を提供することができ、さらに、グリル庫の扉の閉時又は開時において適度なクリック感を持たせ、閉まった状態及び開き始めた状態を容易に確認することができるとともに、グリル皿の引き出し量を拡大しつつ、スムーズな操作感を備えたガス調理器を提供することができる。
第1の発明は、天板面にコンロバーナを設けるとともに、その下方にグリル皿を収納するグリル庫を備えたガス調理器であって、前記グリル皿は、グリル庫外に設けた固定レールに摺動自在に係合した2段階に摺動可能な可動レールによってグリル庫内外を摺動自在に移動可能とし、前記グリル皿の摺動範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段を設けたことを特徴とするものである。
そして、グリル皿の摺動構成として、固定レールと2段階に摺動可能な可動レールの組み合わせにより摺動抵抗が少なく、引き出し量が大きいグリル皿の出し入れ構成を採用し、かつ、その出し入れ範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用して摺動力に変化を持たせたクリック感発生手段を設けたことで、使用者はその反発力以上の力でグリル扉を操作しなければ扉を開閉できず、使用者の、扉を閉位置又は開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者がグリル扉を閉める、あるいは、開けることを意図せずに単にグリル扉に触れただけで、扉が閉まってしまう、あるいは、開いてしまうという状態になることはなく、子供のいたずら等で簡単に開いたり、閉まったりすることがない。
また、クリック感発生手段の設置位置によって磁石の反発力を乗り越えたとき閉位置に移動するようにしておけば、ガス調理器の奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きく、キャビネットの天板の縁がガス調理器のグリル扉の閉位置から多少出っ張っていても、使用者は容易にグリル扉を閉めることができ、使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、磁石の反発力を乗り越えて閉位置に移動したとき、磁石の吸引力が作用する構成とすることで、確実にグリル扉の閉位置を確保することができるとともに、可動レールの摺動範囲を拡大することでグリル皿をグリル庫から完全に外側に露出することができるため、調理作業がやり易くさらなる使い勝手の向上を図ることができる。
第2の発明は、ガラス天板に設けた開口に臨む複数のコンロバーナと、前記コンロバーナの下方に位置しグリルバーナを内蔵すると共に前記天板と同一面に配置した排気口に連通するグリル庫及び該グリル庫内に収納され摺動自在に移動可能なグリル皿を有したグリル部と、前記排気口と並設し器具内の換気を行う換気口と、前記排気口及び換気口を一体的に構成した排気蓋に設けた開口に臨む1つのコンロバーナと、前記各バーナへのガスの供給と遮断を行うと共に弁駆動手段を介してガス流量を制御するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置に駆動信号を供給する制御手段と、前記制御手段に所定の操作信号を入力指示する操作部及び前記コンロ本体の作動状態を表示する表示部を前記ガラス天板上に備えたガス調理器であって、前記グリル皿は、前記グリル庫外に設けられた2本の固定レールにそれぞれ摺動自在に係合した2段階に摺動可能な可動レールによってグリル庫外に完全に露出する状態で前記グリル庫内外を摺動自在に移動可能とし、前記グリル皿の摺動範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段を設け、前記グリル皿の摺動範囲における摺動力に変化を有する構成としたことを特徴とするものである。
