JP2014054465A - コンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】器具本体内へのグリル庫の設置を容易化できるコンロを提供する。
【解決手段】器具本体3の前面には、上部が開放された開口部81が設けられ、その開口部の上部において水平に渡した状態で、水平梁部材50が器具本体3の前面上部に着脱自在に取り付けられている。器具本体3内には、グリル庫60を設置する為に、開口部81から後方に延設された中央空洞部85が設けられている。このようなコンロの組立工程では、中央空洞部85内に、予めアセンブリして組み立てたグリル庫60を上方からそのまま落とし込んで、グリル庫60のグリル開口67を開口部81に配置した後で、水平梁部材50を、開口部81の上部において水平に渡した状態で、器具本体3の前面に取り付けることができる。よって、器具本体3内へのグリル庫60の設置を容易化できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、グリル庫を備えるコンロに関する。
従来、焼網に魚類等の被調理物を載せて、その被調理物の上下両面を同時に加熱する両面焼きグリルを備えたコンロが知られている(例えば、特許文献1参照)。両面焼グリルは、器具本体内にグリル庫を備える。グリル庫には、魚等の被調理物を載置する焼網が設けられ、その焼網の上下に配置したバーナの燃焼により被調理物の上下両面が同時に加熱される。器具本体の前面部の中央部には、グリル庫の前側に設けられたグリル開口が配置される矩形状の開口部が設けられている。その開口部の直上には、前面部の上部において左右方向に延出する金属製の梁部材が設けられている。このような構造を備えるコンロの組立工程において、器具本体内に直方体状のグリル庫をそのまま設置するには、開口部の上部に配置された梁部材が邪魔であった。それ故、作業者は、コンロの組立工程の中で、グリル庫を構成する複数のパーツを器具本体に順次組み付けることで、グリル庫を器具本体内で組み立てていた。
特開2011−83628号公報
しかしながら、グリル庫をコンロの組立工程の中で組み立てるので、コンロの組立工程が延長化され、さらにその作業を行う為の人員の確保が必要となり、コンロの組立工程を複雑にしていた。
本発明の目的は、器具本体内へのグリル庫の設置を容易化できるコンロを提供することである。
本発明の請求項1に係るコンロは、上部が開口する直方体状の器具本体内に直方体状にアセンブリされたグリル庫が設置され、前記器具本体の上部開口に天板が装着されたコンロであって、前記器具本体の前面部は、上部が開放された開口部と、前記開口部の前記上部において水平に渡した状態で着脱自在に取り付けられた水平梁部とを備え、前記器具本体内には、前記グリル庫を設置する為に、前記開口部から後方に延設された空洞部が設けられ、前記空洞部内に前記グリル庫が上方から落とし込まれ、前記グリル開口が前記開口部に配置された後で、前記水平梁部が、前記開口部の上部において水平に渡した状態で、前記前面部に取り付けられている。
また請求項2に係る発明のコンロは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記水平梁部の使用者に対向する前面には保護部材が取り付けられている。
また請求項3に係る発明のコンロは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記保護部材は樹脂である。
また請求項4に係る発明のコンロは、請求項1から3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記前面部の上端部の少なくとも一部に沿って装着され、前記保護部材と同一直線上に配置される枠部材を備え、前記枠部材の前面と前記保護部材の前記前面とは面一になっている。
また請求項5に係る発明のコンロは、請求項2から4の何れかに記載の発明の構成に加え、前記開口部に設けられ、前記グリル開口を開閉するグリル扉を備え、前記グリル扉は前記グリル庫内を視認可能なガラス窓部を備え、前記グリル開口が前記グリル扉によって閉塞された状態では、前記ガラス窓部は、前記保護部材の前記前面よりも後方に配置されている。
請求項1に係る発明のコンロでは、器具本体の前面部の上部を分割して水平梁部を別個に設けることによって、コンロを組み立てる際に、水平梁部を取り外しておけば、直方体状に先にアセンブリしたグリル庫を器具本体の空洞部内に上方から落とし込むことによって、グリル庫をそのまま設置できる。そして、グリル庫のグリル開口を開口部に配置してから、水平梁部をグリル開口の上方から前面部の上部に取り付けることができる。これにより、器具本体内へのグリル庫の設置を容易化できる。そして、グリル庫をコンロの組立工程上で組み立てる従来方法に比較して、コンロの組立工程を短縮化できる。
