JP3387701B2 - レンズメ−タ - Google Patents

レンズメ−タ

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JP3387701B2
JP3387701B2 JP21543095A JP21543095A JP3387701B2 JP 3387701 B2 JP3387701 B2 JP 3387701B2 JP 21543095 A JP21543095 A JP 21543095A JP 21543095 A JP21543095 A JP 21543095A JP 3387701 B2 JP3387701 B2 JP 3387701B2
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正 梶野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズの光学特性を
測定するレンズメ−タに係り、殊に累進レンズの加入度
測定に好適なレンズメ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】測定光束を被検レンズに投射し、被検レ
ンズを透過した測定光の軌跡を受光素子により検出し、
その検出結果に基づいて被検レンズの光学特性を得るこ
とができるレンズメ−タが知られている。このレンズメ
−タは加入度測定モ−ドを備え、累進多焦点レンズ等の
加入度を測定する。加入度測定モ−ドでは、測定光軸に
対して被検レンズを移動して、まず、遠用部を測定・記
憶する。その後、累進帯に添ってレンズを移動し、測定
者が近用部に達したと判断した位置でさらに測定・記憶
する。この両測定の差から加入度を算出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】枠入れ前のレンズに
は、遠用部及び近用部の各位置にマ−クが付されている
ので、測定者はそのマ−クにしたがってレンズを移動
し、測定することができる。しかし、枠入れ後のレンズ
等ではこのマ−クはふき取られているため、遠用部及び
近用部の測定位置は測定者の判断に委ねられており、そ
の判断の正確性は測定者の経験等に依存するものであっ
た。
【0004】近時の装置の中には、連続的に測定してい
る加入度数を表示するものがある。この装置によれば、
加入度数表示を見ながらその値が最大となるようにレン
ズを移動することにより、近用部に測定点をアライメン
トすることができる。しかし、加入度数表示に従ったと
しても、測定に不慣れな測定者では、近用部を通り過ぎ
てしまう等して、測定点を近用部に正確に導くことは容
易ではない。このため得られる測定結果の信頼性にも問
題があった。本発明は、上記従来装置の問題点に鑑み、
信頼性の高い加入度の測定結果を得ることができるレン
ズメ−タを提供することを技術課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成を有することを特徴とす
る。 (1) 加入度を測定する加入度測定モードに切換える
モード切換え手段を持ち、測定光学系により測定光束を
被検レンズに投射し、被検レンズを透過した測定光束が
受光素子上に形成する像を検出して被検レンズの光学特
性を測定するレンズメータにおいて、測定光学系による
測定結果に基づいて被検レンズの所定の光学的性質を持
基準位置を検知する基準位置検知手段と、該基準位置
に対する加入度増加方向での各測定位置の偏位を検出す
る偏位検出手段と、ディスプレイに表示された累進レン
ズ測定を補助するグラフィックによる誘導にしたがって
累進帯を通り近用部の測定を行うのに際し、測定点が累
進帯内で且つ前記偏位が大きくなるように移動するにと
もなって球面度数が増加するか否かを測定光学系による
測定結果に基づいて判定する判定手段と、最大加入度が
得られたときの加入度をディスプレイに表示するととも
に、前記偏位検出手段に基づいて現在の測定点を示すタ
ーゲットと最大加入度が得られた測定点を示すマークと
を前記グラフィック上に表示する表示手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0006】(2) 加入度を測定する加入度測定モー
ドに切換えるモード切換え手段を持ち、測定光学系によ
