JP2006290740A - 毛髪処理剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 毛髪に塗布してから濯ぎ時に渡って柔軟性や平滑性、油性感と、乾燥後の滑らかさ、櫛通りの良さを付与することができる毛髪処理剤の提供。
【解決手段】 (a)一般式(1)で表される有機酸、一般式(2)で表される有機酸又はそれらの塩、及び(b)第4級アンモニウム塩、3級アミン又はその塩を含有する毛髪処理剤。
【化1】
Figure 2006290740

[式中、R1及びR2は炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R8−COOH、R3、R4及びR8は炭素数1〜5のアルキレン基、R5は炭素数1〜5のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R9−COOH、R6、R7及びR9は炭素数1〜5のアルキレン基を示す。]
【選択図】 なし

Description

本発明は、毛髪に塗布してから洗い流す濯ぎ時に渡って、十分な柔軟性や平滑性、更には油性感、また乾燥後に十分な滑らかさ、櫛通りの良さを付与できる毛髪処理剤に関する。
シャンプー、リンス、コンディショナー、トリートメント、染毛剤、ムースなどの毛髪処理剤には、使用する際の毛髪保護や感触を良好にするために、毛髪に対して柔軟性や平滑性、油性感と乾燥後の滑らかさ、櫛通りの良さを付与することが求められている。このような要求から、従来は、第4級アンモニウム塩やアミン塩が配合されている。これらの対イオンとしては、Cl-やBr-などのハロゲンイオン、またはメチル硫酸やエチル硫酸などの短鎖アルキル硫酸イオン(特許文献1)、酢酸や酒石酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸及び長鎖アルキル基を有するカルボン酸やスルホン酸などの有機酸イオン(特許文献2、特許文献3)などが報告されている。しかしながら、これらは毛髪への塗布時と乾燥後の使用感を十分に満足するものではない。
特開平6−9346号公報 国際公開第99/11226号パンフレット 特開平9−118606号公報
本発明の課題は、毛髪に塗布してから濯ぎ時に渡って柔軟性や平滑性、油性感と、乾燥後の滑らかさ、櫛通りの良さを付与することができる毛髪処理剤を提供することである。
本発明は、第4級アンモニウム塩や3級アミン塩の対イオンとして特定の有機酸を使用することで、毛髪に塗布してから濯ぎ時に渡って柔軟性や平滑性、油性感と、乾燥後の滑らかさ、櫛通りの良さを付与できることを見出した。
即ち、本発明は、下記(a)成分及び(b)成分を含有する毛髪処理剤を提供する。
(a):一般式(1)で表される有機酸(以下有機酸(1)という)、一般式(2)で表される有機酸(以下有機酸(2)という)又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種
Figure 2006290740
[式中、R1及びR2はそれぞれ独立に、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R8−COOH、R3、R4及びR8はそれぞれ独立に、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基、R5は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R9−COOH、R6、R7及びR9はそれぞれ独立に、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示す。]
(b):第4級アンモニウム塩、3級アミン又はその塩から選ばれる少なくとも1種
本発明の毛髪処理剤は、毛髪に塗布してから濯ぎ時に渡って、十分な柔軟性や平滑性、油性感と、乾燥後に十分な滑らかさ、櫛通りの良さを付与することができる。
[(a)成分]
本発明の(a)成分は、有機酸(1)、有機酸(2)又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種である。
有機酸(1)において、R1及びR2はそれぞれ独立に、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R8−COOHを示し、炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R8−COOHが好ましく、特にメチル基、エチル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基が好ましい。炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシエチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、1−メチル−2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基が好ましい。R3、R4及びR8は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特にメチレン基が好ましい。
有機酸(2)において、R5は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R9−COOHを示し、炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R9−COOHが好ましく、特にメチル基、エチル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基が好ましい。炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基としては、ヒドロキシエチル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、1−メチル−2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基が好ましい。R6、R7及びR9は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基が好ましく、特にメチレン基が好ましい。
