JP3387703B2 - レンズメ−タ - Google Patents

レンズメ−タ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はレンズの光学特性を
測定するレンズメ−タに係り、殊に累進レンズの測定に
好適なレンズメ−タに関する。 【0002】 【従来の技術】測定光束を被検レンズに投射し、被検レ
ンズを透過した測定光の軌跡を受光素子により検出し、
その検出結果に基づいて被検レンズの光学特性を得るこ
とができるレンズメ−タが知られている。このレンズメ
−タは加入度測定モ−ドを備え、累進多焦点レンズ等の
加入度を測定する。加入度測定モ−ドでは、被検レンズ
を移動して、遠用部に測定位置を置き測定する。次に累
進帯に添って測定位置を移動し、近用部に測定位置を移
動させる。遠用部と近用部の球面度数の差から加入度を
算出する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】枠入れ前のレンズに
は、遠用部及び近用部の各位置にマ−クが付されている
ので、測定者はそのマ−クにしたがってレンズを移動
し、測定することができる。しかし、枠入れ後のレンズ
等ではこのマ−クはふき取られているため、遠用部及び
近用部の測定位置は測定者の判断に委ねられており、そ
の判断の正確性は測定者の経験等に依存するものであっ
た。近時の装置の中には、連続的に測定している加入度
数を表示手段等に表示するものがある。この装置によれ
ば、加入度数表示を見ながらその値が最大となるように
レンズを上下方向に移動することにより、近用部に測定
点をアライメントすることができる。しかし、遠用部中
心に対する近用部中心の左右方向は、一般的に装用時の
鼻側にずれたところに位置している(現在市販されてい
るレンズの大多数は、1.5mm 〜2.5mm 程ずれている)た
め、左右方向のアライメントは容易ではなく、得られる
測定結果に対しての信頼性にも問題があった。 【0004】本発明は、上記従来装置の問題点に鑑み、
加入度測定のためのアライメントが容易で、信頼性の高
い加入度の測定結果を得ることができるレンズメ−タを
提供することを技術課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を有することを特徴とす
る。 (1) 測定点を誘導表示する測定画面により遠用部の
測定に続いて近用部を測定し加入度を測定する加入度測
定モードに切換えるモード切換え手段を持ち、測定光学
系により測定光束を被検レンズに投射し、被検レンズを
透過した測定光束が受光素子上に形成する像を検出して
被検レンズの光学特性を測定するレンズメータにおい
て、被検レンズが左右何れであるかを入力する左右入力
手段と、測定光学系による測定結果に基づいて、球面屈
折力による左右方向のプリズム値がほぼ0となる左右基
準軸及び所定の光学的特性を有する上下方向の基準位置
を検知する基準検知手段と、該左右基準軸に対する左右
方向及び前記基準位置に対する上下方向での各測定位置
の偏位を検出する偏位検出手段と、累進帯を模したグラ
フィック表示画面に測定位置を示すターゲットを表示
し、測定する累進焦点レンズの測定位置が前記基準位置
から上下方向での距離が所定範囲内にあるときは測定光
学系による測定結果に基づいて累進焦点レンズの累進帯
を外れたかどうかを表示し、前記基準位置から上下方向
での距離が前記所定範囲を超えたときは前記左右入力手
段による入力情報に基づいて測定点を左右基準軸に対し
て左又は右に所定量偏位した位置に誘導する誘導マーク
を表示し、さらに測定光学系による測定結果に基づいて
加入度が最大となる位置に最大であることを示す表示手
段と、を有することを特徴とする。 【0006】 【0007】 【0008】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例であるレンズメ−タの外観図であ