また請求項2に係る発明のコンロでは、請求項1に記載の発明の効果に加え、水平梁部はグリル庫のグリル開口に対応する位置にあるので、グリル庫の熱が水平梁部に伝わり易い。本発明では、水平梁部の使用者に対向する前面には保護部材が取り付けられているので、使用者が水平梁部に直接触れてしまうのを防止できる。
また請求項3に係る発明のコンロでは、請求項2に記載の発明の効果に加え、保護部材は樹脂であるので、保護部材は樹脂であるので、金属に比べて、使用者が感じる熱さを和らげることができる。
また請求項4に係る発明のコンロでは、請求項1から3の何れかに記載の発明の効果に加え、枠部材の前面と保護部材の前面とは面一になっているので、器具本体の前面部の上部において、凹凸の無い直線状の平面を形成できる。これにより、前面部のデザイン性を向上できる。例えば、枠部材と保護部材の色を同一とし、かつ前面部の色と異ならせることによって、コンロの中で前面部をより目立たせることができる。
また請求項5に係る発明のコンロでは、請求項2から4の何れかに記載の発明の効果に加え、グリル庫内の加熱調理によってグリル扉のガラス窓部は熱くなるが、ガラス窓部は、保護部材の前面よりも後方に配置されているので、使用者がグリル扉に近付いた場合、ガラス窓部ではなく、保護部材を使用者に触れさせることができる。これにより、使用者が加熱調理中に、グリル扉のガラス窓部に過って触れてしまうのを防止できる。
コンロ1の斜視図である。 コンロ1の平面図である。 器具本体3の斜視図である。 器具本体3からグリル扉16を取り外した状態の斜視図である。 図4に示す器具本体3の前面から、右側操作部17、左側操作部18、及び中央枠41を取り外した状態の斜視図である。 図4に示す器具本体3から中央枠41及び水平梁部材50を取り外した状態の斜視図である。 図6に示す器具本体3からグリル庫60、右側バーナ5、及び左側バーナ6等の各種機構を取り外した状態の斜視図である。 水平梁部材50と中央枠41との着脱構造を示す分解図である。 グリル庫60の斜視図である。 コンロ1の前側部分の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態であるコンロ1について、図面に基づいて説明する。以下説明では、図1〜図7の左斜め下方、右斜め上方、右斜め下方、左斜め上方を、夫々、コンロ1(器具本体3、筐体8)の前方、後方、右方、左方とする。図8の左斜め上方、右斜め下方、左斜め下方、右斜め上方は、夫々、水平梁部材50の前方、後方、右方、左方とする。
図1,図2を参照し、コンロ1の外観構造について説明する。コンロ1は、トッププレート2と器具本体3を備える。トッププレート2は器具本体3の上部に固定されている。トッププレート2の左右両側には、円形状の一対の開口部(図示略)が形成されている。これら開口部には、右側バーナ5及び左側バーナ6が器具本体3側から上方に突出して配置されている。右側バーナ5及び左側バーナ6の各周囲には、五徳11,12が夫々設置されている。五徳11,12の各上部には、フライパン、鍋等の調理容器(図示略)が載置される。
トッププレート2の後方には、グリル排気口(図示略)が設けられている。グリル排気口はグリル庫60内の排気を行う。グリル庫60は、器具本体3の後述する筐体8の中央空洞部85に設置されている(図3参照)。グリル排気口には遮炎カバー13,14が設置されている。遮炎カバー13,14は複数の孔13A,14Aを備え、グリル庫60内部からの炎のあふれを遮断する。
略直方体状の器具本体3の前面部には、グリル扉16、右側操作部17、左側操作部18が各々設けられている。グリル扉16は、器具本体3の前面部の幅方向略中央に設けられている。グリル扉16の前面には矩形状のガラス窓部16Aが設けられている。使用者は、ガラス窓部16Aにより、グリル庫60内の被調理物の焼け具合等を視認できる。ガラス窓部16Aの下方には取っ手16Bが前方に突出して設けられている。グリル扉16はグリル庫60の前方に引き出し可能である。使用者は取っ手16Bをつかんでグリル扉16を前方に引き出すことにより、グリル庫60内に収納された受け皿35及び焼き網36(図10参照)等を外部に取り出すことができる。
