JP2006297655A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス時に廃棄されるインク量を抑えるとともに、より確実にインクのメニスカスを整え記録ヘッドのメンテナンスを行うことのできるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】記録媒体Pを搬送方向Xに搬送しながら画像記録を行うインクジェット記録装置1において、複数のノズル8が形成されたノズル面9を有し、ノズル8から記録媒体Pに向けてインクを吐出する記録ヘッド7と、記録ヘッド7を駆動させるヘッド駆動部10と、インクを吸収してノズル8及びノズル面9のメンテナンスを行うメンテナンスシート15と、メンテナンスシート15を搬送するシート搬送機構17と、メンテナンス時にインクを吐出しない程度に記録ヘッド7が予備駆動するようにヘッド駆動部10を制御する制御部26とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関するものである。
従来、簡易かつ安価に画像を記録できる画像記録手段として、インクジェット方式を用いた記録装置が数多く用いられている。インクジェット方式を用いた記録装置(以下、「インクジェット記録装置」と称する。)は、例えばピエゾ素子等の圧電素子やヒータ等を用いて、記録ヘッドのノズルからインクを微小な液滴として紙等の記録媒体に向けて吐出し、記録媒体にインクを浸透若しくは定着させながら画像記録を行うものである。
しかし、このようなインクジェット記録装置においては、連続して記録作業を行った場合に、記録ヘッドのノズルから吐出され霧状になったインクがノズル付近に付着、堆積して目詰まりを起こすことがある。このような状態で記録作業を行った場合には、圧電素子等の働きによってインクの吐出動作を行っても、インク滴が吐出されないいわゆるノズル欠や、正しい方向にインク滴が吐出されないいわゆる吐出曲がり等の吐出不良が生じ、画像記録に不具合が生じるおそれがある。
また、ノズルから正常にインクの吐出を行うためには、ノズル先端部に正常な形状のメニスカスが形成されている必要があるが、例えば連続して記録動作を行うことによりノズル付近のノズル面にインクが付着、堆積することがあり、ノズル面がこのような状態のままインク吐出動作を行うと、メニスカスの形状が崩れて正常なインク吐出ができず、高精彩な画像記録を行うことができない。
そのため、正常な画像記録を行うためには、適宜記録ヘッドのメンテナンス動作を行うことが必要となる。従来、この記録ヘッドのメンテナンス動作を行う機構としては、シリコンゴム等からなるブレードを使用してインクを拭き取る機構、インクを吸収する紙等のシート状のインク吸収体を記録ヘッドに接触させて、記録ヘッドのノズル付近に付着したインクを吸収し除去する機構(例えば、特許文献1参照)、インクを空吐出させる機構等が知られている。
他方で、圧電素子に電圧を印加してインクを吐出させるインクジェット記録装置においては、インクの粘度を下げてノズルの目詰まりを防止するため、又はメニスカスを整えるために、記録動作前にインクを吐出しない程度に記録ヘッドを予備駆動させるものが知られている(例えば、特許文献2から特許文献4参照)。
特開2004−262108号公報 特開2001−113728号公報 特開2000−168103号公報 特開2000−255056号公報
しかしながら、例えば光硬化型のインクのように高粘度で濡れ性が悪いインクを使用する場合等は、インクをブレードで拭き取るだけでは十分にノズルを回復させることは困難である。また、インクがノズルの先端部まで来ている状態でなければ、インク吸収体を記録ヘッドに接触させても十分にインクを吸収し、メニスカスを整えることはできない。また、空吐出等を行う場合には、メンテナンスの際に廃棄されるインクの量が多くなり経済的に好ましくないとの問題がある。
また、特許文献2から特許文献4に記載されているように記録ヘッドを予備駆動させる場合には、実際にはインクが吐出されないためメンテナンスの際に廃棄されるインクの量を少なくすることができるとの利点があるが、ノズルにインクが目詰まりしているような場合には、単に予備駆動させることによっては、全てのノズルについて十分にメニスカスを整えることができない。このため、記録ヘッドを画像記録に適した状態に回復させることができないという問題がある。
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、メンテナンス時に廃棄されるインク量を抑えるとともに、より確実にインクのメニスカスを整え記録ヘッドのメンテナンスを行うことのできるインクジェット記録装置を提供することを目的とするものである。
このような問題を解決するため、請求項1に記載されている発明は、記録媒体を搬送方向に搬送しながら画像記録を行うインクジェット記録装置において、
複数のノズルが形成されたノズル面を有し、前記ノズルから前記記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを駆動させるヘッド駆動部と、
インクを吸収して前記ノズル及び前記ノズル面のメンテナンスを行うシートと、
前記シートを搬送するシート搬送機構と、
メンテナンス時にインクを吐出しない程度に前記記録ヘッドが予備駆動するように前記ヘッド駆動部を制御する制御部とを備えたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項1に記載の発明は、シート搬送機構によって搬送可能であり、記録ヘッドのノズル及びノズル面のメンテナンスを行うシートを用いてメンテナンスを行うときに、制御部がインクを吐出しない程度に記録ヘッドが予備駆動するようにヘッド駆動部を制御するようになっている。
請求項2に記載されている発明は、記録媒体を搬送方向に搬送しながら画像記録を行うインクジェット記録装置において、
複数のノズルが形成されたノズル面を有し、前記ノズルから前記記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを駆動させるヘッド駆動部と、
前記記録ヘッドにインクを供給するインクタンクと、
前記インクタンクから前記記録ヘッドにインクを送液する送液ポンプと、
前記送液ポンプによる送液を行いながら、インクを吐出しない程度に前記記録ヘッドが予備駆動するように前記ヘッド駆動部を制御する制御部とを備えたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項2に記載の発明は、記録ヘッドを予備駆動させながら、インクタンクからインクを送液する送液ポンプによって記録ヘッドに対して加圧を行うようになっている。
請求項3に記載されている発明は、記録媒体を搬送方向に搬送しながら画像記録を行うインクジェット記録装置において、
複数のノズルが形成されたノズル面を有し、前記ノズルから前記記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを駆動させるヘッド駆動部と、