有機酸(1)及び有機酸(2)の合成法としては、特に限定されないが、例えば対応するアミンにハロゲン化カルボン酸又はその塩を反応させ、必要に応じて副生する無機塩を除去する方法や、対応するアミンにハロゲン化カルボン酸の低級アルキルエステルを反応させ、次いで加水分解する方法、アミノカルボン酸又はその塩にアルキルハロゲン、グリシドールやエチレンオキサイド等のエポキシド類等を反応させ、必要に応じて副生する無機塩を除去する方法、対応するアミンにストレッカー反応し、次いで加水分解した後に必要に応じて副生する無機塩を除去して有機酸(2)を得る方法、更に有機酸(2)にアルキルハロゲン、エチレンオキサイド等のオキサイド類、ハロゲン化カルボン酸又はその塩や低級アルキルエステル等を反応させて、必要に応じて副生する無機塩の除去やエステルの加水分解等を行い有機酸(1)を得る方法等がある。
有機酸(1)又は有機酸(2)の塩としては、Na、K等のアルカリ金属塩、置換又は無置換のアンモニウム塩等が挙げられる。
[(b)成分]
本発明の(b)成分は、第4級アンモニウム塩、3級アミン又はその塩から選ばれる少なくとも1種である。
(b)成分は、有機酸(1)又は有機酸(2)と塩を形成して陽イオン界面活性剤となるものであれば特に限定されないが、好ましくは一般式(3)で表される第4級アンモニウム塩、一般式(4)で表される3級アミン又はその塩であり、更に少なくとも1種が一般式(4)で表される3級アミン又はその塩であることが好ましく、特に少なくとも1種が一般式(4)で表される3級アミンであることが好ましい。
Figure 2006290740
[式中、R10は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数8〜30の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、R11は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数8〜30の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、或いは炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R12及びR13は炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、X-はアニオンを示す。]
Figure 2006290740
[式中、R14は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数8〜30の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、R15は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数8〜30の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、或いは炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、R16は炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す。]
一般式(3)において、R10としては、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数10〜28の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基が好ましく、特に、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数14〜24の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基が好ましい。R11は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数14〜24の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、或いは炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はヒドロキシアルキル基が好ましく、炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基が更に好ましく、特にメチル基、エチル基が好ましい。R12及びR13はメチル基、エチル基が好ましい。X-で示されるアニオンとしては、Cl-、Br-等のハロゲンイオン、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオン等の短鎖アルキル硫酸イオン、酢酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸等の有機酸イオンが挙げられ、ハロゲンイオン、短鎖アルキル硫酸イオンが好ましい。
