JP2006292032A - 防振部材および光ディスク装置 - Google Patents

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Mitsuhiro Hamada
光浩 濱田
Hironori Ishimatsu
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Abstract

【課題】圧入によってもシャーシが変形を起こしにくい防振部材および光ディスク装置を提供することを目的とする。
【解決手段】外縁部の第1の横断面形状領域1aは、横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離と横断面中心軸2から外郭線1fの他の1点までの距離とが相違し、横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離が外縁から離れるとともに大きくなり極大値を持ち、横断面中心軸2から横断面形状の内郭線1gの1点までの距離と横断面中心軸2から内郭線1gの他の1点までの距離とが等しい防振部材1とした。
【選択図】図1

Description

本発明はパーソナルコンピュータ(以下、PCという。)、特にノートブック型PCに好んで用いられる防振部材および光ディスク装置に関するものである。
従来、ノートブック型PCは持ち運んで使用することを前提に薄型化、軽量化が進められてきた。ノートブック型PCは例えば持ち運んで使ったり、手に持って使ったりといったその使用形態のために内蔵する光ディスク装置に振動や衝撃が与えられやすい。光ディスク装置に振動や衝撃が加わるとフォーカスサーボやトラッキングサーボが外れたりして、光ディスクに対する情報の記録や再生に失敗することがあり、最悪の場合、光ディスクの情報を破壊してしまうこともあり得る。そのため、光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を実際に行う光ピックアップに外部からの振動や衝撃を低減するための対策を行っている。
図8は従来の光ディスク装置の分解構成図である。ベース102は光ピックアップモジュール101の骨組みになるもので、各部品、部材が直接、間接に取り付けられる。スピンドルモータ103は光ディスクを載置し、回転させるための駆動力を発生し、ベース102に固定される。光ピックアップ104は光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を行い、図示しない2本のガイドシャフトに移動自在に保持される。前記図示しない2本のガイドシャフトは図示しない支持部材を介してベース102に支持される。フィードモータ105は光ピックアップ104を移動するための駆動力を発生し、ベース102に固定される。フィードモータ105にはステッピングモータやDCモータが用いられる。フィードモータ105には表面にらせん状に溝が形成された図示しないスクリューシャフトが直接または数段のギアを介して接続される。また光ピックアップ104には図示しないラックが固定されている。このラックの歯がスクリューシャフトの溝と噛み合うことで、フィードモータ105の回転駆動力が直線駆動力に変換される。このように各部品、部材が取り付けられたベース102全体を覆うように保護カバー106が取り付けられる。保護カバー106は開口を有し、スピンドルモータ103、光ピックアップ104の一部が露出され、フィードモータ105が露出される場合もある。
トレイ108は開口を有し、光ピックアップモジュール101を露出させ、他を覆うカバーである。トレイ108は樹脂で形成される。シャーシ109は光ピックアップモジュール101の下面を覆うカバーである。シャーシ109は薄い金属板で形成される。防振部材107は環状であり、上下面に小突起107が形成され、側面には周溝107bが形成されている。防振部材107には天然ゴム、ブチルゴム、シリコンゴムなどが用いられる。
光ピックアップモジュール101のベース102の側面側には平面視略C状の取付部102aが設けられている。取付部102aには防振部材107の周溝107bが嵌合して取り付けられる。トレイ108の裏面にはボス108aが形成されており、防振部材107の内径部を嵌合させる。さらにシャーシ109の貫通孔109aを通してネジ110がボス108aに螺合される。このような構成とすることにより、光ピックアップモジュール101はトレイ108およびシャーシ109に対し防振部材107を介して固定される。外部から加えられた振動や衝撃は防振部材107を介することで減衰されて光ピックアップモジュール101に伝えられる。(特許文献1)参照のこと。
特開2002−124071号公報
ノートブック型PCの薄型化、軽量化に伴い、ノートブック型PCに内蔵される光ディスク装置も薄型化、軽量化が推し進められてきている。そうした動きの中でトレイを取り払い、その役割をノートブック型PC側に負わせる形態の光ディスク装置も提案されている。その場合、トレイに対して防振部材、シャーシ、光ピックアップモジュールを取り付けていた従来の構成から変更しなければならない。