図1に示すように、右側操作部17は、器具本体3の前面右側に設けられている。右側操作部17は前面において、下部に点火スイッチ21,22、中央に意匠パネル面31、上部に火力調節レバー26,27を備える。点火スイッチ21はグリル扉16の右隣りに配置され、右側バーナ5の点火消火を行う。点火スイッチ22は点火スイッチ21の右隣りに配置され、グリル庫60内に設けられたグリルバーナ61,62(図4参照)の点火消火を行う。意匠パネル面31は、コンロ1の前方に対して斜め上方に傾斜する。火力調節レバー26は、意匠パネル面31を挟んで点火スイッチ21の上方に配置され、右側バーナ5の火力調節を手動で行う。火力調節レバー27は、意匠パネル面31を挟んで点火スイッチ22の上方に配置され、グリルバーナ61,62の火力調節を手動で行う。
左側操作部18は、器具本体3の前面左側に設けられている。左側操作部18は前面において、下部に点火スイッチ23及び電池ボックス24、中央に意匠パネル面32、上部に火力調節レバー28を備える。点火スイッチ23はグリル扉16の左隣りに配置され、左側バーナ6の点火消火を行う。電池ボックス24は2つの乾電池を設置可能である。意匠パネル面32は、コンロ1の前方に対して斜め上方に傾斜する。火力調節レバー28は、意匠パネル面32を挟んで点火スイッチ23の上方に配置され、左側バーナ6の火力調節を手動で行う。
さらに、器具本体3の前面部の上縁部、右側縁部、及び左側縁部に沿うようにして、樹脂製の中央枠41、右側枠42、左側枠43が着脱自在に装着されている。中央枠41は左右方向に延出する直線状に形成され、グリル扉16の上端部に相対する部分に装着されている。右側枠42は正面視逆L字状に形成され、右側操作部17の上端部及び右端部に沿って装着されている。左側枠43は右側枠42と左右対称の正面視逆L字状に形成され、左側操作部18の上端部及び左端部に沿って装着されている。
これら中央枠41、右側枠42、左側枠43は正面視逆U字状の枠を構成し、器具本体3の前面部の下端部を除く周囲を覆っている。これにより、器具本体3の前面部のデザイン性が向上するので、他製品との差別化を図ることができる。例えば、中央枠41、右側枠42、左側枠43を同一色とし、グリル扉16、意匠パネル面31,32の色と異ならせることによって、器具本体3の前面部をよりスタイリッシュなデザインにすることができる。さらに、上記の枠の色と、その背景となる前面部の色との組合せを変えることによって、器具本体3の前面部についてデザインのバリエーションを簡単に作製できる。それ故、コンロ1の多色展開が可能となる。
図3〜図10を参照し、器具本体3の構造について具体的に説明する。図3に示すように、器具本体3は、筐体8、水平梁部材50、右側バーナ5、左側バーナ6、ガス供給装置5A、ガス供給装置6A、グリル庫60、保護カバー68、グリル扉16、右側操作部17、左側操作部18等を備える。ガス供給装置5Aは、右側バーナ5の点火消火を行うと共に、右側バーナ5にガスを供給する為の装置である。ガス供給装置6Aは、左側バーナ6の点火消火を行うと共に、左側バーナ6にガスを供給する為の装置である。
図5〜図7を参照し、筐体8の構造について説明する。図5に示すように、筐体8は金属製であって、上面が開口する略直方体状に形成されている。筐体8の前面には、開口部81、右側取付部82、左側取付部83が夫々設けられている。右側取付部82は、筐体8の前面の中央を除く右側部位に位置し、前方に向かって直方体状に所定長突出している。この右側取付部82には、上述した右側操作部17が被さるようにして取り付けられる。一方、左側取付部83は、筐体8の前面の中央を除く左側部位に位置し、前方に向かって直方体状に所定長突出している。この左側取付部83には、上述した左側操作部18が被さるようにして取り付けられる。図7に示すように、開口部81は、右側取付部82と左側取付部83との間に挟まれた中央に位置し、上部が開放された矩形状に形成されている。
図7に示すように、筐体8の内側には、中央空洞部85、右側空洞部86、左側空洞部87が各々設けられている。中央空洞部85は、開口部81に相対し且つ後方に延びる空間である。右側空洞部86は、右側取付部82の裏面に相対し且つ後方に延びる空間である。左側空洞部87は、左側取付部83の裏面に相対し且つ後方に延びる空間である。そして、図6に示すように、中央空洞部85には、後述するグリル庫60及び保護カバー68等が組み込まれる。右側空洞部86には、上記右側バーナ5及びガス供給装置5A等の各種機構が組み込まれる。左側空洞部87には、上記左側バーナ6及びガス供給装置6A等の各種機構が組み込まれる。
