JP2001196209A - 永久磁石材料およびその製造方法 - Google Patents

永久磁石材料およびその製造方法

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JP2001196209A
JP2001196209A JP2000004172A JP2000004172A JP2001196209A JP 2001196209 A JP2001196209 A JP 2001196209A JP 2000004172 A JP2000004172 A JP 2000004172A JP 2000004172 A JP2000004172 A JP 2000004172A JP 2001196209 A JP2001196209 A JP 2001196209A
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sintered magnet
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Nobuyuki Yoshino
吉野  信幸
Hidetake Hashimoto
英豪 橋本
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 R−Fe−B組成(Rは希土類元素)の希土
類焼結永久磁石材料に関し、機械加工による磁気特性劣
化を回復して、製品品質に優れた永久磁石材料およびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 R−Fe−B系組成からなる希土類焼結
磁石材料を機械加工後、焼結磁石材料の表面に、熱処理
によって高融点金属を付着させたことにより、機械加工
によって劣化した磁気特性が回復して、更には、製品品
質に損なわずに優れた磁気特性を有する永久磁石材料の
提供が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、R−Fe−B系組
成(Rは希土類元素)の希土類焼結永久磁石に関し、特
に、機械加工による磁気特性劣化の無い永久磁石材料お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】R−Fe−B系組成の希土類焼結永久磁
石、その中でもNd−Fe−B組成からなる希土類焼結
永久磁石は、非常に優れた磁気特性を持ち、特に、その
最大エネルギー積はSmCo系磁石を凌ぎ、最近では5
0MGOeを越える高性能磁石が量産化されており、現
在の情報エレクトロニクス社会に必要不可欠な機能性材
料として活躍している。
【0003】近年、磁石を応用したコンピュータ関連機
器やCDプレーヤー、ミニディスクシステム、携帯電話
をはじめとする電子機器の軽薄短小化、高密度化、高容
量化、高性能化、省電力・省エネルギー化に伴い、R−
Fe−B組成からなる希土類永久磁石、特に、Nd−F
e−B組成の焼結磁石の小型化、薄型化が要求されてい
る。
【0004】R−Fe−B系焼結磁石を小型化あるいは
薄型の実用形状に加工し、磁気回路に実装するために
は、成形焼結したブロック状の焼結磁石を切断、研削あ
るいは研磨加工などの機械加工をする必要があり、この
加工にはワイヤーソー等の切断機や表面研削機、センタ
レス研磨機、ラッピングマシン等が使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような機械加工を行うと加工表面に加工歪みや微小クラ
ックの発生、粒界相の欠落、あるいは加工変質層が形成
され、これが原因となって減磁曲線で示される磁石全体
の磁気特性が大幅に劣化する問題が生ずる。この現象は
実用形状の体積が小さくなるほど顕著に現れる。
【0006】この対策として例えば、特公平5−801
21号公報には実用形状に加工後、500〜900℃で
時効熱処理をすることによって、表面層の加工歪みを原
因とする磁気特性の劣化を改善するという方法が開示さ
れている。しかしながら、この方法を試みた結果、特に
小型形状の磁石の場合、磁気特性を完全に回復させるこ
とは困難であることが明らかとなった。
【0007】その理由は、このような高温領域での熱処
理を行うと、磁石表面の一部が溶融し、熱処理時に磁石
を設置する容器に付着、結合する。また、量産性向上の
要求から、小型形状の磁石の場合、一度に多量の小型磁