そして、ガラス天板上に配置した複数のコンロバーナと、その奥側に配置した排気蓋上に設けた1つのコンロバーナで調理用バーナ群を形成することで、ガラス天板の手前側にスペースを確保して操作部及び表示部を配設する構成とし、操作性と視認性の向上を図ることができるものである。さらに、グリル皿の摺動構成として、固定レールと2段階に摺動可能な可動レールの組み合わせにより摺動抵抗が少なく、引き出し量が大きいグリル皿の出し入れ構成を採用し、かつ、その出し入れ範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用して摺動力に変化を持たせたクリック感発生手段を設けたことで、使用者はその反発力以上の力でグリル扉を操作しなければ扉を開閉できず、使用者の、扉を閉位置又は開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者がグリル扉を閉める、あるい
は、開けることを意図せずに単にグリル扉に触れただけで、扉が閉まってしまう、あるいは、開いてしまうという状態になることはなく、子供のいたずら等で簡単に開いたり、閉まったりすることがない。
また、クリック感発生手段の設置位置によって磁石の反発力を乗り越えたとき閉位置に移動するようにしておけば、ガス調理器の奥行きよりもキャビネットの奥行きの方が大きく、キャビネットの天板の縁がガス調理器のグリル扉の閉位置から多少出っ張っていても、使用者は容易にグリル扉を閉めることができ、使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、磁石の反発力を乗り越えて閉位置に移動したとき、磁石の吸引力が作用する構成とすることで、確実にグリル扉の閉位置を確保することができるとともに、可動レールの摺動範囲を拡大することでグリル皿をグリル庫から完全に外側に露出することができるため、調理作業がやり易くさらなる使い勝手の向上を図ることができる。
第3の発明は、グリル皿がグリル庫に収納される手前側にクリック感発生手段を設けたことを特徴とするものである。
そして、磁石の反発力と吸引力を利用して構成されたクリック感発生手段の反発力を乗り越えたとき、別の磁石との間で作用する吸引力によりグリル皿がグリル庫に収納されるようにすることで、確実にグリル皿の閉操作を確保することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
第4の発明は、クリック感発生手段は、可動レールに設けた第1の磁石と、固定レールに設けた第2の磁石及び第3の磁石で構成し、前記第1の磁石と第2の磁石がグリル皿の摺動範囲の適所で同極面で対向し、前記第1の磁石と第3の磁石が異極面で対向するように配置したことを特徴とするものである。
そして、固定レールと2段階に摺動可能な可動レールの組み合わせによる摺動抵抗が少なく、引き出し量が大きいグリル皿の出し入れ構成において、固定レールと可動レールに同極面及び異極面で対向するように配置した3つの磁石でクリック感発生手段を構成することで、比較的安価に、かつ、簡単な構成でグリル皿の摺動過程でクリック感を発生させることができるため、確実なグリル皿の開閉操作を確保することができ、使い勝手の向上を図れるものである。
第5の発明は、第1の磁石と第2の磁石と第3の磁石は、サマリウム−コバルト磁石であることを特徴とするものである。
そして、クリック感発生手段を構成する磁石の種類として、一般的なフェライト磁石より磁力が約7〜8倍強いサマリウム−コバルト磁石を使用することで、コンパクトに構成することができ、グリル部を大きくすることなく収納することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明を行う。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態におけるガス調理器の使用形態を示す図、図2は同ガス調理器の断面図、図3は同ガス調理器の操作表示部及びバーナ配設構成を示す上面図、図4は同ガス調理器の天板部を構成する分解図である。
図において、本実施の形態におけるガス調理器1は流し台のカウンタートップ2に嵌め
こまれ、上面側にはガラス体で構成された天板3に設けられた開口3a,3bに臨むように複数のバーナ4a,4bが配設されている。また、バーナ4a,4bの下方にはグリル5が設けられ、前面側に設けられたグリル扉5aを開閉することで焼き物等の調理ができるようになっている。このグリル扉5aと同一面にはグリル5のバーナ(図示せず)の燃焼動作を指示する操作部6が設けられ、この操作部6内には器具の運転/停止を指示する運転スイッチ7が配設されている。
