JP2006303197A - R−t−b系焼結磁石の製造方法 - Google Patents

R−t−b系焼結磁石の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 比較的簡単な工程により、絶縁性が高く、渦電流低減効果に優れた、高磁気特性と高電気抵抗を両立させたR−T−B系焼結磁石の製造方法の提供。
【解決手段】 複数のR−T−B系焼結磁石片(Rは、Nd、Pr、Dy、Tbのうち少なくとも一種であり、NdまたはPrのいずれかが必ず含まれ、Tは、Feを必ず含み、Tの50%以下をCoで置換できる)を準備する工程、前記複数の磁石片の各磁石表面を酸化処理またはフッ化処理する工程、前記酸化処理またはフッ化処理後の複数の磁石片を組み立て、組立体となす工程、前記組立体に一体化熱処理を施す工程、を含むR−T−B系焼結磁石の製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータ、アクチュエータ等に用いられるR−Fe−B系焼結磁石の製造方法に関する。
R−T−B系磁石、とりわけ焼結磁石は、優れた特性と比較的低コストであることから、あらゆる分野で使用されるようになってきた。特に近年は、エアコン用のコンプレッサモータ、自動車のパワーステアリング用モータ、ハイブリッド自動車用の駆動モータ/発電機等に多量に使われ、省エネルギー、環境負荷低減に活用されている。
しかし、モータのような、大きくかつ変化する外部磁界を受ける環境では、磁石内部にも渦電流が発生し、モータ効率を低下させたり、モータ自身の温度上昇を招くことが欠点とされている。現状は渦電流損失を考慮してもなおR−T−B系焼結磁石を用いる方が有利であるが、更に高効率化を進めるには、磁石の電気抵抗を高め、渦電流による損失を極小にすることが必要である。
R−T−B系ボンド磁石は、絶縁体である樹脂バインダーを体積比で15〜40%含むため、焼結磁石に比べ、電気抵抗は一桁以上大きい。しかし、バインダーの体積分は特性が低下する。また、高温に耐えられる実用的な樹脂は少なく、使用環境温度に耐え得る磁石が得られないことも課題である。
R−T−B系焼結磁石においても、電気抵抗を高める方法は種々検討されている。例えば、下記特許文献1では、磁石粉末と絶縁体粉末とを混合して焼結する方法が提案されており、絶縁体としてアルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類金属のそれぞれフッ化物が有効であることが開示されている。また、特許文献2には、希土類酸化物を混合して焼結し、粒界に酸化物を集積させることで電気抵抗を高める方法が提案されている。
また、引用文献3では、磁石組成との反応を考慮して、酸化硼素を添加し、最終的に粒界に希土類酸化物又は希土類複合酸化物を形成する方法が、引用文献4では、絶縁層を層状に形成した磁石およびその製造方法が提案されている。
特開平10−163055号公報 特開平10−83908号公報 特開2002−64010公報 特開2001−68317号公報
しかし、引用文献1、2に係る方法においては、電気抵抗を充分大きくするには、フッ化物や酸化物の量を多くし、絶縁物がネットワークを形成するようにしなければならず、磁石の特性と電気抵抗を両立させることが困難であった。また、添加する絶縁物と磁石成分との反応によって、磁気特性が低下する危険もあった。
また、引用文献3に係る方法においても、電気抵抗を大きくするには相当量の非磁性相(=希土類酸化物又は複合酸化物)が必要であり、磁石特性が低下することは避けられなかった。
さらに、引用文献4に係る方法においては、粉末成形時に磁粉充填と絶縁物混合粉末とを数回交互に充填、加圧するという複雑工程が必要であり、また絶縁物混合粉末には、焼結性等を考慮して磁粉も混合するため、必ずしも層状な絶縁層を形成できず、絶縁が不充分になるという課題があった。また、導電層が2次元的な広がりを持つ形態しか製造できないため、渦電流低減効果が不充分となる懸念があった。
