JP2006292650A - レンズメータ - Google Patents

レンズメータ Download PDF

Info

Publication number
JP2006292650A
JP2006292650A JP2005116523A JP2005116523A JP2006292650A JP 2006292650 A JP2006292650 A JP 2006292650A JP 2005116523 A JP2005116523 A JP 2005116523A JP 2005116523 A JP2005116523 A JP 2005116523A JP 2006292650 A JP2006292650 A JP 2006292650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
distance
measurement position
measurement
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005116523A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5015429B2 (ja
Inventor
Itaru Aoyama
格 青山
Tadashi Kajino
正 梶野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to JP2005116523A priority Critical patent/JP5015429B2/ja
Publication of JP2006292650A publication Critical patent/JP2006292650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5015429B2 publication Critical patent/JP5015429B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】 眼鏡フレームに枠入れされた左右の累進レンズにおけるPDを容易に測定することができ、操作性に優れたレンズメータを提供する。
【解決手段】 被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、被検レンズが累進レンズであった場合、被検レンズの測定位置が遠用部の領域内であると判定されたときに被検レンズの測定位置における受光素子の出力信号に基づいて被検レンズ測定位置から遠用度数測定位置までの左右方向の距離を求める第1距離算出手段と、眼鏡フレームの鼻当てに当接し左右方向に移動可能な鼻当て部材を有し、鼻当て部材の移動量に基づいて測定位置から鼻当て部材までの距離を算出する第2距離算出手段と、前記両距離を合算することにより、眼鏡フレームのブリッジ中心から被検レンズの遠用度数測定位置までの左右方向の距離を求める第3距離算出手段と、第3距離算出手段によって求められた距離を表示する表示手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検レンズの光学特性を測定するレンズメータに関する。
被検レンズに測定光束を投光し、被検レンズを透過した測定光束を受光素子により検出し、その検出結果に基づいて被検レンズの光学特性を得るレンズメータが知られている。従来のこの種のレンズメータにおいては、眼鏡フレームの鼻当てに鼻当て部材を当接させ、この鼻当て部材の左右の移動位置に基づいて眼鏡フレームに枠入れされた左右のレンズの光学中心間距離(累進レンズにおいては遠用部のアイポイント間距離 以下PDと略す)を測定する機能を有したものが知られている(特許文献1 参照)。
特開平9−54014号公報
このようなPD測定機能を有したレンズメータにて、累進レンズのPD測定を行う場合、始めに遠用部の領域を決定させた後、さらに遠用度数測定位置(アイポイント)を求める必要があった。しかしながら、このような作業は手間であり、時間がかかるという問題があった。
上記従来技術の問題点に鑑み、眼鏡フレームに枠入れされた左右の累進レンズにおけるPDを容易に測定することができ、操作性に優れたレンズメータを提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) ノーズピース上に載置される被検レンズに測定光束を投光し該被検レンズを経て前記ノーズピースの開口内を通る前記測定光束を受光素子にて受光する測定光学系を有し、前記受光素子の出力信号に基づいて前記被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、前記被検レンズが累進レンズであった場合に前記受光素子の出力信号に基づいて前記被検レンズの現在の測定位置が遠用部の領域内であるかを判定する遠用部領域判定手段と、該遠用部領域判定手段により前記被検レンズの測定位置が遠用部の領域内であると判定されたときに,前記被検レンズの測定位置における前記受光素子の出力信号に基づいて現在の被検レンズ測定位置から遠用度数測定位置までの左右方向の距離を求める第1距離算出手段と、眼鏡フレームの鼻当てに当接し左右方向に移動可能な鼻当て部材を有し、該鼻当て部材の移動量に基づいて被検レンズの前記測定位置から前記鼻当て部材までの距離を算出する第2距離算出手段と、前記第1距離算出手段及び第2距離算出手段によって求められる前記両距離を合算することにより、眼鏡フレームのブリッジ中心から前記被検レンズの遠用度数測定位置までの左右方向の距離を求める第3距離算出手段と、該第3距離算出手段によって求められた前記距離を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