図5,図8を参照し、水平梁部材50について説明する。図5に示すように、水平梁部材50は、筐体8において、右側取付部82の上端面88の左端部と、左側取付部83の上端面89の右端部との間に、開口部81の開放された上部において略水平に渡すようにして取り付けられている。水平梁部材50が右側取付部82と左側取付部83との間に介在することにより、開口部81の幅寸法が保持され、さらに右側取付部82及び左側取付部83が補強される。
図8に示すように、水平梁部材50は断面L字状の金属製アングル部材である。水平梁部材50は、本体部51、支持部52、固定部53,54を備える。本体部51は、略水平に左右方向に延設された平面視細長長方形の板状に形成されている。支持部52は、本体部51の長手方向に直交する方向(前後方向)の一端部(前端部)から直角上方に延設された正面視細長長方形の板状に形成されている。支持部52には、4つの係合穴55が長手方向において等間隔に設けられている。係合穴55は、右側の内縁部から左方向(図8では右斜め上方向)に突出する係止部56を備える。固定部53は、支持部52の長手方向一端部(左端部)から直角上方に延出され、かつ先端側が左側方にさらに直角に折り曲げられたL字状に形成されている。固定部54は、支持部52の前記一端部とは反対の他端部(右端部)から直角上方に延出され、かつ先端側が右側方にさらに直角に折り曲げられたL字状に形成されている。固定部53,54には、ビス留め用の固定穴53A,54Aが各々設けられている。このような水平梁部材50に対して、上記の中央枠41が取り付けられる。
図8を参照し、中央枠41の形状について説明する。中央枠41は、水平梁部材50の支持部52に対して着脱自在に取り付けられる。中央枠41は、断面U字型の長尺状の樹脂部品である。中央枠41は、枠本体部41Aと、一対の当接部41B,41Cとを備える。枠本体部41Aは、コンロ1の前方に対向し、且つ左右方向に延設された正面視横長長方形の板状に形成されている。一対の当接部41B,41Cは、枠本体部41Aの長手方向に直交する上下の両端部から直角後方に各々延出する板状に形成されている。枠本体部41Aのコンロ1の前方に対向する表面とは反対の内面には、4つの係合部45が中央枠41の長手方向に等間隔に設けられている。係合部45は左右方向に貫通する矩形枠状に形成されている。これら4つの係合部45の位置は、水平梁部材50の支持部52に設けた4つの係合穴55に夫々対応している。
図9を参照し、グリル庫60の構造について説明する。グリル庫60は、下側ケース部60A、上側カバー部60B、一対のグリルバーナ61,62、ガス供給部63,64、排気装置65等をアセンブリしたユニットである。下側ケース部60Aは、正面視U字溝状に形成され、グリル庫60の下側を構成する。上側カバー部60Bは、下側ケース部60Aの開口する上部を覆うように固定され、グリル庫60の上側を構成する。一対のグリルバーナ61,62は、下側ケース部60Aの左右両側壁の内面に各々取り付けられる。ガス供給部63は下側ケース部60Aに取り付けられ、ガス供給部64は上側カバー部60Bに取り付けられる。ガス供給部63,64は、グリルバーナ61,62にガスを夫々供給する。排気装置65は、グリル庫60の背面側に取り付けられ、グリル庫60内の燃焼排気を外部に排出する。
次に、上記構造を有するコンロ1の組立工程を説明する。先ず、作業者は、筐体8を用意し、図7に示すように、筐体8の右側取付部82に右側操作部17を取り付け、左側取付部83に左側操作部18を取り付ける。この段階では、水平梁部材50を筐体8の前面に取り付けていないので、右側操作部17と左側操作部18との間には、上部が開放された矩形状の開口部81が露出している。次いで、作業者は、図6に示すように、先にアセンブリしておいたグリル庫60(図9参照)を、筐体8の上方からそのまま落とし込んで中央空洞部85に配置し、筐体8の底壁上面に固定する。これにより、右側操作部17と左側操作部18との間に、グリル庫60のグリル開口67が挟まれた状態となる。そして、そのグリル開口67に対し、矩形状のグリル枠91をさらに固定する。
次に、作業者は、図6に示すように、グリル庫60の上面に対し、保護カバー68を取り付ける。保護カバー68は、グリル庫60と、後で取り付けられるトッププレート2(図1参照)との間に介在する。よって、グリル庫60の熱がトッププレート2に直接伝わるのを防止できる。次いで、右側空洞部86に対し、右側バーナ5及びガス供給装置5A等を組み込み、左側空洞部87に対し、左側バーナ6及びガス供給装置6Aを組み込む。