メンテナンス時に、前記ノズル面に密着可能な吸引キャップと、
前記吸引キャップが前記ノズル面に密着した際前記ノズル面と前記吸引キャップとの間に生じる空間を減圧し前記ノズル内のインクを吸引する吸引ポンプと、
前記吸引ポンプによるインクの吸引を行いながら、インクを吐出しない程度に前記記録ヘッドが予備駆動するように前記ヘッド駆動部を制御する制御部とを備えたことを特徴としている。
このような構成を有する請求項3に記載の発明は、記録ヘッドを予備駆動させながら、ノズル面に吸引キャップを密着させ、ノズル面と吸引キャップとの間に生じる空間を吸引ポンプによって減圧することによりノズル内のインクを吸引するようになっている。
請求項4に記載されている発明は、請求項3に記載のインクジェット記録装置において、前記吸引キャップを移動させる移動機構を備え、
前記吸引キャップは、少なくとも前記ノズル面の一部分に密着可能であり、前記吸引ポンプは、少なくともメンテナンスが必要とされる前記ノズル内のインクを吸引可能なものであることを特徴としている。
このような構成を有する請求項4に記載の発明は、吸引キャップを移動機構によってメンテナンスが必要とされるノズルに対応する位置まで移動させて、記録ヘッドを予備駆動させながら、吸引ポンプによるインクの吸引を行うようになっている。
請求項1に記載された発明によれば、記録ヘッドを予備駆動させながらシートによってノズル及びノズル面のインクの吸収、除去等のメンテナンス動作を行うので、記録ヘッドのノズルやノズル面に付着しているインクを確実に除去し、メニスカスを整えてインク吐出に適した状態にノズルを回復させ、十分なメンテナンスを行うことができるという効果を奏する。
また、メンテナンスの際にインクを吐出させないので、インクの廃棄量を抑えることができるとともに、シートによるメンテナンスと記録ヘッドの予備駆動とを併せて行うことにより、それぞれ単独で行う場合に比べて消費電力を抑えながら、より確実にメニスカスを整えることができる。
請求項2に記載された発明によれば、送液ポンプにより記録ヘッドを加圧しながら記録ヘッドを予備駆動させている。このため、圧電素子等のアクチュエータが配置されたノズル内のインク流路が拡張、収縮を繰り返し、予備駆動を行っていないときと比較して、ノズル内のインク流路により多くの新しいインクが行き渡り、インクの粘度も下がるため、比較的容易にメニスカスを整えることができ、インク吐出に適した状態にノズルを回復させることができる。
また、例えばノズル内に気泡等が発生した場合でも記録ヘッドを予備駆動させているため、泡抜けもよく、記録ヘッドを画像記録に適した状態に回復させることができる。
また、メンテナンスの際にインクを吐出させないので、インクの廃棄量を抑えることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された発明によれば、吸引キャップ及び吸引ポンプによってノズル内のインクを吸引し除去する際に、併せて記録ヘッドを予備駆動させている。このため、圧電素子等のアクチュエータが配置されたノズル内のインク流路が拡張、収縮を繰り返し、予備駆動を行っていないときと比較して、ノズル内のインク流路により多くの新しいインクが行き渡り、インクの粘度も下がるため、比較的容易にインクの吸引除去が可能であるとともに、予備駆動によりノズル内のインクが振動していることにより容易にメニスカスを整えることができる。これにより、インク吐出に適した状態にノズルを回復させることができるという効果を奏する。
また、例えばノズル内に気泡等が発生した場合でも記録ヘッドを予備駆動させているため、泡抜けもよく、記録ヘッドを画像記録に適した状態に回復させることができる。
また、インクの吸引除去によるメンテナンスと記録ヘッドの予備駆動とを併せて行うことにより、それぞれ単独で行う場合に比べて消費電力を抑えながら、より確実にメニスカスを整えることができる。
請求項4に記載された発明によれば、メンテナンスが必要なノズルのみノズル内のインクを吸引し除去するメンテナンスを行うことができる。これにより、長大な記録ヘッドを用いる場合でもメンテナンスを行う機構が大型化せず、装置全体を小型軽量化することができるとともに、メンテナンスが不要なノズルについてはインクを吸引しないため、廃棄されるインクの量も抑えることができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係るインクジェット記録装置の第一の実施形態について、図1から図4を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態におけるインクジェット記録装置1はライン方式のインクジェット記録装置であり、インクジェット記録装置1には、平板状に形成されたプラテン2が設けられている。プラテン2は、本実施形態におけるインクジェット記録装置1によって画像記録を行う記録媒体Pの最大幅よりも大きい寸法に形成されており、記録媒体Pを非記録面から支持するようになっている。
また、インクジェット記録装置1には、記録媒体Pを巻回する送り出しローラ3、記録媒体を巻き取る巻き取りローラ4、複数の搬送ローラ5及び図示しない回転駆動モータ等により構成され、記録媒体Pを所定の搬送方向Xに搬送するための記録媒体搬送機構6(図3参照)が設けられている。記録媒体搬送機構6は、搬送ローラ5を回転させることによって、記録媒体Pを搬送方向Xの上流側から下流側にプラテン2に沿って順次搬送するようになっている。なお、記録媒体Pを搬送する機構は、ここに例示した構成に限定されない。
プラテン2の上方には、本実施形態におけるインクジェット記録装置1で使用される4色(ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)。)に対応して各色のインクを吐出する記録ヘッド7がそれぞれ搬送方向Xに交互にずれて記録媒体Pの幅方向に沿って4つずつ千鳥状に配置されている。記録ヘッド7の記録媒体Pに対向する面は、各色のインクを記録媒体Pに吐出する複数のノズル8を形成してなるノズル面9となっている。ノズル8は記録媒体Pの幅方向に列状に配置されている。なお、インクジェット記録装置1で使用されるインクはここに例示したものに限定されず、例えば、ライトイエロー(LY)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)等の各色のインクを使用することもできる。この場合には、各色に対応した記録ヘッド7が設けられる。
各ノズル8には、例えば、アクチュエータとして電圧を印加することにより変形する圧電素子としてのピエゾ素子(図示せず)が付設されており、ピエゾ素子は駆動電圧を印加するヘッド駆動部10(図3参照)と接続されている。このピエゾ素子にヘッド駆動部10から駆動電圧を印加することによってピエゾ素子を変形させ、インク流路を圧縮してノズル8からインクを吐出させるようになっている。なお、ノズル8ではインク先端面が内側に引き込まれて曲面形状(メニスカス)を形成するようになっており、このメニスカス面の形状が正常に整えられていると正常なインク吐出を行うことができる。