(2) (1)のレンズメータにおいて、前記表示手段は前記被検レンズの測定位置が少なくとも前記遠用部領域内に入るまでは、表示する距離を前記第2距離算出手段にて算出される距離とすることを特徴とする。
(3) (2)のレンズメータにおいて、前記表示手段は前記被検レンズの測定位置が遠用部の領域内に位置している間は、前記被検レンズの移動位置によらず前記第3距離算出手段にて求められた距離を表示することを特徴とする。
(4) (3)のレンズメータにおいて、前記表示手段は前記第3距離算出手段にて求められた距離を表示した後、さらに現在の測定位置を遠用度数測定位置に導く為の誘導マークを表示することを特徴とする。
本発明によれば、操作性に優れ、眼鏡フレームに枠入れされた左右の累進レンズにおけるPDを効率よく測定することができる。
本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1は実施形態のレンズメータ装置の外観略図である。
1はレンズメータ本体である。2はLCD等で構成されたディスプレイであり、測定結果やアライメント用のターゲット等の測定に必要な情報が表示される。3は入力用のスイッチ部であり、ディスプレイ2上に表示されるスイッチ表示に対応したものを押すことにより、測定モードの切換え等の必要な入力指示を行うことができる。4は被検レンズLEが載置される載置部材としてのノーズピースである。5はレンズ押えであり、これを下に降ろすことでノーズピース4上に載せられたレンズLEを安定して保持することができる。
6は前後方向に移動可能なレンズ当てであり、眼鏡フレーム100に枠入れされたレンズLEの測定において左右フレームの下端(本明細書では、眼鏡フレームやレンズの上下とは眼鏡を装用した状態での上下を意味するものとして使用する)に当接させて安定させる役目を果たす。なお、レンズ当て6は装置に対して前後方向に移動可能に保持されている。7は眼鏡フレーム100に枠入れされた被検レンズLEを測定するときに眼鏡フレームの鼻当てに当接させる鼻パット(鼻当て部材)であり、鼻パット7はレンズ当て6の内部で左右方向に移動可能に保持されている。
8は印点作業を行う際に用いる印点機構である。9はレンズLEの光学特性データを読み取るためのREADスイッチである。スイッチ9を押すことにより、測定値がディスプレイ2にホールド表示されると共に、装置内部のメモリに記憶される。10は装置に電源を投入する電源スイッチである。11はレンズ当て6を前後方向に移動させるための移動レバーである。
図2は被検レンズLEの前後方向及び左右方向の移動位置検出機構200を説明する図である。
50はレンズ当て6の裏板6aに固設されたラックであり、ラック50は前後移動可能に装置の内部で保持されている。ラック50にはピニオン51が噛合し、ピニオン51には軸52が貫通固定されている。軸52の一端には移動レバ−11が固着され、他端にはフレキシブルカップ53を介してポテンショメ−タ54が取り付けられている。移動レバ−11を回すと、ピニオン51の回転によりラック50はレンズ当て6とともに前後に移動するとともに、その回転がポテンショメ−タ54に伝えられる。したがって、レンズ当て6と共に被検レンズLEを移動すると、その前後方向の移動量がポテンショメ−タ54により検出される。
レンズ当て裏板6aには左右方向に平行に伸びる2本のレ−ル55が固定部材を介して固定されており、鼻パット7はこのレ−ル55に沿って移動可能な摺動部材56に係合して一体的に保持されている。6bはレンズ当て表板であり、その背面には直線抵抗体58a及び導電体58bを保持している。摺動部材56にはブラシ57が固定され、その一方の腕が直線抵抗体58aに、もう一方の腕が導電体58bに当接するように、レンズ当て表板6bはレンズ当て裏板6aに取り付けられる。ブラシ57が直線抵抗体58aを摺動することによる電圧の変化を検出することにより、鼻パット7と共に移動する被検レンズの左右方向の移動量(鼻パットから被検レンズの現在の測定位置までの距離)が検出される。言い換えると、眼鏡フレームのブリッジ中心から被検レンズの現在の測定位置までの距離を求めることができる。
図3は光学系と制御系の概略構成図である。20は測定光学系であり、L1はその測定光軸である。測定光学系20は、LED等の測定光源21、コリメーティングレンズ22、ミラー23、測定指標が形成された測定指標板であるグリッド板24、2次元受光センサ25を備える。グリッド板24は本体1の保持部材26に保持され、グリッド板24の上にノーズピース4の開口4aが位置する。その開口4aは、直径8mmの円形である。なお、図4に示すように、グリッド板24には多数の円形孔からなる測定指標30が形成されている。本実施例における測定指標30は、測定光軸L1が通る中心位置に形成された直径0.4mmの中心孔31と、その回りに格子状に配置された直径φ0.2mmの多数の小孔32からなる。小孔22は0.5mmピッチで格子状に分布されている。中心孔31は、他の孔31の対応関係を特定するための基準指標として使用される。
測定光源21からの光束は、コリメーティングレンズ22により平行光束とされた後、ミラー23により反射され、ノーズピース4上に載置されるレンズLEに投光される。レンズLEを透過した光のうち、グリッド板24の中心孔31及び小孔32を通過した光束が受光センサ25に入射する。