石を磁石同士が接触する状態で時効熱処理する場合が生
ずるが、このような場合、熱処理条件によっては磁石同
士が溶融、結合する現象が生じ、熱処理終了後、磁石を
一つ一つに取り外す際に表面に応力が加わり、極端な場
合、磁石表面層の欠けや割れが発生する。その結果、熱
処理によって回復した磁気特性は再び劣化してしまう。
また、欠けや割れの発生は製品としての品質を著しく低
下させるものであり、最終的に歩留まりの低下を伴うな
どの生産上の問題を生ずる。また、900℃付近以上の
熱処理ではR−Fe−B系焼結磁石を構成する成分の一
部が溶融、蒸発し、磁気特性を完全に回復させることが
困難になる可能性が生ずる。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、R−Fe−B組成の希土類焼結永久
磁石に関し、機械加工による磁気特性劣化を回復して、
製品品質に優れた永久磁石材料およびその製造方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による永久磁石材料は、R−Fe−B系組成
(Rは希土類元素)からなる焼結磁石材料の表面に、熱
処理により高融点金属を付着させたことを特徴とする。
【0010】焼結磁石材料の表面に付着させた高融点金
属が、チタン、チタン合金、バナジウム、バナジウム合
金、クロム、クロム合金、ジルコニウム、ジルコニウム
合金、ニオブ、ニオブ合金、モリブデン、モリブデン合
金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム
合金、ハフニウム、ハフニウム合金、タンタル、タンタ
ル合金、タングステン、タングステン合金、レニウム、
レニウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウ
ム、イリジウム合金、白金、白金合金のいずれか1種類
以上であることを特徴とする。
【0011】焼結磁石材料の表面に付着させた高融点金
属が、粒径100ミクロン以下の粒子であることを特徴
とする。
【0012】焼結磁石材料の表面に付着させた高融点金
属の占有する全面積が、上記焼結磁石材料の全表面積の
80%以下であることを特徴とする。
【0013】高融点金属を付着させた焼結磁石材料の表
面上にメッキ法、電着塗装法、気相成長法、スプレー塗
装法のいずれかの方法によって形成した薄膜層が被覆さ
れていることを特徴とする。
【0014】高融点金属を付着させた焼結磁石材料の表
面上にメッキ法、電着塗装法、気相成長法、スプレー塗
装法のいずれかの方法によって形成した薄膜層の膜厚が
2ミクロン以上であることを特徴とする。
【0015】また、本発明の永久磁石材料の製造方法
は、R−Fe−B系組成からなる焼結磁石材料を切断、
研削あるいは研磨加工後、焼結磁石材料の表面に高融点
金属を接触させて、熱処理することを特徴とする。
【0016】R−Fe−B系組成からなる焼結磁石材料
を切断、研削あるいは研磨加工後、焼結磁石材料の表面
と高融点金属とを接触させて行う熱処理が、700℃以
上900℃未満の温度範囲で溶体化熱処理し、冷却する
工程と、その後、400℃以上700℃未満の温度範囲
で時効熱処理し、冷却する工程とを有することを特徴と
する。
【0017】焼結磁石材料の表面に接触させる高融点金
属が、チタン、チタン合金、バナジウム、バナジウム合
金、クロム、クロム合金、ジルコニウム、ジルコニウム
合金、ニオブ、ニオブ合金、モリブデン、モリブデン合
金、ルテニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム
合金、ハフニウム、ハフニウム合金、タンタル、タンタ
ル合金、タングステン、タングステン合金、レニウム、
レニウム合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウ
ム、イリジウム合金、白金、白金合金のいずれか1種類
以上であることを特徴とする。
【0018】焼結磁石材料の表面に接触させる高融点金
属が粒径100ミクロン以下の粒子であることを特徴と
する。
【0019】R−Fe−B系組成からなる焼結磁石材料
を切断、研削あるいは研磨加工後、焼結磁石材料の周囲
をR−Fe−B組成を有する材料で覆って、熱処理する
ことを特徴とする。
【0020】(作用)本発明者は、機械加工を行ったR
−Fe−B組成からなる焼結磁石材料の磁気特性劣化を