また、グリル5の燃焼動作により発生した燃焼ガスは、排気通路(図示せず)を経由して器具1上面の後方側に設けられた排気口10より排出される。この排気口10にはスリット状の開口を複数設け排気ガスを均一に排出するための排気口カバー11が載置されている。さらに、器具1上面には排気口10に並設して器具1内の換気を行うための換気口12が設けられ、この上部には異物侵入防止のために換気口カバー12が載置されている。
そして、排気口10と換気口12は、板金で成形された排気蓋14で一体的に構成されており、ガラス天板3の後方端面を覆うように器具1上面の後方に配置されている。
また、排気蓋14には、略中間部に排気口10と換気口12に挟まれるようにコンロバーナ4cを装着するための開口15が設けられ、この開口15の周囲には五徳16を載置するための段押し部17が設けられている。この開口15にコンロバーナ4cを設置し、段押し部17に五徳16を載置して3つ目のコンロ部を構成している。また、段押し部17は排気蓋14の強度を高める作用も有している。
このように、ガラス天板3上の左右に2つのコンロバーナ4a,4bを配置し、その上部に五徳16を載置して大カロリー用のコンロ部を構成すると共に、その略中間部の後方側にガラス天板3の設置領域と排気口10の設置領域14aを跨ぐようにコンロバーナ4a,4bよりも小カロリーのコンロバーナ4cを配置し、その上部に五徳16を載置して小カロリー用のコンロ部を構成している。
また、ガラス天板3の手前側には、それぞれのバーナ4a,4b,4cに対応して、操作部8a,8b,8cと表示器9a,9b,9cが設けられており、操作部8は天板3を構成するガラス体の裏面側に電極を構成した静電シートを貼り付け、ガラス体表面に接触するだけで作用する静電スイッチで構成し、表示部9は、それぞれのバーナ4a,4b,4cに対応して設けた液晶表示器を用いた第1の表示器9a,9b,9cでバーナ4の動作状態をそれぞれ表示するとともに、バーナ4a,4b,4cが設置されたバーナ設置領域と操作部8a,8b,8c及び表示器9a,9b,9cが設けられた操作表示部設置領域とを区画する位置に設けた第2の表示器24でバーナ4a,4b,4cのどのバーナが運転しても表示し、バーナ設置領域が高温状態にあることを使用者に報知するようにしている。
そして、操作部8と表示部9は表示ケース10に収納され、バーナ4からの輻射熱による影響を低減し、上面側はガラス体の天板3で覆われることで、バーナ4の火炎による熱的影響を軽減している。さらに、バーナ4の下方には燃料であるガスを供給するためのガス弁や流量調節弁で構成されたガス供給部23が配設され、このガス供給部23の動作を制御するための制御部22が設けられている。そして、ガス供給部23は操作部8からの操作信号に基づいて制御部22から出力される所定の駆動信号により閉止及びガス流量を制御し、火力調節を行うようになっている。
このように、電気的信号を用いてバーナ4に供給するガス流量を任意に変更できる構成としたことで、ガス供給部23を任意の場所に設置することが可能となり、操作部8の設
置場所も制約を受けることがなくなる。よって、ガラス天板3の面に静電スイッチ等を用いて構成することが可能となり、操作性及び掃除性の優れた操作部構成を実現することができる。
ここで、ガラス天板3と排気蓋14で構成する天板部20について説明すると、コンロバーナ4a,4bの装着口3a,3b及び操作部8,表示部9の設置面を有したガラス天板3は、後方端略中間部にコンロバーナ4cの装着口の一部を形成するための略半円状の切り欠き部を有した形状となっている。そして、このガラス天板3の下方を覆うように設けた金属製の天板保護部材18に載置する。天板保護部材18は、コンロバーナ4a,4bの装着口3a,3b及び操作部8,表示部9の設置面及び排気蓋14に形成されたコンロバーナ4cの装着口15,排気口10、換気口12に対応する位置にそれぞれ開口孔18a,18b,18c,18d,18e,18fが設けられている。この孔位置に対応するようにガラス天板3を載置する。
そして、天板保護部材18に載置したガラス天板3の後方に排気蓋14を同様に開口孔位置を合わせて載置し、排気蓋14と天板保護部材18をビス等で締結する。このとき、ガラス天板3と排気蓋14の接合部において、ガラス天板3の端面を覆うように排気蓋14を接合し、ガラス天板3の位置決めを行うようにしている。そして、天板保護部材18とガラス天板3及び排気蓋14の周囲を略コの字状に成形した金属製枠体19で挟み込むことにより、ガラス天板3と排気蓋14を一体化して天板部20を構成することができる。