本発明は、上述した従来の課題を解決し、比較的簡単な工程により、絶縁性が高く、渦電流低減効果に優れた、高磁気特性と高電気抵抗を両立させたR−T−B系焼結磁石の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法は、複数のR−T−B系焼結磁石片(Rは、Nd、Pr、Dy、Tbのうち少なくとも一種であり、NdまたはPrのいずれかが必ず含まれ、Tは、Feを必ず含み、Tの50%以下をCoで置換できる)を準備する工程、
前記複数の磁石片の各磁石表面を酸化処理またはフッ化処理する工程、
前記酸化処理またはフッ化処理後の複数の磁石片を組み立て、組立体となす工程、
前記組立体に一体化熱処理を施す工程、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法は、請求項1に記載の製造方法において、酸化処理またはフッ化処理が、酸化性ガスまたはフッ化性ガス中で行われることを特徴とする。
請求項3に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法は、請求項1に記載の製造方法において、酸化処理またはフッ化処理が、酸化物粉末またはフッ化物粉末の中に前記各磁石片を埋め込み、熱処理することにより行われることを特徴とする。
請求項4に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法は、請求項3に記載の製造方法において、酸化物粉末またはフッ化物粉末が、希土類酸化物粉末または希土類フッ化物粉末であることを特徴とする。
請求項5に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法は、請求項4に記載の製造方法において、希土類が、Pr、Nd、Tb、Dyのうちいずれか一種であることを特徴とする。
請求項6に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法は、請求項4に記載の製造方法において、一体化熱処理が、ホットプレスまたはHIPであることを特徴とする。
請求項7に記載のR−T−B系焼結磁石は、請求項1に記載の製造方法によって得られたことを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡単な工程により、絶縁性が高く、渦電流低減効果に優れた、高磁気特性と高電気抵抗を両立させたR−T−B系焼結磁石を得ることができる。
本発明によるR−T−B系焼結磁石をモータ、アクチュエータ等に用いることにより、渦電流損失が低減され、エネルギー効率が向上する。
本発明によるR−T−B系焼結磁石は、渦電流損失が低減されているため、磁石の温度上昇が抑制され、磁気特性の熱減磁を抑制できる。
本発明によるR−T−B系焼結磁石は、複数の磁石片を組み立てて一体化するため、減磁耐力が大きく、寸法や形状によらずに、常に安定した磁気特性を発揮することができる。
本発明のR−T−B系焼結磁石の製造方法における各構成について以下に説明する。
R−T−B系焼結磁石片において、Rは、Nd、Pr、Dy、Tbのうち少なくとも一種から選択される。ただし、Rは、NdまたはPrのいずれか一方を必ず含むことが望ましい。更に好ましくは、Nd−Dy、Nd−Tb、Nd−Pr−Dy、またはNd−Pr−Tbで示される希土類元素の組合わせを用いる。
希土類元素のうち、DyやTbは、特に保磁力の向上に効果を発揮する。上記元素以外に少量のCeやLaなど他の希土類元素を含有してもよく、ミッシュメタルやジジムを用いることもできる。また、Rは純元素でなくてもよく、工業上入手可能な範囲で、製造上不可避な不純物を含有するものでも差し支えない。含有量は、従来から知られる含有量を採用することができ、例えば、27.0質量%以上32.0質量%以下が好ましい範囲である。27.0質量%未満では高磁気特性、特に高保磁力が得られず、32.0質量%を超えると残留磁束密度が低下するためである。
Tは、Feを必ず含み、その50%以下をCoで置換することができる。Coは温度特性の向上、耐食性の向上に有効であり、通常は10質量%以下のCoおよび残部Feの組合わせで用いる。含有量は、従来から知られる含有量を採用することができ、例えば、63.0質量%以上72.5質量%以下が好ましい範囲である。63.0質量%未満では残留磁束密度が低下し、72.5質量%を超えると保磁力の低下を来たすためである。
