JPH0712682A - レンズ屈折度測定装置 - Google Patents

レンズ屈折度測定装置

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JPH0712682A
JPH0712682A JP17615093A JP17615093A JPH0712682A JP H0712682 A JPH0712682 A JP H0712682A JP 17615093 A JP17615093 A JP 17615093A JP 17615093 A JP17615093 A JP 17615093A JP H0712682 A JPH0712682 A JP H0712682A
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lens
inspected
light beam
refraction
measurement
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Yoshi Kobayakawa
嘉 小早川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 累進焦点レンズでも自動的に高精度の屈折度
測定を行う。 【構成】 光源1からの光束は、レンズ3、被検レンズ
L、撮像素子2を通り撮像素子2で受光される。信号処
理器6では、撮像素子2での測定光束位置から、球面度
数S、乱視度数C、乱視角度A、非対称球面度数が算出
され、球面度数S、乱視度数Cの大きさを表すアライメ
ントマークAMと非対称球面度数を長さで表すバーBaが表
示器7に表示される。検者はこのアライメントマークA
M、バーBaを観察しながらアライメントを行う。この間
に、信号処理器6では受光光量、アライメントマークAM
の位置、プリズム度、非対称球面度数を監視し、これら
の項目が測定可能な条件を満たすと、測定値が信号処理
器6に自動的に記憶される。累進レンズ測定釦8を押し
た場合には、信号処理器6はプリズム度の代りに球面度
数Sについて監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼科診療所や眼鏡店で
使用されるレンズ屈折度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(イ) 従来のレンズメータは位置合わせを行いながら、表
示面上に表示された被検レンズにおける測定光束の位置
を表すアライメントマークと、測定された球面度数、乱
視度数、非球面度数等の数値を確認しながら、被検レン
ズの測定位置を決定している。そして、測定位置が決定
できると測定釦を押して、この時点での屈折度を測定値
として装置に入力している。また、アライメントマーク
の位置、球面度数等の数値が測定可能とされる条件を満
たしていると、この時点での屈折度を測定値として自動
的に取り込む装置も知られている。
【0003】零点補正を行う場合には、光電センサでの
光束位置の変化を監視させ、この光束位置に変化が生じ
なければ、被検レンズが光路中にないと判断され、自動
的に補正が行われる。
【0004】(ロ) 被検眼鏡レンズの瞳孔間距離を測定す
る場合には、被検眼鏡レンズの左右のレンズの光学的中
心に印点を付し、印点の間隔を定規で測定している。ま
た、瞳孔間距離測定機能を有するレンズメータにおいて
は、被検眼鏡レンズを当接部材に載置して左右方向に摺
動する際に、測定光軸と左右の被検眼鏡レンズのそれぞ
れの光学的中心とを一致させた際の当接部材の移動量を
検出し、瞳孔間距離としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1) しかしながら、従来例(イ) においては、非球面度数
等の数値はアライメントマークと異なる場所に表示され
るので、アライメントを行って被検レンズの測定位置を
決定する際に、数値とアライメントマークを交互に見な
ければならないという煩わしさが生ずる。
【0006】また、自動的に測定値を取り込む装置につ
いては、累進焦点レンズのように測定すべき位置にプリ
ズム度がある場合には、測定値を取り込めないという不
都合が生ずる。
【0007】零点補正を行う際には、光電センサでの光
束位置の変化から被検レンズが光路中に挿入されていな
いと判断しているので、球面度数の弱い被検レンズの場
合には、被検レンズが光路に挿入されても、光電センサ
での光束位置が変化しないため、適正な補正が行えず測
定値に誤差を生じてしまう。
【0008】(2) 従来例(ロ) では、被検レンズの瞳孔間
距離を定規で測定しているため、正確さに欠けている。
また、レンズの屈折度測定を行いながら瞳孔間距離を測
定する場合にも、先述したように被検レンズに累進焦点
レンズのようにプリズム度がある場合には、測定光軸を
被検レンズの光学的中心に合致しているか否かの判断が
行い難い。
【0009】本発明の第1の目的は、上述の問題点(1)
を解決し、アライメントの操作性に優れ、累進焦点レン