り測定光束を被検レンズに投射し、被検レンズを透過し
た測定光束が受光素子上に形成する像を検出して被検レ
ンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、測定
光学系による測定結果に基づいて被検レンズの所定の光
学的性質を持つ基準位置を検知する基準位置検知手段
と、装用時の上下方向における被検レンズの移動量を検
出する第1検出手段と左右方向における被検レンズの移
動量を検出する第2検出手段を有し、該基準位置に対す
る各測定位置の偏位を検出する偏位検出手段と、ディス
プレイに表示された累進レンズ測定を補助するグラフィ
ックによる誘導にしたがって累進帯を通り近用部の測定
を行うのに際し、測定点が累進帯内で且つ前記偏位が大
きくなるように移動するにともなって球面度数が増加す
るか否かを測定光学系による測定結果に基づいて判定す
る判定手段と、最大加入度が得られたときの加入度をデ
ィスプレイに表示するとともに、前記偏位検出手段に基
づいて前記グラフィック上に、現在の測定点を示すター
ゲットと最大加入度が得られた測定点を示すマークとを
表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】(3) 加入度を測定する加入度測定モー
ドに切換えるモード切換え手段を持ち、測定光学系によ
り測定光束を被検レンズに投射し、被検レンズを透過し
た測定光束が受光素子上に形成する像を検出して被検レ
ンズの光学特性を測定するレンズメータにおいて、測定
光学系による測定結果に基づいて被検レンズの所定の光
学的性質を持つ基準位置を検知する基準位置検知手段
と、該基準位置に対する加入度増加方向での各測定位置
の偏位を検出する偏位検出手段と、ディスプレイに表示
された累進レンズ測定を補助するグラフィックによる誘
導にしたがって累進帯を通り近用部の測定を行うのに際
し、測定点が累進帯内で且つ前記偏位が大きくなるよう
に移動するにともなって球面度数が増加するか否かを測
定光学系による測定結果に基づいて判定する判定手段
と、最大加入度が得られたときの加入度をディスプレイ
に表示するとともに、前記偏位検出手段に基づいて現在
の測定点を示すターゲットと最大加入度が得られた測定
点を示すマークに加えて、測定点が前記基準位置から所
定の距離を経過したことを示すマークとを前記グラフィ
ック上に表示する表示手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0008】
【0009】
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例であるレンズメ−タの外観図であ
る。1はLCD等のディスプレイであり、アライメント
のためのタ−ゲットや測定情報、設定画面等の種々の情
報を表示する。2はスイッチ群であり、ディスプレイ1
の所定位置に表示されるスイッチ表示3に対応したもの
を押すことにより、装置を動作させり各種の項目設定を
行うことができる。測定モ−ドにおけるスイッチ表示3
には、左右選択スイッチ表示、プリントスイッチ表示、
累進レンズ測定モ−ドに切換えるモ−ド切換えスイッチ
表示、パラメ−タ設定を行うためのメニュ−スイッチ表
示等の各種のスイッチ表示がある。メニュ−スイッチ表
示に対応したスイッチを押すと、ディスプレイ1のスイ
ッチ表示及びグラフィック表示の内容を切換えることが
でき、スイッチ群2の操作により種々の設定を行うこと
ができる。4は測定値を読み込み記憶するためのREADス
イッチである。
【0011】10、11は後述する測定光学系の収納部
であり、収納部10側にはレンズを載置するためのノ−
ズピ−ス12が備えられ、レンズ押さえ13を下げるこ
とにより被検レンズを保持する。14は被検レンズの前
後方向の位置決めをするレンズ受台であり、レンズ受台
14は装置に対して前後方向に移動可能に保持されてい
る。15はレンズ受台14の移動レバ−である。17は
眼鏡フレ−ムに枠入れされたレンズを測定するときに、
眼鏡フレ−ムの鼻当てに当接させる鼻パットであり、鼻
パット17はレンズ受台14の内部で左右方向に移動可
能に保持されている。
【0012】図2は被検レンズの前後方向及び左右方向
の移動位置検出機構を説明する図である。50はレンズ
受台14の裏板14aに固設されたラックであり、ラッ
