JPH10273429A - 毛髪洗浄料 - Google Patents

毛髪洗浄料

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JPH10273429A
JPH10273429A JP9515297A JP9515297A JPH10273429A JP H10273429 A JPH10273429 A JP H10273429A JP 9515297 A JP9515297 A JP 9515297A JP 9515297 A JP9515297 A JP 9515297A JP H10273429 A JPH10273429 A JP H10273429A
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義彦 福地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起泡性を有し、かつ毛髪に対して優れた滑ら
か感を付与し得る毛髪洗浄料を提供する。 【解決手段】 (a)アニオン界面活性剤、両性界面活
性剤および非イオン界面活性剤の中から選ばれる1種ま
たは2種以上の界面活性剤20〜60重量%と、(b)
多価アルコール5〜20重量%と、(c)カチオン界面
活性剤の1種または2種以上と、(d)高級脂肪酸の1
種または2種以上を含有してなる毛髪洗浄料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪洗浄料に関し、
さらに詳しくは、起泡性を有し、かつ毛髪に対して優れ
た滑らかさを付与することができる毛髪洗浄料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シャンプー剤等の毛髪洗浄料において、
豊かな泡立ちは重要な品質特性の1つである。しかしな
がら、起泡性を向上させるために多量の界面活性剤を配
合すると、毛髪が過度に脱脂され、洗髪後毛髪がぱさつ
くという問題がある。そのため従来より、毛髪洗浄料に
炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル等の
油性成分を配合したり(特公昭64−1520号公
報)、あるいは高分子量シリコーンを配合(特公平4−
2567号公報、特開平3−68509号公報、特開平
4−243810号公報、等)すること等によって、毛
髪に滑らかさを付与しようとする試みがなされている。
【0003】しかしながら、これら従来のいずれの方法
によっても、界面活性剤の配合量が比較的多い場合に
は、毛髪に滑らかさを付与するという点では十分満足し
得る程度にまで至っていないというのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その課題は、起泡性を有し、かつ
毛髪に対して優れた滑らかさを付与することができる毛
髪洗浄料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、界面活性剤を
毛髪洗浄料に高濃度含有させた場合でも、多価アルコー
ルを高濃度含有させたうえに、カチオン界面活性剤と高
級脂肪酸を配合することによって、起泡性に優れるとと
もに、毛髪の滑らかさを飛躍的に向上せしめることがで
きることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明によれば、(a)アニオン
界面活性剤、両性界面活性剤および非イオン界面活性剤
の中から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤20
〜60重量%と、(b)多価アルコール5〜20重量%
と、(c)カチオン界面活性剤の1種または2種以上
と、(d)高級脂肪酸の1種または2種以上を含有して
なる毛髪洗浄料が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0008】本発明の(a)成分としての界面活性剤
は、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤および非イオ
ン界面活性剤の中から選ばれる1種または2種以上であ
る。
【0009】アニオン界面活性剤としては、例えば、炭
素原子数8〜18のアルキル硫酸エステル塩およびアル
キルエーテル硫酸エステル塩(特に、これらのナトリウ
ム、カリウム、マグネシウム、アンモニウム並びにモ
ノ、ジおよびトリエタノールアミン塩);ラウロイルサ
ルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸塩;N
−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ
油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチル
タウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸
塩;ポリオキシエチレン(以下、「POE」と記す)オ
レイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエ
ーテルリン酸等のリン酸エステル塩;ジ−2−エチルヘ
キシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノ
エタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナ
トリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコ
ハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩;リニアドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベン
ゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシル
ベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸
塩;N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−
ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリスト
