JP3045875B2 - レンズメ−タ - Google Patents

レンズメ−タ

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JP3045875B2
JP3045875B2 JP4177591A JP17759192A JP3045875B2 JP 3045875 B2 JP3045875 B2 JP 3045875B2 JP 4177591 A JP4177591 A JP 4177591A JP 17759192 A JP17759192 A JP 17759192A JP 3045875 B2 JP3045875 B2 JP 3045875B2
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lens
measurement
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正 梶野
幹雄 倉地
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Nidek Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズの光学特性を測
定するレンズメ−タ、殊に加入度を測定するのに好適な
レンズメ−タに関する。
【0002】
【従来の技術】測定光を被検レンズに投射し、被検レン
ズを透過した測定光の軌跡を受光素子により検出し、そ
の検出結果に基づいて被検レンズの光学特性を得ること
ができるレンズメ−タが知られている。このレンズメ−
タは通常加入度測定モ−ドを具え、累進多焦点レンズ等
の加入度を測定する。この装置によれば、被検レンズの
遠用部を測定・記憶した後、加入度測定モ−ドに切換
え、その測定位置からレンズを移動させ検者自身が近用
部に達したと判断した位置の測定値を記憶し、その差か
ら加入度を算出し表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置では、遠用部及び近用部の各位置は測定者の
主観的な判断に委ねられており、その判断の正確性は測
定者の勘や経験に依存するものであった。通常枠入れ前
のレンズの遠用部及び近用部の各位置にはマ−クが付さ
れているので、そのマ−クに従えば正確な測定ができる
が、このマ−クは消えやすい。さらに、枠入れ後のレン
ズではこれらのマ−クはふき取られ、隠しマ−クを視認
することも困難である。従って、正確な測定のためには
測定者にかなりの熟練が必要であり、しかも正確性を担
保する客観的な資料は存在しないという問題点がある。
本発明の目的は、ロ−パワ−の累進レンズでも安定した
加入度の測定を行うことができるレンズメ−タを提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、測定者の熟練度
合いに依存しなくても、容易に加入度の測定を行うこと
ができるレンズメ−タを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下のような特徴を有する。 (1) 測定光を被検レンズに投射し、被検レンズを透
過した測定光受光素子により検出し、その検出結果に
基づいて被検レンズの光学特性を測定するレンズメータ
において、累進レンズ測定モードに切換えるモード切換
手段、測定光学系の光軸と被検レンズとの位置合わせ
するために所定の表示を行うディスプレイ手段と、屈折
度数を所定の間隔で連続的に測定する測定制御手段と、
被検レンズの累進帯での測定ポイント間の変化に対する
加入度の変化に基づいて遠用部の屈折度数及び/又は近
用部の屈折度数若しくは加入度数を予測する予測手段
を有することを特徴とする。(2) (1)のレンズメータにおいて、前記予測手段
は、単位プリズム変化量当たりの加入度変化又は単位移
動量当たりの加入度変化に基づいて予測することを特徴
とする。
【0005】(測定光を被検レンズに投射し、被
検レンズを透過した測定光を受光素子により検出し、そ