ク50は前後移動可能に装置の内部で保持されている。
ラック50にはピニオン51が噛合し、ピニオン51に
は軸52が貫通固定されている。軸52の一端には移動
レバ−15が固着され、他端にはフレキシブルカップ5
3を介してポテンショメ−タ54が取り付けられてい
る。移動レバ−15を回すと、ピニオン51の回転によ
りラック50はレンズ受台14とともに前後に移動する
とともに、その回転がポテンショメ−タ54に伝えられ
る。これにより、レンズ受台14と一緒に被検レンズを
移動すると、その前後方向の移動量がポテンショメ−タ
54により検出される。
【0013】レンズ受台裏板14aには左右方向に平行
に伸びる2本のレ−ル55が固定部材を介して固定され
ており、鼻パット17はこのレ−ル55に沿って移動可
能な摺動部材56に係合して一体的に保持されている。
14bはレンズ受台表板であり、その背面には直線抵抗
体58a及び導電体58bを保持している。摺動部材5
6にはブラシ57が固定され、その一方の腕が直線抵抗
体58aに、もう一方の腕が導電体58bに当接するよ
うに、レンズ受台表板14bはレンズ受台裏板14aに
取り付けられる。ブラシ57が直線抵抗体58aを摺動
することによる電圧の変化により、鼻パット17と一緒
に移動させる被検レンズの左右方向の移動量が検出され
る。
【0014】図3はレンズメ−タの光学系及び制御系を
説明する図である。20はLED等の測定光源であり、
コンデンサレンズ21の焦点付近に光軸に直交して4個
配置され、マイクロコンピュ−タの制御により測定時に
は順次点灯する。22は直交するスリットを有する測定
タ−ゲットであり、コンデンサレンズ21及びコリメ−
ティングレンズ23の焦点付近に固定、又は移動可能に
配置されている。ノ−ズピ−スはコリメ−ティングレン
ズ23及び結像レンズ24の焦点付近に配置されてい
る。25はハ−フプリズム、26は光軸に対して直交し
て設けられ、互いに検出方向が直交するように配置され
る2個の一次元イメ−ジセンサである。測定光源20か
らの光は、コンデンサレンズ21を介して測定タ−ゲッ
ト22を照明する。測定タ−ゲット22を通過した光束
は、コリメ−ティングレンズ23、被検レンズL、結像
レンズ24を介して直交する2つのイメ−ジセンサ26
上にそれぞれ結像する。
【0015】被検レンズの屈折力と測定タ−ゲットの結
像位置との関係について簡単に説明する。各測定光源2
0の順次点灯に測定タ−ゲットは個別に照明される。被
検レンズがない場合(あるいは屈折力を持たないレンズ
が載せられている場合)には、各測定光源の点灯によっ
てイメ−ジセンサ26上にできるタ−ゲット像はすべて
重なる。被検レンズが球面屈折力のみを持っている場
合、イメ−ジセンサ26上のタ−ゲット像の位置は球面
屈折度数に相当した分だけ移動する。被検レンズが柱面
屈折力のみを持っている場合、レンズに入射する光束
は、主径線と直交する方向(または同方向)に屈折力が
働く。したがって、各測定光源20の点灯によるタ−ゲ
ット像の中心座標に基づいて、球面度数、乱視度数、乱
視軸角度、プリズム量を得ることができる。この算出に
ついては、本発明と同一出願人による特開昭60−17
335号(発明の名称「オ−トレンズメ−タ」)と基本
的に同じであるので、これを参照されたい。
【0016】イメ−ジセンサ26からの出力信号は信号
検出処理回路30によりそれぞれ処理されて、マイクロ
コンピュ−タ31に入力される。マイクロコンピュ−タ
31は所定の演算処理を施して被検レンズLの光学特性
を得る。また、ポテンショメ−タ54で検出されるレン
ズ受台14の移動情報の信号は、検出処理回路36によ
り処理されてマイクロコンピュ−タ31に入力される。
ブラシ57が直線抵抗体58a及び導電体58bを摺動
することにより得られる電圧信号は、検出処理回路36
により処理されてマイクロコンピュ−タ31に入力され
る。32はディスプレイ1の表示回路、33は測定光源
の駆動回路である。34はプリンタであり、35はその
駆動回路である。
【0017】以上のような構成の装置において、その動
作を説明する。まず、単焦点レンズの測定モ−ドについ
て簡単に説明する。マイクロコンピュ−タ31は表示回
路32を制御して、ディスプレイ1に単焦点レンズ測定
用のレチクルを表示する(図示せず)。また、マイクロ