ズでも高精度な屈折度測定が自動的に行い得るレンズ屈
折度測定装置を提供することにある。
【0010】また第2の目的は、上述の問題点(2) を解
決し、アライメントの操作性を向上し、被検レンズの瞳
孔間距離測定を容易に行い得るレンズ屈折度測定装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの第1発明に係るレンズ屈折度測定装置は、被検レン
ズに光束を投影し、該被検レンズの透過光束を光電セン
サで受光して前記被検レンズの屈折度を求めるレンズ屈
折度測定装置において、少なくとも球面度数と乱視度数
とを図形で表示する表示手段を有することを特徴とす
る。
【0012】第2発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
被検レンズに光束を投影し、該被検レンズの透過光束を
光電センサで受光して前記被検レンズの屈折度を求める
レンズ屈折度測定装置において、前記光電センサの受光
光量に基づいて被検レンズが光路内に在るか否かの判断
をする判断手段を有することを特徴とする。
【0013】第3発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
被検レンズに光束を投影し、該被検レンズの透過光束を
光電センサで受光して前記被検レンズの屈折度を求める
レンズ屈折度測定装置において、累進レンズ測定釦の入
力により測定値を自動的に取り込む条件を変化する手段
を有することを特徴とする。
【0014】第4発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
被検レンズに光束を投影し、該被検レンズの透過光束を
光電センサで受光して前記被検レンズの屈折度を求める
レンズ屈折度測定装置において、被検眼鏡レンズを当接
する左右方向に移動自在の当接部材と、該当接部材の位
置を検出する検出手段と、前記被検眼鏡レンズの左右方
向のプリズム度のない位置が一定時間保持された場合に
前記当接部材の位置を記憶し、前記被検眼鏡レンズの瞳
孔間距離を測定する測定手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】上述の構成を有する第1発明のレンズ屈折度測
定装置は、表示手段に表示された少なくとも球面度数、
乱視度数の大きさを表す図形を観察しながらアライメン
トを行い、図形の形状から被検レンズの測定位置を判断
して決定する。
【0016】また、第2発明に係るレンズ屈折度測定装
置は、被検レンズの透過率による光電センサの受光光量
の減少から、被検レンズが光路中に在るか否かを判断
し、零点補正及び測定値を取り込むタイミングを決定す
る。
【0017】第3発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
測定釦を押すとプリズム度が生じても、プリズム度以外
の要素が測定可能とされる条件を全て満たしていれば、
測定値を取り込む。
【0018】第4発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
レンズの屈折度測定を行う際に、被検眼鏡レンズを当接
部材に載置して、左右に移動して左右の眼鏡レンズにつ
いてアライメントを行い、それぞれの眼鏡レンズにおい
て、プリズム度のない位置が測定光軸と一定時間以上合
致していると、その時点での当接部材の位置が自動的に
検出され、記憶がなされると共に瞳孔間距離として数値
化される。
【0019】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は第1の実施例の構成図であり、光源1から
撮像素子2に至る光路上には、レンズ3、当接部材4に
載置された被検レンズL、図2に示す開口部5aを有す
る5孔絞り5が配置されている。また、撮像素子2の出
力は信号処理器6に接続され、信号処理器6には表示器
7、累進レンズ測定釦8が接続されている。
【0020】光源1からの光束はレンズ3で平行光束と
されて被検レンズLを透過し、5孔絞り5の開口部5a
で5本の光束に分離されて、撮像素子2には5孔絞り5
の5つの開口部5aと類似した光束が受光される。この
受光信号は信号処理器6に取り込まれ、撮像素子2での
光束位置が解析され、屈折度、非球面度数が計算され
る。例えば、非対称性非球面度数を計算する場合は、撮
像素子2の中央の光束位置から周囲の4個の光束位置ま
での距離を、上下方向、左右方向のそれぞれ方向で比較
すればよい。
【0021】更に、信号処理器6において、この計算結
果に基づいて屈折度、非対称性非球面度を表すマーク及
び数値が表示器7に発生される。表示器7の画面の左下
方には球面度数S、乱視度数C、乱視角度Aから成る屈
折度が数値で表示され、右下方には非対称性非球面度の
大きさを長さで表しているバーBaが表示される。そし
て、画面中央には十字型の基準マークMEと、楕円及び交
差している矢印から成るアライメントマークAMが表示さ
れる。
【0022】ここで、基準マークMEの交点は測定光軸を