る。1はLCD等のディスプレイであり、アライメント
のためのタ−ゲットや測定情報、設定画面等の種々の情
報を表示する。2はスイッチ群であり、ディスプレイ1
の所定位置に表示されるスイッチ表示3に対応したもの
を押すことにより、装置を動作させり各種の項目設定を
行うことができる。測定モ−ドにおけるスイッチ表示3
には、左右選択スイッチ表示、プリントスイッチ表示、
累進レンズ測定モ−ドに切換えるモ−ド切換えスイッチ
表示、パラメ−タ設定等を行うためのメニュ−スイッチ
表示等の各種のスイッチ表示がある。メニュ−スイッチ
表示に対応したスイッチを押すと、ディスプレイ1のス
イッチ表示及びグラフィック表示の内容を切換えること
ができ、スイッチ群2の操作により種々の設定を行うこ
とができる。4は測定値を読み込み記憶するためのREAD
スイッチである。 【0009】10、11は後述する測定光学系の収納部
であり、収納部10側にはレンズを載置するためのノ−
ズピ−ス12が備えられ、レンズ押さえ13を下げるこ
とにより被検レンズを保持する。14は被検レンズの前
後方向の位置決めをするレンズ受台であり、レンズ受台
14は装置に対して前後方向に移動可能に保持されてい
る。15はレンズ受台14の移動レバ−である。17は
眼鏡フレ−ムに枠入れされたレンズを測定するときに、
眼鏡フレ−ムの鼻当てに当接させる鼻パットであり、鼻
パット17はレンズ受台14の内部で左右方向に移動可
能に保持されている。 【0010】図2は被検レンズの前後方向及び左右方向
の移動位置検出機構を説明する図である。50はレンズ
受台14の裏板14aに固設されたラックであり、ラッ
ク50は前後移動可能に装置の内部で保持されている。
ラック50にはピニオン51が噛合し、ピニオン51に
は軸52が貫通固定されている。軸52の一端には移動
レバ−15が固着され、他端にはフレキシブルカップ5
3を介してポテンショメ−タ54が取り付けられてい
る。移動レバ−15を回すと、ピニオン51の回転によ
りラック50はレンズ受台14とともに前後に移動する
とともに、その回転がポテンショメ−タ54に伝えられ
る。したがって、レンズ受台14と共に被検レンズを移
動すると、その前後方向の移動量がポテンショメ−タ5
4により検出される。 【0011】レンズ受台裏板14aには左右方向に平行
に伸びる2本のレ−ル55が固定部材を介して固定され
ており、鼻パット17はこのレ−ル55に沿って移動可
能な摺動部材56に係合して一体的に保持されている。
14bはレンズ受台表板であり、その背面には直線抵抗
体58a及び導電体58bを保持している。摺動部材5
6にはブラシ57が固定され、その一方の腕が直線抵抗
体58aに、もう一方の腕が導電体58bに当接するよ
うに、レンズ受台表板14bはレンズ受台裏板14aに
取り付けられる。ブラシ57が直線抵抗体58aを摺動
することによる電圧の変化を検出することにより、鼻パ
ット17と共に移動させる被検レンズの左右方向の移動
量が検出される。 【0012】図3はレンズメ−タの光学系及び制御系を
説明する図である。20はLED等の測定光源であり、
コンデンサレンズ21の焦点付近に光軸に直交して4個
配置され、マイクロコンピュ−タの制御により測定時に
は順次点灯する。22は直交するスリットを有する測定
タ−ゲットであり、コンデンサレンズ21及びコリメ−
ティングレンズ23の焦点付近に固定、又は移動可能に
配置されている。ノ−ズピ−スはコリメ−ティングレン
ズ23及び結像レンズ24の焦点付近に配置されてい
る。25はハ−フプリズム、26は光軸に対して直交し
て設けられ、互いに検出方向が直交するように配置され
る2個の一次元イメ−ジセンサである。測定光源20か
らの光は、コンデンサレンズ21を介して測定タ−ゲッ
ト22を照明する。測定タ−ゲット22を通過した光束
は、コリメ−ティングレンズ23、被検レンズL、結像
レンズ24を介して直交する2つのイメ−ジセンサ26