この天板部20の構成により、バーナ4の設置領域を全体的に器具1の後方側に移動することができるため、器具1の前方側に操作部8及び表示部9を設置するためのスペースを確保することができ、ガス調理器のように器具1の上面側で裸火による燃焼部を有する機器において、操作性を向上させる目的で操作部を器具上面に設置するための有効な構成を提供することができる。
次に、グリル5の詳細構成について、図5〜図8を用いて説明する。図5は本発明の実施の形態におけるガス調理器のグリル開放状態を示す図、図6はグリルの摺動部の構成を示す図、図7はグリルの摺動部におけるクリック感発生手段の構成を示す図、図8はクリック感発生手段の詳細構成図である。
図において、グリル5は、コンロバーナ4の下方に設けたグリル庫5bと、該グリル庫5b内を摺動自在に移動するグリル皿5cと、該グリル皿5c上に載置される焼き網5dと、前記グリル庫5bの外側に設置された固定レール5eと、該固定レール5eに係合し摺動自在に移動する可動レール5fと、該可動レール5fに取り付けたグリル把手5gと、該グリル把手5gに嵌合して取り付けたグリル扉5aで構成され、左右の可動レール5fを連結金具を介してグリル把手5gと締結し、該グリル把手5gに着脱自在にグリル皿5cを取り付けるようにしている。
そして、グリル把手5gを持って引き出すことにより可動レール5fが固定レール5e上をスムーズに摺動し予め設定された規制位置まで引き出すことができる。この規制位置をグリル皿5cがグリル庫5bから完全に引き出される位置に設定しておくことで、調理物を載置する焼き網5dが完全に外側に露出するため調理作業がやり易くなる。また、固定レール5eと可動レール5fとの係合により摺動位置を規制しているため、完全に引き出した状態でも所定の強度を安定して確保することができる。
上記固定レール5eと可動レール5fによる摺動構成について図6、図7を用いて説明する。なお、本図において摺動構成に関連しない構成部品は省略して図示している。
図6(a)(b)(c)は可動レール5fの引き出し状態を示す図、図7は可動レール5fの収納状態における破断図である。
図7において、固定レール5eと可動レール5fの係合関係を説明すると、固定レール5eはグリル庫5bの外側の器具底面25に設置したケース26内に取り付けられ、この固定レール5eにベアリングまたはローラを介して可動レール5fを構成する第1の可動レール5hが係合されている。そして、この第1の可動レール5hには第2の可動レール5iを摺動するためのベアリングまたはローラを固定する金具5jが締結されており、この金具5jにベアリングまたはローラを介して第2の可動レール5iが係合されている。そして、可動レール5fを覆うようにカバー27が設けられており、ごみや異物の侵入を防止するようにしている。
上記の如く構成された摺動機構は、図6に示すような形態で引き出される。まず、グリル扉5aを閉めた状態においては図6(a)に示すように、可動レール5fはケース26内に収納された形態である。そして、グリル把手5gを持って引き出し操作を行うと、図6(b)に示すように、固定レール5eに係合した第1の可動レール5hが摺動し、所定の引き出し位置まで引き出される。そして、さらに引き出し操作を継続すると、図6(c)に示すように、第1の可動レール5hに締結した金具5jに係合した第2の可動レール5iが摺動し、予め設定された規制位置まで引き出すことができる。以上のように、可動レール5fが2段階で引き出される構成としたことにより、グリル皿5cがグリル庫5bから完全に引き出された状態とすることができ、調理作業がやり易い形態を確保することができるものである。
また、可動レール5fは引き出された状態においてもカバー27で覆われるため、煮汁や異物がレール内に侵入することがなく、長期間安定して摺動特性を確保することができる。
なお、上記実施の形態においては、引き出し操作時の手順として第1の可動レール5hが摺動した後、第2の可動レール5iが摺動するように説明したが、この順序は特に限定るものではなく、逆の順序でも、同時に摺動してもよいものである。すなわち、第1の可動レール5hの引き出し量と第2の可動レール5iの引き出し量を加えてグリル皿5cの引き出し量としているため、グリル皿5cをグリル庫5bの外側に完全に露出するための引き出し量を確保することができる。