一般式(4)において、R14は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数10〜28の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基が好ましく、特にエステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数14〜24の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基が好ましい。R15は、エステル基、アミド基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数14〜24の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、或いは炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はヒドロキシアルキル基が好ましく、炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はヒドロキシアルキル基が更に好ましい。R16はメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基が好ましく、メチル基、エチル基が更に好ましい。
一般式(4)で表される3級アミンの塩としては、塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸の塩、酢酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸等の有機酸の塩が挙げられる。
[毛髪処理剤]
本発明の毛髪処理剤中の(a)成分の含有量は、毛髪に良好な感触を与え、また製品の分層、固化等を抑制し良好な安定性を得る観点から、(b)成分に対し0.1〜20モル倍が好ましく、0.3〜10モル倍が更に好ましく、0.5〜5モル倍が特に好ましい。また、毛髪処理剤中の(b)成分の含有量は、0.1〜20重量%が好ましく、0.2〜15重量%が更に好ましく、0.5〜10重量%が特に好ましい。また、本発明の毛髪処理剤のpHは、2〜12が好ましく、更に3〜11がコンディショニングの効果の付与から好ましく、特に3〜6が毛髪の良好な感触や製品の安定性の観点から好ましい。
本発明の毛髪処理剤は、さらに油状成分を含有することが好ましい。本発明の油状成分としては、高級アルコール、エステル油、シリコーン、炭化水素類等が挙げられ、高級アルコール、エステル油等の油剤及び/又はシリコーンが好ましく、高級アルコール及び/又はシリコーンが更に好ましい。
本発明に用いられる高級アルコールとしては、炭素数10〜30の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール類、好ましくは炭素数12〜26の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール、更に好ましくは、セタノール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カラナービルアルコール、セリルアルコール等が挙げられる。
エステル油としては、炭素数8〜40の脂肪酸と炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルコールとのエステル類、好ましくは炭素数10〜24の脂肪酸と炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルコールとのエステル類であり、更に好ましくは炭素数12〜22の脂肪酸とプロピルアルコール又はイソプロピルアルコールとのエステルが挙げられる。
本発明に用いられるシリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性ポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
本発明の毛髪処理剤中の油状成分の含有量は、毛髪の良好な感触や油状成分の乳化/分散安定性の観点から0.1〜30重量%が好ましく、0.5〜25重量%が更に好ましく、1〜20重量%が特に好ましい。
本発明の毛髪処理剤には、他の陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤、ラノリン誘導体、高級脂肪酸エステル類、高級脂肪酸類、油脂類、グリセリン、アミノ酸、保湿剤、カチオン性ポリマー、多糖類、ポリペプタイド、パール化剤、溶剤、液晶形成剤、無機酸、有機酸、色素、香料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、噴射剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、抗フケ剤、等を本発明の目的を損なわない範囲内で適宜配合することができる。
本発明の毛髪処理剤は、水溶液、エタノール溶液、エマルション、サスペンション、ゲル、液晶、エアゾール等の所望の剤型にすることができる。
本発明の毛髪処理剤は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、コンディショニングムース、ヘアムース、ヘアスプレー、リーブオントリートメント、シャンプー、ヘアローションシャンプー、染毛剤、ヘアブリーチ剤等に用いることができる。
以下、例中の%は、特記しない限り重量%である。
合成例1
攪拌機、温度計、冷却管を具備した4つ口フラスコに、50%ジメチルアミン水溶液(和光純薬工業(株)製)180.3gとイオン交換水400gを仕込み、20〜30℃でクロロ酢酸ナトリウム(和光純薬工業(株)製)475.4gを添加して、20〜30℃で1時間反応させた。次に、20〜30℃に保ちながら48%水酸化ナトリウム水溶液166.7gを0.5時間で滴下し、さらに35〜40℃で3時間反応させた。反応後、36%塩酸水溶液202.6gを添加して10〜20℃で2時間撹拌混合した後、析出している結晶を濾過し、さらに水440gで洗浄を行い、乾燥後、表1に示す有機酸A 226.7gを得た。
合成例2
攪拌機、温度計、冷却管を具備した4つ口フラスコに、イミノ二酢酸(和光純薬工業(株)製)133.1gとイオン交換水120g、48%水酸化ナトリウム水溶液166.7gを仕込み、20〜30℃に保ちながらグリシドール(和光純薬工業(株)製を蒸留精製したもの)103.7gを1時間で滴下し、30〜40℃で5時間反応させた。反応後、エタノール晶析を行い、濾過、乾燥して白色粉末238gを得た。次に、ビーカーに白色粉末226.0gとイオン交換水452gを入れ、36%塩酸水溶液182.5gを添加した後、電気透析にて脱塩を行い、凍結乾燥後、表1に示す有機酸B 168.1gを得た。