コンピュ−タ31は駆動回路33を介して4つの測定光
源20を順次点灯させる。屈折力を持つ被検レンズがノ
−ズピ−ス12上に載せられると、その屈折力を演算し
てディスプレイ1上の表示するとともに、求めたプリズ
ム値から被検レンズの光軸からのズレ量を算出し、ディ
スプレイ1上のレチクルに重ねてクロスタ−ゲットをそ
のズレ量に相当する位置に表示する。レチクルとクロス
タ−ゲットとが所定の関係にあるときの測定値が被検レ
ンズの測定値となる。READスイッチ4を押すことによ
り、測定値が記憶される。
【0018】次に、枠入れされた累進多焦点レンズの測
定について説明する。検者はスイッチ表示3の中の累進
多焦点レンズ測定の表示に対応したスイッチ2を押し
て、累進多焦点レンズの測定モ−ドにする(累進多焦点
レンズの測定モ−ドへの変更は屈折力の変化から自動的
に移行させるようにしても良い)。被検レンズが載置さ
れていない状態では、ディスプレイ1上の画面には図1
に示すように、累進レンズを模した2本の曲線を持つア
ライメントサ−クル40と、ガイド41が表示される。
アライメントサ−クル40の両側には左右の測定値がそ
れぞれ表示される。スイッチ郡2の中の左右選択を意味
するスイッチを押して、測定するレンズに合わせて左右
を指定する。眼鏡フレ−ムは、図1に示したように、そ
の鼻当て部を当接部材16に当接させるとともに、フレ
−ムの下側(本明細書では、フレ−ムの上下とは眼鏡を
装用した状態での上下を意味するものとして使用する)
をレンズ受台14に当接させる。この状態で測定する被
検レンズのやや上がノ−ズピ−ス12上にくるように、
レンズ受台14及び鼻パット17とともに眼鏡フレ−ム
の上下(装置に対する前後)及び左右の移動調整を行
い、測定を開始する。
【0019】<遠用部測定ステップ>測定光軸上に被検
レンズが位置すると、画面上のアライメントサ−クル4
0には、プログタ−ゲット42がガイド41の左右のど
ちらかに表示される(図4のa)。ガイド41は基準縦
軸線上の移動目標を示し、プログタ−ゲット42の位置
は被検レンズを移動すべき方向を示す。マイクロコンピ
ュ−タ31は各測定点でのプリズム値に基づき、次のよ
うにしてプログタ−ゲット42をガイド41に対する相
対位置を求める。被検レンズが球面屈折力のみを持つ場
合、レンズの遠用部はプリズム値がほぼ0になる軸線上
に位置するので、レンズの左右方向の移動により、プリ
スム値の増減を得てプログタ−ゲット42の位置を制御
する。被検レンズが柱面屈折力を持つ場合、被検レンズ
の左右方向におけるプリズム値が0となる位置は乱視軸
線上にあるので、各測定点でのプリズム値から柱面屈折
力による影響を所定の演算処理を施して補正し、プログ
タ−ゲット42の位置の制御を行う。なお、柱面屈折力
による影響の補正処理については、本発明と同一出願人
による特開平6−58842(発明の名称「レンズメ−
タ及びその測定方法」)の記載を援用する。
【0020】検者はプログタ−ゲット42がガイド41
の中心に来るようにレンズを左右方向に移動する(図4
のaでは装置に向かってレンズを左方向に移動すること
を示している)。プログタ−ゲット42の中心がガイド
41に合うと、アライメントサ−クル40の中にレンズ
を奥側に移動させる旨を意味する「PUSH ↑」の誘
導表示マ−クが現れる(図4のb)。検者は、誘導表示
に従い、レンズとともにレンズ受台14を装置に向かっ
て奥側に移動する。装置は連続的に測定値を得ており、
移動による加入度数(球面度数)の変化がなければ、画
面上の「PUSH ↑」を消し、ガイド41を大十字表
示にして、測定点が遠用部にあることを検者に知らせ
る。その後、測定値が所定時間(例えば1秒間)安定す
ると、このときの測定値を自動的に読み込み、これを記
憶する。
【0021】<近用部測定ステップ>装置は遠用部の測
定値を記憶すると、自動的に近用部測定ステップに移
る。画面上には、レンズを手前に移動させる旨を意味す
る「PULL ↓」の誘導表示、アライメントサ−クル
40の上部に加入度数の最大値を表示す表示部43、及
び加入度の増加の様子を示す加入度グラフ44が表示さ
れる(図4のc)。加入度グラフ44は横軸に加入度数
をとり、縦軸に加入度開始位置からの距離をとってい
る。検者は誘導表示に従い、レンズとともにレンズ受台
14をゆっくり手前側に移動する。レンズの移動中、装