そこで防振部材の周溝を増やし従来の周溝に光ピックアップモジュールの取付部を従来通り嵌合させ、シャーシの貫通孔に防振部材を圧入して追加した周溝と貫通孔とが嵌合する構成とした。防振部材の圧入する側の端部は略円錐台形状として圧入しやすくした。しかし、作業状況により圧入がうまく行かず、シャーシが変形する不具合が発生した。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、圧入によってもシャーシが変形を起こしにくい防振部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、1本の横断面中心軸と少なくとも3つの横断面形状領域を有する防振部材であって、外縁部の第1の横断面形状領域は、前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記外郭線の他の1点までの距離とが相違し、前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が外縁から離れるとともに大きくなって極大値を持ち、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しく、前記第1の横断面形状領域の内側に隣接する第2の横断面形状領域は、前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記外郭線の他の1点までの距離が等しく、前記第1の横断面形状領域に隣接する横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記第2の横断面形状領域に隣接する前記第1の横断面形状領域の横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離以下であり、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しく、前記第1の横断面形状領域と反対側の外縁部の第3の横断面形状領域は、外縁から最も遠い横断面形状の前記横断面中心軸から前記断面形状の外郭線の1点までの距離が前記第3の横断面形状領域の内側に隣接する横断面形状領域の横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離よりも大きく、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と、前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しい、防振部材とした。
シャーシの貫通孔は一般的に円形である。本発明の防振部材の第1の横断面形状領域がシャーシの貫通孔に圧入される箇所である。第1の横断面形状領域は、横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記外郭線の他の1点までの距離とが相違する。すなわち横断面形状の外郭線は横断面中心軸を中心とする円ではないということである。そのため、横断面中心軸からの距離が小さい箇所からシャーシの貫通孔を通過しようとする。そのため、シャーシの貫通孔周辺にはシャーシを変形させようとする大きな力が働きにくく、シャーシは変形しにくい。
本発明の防振部材は圧入した時にシャーシの変形がしにくい。そのため防振部材の周溝を増やし従来の周溝に光ピックアップモジュールの取付部を従来通り嵌合させ、シャーシの貫通孔に防振部材を圧入して追加した周溝と貫通孔とが嵌合する構成とすることができる。したがってトレイを取り払った光ディスク装置の構成とすることができるため光ディスク装置を薄型化、軽量化することができる。
本発明の請求項1の発明は、1本の横断面中心軸と少なくとも3つの横断面形状領域を有する防振部材であって、外縁部の第1の横断面形状領域は、横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と横断面中心軸から外郭線の他の1点までの距離とが相違し、横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が外縁から離れるとともに大きくなって極大値を持ち、横断面中心軸から横断面形状の内郭線の1点までの距離と横断面中心軸から内郭線の他の1点までの距離とが等しく、第1の横断面形状領域の内側に隣接する第2の横断面形状領域は、横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と横断面中心軸から外郭線の他の1点までの距離が等しく、第1の横断面形状領域に隣接する横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が第2の横断面形状領域に隣接する第1の横断面形状領域の横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離以下であり、横断面中心軸から横断面形状の内郭線の1点までの距離と横断面中心軸から内郭線の他の1点までの距離とが等しく、第1の横断面形状領域と反対側の外縁部の第3の横断面形状領域は、外縁から最も遠い横断面形状の横断面中心軸から断面形状の外郭線の1点までの距離が第3の横断面形状領域の内側に隣接する横断面形状領域の横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離よりも大きく、横断面中心軸から横断面形状の内郭線の1点までの距離と、横断面中心軸から内郭線の他の1点までの距離とが等しい、防振部材である。
シャーシの貫通孔は一般的に円形である。本発明の防振部材の第1の横断面形状領域がシャーシの貫通孔に圧入される箇所である。上記第1の横断面形状領域から貫通孔に防振部材を圧入しようとした場合を考える。第1の横断面形状領域の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と横断面中心軸から外郭線の他の1点までの距離とが等しい場合、すなわち横断面形状の外郭線が横断面中心軸を中心とする円形の場合圧入する力が外郭線上のどの点にも均一にかかる。逆に横断面中心軸から外郭線までの距離が極大値になる位置を通過するまで貫通孔の周辺を変形させようとする大きな力が働きつづける。そのためシャーシは変形してしまう。一方、本発明の請求項1の発明において第1の横断面形状領域は、横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と横断面中心軸から外郭線の他の1点までの距離とが相違する。すなわち横断面形状の外郭線は横断面中心軸を中心とする円ではない。そのため横断面中心軸からの距離が小さい箇所からシャーシの貫通孔を通過しようとする。そのため、シャーシの貫通孔周辺にはシャーシを変形させようとする大きな力が働きにくく、シャーシは変形しにくいので圧入工程を実施することができる。したがってトレイを取り払った光ディスク装置の構成とすることができ、光ディスク装置を薄型化、軽量化することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において弾性を有する材料で形成される防振部材である。