表している。アライメントマークAMの矢印の向きは被検
レンズLの種類を示し、矢印が外向きのときは被検レン
ズLが凹レンズであり、矢印が内向きのときは被検レン
ズLが凸レンズであることを表し、矢印の交点は撮像素
子2での中央光束位置を表している。更に、アライメン
トマークAMの楕円の楕円率は乱視度数Cを表し、楕円の
面積は球面度数Sを表している。球面度数Sが零になる
場合には、アライメントマークAMの楕円は表示されず、
交差する矢印のみが表示される。
【0023】例えば、被検レンズLが凹レンズで、球面
度数S及び乱視度数Cが共に小さい場合は図3(a) に示
すような矢印が内向きで、楕円率及び面積の小さいアラ
イメントマークAMが表示器7に表示される。逆に、被検
レンズLが凸レンズで球面度数S及び乱視度数Cが共に
大きい場合には、図3(b) に示すような矢印が外向き
で、楕円率及び面積の大きいアライメントマークAMが表
示器7に表示される。また、被検レンズLが凸レンズで
非対称性非球面度数がある場合には、図3(c) に示すよ
うに非対称的な楕円で表される形状のアライメントマー
クAMが表示器7に表示される。
【0024】非対称性非球面度数が発生するのは、測定
光軸が被検レンズLの光学的中心からずれて収差が生ず
る場合や、被検レンズLが累進焦点レンズで、測定光軸
がこの累進帯からずれている場合である。被検レンズL
が円柱レンズや球面レンズのみで構成されている場合に
は、近軸的には非対称球面度数は発生しない。
【0025】被検レンズLが単焦点レンズの場合には、
表示器7を観察しながら基準マークMEの交点に、アライ
メントマークAMの矢印の交点が重なるように被検レンズ
Lの位置を調整する。この間に、信号処理器6はアライ
メントマークAMの位置を監視しており、アライメントマ
ークAMが基準マークMEの交点に一定時間静止していると
判断されると、測定釦8を押さなくとも、自動的にこの
時点での屈折度が測定値として信号処理器6に記憶され
測定を終り、記憶されたことが表示される。
【0026】累進焦点レンズの測定には、累進レンズ測
定釦8を押し、先ず遠用部について測定を行う。検者は
被検レンズLの位置を調整しながら表示器7を観察し
て、アライメントマークAMの位置及び形状と、バーBaの
長さから測定すべき位置を判断する。この間に、信号処
理器6はアライメントマークAMの位置、プリズム度、非
対称性非球面度数について監視している。
【0027】累進レンズ測定釦8を押した時の自動測定
する条件として、第1にアライメントマークAMが表示器
7において一定時間静止していること、第2に眼幅方向
のプリズム度が一定値以下であること、第3に非対称球
面度数が一定値以下であるか否かが判断されている。こ
れらの3つの条件が全て満たされていると判断される
と、測定釦8を押さないでもこの時点での屈折度が測定
値として信号処理器6に記憶される。そして、データ取
り込みが表示され、次に加入度測定モードに自動的に入
り、近用部での屈折度の測定を行い加入度を求める。こ
の時の測定値の自動取り込みは、非対称性非球面度が一
定以下である加入度の最大値をホールドし、その値が得
られる位置で一定時間以上アライメントマークAMが停止
すると実行する。なお、自動測定条件に乱視度数Cが遠
用部での乱視度数Cと同じであるという条件を加えても
よい。
【0028】ところで、累進焦点レンズの遠用部での測
定において、遠用部に屈折度が無い場合等には、アライ
メントマークAMが一定時間静止していること、眼幅方向
のプリズム度及び非対称球面度数が一定値以下であると
いう3つの測定可能条件は、光路中に被検レンズLが挿
入されていないときでも無条件に成立してしまい、信号
処理器6へ測定値を記憶させるタイミングが判断できな
い。
【0029】この実施例では、この問題点を解消するた
めに被検レンズLを光路中に挿入すると、被検レンズL
の透過率のため撮像素子2での受光光量が減少すること
から、信号処理器6は撮像素子2の受光光量をも監視し
ている。被検レンズLが光路中にあるということを必須
条件として、前述した条件が全て満たされていると、測
定値を記憶するようにすればよい。更に、電源始動時に
撮像素子2の受光光量に変化が生じなければ、信号処理
器6に光路中に被検レンズLが挿入されていないと判断
させ、自動的に零点補正を行うようにすることができ
る。
【0030】被検レンズLの測定位置の選択を行う場合
には、表示器7でアライメントマークAMの楕円の形状、
或いはバーBaの長さに留意すればよい。バーBaは数値で
はなく図形であるから、アライメントマークAMを見なが
らでも分かる。単焦点レンズの測定部はレンズの幾何学
的中心であり、累進焦点レンズの測定部は累進焦点帯中
にあるので、表示器7を観察しながら非対称性非球面度
が発生しないように被検レンズLを調整すればよい。
【0031】アライメントマークAMでも非対称性非球面
度を表示しているので、バーBaを省略することもでき
る。また、撮像素子2の5つの測定光束をアライメント