記録ヘッド7と記録媒体Pとの間には、メンテナンスシート15が備えられている。また、記録ヘッド7の搬送方向Xの上流と下流には、それぞれメンテナンスシート15をロール状に巻回する回転軸16,16が両方向に回転自在に備えられている。各回転軸16には図示しない回転駆動部を備えるシート搬送機構17(図3参照)が接続されており、いずれか一方の回転軸16を所定の方向に回転させるようになっている。
図2には、記録ヘッド7とともにメンテナンスシート15の平面図を示す。メンテナンスシート15は、千鳥状に備えられた記録ヘッド7の全てに対向可能な幅寸法に形成されている。メンテナンスシート15には、ノズル面9に接触してノズル面9やノズル8に付着したインクを吸収するインク吸収部19が備えられている。インク吸収部19は、例えば、0.5デニール以下の繊度で織られた高密度繊維で構成されており、前記高密度繊維は、ポリエステル、アクリル、ナイロンのうちいずれか一つあるいはこれらの組み合わせの材料から形成されている。なお、インク吸収部19は毛細管現象によってインクを吸収し得るものであればよく、インク吸収部19を構成する高密度繊維は、ここに例示したものに限定されず、その他の材料によって形成されていてもよい。
インク吸収部19には、各記録ヘッド7のノズル面9とほぼ同じ形状の開口部18が、各記録ヘッド7の配置に対応する位置に形成されている。ここで、開口部18の形状は、ノズル8から吐出されたインクが通過できる形状であればよく、適宜変更可能である。
メンテナンスシート15と記録媒体Pとの間には、インク吸収部19の開口部18以外の領域をノズル面9に押し付ける押し付け部材20が移動自在に備えられている。押し付け部材20は、ノズル面9の側辺より長い幅寸法を有し、例えば、薄板状部材を湾曲させることにより断面弧状に形成されている。押し付け部材20は、搬送方向Xに沿ってノズル面9の全域を移動することにより、インク吸収部19がノズル面9の全域に押し付けられるようになっている。なお、押し付け部材20には複数のスリット(図示せず)が幅方向に所定間隔をもって形成されていることが好ましい。また、押し付け部材20の形状、材料等は適宜変更可能であり、メンテナンスの際にのみインク吸収部19をノズル面9の全域に押し付けることができるものであればよい。
また、押し付け部材20は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、4−フッ化エチレン、4,6−フッ化プロピレン等の材料を用いて形成されている。このような材料を使用している押し付け部材20は、例えばカチオン系の紫外線硬化性インク等のような有機系溶剤を含むインクが付着しても膨潤・溶解することなく長期間使用することができる。なお、押し付け部材20の材料としては、パーフロやテフロン(登録商標)などの耐インク性を有するものを用いてもよい。
押し付け部材20には、例えば、メンテナンス信号に基づいて搬送方向Xに沿って回転されるカム(図示せず)、カムに接続されて押し付け部材20を押圧するバネ(図示せず)等が備えられている。従って、押し付け部材20は前記カムを回転させることによりノズル面9に対して往復移動可能であるとともに、押し付け部材20を前記カムとともに移動させることによりノズル面9との距離を調整可能となっている。ここで、押し付け部材20の移動速度としては、ノズル面9に対して10mm/s以下であることが好ましい。移動速度を10mm/s以下にすることにより、ノズル面9に付着したインクを確実にインク吸収部19に吸収させるとともに、ノズル8の先端のインクを吸収してメンテナンス面を整えるようになっている。
記録ヘッド7の下流には、記録ヘッド7により吐出されて記録媒体Pに着弾したインクに活性化エネルギー線としての紫外線を照射させる紫外線照射装置23が備えられている。紫外線照射装置23には、紫外線領域の波長の光を照射する光源24が備えられている。光源24の上方には、光源24からの紫外線を反射して記録媒体P上に照射させる光源カバー25が備えられている。
ここで、本実施形態において用いられる記録媒体Pとしては、通常のインクジェット記録装置に適用される普通紙,再生紙,合成紙,光沢紙などの各種紙,各種布地,各種不織布,樹脂,金属,ガラスなどの材質からなるものが適用可能である。また、本実施形態に用いられる記録媒体Pとしては、樹脂により表面を被覆した各種紙,顔料を含むフィルム,発泡フィルム等の公知の記録媒体も適用可能である。さらに、記録媒体Pの形態としては、長尺状、カットシート状、板状などが適用可能である。ここで、記録媒体Pとしてカットシート状など不連続形態の記録媒体を用いる場合には、送り出しローラ3や巻き取りローラ4のような記録媒体Pを搬送させる機構に代えて、プラテン2の上面に記録媒体Pを順次案内するとともに画像記録された記録媒体Pを回収する記録媒体搬送機構が備えられるものとする。
また、本実施形態に用いられるインクについて説明する。インクを硬化させる際、インクに含まれる重合性化合物を重合反応させるが、本実施形態において画像記録に用いられるインクは、重合性化合物として活性化エネルギー線硬化性化合物を含んでおり、重合反応を開始させる活性化エネルギーとして紫外線を使用した紫外線硬化性インクである。
紫外線硬化性インクには、重合性化合物として、ラジカル重合性化合物を含むラジカル硬化性インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン硬化性インクとに大別されるが、どちらのインクも本実施の形態に用いられるインクとして適用可能であり、ラジカル硬化性インクとカチオン硬化性インクとを複合させたハイブリッド型インクを本実施の形態に用いられるインクとして適用してもよい。
しかしながら、酸素による重合反応の阻害が少ない又は無いカチオン硬化性インクのほうが機能性・汎用性に優れるため、本実施の形態ではカチオン硬化性インクを用いている。本実施の形態に用いられるカチオン硬化性インクは、具体的に、少なくともオキセタン化合物,エポキシ化合物,ビニルエーテル化合物などのカチオン重合性化合物と、光カチオン開始剤と、色材とを含む混合物であり、前記紫外線の被照射により硬化する性質を具備するものである。
次に、本実施形態の制御構成について、図3を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るインクジェット記録装置1には、記録媒体搬送機構6、ヘッド駆動部10、紫外線照射装置23、シート搬送機構17、押し付け部材20等、装置各部と電気的に接続されるとともにこれらを制御する制御部26が設けられている。制御部26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)(いずれも図示せず)等から構成されインクジェット記録装置1の各部を制御する制御部26を備えている。制御部26は、ROMに記録された処理プログラムをRAMの作業領域に展開してCPUによりこの処理プログラムを実行するようになっている。