弾性を有するためにシャーシの貫通孔に圧入する際、防振部材が変形し、圧入できる。また弾性が外部からの振動、衝撃を効果的に減衰させる。
請求項3の発明は、請求項2の発明において弾性を有する材料はゴムである防振部材である。
ゴムは適切な硬さを持ち合わせた弾性を有する材料である。そのため光ピックアップモジュールをしっかりと支持するとともに外部からの振動、衝撃を効果的に減衰させる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において第3の横断面形状領域の内側に隣接する第4の横断面形状領域は、横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と横断面中心軸から外郭線の他の1点までの距離が等しく、第3の横断面形状領域に隣接する横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が第4の横断面形状領域に隣接する第3の横断面形状領域の横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離より小さく、横断面中心軸から横断面形状の内郭線の1点までの距離と横断面中心軸から内郭線の他の1点までの距離とが等しく、第2の横断面形状領域の内側および第4の横断面形状領域の内側に隣接する第5の横断面形状領域は、第2の横断面形状領域に隣接する横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が第5の横断面形状領域に隣接する第2の横断面形状領域の横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離より大きく、第4の横断面形状領域に隣接する横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が第5の横断面形状領域に隣接する第4の横断面形状領域の横断面形状の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離より大きく、横断面中心軸から横断面形状の内郭線の1点までの距離と横断面中心軸から内郭線の他の1点までの距離とが等しい、防振部材である。
第2の横断面形状領域は第1の横断面形状領域と第5の横断面形状領域に挟まれた周溝、第4の横断面形状領域は第3の横断面形状領域と第5の横断面形状領域に挟まれた周溝である。防振部材は第4の横断面形状領域で光ピックアップモジュールと嵌合し、第1の横断面形状領域でシャーシの貫通孔に圧入し、第2の横断面形状領域で貫通孔と嵌合する。第2の横断面形状領域および第4の横断面形状領域はそれぞれ第1の横断面形状領域と第5の横断面形状領域および第3の横断面形状領域と第5の横断面形状領域により他と分離される。そのためシャーシや光ピックアップモジュールがズレ動いて相互にまたは他の部材と接触してしまうことはない。
請求項5の発明は、請求項1の発明において第1の横断面形状領域の横断面形状は線対称軸をn本(nは1〜6の整数)持つ防振部材である。
対称軸を持つ形状は一般的に簡単な形状をしている。したがって、設計、製造しやすいために製造コストを低く抑えることができる。また、nが少ないということは横断面形状の外郭線が円とは大きくずれているということである。そのため横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と横断面中心軸から外郭線の他の1点までの距離とを相違させた効果をより大きく出すことができる。
請求項6の発明は、請求項1の発明において第1の横断面形状領域の横断面形状の外郭線は直線と楕円弧で構成された防振部材である。
直線と楕円弧で構成されるということは、単純な形状とすることができるということであり、製造コストを低く抑えることができる。
請求項7の発明は、請求項6の発明において楕円弧は円弧であり、円弧の半径は横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの最大の距離以下である防振部材である。
円弧の半径を横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの最大の距離より小さくすることで円弧と直線を滑らかにつなぐことができる。また、横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの最大の距離と等しければシャーシと嵌合した際に防振部材がシャーシを押さえる効果が高まる。
請求項8の発明は、請求項1の発明において第1の横断面形状領域の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が外縁から離れるとともに大きくなる割合は一定である防振部材である。
圧入する際に貫通孔が滑らかに第1の横断面形状領域を通していきやすくなる。そのためシャーシが防振部材にひっかかって防振部材を破壊してしまうことが防げる。
請求項9の発明は、請求項1の発明において第1の横断面形状領域の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が極大値をもつ断面形状と第2の横断面形状領域の間の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離は外縁から離れるとともに小さくなる防振部材である。