受光センサ25からの出力信号は、制御部40に入力される。制御部40には、装置の電源投入時にレンズLE無しの状態で検出される「0D基準」のドット像の座標及び測定情報等を記憶するメモリ41が接続されている。制御部40は、レンズLEが置かれていない場合に、受光センサ25に入射した各小孔32のドット像の座標位置を基準にし、屈折力を持つレンズLEを置いた場合の各ドット像の位置変化から、レンズLEの光学特性(球面度数S、柱面度数C、乱視軸角度A、プリズム量Δ)を演算する。例えば、球面度数のみを持つレンズLEが置かれた場合は、レンズLEが無い場合に対して、各ドット像はレンズLEの光学中心から円形状に等距離に拡大、縮小する。この拡大又は縮小量に基づいて球面度数Sが求められる。また、柱面度数Cを持つレンズLEが置かれた場合は、レンズLEが無い場合に対して、各ドット像はレンズLEの軸中心から楕円状に拡大又は縮小する。この拡大又は縮小量に基づいて柱面度数C、乱視軸角度Aが求められる。また、プリズム量Δは、レンズLEの中心ドット像又はその付近のドット像の平行移動量によって求められる。球面度数、柱面度数及びプリズムを持つレンズは、これらの複合と考えれば良い(特開昭50−145249を参照)。
ここで、レンズLEの光学特性は、隣接する4つ(少なくとも3つ)のドット像を1組として光学特性を算出する。従って、ノーズピースの開口4a内にて複数の測定位置の情報が一度に得られ、ノーズピース開口4a内における光学特性分布が得られる。このため、累進レンズにおいては、現在の測定位置が遠用部にあるか否か、同様に現在の測定位置が近用部にあるか否か、あるいは累進帯にあるか否か等のアライメント状態が、効率良く検出できる。制御部40はアライメント状態の検出結果を基に、ディスプレイ2のアライメント画面の表示を制御する。また、制御部40は受光センサ25の出力に基づき屈折度数分布を所定の時間間隔毎に連続的に得る。
以上のような構成を備えるレンズメータにおいて、遠用部測定、及び眼鏡レンズに枠入れされた左右の被検レンズLEの遠用部のアイポイント間隔(PD)を得る方法を中心に説明する。まず、検者はスイッチ部3の入力によって、単焦点レンズの測定モードもしくは累進レンズの測定モードを選択するとともに、測定するレンズが右レンズか左レンズであるかを指定する。なお、眼鏡フレームの鼻当てに鼻パットを当接させたときのノーズピースに対する鼻パットの左右方向の位置によって右レンズか左レンズかを自動的に判定することもできる。
以下では、累進レンズの測定モードにて、初めに右眼用レンズを選択した場合について説明する。なお、本実施形態にて使用する現在の測定位置とは、複数の測定位置のうちで図3に示す測定光軸L1中心を意味する。
眼鏡フレームは図1に示したように、その鼻当てを鼻パット7に当接させるとともに、フレームの下側をレンズ当て6に当接させる。また、レンズ押え5を用いて被検レンズを安定させる。この状態で測定する被検レンズLE(ここでは右レンズ)がノーズピース4上にくるように、レンズ当て6及び鼻パット7とともに眼鏡フレーム100の上下(装置に対する前後)及び左右の移動調整を行い、測定を開始する。図2に示す測定光軸L1上に被検レンズLEが位置すると、ディスプレイ2のアライメント画面2aには、累進レンズをイメージさせる累進帯のグラフィックを持つレンズマーク300の他に、現在の測定位置を示すクロスライン301、およその遠用度数測定位置を示すターゲット302、被検レンズを遠用部に誘導するためのガイド303が表示される(図5(a)参照)。
なお、累進レンズの近用度数測定位置は遠用度数測定位置に対して2mmほど内寄せ側(鼻側)に位置するので、右眼用レンズが指定された場合、レンズマーク300上の累進帯図は、やや左側に傾斜したグラフィックとして表示される(図1、図5等参照)。このレンズマーク300は、レンズLEの移動によるアライメント状態の変化にともなって移動して表示され、一方、クロスライン301は画面2aの中央にて交差した状態で固定表示される。
ノーズピース4上にレンズLEが載せられると、ノーズピース開口4a内で測定される光学特性分布から、現在の測定位置がレンズLEのどの辺りにあるか(測定光軸に対する大まかなアライメント状態が)、制御部40により判定される。すなわち、レンズLEの上下方向に対してSE値や球面度数S等の光学特性の変化があれば、現在の測定位置がレンズ中央位置付近(累進帯中央部)にあると判定される。レンズLEの上下左右方向に加入度数や柱面度数Cの変化がなく、水平プリズム値(左右方向のプリズム値)が略0であれば、測定位置が遠用部領域付近にあると判定される。なお、この時、制御部40はSE値又は球面度数S、及びプリズム量の分布情報をメモリ42に記憶しておく。
図5(a)の表示状態で、ターゲット302をクロスライン301に寄せるべく、検者がレンズLEを装置奥側に移動させると、図5(b)の如く、中央に固定表示されたクラスライン301に対してレンズマーク300とターゲット302とが画面上の上側に移動(表示位置が変化)するように表示される。被検レンズLEの移動があると、プリズム量と光学特性の数値が変化するので、制御部40は、プレンティスの式[偏心量(mm)=(プリスム量/度数)×10]に基づき、始めに記憶した測定位置からの移動距離を算出する。そして、算出された移動距離に基づいて随時レンズマーク300及びターゲット302と一体的に移動させる(表示位置を変化させる)。なお、被検レンズLEの現在の測定位置が遠用部領域に位置していない間は、制御部40は移動位置検出機構200より得られる距離情報を、仮の右側PD値310として、ディスプレイ2に随時表示する制御を行う(図6(a)参照)。