の検出結果に基づいて被検レンズの光学特性を測定する
レンズメータにおいて、累進レンズ測定モードに切換え
るモード切換手段と、測定光学系の光軸と被検レンズと
の位置合わせするために所定の表示を行うディスプレイ
手段と、屈折度数を所定の間隔で連続的に測定する測定
制御手段と、累進帯の加入度の変化に基づいて定められ
累進加入開始点近傍の屈折度数を記憶し、記憶された
屈折度数をマイナス側に所定単位で処理した値を遠用部
の屈折度数と予測する遠用度数予測手段と、を有する
とを特徴とする。
【0006】() ()のレンズメータは、さらに
所定の基準の屈折度数をつか否かを判定する判定手段
とを具備し、該判定手段により前記基準以下の屈折度数
つと判定された時に前記予測手段が機能するよう指
示する指示手段とを有することを特徴とする。
【0007】() ()の判定手段は基準縦軸方
向の成分屈折度数により判定することを特徴とする。な
お、累進多焦点レンズの遠用部は球面レンズの場合の被
検レンズの左右方向におけるプリズムが0となる軸(レ
ンズの幾何学的中心を通る上下方向の線)上に存在して
いるが、この軸を本明細書では基準縦軸という。
【0008】(測定光を被検レンズに投射し、被
検レンズを透過した測定光を受光素子により検出し、そ
の検出結果に基づいて被検レンズの光学特性を測定する
レンズメータにおいて、累進レンズ測定モードに切換え
るモード切換手段と、測定光学系の光軸と被検レンズと
の位置合わせするために所定の表示を行うディスプレイ
手段と、屈折度数を所定の間隔で連続的に測定する測定
制御手段と、累進帯の加入度の変化が一定以下であり、
且つ遠用部又は累進開始点からの距離が予め定められた
範囲内の測定値に基づいて近用度数又は加入度数を予測
する近用部予測手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
【実施例1】以下、図面により本発明の一実施例を説明
する。 [構 成] (外観構成図)図1は本実施例のレンズメ−タの外観図
である。1はディスプレイであり、通常の測定モ−ドで
は測定光学系の光軸を示すレチクル、位置あわせ用のク
ロスタ−ゲット、測定結果等が表示される。図1では、
加入度測定モ−ドでの表示を示しており、詳しくは後述
する。2は測定結果を印字するプリントスイッチ、3は
左右の選択スイッチ、4は測定値の読み込み用スイッチ
である。5は測定モ−ドを累進レンズ測定用に切り換え
る累進レンズ測定用スイッチである。6はレンズ押さえ
で、測定しようとする被検レンズLをノ−ズピ−ス7上
に載せ、レンズ押さえ6を下げ被検レンズLを保持す
る。8は当て板であり、フレ−ムを押し付けることによ
り図上手前側に移動する。
【0010】(屈折力測定系)次に、レンズメ−タの測
定光学系の一例を図2の光学系配置図に基づいて説明す
る。11はLED等の発光ダイオ−ドであり、対物レン
ズ12の焦点付近に光軸に直交して4個配置されてい
る。被検レンズLをノ−ズピ−ス7上にセットしたと
き、マイクロコンピュ−タからの指示によりLEDドラ
イバが作動し4個のLED(a,b,c,d)が順次点
灯する。LEDa〜dの順次点灯は屈折力を有する被検
レンズLがノ−ズピ−ス7上に載せられている間、所定
の時間間隔で繰り返し行われる。13は直交するスリッ
トを有する測定用タ−ゲット板であり、対物レンズ12
及びコリメ−ティングレンズ14の焦点付近に固定して
配置されている。なお、被検レンズLが0Dでない度数
(屈折力)をもつ場合は、4つのタ−ゲット像はぼけの
ためにその度数に比例した分だけ像位置をずらし測定誤
差の要因となるので、精密測定にはタ−ゲット板をずれ
量を小さくするように移動することが望ましい。
【0011】ノ−ズピ−ス7はコリメ−ティングレンズ
14及び結像レンズ15の焦点付近に配置されている。
16はハ−フプリズムであり、17は光軸に対して直交
して設けられ、互いに検出方向が直交するよう配置され
る2個の一次元イメ−ジセンサである。LED11から
の光は対物レンズ12、コリメ−ティングレンズ14、