回復する手段について種々の検討を行った結果、焼結磁
石材料を切断、研削あるいは研磨加工後、熱処理によっ
て磁石表面に高融点金属を付着させることによって磁気
特性が回復し、さらには欠けや割れの発生などの製品品
質の劣化を妨げることを見い出した。
【0021】これは、焼結磁石材料を機械加工後、焼結
磁石材料の表面に粒子状の高融点金属を接触させた状態
で、熱処理すると、より高度に磁気特性が回復すること
を見い出した。この原因については現在分析中である
が、焼結磁石材料表面の粒子状の高融点金属の存在が、
加工歪みの除去、あるいは緩和が促進するような、何ら
かの触媒的な役割を果たしているものと推測している。
【0022】さらには、焼結磁石材料の表面が僅かに溶
融し、冷却すると高融点金属が磁石表面に突き出した形
で磁石表面に付着し、結合するようになる。その結果、
磁石表面と熱処理時に磁石を設置する容器との融着や、
磁石同士の融着、結合の防止が可能となる。すなわち、
熱処理終了後に、容易に、磁石にダメージを与えずに取
り外すことができ、回復した磁気特性を保持した状態
で、品質の劣化を生じさせない。
【0023】この時に用いる高融点金属は、特に定義す
るものではないが、おおよそ融点が1500℃以上であ
り、熱処理によってその形状や特性が変化しないチタ
ン、チタン合金、バナジウム、バナジウム合金、クロ
ム、クロム合金、ジルコニウム、ジルコニウム合金、ニ
オブ、ニオブ合金、モリブデン、モリブデン合金、ルテ
ニウム、ルテニウム合金、ロジウム、ロジウム合金、ハ
フニウム、ハフニウム合金、タンタル、タンタル合金、
タングステン、タングステン合金、レニウム、レニウム
合金、オスミウム、オスミウム合金、イリジウム、イリ
ジウム合金、白金、白金合金のいずれか1種類以上であ
ることが望ましく、その形状も粒径100ミクロン以下
の粒子であり、焼結磁石材料全面均一に付着することが
好ましく、更には、熱処理後の後工程で、焼結磁石材料
に耐食性を付与する目的で行う、メッキ等による薄膜層
の被覆を行うためには、付着した高融点金属の占有する
全面積が、焼結磁石材料の全表面積の80%以下になる
ようにすることが望ましい。
【0024】また、高融点金属以外の高融点を有する酸
化物、窒化物、硼化物を用いた場合、熱処理によって焼
結磁石表面が酸化、窒化あるいは硼化し、磁気特性を劣
化させる可能性があるため、これらの使用は好ましくな
い。
【0025】高融点金属を焼結磁石表面に付着させる具
体的方法としては、熱処理前に高融点金属の粒子を焼結
磁石材料の表面全体にまぶす、あるいは高融点金属の粒
子の中に焼結磁石材料を埋没させ、その後、熱処理を行
う等の手段が採られるが、本発明は、これに限るもので
はない。
【0026】R−Fe−B系組成からなる焼結磁石材料
を加工後、磁気特性を回復させ、高融点金属を表面に付
着させるための熱処理条件としては、700℃以上90
0℃未満の温度範囲で溶体化熱処理し、冷却した後、4
00℃以上700℃未満の温度範囲で時効熱処理し、冷
却することが適していることが本発明者によって確認さ
れている。
【0027】この時の700℃以上900℃未満の温度
範囲での溶体化熱処理とは、R−Fe−B組成からなる
焼結磁石材料の共晶点以上の温度での熱処理に相当し、
過飽和固溶体が生成し、磁気特性劣化の原因と考えられ
る加工歪みが除去され、さらには結晶性が向上するため
の熱処理であると推察している。この時の温度範囲は7
00℃以上900℃未満が適当であり、この後、適当な
時効熱処理を行っても溶体化熱処理の温度領域が700
℃未満では磁気特性は回復せず、また、900℃以上で
は磁気特性がむしろ劣化することが本発明者によって確
認されている。
【0028】また、この時の熱処理中の雰囲気は特に限
定するものではないが、酸化を防ぐためには真空中ある
いは不活性ガス雰囲気が適する。この溶体化熱処理後の
冷却も真空あるいは不活性ガス雰囲気で行うことが適し
ており、また、冷却速度は特に限定するものではない
が、急冷することが好ましく、できれば10℃/分以上
の冷却速度で室温まで冷却することが望ましい。
【0029】以上、700℃以上900℃未満の温度範
囲で熱処理する溶体化熱処理について説明したが、この
熱処理工程では加工前と同様の充分な保磁力を発現する
ことが不可能であるため、引き続き、400℃以上70
0℃未満の温度範囲で時効熱処理し、冷却する熱処理工