制御部26は、記録媒体Pを所定の速度で搬送方向Xに搬送させるように記録媒体搬送機構6を制御している。
また、制御部26は、図1に示すように画像記録の際には、各記録ヘッド7のノズル8に対応する位置に開口部18が位置するようにシート搬送機構17を制御する。また、記録ヘッド7のメンテナンス時には開口部18以外の部分が各記録ヘッド7のノズル8に対向するようにシート搬送機構17を制御してシートを搬送させるようになっている。
また、制御部26は、外部機器等から入力された画像信号に基づくDRR等の吐出信号や、記録ヘッド7を予備駆動させるための予備駆動信号、吐出と予備駆動とを切り変えるタイミングを知らせるトリガ信号等の信号を、記録ヘッド7を駆動させるための駆動波形を生成する駆動波形生成部27に対して送るようになっている。駆動波形生成部27は、吐出信号又は予備駆動信号を受け取り、さらにトリガ信号を受け取ると、受け取った吐出信号又は予備駆動信号に対応するオン波形信号及びオフ波形信号を生成し、ヘッド駆動部10に送るようになっている。ここで、オン波形とは、例えば、ピエゾ素子等の圧電素子を拡張させてノズル8の内部を負圧にする電圧の波形であり、オフ波形とは、例えば、ピエゾ素子等の圧電素子を収縮させる電圧の波形であり、オン波形信号及びオフ波形信号は、これらオン波形及びオフ波形のパターンを示す信号である。駆動波形生成部27からオン波形信号及びオフ波形信号が送られると、ヘッド駆動部10は、これらの波形信号に従った波形の電圧を記録ヘッド7の圧電素子に印加する。これにより、記録ヘッド7がインクの吐出又は予備駆動を行うようになっている。なお、ここでは、吐出信号としてDRR信号を例示したが、吐出信号はこれに限定されず、他の吐出信号を用いてもよい。
ここで、予備駆動とは、記録ヘッド7のノズル8からインクが吐出されない程度に記録ヘッド7を駆動させることをいい、例えば、記録ヘッド7のノズル8からインクが吐出されない程度の駆動波形(以下「予備駆動波形」と称する。)で所定の電圧を圧電素子に印加することにより、ノズル8の先端に形成されるメニスカスを振動させるものである。予備駆動波形は、例えば、図4(b)に示すような波形であり、図4(a)に示す吐出時の駆動波形と比較して、オン波形での電圧印加とオフ波形での電圧印加とのタイミングないしパターンが異なるものである。
具体的には、吐出時の駆動波形では、圧電素子を拡張させるオン波形の電圧を印加した後、圧電素子を収縮させるオフ波形の電圧を印加するまでの間にほとんど時間差がないのに対して、予備駆動波形では、オン波形の電圧を印加した後オフ波形の電圧を印加するまでの間に大きな時間差が設けられている。また、吐出時の駆動波形では、圧電素子を収縮させるオフ波形での電圧印加時間が長いのに対して、予備駆動波形では、圧電素子を収縮させるオフ波形での電圧印加時間が短く設定されている。このため、吐出時の駆動波形では、オン波形の電圧を印加されることによって、インクは一旦ノズル8内に引き込まれ、メニスカスを形成した後、オフ波形の電圧を長い時間印加されることにより、ノズル8の外に押出される。これに対して、予備駆動波形では、オン波形の電圧を印加されることによって、インクは一旦ノズル8内に引き込まれ、メニスカスを形成した後、時間を空けてオフ波形の電圧が短い時間印加されることにより、インクはノズル8の先端に押し出されてもノズル8の外には飛び出さない。
圧電素子に印加する電圧の波形パターンをこのように変えることにより、吐出時と予備駆動時とで印加する電圧が同じであっても予備駆動波形をかけたときにはメニスカスが振動するに留まり、インクを吐出させないようにすることができる。なお、予備駆動波形はここに例示したものに限定されない。
また、予備駆動は、記録ヘッド7のノズル8からインクが吐出されない程度に記録ヘッド7を駆動させメニスカスを振動させる程度のものであればよく、本実施形態に示したような吐出時と予備駆動時とで圧電素子に印加する電圧の波形パターンを変えるものに限定されない。例えば、吐出時には電圧を瞬間的又は短時間に印加することによってインクを吐出させ、予備駆動時には吐出時と同じ電圧をゆっくり時間をかけて印加することによってインク吐出に至らないようにしてもよい。また、予備駆動時には吐出時よりも低い電圧を印加するものとしてもよい。これにより吐出時と予備駆動時との波形パターンを変えずに予備駆動時にはインクを吐出させないようにすることができる。また、波形パターン、印加する電圧、電圧を印加する時間等を組み合わせることによって予備駆動時にはインクを吐出しない程度に記録ヘッド7を駆動させるようにしてもよい。
なお、これらの各波形や電圧値等は、それぞれ所定のパターンが予め規定され制御部26のROM等に記憶されていてもよいし、後からインクの種類等に応じて複数のパターンの中から設定可能となっていてもよい。
また、制御部26は、インクが着弾した記録媒体Pが搬送される際には、光源24を点灯させるように紫外線照射装置23を制御する。
また、記録ヘッド7のメンテナンスを行う際には、制御部26は、記録媒体搬送機構6により記録媒体Pの搬送を停止させてから、記録ヘッド7のメンテナンスを行わせるように制御する。すなわち、メンテナンスの際には、制御部26がシート搬送機構17を制御することにより、インク吸収部19の開口部18以外の領域がノズル面9に対向するようにメンテナンスシート15を搬送させるようになっている。また、制御部26は押し付け部材20を記録ヘッド7の直下に移動させてから往復移動させて、インク吸収部19がノズル面9の全域に押し付けられるように制御している。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、画像記録を行う際は、記録媒体Pがその前端から搬送ローラ5によりプラテン2の上面に案内される。記録媒体Pの前端が巻き取りローラ4に巻回されると、記録媒体搬送機構6は巻き取りローラ4を所定の方向に回転させて記録媒体Pを巻回させつつ送り出しローラ3から順次繰り出す。この際、記録媒体搬送機構6は搬送ローラ5を回転させて記録媒体Pを搬送方向Xに搬送させる。同時に、シート搬送機構17はメンテナンスシート15を搬送させて、ノズル面9に開口部18を対向させる(図1参照)。
そして、画像記録を開始させる。記録ヘッド7は所定の画像信号に基づいてノズル8から各色のインクを吐出させ、吐出されたインクは開口部18を通過して記録媒体Pに着弾する。記録媒体Pのインクが着弾した個所が紫外線照射装置23に対向する位置まで搬送されると、紫外線照射装置23の光源24から着弾したインクに向けて紫外線が照射される。
紫外線が照射されてインクが定着した記録媒体Pは、さらに搬送されて搬送ローラ5に案内されて巻き取りローラ4に巻回される。