また、グリル皿5cをグリル庫5b内に収納するときは、グリル把手5gを持って押し込み操作を行うことで、第1の可動レール5hと第2の可動レール5iがベアリングまたはローラを介してスムーズに摺動し、図6(a)に示すようにケース26内に収納される。
次に、上記の如く構成された摺動機構におけるクリック感発生手段28について、図7、図8を用いて説明する。
クリック感発生手段28は、上記グリル扉5aの開閉操作においてスムーズ感が改善されたことに伴い、軽い操作力で簡単に引き出したり、押し入れたりすることができるため、子供のいたずらや無意識に触っただけで開閉してしまう恐れがあり、この不具合点を解消するために、グリル皿5cの摺動範囲の適所に摺動力に変化を持たせるための手段を設けたものである。
具体的には、グリル皿5cがグリル庫5b内に収納される手前、すなわち、グリル皿5
cの引き出し始めに他の摺動力よりも強い摺動力を有する構成としたもので、磁石の吸引力または反発力を利用して摺動力に変化を持たせるようにしたものである。
具体的構成としては図7、図8に示すように、摺動範囲の終端近傍の固定レール5eに磁石固定金具29を取り付け、その磁石固定金具29に樹脂製の磁石ケース30に収納された第2の磁石31と第3の磁石32を磁石固定蓋33を介して固定し、一方、可動レール5f側にも該可動レール5fを覆うカバー27に前記第2の磁石31と第3の磁石32と対向するように第1の磁石34を取り付け、グリル扉5aの開閉操作においてグリル皿5cがグリル庫5b内に収納される手前、すなわち、グリル皿5cの引き出し始めに、前記第1の磁石34と第2の磁石31で反発力を発生させ、前記第1の磁石と第3の磁石32で吸引力を発生させるようにしている。この磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段28によりグリル皿5cの摺動過程において摺動力に変化を持たせることができ、特に、グリル皿5cがグリル庫5b内に収納される手前、すなわち、グリル皿5cの引き出し始めに設けたことで、グリル皿5cをグリル庫5b内に収納する際、前記第1の磁石34と第2の磁石31で形成される反発力に打ち勝つ操作力で押し込まないとグリル皿5cをグリル庫5b内に収納することができず、簡単に閉まってしまうことはない。また、グリル皿5cをグリル庫5b内から引き出す際、前記第1の磁石34と第3の磁石32で形成される吸引力及び前記第1の磁石34と第2の磁石31で形成される反発力に打ち勝つ操作力で引き出さないとグリル皿5cをグリル庫5b内から引き出すことができず、子供のいたずらや無意識に触っただけでグリル扉5aが簡単に開いてしまうことはない。
ここで、第1の磁石34、第2の磁石31、第3の磁石32の取付構成について詳細に説明する。
まず、第1の磁石34は、第1の可動レール5hと第2の可動レール5iで構成された可動レール5fを覆うように設けられた非磁性体のカバー27の適所に非磁性体の磁石カバー35で覆うように固定し、磁石カバー35を可動レール5fに磁性体の締結部材36で固定する。この取付構成により第1の磁石34は可動レール5fの摺動に応じて摺動範囲を自在に移動する。
次に、第2の磁石31と第3の磁石32は、固定レール5eに取り付けられた磁石固定金具29に非磁性体の磁石ケース30及び磁石固定蓋33により所定の距離を保って固定し、可動レール5fの摺動に連動して移動する第1の磁石34と対向するように配置している。
そして、第1の磁石34、第2の磁石31、第3の磁石32の磁極の関係は、第2の磁石31と第3の磁石32が同一面において極性が異なる方向に配置し、第1の磁石34は対向面において第2の磁石31と同一極性となり、第3の磁石32と極性が異なる方向となるように配置する。例えば、第2の磁石31は対向面側にN極を配置すると、第3の磁石32は対向面側にS極を配置し、第1の磁石34は対向面側にN極を配置する。