圧入の際にシャーシの貫通孔が第1の横断面形状領域の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が極大値をもつ断面形状を過ぎてからはシャーシにかかるシャーシを変形させようとする力が低減するので、シャーシが変形しにくくなる。また、極大値を持つ断面形状の近傍は角張らないため防振部材が破壊されにくい。
請求項10の発明は、請求項9の発明において横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が外縁から離れるとともに小さくなる割合は外縁から離れるとともに大きくなる防振部材である。
第2の横断面形状領域の近傍では横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が急激に小さくなるということである。そのため第9の発明の効果に加えて、第2の横断面形状領域でシャーシと嵌合した際、この第2の横断面形状領域の近傍でシャーシが不要に動くのを防ぐことができる。
請求項11の発明は、請求項1の発明において第1の横断面形状領域は、貫通孔を有する部材に圧入され、第1の横断面形状領域の横断面中心軸から外縁の横断面形状の外郭線の1点までの距離は、貫通孔の半径よりも小さい防振部材である。
圧入の際、シャーシの貫通孔が最初に第1の横断面形状領域と接触するのは第1の横断面形状領域の最外縁ではなく、より内側にすることができる。そのため、第1の横断面形状領域の最外縁が貫通孔に引っかかってしまうことがないので、スムーズに圧入することができ、トラブルを未然に防ぐことができる。
請求項12の発明は、請求項1の発明において第1の横断面形状領域は、貫通孔を有する部材に圧入され、第1の横断面形状領域の横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が極大となる横断面形状における横断面中心軸から外郭線の1点までの距離は貫通孔の半径より大きい防振部材である。
第2の横断面形状領域でシャーシと嵌合した際、第1の横断面形状領域の全周に渡ってシャーシが抜け出てしまわないように確実に押さえることができるので、嵌合を保持する確実性が大きくなる。
請求項13の発明は、請求項1の発明において第2の横断面形状領域は、貫通孔を有する部材と嵌合し、第2の横断面形状領域における横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が貫通孔の半径と略等しい防振部材である。
シャーシと嵌合した際、貫通孔と防振部材との間には隙間が生じないので、がたつきなく嵌合できる。
請求項14の発明は、光ディスクを回転させる駆動力を発生するスピンドルモータと、光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップと、光ピックアップを移動させる駆動力を発生するフィードモータとを備えた光ピックアップモジュールと、貫通孔を有するシャーシと、貫通孔に第1の横断面形状領域を圧入し、第2の横断面形状領域でシャーシを嵌合し、第3の横断面形状領域に隣接する横断面形状領域で光ピックアップモジュールを嵌合する請求項1の発明の防振部材と、を備えた光ディスク装置である。
圧入した際にシャーシが変形を起こしにくい。そのためトレイを取り払った光ディスク装置の構成とすることができ、薄型化、軽量化に対応することができる。
請求項15の発明は、光ディスクを回転させる駆動力を発生するスピンドルモータと、光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップと、光ピックアップを移動させる駆動力を発生するフィードモータとを備えた光ピックアップモジュールと、貫通孔を有するシャーシと、貫通孔に第1の横断面形状領域を圧入し、第2の横断面形状領域でシャーシを嵌合し、第4の横断面形状領域で光ピックアップモジュールを嵌合する請求項4の発明の防振部材と、を備えた光ディスク装置である。
圧入した際にシャーシが変形を起こしにくい。そのためトレイを取り払った光ディスク装置の構成とすることができ、薄型化、軽量化に対応することができる。
(実施の形態1)
実施の形態1について図を参照しながら説明する。図1は実施の形態1の防振部材の形状の例を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は正面図、(e)はAA断面図、(f)はBB断面図、(g)はCC断面図である。防振部材1は横断面中心軸2を中心とした貫通孔1hを有した環形状であり、外縁部にあり略錐台形状である第1の横断面形状領域1a、略円筒形状であり第1の横断面形状領域の内側にある第2の横断面形状領域1b、略円筒形状であり第1の横断面形状領域とは反対側の外縁部にある第3の横断面形状領域1c、略円筒形状であり第3の横断面形状領域の内側にある第4の横断面形状領域1d、略円筒形状であり第2の横断面形状領域と第4の横断面形状領域の間にある第5の横断面形状領域1eからなる。
第4の横断面形状領域1dは後述するように光ピックアップモジュール3の取付部4aを嵌合する。第3の横断面形状領域1cと第5の横断面形状領域1eは取付部4aが第4の横断面形状領域1dから外れないように上下から挟み込むとともに、光ピックアップモジュール3が外部やシャーシ9と直接接触しないように保持する。そのため第4の横断面形状領域1dは第3の横断面形状領域1cや第5の横断面形状領域1eから1段下がって周溝としている。
第2の横断面形状領域1bは後述するようにシャーシ9の貫通孔9aを嵌合する。第1の横断面形状領域1aと第5の横断面形状領域1eはシャーシ9が第2の横断面形状領域1bから外れないように上下から挟み込むとともにシャーシ9が光ピックアップモジュール3と直接接触しないように保持する。そのため第2の横断面領域1bは第1の横断面形状領域1aや第5の横断面形状領域1eより1段下がって周溝としており、その外径はシャーシ9の貫通孔9aの内径とほぼ等しい。防振部材1は第1の横断面形状領域1aの外縁端側からシャーシ9の貫通孔9aに圧入される。
防振部材1の貫通孔1hはPCに位置決めして取り付けるための孔としており、PC側のボスの形状に対応した形状としている。