繰り返し画像記録を行うことにより記録ヘッド7のメンテナンスが必要となったときは、まず、シート搬送機構17によりメンテナンスシート15を搬送させて、インク吸収部19の開口部18以外の領域をノズル面9に接触させる。そして、制御部26は押し付け部材20をノズル面9の直下に移動させるとともに、ヘッド駆動部10を動作させて記録ヘッド7を予備駆動させながらノズル面9の全域に渡って押し付け部材20を所定の回数往復移動させる。これにより、ノズル8の先端部のインクが振動している状態で各ノズル8の先端にメンテナンスシート15が接触し、毛細管現象によりノズル8内部のインクを吸収してメニスカスを整えることができる。また、押し付け部材20がメンテナンスシート15をノズル面9に押し付けながら移動するので、ノズル面9の全域にインク吸収部19が密着されてノズル面9やノズル8に付着したインクが吸収される。
押し付け部材20が所定の回数往復移動すると、その位置を下方にずらしてメンテナンスシート15の押し付けを解除し、押し付け部材20は記録ヘッド7に対向しない位置に退避する。
メンテナンス動作が終了すると、制御部26はシート搬送機構17を動作させて再度、記録ヘッド7がメンテナンスシート15の開口部に対向するようにメンテナンスシート15を搬送させる。これにより、記録ヘッド7は、画像記録に適した状態に回復される。
以上のように、本実施形態によれば、記録ヘッド7を予備駆動させながらインク吸収部19を密着させてノズル8の先端部のインクを吸収することにより、ノズル8内のインクのメニスカス面が整えられ、吐出不良を解消することができる。また、ノズル8やノズル面9の拭き取りを行うことによって、ノズル面9やノズル8に付着したインクを除去して、ノズル8の目詰まりを効果的に解消することができる。これにより、常に記録ヘッド7を画像記録に適した状態に保つことができ、高精細な画像記録を行うことができる。
なお、本実施形態では、記録ヘッド7のメンテナンスを適宜行うものとしたが、メンテナンスを行うタイミングは、特に限定されない。例えば、所定量の記録が行われるごとにメンテナンスを行うようにしてもよいし、所定時間ごとにメンテナンスを行ってもよい。さらに、記録ヘッド7の吐出不良を検知する検知手段を設けて、検知手段の検知結果に基づいてメンテナンスを行ってもよい。
また、本実施形態においては、押し付け部材20を備え、押し付け部材20によってメンテナンスシート15を記録ヘッド7のノズル面9に押し付けるようにしたが、押し付け部材20を設けず、メンテナンスシート15を上下させることによりメンテナンスシート15がノズル面9に接触するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、記録ヘッド7として、千鳥状に複数配置されたものを例示して説明したが、記録ヘッド7の配置及び形状はここに例示したものに限定されない。例えば、記録媒体Pの幅方向に延在する長尺な記録ヘッドを用いてもよい。この場合には、記録ヘッドのノズルの位置に合わせた形状の開口部18が形成されたメンテナンスシート15を使用する。
また、本実施形態においては、ライン方式の記録ヘッド7を用いたが、本発明は、シリアル方式の記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置においても適用可能である。その場合には、メンテナンスシート15に替えて、例えば図5に示すようなインク拭き取り装置32をインクジェット記録装置の画像記録を行う記録領域外に設置する。インク拭き取り装置32は、メンテナンスシート15のインク吸収部19と同様の材料によって形成されたインク吸収体35を巻回した送り出し軸16、メンテナンス後にインク吸収体35を巻き取る巻き取り軸37、インク吸収体35を裏面から記録ヘッドのノズル面に押し付ける押し付け部材33等を備えて構成されている。そして、メンテナンスの際には、記録ヘッドをインク拭き取り装置32上に移動して、記録ヘッドを予備駆動させながらインク吸収体35によるインクの吸収を行う。なお、インクジェット記録装置がシリアル方式である場合のインク拭き取り装置32の構成はここに例示したものに限定されない。
また、本実施形態においては一つのメンテナンスシート15を用いて全ての記録ヘッド7のメンテナンスを行うものとしたが、記録ヘッド7のそれぞれにメンテナンスシート15が一つずつ備えられるものとしてもよい。さらに、メンテナンスシート15に替えて、例えば、メンテナンスシート15のインク吸収部19と同様の材料によって形成されたインク吸収体を備える、図5に示すようなインク拭き取り装置を用いるようにしてもよい。この場合には、メンテナンス時には記録ヘッド7をインク拭き取り装置の上に移動させてメンテナンスを行う。また、例えば、各色毎にユニット化された記録ヘッド7を用いるような場合には、各ユニットごとにメンテナンスシートを1つずつ備えてもよい。また、上記と同様に、ユニット化された記録ヘッド7の間にメンテナンスシートに替えてインク拭き取り装置をそれぞれ配置し、メンテナンス時には記録ヘッド7をユニットごとインク拭き取り装置の上に移動させてインクの吸収、拭き取り等のメンテナンスを行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、1つの制御部26が、駆動波形生成部27、ヘッド駆動部10、記録媒体搬送機構6、紫外線照射装置23、シート搬送機構17等、インクジェット記録装置1の各部を制御するものとしたが、これら各部を制御する制御部をそれぞれ別個に設けて、各部をそれぞれ別個の制御部が制御するような構成としてもよい。また、装置全体を制御する制御部とは別に、駆動波形生成部27やシート搬送機構17等、特定の各部を制御する制御部を設けてもよい。
また、本実施形態では、紫外線を照射することにより硬化するインクを用いて画像記録を行うものとしたが、インクは必ずしもこれには限定されず、例えば、紫外線、電子線、X線、可視光線、赤外線等の電磁波といった紫外線以外の光を照射することにより硬化するインクであってもよい。この場合、インクには、紫外線以外の光で重合して硬化する重合性化合物と、紫外線以外の光で重合性化合物同士の重合反応を開始させる光開始剤とが適用される。また、紫外線以外の光で硬化する光硬化型のインクを用いる場合は、紫外線光源に代えて、その光を照射する光源を適用する。さらに、光を照射することなく硬化するインクを用いて画像記録を行うものであってもよい。この場合には、光を照射する装置を設ける必要がなく、装置構成の簡易化を図ることができる。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
[第二の実施形態]
次に、図6を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第二の実施形態について説明する。なお、第二の実施形態は、記録ヘッド7のメンテナンスを行う構成のみが第一の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第一の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、インクジェット記録装置は、第一の実施形態と同様に、アクチュエータとして図示しないピエゾ素子等の圧電素子を備える記録ヘッド7を備えている。記録ヘッド7には、インクを吐出するノズルの形成されたノズル面(いずれも図示せず)が設けられている。