検者は、レンズLEの遠用部領域を測定光軸L1にアライメントすべく、さらにターゲット302がクロスライン301の交点に位置するようにレンズを移動させていく。制御部40は、測定光軸中心で得られるSE値又は球面度数Sの変化から、加入度数のほぼ無くなった領域に入ったら遠用部領域であると判定し、図5(c)のように、レンズマーク300の移動位置を、ターゲット302がクロスライン301の交点に位置するように移動させる共に、ガイド303を消し、ターゲット302を十字マーク304へと変える。これにより、検者に遠用部のアライメント完了の旨が報知される。
このとき制御部40は、現在の測定位置にて検出されるプリズム値、及び度数に基づいて現在の測定位置から水平方向のプリズム値が0となる位置までの左右方向の距離(偏位量)を演算により求める(柱面度数が無い場合)。そして演算処理によって得られた偏位量を移動位置検出機構200より得られる測定光軸L1と鼻パット7間の距離に加算して、この加算後の距離を右側PD値310′としてディスプレイ2に表示する(図6(b)参照)。なお、制御部40は、測定位置が遠用部の領域内に位置する間は、移動位置検出機構200にて得られる距離と演算により求めた水平方向のプリズム値が0となる位置までの距離とを合算した距離を右側PD値として常に表示させる。また、検者はスイッチ9を押して測定値(度数やPD値等)をディスプレイ2にホールド表示させるとともに、装置内部のメモリ41に記憶させる。なお、遠用部に柱面度数Cが存在する場合には、測定によって得られる光学特性(S,C,A)とプリズム値(水平及び垂直プリズム値)を基に、現在の測定位置から遠用度数測定位置を通る主子午線までの左右方向の距離を演算処理により求め、この距離を先に述べた偏位量として扱うものとしている。
このように、PD値を求める際に被検レンズの遠用部のアイポイント位置(遠用度数測定位置)に正確に合わせなくとも、遠用部の領域に入った時点で演算処理によりPD値を求めるため、時間をかけることなく効率よく測定を行うことができる。
なお、被検レンズLEが遠用部領域に入ると、制御部40は印点作業用として、左右方向への詳細なアライメントを行うための遠用インジケータ305をアライメント画面2aに表示させる(図5(c)参照)。印点作業が必要な場合、検者は図5(c)に示す遠用インジケータ305を見ながら、被検レンズLEを左右方向に移動させる。水平プリズム量が0となる位置(柱面度数がある場合には、遠用度数測定位置を通る主子午線の位置)まで被検レンズLEが移動すると、制御部40はアライメント画面2aから遠用インジケータ305の表示を消す。これにより検者は被検レンズLEの測定位置が遠用部のアイポイントの位置となったことを確認することができる。遠用インジケータ305がアライメント画面2aに表示されなくなると、検者は印点機構8を用いて被検レンズLEに印点を行う。
近用部の測定は、遠用部にて得られた測定値が記憶された後、測定位置が所定の加入度が得られる位置(累進帯)まで被検レンズLEを移動させることにより、スタートする。
近用部の測定ステップに移ると、図7(a)に示すように、制御部40は遠用部を示した十字マーク304を消去し、新たなターゲット306が、累進帯グラフィックの表示と相関を取るように、レンズマーク300の近用部に相当する場所に表示させる。また同時にレンズの移動を誘導するためのガイド307を表示させる。今度は、ここから近用部の光学特性を測定すべく、ターゲット306がクロスライン301の交点に位置するように被検レンズLEを装置手前側に移動させていく。この時、制御部40は、メモリ41に記憶された遠用部におけるプリズム量と光学特性に基づいて、遠用部からの移動距離を算出する。そして、算出された移動距離に基づいてターゲット306及びレンズマーク300がクロスライン301に向かうように移動表示する(表示位置を変化させる)。被検レンズLEの測定位置が累進帯にかかると、制御部40はガイド307を消すとともに近用インジケータ308をターゲット306の上下左右に表示させ、レンズを動かす方向を示す(図7(b)参照)。
検者は近用インジケータ308の誘導表示を参考にして、クロスライン301にターゲット306が近づくようにレンズLEを移動させる。測定光軸を中心として上下方向の測定位置で検出される加入度(あるいはSE値)が上昇し、あるところでほぼ一定となれば、制御部40により上下方向の測定位置が近用部にあると判定される。また、左右方向については、光軸中心の測定位置における光学歪み量が最小値となれば、左右方向の位置も近用部にあると判定される。現在の測定位置が近用度数測定位置にあると判定されると、制御部40は、近用インジケータ308の表示を消すとともに、ターゲット306がクロスライン301の交点に位置するようにレンズマーク300を移動させ表示する。これにより、検者は近用部へのアライメント完了を知ることができ、検者がスイッチ9を押すことにより、近用度数測定位置における測定値がメモリ41に記憶される(なお、アライメント完了と共に、自動的に近用測定値がメモリ41に記憶されるようにしてもよい)。これにより近用度数測定位置が判るため、遠用度数測定位置に対する内寄せ量や枠入れ加工時のレイアウトの確認を行うことができる。