被検レンズL、結像レンズ15を介して直交する2つの
イメ−ジセンサ17上にそれぞれ結像する。被検レンズ
の屈折力と測定用タ−ゲットの結像位置との関係を簡単
に説明する。タ−ゲット13は4個のLEDで個別に照
明されるが、被検レンズがない場合及び0Dのレンズが
ノ−ズピ−ス7に載せられている場合には、LEDの
a,b,c,dはそれぞれによってイメ−ジセンサ17
上にできるタ−ゲット像はすべて重なる。被検レンズL
が球面屈折力のみを持っている場合、イメ−ジセンサ1
7上に結像するタ−ゲット像の位置は球面屈折度数に相
当した分だけイメ−ジセンサ17上で移動する。被検レ
ンズLが柱面屈折力のみを持っている場合、柱面レンズ
に入射する光線は主径線と直交する方向(又は同方向)
に屈折力が働く。このタ−ゲット像の移動量により柱面
屈折度数が算出できる。
【0012】いま、LEDの各a,b,c,dを点灯し
たときのタ−ゲット像の中心をそれぞれA(x
a,a ),B(xb,b ),C(xc,c ),D(xd,
d )とし、
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】 とおくと、
【数5】
【数6】
【数7】
【数8】 となる。後述するマイクロコンピュ−タ25は、各LE
Dによるタ−ゲット像の中心座標を上記計算式に代入し
て、球面屈折度、柱面屈折度、軸角度、プリズム量を算
出する(タ−ゲット板を移動するときはその移動量によ
り補正する)。
【0013】(制御回路)図3は本装置の主要な制御回
路を示したブロック図である。2つのイメ−ジセンサ1
7の信号はCCD駆動回路21を介し、コンパレ−タ2
2及びピ−クホ−ルド回路23に入力される。ピ−クホ
−ルド回路23に入力されて検出されたピ−ク電圧は、
A/Dコンバ−タ24によりデジタル信号に変換された
後マイクロコンピュ−タ25に入力される。ピ−クホ−
ルド回路23で出力されたピ−ク電圧のデジタル信号は
コンピュ−タ25を介し、D/Aコンバ−タ26でピ−
ク電圧の1/2の電圧信号に変換され、前記コンパレ−
タ22に入力される。この信号と直接コンパレ−タ22
に入った信号とを比較してストロ−ブ信号を出す。スト
ロ−ブ信号によりカウンタ27の信号がラッチ28に入
り、そのときの波形から明暗エッジの位置を読取り、マ
イクロコンピュ−タ25により座標位置を検出し、その
検出結果に基づいて被検レンズの光学特性を算出する。
これらの情報は、マイクロコンピュ−タ25により処理
されディスプレイ制御回路29を介して、装置の記憶情
報と共に、ディスプレイ1に文字及びグラフィック表示
される。
【0014】[動 作]以上の構成のレンズメ−タの動
作を説明する。まず、単焦点レンズの測定モ−ドについ
て簡単に説明する。単焦点レンズの球面度数、乱視度
数、乱視軸角度を測定するモ−ドの場合、ディスプレイ
1には測定光軸を示す点を中心とするレチクルが表示さ
れる。LEDa〜dの順次点灯は所定の時間間隔で繰り
返し行われ、屈折力を連続的に測定する。被検レンズL
がノ−ズピ−ス7上に載せられると、被検レンズLの屈
折力を演算しディスプレイ1上に表示すると共に、その
プリズム値から被検レンズLの光軸と測定光軸上の被検
レンズとの位置ずれ量を得る(プレンティスの式)。デ
ィスプレイ制御回路29は、クロスタ−ゲットをディス
プレイ1のレチクルに重ねて、そのずれ量に相当する位
置に表示する。レチクルとクロスタ−ゲットが所定の位
置関係にあるときの、測定値が被検レンズの測定値とな
る。
【0015】次に、枠入れされた累進多焦点レンズの測
定モ−ドについて説明する。累進レンズ測定用スイッチ
5を押して累進多焦点レンズの測定モ−ドにする。被検
レンズが載置されていない状態では、ディスプレイ1の
画面には図4の(a)のように、固定表示される累進部
(帯)を模した2本の曲線30と、測定点を示す縦長の
長方形のタ−ゲット31が表示される。左右選択スイッ
チ3を押して測定するレンズの左右を指定し、フレ−ム
の下側(本明細書では、フレ−ムやレンズの上下とは眼