次に、作業者は、図5に示すように、水平梁部材50を筐体8の前面に取り付ける。先ず、水平梁部材50の本体部51を、右側取付部82の左端部と左側取付部83の右端部との間に上方から嵌め込んで、支持部52が筐体8の前方に対向するように配置する。そして、水平梁部材50の固定部53を、左側取付部83の上端面89の右端部に設けられた固定穴(図示略)に対し、固定穴53A(図8参照)を合わせてビス(図示略)で固定する。さらに、水平梁部材50の固定部54を、右側取付部82の上端面88の左端部に設けられた固定穴(図示略)に対し、固定穴52A(図8参照)を合わせてビス(図示略)で固定する。このようにして、水平梁部材50が、右側取付部82の左端部と左側取付部83の右端部との間に取り付けられる。
次に、作業者は、図8に示すように、中央枠41を水平梁部材50に取り付ける。先ず、中央枠41の開口する内側を、水平梁部材50の支持部52の前面に向けて配置する。次いで、中央枠41の4つの係合部45を、水平梁部材50の4つの係合穴55に対して嵌め込み、さらに中央枠41を水平梁部材50に対して右方向にスライドさせる。これにより、各係合穴55の係止部56に対し、各係合部45が係止するので、中央枠41は水平梁部材50の支持部52の前面に対して取り付けられる。
この状態では、図10に示すように、中央枠41の一対の当接部41Bと41Cの各先端部が、水平梁部材50の支持部52の前面に当接している。従って、枠本体部41Aの内面と、支持部52の前面との間には、各係合部45と各係合穴55とが係合する以外の部分において隙間が形成されている。ここで、水平梁部材50は、グリル庫60のグリル開口67の上部近傍に位置するので、グリル庫60での加熱調理が始まると、水平梁部材50の温度が上昇して高温になり易い。しかしながら、本実施形態では、水平梁部材50には中央枠41が取り付けられ、その中央枠41の枠本体部41Aの内面と、水平梁部材50の支持部52の前面との間には隙間が形成されている。従って、水平梁部材50の熱が中央枠41に伝わり難い構造となっている。さらに、中央枠41は樹脂部品であるので、金属に比べて熱さを感じにくい。よって、グリル庫60での加熱調理中に、使用者が中央枠41に手を触れた場合でも、水平梁部材50の熱さを直接感じないので、コンロ1の安全性をより向上できる。
さらに、作業者は、図4に示すように、右側操作部17に対し、右側枠42を装着し、左側操作部18に対し、左側枠43を装着する。これにより、器具本体3の前面の下端部を除く周囲に沿って、中央枠41、右側枠42、左側枠43が装着されるので、器具本体3の前面周囲を覆うようにして、正面視逆U字状の枠を形成できる。次いで、作業者は、グリル庫60のグリル開口67に対し、受け皿35と焼き網36を差し込んで、グリル扉16を引き出し可能に装着する(図10参照)。グリル扉16はグリル枠91に当接し、グリル庫60のグリル開口67を塞ぐ。こうして、図3に示す器具本体3が完成する。そして、作業者は、器具本体3の上部開口に対し、トッププレート2を位置決めして固定することによって、図1に示すコンロ1の組み立てが完了する。
そして、図10に示すように、グリル庫60のグリル開口67(図4参照)がグリル扉16によって閉塞された状態では、グリル扉16の上端部は中央枠41の前面よりも後方に配置されている。これにより、使用者がコンロ1の前面側に近付いた場合、グリル扉16のガラス窓部16Aではなく、中央枠41に触れさせることができる。よって、グリル庫60内での加熱調理中、グリル扉16のガラス窓部16Aが高温になっていても、使用者がガラス窓部16Aに過って触れてしまうのを防止できる。また、中央枠41に煮汁が付着した場合、そこから落下する煮汁は、グリル扉16の上側部分には付着しにくい。それ故、中央枠41を伝って落下する煮汁が、グリル扉16の上端部とグリル枠91との間からグリル庫60内に侵入するのを防止できる。
なお、上記説明において、中央枠41が本発明の「保護部材」に相当し、水平梁部材50が本発明の「水平梁部」に相当する。右側枠42、左側枠43が本発明の「枠部材」に相当する。
以上説明したように、本実施形態のコンロ1は、器具本体3内に直方体状のグリル庫60が設置されたものである。器具本体3の前面には、上部が開放された開口部81が設けられ、その開口部の上部において水平に渡した状態で、水平梁部材50が器具本体3の前面上部に着脱自在に取り付けられている。器具本体3内には、グリル庫60を設置する為に、開口部81から後方に延設された中央空洞部85が設けられている。このような構造を有することによって、コンロ1の組立工程において、中央空洞部85内に予めアセンブリして組み立てたグリル庫60を上方からそのまま落とし込んで、グリル庫60のグリル開口67を開口部81に配置した後で、水平梁部材50を、開口部81の上部において水平に渡した状態で、器具本体3の前面に取り付けることができる。これにより、器具本体3内へのグリル庫60の設置を容易化できる。そして、グリル庫60をコンロ1の組立工程上で組み立てる従来方法に比較して、コンロ1の組立工程を短縮化できる。
