JP2006297260A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガス浄化用触媒の耐熱性及び排気ガス浄化性能の向上を図る。
【解決手段】酸素吸蔵能を有する複酸化物、例えばCeZr複酸化物の結晶格子点又は格子点間にRh等の触媒金属3が配置された触媒金属ドープ複酸化物1と、Al23にCe及びZrが複合されている複合酸化物2とを混合して、ハニカム状担体にコーティングする。
【選択図】 図1

Description

本発明は排気ガス浄化用触媒に関するものである。
自動車に用いられる排気ガス浄化用触媒は、Pt、Pd、Rh等の触媒金属が含浸法や蒸発乾固法等によって比表面積の大きな活性アルミナや酸素吸蔵材等の表面に担持されている。最近では、酸素吸蔵材について、その耐熱性を向上する技術や酸素吸蔵・放出量を増大させる技術の提案が多くなされている。
例えば、酸素吸蔵材の耐熱性を向上させる技術が特許文献1に記載されている。それは、酸素吸蔵材として知られているセリア−ジルコニア固溶体が高温ガスに長時間晒されると相分離を生ずるという問題、また、アルミナ、セリア及びジルコニアの少なくとも2種を含む複合酸化物のコート層をハニカム担体に形成し、これに触媒金属を担持させると、高温ガスに長時間晒されたときにコート層のひび割れや剥離を生ずるという問題に対策するものである。
具体的には、アルミナにセリア及びジルコニアを複合させるとともに、その組成比を(Al23)a(CeO2)b(ZrO2)1-b(但しa=0.4〜2.5,b=0.2〜0.7)にする、或いはさらにランタニアやイットリアを複合させてその組成比を(Al23)a(CeO2)b(ZrO2)1-b(Y23)c(La23)d(a=0.4〜2.5,b=0.2〜0.7,c=0〜0.2,d=0〜0.1)にする、というものである。但し、この複合酸化物におけるアルミナ量は約65質量%以下である。
また、本出願人は、酸素吸蔵材であるCe−Zr系複酸化物の結晶格子又は原子間(格子点間)に触媒金属を配置することによって、該酸素吸蔵材の酸素吸蔵・放出量を増大させるとともに、酸素吸蔵・放出速度を高めることを提案している(特許文献2参照)。すなわち、Rhのような触媒金属をCeZrNd系複酸化物にドープした触媒金属ドープ複酸化物と活性アルミナとを混合した触媒は、ライトオフ性能及び高温浄化性能が高いことを示した。
特開2000−271480号公報 特開2004−174490号公報
ところで、上記触媒金属ドープ複酸化物と活性アルミナとを混合した触媒は、アルミナに酸素吸蔵能がないことから、本出願人はさらに性能改善を図るべく、活性アルミナの一部を酸素吸蔵能を有するCeZr複酸化物に代えることを試みた。しかし、予想に反して、熱エージング後の排気ガス浄化性能はCeZr複酸化物の添加によって悪化することがわかった。これは、エージングによってCeZr複酸化物の比表面積が低下し、この複酸化物が酸素吸蔵材として有効に働かず、かえって、触媒金属ドープ複酸化物や活性アルミナによる排気ガスの浄化に悪影響を与えたためと考えられる。
本発明は、このような問題を解決し、触媒金属ドープ複酸化物を用いた触媒の排気ガス浄化性能の向上を図ることを課題とする。
本発明は、このような課題に対して、アルミナに少なくともCeとZrとを複合させてなる複合酸化物を上記触媒金属ドープ複酸化物と組み合わせるようにした。
すなわち、請求項1に係る発明は、酸素吸蔵能を有する複酸化物の結晶格子点又は格子点間に触媒金属が配置された触媒金属ドープ複酸化物と、Al23にCe及びZrが複合されている複合酸化物とを含有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒である。
上述のような複合酸化物は、酸素吸蔵能を有するとともに、高温の排気ガスに晒されても比表面積の低下が少なくなる。このため、本発明によれば、当該酸素吸蔵能を有する比表面積の大きな複合酸化物と触媒金属ドープ複酸化物との相互作用により、高温の排気ガスに晒される使用環境下にあっても、優れた排気ガス浄化性能を長期にわたって確保することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1において、
上記複合酸化物は、上記Al23に、上記Ce及びZrに加えて他の希土類元素が少なくとも一種複合されたものであり、該複合酸化物におけるAl23の質量比が65%以上95%以下であることを特徴とする。
従って、当該複合酸化物の場合、Al23がマトリックス粒子を構成し、このマトリックス粒子の表面や内部にCe、Zr及び他の希土類元素の各酸化物や、それらの元素が2種以上組合わさった複合酸化物が微小形態で分散したものになり、また、金属状態のCeやZr、他の希土類元素が微小形態で分散することもある。