このような操作を右側レンズだけでなく、左側レンズおいても同様に行うことによって、遠用部の右側及び左側のPD値、及び両眼PDを容易に得ることができる。
なお、本実施形態では左右方向における近用度数測定位置の算出は、光軸中心の測定位置における光学歪み量が最小値となる位置としているが、これに限るものではなく、左右方向において、およその近用度数測定位置が判るような条件が得られていればよい。例えば、左右方向において加入度数が最も高い位置や、左右方向において柱面度数の絶対値が最も低いとされる位置を左右方向における近用度数測定位置とすることもできる。
本実施形態におけるレンズメータの外観を示した図である。 本実施形態における移動位置検出機構の構成を示した図である。 本実施形態におけるレンズメータの光学系及び制御系を示した図である。 グリット板の構成を示した図である。 累進レンズにおける遠用部位置合せの流れを示した図である。 ディスプレイに表示例を示した図である。 売り審レンズにおける近用部位置合せの流れを示した図である。
符号の説明
1 レンズメータ本体
2 ディスプレイ
4 ノーズピース
7 鼻パット
20 測定光学系
24 グリット板
25 2次元受光センサ
40 制御部
41 メモリ
200 移動位置検出機構




Claims (4)

  1. ノーズピース上に載置される被検レンズに測定光束を投光し該被検レンズを経て前記ノーズピースの開口内を通る前記測定光束を受光素子にて受光する測定光学系を有し、前記受光素子の出力信号に基づいて前記被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、前記被検レンズが累進レンズであった場合に前記受光素子の出力信号に基づいて前記被検レンズの現在の測定位置が遠用部の領域内であるかを判定する遠用部領域判定手段と、該遠用部領域判定手段により前記被検レンズの測定位置が遠用部の領域内であると判定されたときに,前記被検レンズの測定位置における前記受光素子の出力信号に基づいて現在の被検レンズ測定位置から遠用度数測定位置までの左右方向の距離を求める第1距離算出手段と、眼鏡フレームの鼻当てに当接し左右方向に移動可能な鼻当て部材を有し、該鼻当て部材の移動量に基づいて被検レンズの前記測定位置から前記鼻当て部材までの距離を算出する第2距離算出手段と、前記第1距離算出手段及び第2距離算出手段によって求められる前記両距離を合算することにより、眼鏡フレームのブリッジ中心から前記被検レンズの遠用度数測定位置までの左右方向の距離を求める第3距離算出手段と、該第3距離算出手段によって求められた前記距離を表示する表示手段と、を備えることを特徴とするレンズメータ。
  2. 請求項1のレンズメータにおいて、前記表示手段は前記被検レンズの測定位置が少なくとも前記遠用部領域内に入るまでは、表示する距離を前記第2距離算出手段にて算出される距離とすることを特徴とするレンズメータ。
  3. 請求項2のレンズメータにおいて、前記表示手段は前記被検レンズの測定位置が遠用部の領域内に位置している間は、前記被検レンズの移動位置によらず前記第3距離算出手段にて求められた距離を表示することを特徴とするレンズメータ。
  4. 請求項3のレンズメータにおいて、前記表示手段は前記第3距離算出手段にて求められた距離を表示した後、さらに現在の測定位置を遠用度数測定位置に導く為の誘導マークを表示することを特徴とするレンズメータ。

JP2005116523A 2005-04-14 2005-04-14 レンズメータ Active JP5015429B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005116523A JP5015429B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 レンズメータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005116523A JP5015429B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 レンズメータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006292650A true JP2006292650A (ja) 2006-10-26
JP5015429B2 JP5015429B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=37413359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005116523A Active JP5015429B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 レンズメータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5015429B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2437042A1 (en) 2010-09-30 2012-04-04 Nidek Co., Ltd. Lens meter
JP2012107910A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Nidek Co Ltd レンズメータ