鏡を装用した状態での上下を意味するものとして使用す
る)をフレ−ム押さえ8に接触させた状態で被検レンズ
をノ−ズピ−ス7上に載置する。被検レンズは中央から
やや上をノ−ズピ−ス7上に載せ、遠用部測定ステップ
を開始する。
【0016】マ−カ32がディスプレイ1の中央やや下
に点滅する。マ−カ32はタ−ゲット31の移動目標を
示し、マ−カ32に対するタ−ゲット31の位置は被検
レンズの移動すべき方向(及び移動量)を測定者に知ら
せる。累進多焦点レンズの遠用部は前述した基準縦軸上
に存在しているので、最初に表示されるマ−カ32はこ
の基準縦軸上の位置を示している(図4のb)。遠用部
測定ステップが開始され測定デ−タが得られると、遠用
部がロ−パワ−レンズかどうかを判定する。得られた屈
折値(S,C,A)を後述するX−Y座標の各成分に分
解して、X成分であるS+Csin 2 θ、又はY成分であ
るS+Ccos 2 θが所定の値(本実施例では0.75D
に設定している)以下のレンズはロ−パワ−レンズと判
定する。 (イ) ロ−パワ−レンズではないと判定された場合 ロ−パワ−レンズではないと判定された時は、次のよう
にして決定された位置にタ−ゲット31を表示する。被
検レンズが球面レンズの場合は、各測定点での左右方向
のプリズム値に基づいて基準縦軸との偏位の方向と量が
得られるので、タ−ゲット31はマ−カ32に対する各
測定点の相対的位置を示す位置に表示される。被検レン
ズが乱視レンズの場合には、被検レンズの左右方向にお
けるプリズムが0となる位置は乱視軸上にあるので、各
測定点でのプリズム値から乱視レンズによる影響をオフ
セットして、基準縦軸との偏位量と偏位方向を示す値に
補正する(球面レンズはC=0の特殊の乱視レンズと考
えられるので、この方法で全ての累進レンズを処理でき
る)。
【0017】いま、S,C,Aの各値をもつ任意の乱視
レンズにおいて、X−Y座標(レンズの光学中心を0と
して、基準縦軸をY軸ととる)の任意のA点(x,y)
におけるプリズム量(Px ,Py )は、 Px =−(Dxx・x+Dxy・y) Py =−(Dyx・x+Dyy・y) B点(0,y)におけるプリズム量(Px0,Py0)は、 Px0=−Dxy・y Py0=−Dyy・y 但し、Dxx=S+Csin 2 θ Dyx=−Csin θ・cos θ(=Dxy) Dyy=S+Ccos 2 θ Cはマイナス読み である。以上の式から、 Px0=Dxy・(Py ・Dxx−Px ・Dyx)/Dxx・D
yy−Dyx・Dxy が求められので、Px からPx0をオフセットしてx=
0の位置及びタ−ゲットの表示位置を決定する。このオ
フセット計算は以後においてもレンズ位置の監視のため
に行われる。測定者は被検レンズを移動してタ−ゲット
31をマ−カ32に合わせ(図4のc)、合致信号が得
られた位置での屈折度数aを記憶する。
【0018】タ−ゲット31がマ−カ32に合致する
と、タ−ゲット31に代わって横長の長方形のタ−ゲッ
ト33がマ−カ32の上方に表示される(図4のd)。
レンズの上側に測定点を移動し、タ−ゲット33をマ−
カ32に合わせる(図4のe)。この場合のタ−ゲット
33の移動は、被検レンズがレンズの上下方向のプリズ
ム値から換算した所定の距離(数mm) 移動したときに、
マ−カ32と一致するように制御される。合致信号が得
られた位置での屈折度数bを記憶する。記憶した屈折度
数a及びbの球面度数を比較して、現在の測定点が累進
部にあるか累進部を脱した遠用部付近にあるかを判断す
る。両者の球面度数の差が所定範囲内(=略0)のとき
はその測定点は遠用部付近にあると判断し、両者の差が
所定範囲外であれば累進部にある(正確にはその可能性
がある)と判断する。
【0019】(イ)−1 測定点が遠用部付近にあると
判断された場合。この場合、マ−カ32はタ−ゲット3
3の上方に表示される(図5のa)。このマ−カ32は
タ−ゲット33の移動方向を示すためのものに過ぎな
い。タ−ゲット33がマ−カ32に向かって移動するよ