防振部材1は圧入されるために弾性を有する材料で構成されるのが望ましい。特に適切な硬度と弾性のバランスが得られやすい天然ゴム、ブチルゴム、スチレンゴム、シリコンゴムなどのゴムが望ましい。ゴムは3方向の振動、衝撃を効果的に減衰させる。
以下、第1の横断面形状領域1aの横断面形状について説明する。ある横断面形状において外郭を形成する線を外郭線1f、内郭を形成する線を内郭線1gと呼ぶ。第2の横断面形状領域1bから第5の横断面形状領域1eまでの各横断面形状領域は、横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離と横断面中心軸2から前記外郭線1fの他の1点までの距離が等しいとした。すなわちある横断面を見たときにこの外郭線1fは横断面中心軸2を中心とする円である。第1の横断面形状領域1aから第5の横断面形状領域1eまでの各断面形状領域は、横断面中心軸2からの内郭線1gの1点までの距離と横断面中心軸2から前記内郭線1gの他の1点までの距離が等しいとした。すなわち前記外郭線1fの場合と同じ横断面を見たときにこの内郭線1gは横断面中心軸2を中心とする円である。したがって、第2の横断面形状領域1bから第5の横断面形状領域1eまでのどの横断面形状もすべて横断面中心軸2を中心とする円環である。第2の横断面形状領域1bから第5の横断面形状領域1eまでの各横断面形状領域において横断面中心軸2から外郭線1f、内郭線1gまでの距離は設計要因、製造要因で必ずしも一定ではないので、前記の第2の横断面形状領域1bから第5の横断面形状領域1eまでの形状の説明において略円筒形状とした。
一方、第1の横断面形状領域1aにおいて内郭線1gは前記の通り横断面中心軸2を中心とした円形状である。しかし、第1の横断面形状領域1aにおいて横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離と横断面中心軸2から前記外郭線1fの他の1点までの距離とが相違するとした。すなわち第1の横断面形状領域1aにおいてある横断面の外郭線1fは横断面中心軸2を中心とした円ではないということである。図1において第1の横断面形状領域1aの外郭線1fで表す横断面形状は横断面中心軸2を中心とした略角丸四角形である。また、横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離は外縁から離れるとともに大きくなり極大値を持つようにした。すなわち、第1の横断面形状領域1aの外縁の横断面形状が最も小さく、横断面中心軸2から外縁の横断面形状の外郭線1fの1点までの距離は、シャーシ9の貫通孔9aの半径よりも小さいとした。シャーシ9に圧入される際シャーシ9の貫通孔9aの周りが防振部材1の外縁部に当たって変形を起こさないように、初めから外郭線1fの部分に当たるようにしたためである。シャーシ9の貫通孔9aの半径は横断面中心軸2から外郭線1fの1点までの距離が極大となる横断面形状における横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離よりも小さい。すなわち防振部材1の材料が持つ弾性を利用し、防振部材1をシャーシ9に押し付ける力で防振部材1を収縮させてシャーシ9の貫通孔9aを通過させ、その後防振部材1を収縮させる力が取り除かれて防振部材1の形状は元に戻る。と同時に、第2の横断面形状領域1bがシャーシ9の貫通孔9aと嵌合する。その際、第1の横断面形状領域1aの外郭線1fの形状が横断面中心軸2を中心とする円形状であれば、シャーシ9の貫通孔9aの周辺には第1の横断面形状領域1aの横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離が極大となる横断面形状部分が貫通孔9aを通過するまで防振部材1をシャーシ9に押し付ける力が均一に加わり続ける。したがってこのシャーシ9に加わる力は巨大となり、シャーシ9は変形しやすい。一方、本発明における横断面形状は円形状ではないために横断面中心軸2からの距離が小さい所から順番に変形してシャーシ9の貫通孔9aを通過しようとする。したがって、防振部材1をシャーシ9に押し付ける力が大きくなくても、貫通孔9aは第1の横断面形状領域1aを通過することができる。すなわちシャーシ9にはシャーシ9を変形させようとする大きな力をかける必要はなくなるため、変形しにくくなる。
横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fまでの距離が第1の横断面形状領域1aの外縁から離れるとともに大きくなる割合は一定とした。圧入する際に貫通孔9aが滑らかに第1の横断面形状領域1aを通過していきやすい。また第1の横断面形状領域1aの横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離が極大値をもつ断面形状と第2の横断面形状領域1bの間の横断面中心軸2から横断面形状の外郭線1fの1点までの距離は前記外縁から離れるとともに小さくなるようにした。本実施の形態1においてはさらにその小さくなる割合は外縁から離れるとともに大きくなるようにした。このようにすることで前記極大値を持つ断面形状の近傍は角張らないために防振部材1が破壊されにくい。また前記極大値を持つ断面形状を過ぎてからはシャーシ9にかかるシャーシ9を変形させようとする力は低減するのでシャーシ9は変形しにくくなる。さらに第2の横断面形状領域1bでシャーシ9と嵌合した際、この第2の横断面形状領域1bの近傍でシャーシ9が不要に動くのを防いでくれる。
次に第1の横断面形状領域1aの横断面形状の変形例について説明する。図2は実施の形態1の防振部材の第1の横断面形状領域の横断面形状の線対称軸の本数による違いを示す図、図3は実施の形態1の第1の横断面形状領域の直線と円弧で構成された横断面形状の外郭線の例を示す図、図4は実施の形態1の第1の横断面形状領域の楕円弧で構成された横断面形状の外郭線の例を示す図、図5は実施の形態1の第1の横断面形状領域のその他の場合の横断面形状の外郭線の例を示す図である。何れの図も横断面中心軸2から横断面形状の外郭線の1点までの距離が極大値の場合の横断面形状である。