また、インクジェット記録装置には、インク供給路41を介して記録ヘッド7に各色のインクを供給するインクタンク42が設けられている。インク供給路41の途中には、圧力をかけることによりインクタンク42から記録ヘッド7に対してインクを送液する送液ポンプ45が設けられている。これにより、高粘度の濡れ性の悪いインクを画像記録に用いた場合であってもインクを確実にインクタンク42から記録ヘッド7に送液することができるようになっている。なお、送液ポンプ45としては、例えば、ダイヤフラム式ポンプ、ギア式ポンプ等各種のポンプを適用することが可能である。
また、インクジェット記録装置は、第一の実施形態とほぼ同様の制御部(図示せず)を備えている。本実施形態においても、第一の実施形態と同様、制御部は、吐出信号又は予備駆動信号に応じたオン波形の電圧、オフ波形の電圧を記録ヘッド7の圧電素子に印加するように各部を制御するようになっており、これにより、記録ヘッド7がインクの吐出又は予備駆動を行うようになっている。
特に、本実施形態においては、制御部は、メンテナンス時に、記録ヘッド7を予備駆動させながら、送液ポンプ45を動作させて記録ヘッド7に対してインクを吐出させない程度の圧力をかける加圧動作を行わせるようになっている。
なお、その他の構成は、第一実施形態のものと同様であるので、同一箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態における作用について説明する。
所定回数の画像記録が行われて記録ヘッド7のメンテナンスが必要となると、制御部は、送液ポンプ45を動作させて記録ヘッド7に対してインクを吐出させない程度の圧力をかける加圧動作を行う。
このとき併せて、制御部は、圧電素子に所定の波形パターンの電圧を印加させることによって、記録ヘッド7に予備駆動を行わせる。これにより、ノズル内のインクが振動し、ノズルの先端に形成されるメニスカスが整えられる。
記録ヘッド7のメンテナンスが完了すると、記録ヘッド7は再び画像記録に適した状態に回復される。
以上のように、本実施形態によれば、送液ポンプ45により記録ヘッド7に対して加圧を行いながら、記録ヘッド7を予備駆動させるので、ノズル内のインク流路が拡張、収縮を繰り返し、予備駆動を行わずに加圧動作を行った場合と比較して、ノズル内のインク流路により多くの新しいインクが行き渡り、インクの粘度も下がる。このため、比較的容易にメニスカスを整えることができ、インク吐出に適した状態にノズルを回復させることができる。
また、例えばノズル内に気泡等が発生した場合でも記録ヘッドを予備駆動させているため、泡抜けもよく、記録ヘッドを画像記録に適した状態に回復させることができる。
さらに、メンテナンスの際にインクを吐出させないので、インクの廃棄量を抑えることができる。
なお、第一の実施形態と同様のメンテナンスシートを設けて、送液ポンプ45による加圧及び記録ヘッド7の予備駆動と、メンテナンスシートによるインクの吸収、除去を併せて行うようにしてもよい。
なお、その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態と同様である。
[第三の実施形態]
次に、図7から図9を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第三の実施形態について説明する。なお、第三の実施形態は、記録ヘッド7のメンテナンスを行う構成のみが第一の実施形態及び第二の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第一の実施形態及び第二の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、インクジェット記録装置は、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様に、アクチュエータとして図示しないピエゾ素子等の圧電素子を備える記録ヘッド7を備えている。記録ヘッド7には、インクを吐出するノズルの形成されたノズル面(いずれも図示せず)が設けられている。本実施形態において、記録ヘッド7はヘッド移動機構51(図9参照)により、画像記録を行う位置よりも上方及び搬送方向Xに移動可能であるとともに元の位置に復帰可能に構成されている。なお、例えば、各色毎にユニット化された記録ヘッド7を用いる場合には、ヘッド移動機構51は各ユニット毎に記録ヘッド7を移動可能に構成される。
また、インクジェット記録装置には、記録ヘッド7のノズル面を覆う吸引キャップ52が記録ヘッド7に対応する数だけ設けられている。吸引キャップ52は、図7に示すように、画像記録を阻害しないよう、記録ヘッド7と記録ヘッド7の間等に配置される。吸引キャップ52の底面には、吸引キャップ52の内部に連通するインク連通管53が設けられている。このインク連通管53の途中には、吸引ポンプ55が設けられており、インク連通管53の下端には、吸引したインクを受ける廃液タンク54が設けられている。なお、吸引ポンプ55は、例えば、チューブポンプ等を用いることができるが、ノズル内のインク等を吸引するのに十分な吸引力を確保できるものであれば足り、他の機構を適用することも可能である。
また、図9に示すように、インクジェット記録装置は、第一の実施形態及び第二の実施形態とほぼ同様の制御部26を備えている。本実施形態においても、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様、制御部26は、吐出信号、予備駆動信号、トリガ信号を駆動波形生成部27に送るようになっている。そして、駆動波形生成部27からオン波形信号、オフ波形信号がヘッド駆動部10に送られ、吐出信号又は予備駆動信号に応じたオン波形の電圧、オフ波形の電圧が記録ヘッド7の圧電素子に印加されるようになっており、これにより、記録ヘッド7がインクの吐出又は予備駆動を行うようになっている。
特に、本実施形態においては、制御部26は、メンテナンス時に、ヘッド移動機構51を動作させて記録ヘッド7を上昇させ、さらに吸引キャップ52に対応する位置まで搬送方向Xに移動させた後、吸引キャップ52が記録ヘッド7のノズル面に密着する位置まで記録ヘッド7を下降させるようになっている。
また、制御部26は、吸引ポンプ55を動作させて吸引キャップ52と記録ヘッド7のノズル面との間の空間内の空気を吸引し前記空間内を減圧するようになっている。
さらに、制御部26は、吸引キャップ52によって記録ヘッド7のノズルからインクを吸引する際に、前記駆動波形生成部27に予備駆動信号を送り、記録ヘッド7を予備駆動させるようになっている。
なお、その他の構成は、第一実施形態及び第二の実施形態のものと同様であるので、同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態における作用について説明する。