程が必要となる。この時効熱処理では、過飽和固溶体か
ら高保磁力を呈する相が析出し、粒界構造に何らかの変
化が生じているものと推察している。この時の温度範囲
は400℃以上700℃未満が適当であり、この温度以
外の領域では磁気特性がむしろ劣化することが本発明者
によって確認されている。
【0030】また、この時の効熱処理中の雰囲気は特に
限定するものではないが、溶体化熱処理工程と同様に酸
化を防ぐために真空中あるいは不活性ガス雰囲気が適し
ており、熱処理後の冷却も真空あるいは不活性ガス雰囲
気で、急冷することが好ましく、できれば10℃/分以
上の冷却速度で室温まで冷却することが望ましい。
【0031】さらに、以上の熱処理工程後、高融点金属
を付着させた焼結磁石材料の表面全面にメッキ法、電着
塗装法、気相成長法、スプレー塗装法のいずれかの方法
によって形成する薄膜層を被覆する。これは、R−Fe
−B系組成からなる焼結磁石材料は、僅かな水蒸気、
酸、アルカリと接触すると、その表面に酸化物や水和物
が形成され、これが焼結磁石材料の内部まで進行する
と、最終的に腐食や構成粒子の脱落が生じ、その結果、
磁気特性が著しく劣化するため、これを防ぐ目的で行う
ものであり、その膜厚は2ミクロン以上が好ましいこと
が本発明者によって明らかとなっている。
【0032】また、上記の、本発明による製造方法にお
ける熱処理ではR−Fe−B系組成からなる焼結磁石材
料を切断、研削あるいは研磨加工後、焼結磁石材料の周
囲をR−Fe−B組成を有する材料で覆って、熱処理す
ることが望ましい。これはR−Fe−B組成からなる焼
結磁石材料を本発明の製造方法による熱処理を行う場
合、磁石を構成する元素成分、おそらくは希土類元素を
含む化合物が僅かに蒸発し、磁気特性が劣化する可能性
が発生する。これは溶体化熱処理時の最高温度領域で、
なお且つ、真空状態で熱処理を行う場合などに顕著であ
る。これを抑制するためにはR−Fe−B組成を有する
適当な材料で焼結磁石材料の周囲を覆うことが最適であ
ることが本発明者によって見い出されたからである。
【0033】この理由は現在、解析中であるが、R−F
e−B組成を有する適当な材料で焼結磁石材料の周囲を
覆い、上記の熱処理を行うと、覆ったR−Fe−B組成
を有する適当な材料からも磁石を構成する同様の元素成
分、おそらくは希土類元素を含む化合物が僅かに蒸発
し、周囲を同様の元素成分の雰囲気からなる過飽和状態
にする。このことによって、焼結磁石材料からの希土類
元素成分の蒸発を抑制させるためと推察している。
【0034】この時用いるR−Fe−B組成を有する材
料はR−Fe−B組成からなる焼結磁石材料の組成と同
一である必要はないが、できれば類似した組成を有する
ことが望ましい。具体的な方法として、高融点金属をま
ぶした焼結磁石材料を入れた容器全体をR−Fe−B組
成を有する適当な材料の粉体中に埋没する方法や、高融
点金属を表面にまぶした焼結磁石材料をR−Fe−B組
成を有する適当な材料で作製した容器中に入れる方法で
も良いが、本発明はこれに限るものではない。また、R
−Fe−B組成を有する適当な材料が粉体の場合、高融
点金属からなる粉子と混合して使用しても良い。その割
合はR−Fe−B組成を有する適当な材料が重量比で5
0%以上になることが好ましい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により詳細に説明する。 (実施例1)以下、本発明の実施例における永久磁石材
料およびその製造方法について説明する。本発明で用い
るR−Fe−B組成からなる焼結磁石材料の製造方法は
まず、高周波溶解により所定組成のNd−Fe−B合金
を溶解しインゴットを作製する。このインゴットを粗粉
砕機と微粉砕機との組み合わせにより、平均粒径3μm
まで粉砕し、微粉末を得る。この微粉末を磁場中でプレ
スして、c軸方向が揃った成形体を作製する。この成形
体をアルゴン雰囲気中、1100℃付近の温度で焼結
し、その後、アルゴン雰囲気中で約600℃で熱処理す
ることにより長さ40mm、幅30mm、厚み20mm
の高磁気エネルギー積、(BH)maxを有するブロッ
ク状の焼結磁石材料を得た。
【0036】その後、上記のブロック状の焼結磁石材料
をワイヤーソーを用いて切断し、その後、表面研削機や
ラッピングマシン等により研削し、長さ1mm、幅1m
m、厚さ0.5mm寸法の直方体を作製し、試験用サン
プルとした。その後、ステンレス製バットに平均粒径約