図2(a)は横断面形状が持つ線対称軸が1本の場合である。第1の横断面形状領域1aの1箇所を直線状に切り欠いた形状である。外郭線1fは1本の直線と円弧で構成される。圧入の際、この切り欠いた部分からシャーシ9の貫通孔9aを通過しようとするため、シャーシ9を変形しようとする力の最大値は小さくて済む。図2(b)は横断面形状が持つ線対称軸が2本の場合である。第1の横断面形状領域1aの対角の2箇所をほぼ同寸法で直線状に切り欠いた形状である。切り欠いた部分が2箇所あるので、シャーシ9の貫通孔9aをより簡単に通過できる。図2(c)は第1の横断面形状領域1aの3箇所を切り欠いた形状である。見方を変えるとこれは角丸三角形ということもできる。図2(d)は角丸四角形、図2(e)は角丸五角形、図2(f)は角丸六角形の場合である。角丸三角形、角丸四角形の場合は切り欠きの効果が大きく現れて防振部材1はシャーシ9の貫通孔9aに容易に圧入できる。しかし、角丸五角形、角丸六角形と進むにつれて形状は元の円に近づく。そのため、角丸七角形以上では元の円に近づく効果が大きくなり切り欠く効果は小さい。
図3(a)は図2(b)と同じで角丸四角形の丸部の円弧の半径が横断面中心軸2から外郭線1fの1点までの距離の最大と同じ場合である。図3(b)は角丸四角形の丸部の円弧の半径を小さくした場合である。直線部と丸部は滑らかにつながっている。一方、図3(a)の方ががっしりしている分シャーシ9を嵌合した際には防振部材1がシャーシ9を押さえる効果は大きい。図3(c)は図3(b)よりさらに丸部の円弧の半径を小さくした場合である。横断面中心軸2から外郭線1fの1点までの距離が最小となる距離は図3(c)の方が小さい。そのため図3(b)よりも図3(c)の方が容易に圧入しやすい。
図4(a)は第1の横断面形状領域1aの横断面形状の外郭線1fが楕円弧で構成された場合である。長軸が横断面中心軸2から外郭線1fの1点までの距離の最大値となる。したがって、圧入の際、防振部材1は短軸方向から圧入されていく。図4(b)は第1の横断面形状領域1aの横断面形状の外郭線1fが円弧で構成されているものの、その中心が横断面中心軸2とはずれている場合である。圧入の際、防振部材1は横断面中心軸2から外郭線1fまでの距離が短い方から圧入されていく。
図5(a)は図2(b)を変形させた構成で、2箇所の切り欠いた形状がお互いに対角の位置にあるものでもなく、また切り欠きの寸法も異なるものである。この場合、大きな寸法の切り欠きの方から圧入されていき、引き続いて小さな寸法の切り欠きの方に移行しやすい。そのため、シャーシ9を変形させようとする力は小さくて済む。図5(b)に示すように切り欠いた形状がお互いに対角の位置にあるものではないが、切り欠きの寸法が同じ場合でも、図5(c)に示すように切り欠いた形状がお互いに対角の位置にあるが、切り欠きの寸法が異なる場合でも構わない。また、図5(d)は図3(b)や図3(c)の変形例で、図3(b)や図3(c)はいわば角丸正四角形というような形状であったが、角丸長方形の形状である。角丸ひし形としても良い。さらに図5(e)は図5(d)の丸部を円弧ではなく、楕円弧で構成したものである。またこの丸部を複数の円弧を組み合わせて構成しても構わない。
なお、本実施の形態1では圧入の際に相手側であるシャーシ9を変形させる大きな力がかからないような第1の横断面形状領域1aの横断面形状とした。しかし、反対側の第3の横断面形状領域1cの側からも圧入する必要がある構成である場合、第3の横断面形状領域1cの横断面形状も第1の横断面形状領域1aと同様の横断面形状としても構わない。
また、本実施の形態1では防振部材1の横断面形状領域は第1の横断面形状領域1aから第5の横断面形状領域1eの5層の横断面形状領域の積み重ねとした。しかしそれに限るものではない。例えば光ピックアップモジュール3を圧入で嵌合、保持し、シャーシ9も設けない構成としても良い。その際は第1の横断面形状領域1aから第3の横断面形状領域1cまでの3層構成となる。逆に例えば従来構成のように光ピックアップモジュール3をトレイとシャーシ9とで挟んで保持する構成としても構わない。その際には本実施の形態1の構成にさらに2層を加えて7層構成としても良い。
このように本実施の形態1の防振部材1は圧入する際にシャーシ9の変形を最小に抑制することができる。そのため、トレイを取り払った光ディスクの構成とすることができ、光ディスク装置を薄型化、小型化できる。
(実施の形態2)
実施の形態2について図を参照しながら説明する。図6は実施の形態2の光ディスク装置の分解構成図、図7は実施の形態2の光ディスク装置の組立構成図である。ベース4は光ピックアップモジュール3の骨組みになるもので、各部品、部材が直接、間接に取り付けられる。スピンドルモータ5は光ディスクを載置し、回転させるための駆動力を発生し、ベース4に固定される。光ピックアップ6は光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を行い、図示しない2本のガイドシャフトに移動自在に保持される。前記図示しない2本のガイドシャフトは図示しない支持部材を介してベース4に支持される。フィードモータ7は光ピックアップ6を移動するための駆動力を発生し、ベース4に固定される。フィードモータ7にはステッピングモータやDCモータが用いられる。フィードモータ7には表面にらせん状に溝が形成された図示しないスクリューシャフトが直接または数段のギアを介して接続される。また光ピックアップ6には図示しないラックが固定されている。このラックの歯がスクリューシャフトの溝と噛み合うことで、フィードモータ7の回転駆動力が直線駆動力に変換される。このように各部品、部材が取り付けられたベース4全体を覆うように保護カバー8が取り付けられる。保護カバー8は開口を有し、スピンドルモータ5、光ピックアップ6の一部が露出され、フィードモータ7が露出される場合もある。