所定回数の画像記録が行われて記録ヘッド7のメンテナンスが必要となると、制御部26は、ヘッド移動機構により記録ヘッド7を吸引キャップに対応する位置まで移動させる。記録ヘッド7が所定の位置まで移動すると、制御部26が、吸引ポンプ55を動作させ、吸引キャップ52をノズル面に密着させるとともにノズル面と吸引キャップ52との間の空間を減圧する。これにより、ノズル内に残っているインク等の異物が吸引除去される。
このとき併せて、制御部26は、ヘッド駆動部10を動作させて、記録ヘッド7に予備駆動を行わせる。これにより、ノズル内のインク流路が拡張、収縮を繰り返し、ノズル内のインク流路に多くの新しいインクが行き渡る。また、ノズル内のインクが振動することによりノズルの先端に形成されるメニスカスが整えられる。
記録ヘッド7のメンテナンスが完了し、記録ヘッド7が画像記録に適した状態に回復されると、制御部26はヘッド移動機構51を動作させて記録ヘッド7を元の画像記録位置まで移動させる。
以上のように、本実施形態によれば、吸引キャップ52及び吸引ポンプ55によりノズル内のインク等の異物の吸引除去を行いながら、記録ヘッド7を予備駆動させるので、ノズル内のインクが振動することにより、ノズル内の異物の除去をより効果的に行うことができるとともに、ノズル内のインク流路が拡張、収縮を繰り返し、予備駆動を行っていないときと比較して、ノズル内のインク流路により多くの新しいインクが行き渡り、インクの粘度も下がるため、ノズルにおけるメニスカスの再形成を容易にすることができる。
なお、第一の実施形態と同様のメンテナンスシートや第二の実施形態と同様の送液ポンプを設けて、記録ヘッド7の予備駆動と併せて、吸引キャップ52及び吸引ポンプ55による吸引、メンテナンスシートによるインクの吸収、除去、送液ポンプによる加圧のうち2つ以上を適宜組み合わせて行うようにしてもよい。
また、本実施形態においては、記録ヘッド7を移動させるヘッド移動機構51のみを設けて、吸引キャップ52は移動しない構成としたが、吸引キャップ52を移動させる機構を設けて、記録ヘッド7に対応する位置まで吸引キャップ52が移動する構成としてもよい。また、本実施形態においては、メンテナンスの際に記録ヘッド7が上方に移動するものにしたが、プラテン2を昇降させる機構を設けて、メンテナンスの際はプラテン2が所定の位置まで下降する構成としてもよい。
なお、その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様である。
[第四の実施形態]
次に、図10又は図11を参照しつつ、本発明に係るインクジェット記録装置の第四の実施形態について説明する。なお、第四の実施形態は、第三の実施形態の変形であるため、以下においては、特に第三の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、インクジェット記録装置は、第三の実施形態と同様の記録ヘッド7が設けられており、記録ヘッド7はヘッド移動機構51(図11参照)により、画像記録を行う位置よりも上方に移動可能であるとともに元の位置に復帰可能に構成されている。なお、第三の実施形態と同様に、例えば、各色毎にユニット化された記録ヘッド7を用いる場合には、ヘッド移動機構51は各ユニット毎に記録ヘッド7を移動可能に構成される。
図10に示すように、インクジェット記録装置には、一部の記録ヘッド7のノズル面を覆うに足りる吸引キャップ52が設けられている。吸引キャップ52は、画像記録を阻害しないように、記録ヘッド7と記録ヘッド7の間等に配置される。なお、吸引キャップ52は、記録ヘッド7のノズル面の少なくとも一部分に密着可能であればよく、1つの記録ヘッド7の一部分を覆うに足りる大きさのものであってもよい。吸引キャップ52はキャップ移動機構56(図11参照)によって記録媒体の搬送方向及び搬送方向に直交する方向に移動可能に構成されている。吸引キャップ52には、第三の実施形態と同様に、インク連通管53を介して廃液タンク54が接続されており、このインク連通管53の途中には、吸引ポンプ55が設けられている。
また、インクジェット記録装置には、ノズルのうちメンテナンスが必要なものがあるか否かを検知する検知機構57が設けられている。検知機構57は、例えば、レーザーやLED等により光を発する発光部(図示せず)と発光部から発せられた光を感知する受光素子を内蔵する受光部(図示せず)とからなる光センサである。発光部と受光部とは、ノズル8からインクが吐出された際、インクを挟んで発光部の発光面(図示せず)と受光部の受光面(図示せず)とが互いに対向するように配置されており、発光部から照射された光を受光部が受光できたか否かによって記録ヘッド7からインクが正常に吐出されたか否かを検知できるようになっている。なお、検知機構57の構成はここに例示したものに限定されず、インクが正常に吐出されたか否かを検知できるものであれば、光センサ以外の各種検知手段を適用することができる。
また、図11に示すように、インクジェット記録装置は、第一の実施形態から第三の実施形態とほぼ同様の制御部26を備えている。本実施形態においても、第一の実施形態から第三の実施形態と同様、制御部26は、吐出信号、予備駆動信号、トリガ信号を駆動波形生成部27に送るようになっている。そして、駆動波形生成部27からオン波形信号、オフ波形信号がヘッド駆動部10に送られ、吐出信号又は予備駆動信号に応じたオン波形の電圧、オフ波形の電圧が記録ヘッド7の圧電素子に印加されるようになっており、これにより、記録ヘッド7がインクの吐出又は予備駆動を行うようになっている。
制御部26には検知機構57による検知結果が送られるようになっており、制御部26はこの検知結果により記録ヘッド7のメンテナンスの要否の判断、及び、メンテナンスの必要なノズルの特定を行うようになっている。
また、本実施形態においては、制御部26は、メンテナンス時に、ヘッド移動機構51を動作させて記録ヘッド7を上昇させる。さらに、制御部26は、キャップ移動機構56を制御してメンテナンスが必要とされるノズル8に対応する位置まで吸引キャップ52を移動させた後、ヘッド移動機構51を動作させて吸引キャップ52が記録ヘッド7のノズル面に密着する位置まで記録ヘッド7を下降させるようになっている。
また、吸引キャップ52がノズル面に密着すると、制御部26は、吸引ポンプ55を動作させて吸引キャップ52と記録ヘッド7のノズル面9との間の空間内の空気を吸引し前記空間内を減圧するようになっている。
さらに、制御部26は、吸引キャップ52によって記録ヘッド7のノズルからインクを吸引する際に、前記駆動波形生成部27に予備駆動信号を送り、記録ヘッド7を予備駆動させるようになっている。
なお、その他の構成は、第一実施形態から第三の実施形態のものと同様であるので、同一箇所には同一の符号を付してその説明を省略する。
次に、本実施形態における作用について説明する。
検知機構57による検知結果から制御部26が記録ヘッド7のメンテナンスが必要と判断すると、記録ヘッド7のメンテナンスが必要となると、制御部26は、ヘッド移動機構51により記録ヘッド7を上昇させるとともにメンテナンスが必要とされるノズルに対応する位置まで吸引キャップ52を移動させる。吸引キャップ52が所定の位置まで移動すると、制御部26は、記録ヘッド7を吸引キャップ52に当接する位置まで下降させる。次に、制御部26は吸引ポンプ55を動作させ、吸引キャップ52をノズル面に密着させるとともにノズル面と吸引キャップ52との間の空間を減圧することによりノズル内に残っているインク等の異物が吸引除去される。