うに、測定者は被検レンズを手前側に移動する。移動中
連続して屈折度数は測定されており、マイクロコンピュ
−タ25はレンズのプリズム量から移動距離を換算し、
単位移動量当りの加入度変化を検出する。単位移動量当
りの加入度変化から測定位置が累進部に入ったことを検
出すると、タ−ゲット33は丸型のタ−ゲット34に形
状を変え、丸型のタ−ゲット34の下方にはマ−カ32
が表示される(図5のb)。なお、屈折度数bの球面度
数の値から一定量(例えば0.12D)増加する位置を
検出しても良い。
【0020】加入開始位置から遠用部までの距離は、累
進レンズの種類、加入度数により異なり一定しないが、
現在市販されている累進レンズに関しては加入開始位置
の数mm(4〜8mm)上側は各レンズメ−カが指定する遠
用部領域にあたる。レンズの上下方向の測定プリズム量
から移動距離を換算し、レンズを所定距離(本実施例で
は6mm)移動すると、タ−ゲット34とマ−カ32は合
致して表示される。本実施例では遠用部がある面積を持
った領域で示されるのに着眼して、処理を簡略にするた
めに、累進部と検知された測定点から一定距離移動する
ようにしているが、屈折度数bの球面度数の値から一定
量増加した位置を基準にして移動するようにしても良
い。レンズが所定距離移動した信号が得られると、マ−
カ32は十字型マ−カ35に形状を変え、両者が一致し
たことを知らせる(図5のc)。この遠用部測定点での
測定値が安定したことを検出して、この測定値をマイク
ロコンピュ−タ25は記憶する。
【0021】マイクロコンピュ−タ25は遠用部の測定
値が記憶されたことを確認すると、自動的に近用部測定
ステップに移る(図5のd)。自動的に遠用部測定ステ
ップから近用部測定ステップに移行することにより、ス
イッチ操作による被検レンズの位置ずれはなくなる。3
6は近用部測定ステップのタ−ゲットであり、近用部の
測定は遠用部測定点からタ−ゲット36を上方に移動す
る(測定点はレンズの下方に移動)ことにより行う。タ
−ゲット36の移動はレンズの上下方向のプリズム量の
変化を移動量に換算して行うが、タ−ゲット36の移動
は測定点が累進部を進んでいくのをイメ−ジさせる。累
進部を移動している間装置は連続測定を行い、測定加入
度を表示部37に表示するとともに、これをバ−グラフ
38でも表示する。これにより検者は近用部測定が終了
する前でも概略の加入度やその変化の様子を知ることが
できる。また、装置は測定位置の柱面度数と遠用部の柱
面度数との差を検出し表示部39に光学歪み量として数
値表示し、測定部が累進部から所定基準量(例えば0.
25D)を超えたか否かをモニタしている。所定基準量
を超えているときは、加入度決定のための測定値として
はこれをキャンセルするとともに、レンズの左右方向の
プリズム値によりその方向とズレ量を得て累進部から外
れた位置にタ−ゲット36を表示する(図5のe、
f)。前述のように屈折度数が小さいレンズでの測定誤
差に対しては、測定者によるレンズ移動(プリズム量の
変化等のデ−タから得られる)に対する光学歪み量の変
化(大きくなるかどうか)を基準に補正している。ま
た、プリズム変化が乱れているレンズに関しても同様な
処理を施す。
【0022】このようにして、眼鏡フレームの下側一杯
まで測定し、ターゲット36が左右の略中央にあれば近
用部の測定は終了する(図5のg)。なお、近用部付近
の加入度変化は一定ではなく緩やかになる。そこで単位
移動量当たりの加入度の変化が一定量以下(絶対量で示
しても良いが、最大加入度変化量に対する変化の割合で
示す方が精度が高い)の位置の測定値で、しかも遠用部
から所定の範囲内(レンズメーカの表示はアイポイント
からの距離が示されるが、遠用部からの距離にすると1
8mm〜25mm程度の範囲内に入る。累進開始点からの距
離を設定しても良い)のものを0.25D単位(現在累
進レンズの度数単位は0.25D)で丸めたものを近用
部度数と推定(本明細書では予測と同義である)し、推
定された近用部度数と所定の範囲内(本実施例では±