Bの含有量についても公知の含有量で差し支えなく、例えば、0.90質量%〜1.30質量%が好ましい範囲である。0.90質量%未満では高保磁力が得られず、1.30質量%を超えると残留磁束密度が低下するため好ましくない。より好ましくは、0.95質量%〜1.05質量%であり、BまたはHcJを向上させることができる。
なお、Bの一部はCで置換することができる。C置換は磁石の耐食性を向上させることができ有効である。B+Cとした場合の含有量は、Cの置換原子数をBの原子数で換算し、上記のB濃度の範囲内に設定されることが好ましい。
上記元素に加え、保磁力向上のためにM元素を添加することができる。M元素は、Al、Si、Ti、V、Cr、Mn、Ni、Cu、Zn、Ga、Zr、Nb、Mo、In、Sn、Hf、Ta、Wのうち少なくとも一種である。添加量は2.0質量%以下が好ましい。2.0質量%を超えると残留磁束密度が低下するためである。
また、上記元素以外に不可避的不純物を許容することができる。例えば、Feから混入するMn、Crや、Fe−B(フェロボロン)から混入するAl、Si、Cuなどである。
上述した組成のR−T−B焼結磁石片は、公知の粉末冶金的手段、すなわち、合金鋳造、粉砕、成形、焼結及び熱処理によって製造することができる。
合金の鋳造に際しては、公知の手段が採用できるが、中でも、ストリップキャスティング法が好適である。ストリップキャスティング法によれば、例えば板厚0.1mm〜5mm程度の鋳片を得ることができる。得られた鋳片は、Rリッチ相が微細に分散し、主相であるRFe14B相の短軸寸法が0.1μm〜50μm、長軸寸法が5μm〜板厚程度の極微細な柱状組織を有している。このような柱状組織の存在により、高磁気特性を得ることができる。ストリップキャスティング法の代わりに、遠心鋳造法を採用しても良い。また、溶解・合金化の工程に代えて、直接還元拡散法を用いて上記組成の合金を作製しても良い。
得られた合金を、公知の方法によって平均粒径1μm〜10μmに粉砕する。このような合金の粉末は、粗粉砕工程と微粉砕工程の2種類の粉砕を行うことによって好適に作製され得る。粗粉砕は、水素吸蔵粉砕法や、ディスクミルなどを用いた機械的粉砕法によって行うことができる。また、微粉砕は、ジェットミル粉砕法、ボールミル、アトライターなどの機械的粉砕法によって行うことができる。
上記の粉砕によって得られた微粉砕粉は、公知の成形技術を用いて様々な形状に成形される。成形は、磁場中圧縮成形法を用いて行うことが一般的であるが、パルス配向した後静水圧成形やゴムモールド内で成形する方法を用いて行っても良い。
成形時の給粉の能率、成形密度の均一化、成形時の離型性などを向上させるために、脂肪酸エステルなどの液状潤滑剤やステアリン酸亜鉛などの固状潤滑剤を微粉砕前の粉末および/または微粉砕後の粉末に添加することが好ましい。添加量は、粉末100重量部に対して、0.01重量部〜5重量部が好ましい。
成形後の成形体は、公知の方法によって焼結することができる。焼結温度は1000℃〜1180℃、焼結時間は1〜6時間程度が好ましい。焼結後の焼結体には、所定の熱処理を施す。熱処理条件は、温度400℃〜600℃、時間1〜8時間程度である。
得られた磁石体においては、酸素0.5質量%以下、窒素0.2%以下、水素0.01質量%以下であることが好ましい。
上記R−T−B系焼結磁石片の寸法は、渦電流損失を極小化するためには小さく、薄いほうが望ましいが、実用上、磁気特性、取り扱いの容易さ等により決定することができる。
磁石片の厚さ(最も寸法の小さい方向)は、通常のダイヤモンド砥石による切削や研削では、1mm以下で加工劣化により磁石特性に明確な悪影響が生じる。加工劣化の小さい、内周刃切断機やワイヤソーを用いても加工劣化の影響は存在し、厚さの下限は事実上0.3mmである。