置は所定の間隔で連続的に測定値を得ており、単位移動
量当りの加入度変化から加入度開始位置を検知する。加
入度開始位置でのポテンショメ−タ54の位置信号から
前後移動の基準位置を決める。本実施例では記載してい
ないが、左右方向の基準位置を基準縦軸線にとり、直線
抵抗体58aの電圧値から左右方向の偏位を得ることが
できる。
【0022】測定点が累進部に入ると「PULL ↓」
の誘導表示は消え、コロナタ−ゲット45が現れる(図
4のd)。検者はレンズ及びレンズ受け台14を近用部
方向に移動する。レンズが累進部を移動すると、コロナ
タ−ゲット45がアライメントサ−クル40上を上側に
移動する。コロナタ−ゲット45の移動は、レンズ受け
台14が手前に移動することにより検出される移動量を
得て表示位置の決定を行う。また、装置は乱視度数の変
化を検出し、測定位置が累進部の左右に外れないよう
に、監視している。累進部から外れると、コロナタ−ゲ
ット45を累進カ−ブ曲線より少し外にでた位置に表示
する。コロナタ−ゲット45が累進カ−ブ曲線より外れ
たら、左右方向の移動を修正する。
【0023】また、装置は、測定された球面度数と遠用
部の球面度数との差を演算し加入度を得ている。表示部
43にはそれまでの最大加入度数を表示するとともに、
加入度グラフ44でその増加の様子を表示する。加入度
数が最大であるかは単位移動量当りの加入度数が増加し
ているかを見て判定し、増加しているときは表示部43
の加入度数表示を更新する。加入度グラフ44の横に
は、測定点での加入度数を示す加入表示60と、その距
離を数値で示す距離表示61が表示される。
【0024】単位移動量当りの加入度数が増加しないと
きは、表示部43には最大加入度数をホ−ルド表示す
る。そして、このときポテンショメ−タ54が得た移動
量に基づき、最大加入度数が得られた測定点の位置を記
憶すると共にMAX バ−47をその位置に相当する位置に
固定表示する(図4のe)。したがって、測定点が最大
加入度数の位置を通り過ぎてしまっても、コロナタ−ゲ
ット45を再びMAX バ−47の位置に戻すことにより、
最大加入度数の位置(すなわち近用部)に容易にアライ
メントでき、正確な再現が可能である。
【0025】測定点が加入開始位置から所定距離(標準
的な累進多焦点レンズでの近用部位置は、加入度開始位
置から16mm前後にある)に達してもMAX バ−47の
表示信号が得られない場合には、コロナタ−ゲット45
の囲りに近用部サイン46が表示される(図4のf)。
これは、累進多焦点レンズの中にはレンズ端まで加入度
数が増加し、レンズメ−カが定めた近用部に最大加入度
数が存在しないレンズがあり、前述の最大加入度数を被
検レンズの加入度数として取り扱う方法を採ることがで
きないからである。検者は、MAX バ−47が現れない場
合には、この近用部サイン46及び距離表示61を参考
にアライメントしREDAスイッチ4を押し、近用部の測定
を行う。近用部サイン46の表示信号が一旦得られて
も、単位移動量当りの加入度数が増加せず、MAX バ−4
7を表示すべきときは、近用部サイン46は消される
(邪魔でなければ、そのまま表示しておいても良い)。
なお、近用部サインが現れる位置は、装置のメニュ−設
定スイッチにより変更できる。以上の実施例は、当業者
が種々の変容を施すことが可能であり、例えば基準位置
を加入開始位置かほかに遠用部測定点にすることができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加入度測定のための累進レンズのアライメントが極めて
容易にできる。これにより、信頼性の高い測定結果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のレンズメ−タの外観図である。
【図2】被検レンズの前後方向及び左右方向の移動位置
検出機構を説明する図である。
【図3】実施例のレンズメ−タの光学系及び制御系を説
明する図である。
【図4】累進焦点レンズの測定モ−ドにおける、ディス
プレイ1の表示を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 スイッチ群 3 スイッチ表示 20 測定光源 26 イメ−ジセンサ 31 マイクロコンピュ−タ 47 MAX バ− 54 ポテンショメ−タ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入度を測定する加入度測定モードに切