0.05D)の測定値が得られたら、測定を終了する。
このようにすれば近用部度数(加入度数)を自動的に得
ることができる。
【0023】(イ)−2 測定点が累進部にあると判断
された場合。この場合には、タ−ゲット33はマ−カ3
2の上に表示され(図6のa)、測定点をレンズの上側
に移動してタ−ゲット33をマ−カ32方向に移動させ
る。マ−カ32はタ−ゲット33の移動方向を示すもの
に過ぎない。装置は屈折度数を連続して測定しており、
レンズのプリズム量に基づいて移動距離を換算し、単位
移動量当りの加入度変化を検出する。単位移動量当りの
加入度変化が所定の値(実施例では0.03D/mm)以
下になった位置を累進部を脱した位置と判断し、この位
置から測定点が所定距離(2mm前後)移動し遠用部に入
ったことを検出すると、マ−カ32は十字型マ−カ35
に形状を変え両者が一致したことを知らせる(図6の
b)。この遠用部測定点での測定値が安定したことを検
出して、この測定値をマイクロコンピュ−タ25は記憶
する。遠用部測定点での測定値を記憶した後、(イ)と
同様にして近用部測定を行う。 (ロ) ロ−パワ−レンズであると判定された場合 ロ−パワ−レンズの場合も測定ステップの基本は(イ)
と異ならないので、以下においては相違点を重点的に説
明する。
【0024】(イ)と同様に、Px からPx0をオフセッ
トしてx=0の位置及びタ−ゲットの表示位置を決定す
るが、ロ−パワ−レンズでは基準縦軸からの多少のずれ
は遠用度数の測定精度にはほとんど影響を与えないの
で、X成分であるS+Csin 2θが0.75D以下のと
きには(イ)の場合と異なり、タ−ゲットの移動感度を
下げている。これは、製造上の加工精度の誤差による影
響が大きく現れやすいからである。S+Ccos 2 θが
0.75Dを超える時は(イ)のステップに戻る。S+
cos 2 θが0.75D以下のときは次のステップで行
う。なお、上記のようなタ−ゲットの移動感度を下げる
方法の代わりに、次のような処理を行うこともできる。
プリズムが0付近で、しかもシリンダ値の変化から、そ
の値が最小となる位置を基準縦軸上の位置としてもよ
い。測定者は被検レンズを移動してタ−ゲット31をマ
−カ32に合わせ(図4のc)、合致信号が得られた位
置での屈折度数a及びプリズム量Paを記憶する。タ−
ゲット31がマ−カ32に合致すると、タ−ゲット31
に代わって横長の長方形のタ−ゲット33がマ−カ32
の下方に表示される(図5のa)。レンズの下側に測定
点を移動し屈折度数aよりも所定量加入度が増したポイ
ントを探す。このポイントが検出されたら、この位置で
の測定プリズム量Pbとプリズム量Paの差を求め、プ
リズム変化の単位量を決定する。
【0025】次に、横長の長方形のタ−ゲット33の下
方にマ−カ32を表示する。タ−ゲット33をマ−カ3
2に向けて移動し、測定点をレンズの上側に向けて移動
する。この間装置は連続測定を行い、プリズム量変化に
対するレンズ度数の変化量を算出し、単位プリズム変化
量当たりの加入度変化を求める。ロ−パワ−レンズで
は、測定誤差が大きく影響するので(イ)のように単位
移動量当たりの加入度変化の測定は有用ではなく、単位
プリズム変化量当たりの加入度変化を遠用部を決定する
指標とする。ところで、度数変化が小さいところではプ
リズム変化も小さいので、ステップで区切って判断して
行く方法では遠用部に到達できない。ところで、レンズ
設計上加入開始点付近の加入度は一次関数的に増加する
のではなく、徐々に増加割合が大きくなる。そこで、加
入度数変化の特長に着目して、単位プリズム変化量当た
りの加入度変化からその位置は加入開始点に十分近い位
置かどうかを判断する。この位置は僅かに加入度が残っ
ている位置であり、前述のように累進レンズの度数ステ
ップは決定されている(0.25Dステップ)ので、被
検レンズの遠用部度数はその位置での度数よりマイナス
方向に0.25D単位で丸めた値と推定できる。即ち、
+0.35Dならば遠用部は+0.25Dと予測する。
【0026】遠用部の予測値が得られたときは、さらに