また、磁石片の厚さを薄くすると、組立体に占める接合界面の量が増し、その体積分の磁気特性の低下が生じるため、むやみに薄くするのは好ましくない。従って、磁石片の厚さは0.3mm以上、望ましくは2mm以上である。なお、厚さの上限は、後述する酸化処理またはフッ化処理により、副次的に得られる保磁力向上効果を考慮すれば、10mm以下が望ましい。
例えば、磁化容易方向10mm×5mm×5mmの磁石片を用いた場合、磁化容易方向に直交する横方向に4個、縦方向に6個並べることで、磁化容易方向10mm×20mm×30mmの磁石を作ることができる。また、組み立て、一体化熱処理後に加工して所定形状にすることもでき、例えば、前記磁化容易方向10mm×20mm×30mmの磁石をスライス加工して、磁化容易方向4mm×20mm×30mmの磁石を作ることもできる。
また、磁化容易方向10mm×5mm×30mmの薄板状磁石片を用いれば、4枚を5mm方向に積層してホットプレスにより一体化することにより、同様に前記磁化容易方向10mm×20mm×30mmの磁石を得ることができる。
また、磁石片は、全て同じ大きさである必要はなく、大きな電気抵抗が必要な磁石表層部には小さいまたは薄い磁石を用いて渦電流のパスを小さくし、中心部は大きな磁石を用いて磁石特性を稼ぐような作り方も可能である。
上記によって得られたR−T−B系焼結磁石片を複数個準備し、各磁石片の磁石表面を酸化処理またはフッ化処理する。
酸化処理、フッ化処理の方法は、酸化物粉末やフッ化物粉末の中に磁石片を埋め込み、ArやHe中で500〜1100℃で10分〜8時間の熱処理を行い、磁石表面に拡散付着させる方法、あるいは、特許第3471876号に示されたような、ガスフッ化処理や、酸化性ガスにより 酸化処理、フッ化処理を行う公知の手段を採用することができる。
また、磁石片を酸化物粉末やフッ化物粉末に埋め込んだ状態で、ホットプレス等を用いて加圧しつつ熱処理を行えば、より効果的に拡散処理を行うことができる。
酸化物粉末やフッ化物粉末は、それぞれ単独で用いてもよいし、混合して用いることもできる。酸化物粉末の代わりに水酸化物を用いることもできる。水酸化物は、磁石用粉末に混合して熱処理すると、脱水反応時の水により磁石用粉末が酸化し、焼結できなくなったり、また磁気特性が大幅に低下するが、本発明のように磁石片に被着させる場合は脱水反応の悪影響をあまり考慮する必要がない。
また、磁石表面への付着性を高めるために溶媒、バインダー等を用いることもできるが、この場合は熱処理温度よりも低温で脱溶媒(バインダー)処理を行うことが好ましい。
酸化物粉末やフッ化物粉末、又はその混合物を溶媒に溶いて噴霧法や浸漬法で磁石表面に塗布することもできる。
酸化物粉末やフッ化物粉末は、希土類の酸化物粉末、フッ化物粉末が好適であり、希土類の種類は、磁石用としての物性、コストを考慮すると、使用可能なものはPr、Nd、Tb、Dyの4元素が好ましい。特に、重希土類の酸化物、フッ化物を用いた場合、磁石片内部に拡散する少量の重希土類で磁石の保磁力を高めることができる。
また、酸化又はフッ化反応を、一体化熱処理時に同時に行うこともできる。すなわち、磁石片の表面に絶縁物粒子を塗布後組み立てて一体化熱処理を行い、一体化と同時に接合面に絶縁層を形成することができる。
酸化処理やフッ化処理は、組立体を構成する全ての磁石片に行う必要はなく、渦電流の影響が最も大きい表層部の磁石片のみに処理を施すこともできる。
上記により磁石表面に酸化処理またはフッ化処理が施されたR−T−B系焼結磁石片は、任意の形状、例えば、エアコン用のコンプレッサモータ、自動車のパワーステアリング用モータ、ハイブリッド自動車用の駆動モータなどに使用される形状に組立て、組立体を作製する。
例えば、上述のように、磁化容易方向10mm×5mm×5mmの磁石片を用いた場合、横に4個、縦に6個並べることで磁化容易方向10mm×20mm×30mmの磁石組立体を作製することができる。
磁石片の組み立ては、特に制限されるものではないが、渦電流は外部磁界の変化と直行する方向に流れるから、磁化容易軸の方向には分割する必要はなく、その直交方向に分割することが望ましい。しかし、モータによっては必ずしも外部磁界の方向と磁石の磁化容易軸方向とが一致していない場合があり、その場合は磁化容易軸方向にも磁石を分割し、積層することができる。