イル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシル
グルタミン酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナト
リウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩;POE
アルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエ
ーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高
級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エ
ステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル
塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウ
ム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノール
アミン等が挙げられる。これらのなかでも、アルキル硫
酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、高級
脂肪酸アミドスルホン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩
等が特に好適に用いられる。
【0010】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミダゾリニウムヒドロキシド−1−カルボキシ
エチルオキシ−2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性
界面活性剤や、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチ
ル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイ
ン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界
面活性剤等が挙げられる。これらなかでも、2−ウンデ
シル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチ
ル)−2−イミダゾリンナトリウム、ラウリルジメチル
アミノ酢酸ベタイン、アミドベタイン等が特に好適に用
いられる。
【0011】非イオン界面活性剤としては、例えば、P
OEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノ
ステアレート、POEソルビタンモノラウレート、PO
Eソルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂
肪酸エステル類;POEソルビットモノラウレート、P
OEソルビットモノオレエート、POEソルビットペン
タオレエート、POEソルビットモノステアレート等の
POEソルビット脂肪酸エステル類;POEグリセリン
モノステアレート、POEグリセリンモノイソステアレ
ート、POEグリセリントリイソステアレート等のPO
Eグリセリン脂肪酸エステル類;POEモノオレエー
ト、POEジステアレート、POEモノジオレエート等
のPOE脂肪酸エステル類;POEラウリルエーテル、
POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、
POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルドデシル
エーテル、POEコレスタノールエーテル等のPOEア
ルキルエーテル類;POEオクチルフェニルエーテル、
POEノニルフェニルエーテル、POEジノニルフェニ
ルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類;プ
ルロニック等のプルロニック型類;POE・POPセチ
ルエーテル、POE・POP2−デシルテトラデシルエ
ーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・
POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテ
ル等のPOE・POPアルキルエーテル類;テトロニッ
ク等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮
合物類;POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE
硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ
油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピロ
グルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE
硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ
油誘導体;POEソルビットミツロウ等のPOEミツロ
ウ・ラノリン誘導体;ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミ
ド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロ
パノールアミド等のアルカノールアミド;POEプロピ
レングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミ
ン、POE脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;PO
Eノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物;アルキルエ
トキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等
が挙げられる。これらのなかでも、POEラウリルエー
テル、POE硬化ヒマシ油、ポリプロピレングリコール
に酸化エチレンを付加重合したブロックポリマー型非イ
オン界面活性剤(プルロニック型)およびアルカノール
アミド等が特に好適に用いられる。