このため、当該複合酸化物は高温の排気ガスに晒されたときのAl23の相変化が抑制され、比表面積の低下が少なくなる。また、CeO2や、CeとZrとの複合酸化物は、上記マトリックスに微小形態で分散していることにより、高温の排気ガスに晒されたときのシンタリングが防止され、その酸素吸蔵能の低下が少なくなる。これにより、優れたライトオフ性能及び高温浄化性能が維持される。
この場合、複合酸化物におけるAl23の質量比が65%未満になると、該複合酸化物の熱安定性が低くなり、また、当該質量比が95%を越えると、酸素吸蔵能が低くなる。
以上のように請求項1に係る発明によれば、酸素吸蔵能を有する複酸化物の結晶格子点又は格子点間に触媒金属が配置された触媒金属ドープ複酸化物と、Al23にCe及びZrが複合されている複合酸化物とを含有するから、高温の排気ガスに晒されても比表面積の低下が少なく且つ酸素吸蔵能を有する複合酸化物と触媒金属ドープ複酸化物との相互作用により、優れた排気ガス浄化性能が長期にわたって維持される。
また、請求項2に係る発明によれば、請求項1において、上記複合酸化物は、上記Al23に、上記Ce及びZrに加えて他の希土類元素が少なくとも一種複合されたものであり、該複合酸化物におけるAl23の質量比が65%以上95%以下であるから、耐熱性(高温の排気ガスに晒されたときの比表面積の低下防止)と酸素吸蔵能の確保に有利になり、優れたライトオフ性能及び高温浄化性能を長期にわたって維持することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る自動車の三元触媒として有用な排気ガス浄化用触媒を模式的に示す断面図である。同図において、1は酸素吸蔵能を有する複酸化物の結晶格子点又は格子点間に触媒金属3が配置された触媒金属ドープ複酸化物、2はAl23にCe、Zr等が複合されているアルミナ系複合酸化物である。当該触媒では、上記触媒金属ドープ複酸化物1と複合酸化物2とが混合されてバインダ(図示省略)により固められている。
この触媒は、ハニカム状担体にコーティングして或いはペレット状にして自動車の排気通路に配置し使用することができ、必要に応じて触媒金属ドープ複酸化物1やアルミナ系複合酸化物2に他の触媒金属、例えばPtやPdを担持することもできる。ハニカム状担体にコーティングする場合、単一層にすることもできるが、他の触媒材料による触媒層との積層構造にするようにしてもよい。
触媒金属ドープ複酸化物1の複酸化物(母材)としては、CeとZrとの複酸化物、CeとPrとの複酸化物、CeとZrとPrとの複酸化物、或いはさらにNdを含む複酸化物が酸素吸蔵能を得ながら耐熱性を高める上で好ましい。触媒金属としては、酸素吸蔵量及び酸素吸蔵速度を高めながら三元触媒として機能させる上でRhが好ましいが、Ptであってもよく、或いはPt及びRhの両者をドープするようにしてもよい。
アルミナ系複合酸化物2としては、Al23にCe及びZrが酸化物として或いは複酸化物として複合されているものの他、Ce及びZrに加えて、Ce以外の希土類元素、例えばLaやYがさらに複合されているものであってもよい。この複合酸化物2におけるAl23の質量比は65%以上95%以下であることが好ましく、さらには70%以上90%以下が好ましい。
触媒金属ドープ複酸化物に対するアルミナ系複合酸化物の混合比率(複合酸化物/触媒金属ドープ複酸化物)は、例えば0.2〜1.5程度とすることができる。また、上記アルミナ系複合酸化物に加えて、活性アルミナを上記触媒金属ドープ複酸化物に混合することもできる。
<実施例及び比較例>
以下、本発明の実施例及び比較例を説明する。
−実施例1−
触媒金属ドープ複酸化物としてRh−CeZrNdOを調製した。これは、Ce、Zr及びNdを含有する複酸化物の結晶格子点又は格子点間に触媒金属としてRhが配置されたものである。その調製には、Ce、Zr、Nd及びRhの各溶液を原料とする共沈法を採用した。その調製法は次の通りである。
まず、オキシ硝酸ジルコニウム、硝酸第一セリウム、硝酸ネオジム(III)及び硝酸ロジウム各々の所定量と水とを混合して合計300mLとし、この混合溶液を室温で約1時間撹拌する。この混合溶液を80℃まで加熱昇温させた後、ガラス棒を用いて強く、素早く攪拌しつつ、別のビーカーに用意していた28%アンモニア水50mLを一気に加えて混合する。このアンモニア水の添加・混合は1秒以内に完了させる。アンモニア水の混合により白濁した溶液を一昼夜放置し、生成したケーキを遠心分離器にかけ、十分に水洗する。この水洗したケーキを約150℃の温度で乾燥させた後、400℃の温度に5時間保持し、次いで500℃の温度に2時間保持するという条件で焼成する。