シャーシ9は薄い金属板で形成される。シャーシ9は光ピックアップモジュール3の下面側を保護するとともに光ピックアップモジュール3を保持するものである。防振部材1は実施の形態1で説明をしたものである。
シャーシ9を光ピックアップモジュール3側を上にして治具ベースの上に置き、所定の1つの貫通孔9aに防振部材1を第1の断面形状領域1aを下にして置く。そして上から加圧治具で加圧し、防振部材1をシャーシ9に圧入する。光ピックアップモジュール3のベース4の側面側には平面視略C状の取付部4aが設けられている。取付部4aに圧入された以外の防振部材1の第4の横断面形状領域1dを嵌合して取り付ける。その際第1の断面形状領域1aを下にする。さらに圧入された防振部材1の第4の横断面形状領域1dに残りの取付部4aが嵌合するように防振部材1を取り付けた光ピックアップモジュール3を置く。その際防振部材1の第1の横断面形状領域1aが下側になるようにしてシャーシ9の貫通孔9aと合うようにセットする。上から加圧治具で加圧し、残りの防振部材1をシャーシ9に圧入する。シャーシ9の貫通孔9aと第2の横断面形状領域1bとが嵌合する。防振部材1は実施の形態1の防振部材1であるため、圧入によるシャーシ9の変形量は非常に小さい。組み立てられた光ディスク装置10はノートブック型PCのボスと防振部材1の貫通孔1hとを嵌合させた上でネジでノートブック型PCと固定される。
このような構成とすることにより、光ピックアップモジュール3はシャーシ9およびノートブック型PCに対し防振部材1のみを介して固定される。したがって外部から加えられた振動や衝撃は防振部材1で減衰されたもののみが光ピックアップモジュール3に伝えられる。
このように本実施の形態2の光ディスク装置10はトレイがなくとも光ピックアップモジュール3を防振部材1のみを介して外部と固定することができる。そのため光ディスク装置10を薄型化、軽量化することができる。
以上のように本発明の防振部材は圧入した時にシャーシの変形がしにくい。そのためトレイを取り払った光ディスク装置の構成とすることができるため、薄型、軽量を狙いとする光ディスク装置に用いることができる。また、本発明の防振部材を備えた光ディスク装置は薄型化、軽量化が実現できるので、ノートブック型PCに好んで用いられる。
実施の形態1の防振部材の形状の例を示す図 実施の形態1の防振部材の第1の横断面形状領域の横断面形状の線対称軸の本数による違いを示す図 実施の形態1の第1の横断面形状領域の直線と円弧で構成された横断面形状の外郭線の例を示す図 実施の形態1の第1の横断面形状領域の楕円弧で構成された横断面形状の外郭線の例を示す図 実施の形態1の第1の横断面形状領域のその他の場合の横断面形状の外郭線の例を示す図 実施の形態2の光ディスク装置の分解構成図 実施の形態2の光ディスク装置の組立構成図 従来の光ディスク装置の分解構成図
符号の説明
1 防振部材
1a 第1の横断面形状領域
1b 第2の横断面形状領域
1c 第3の横断面形状領域
1d 第4の横断面形状領域
1e 第5の横断面形状領域
1f 外郭線
1g 内郭線
1h 貫通孔
2 横断面中心軸
3 光ピックアップモジュール
4 ベース
4a 取付部
5 スピンドルモータ
6 光ピックアップ
7 フィードモータ
8 保護カバー
9 シャーシ
9a 貫通孔
10 光ディスク装置

Claims (15)

  1. 1本の横断面中心軸と少なくとも3つの横断面形状領域を有する防振部材であって、
    外縁部の第1の横断面形状領域は、前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記外郭線の他の1点までの距離とが相違し、前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が外縁から離れるとともに大きくなって極大値を持ち、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しく、
    前記第1の横断面形状領域の内側に隣接する第2の横断面形状領域は、前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記外郭線の他の1点までの距離が等しく、前記第1の横断面形状領域に隣接する横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記第2の横断面形状領域に隣接する前記第1の横断面形状領域の横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離以下であり、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しく、
    前記第1の横断面形状領域と反対側の外縁部の第3の横断面形状領域は、外縁から最も遠い横断面形状の前記横断面中心軸から前記断面形状の外郭線の1点までの距離が前記第3の横断面形状領域の内側に隣接する横断面形状領域の横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離よりも大きく、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と、前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しいことを特徴とする防振部材。
  2. 弾性を有する材料で形成されることを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  3. 前記弾性を有する材料はゴムであることを特徴とする請求項2に記載の防振部材。