上にそれぞれ結像する。 【0013】被検レンズの屈折力と測定タ−ゲットの結
像位置との関係について簡単に説明する。各測定光源2
0の順次点灯に測定タ−ゲットは個別に照明される。被
検レンズがない場合(あるいは屈折力を持たないレンズ
が載せられている場合)には、各測定光源の点灯によっ
てイメ−ジセンサ26上にできるタ−ゲット像はすべて
重なる。被検レンズが球面屈折力のみを持っている場
合、イメ−ジセンサ26上のタ−ゲット像の位置は球面
屈折度数に相当した分だけ移動する。被検レンズが柱面
屈折力のみを持っている場合、レンズに入射する光束
は、主径線と直交する方向(または同方向)に屈折力が
働く。したがって、各測定光源20の点灯によるタ−ゲ
ット像の中心座標に基づいて、球面度数、乱視度数、乱
視軸角度、プリズム量を得ることができる。この算出に
ついては、本発明と同一出願人による特開昭60−17
335号(発明の名称「オ−トレンズメ−タ」)と基本
的に同じであるので、これを参照されたい。 【0014】イメ−ジセンサ26からの出力信号は信号
検出処理回路30によりそれぞれ処理されて、マイクロ
コンピュ−タ31に入力される。マイクロコンピュ−タ
31は所定の演算処理を施して被検レンズLの光学特性
を得る。また、ポテンショメ−タ54で検出されるレン
ズ受台14の移動情報の信号は、検出処理回路36によ
り処理されてマイクロコンピュ−タ31に入力される。
ブラシ57が直線抵抗体58a及び導電体58bを摺動
することにより得られる電圧信号は、検出処理回路36
により処理されてマイクロコンピュ−タ31に入力され
る。32はディスプレイ1の表示回路、33は測定光源
の駆動回路である。34はプリンタであり、35はその
駆動回路である。 【0015】以上のような構成の装置において、その動
作を説明する。実施例の装置の測定モ−ドには、単焦点
レンズを測定するモ−ドと累進レンズを測定するモ−ド
がある。ここでは、累進レンズを測定するモ−ドを選択
して、眼鏡フレ−ムに枠入れされた累進レンズの加入度
を測定する場合の動作を中心に説明する。測定者はスイ
ッチ表示3の中の累進多焦点レンズ測定を意味する表示
に対応したスイッチ2を押して、累進多焦点レンズの測
定モ−ドにする。被検レンズが載置されていない状態で
は、ディスプレイ1上の画面には図1に示すように、累
進レンズを模した2本の曲線を持つアライメントサ−ク
ル40と、ガイド41が表示される。アライメントサ−
クル40の両側は、左右の測定値がそれぞれ表示される
領域である。 【0016】測定者は、スイッチ群2の中の左右選択を
意味するスイッチを押して、測定するレンズに合わせて
左右を指定する。枠入れされた被検レンズの左右は、鼻
パット17の位置信号から装置が判別できるので、前述
の左右選択のスイッチ操作を省略できる。図1に示した
ように、眼鏡装用時のレンズの下側(本明細書では、フ
レ−ム及びレンズの上下とは眼鏡を装用した状態での上
下を意味するものとして使用する)をレンズ受台14に
当接させるとともに、フレ−ムの鼻当て部を鼻パット1
7に当接させる。この状態で測定する被検レンズのやや
上がノ−ズピ−ス12上にくるように移動調整する。以
後の測定操作における被検レンズの移動は、レンズ受台
14及び鼻パット17とともに行う。 【0017】測定光軸上に被検レンズが位置すると、画
面上のアライメントサ−クル40には、プログタ−ゲッ
ト42がガイド41の左右のどちらかに表示される(図
4のa)。ガイド41は基準縦軸線上の移動目標を示
し、プログタ−ゲット42の位置は被検レンズを移動す
べき方向を示す。マイクロコンピュ−タ31は各測定点
でのプリズム値に基づき、次のようにしてプログタ−ゲ
ット42をガイド41に対する相対位置を求める。被検
レンズが球面屈折力のみを持つ場合、レンズの遠用部は
プリズム値がほぼ0になる基準縦軸線上に位置するの
で、レンズの左右方向の移動により、プリスム値の増減
を得てプログタ−ゲット42の位置を制御する。被検レ