なお、組み立てる磁石片は、必ずしも同一組成、同一特性である必要はなく、例えば組み立てた状態での中央付近には高磁化の磁石片を、外周部には高保磁力の磁石片を配して一体化することもできる。これにより、実用上充分な減磁耐力を保ちつつ、磁化を高めることも可能である。
上記によって組み立てられた組立体を一体化熱処理によって一体化し、R−T−B系焼結磁石を作製する。
一体化熱処理は、ホットプレス又はHIPを用いて熱処理することで行う。ホットプレスを用いる場合、例えば、処理物を組み立ててセッティングした後、ダイスとの隙間に希土類酸化物や希土類フッ化物、又はそれらの混合物粉末を充填し、通常のホットプレスと同様に加圧昇温処理を行えば、希土類酸化物や希土類フッ化物、又はそれらの混合物粉末が圧力媒体となるため擬似的に静水圧が加わったようになり、3次元的に加圧が可能である。また、充填用粉末を用いず、2軸方向に加圧可能なホットプレスを用いれば、2次元の加圧が可能であり、2次元的接合ができる。
HIP処理は、公知の方法、例えば、ステンレス箔製の袋に組立体を挿入して、袋を溶接などにより真空封止した後、HIP処理を行う方法や、耐熱ガラス等に真空封入し、Arガス加圧で処理する方法以外に、処理物を酸化物粉末やフッ化物粉末、又はそれらの混合物に埋め込んで、そのままHIP処理を行う方法を採る事もできる。この場合、温度が上昇し、耐熱ガラスが軟化、変形して圧力が加わるまでの間、組み立て形状を維持する必要があるが、簡便には針金等で軽く縛っておけばよい。
HIP処理の条件は、組立体の大きさ、磁石片の個数などで変化するが、公知の条件、例えば、温度600℃〜950℃、保持時間0.1時間〜10時間、加圧力10MPa〜100MPaで行うことができる。
また、ホットプレスに代えて、通電焼結法やスパークプラズマ焼結法を用いることも可能である。この場合、磁石片本体に通電して接合すると、絶縁層が部分的に破壊されることがあるので、例えば導電性の高いグラファイトダイスを用いてダイスを加熱するなど、通電方法は充分考慮しなければならない。しかしながら、希土類酸化物は、600℃以上では常温時より2〜3桁の導電性を持つため、通電焼結法でも実用上は絶縁性を大きく損ねるものではない。磁石片を積層する場合は、ダイスを用いず、パンチのみで加圧する方法を採る事もできる。
一体化熱処理にて一体化されたR−T−B系焼結磁石は、そのまま各種用途に用いてもよいし、さらに加工を施して分割して使用することもできる。また、表面を研削加工の後、各種表面処理を施すこともできる。また、一体化熱処理後、磁石の保磁力調整を主たる目的として、400℃〜700℃、1分〜4時間の熱処理を施すこともできる。
一体化後のR−T−B系焼結磁石は、その内部が2次元的あるいは3次元的に、平面な絶縁膜によって、一定の区画ごとに絶縁された状態となるため、渦電流損失が大幅に低減され、モータ、アクチュエータ等に用いることにより、エネルギー効率が向上する。
また、渦電流損失が低減されているため、磁石の温度上昇が抑制され、磁気特性の熱減磁量を低減でき、さらに、複数の磁石片を組み立てて一体化するため、減磁耐力が大きく、寸法や形状によらずに、常に安定した磁気特性を発揮することができる。
実施例1
30.0Nd−0.98B−1.0Co−0.2Al−0.1Cu−残部Fe(数字は質量%を示す)の組成の焼結磁石片を、既知の粉末冶金法で得た。磁石片中の不純物は、酸素0.2%、炭素0.06%であり、磁気特性は、B=1.46T、HcJ=1.02MA/m−1、(BH)max=409kJ/mであった。
この磁石片を、ダイヤモンドカッターにて切断加工、平面研削盤にて研削加工を行い、20mm(容易磁化方向)×30mm×2mmの板状とした。該板状磁石片を、種々の希土類酸化物又はフッ化物粉末中に埋め込み、表層改質処理としてAr雰囲気中、表1に示す条件で拡散処理を行った。この結果、磁石素材のごく表層部分に拡散層が生成し、最表層部はNdの酸化物又はフッ化物、フッ酸化物が生成していた。なお、表層部に付着した余分な酸化物またはフッ化物粉末は、ワイヤブラシを用いて除去した。