測定点を遠用部方向に進める。各測定点で得られるレン
ズ度数を予測値と比較して、両者の差が所定の範囲内
(本実施例では±0.06D)の位置に来た時に、マ−
カ32は十字型マ−カ35に形状を変え、測定点が遠用
部にあることを知らせる(図5のc)。遠用部での屈折
力を記憶する。その後、自動的に遠用部測定ステップか
ら近用部測定ステップに移行する。近用部測定ステップ
の操作は(イ)の場合とほぼ同様である。ただし、タ−
ゲットの移動量は、測定屈折度数のy成分が所定量より
も小さい(0.75D以下)ときは、加入度数の増加量
に基づいて決定される。以上のロ−パワ−レンズの遠用
部を求める方法は、ロ−パワ−レンズでなくても、一般
のレンズにも使用できるが、殊に遠用部において度数が
一定でない特殊のレンズの遠用部の判定に対しても使用
できる。
【0027】
【実施例2】実施例2の構成は、実施例1と比較して、
被検レンズの位置検出機構が付加され、この検出結果を
利用してタ−ゲット33の表示位置の決定を行っている
点に特徴がある。屈折力測定系自体は実施例2と同じで
あるのでその説明は省く。図7は被検レンズの位置検出
機構断面図であり、図8はそのA−A断面図である。8
はフレ−ム(図では単にレンズLを置いている)を押し
当てる当て板、41はガイドピンである。42はラック
であり、当て板8の内部空間に水平かつ左右方向に移動
可能に保持され、ラック42にはガイドピン41が固定
されている。43はガイドピン41を左方向(図7上)
に付勢するコイルバネである。ラック44は装置の前後
方向に移動可能に支承され、ラック44には当て板8が
固定されているので、当て板8は装置に対して前後方向
に移動可能になっている。45は当て板8を常に前方向
に付勢するバネである。ラック42には回転自在な回転
軸46に取り付けられたピニオン47が噛合し、ピニオ
ン47はラック44と一体となって前後方向に移動す
る。ピニオン47の回転量は回転軸46を介して歯車4
8に伝えられる。この歯車48の回転量をポテンショメ
−タ49で検出する。また、ラック44にはピニオン5
0が噛合し、このピニオン50の回転量がポテンショメ
−タ51により検出される。これらの信号は処理され、
マイクロコンピュ−タに入力される。このように被検レ
ンズLを当て板8及びガイドピン41に当接させつつ移
動させることにより、被検レンズLの移動量が検出さ
れ、この検出情報によりタ−ゲット及びマ−カの表示位
置が決定される。
【0028】実施例1ではプリズム量の変化を被検レン
ズ(測定点)の移動距離に換算したり、ロ−パワ−レン
ズでは誤差の影響を避けるために単位移動量当たりの加
入度変化の代わりに単位プリズム変化量当たりの加入度
変化を使用するが、実施例2では被検レンズの移動量を
直接検出できるので、この検出値をタ−ゲットの表示位
置の決定に使用することができる。実施例1に対して実
施例2の装置は、被検レンズの移動量が正確に検出でき
るので、測定点が累進部を外れた場合左右いずれに外れ
たかを正確に判断できる他、タ−ゲットを被検レンズ
(殊に円柱レンズの測定には有益である)の移動量に比
例して移動できる。また、遠用部からの距離を表示する
ことにより近用部の位置を精度良く決定できるので、加
入度を正確に求めることができる。
【0029】以上の実施例は種々の変容を行ない得るも
のであり、累進部(帯)を模した2本の曲線を設けずに
タ−ゲットとマ−カとの位置関係の表示のみでも行うこ
とができるし、タ−ゲットに対して累進部(帯)を移動
するようにしても良い。この様に実施例は本発明の実施
態様を限定する趣旨のものではない。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、プリズムシニング加工
といわれる特殊加工が施された累進レンズやロ−パワ−
レンズでも信頼度の高い加入度の測定を行うことができ
る。また、測定者の熟練度合いに依存しなくても、加入
度の測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の装置の外観図である。