【0012】本発明では、上述のアニオン界面活性剤、
両性界面活性剤および非イオン界面活性剤の中から選択
される1種または2種以上の界面活性剤を本発明毛髪洗
浄料中に20〜60%重量、好ましくは30〜50重量
%配合する。これら界面活性剤の配合量が20重量%未
満では起泡性が悪く、一方、60重量%を超えると使用
後の毛髪の滑らかさが損なわれる。なお、アニオン活性
剤としてアルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫
酸エステル塩が、両性界面活性剤としてラウリルジメチ
ルアミノ酢酸ベタインが、非イオン界面活性剤としてプ
ルロニック型のものが好ましく用いられる。
【0013】本発明の(b)成分としての多価アルコー
ルは、炭化水素の複数個の水素を−OH基で置換したア
ルコール類をいう。本発明に用いられる多価アルコール
の具体例としては、グリセリン、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ソルビトール、キシリトール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレ
ングリコール、ポリグリセリン、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールジメチルエーテル等が例示
される。これらの中でもプロピレングリコール、1,3
−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等が特
に好適に用いられる。
【0014】これら多価アルコールは、本発明毛髪洗浄
料中に5〜20重量%、好ましくは6〜15重量%配合
される。5重量%未満では毛髪に十分な滑らかさを付与
することができず、一方、20重量%を超えると「滑ら
かさ」よりもむしろ「ぬめり」を生じ、使用上好ましく
ない。
【0015】本発明の(c)成分としてカチオン界面活
性剤としては、下記一般式(I)
【0016】
【化2】
【0017】(式中、R1は炭素原子数14〜22のア
ルキル基またはヒドロキシル基を表し;R2、R3および
4は、それぞれ独立に炭素原子数1〜3のアルキル
基、ヒドロキシル基またはベンジル基を表し;Xはハロ
ゲン原子または炭素原子数1〜2のアルキル硫酸基を表
す)で表される第4級アンモニウム塩が好ましく用いら
れる。
【0018】上記一般式(I)において、R1は炭素原
子数14〜22のアルキル基またはヒドロキシル基を表
すが、この炭素原子数はより好ましくは16〜22であ
る。R1がアルキル基の場合の例としては、セチル基、
ステアリル基、ベヘニル基等が挙げられ、ヒドロキシル
アルキル基の場合の例としては12−ヒドロキシステア
リル基等が挙げられる。R1として特に好ましいのはス
テアリル基、ベヘニル基等である。R2、R3およびR4
は、互いに同一であっても異なってもよく、それぞれ炭
素原子数1〜3のアルキル基、ヒドロキシル基またはベ
ンジル基を表し、具体的にはメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ヒ
ドロキシプロピル基等が例示される。なかでもメチル
基、エチル基、プロピル基、ヒドロキシエチル基、ヒド
ロキシメチル基等が好ましい。Xはハロゲン原子または
炭素原子数1〜2のアルキル硫酸基を表し、具体的には
塩素、臭素、ヨウ素、フッ素メチルサルフェート、エチ
ルサルフェート等が例示され、なかでも塩素、臭素が好
ましい。
【0019】かかる(c)成分としてカチオン界面活性
剤としては、具体的には塩化セチルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベ
ヘニルトリメチルアンモニウム、水素添加牛脂アルキル
トリメチルアンモニウムクロライド、モノ直鎖アルキル
ペンタエトキシ化アンモニウムクロリド、ジステアリル
ジメチルアンモニウムクロリド、ジ直鎖アルキルジメチ
ルアンモニウムクロリド、ジ直鎖アルキルポリエトキシ
化アンモニウムクロリド等が例示される。なかでも塩化
セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメ
チルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等が特に好
適に用いられる。これらカチオン界面活性剤は、単独で
用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
【0020】これらカチオン界面活性剤の配合量は、特
に限定されるものでないが、本発明毛髪洗浄料中に0.
001〜2重量%配合するのが好ましく、特には0.0
1〜1重量%である。0.001重量%未満では毛髪に
十分な滑らかさを付与することができない場合があり、
一方、2重量%を超えると毛髪にべたつきを生じるとと
もに起泡力、洗浄力が低下することがあり、好ましくな
い。
【0021】本発明の(d)成分としての高級脂肪酸と
しては、炭素原子数14〜22のものが好ましく用いら
れる。具体的には、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、12−ヒド
ロキシステアリン酸等が例示される。なかでもパルミチ
ン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸が特に好適である。こ
れら高級脂肪酸の中から選択される1種または2種以上
を任意に用いることができる。
【0022】これら高級脂肪酸の配合量は、特に限定さ
れるものでないが、本発明毛髪洗浄料中に0.001〜
5重量%配合するのが好ましく、特には0.1〜3重量
%である。0.001重量%未満では毛髪に十分な滑ら
かさを付与することができない場合があり、一方、5重
量%を超えると毛髪にごわつきを生じるとともに起泡
力、洗浄力が低下することがある。
【0023】本発明の毛髪洗浄料では、上記(a)〜
(d)成分を上述のように組み合わせて配合することに
より初めて、優れた起泡性を有するとともに、格段に優
れた毛髪への滑らかさ付与効果を得ることができる。特
に本発明では、(a)成分である界面活性剤を高配合量
とした場合でも、(b)成分である多価アルコールを5
重量%以上の高配合量とし、さらに(c)、(d)成分
を配合することにより、毛髪への滑らかさ付与効果を格
段に向上せしめることができる。
【0024】本発明の一態様において、上記(a)〜
(d)成分に加えて、さらに含窒素水溶性高分子を添加