また上記実施形態では特に、水平梁部材50の使用者に対向する前面には中央枠41が取り付けられているので、使用者が水平梁部材50に直接触れてしまうのを防止できる。さらに中央枠41は樹脂であるので、金属に比べて、使用者が感じる熱さを和らげることができる。それ故、コンロ1の安全性を向上できる。
また上記実施形態では特に、器具本体3の前面の上端部において、中央枠41、右側枠42、左側枠43は、正面視同一直線上に配置され、且つ何れの面も面一になっている。これにより、器具本体3の前面の上部において、凹凸の無い直線状の平面を形成できるので、器具本体3の前面のデザイン性を向上できる。例えば、中央枠41、右側枠42、左側枠43の色を同一とし、かつ器具本体3の前面の色と異ならせることによって、コンロ1の中で前面をより目立たせることができる。
また上記実施形態では特に、グリル庫60内の加熱調理によってグリル扉16のガラス窓部16Aは熱くなるが、ガラス窓部16Aは、中央枠41の前面よりも後方に配置されているので、使用者がグリル扉16に近付いた場合、ガラス窓部16Aではなく、中央枠41を使用者に触れさせることができる。これにより、使用者が加熱調理中に、グリル扉16のガラス窓部16Aに過って触れてしまうのを防止できる。
なお本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、器具本体3の幅方向中央にグリル庫60を設置するものであるが、その設置位置は中央に限らず、例えば、右側又は左側に寄っていてもよい。その場合、グリル庫60を設置する位置に応じて、器具本体3の前面に設けられる開口部81の位置は変わる。
また上記実施形態では、右側バーナ5及び左側バーナ6を備えるものであるが、バーナの数はこれに限定されず、多くても少なくてもよい。さらに、本実施形態のコンロ1はガスを燃焼して加熱するものであるが、本発明は電磁調理式のコンロにも適用可能である。また、図1に示すコンロ1はテーブルコンロであるが、ビルトインコンロ等であってもよい。
1 コンロ
2 トッププレート
3 器具本体
16 グリル扉
16A ガラス窓部
41 中央枠
42 右側枠
43 左側枠
50 水平梁部材
60 グリル庫
67 グリル開口
81 開口部
85 中央空洞部

Claims (5)

  1. 上部が開口する直方体状の器具本体内に直方体状にアセンブリされたグリル庫が設置され、前記器具本体の上部開口に天板が装着されたコンロであって、
    前記器具本体の前面部は、
    上部が開放された開口部と、
    前記開口部の前記上部において水平に渡した状態で着脱自在に取り付けられた水平梁部と
    を備え、
    前記器具本体内には、前記グリル庫を設置する為に、前記開口部から後方に延設された空洞部が設けられ、
    前記空洞部内に前記グリル庫が上方から落とし込まれ、前記グリル開口が前記開口部に配置された後で、前記水平梁部が、前記開口部の上部において水平に渡した状態で、前記前面部に取り付けられていることを特徴とするコンロ。
  2. 前記水平梁部の使用者に対向する前面には保護部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンロ。
  3. 前記保護部材は樹脂であることを特徴とする請求項2に記載のコンロ。
  4. 前記前面部の上端部の少なくとも一部に沿って装着され、前記保護部材と同一直線上に配置される枠部材を備え、
    前記枠部材の前面と前記保護部材の前記前面とは面一になっていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のコンロ。
  5. 前記開口部に設けられ、前記グリル開口を開閉するグリル扉を備え、
    前記グリル扉は前記グリル庫内を視認可能なガラス窓部を備え、
    前記グリル開口が前記グリル扉によって閉塞された状態では、前記ガラス窓部は、前記保護部材の前記前面よりも後方に配置されていることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載のコンロ。
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