10μmのタンタル粉末5gと試験用サンプル100個
を入れ、緩やかに撹拌することによって焼結磁石材料の
表面全体にタンタル粉末をまぶした。
【0037】その後、上記の方法によって調製したタン
タル粉末をまぶした試験用サンプル100個をサンプル
同士が接触した状態で、タンタル製の容器に入れた後、
蓋をして、真空熱処理炉に入れ、以下の条件で熱処理を
行った。本実施例ではタンタル製の容器を用いたが、他
の高融点金属材料からなる容器でも良い。
【0038】 溶体化熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・850℃ 熱処理保持時間・・・2時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す 時効熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・450℃ 熱処理保持時間・・・3時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す
【0039】この時、容器全体をR−Fe−Bの組成か
らなる粉体、例えば、Nd−Fe−B急冷薄帯磁粉(商
品名MQP−A粉:MQI社製、平均粒径3μm)中に
埋没させた状態で熱処理した。
【0040】以上の工程による熱処理後、試験用サンプ
ルにまぶした表面に付着していないタンタル粉末を除去
する目的で、篩掛けによる方法や篩を介して吸引する方
法、さらには有機溶媒中での超音波洗浄等を行うことに
よって本発明による永久磁石材料を作製した。
【0041】その後、メッキ前処理を行い、無電解メッ
キ法により膜厚10ミクロンのNiP合金からなるメッ
キ層を試験用サンプルの全面に被覆した。
【0042】(実施例2)実施例1と同様に、高周波溶
解により所定組成のNd−Fe−B合金を溶解しインゴ
ットを作製し、その後、磁場中プレス、焼結によってブ
ロック状の焼結磁石材料を得た。これをワイヤーソーを
用いて切断し、その後、表面研削機やラッピングマシン
等により研削し、長さ1mm、幅1mm、厚さ0.5m
m寸法の直方体を作製し、試験用サンプルとした。
【0043】その後、ステンレス製バットに平均粒径約
10μmのタングステン粉末5gと試験用サンプル10
0個を入れ、緩やかに撹拌することによって焼結磁石材
料の表面全体にタングステン粉末をまぶした。
【0044】その後、上記の方法によって調製したタン
グステン粉末をまぶした試験用サンプル100個をサン
プル同士が接触した状態で、タンタル製の容器に入れた
後、蓋をして、真空熱処理炉に入れ、以下の条件で熱処
理を行った。本実施例ではタンタル製の容器を用いた
が、他の高融点金属材料からなる容器でも良い。
【0045】 溶体化熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・800℃ 熱処理保持時間・・・2時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す 時効熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・500℃ 熱処理保持時間・・・3時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す
【0046】この時、容器全体をR−Fe−Bの組成か
らなる粉体、例えば、Nd−Fe−B急冷薄帯磁粉(商
品名MQP−A粉:MQI社製、平均粒径3μm)と平
均粒径約10ミクロンのタンタル粉末を重量比が1:1
になるように混合させた混合粉中に埋没させた状態で熱
処理を行った。
【0047】以上の工程による熱処理後、試験用サンプ
ルにまぶした表面に付着していないタンタル粉末を除去
する目的で、篩掛けによる方法や篩を介して吸引する方
法、さらには有機溶媒中での超音波洗浄等を行うことに
よって本発明による永久磁石材料を作製した。
【0048】その後、メッキ前処理を行い、無電解メッ
キ法により膜厚10ミクロンのNiP合金からなるメッ
キ層を試験用サンプルの全面に被覆した。
【0049】(実施例3)実施例1と同様に、高周波溶
解により所定組成のNd−Fe−B合金を溶解しインゴ
ットを作製し、その後、磁場中プレス、焼結によってブ
ロック状の焼結磁石材料を得た。これをワイヤーソーを
用いて切断し、その後、表面研削機やラッピングマシン