マークAMとしてそのまま表示器7へ表示して、合わせて
バーBaを表示してもよい。表示器7が図形表示の困難な
LED等の場合には、アライメントマークAMは被検レン
ズLを透過した測定光束の位置を表す表示とし、非対称
球面度数をバーBaで表示すればよい。また、累進焦点レ
ンズの近用部での測定を行う際には、バーBaは遠用部を
近用部での乱視度数Cの差を表すようにしてもよい。
【0032】図4、図5は第2の実施例の構成図であ
り、測定用光源10から光電センサ11に至る光路OL上
には、レンズ12、当接部材13に当接された被検眼鏡
レンズG、レンズ14が配置されている。ここで、当接
部材13はヒンジ15によりL字形に組み合わされた部
材16、部材17で構成され、部材16が固定されたポ
テンショメータ18に接し、部材16の移動量がポテン
ショメータ18で測定されるようになっている。また、
部材16は左右に移動自在とされ、鎖線で示す位置1
6’まで移動可能であり、最左端まで移動したときの部
材17の位置17’に隣接してスイッチ19が設けられ
ており、部材17はヒンジ15を支点として鎖線で示し
ているように位置17’から位置17”まで回動可能と
されている。
【0033】更に、図5に示すように光電センサ11、
ポテンショメータ18、スイッチ19、タイマ20の出
力は計算手段21に接続され、計算手段21の出力は表
示器22に接続されている。
【0034】測定用光源10からの光束は、レンズ1
2、眼鏡レンズGL、レンズ14を通り、光電センサ11
で図6、図7に示すような5つの小円から成る測定光束
像Pとして結像し、光電センサ11からの信号が計算手
段21に取り込まれ、この測定光束像Pの位置から屈折
度及び非対称球面度数が算出される。
【0035】屈折度測定を行う場合には、図4に示すよ
うに当接部材13の部材16、部材17をL字型に組み
合わせて、部材17と被検眼鏡レンズGの左側の弦が接
するようにする。そして、当接部材の部材16を左右に
摺動して両方の眼鏡レンズGL、GRについて屈折度を測定
する。
【0036】測定用光源10を点灯すると、光電センサ
11の受光信号が計算手段21に取り込まれ、図6に示
すように表示器22には測定光束像P及び球面度数S、
乱視度数C、乱視角度Aから成る屈折度、更に測定光軸
OLを表すアライメントマークM1が表示される。検者はこ
の表示器22を観察しながら、中心の測定光束像P1がア
ライメントマークM1と同心円状になるように部材16を
移動する。この間に、タイマ20の信号に基づき、計算
手段21において測定光束像P1がアライメントマークM1
と同心状に一定時間以上なったと判断されると、この時
点での屈折度が測定値として計算手段21に記憶され
る。
【0037】瞳孔間距離PDを測定する場合には、当接
部材13を左側に移動し、右側の眼鏡レンズGRから測定
を行う。先ず、スイッチ19を位置17”から位置17
へ移動しスイッチ19を押す。なお、レンズ屈折度測定
装置の際には、部材17は位置17”にあるため、スイ
ッチ19は入力されない。スイッチ19が押されると、
図7に示すように表示器22には測定光束像Pと、白抜
きのアライメントマークM1に代って線状のアライメント
マークM2が表示される。
【0038】検者は表示器22を観察しながら、アライ
メントマークM2に中央の測定光束像P1が掛かるようにア
ライメントを行う。アライメントマークM2が測定光束像
P1に掛かると眼鏡レンズGRの左右方向でプリズム度のな
い位置に測定光軸OLがきている。この間に計算手段21
において、タイマ20の出力信号に基づいて一定時間、
例えば1秒間以上、アライメントマークM2に中央の測定
光束像P1が掛かっていると判断されると、ポテンショメ
ータ18による被検眼鏡レンズGの移動距離の信号が取
り込まれ、当接部材13と部材16の位置が記憶され
る。
【0039】次に、当接部材13と部材16を眼鏡と共
に右側に移動し、左側の眼鏡レンズGLについても上述し
たようにアライメントを行い、一定時間以上アライメン
トマークM2に測定光束像P1が掛かっていると判断される
と、計算手段21に部材16の位置が記憶され、先の位
置との差から瞳孔間距離PDが算出され表示器22に表
示される。
【0040】この実施例では、部材17の回動によりス
イッチ19を入力して、測定モードの切換えを行ってい
たが、図8に示すように第3の実施例としてスイッチ1
9の代りに別途にPD測定釦31を設け、PD測定釦3
1の入力により、表示器22の状態を図6に示すレンズ
屈折度測定モードと、図7に示す瞳孔間距離測定モード
に切換えるようにすることもできる。
【0041】屈折度測定を行いながら、PD測定釦31
を押して瞳孔間距離測定モードに切換えて当接部材13
の位置を記憶させれば、左右の眼鏡レンズGL、GRの屈折
度測定が終了すると、瞳孔間距離PDが同時に測定され
る。
【0042】なお以上の実施例では、被検眼鏡レンズG
の左側の眼鏡レンズGRを当接部材13に固定して測定を
行ったが、被検眼鏡レンズGの鼻当てNがポテンショメ
ータ18の基点となるように部材16に当接すれば、左