以下の実施例で用いる(a)成分をまとめて表1に、また(b)成分をまとめて表2に示す。
Figure 2006290740
Figure 2006290740
実施例1〜4及び比較例1〜3
(a)成分として有機酸A〜D、又は比較の酸として乳酸、L−グルタミン酸、塩酸、(b)成分として(b−1)を用い、表3に示す組成のヘアリンス剤を常法により調製した。これらのヘアリンス剤について、下記の方法により毛髪への塗布時、濯ぎ時及び乾燥後の性能を評価した。結果を表3に示す。
<評価方法>
コールドパーマ等の化学処理をしたことのない日本人女性の毛髪20g(長さ20cm,平均直径60μm)を束ね、シャンプー5gを用いて洗浄した。このシャンプー組成は、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12)エーテル硫酸ナトリウム(エチレンオキシド平均付加モル数2.5)15%、ジエタノールアミド3%、残部は水である。
その後、ヘアリンス剤の2.0gを均一に塗布し、30秒間約40℃の流水で濯いだ。この塗布時及び濯ぎ時の柔軟性、平滑性、塗布時の油性感、濯ぎ時の滑らか感の持続性、及び乾燥後の滑らか感、櫛通り感について、専門パネラー5人で、下記基準で官能評価した。
◎;4人以上が効果あると回答
○;3人が効果あると回答
△;2人が効果あると回答
×;1人以下が効果あると回答
Figure 2006290740
実施例5〜8
表4に示す有機酸及び(b)成分を用い、表4に示す組成のヘアリンス剤を常法により製造した。これらのヘアリンス剤について、実施例1と同様にして毛髪への塗布時、濯ぎ時及び乾燥後の性能を評価した。結果を表4に示す。
Figure 2006290740
実施例9
下記組成のヘアコンディショナーを製造した。このヘアコンディショナーは、塗布時、濯ぎ時の柔軟性や平滑性、油性感、及び乾燥後に十分な滑らかさがあり、櫛通りも良好であった。
<組成>
有機酸A 0.6%
(b−2) 1.6%
ステアリルアルコール*1 4.0%
グリセリン 1.0%
ベンジルオキシエタノール 0.3%
シリコーン*2 2.0%
アミノ変性シリコーン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体*3 0.5%
ジペンタエリスルトール脂肪酸エステル*4 0.2%
ヒドロキシエチルセルロース*5 0.2%
高重合ポリエチレングリコール*6 0.05%
酢酸トコフェロール 0.1%
香料、メチルパラベン 適量
精製水 残量
(pH4.5)
*1 花王(株)製 カルコール8098
*2 東レ・ダウコーニング・シリコーン社製 BY00−003
*3 日本ユニカー製 FZ−3789
*4 日清製油(株)製 コスモール168AR
*5 ダイセル化学工業(株)製 SE−850
*6 ユニオンカーバイド社製 ポリオックスWSRN−60K。
実施例10
下記組成のヘアトリートメント剤を製造した。このヘアトリートメント剤は、塗布時、濯ぎ時の柔軟性や平滑性、油性感、及び乾燥後に十分な滑らかさがあり、櫛通りも良好であった。
<組成>
有機酸C 1.1%
(b−3) 2.5%
ステアリルアルコール 4.5%
ベヘニルアルコール*1 1.5%
イソノナン酸イソノニル*2 0.5%
シリコーン*3 1.0%
アミノ変性シリコーン*4 0.5%
リンゴ酸 0.1%
ジプロピレングリコール 3.0%
ベンジルアルコール 0.3%
アルギニン 0.2%
パントテニルエチルエーテル 0.1%
香料、メチルパラベン 適量
精製水 残量
(pH4.0)
*1 花王(株)製 カルコール22080
*2 日清製油(株)製 サラコス99
*3 東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製 SH200C―5000cs
*4 東レ・ダウコーニング(株)製 SM8704C

Claims (5)

  1. 下記(a)成分及び(b)成分を含有する毛髪処理剤。
    (a):一般式(1)で表される有機酸、一般式(2)で表される有機酸又はそれらの塩から選ばれる少なくとも1種
    Figure 2006290740
    [式中、R1及びR2はそれぞれ独立に、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R8−COOH、R3、R4及びR8はそれぞれ独立に、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基、R5は炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R9−COOH、R6、R7及びR9はそれぞれ独立に、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示す。]
    (b):第4級アンモニウム塩、3級アミン又はその塩から選ばれる少なくとも1種
  2. (a)成分の含有量が(b)成分に対し0.1〜20モル倍、(b)成分の含有量が毛髪処理剤全量に対し0.1〜20重量%である請求項1記載の毛髪処理剤。
  3. 一般式(1)又は一般式(2)において、R1及びR2が炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R8−COOH、R3、R4及びR8がメチレン基、R5が炭素数1〜3の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は−R9−COOH、R6、R7及びR9がメチレン基である請求項1又は2記載の毛髪処理剤。
  4. 更に、油状成分を含有する請求項1〜3いずれかに記載の毛髪処理剤。
  5. (b)成分の少なくとも1種が、3級アミン又はその塩である請求項1〜4いずれかに記載の毛髪処理剤。
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