等により研削し、長さ1mm、幅1mm、厚さ0.5m
m寸法の直方体を作製し、試験用サンプルとした。
【0050】その後、試験用サンプル100個をサンプ
ル同士が接触した状態で、タンタル製の容器の底に敷き
詰めた平均粒径約10ミクロンのタンタル粉末上に設置
し、その上から同じタンタル粉末をふりかけ試験用サン
プル全部を埋没させた。
【0051】その後、上記の方法によって調製したタン
タル粉末中に埋没させた試験用サンプル100個の入っ
たタンタル製の容器に蓋をして、真空熱処理炉に入れ、
以下の条件で熱処理を行った。本実施例ではタンタル製
の容器を用いたが、他の高融点金属材料からなる容器で
も良い。
【0052】 溶体化熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・750℃ 熱処理保持時間・・・2時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す 時効熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・550℃ 熱処理保持時間・・・3時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す
【0053】この時、容器全体をR−Fe−Bの組成か
らなる粉体、例えば、Nd−Fe−B急冷薄帯磁粉(商
品名MQP−A粉:MQI社製、平均粒径3μm)と平
均粒径10ミクロンのタンタル粉末を重量比が1:1に
なるように混合させた混合粉中に埋没させた状態で熱処
理した。
【0054】以上の工程による熱処理後、試験用サンプ
ルにまぶした表面に付着していないタンタル粉末を除去
する目的で、篩掛けによる方法や篩を介して吸引する方
法、さらには有機溶媒中での超音波洗浄等を行うことに
よって本発明による永久磁石材料を作製した。
【0055】その後、イオンプレーティング法により試
験用サンプルの全面に窒化チタン膜5ミクロンを被覆し
た。
【0056】(比較例1)実施例1と同様に、高周波溶
解により所定組成のNd−Fe−B合金を溶解しインゴ
ットを作製し、その後、磁場中プレス、焼結によってブ
ロック状の焼結磁石材料を得た。これをワイヤーソーを
用いて切断し、その後、表面研削機やラッピングマシン
等により研削し、長さ1mm、幅1mm、厚さ0.5m
m寸法の直方体を作製し、試験用サンプルとした。
【0057】その後、有機溶媒中で超音波洗浄を行った
後、乾燥し、メッキ前処理後、無電解メッキ法により膜
厚10ミクロンのNiP合金からなるメッキ層を試験用
サンプルの全面に被覆した。
【0058】(比較例2)実施例1と同様に、高周波溶
解により所定組成のNd−Fe−B合金を溶解しインゴ
ットを作製し、その後、磁場中プレス、焼結によってブ
ロック状の焼結磁石材料を得た。これをワイヤーソーを
用いて切断し、その後、表面研削機やラッピングマシン
等により研削し、長さ1mm、幅1mm、厚さ0.5m
m寸法の直方体を作製し、試験用サンプルとした。
【0059】その後、特に、試験用サンプル表面に高融
点金属等をまぶすことなく、試験用サンプル100個を
磁石同士が接触した状態で、タンタル製の容器に入れた
後、蓋をして、真空熱処理炉に入れ、実施例1と同じで
ある以下の条件で熱処理を行った。
【0060】 溶体化熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・850℃ 熱処理保持時間・・・2時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す 時効熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・450℃ 熱処理保持時間・・・3時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す
【0061】その後、メッキ前処理を行い、無電解メッ
キ法により膜厚10ミクロンのNiP合金からなるメッ
キ層を試験用サンプルの全面に被覆した。
【0062】(比較例3)実施例1と同様に、高周波溶
解により所定組成のNd−Fe−B合金を溶解しインゴ
ットを作製し、その後、磁場中プレス、焼結によってブ
ロック状の焼結磁石材料を得た。これをワイヤーソーを
用いて切断し、その後、表面研削機やラッピングマシン