この磁極配置により、上記した如くグリル皿5cをグリル庫5b内に収納する際、可動レール5fの摺動により第1の磁石34が第2の磁石31に近づくと対向面においてN極−N極の関係となり反発力が発生し、強い摺動力を持って摺動させないと第2の磁石31の取付位置を乗り越えることができない。そして、この取付位置を乗り越えると、第1の磁石34は第3の磁石32に近づき対向面においてN極−S極の関係となり吸引力が発生し、軽い摺動力でグリル皿5cをグリル庫5b内に収納することができ、かつ、この第1の磁石34と第3の磁石32の吸引力により収納状態を確実に保持することができる。
さらに、上記収納状態において、第2の磁石31と第1の磁石34を固定する締結部材36が吸引力作用を発揮する位置関係に配置することで、上記第1の磁石34と第3の磁石32の吸引力に加え、より確実に収納状態を保持することができる。
また、第1の磁石34、第2の磁石31、第3の磁石32を一般的なフェライト磁石より磁力が7〜8倍強く、耐熱性に優れたサマリウム−コバルト磁石を採用することで、コンパクトに構成することができ、ガス調理器のようにグリル内に多数のバーナを配置し設置スペースが制限される機器においては有効な手段となる。
以上のように本実施の形態においては、固定レール5eと可動レール5fで構成した摺動機構の摺動範囲の適所、特に、グリル皿5cがグリル庫5b内に収納される手前、すなわち、グリル皿5cの引き出し始めに、磁石の反発力を利用した摺動抵抗可変手段となるクリック感発生手段28を設けているため、使用者はその反発力以上の力でグリル扉5aを操作しなければ扉を開閉できず、使用者の、扉を閉位置又は開位置に移動させようとする意思を確認できる。したがって、使用者がグリル扉を閉める、あるいは、開けることを意図せずに単にグリル扉5aに触れただけで、扉が閉まってしまう、あるいは、開いてしまうという状態になることはなく、子供のいたずら等で簡単に開いたり、閉まったりすることがない。
また、クリック感発生手段28の設置位置を磁石の反発力を乗り越えたとき閉位置に移動するようにしておけば、ガス調理器の奥行きよりもキャビネット2の奥行きの方が大きく、キャビネット2の天板の縁がガス調理器のグリル扉5aの閉位置から多少出っ張っていても、使用者は容易にグリル扉5aを閉めることができ、使い勝手の向上を図ることができる。
また、バーナ4へのガスの供給と遮断を行うガス供給部23を電気信号で駆動する弁駆動手段を用いて構成することで、操作信号を入力する操作部8や表示部9は前記ガス供給部23やその制御手段22の設置位置に左右されることなく独立して自由な位置に設置することができ、バーナ4の火炎による熱的影響、操作性、視認性等を考慮し、天板3上の温度的に設置可能なバーナの熱影響が少ない天板3の上面手前側に配置することが可能になり、操作性、視認性、掃除性を向上することができる。
また、器具1上面の手前側に操作部8、表示部9及びコンロバーナ4の一部を配置するガラス天板3を設け、その後方側に排気口10及び換気口12を設けた排気蓋14を配置し、その排気蓋14にコンロバーナ4cを装着する開口15を設け、排気口10と換気口12に挟まれるように1つのコンロバーナ4cを設ける構成としているため、複数のバーナ4a,4b,4cの設置領域を全体的に後方側に移動させることができ、天板3の大きさを変えることなく、ガラス天板3の手前側に操作部8や表示部9を配設するスペースを確保することができる。
また、排気蓋14を天板保護部材18に締結することでガラス天板3を挟み込むように支持し、排気蓋14の固定を兼ねてガラス天板3を挟み込んで支持することができるため、ガラス天板3の端面補強を確保しつつ、デザイン性を高めるための構成の簡素化を図ることができる。
また、排気口10と換気口12の設置領域にコンロバーナ4cの一部が配置されるように構成しているため、器具1上面におけるバーナの設置領域を全体的に後方に移動させることができ、天板3の大きさを変えることなく、ガラス天板3の手前側に操作部8や表示部9を配設するスペースを確保することができる。
また、排気口10と換気口12には、その開口を覆うように着脱自在な排気口カバー11及び換気口カバー13をそれぞれ載置しているため、異物の侵入を防止し、グリル部からの排気ガスを均一に排出することができる。
また、操作部に静電スイッチを用いることによりガラス天板上面に操作つまみ等が張り出すことがなく、操作部を含む天板全面をガラス体で覆うことができるため、操作性、デザイン性及び掃除性を飛躍的に向上することができるとともに、表示ケースに収納することでバーナからの熱的影響を軽減することができる。