ンズが柱面屈折力を持つ場合、被検レンズの左右方向に
おけるプリズム値が0となる位置は乱視軸線上にあるの
で、各測定点でのプリズム値から柱面屈折力による影響
を所定の演算処理を施して補正して、プログタ−ゲット
42の位置の制御を行う。柱面屈折力による影響の補正
処理については、本発明と同一出願人による特開平6−
58842(発明の名称「レンズメ−タ及びその測定方
法」)の記載を援用する。 【0018】測定者はプログタ−ゲット42がガイド4
1の中心に来るようにレンズを左右方向に移動する(図
4のaでは装置に向かってレンズを左方向に移動するこ
とを示している)。プログタ−ゲット42の中心がガイ
ド41に合うと、アライメントサ−クル40の中にレン
ズを奥側に移動させる旨を意味する「PUSH ↑」の
誘導表示マ−クが現れる(図4のb)。検者は、誘導表
示に従い、レンズを装置に向かって奥側に移動する。装
置は連続的に測定値を得ており、移動に伴う加入度数
(球面度数)の変化がなければ、画面上の「PUSH
↑」を消し、ガイド41を大十字表示にして、測定点が
遠用部にあることを検者に知らせる。その後、測定値が
所定時間(例えば1秒間)安定すると、このときの測定
値を自動的に読み込み、これを記憶する。装置は遠用部
の測定値を記憶すると、自動的に近用部測定ステップに
移る。画面上には、レンズを手前に移動させる旨を意味
する「PULL ↓」の誘導表示、アライメントサ−ク
ル40の上部に加入度数の最大値を表示す表示部43、
及び加入度の増加の様子を示す加入度グラフ44が表示
される(図4のc)。加入度グラフ44は横軸に加入度
数をとり、縦軸に加入度開始位置からの距離をとってい
る。 【0019】検者は誘導表示に従い、レンズとともにレ
ンズ受台14をゆっくり手前側に移動する。レンズの移
動中、装置は連続的に測定値を得ており、単位移動量当
りの加入度変化から加入度開始位置を検出する。加入度
開始位置が検出されると、このときにポテンショメ−タ
54が検出した信号を得て、加入度開始位置を前後移動
の基準位置にとる(遠用部を基準位置に取っても良
い)。 【0020】測定点が累進部に入ると「PULL ↓」
の誘導表示は消え、コロナタ−ゲット45が現れる(図
4のd)。検者はレンズ及びレンズ受け台14を近用部
方向に移動する。レンズが累進部を移動すると、ポテン
ショメ−タ54の検出信号に基づいてコロナタ−ゲット
45をアライメントサ−クル40上を上側に移動させ
る。また、測定点が累進部に入ると、装置は乱視度数の
光学的変化を検出し、測定位置が累進部の左右に外れな
いように、監視する。累進部から外れると、コロナタ−
ゲット45を累進カ−ブ曲線より少し外にでた位置に表
示する。コロナタ−ゲット45が累進カ−ブ曲線より外
れたら、左右方向の移動を修正する。 【0021】さらに、測定点が加入度開始位置から所定
距離(例えば、8mm)に達すると、装置は測定点の左右
方向の監視を開始する。測定点が基準縦線に対し、鼻よ
りの所定距離(現在市販されている大多数のレンズは、
遠用部中心から近用部中心まで1.5mm 〜2.5mm 程ずれて
いるので、例えば、この所定距離を2.0mm として予め記
憶しておく)の位置にあるかを判定する。被検レンズの
鼻側方向は被検レンズの左右選択信号により決定され、
この信号と鼻パット17の位置信号により位置ずれ量及
びその方向を知ることができる。この結果、測定点が鼻
よりの所定距離から外れると、図5に示すように、コロ
ナタ−ゲット45を累進カ−ブ曲線より少し外にでた位
置に表示する(図5のaでは右側に外れているので、被
検レンズを右方向に移動させることを意味する)。コロ
ナタ−ゲット45が累進カ−ブ曲線より外れたら、左右
方向のレンズ移動を微調整して、コロナタ−ゲット45
をアライメントサ−クル40内に戻す。 【0022】また、装置は単位移動量当りの加入度数が
増加しているかを検知し、増加しているときは、表示部