等により研削し、長さ1mm、幅1mm、厚さ0.5m
m寸法の直方体を作製し、試験用サンプルとした。
【0063】その後、特に、試験用サンプル表面に高融
点金属等をまぶすことなく、試験用サンプル100個を
磁石同士が接触した状態で、タンタル製の容器に入れ、
蓋をした後、実施例1と同様に容器全体をR−Fe−B
の組成からなる粉体、例えば、Nd−Fe−B急冷薄帯
磁粉(商品名MQP−A粉:MQI社製、平均粒径3μ
m)中に埋没させた状態で以下の条件で熱処理を行っ
た。
【0064】 溶体化熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・850℃ 熱処理保持時間・・・2時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す 時効熱処理 :真空度・・・・・・・3×10-6Torr 昇温速度・・・・・・20℃/分 熱処理温度・・・・・450℃ 熱処理保持時間・・・3時間 冷却速度・・・・・・30℃/分で室温まで戻す
【0065】その後、メッキ前処理を行い、無電解メッ
キ法により膜厚10ミクロンのNiP合金からなるメッ
キ層を試験用サンプルの全面に被覆した。
【0066】このようにして得られた本実施例1〜3お
よび本比較例1〜3の永久磁石材料の磁気特性を振動試
料型磁力計(VSM)を用いて測定した。その結果、図
1に示す減磁曲線を得た。また、この時、同時に得られ
た主な測定値を表1に示す。
【0067】◎
【表1】
【0068】図1および表1から、本実施例1〜3で得
られた永久磁石材料は、本比較例1〜3で得られた永久
磁石材料と比較すると明らかなように、角形性の良好な
減磁曲線を描き、磁気特性の値も良好であった。また、
本比較例1〜3において、磁気特性が劣化した原因は本
実施例1〜3と異なり、タンタル粉末等の高融点金属を
まぶすことを行わなかったために、磁石同士が融着し、
取り外す際に磁石の一部が、破損あるいは磁石の表面に
クラックが発生したことが一つの要因と考えられる。
【0069】実際、本実施例1〜3で熱処理を行った試
験用サンプルは熱処理工程後、サンプルが容器に融着す
ることや、サンプル間同士が融着することはなかった
が、本比較例2および3で熱処理を行ったサンプルは熱
処理後、磁石同士が融着し、個々に分離するため、取り
外す際に僅かではあるが、力を必要とした。また、各サ
ンプルの熱処理後の表面を金属顕微鏡により観察した結
果、本実施例1〜3および本比較例1で得られた永久磁
石材料には欠けや割れなどは観察されなかったが、本比
較例2と3で得られた、高融点金属が表面に付着してい
ない永久磁石材料には微細な欠けやクラックが観察され
た。
【0070】また、参考データとするため、本実施例1
で得られた永久磁石材料のメッキ層を剥離し、その表面
をSEM(走査型電子顕微鏡)およびEDX(X線マイ
クロアナライザー)により分析した。その結果、図2の
走査型電子顕微鏡によるSEM像には白色の粒子が表面
に強固に付着している様子が確認され、この表面に付着
させた高融点金属の占有する全面積は、焼結磁石材料の
全表面積の約40%であることが確認された。この値は
実施例2および実施例3で得られた永久磁石材料におい
てもほぼ同様であった。また、図3のEDXスペクトル
から、これらはタンタル粉末であることが確認された。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による永久
磁石材料およびその製造方法では、切断、研削あるいは
研磨加工を行ったR−Fe−B組成からなる焼結磁石材
料の表面に、熱処理により高融点金属を付着させること
により、機械加工によって劣化した磁気特性が回復し
て、更には、製品品質を損なわずに優れた磁気特性を有
する永久磁石材料の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係わる本実施例1〜3
および本比較例1〜3で得られた永久磁石材料の減磁曲
線である。
【図2】本発明の一実施の形態に係わる本実施例1で得
られた永久磁石材料の表面の走査型顕微鏡によるSEM
像である。
【図3】本発明の一実施の形態に係わる本実施例1で得
られた永久磁石材料の表面をEDX(X線マイクロアナ
ライザー)により分析したスペクトル図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R−Fe−B系組成(Rは希土類元素)