【図2】測定光学系を示す光学配置図である。
【図3】装置の制御方法を示すブロック図である。
【図4】ディスプレイ1の画面の表示を示す説明図であ
る。
【図5】ディスプレイ1の画面の表示の別の態様を示す
説明図である。
【図6】ディスプレイ1の画面の表示のさらに別の態様
を示す説明図である。
【図7】当て板とガイドピンの位置検出機構を示す断面
図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 5 累進レンズ測定用スイッチ 25 マイクロコンピュ−タ 31,33,34,36 タ−ゲット 32,35 マ−カ 37 表示部 38 バ−グラフ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定光を被検レンズに投射し、被検レン
    ズを透過した測定光受光素子により検出し、その検出
    結果に基づいて被検レンズの光学特性を測定するレンズ
    メータにおいて、累進レンズ測定モードに切換えるモー
    ド切換手段、測定光学系の光軸と被検レンズとの位置
    合わせするために所定の表示を行うディスプレイ手段
    と、屈折度数を所定の間隔で連続的に測定する測定制御
    手段と、被検レンズの累進帯での測定ポイント間の変化
    に対する加入度の変化に基づいて遠用部の屈折度数及び
    /又は近用部の屈折度数若しくは加入度数を予測する予
    測手段とを有することを特徴とするレンズメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1のレンズメータにおいて、前記
    予測手段は、単位プリズム変化量当たりの加入度変化又
    は単位移動量当たりの加入度変化に基づいて予測する
    とを特徴とするレンズメータ。
  3. 【請求項3】 測定光を被検レンズに投射し、被検レン
    ズを透過した測定光を受光素子により検出し、その検出
    結果に基づいて被検レンズの光学特性を測定するレンズ
    メータにおいて、累進レンズ測定モードに切換えるモー
    ド切換手段と、測定光学系の光軸と被検レンズとの位置
    合わせするために所定の表示を行うディスプレイ手段
    と、屈折度数を所定の間隔で連続的に測定する測定制御
    手段と、累進帯の加入度の変化に基づいて定められる
    進加入開始点近傍の屈折度数を記憶し、記憶された屈折
    度数をマイナス側に所定単位で処理した値を遠用部の屈
    折度数と予測する遠用度数予測手段と、を有することを
    特徴とするレンズメータ。
  4. 【請求項4】 請求項のレンズメータは、さらに所定
    の基準の屈折度数をつか否かを判定する判定手段とを
    具備し、該判定手段により前記基準以下の屈折度数を
    つと判定された時に前記予測手段が機能するよう指示す
    る指示手段とを有することを特徴とするレンズメータ。
  5. 【請求項5】 請求項の判定手段は基準縦軸方向の
    成分屈折度数により判定することを特徴とするレンズメ
    ータ。
  6. 【請求項6】 測定光を被検レンズに投射し、被検レン
    ズを透過した測定光を受光素子により検出し、その検出
    結果に基づいて被検レンズの光学特性を測定するレンズ
    メータにおいて、累進レンズ測定モードに切換えるモー
    ド切換手段と 、測定光学系の光軸と被検レンズとの位置
    合わせするために所定の表示を行うディスプレイ手段
    と、屈折度数を所定の間隔で連続的に測定する測定制御
    手段と、累進帯の加入度の変化が一定以下であり、且つ
    遠用部又は累進開始点からの距離が予め定められた範囲
    内の測定値に基づいて近用度数又は加入度数を予測する
    近用部予測手段と、を有することを特徴とするレンズメ
    ータ。
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