    換えるモード切換え手段を持ち、測定光学系により測定
    光束を被検レンズに投射し、被検レンズを透過した測定
    光束が受光素子上に形成する像を検出して被検レンズの
    光学特性を測定するレンズメータにおいて、測定光学系
    による測定結果に基づいて被検レンズの所定の光学的性
    質を持つ基準位置を検知する基準位置検知手段と、該基
    準位置に対する加入度増加方向での各測定位置の偏位を
    検出する偏位検出手段と、ディスプレイに表示された累
    進レンズ測定を補助するグラフィックによる誘導にした
    がって累進帯を通り近用部の測定を行うのに際し、測定
    点が累進帯内で且つ前記偏位が大きくなるように移動す
    るにともなって球面度数が増加するか否かを測定光学系
    による測定結果に基づいて判定する判定手段と、最大加
    入度が得られたときの加入度をディスプレイに表示する
    とともに、前記偏位検出手段に基づいて現在の測定点を
    示すターゲットと最大加入度が得られた測定点を示すマ
    ークとを前記グラフィック上に表示する表示手段と、
    備えることを特徴とするレンズメータ。
  2. 【請求項2】 加入度を測定する加入度測定モードに切
    換えるモード切換え手段を持ち、測定光学系により測定
    光束を被検レンズに投射し、被検レンズを透過した測定
    光束が受光素子上に形成する像を検出して被検レンズの
    光学特性を測定するレンズメータにおいて、測定光学系
    による測定結果に基づいて被検レンズの所定の光学的性
    質を持つ基準位置を検知する基準位置検知手段と、装用
    時の上下方向における被検レンズの移動量を検出する第
    1検出手段と左右方向における被検レンズの移動量を検
    出する第2検出手段を有し、該基準位置に対する各測定
    位置の偏位を検出する偏位検出手段と、ディスプレイに
    表示された累進レンズ測定を補助するグラフィックによ
    る誘導にしたがって累進帯を通り近用部の測定を行うの
    に際し、測定点が累進帯内で且つ前記偏位が大きくなる
    ように移動するにともなって球面度数が増加するか否か
    を測定光学系による測定結果に基づいて判定する判定手
    段と、最大加入度が得られたときの加入度をディスプレ
    イに表示するとともに、前記偏位検出手段に基づいて前
    記グラフィック上に、現在の測定点を示すターゲットと
    最大加入度が得られた測定点を示すマークとを表示する
    表示 手段と、を備えることを特徴とするレンズメータ。
  3. 【請求項3】 加入度を測定する加入度測定モードに切
    換えるモード切換え手段を持ち、測定光学系により測定
    光束を被検レンズに投射し、被検レンズを透過した測定
    光束が受光素子上に形成する像を検出して被検レンズの
    光学特性を測定するレンズメータにおいて、測定光学系
    による測定結果に基づいて被検レンズの所定の光学的性
    質を持つ基準位置を検知する基準位置検知手段と、該基
    準位置に対する加入度増加方向での各測定位置の偏位を
    検出する偏位検出手段と、ディスプレイに表示された累
    進レンズ測定を補助するグラフィックによる誘導にした
    がって累進帯を通り近用部の測定を行うのに際し、測定
    点が累進帯内で且つ前記偏位が大きくなるように移動す
    るにともなって球面度数が増加するか否かを測定光学系
    による測定結果に基づいて判定する判定手段と、最大加
    入度が得られたときの加入度をディスプレイに表示する
    とともに、前記偏位検出手段に基づいて現在の測定点を
    示すターゲットと最大加入度が得られた測定点を示すマ
    ークに加えて、測定点が前記基準位置から所定の距離を
    経過したことを示すマークとを前記グラフィック上に表
    示する表示手段と、を備えることを特徴とするレンズメ
    ータ。
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