US9322739B2 (en) 2013-03-29 2016-04-26 Nidek Co., Ltd. Eyeglass lens measuring apparatus, method for distinguishing upper portion from lower portion of eyeglass lens, and point marking adapter
WO2020067036A1 (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 株式会社レクザム レンズメーターにおける近点誘導マークの表示装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0658842A (ja) * 1992-04-30 1994-03-04 Nidek Co Ltd レンズメ−タ及びその測定方法
JPH0712682A (ja) * 1993-06-22 1995-01-17 Canon Inc レンズ屈折度測定装置
JPH0954014A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Nidek Co Ltd レンズメ−タ
JP2005241605A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Nidek Co Ltd レンズメータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0658842A (ja) * 1992-04-30 1994-03-04 Nidek Co Ltd レンズメ−タ及びその測定方法
JPH0712682A (ja) * 1993-06-22 1995-01-17 Canon Inc レンズ屈折度測定装置
JPH0954014A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Nidek Co Ltd レンズメ−タ
JP2005241605A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Nidek Co Ltd レンズメータ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2437042A1 (en) 2010-09-30 2012-04-04 Nidek Co., Ltd. Lens meter
US8928870B2 (en) 2010-09-30 2015-01-06 Nidek Co., Ltd. Lens meter
JP2012107910A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Nidek Co Ltd レンズメータ
US9322739B2 (en) 2013-03-29 2016-04-26 Nidek Co., Ltd. Eyeglass lens measuring apparatus, method for distinguishing upper portion from lower portion of eyeglass lens, and point marking adapter
WO2020067036A1 (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 株式会社レクザム レンズメーターにおける近点誘導マークの表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5015429B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7609371B2 (en) Lens meter
JP4646017B2 (ja) レンズメータ
US5684576A (en) Lens meter
JPH0466834A (ja) 自動レンズメーター
JP5362159B2 (ja) レンズメータ
KR101213994B1 (ko) 렌즈 미터
JP4646014B2 (ja) レンズメータ
JPH05281090A (ja) レンズメ−タ
JPH05240736A (ja) レンズメータ
JP5015429B2 (ja) レンズメータ
JP4756828B2 (ja) レンズメータ
JP5658004B2 (ja) レンズメータ
JP5397882B2 (ja) レンズメータ
JP3387702B2 (ja) レンズメ−タ
JP3387701B2 (ja) レンズメ−タ
JP4781705B2 (ja) レンズメータ
JP3387703B2 (ja) レンズメ−タ
JP3429110B2 (ja) レンズメ−タ
JP4699006B2 (ja) レンズメータ
JPH0658842A (ja) レンズメ−タ及びその測定方法
JP3396676B2 (ja) レンズメ−タ
JP3207822B2 (ja) レンズメータ
JP2002181661A (ja) レンズメータ
JP2002181662A (ja) レンズメータ
JPH07325014A (ja) レンズメ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120509

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5015429

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250