さらに、それぞれのコンロバーナに対応した第1の表示器を設けると共に、どのコンロバーナが運転しても表示動作を開始する第2の表示器を設けているため、コンロバーナが燃焼を開始しバーナ設置領域が高温状態になったとき、その状態を表示することが可能となり、使用者への注意喚起を確実に促すことができる。
以上、天板面におけるコンロバーナの特徴的な配設構成により操作部及び表示部を天板面に配置すると共に、グリルの摺動機構にレール方式を採用しスムーズ感を確保し、かつ、クリック感を設けることでグリル開閉操作時の確実性を確保するという、ガス調理器のトータル的な使い勝手の向上を図ることができるものである。
以上のように本発明は、操作部及び表示部を天板面に配置するためのコンロバーナ配設構成に特徴を持たせるとともに、グリルの摺動機構のスムーズ感及びクリック感を有することでグリルの安定した開閉操作を確保するようにしたもので、グリルを有するガス調理器全般に適用できる。
本発明の実施の形態におけるガス調理器の使用形態を示す図 同ガス調理器の概略断面図 同ガス調理器概略上面図 同ガス調理器の天板部の分解図 同ガス調理器のグリル開放状態を示す図 同ガス調理器のグリルの摺動部の構成を示す図 同ガス調理器のグリルの摺動部におけるクリック感発生手段の構成を示す図 同ガス調理器のクリック感発生手段の詳細構成図
符号の説明
3 ガラス天板
4 バーナ
5 グリル部
8 操作部
9 表示部
10 排気口
12 換気口
14 排気蓋
18 天板保護部材
19 枠体
21 ガス供給部(ガス流量制御装置)
22 制御部
28 クリック感発生手段

Claims (5)

  1. 天板面にコンロバーナを設けるとともに、その下方にグリル皿を収納するグリル庫を備え、
    前記グリル皿は、グリル庫外に設けた固定レールに摺動自在に係合した2段階に摺動可能な可動レールによってグリル庫内外を摺動自在に移動可能とし、前記グリル皿の摺動範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段を設けたガス調理器。
  2. ガラス天板に設けた開口に臨む複数のコンロバーナと、前記コンロバーナの下方に位置しグリルバーナを内蔵すると共に前記天板と同一面に配置した排気口に連通するグリル庫及び該グリル庫内に収納され摺動自在に移動可能なグリル皿を有したグリル部と、前記排気口と並設し器具内の換気を行う換気口と、前記排気口及び換気口を一体的に構成した排気蓋に設けた開口に臨む1つのコンロバーナと、前記各バーナへのガスの供給と遮断を行うと共に弁駆動手段を介してガス流量を制御するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置に駆動信号を供給する制御手段と、前記制御手段に所定の操作信号を入力指示する操作部及び前記コンロ本体の作動状態を表示する表示部を前記ガラス天板上に備えたガス調理器であって、前記グリル皿は、前記グリル庫外に設けられた2本の固定レールにそれぞれ摺動自在に係合した2段階に摺動可能な可動レールによってグリル庫外に完全に露出する状態で前記グリル庫内外を摺動自在に移動可能とし、前記グリル皿の摺動範囲の適所に磁石の反発力と吸引力を利用したクリック感発生手段を設け、前記グリル皿の摺動範囲における摺動力に変化を有する構成としたガス調理器。
  3. グリル皿がグリル庫に収納される手前側にクリック感発生手段を設けた請求項1または2記載のガス調理器。
  4. クリック感発生手段は、可動レールに設けた第1の磁石と、固定レールに設けた第2の磁石及び第3の磁石で構成し、前記第1の磁石と第2の磁石がグリル皿の摺動範囲の適所で同極面で対向し、前記第1の磁石と第3の磁石が異極面で対向するように配置した請求項1〜3のいずれか1項記載のガス調理器。
  5. 第1の磁石及び第2の磁石及び第3の磁石は、サマリウム−コバルト磁石である請求項1〜4のいずれか1項記載のガス調理器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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