このとき併せて、制御部26は、ヘッド駆動部10を動作させて、記録ヘッド7に予備駆動を行わせる。これにより、ノズル内のインク流路が拡張、収縮を繰り返し、ノズル内のインク流路に多くの新しいインクが行き渡る。また、ノズル内のインクが振動することによりノズルの先端に形成されるメニスカスが整えられる。
記録ヘッド7のメンテナンスが完了し、記録ヘッド7が画像記録に適した状態に回復されると、制御部26はヘッド移動機構51を動作させて記録ヘッド7を元の画像記録位置まで移動させるとともに、キャップ移動機構56を動作させて吸引キャップ52を元の画像記録を阻害しない位置に移動させる。
以上のように、本実施形態によれば、吸引キャップ52及び吸引ポンプ55によりノズル内のインク等の異物の吸引除去を行いながら、記録ヘッド7を予備駆動させるので、ノズル内のインクが振動することにより、ノズル内の異物の除去をより効果的に行うことができるとともに、ノズル内のインク流路が拡張、収縮を繰り返し、予備駆動を行っていないときと比較して、ノズル内のインク流路により多くの新しいインクが行き渡り、インクの粘度も下がるため、ノズルにおけるメニスカスの再形成を容易にすることができる。
また、吸引キャップ52を移動させるキャップ移動機構56を備えているため、吸引キャップ52をメンテナンスが必要なノズルに対応する位置まで自由に移動させることができ、記録ヘッド7が長大である場合でも吸引キャップ52は小さなもので足りる。このため、装置全体の小型化、軽量化を実現することができる。
なお、本実施形態においては、光センサによる検知機構57を備えるものとしたが、このような検知機構を備えない構成としてもよい。この場合には、例えば、テスト印字等を行うことによりメンテナンスの必要なノズルを特定し、適宜メンテナンスを行うようにする。
なお、その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態から第三の実施形態と同様である。
本発明に係るインクジェット記録装置の第一実施形態を模式的に示した側断面図である。 図1に示すインクジェット記録装置のメンテナンスシート及び記録ヘッドの平面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第一実施形態の制御構成の概略を示した要部ブロック図である。 図4(a)は、吐出時の駆動波形の一例を示した図である。図4(b)は、予備駆動時の駆動波形の一例を示した図である。 第一実施形態におけるインクジェット記録装置の変形例に適用可能なインク拭き取り装置の一例を示す斜視図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第二実施形態を模式的に示した側断面図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第三実施形態を模式的に示した側断面図である。 図8(a)は、図7に示すインクジェット記録装置の記録時の吸引キャップの位置を示す概略図である。図8(b)は、吸引時における記録ヘッドと吸引キャップの状態を示す概略図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第三実施形態の制御構成の概略を示した要部ブロック図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第四実施形態における記録ヘッドと吸引キャップを模式的に示した図である。 本発明に係るインクジェット記録装置の第四実施形態の制御構成の概略を示した要部ブロック図である。
符号の説明
7 記録ヘッド
8 ノズル
9 ノズル面
10 ヘッド駆動部
15 メンテナンスシート
26 制御部
27 駆動波形生成部
45 送液ポンプ
55 吸引ポンプ
P 記録媒体
X 搬送方向

Claims (4)

  1. 記録媒体を搬送方向に搬送しながら画像記録を行うインクジェット記録装置において、
    複数のノズルが形成されたノズル面を有し、前記ノズルから前記記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを駆動させるヘッド駆動部と、
    インクを吸収して前記ノズル及び前記ノズル面のメンテナンスを行うシートと、
    前記シートを搬送するシート搬送機構と、
    メンテナンス時にインクを吐出しない程度に前記記録ヘッドが予備駆動するように前記ヘッド駆動部を制御する制御部とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 記録媒体を搬送方向に搬送しながら画像記録を行うインクジェット記録装置において、
    複数のノズルが形成されたノズル面を有し、前記ノズルから前記記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを駆動させるヘッド駆動部と、
    前記記録ヘッドにインクを供給するインクタンクと、
    前記インクタンクから前記記録ヘッドにインクを送液する送液ポンプと、
    前記送液ポンプによる送液を行いながら、インクを吐出しない程度に前記記録ヘッドが予備駆動するように前記ヘッド駆動部を制御する制御部とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 記録媒体を搬送方向に搬送しながら画像記録を行うインクジェット記録装置において、
    複数のノズルが形成されたノズル面を有し、前記ノズルから前記記録媒体に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを駆動させるヘッド駆動部と、
    メンテナンス時に、前記ノズル面に密着可能な吸引キャップと、
    前記吸引キャップが前記ノズル面に密着した際前記ノズル面と前記吸引キャップとの間に生じる空間を減圧し前記ノズル内のインクを吸引する吸引ポンプと、
    前記吸引ポンプによるインクの吸引を行いながら、インクを吐出しない程度に前記記録ヘッドが予備駆動するように前記ヘッド駆動部を制御する制御部とを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 前記吸引キャップを移動させる移動機構を備え、
    前記吸引キャップは、少なくとも前記ノズル面の一部分に密着可能であり、前記吸引ポンプは、少なくともメンテナンスが必要とされる前記ノズル内のインクを吸引可能なものであることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
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