次に、得られた表面改質処理済みの板状磁石片を、2mmの方向に10枚重ね、概略厚さ20mmとし、重ね合わせた方向に加圧しながらホットプレス装置を用いて拡散接合した。ホットプレスは、真空で行い、表1に示す条件で処理した。パンチは高密度カーボン製であり、加圧はおよそ50MPaとし、加熱中は一定圧力を維持した。処理後Ar雰囲気に復圧して冷却し、取り出したところ、10枚の板状磁石片は一体化していた。またカーボン製のパンチとの溶着も認められなかった。
一体化した磁石を取り出し、Ar中、520℃、1時間の時効熱処理を施した後、磁極端面のみ研削加工し、磁石特性の測定、積層方向の電気抵抗率測定を行った。その結果を表1に示す。なお、積層方向に垂直な方向の電気抵抗率は、何れの条件でも1.6μΩm程度と、元の磁石片と同レベルであった。
Figure 2006303197
実施例2
板状磁石片の厚さを種々に変え、実施例1のNo.1に示す条件で一体化熱処理を行い、焼結磁石を作製した。焼結磁石の最終形状は、磁化容易方向4mm×20mm×積層方向32mmとした。このときの磁石特性と積層方向の電気抵抗測定値、またモーターに組み込んだ場合の渦電流損失(積層しないバルク磁石を1として規格化)を図1に示す。なお、図1における横軸の板厚とは、板状磁石片の積層方向の厚さをいう。
実施例3
表層改質処理の方法を、板状磁石片に対し、溶液中でDy水酸化物をアモルファス状態のゲルとして沈殿被着させ、一度のホットプレスで改質と拡散接合を同時に行うことを試みた。ゲルの作成は、Dy硝酸塩の水溶液中にアンモニア水を加え、沈殿させる方法を用いた。これを充分に乾燥させないまま板状磁石片表面に塗布し、Ar気流中で80℃の乾燥処理を行った後、板状磁石片を積層し、ホットプレスを行った。ホットプレスは、水酸化物の熱分解を考慮して、真空中、300℃と500℃でそれぞれ1時間保持し、その後昇温して800℃、30分保持後、Arを導入して冷却した。
得られた磁石は、略20mm(磁化容易方向)×30mm×20.5mm(積層方向)であり、やや積層方向の寸法が絶縁層の厚さ分大きくなった。平均的な絶縁層の厚さは0.05mm程度と見積もられる。Ar中、520℃、1時間の時効熱処理を施した後、磁極端面のみ研削加工し、磁石特性の測定、積層方向の電気抵抗率測定を行った。その結果、B=1.38T、HcJ=1.29MA/m−1、(BH)max=368kJ/m、積層方向の電気抵抗率は175μΩmであった。
実施例4
磁化容易軸方向10mm×3mm×3mmの磁石片(材料は実施例1と同じ)を、実施例1の条件No.1と同様の手法で表面酸化処理し、内径40mmの高強度カーボンダイス内に横に10個並べ、高さ方向に7段重ねてセットすると共に、隙間にDy粉末を充填してホットプレス処理した。加圧力を49MPaとし、真空中、900℃で2時間保持した後、Arガスを導入して冷却し、取り出した。得られた磁石は概略寸法が磁化容易方向10mm×30mm×21mmであった。
得られた磁石に、Ar中、520℃、1時間の時効熱処理を施した後、磁極端面のみ研削加工し、磁石特性の測定、積層方向の電気抵抗率測定を行った。その結果、B=1.42T、HcJ=1.32MA/m−1、(BH)max=386kJ/m、磁極面の電気抵抗率は125μΩmであった。
実施例5
磁化容易軸方向10mm×3mm×3mmの磁石片(材料は実施例1と同じ)を、実施例1の条件No.1と同様の手法で表面酸化処理し、10個×7個並べて軟Feの針金で縛り、プレス方向と磁化容易軸10mmの方向が一致するように高強度カーボンダイス内にセットすると共に、隙間にDy粉末を充填してホットプレス処理した。加圧力を49MPaとし、真空中、900℃で1時間保持した後、Arガスを導入して冷却し、取り出した。得られた磁石は、概略寸法が磁化容易方向10mm×30mm×21mmであった。
得られた磁石に、Ar中、520℃、1時間の時効熱処理を施した後、磁極端面のみ研削加工し、磁石特性の測定、積層方向の電気抵抗率測定を行った。その結果、B=1.43T、HcJ=1.32MA/m−1、(BH)max=394kJ/m、磁極面の電気抵抗率は120μΩmであった。
実施例6