以上により得られたRh−CeZrNdOはRh成分を添加して共沈法により生成されているから、Rhは、Ce及びZrと同じく当該複酸化物の結晶格子点に配置され、換言すれば、当該複酸化物に強く結合した状態になる。あるいはRhは当該複酸化物の格子点間に配置された状態になる。いずれにしても、Rhが複酸化物の結晶子の表面及び結晶子の内部において均一に分散した状態になる。
Rh−CeZrNdOにおけるCeZrNdO複酸化物の質量組成比は、CeO2:ZrO2:Nd23=22.5:67.5:10であり、該複酸化物におけるRh量は0.116質量%である。
一方、アルミナ系複合酸化物として、Al23にCe及びZrが複合されたCeZr−Al23をRh−CeZrNdOと同じく共沈法によって調製した。このCeZr−Al23の質量組成比は、Al23:CeO2:ZrO2=81.8:10.6:7.6である。
上記Rh−CeZrNdOとCeZr−Al23とジルコニアバインダとを、ハニカム状担体1L当たりの担持量がそれぞれ112g/L、51g/L、18g/Lとなるように秤量して混合し、これにイオン交換水を添加することによってスラリーを調製した。このスラリーに担体を浸漬して引き上げ、余分なスラリーを吹き飛ばす、という方法により、担体にスラリーをコーティングした。次いで、これを150℃の温度で1時間乾燥し、540℃の温度で2時間焼成することによって、セル壁表面に触媒層を形成した。
−実施例2−
アルミナ系複合酸化物として、実施例1のCeZr−Al23に代えてCeZrLa−Al23を採用し、他は実施例1と同様にしてRh−CeZrNdOとCeZrLa−Al23とが混合されてなる触媒層をハニカム状担体のセル壁表面に形成した。CeZrLa−Al23は、Al23にCe、Zr及びLaが複合されたものであり、共沈法によって調製した。このCeZrLa−Al23の質量組成比は、Al23:CeO2:ZrO2:La23=80.5:10.4:7.4:1.7である。また、Rh−CeZrNdO、CeZrLa−Al23及びジルコニアバインダの担体に対する担持量は、実施例1と同じく、それぞれ112g/L、51g/L、18g/Lである。
−実施例3−
アルミナ系複合酸化物として、実施例1のCeZr−Al23に代えてCeZrLaY−Al23を採用し、他は実施例1と同様にしてRh−CeZrNdOとCeZrLaY−Al23とが混合されてなる触媒層をハニカム状担体のセル壁表面に形成した。CeZrLaY−Al23は、Al23にCe、Zr、La及びYが複合されたものであり、共沈法によって調製した。このCeZrLaY−Al23の質量組成比は、Al23:CeO2:ZrO2:La23:Y23=80.1:10.4:7.4:1.7:0.4である。また、Rh−CeZrNdO、CeZrLaY−Al23及びジルコニアバインダの担体に対する担持量は、実施例1と同じく、それぞれ112g/L、51g/L、18g/Lである。
−比較例1−
実施例1のCeZr−Al23に代えてLa−Al23を採用し、他は実施例1と同様にしてRh−CeZrNdOとLa−Al23とが混合されてなる触媒層をハニカム状担体のセル壁表面に形成した。La−Al23は、Al23にLaが5質量%複合されたものである。また、Rh−CeZrNdO、La−Al23及びジルコニアバインダの担体に対する担持量は、実施例1と同じく、それぞれ112g/L、51g/L、18g/Lである。
−比較例2−
実施例1のCeZr−Al23に代えてLa−Al23及びCeZrOを採用し、他は実施例1と同様にしてRh−CeZrNdOとLa−Al23とCeZrOとが混合されてなる触媒層をハニカム状担体のセル壁表面に形成した。CeZrOは、CeとZrとを含有する複酸化物であり、質量組成比はCeO2:ZrO2=25:75である。また、担体に対する担持量は、Rh−CeZrNdOが112g/L、La−Al23が41.7g/L、CeZrOが9.3g/L、ジルコニアバインダが18g/Lである。
<触媒の評価>
上記実施例及び比較例の各触媒について、モデルガス流通反応装置及び排気ガス分析装置を用いて、HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)及びNOx(窒素酸化物)の浄化に関するライトオフ温度T50、並びに高温浄化率C400及びC500を測定した。供試触媒にはいずれも大気雰囲気において1000℃で24時間保持するエージングを事前に施した。また、空燃比リッチのモデルガス(温度600℃)を供試触媒に10分間流した後に当該測定を行なった。T50は、触媒に流入するモデルガス温度を常温から漸次上昇させていき、浄化率が50%に達したときの触媒入口のガス温度である。C400は触媒入口ガス温度が400℃のときの浄化率、C500は触媒入口ガス温度が500℃のときの浄化率である。