右別の瞳孔間距離PDを測定することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように第1発明に係るレン
ズ屈折度測定装置は、表示手段に表示された、少なくと
も球面度数、乱視度数を表す図形を観察しながらアライ
メントを行うようにしたため、数値のように視線を向け
なくとも、一定の視野の中で図形の形状から球面度数等
の大きさを確認することができるため、アライメントの
操作が容易になる。
【0044】第2発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
光電センサでの受光光量から光路中に被検レンズが在る
か否かの判断を行うようにしたため、球面度数が弱い被
検レンズを測定する場合でも、適正な時点で、零点補
正、測定値を取り込むことができる。
【0045】第3発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
累進レンズ測定釦の入力により、被検レンズの測定位置
にプリズム度が発生していても、プリズム度以外の要素
が測定可能とする条件を満たしていると自動的に測定値
を取り込むようにしたため、累進焦点レンズの近用部の
屈折度測定が自動的に行い得る。
【0046】第4発明に係るレンズ屈折度測定装置は、
一般に瞳孔間距離の測定の際には左右方向のみのアライ
メントで済むので、左右の眼鏡レンズのプリズム度のな
い位置が測定光軸と一定時間以上合致していると、自動
的に当接部材の位置を検出するようにしたため、容易に
瞳孔間距離測定が行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成図である。
【図2】撮像素子の平面図である。
【図3】表示器上のアライメントマーク表示例の説明図
である。
【図4】第2の実施例の構成図である。
【図5】ブロック回路構成図である。
【図6】表示器に表示される測定光束像とアライメント
マークの説明図である。
【図7】表示器に表示される測定光束像とアライメント
マークの説明図である。
【図8】PD測定釦の平面図である。
【符号の説明】
1 光源 2 撮像素子 5 5孔絞り 6 信号処理器 7、22 表示器 8 累進レンズ測定釦 10 測定用光源 11 光電センサ 13 当接部材 18 ポテンショメータ 19 スイッチ 31 PD測定釦

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検レンズに光束を投影し、該被検レン
    ズの透過光束を光電センサで受光して前記被検レンズの
    屈折度を求めるレンズ屈折度測定装置において、少なく
    とも球面度数と乱視度数とを図形で表示する表示手段を
    有することを特徴とするレンズ屈折度測定装置。
  2. 【請求項2】 被検レンズに光束を投影し、該被検レン
    ズの透過光束を光電センサで受光して前記被検レンズの
    屈折度を求めるレンズ屈折度測定装置において、前記光
    電センサの受光光量に基づいて被検レンズが光路内に在
    るか否かの判断をする判断手段を有することを特徴とす
    るレンズ屈折度測定装置。
  3. 【請求項3】 被検レンズに光束を投影し、該被検レン
    ズの透過光束を光電センサで受光して前記被検レンズの
    屈折度を求めるレンズ屈折度測定装置において、累進レ
    ンズ測定釦の入力により測定値を自動的に取り込む条件
    を変化する手段を有することを特徴とするレンズ屈折度
    測定装置。
  4. 【請求項4】 被検レンズに光束を投影し、該被検レン
    ズの透過光束を光電センサで受光して前記被検レンズの
    屈折度を求めるレンズ屈折度測定装置において、被検眼
    鏡レンズを当接する左右方向に移動自在の当接部材と、
    該当接部材の位置を検出する検出手段と、前記被検眼鏡
    レンズの左右方向のプリズム度のない位置で一定時間保
    持された場合に前記当接部材の位置を記憶し、前記被検
    眼鏡レンズの瞳孔間距離を測定する測定手段とを有する
    ことを特徴とするレンズ屈折度測定装置。
JP17615093A 1993-06-22 1993-06-22 レンズ屈折度測定装置 Pending JPH0712682A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292650A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Nidek Co Ltd レンズメータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006292650A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Nidek Co Ltd レンズメータ

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