43の加入度数表示を更新する。増加しないときは、表
示部43に最大加入度数をホ−ルド表示する。そして、
このときポテンショメ−タ54の検出結果に基づき、最
大加入度数が得られた測定点でのアライメントサ−クル
40上位置に、MAX バ−47を表示する(図4のe)。
加入の増加の様子は加入度グラフ44に表示される。加
入度グラフ44の横には、測定点での加入度数を示す表
示60と、その距離を数値で示す表示61がある。 【0023】このように、近用部へのアライメントは、
コロナタ−ゲット45の表示位置に従うことにより左右
方向を、MAX バ−47の位置に従うことにより上下方向
を容易に行うことができる。コロナタ−ゲット45とMA
X バ−47が略一致したところで、REDAスイッチ4を押
し(または自動的に)、この測定値を記憶して測定を終
了する。なお、左右方向の誘導表示は、矢印による表示
としても良いし、誘導線を表示して、これにコロナタ−
ゲットの中心を合わせるようにしても良い。このよう
に、本発明は種々の変容が可能であり、これらも技術思
想を同一にする範囲において、本発明に含まれるもので
ある。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば加
入度測定のための累進レンズのアライメントが極めて
易で、さらに信頼性の高い加入度の測定結果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例のレンズメ−タの外観図である。 【図2】被検レンズの前後方向及び左右方向の移動位置
検出機構を説明する図である。 【図3】実施例のレンズメ−タの光学系及び制御系を説
明する図である。 【図4】累進焦点レンズの測定モ−ドにおける、ディス
プレイ1の表示を示す説明図である。 【図5】測定点が鼻よりの所定距離から外れたときの、
ディスプレイ1の表示を示す図である。 【符号の説明】 1 ディスプレイ 2 スイッチ群 3 スイッチ表示 17 鼻パット 20 測定光源 26 イメ−ジセンサ 31 マイクロコンピュ−タ 40 アライメントサ−クル 45 コロナタ−ゲット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 測定点を誘導表示する測定画面により遠
    用部の測定に続いて近用部を測定し加入度を測定する加
    入度測定モードに切換えるモード切換え手段を持ち、測
    定光学系により測定光束を被検レンズに投射し、被検レ
    ンズを透過した測定光束が受光素子上に形成する像を検
    出して被検レンズの光学特性を測定するレンズメータに
    おいて、被検レンズが左右何れであるかを入力する左右
    入力手段と、測定光学系による測定結果に基づいて、球
    面屈折力による左右方向のプリズム値がほぼ0となる左
    右基準軸及び所定の光学的特性を有する上下方向の基準
    位置を検知する基準検知手段と、該左右基準軸に対する
    左右方向及び前記基準位置に対する上下方向での各測定
    位置の偏位を検出する偏位検出手段と、累進帯を模した
    グラフィック表示画面に測定位置を示すターゲットを表
    示し、測定する累進焦点レンズの測定位置が前記基準位
    置から上下方向での距離が所定範囲内にあるときは測定
    光学系による測定結果に基づいて累進焦点レンズの累進
    帯を外れたかどうかを表示し、前記基準位置から上下方
    向での距離が前記所定範囲を超えたときは前記左右入力
    手段による入力情報に基づいて測定点を左右基準軸に対
    して左又は右に所定量偏位した位置に誘導する誘導マー
    クを表示し、さらに測定光学系による測定結果に基づい
    て加入度が最大となる位置に最大であることを示す表示
    手段と、を有することを特徴とするレンズメータ。
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