モデルガスは、A/F=14.7±0.9とした。すなわち、A/F=14.7のメインストリームガスを定常的に流しつつ、所定量の変動用ガスをパルス状に添加することにより、A/Fを±0.9の振幅で強制的に振動させた。この振動数は1Hzとした。空間速度SVは60000h-1、モデルガスの昇温速度は30℃/分である。
T50の結果を図2に、C400の結果を図3に、C500の結果を図4にそれぞれ示す。比較例2は、比較例1のLa−Al23の一部が酸素吸蔵材として働くCeZrOで置換されたものであるが、その置換によって触媒全体としての酸素吸蔵能が高まっていると考えられるにも拘わらず、結果はT50、C400及びC500のいずれも比較例1よりも悪くなっている。これは、先に述べたように、エージングによってCeZrOの比表面積が低下し、これが酸素吸蔵材として有効に働かず、かえって、触媒金属ドープ複酸化物や活性アルミナによる排気ガスの浄化に悪影響を与えたためと考えられる。
これに対して、実施例1〜3はいずれも比較例1よりもT50、C400及びC500の結果が良くなっている。これは、Al23にCe及びZr、さらにはLa、Yを複合させると、比表面積自体はLa−Al23に比べて低下するものの、熱安定性を損なうことなく酸素吸蔵能が得られ、この酸素吸蔵能が付与されたことが排気ガスの浄化に有効に働くようになったためと考えられる。また、実施例2,3が実施例1よりも良い結果を示しているのは、LaやYが当該複合酸化物の熱安定性を高め、上述のエージングによる酸素吸蔵能の低下が少なくなったためと考えられる。
<アルミナ系複合酸化物のAl23比率について>
実施例1に関し、上記CeZr−Al23におけるAl23比率(Al23/(Al23+CeO2+ZrO2)の質量比)を変化させて、上記HCの浄化に関するライトオフ温度HC−T50及びNOx浄化に関する400℃での浄化率NOx−C400を上述の触媒の評価方法に基いて測定した。実施例2及び実施例3に関しても、CeZrLa−Al23におけるAl23比率(Al23/(Al23+CeO2+ZrO2+La23)の質量比)、CeZrLaY−Al23におけるAl23比率(Al23/(Al23+CeO2+ZrO2+La23+Y23)の質量比)を変化させて、同様の測定を行なった。結果を図5に示す。
Al23比率の変化がHC−T50及びNOx−C400に及ぼす影響は、実施例1〜3のいずれにおいても同様の傾向を示している。そうして、図5のグラフから、Al23比率は、実施例1〜3のいずれにおいても、65質量%以上95質量%以下にすると、比較例1よりも排気ガス浄化性能が向上することがわかり、特に70質量%以上90質量%以下にすること、さらには80質量%以上90質量%以下にすることが好ましいということができる。
次に示す表1は、上記実施例2,3におけるAl23比率70、80及び90のケースについて、HC、CO及びNOxの浄化に関するT50、C400及びC500の測定結果を、実施例1、比較例1,2のデータと共に表したものである。なお、表1においては、アルミナ系複合酸化物のAl23比率を概数で表しているが、実際の数値は表2の通りである。
Figure 2006297260
Figure 2006297260
表1より、図5に示すHC−T50及びNOx−C400に限らず、CO及びNOxの浄化に関するT50、HC及びCOの浄化に関するC400、HC、CO及びNOxの浄化に関するC500に関しても、Al23比率を70質量%以上90質量%以下にすること、さらには80質量%以上90質量%以下にすることが有効であることがわかる。
本発明に係る排気ガス浄化用触媒を模式的に示す断面図である。 実施例及び比較例のライトオフ温度T50を示すグラフ図である。 実施例及び比較例の高温浄化率C400を示すグラフ図である。 実施例及び比較例の高温浄化率C500を示すグラフ図である。 Al23比率の変化がHC−T50及びNOx−C400に及ぼす影響を示すグラフ図である。
符号の説明
1 触媒金属ドープ複酸化物
2 アルミナ系複合酸化物
3 触媒金属

Claims (2)

  1. 酸素吸蔵能を有する複酸化物の結晶格子点又は格子点間に触媒金属が配置された触媒金属ドープ複酸化物と、Al23にCe及びZrが複合されている複合酸化物とを含有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 請求項1において、
    上記複合酸化物は、上記Al23に、上記Ce及びZrに加えて他の希土類元素が少なくとも一種複合されたものであり、該複合酸化物におけるAl23の質量比が65%以上95%以下であることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
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