29.0Nd−1.0Dy−0.98B−1.0Co−0.2Al−0.1Cu−残部Fe(数字は質量%を示す)の組成の焼結体を、既知の粉末冶金法で得た。磁石片中の不純物は、酸素0.2%、炭素0.06%であり、磁気特性は、B=1.45T、HcJ=1.14MA/m−1、(BH)max=404kJ/mであった。この焼結体から、磁化容易軸方向10mm×2mm×2mmの磁石片Aを切り出した。
25.0Nd−5.0Dy−0.98B−1.0Co−0.2Al−0.1Cu−残部Fe(数字は質量%を示す)の組成の焼結体を、既知の粉末冶金法で得た。磁石片中の不純物は、酸素0.2%、炭素0.06%であり、磁気特性は、B=1.35T、HcJ=1.73MA/m−1、(BH)max=352kJ/mであった。この焼結体から、磁化容易軸方向10mm×2mm×2mmの磁石片Bを切り出した。
上記磁石片A、Bを、それぞれ、AはNd粉末、BはDy粉末中に埋め込み、表層改質処理としてホットプレス装置を用いてAr雰囲気中、加圧力49MPa、700℃にて2時間の酸化物拡散処理を行った。ぞれぞれの磁石片を取り出し、被着した残存粉末をふき取った後、まずAを36個(6×6)並べ、その外側にBを64個、2列に並べ、磁化容易方向10mm×20mm×20mmに組み立て、軟鉄の針金で軽く巻いた。この組立体を耐熱ガラスに真空封入し、HIP装置に装填した。HIP装置の加圧はArガスを用い、処理温度を800℃としてこの温度で50MPaの圧力となるよう圧力を調整し、HIP処理を行った。
得られた磁石に、Ar中、520℃、1時間の時効熱処理を施した後、磁極端面のみ研削加工し、磁石特性の測定、積層方向の電気抵抗率測定を行った。この方法で得られた磁石の特性は、B=1.38T、HcJ=1.72MA/m−1、(BH)max=364kJ/m、磁極面で測定した電気抵抗率は115μΩmであった。
本発明よるR−T−B系焼結磁石は、モータ、アクチュエータ等に好適であり、特に、エアコン用のコンプレッサモータ、自動車のパワーステアリング用モータ、ハイブリッド自動車用の駆動モータ、発電機等に最適である。
板状磁石片の厚み寸法の変化による電気抵抗率と渦電流損失の変化を示すグラフである。

Claims (7)

  1. 複数のR−T−B系焼結磁石片(Rは、Nd、Pr、Dy、Tbのうち少なくとも一種であり、NdまたはPrのいずれかが必ず含まれ、Tは、Feを必ず含み、Tの50%以下をCoで置換できる)を準備する工程、
    前記複数の磁石片の各磁石表面を酸化処理またはフッ化処理する工程、
    前記酸化処理またはフッ化処理後の複数の磁石片を組み立て、組立体となす工程、
    前記組立体に一体化熱処理を施す工程、
    を含むR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  2. 酸化処理またはフッ化処理が、酸化性ガスまたはフッ化性ガス中で行われる請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  3. 酸化処理またはフッ化処理が、酸化物粉末またはフッ化物粉末の中に前記各磁石片を埋め込み、熱処理することにより行われる請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  4. 酸化物粉末またはフッ化物粉末が、希土類酸化物粉末または希土類フッ化物粉末である請求項3に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  5. 希土類が、Pr、Nd、Tb、Dyのうちいずれか一種である請求項4に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  6. 一体化熱処理が、ホットプレスまたはHIPである請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法。
  7. 請求項1に記載のR−T−B系焼結磁石の製造方法によって得られたR−T−B系焼結磁石。
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