    からなる焼結磁石材料であって、その焼結磁石材料の表
    面に、高融点金属が付着していることを特徴とする永久
    磁石材料。
  2. 【請求項2】 高融点金属が、チタン、チタン合金、バ
    ナジウム、バナジウム合金、クロム、クロム合金、ジル
    コニウム、ジルコニウム合金、ニオブ、ニオブ合金、モ
    リブデン、モリブデン合金、ルテニウム、ルテニウム合
    金、ロジウム、ロジウム合金、ハフニウム、ハフニウム
    合金、タンタル、タンタル合金、タングステン、タング
    ステン合金、レニウム、レニウム合金、オスミウム、オ
    スミウム合金、イリジウム、イリジウム合金、白金、白
    金合金のいずれか1種類以上であることを特徴とする請
    求項1に記載の永久磁石材料。
  3. 【請求項3】 高融点金属が、粒径100ミクロン以下
    の粒子であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の永久磁石材料。
  4. 【請求項4】 高融点金属の占有する全面積が、上記焼
    結磁石材料の全表面積の80%以下であることを特徴と
    する請求項1、請求項2または請求項3に記載の永久磁
    石材料。
  5. 【請求項5】 焼結磁石材料の表面上にメッキ法、電着
    塗装法、気相成長法、スプレー塗装法のいずれかの方法
    によって形成した薄膜層が被覆されていることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記
    載の永久磁石材料。
  6. 【請求項6】 焼結磁石材料の表面上にメッキ法、電着
    塗装法、気相成長法、スプレー塗装法のいずれかの方法
    によって形成した薄膜層の膜厚が2ミクロン以上である
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4または請求項5に記載の永久磁石材料。
  7. 【請求項7】 R−Fe−B系組成からなる焼結磁石材
    料を切断、研削あるいは研磨加工後、焼結磁石材料の表
    面に高融点金属を接触させて、熱処理する工程を有する
    ことを特徴とする永久磁石材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 焼結磁石材料の表面に高融点金属を接触
    させて行う熱処理が、700℃以上900℃未満の温度
    範囲で溶体化熱処理し、冷却する工程と、その後、40
    0℃以上700℃未満の温度範囲で時効熱処理し、冷却
    する工程とを有することを特徴とする請求項7に記載の
    永久磁石材料の製造方法。
  9. 【請求項9】 高融点金属が、チタン、チタン合金、バ
    ナジウム、バナジウム合金、クロム、クロム合金、ジル
    コニウム、ジルコニウム合金、ニオブ、ニオブ合金、モ
    リブデン、モリブデン合金、ルテニウム、ルテニウム合
    金、ロジウム、ロジウム合金、ハフニウム、ハフニウム
    合金、タンタル、タンタル合金、タングステン、タング
    ステン合金、レニウム、レニウム合金、オスミウム、オ
    スミウム合金、イリジウム、イリジウム合金、白金、白
    金合金のいずれか1種類以上であることを特徴とする請
    求項7または請求項8に記載の永久磁石材料の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 高融点金属が、粒径100ミクロン以
    下の粒子であることを特徴とする請求項7、請求項8ま
    たは請求項9に記載の永久磁石材料の製造方法。
  11. 【請求項11】 焼結磁石材料の周囲をR−Fe−B組
    成を有する材料で覆って、熱処理することを特徴とする
    請求項7、請求項8、請求項9または請求項10に記載
    の永久磁石材料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006303197A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Neomax Co Ltd R−t−b系焼結磁石の製造方法
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