  4. 前記第3の横断面形状領域の内側に隣接する第4の横断面形状領域は、前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記外郭線の他の1点までの距離が等しく、前記第3の横断面形状領域に隣接する横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記第4の横断面形状領域に隣接する前記第3の横断面形状領域の横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離より小さく、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しく、
    前記第2の横断面形状領域の内側および前記第4の横断面形状領域の内側に隣接する第5の横断面形状領域は、前記第2の横断面形状領域に隣接する横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記第5の横断面形状領域に隣接する前記第2の横断面形状領域の横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離より大きく、前記第4の横断面形状領域に隣接する横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記第5の横断面形状領域に隣接する前記第4の横断面形状領域の横断面形状の前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの距離より大きく、前記横断面中心軸から前記横断面形状の内郭線の1点までの距離と前記横断面中心軸から前記内郭線の他の1点までの距離とが等しいことを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  5. 前記第1の横断面形状領域の横断面形状は線対称軸をn本(nは1〜6の整数)持つことを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  6. 前記第1の横断面形状領域の横断面形状の外郭線は直線と楕円弧で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  7. 前記楕円弧は円弧であり、前記円弧の半径は前記横断面中心軸から前記横断面形状の外郭線の1点までの最大の距離以下であることを特徴とする請求項6に記載の防振部材。
  8. 前記第1の横断面形状領域の前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記外縁から離れるとともに大きくなる割合は一定であることを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  9. 前記第1の横断面形状領域の前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が極大値をもつ断面形状と前記第2の横断面形状領域の間の前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離は前記外縁から離れるとともに小さくなることを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  10. 前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記外縁から離れるとともに小さくなる割合は前記外縁から離れるとともに大きくなることを特徴とする請求項9に記載の防振部材。
  11. 前記第1の横断面形状領域は、貫通孔を有する部材に圧入され、前記第1の横断面形状領域の前記横断面中心軸から外縁の横断面形状の外郭線の1点までの距離は、前記貫通孔の半径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  12. 前記第1の横断面形状領域は、貫通孔を有する部材に圧入され、前記第1の横断面形状領域の前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が極大となる横断面形状における前記横断面中心軸から外郭線の1点までの距離は前記貫通孔の半径より大きいことを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  13. 前記第2の横断面形状領域は、貫通孔を有する部材と嵌合し、前記第2の横断面形状領域における前記横断面中心軸から横断面形状の外郭線の1点までの距離が前記貫通孔の半径と略等しいことを特徴とする請求項1に記載の防振部材。
  14. 光ディスクを回転させる駆動力を発生するスピンドルモータと、光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップと、前記光ピックアップを移動させる駆動力を発生するフィードモータとを備えた光ピックアップモジュールと、
    貫通孔を有するシャーシと、
    前記貫通孔に前記第1の横断面形状領域を圧入し、前記第2の横断面形状領域で前記シャーシを嵌合し、前記第3の横断面形状領域に隣接する横断面形状領域で前記光ピックアップモジュールを嵌合する請求項1に記載の防振部材と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  15. 光ディスクを回転させる駆動力を発生するスピンドルモータと、光ディスクに対して情報の記録または再生の少なくとも一方を行う光ピックアップと、前記光ピックアップを移動させる駆動力を発生するフィードモータとを備えた光ピックアップモジュールと、
    貫通孔を有するシャーシと、
    前記貫通孔に前記第1の横断面形状領域を圧入し、前記第2の横断面形状領域で前記シャーシを嵌合し、前記第4の横断面形状領域で前記光ピックアップモジュールを嵌合する請求項4に記載の防振部材と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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