することができる。
【0025】かかる含窒素水溶性高分子としては、ガフ
コート#755(ガフ社製)に代表される第四級窒素含
有ポリビニルピロリドン、ポリマーJR−125、同−
400、同−30M(ユニオンカーバイド社製)に代表
される第四級窒素含有セルロースエーテル誘導体、エポ
ミンZP−1000(日本触媒化学社製)に代表される
ポリエチレンイミン、マーコート100、同280、同
550(メルク社製)、セルコートH−100、同L−
200(ナショナルスターチ社製)に代表されるジメチ
ルジアリルアンモニウムクロライド誘導体、ナルコ60
0(ナルコケミカル社製)に代表されるテトラエチルペ
ンタミンとエピクロロヒドリンの水溶性カチオン性ポリ
マー、スミフロック(住友化学社製)に代表される第四
級窒素含有ポリ(トリアルキルアミノエチルメタクリレ
ート)誘導体、コスメディアC−261(ヘンケル社
製)に代表される第四級窒素含有グアーガム誘導体、S
H−8702C(東レダウコーニングシリコン社製)に
代表されるアミノ変性シリコーン誘導体、ルビスコール
(バスフ社製)に代表されるビニルピロリドン/酢酸ビ
ニル共重合体、ユカフォーマーAM−75W(三菱油化
社製)に代表されるジアルキルアミノエチルメタクリレ
ート重合体のモノクロル酢酸両性化合物、アンフォーマ
ー(ナショナルスターチ社製)に代表されるオクチルア
クリルアミド/ブチルアミノエチルメタクリレート/ア
クリル酸エステル重合物、ウルトラホールド(バスフ社
製)に代表されるアクリ酸/エチルアクリレート/N−
ターシャリーブチルアクリルアマイド共重合体、ポリコ
ートH(ヘンケル社製)に代表されるポリエチレングリ
コール・エピクロルヒドリン・アルキルアミン・ジプロ
ピレントリアミン縮合物等が挙げられる。これら含窒素
水溶性高分子の中から1種または2種以上を用いること
ができる。
【0026】これら含窒素水溶性高分子を含有させる場
合、その配合量は本発明毛髪洗浄料中に0.1〜5重量
%とするのが好ましく、より好ましくは0.3〜3重量
%である。配合量を上記範囲とすることにより、毛髪に
より優れたコンディショニング効果を付与することがで
きる。
【0027】本発明の毛髪洗浄料には、さらに、毛髪洗
浄料に通常用いられ得る成分を添加することができる。
【0028】これら添加成分としては、例えば、流動パ
ラフィン、スクワラン等の炭化水素;エステル油等の油
分;メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、エタノール等の粘度調整
剤;その他、例えば防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封
鎖剤、紫外線吸収剤、粉末、薬剤(例えばジンクピリチ
オン、トリクロロカルバニリド)、天然エキス、色剤、
香料等が挙げられる。
【0029】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれによってなんら限定される
ものではない。なお、配合量は重量%である。
【0030】(実施例1〜12、比較例1〜11)下記
表1〜2に示す組成の試料を常法により調製した。これ
ら各試料を用いて、下記評価基準に従って起泡性、滑ら
か感の評価を行った。結果を表1〜2に示す。 <評価方法および評価基準>
【0031】[起泡性]CaCO370ppmの人工硬
水で、試料濃度3%溶液 400mlを作成後、温度2
5℃の条件下で、攪拌機付円筒形シリンダーを用いて起
泡量を測定した。 評価 A: 泡立ち非常に良好、泡量2,100ml以上 B: 泡立ち良好、泡量1,800ml以上2,100
ml未満 C: 泡立ち普通、泡量1,500ml以上1,800
ml未満 D: 泡立ち不良、泡量1,500ml未満。
【0032】[滑らか感]各試料を専門パネラー(女性
20名)に1週間連用してもらい、使用中および使用後
(乾燥後)の毛髪の滑らか感を官能評価した。 評価 A: 18名以上が、滑らか感があると回答 B: 14〜17名が、滑らか感があると回答 C: 8〜13名が、滑らか感があると回答 D: 7名以下が、滑らか感があると回答。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】 (実施例13) (配合成分) (重量%) ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 20 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 15 POE(10)ラウリルエーテル 7 ジエチレングリコールジステアレート 2 ポリマーJR400(ユニオンカーバイト社製) 1 ジプロピレングリコール 12 パルミチン酸 1 ステアリルアルコール 1 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2 クエン酸 適 量 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 部 この毛髪洗浄料は起泡性、滑らか感に優れるものであっ
た。
【0036】 (実施例14) (配合成分) (重量%) ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム 25 ラウリル硫酸アンモニウム 15 プルロニックL−64(旭電化工業社製) 5 マーコート550(メルク社製) 1 ポリマーJR400(ユニオンカーバイト社製) 0.5 エチレングリコールジステアレート 1 ジプロピレングリコール 12 ステアリン酸 3 塩化セチルトリメチルアンモニウム 2 クエン酸 適 量 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 部 この毛髪洗浄料は起泡性、滑らか感に優れるものであっ
た。
【0037】 (実施例15) (配合成分) (重量%) ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 20 ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム 15 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 7 ポリマーJR400(ユニオンカーバイト社製) 1 ジプロピレングリコール 10 1,3−ブチレングリコール 2 ステアリン酸 1.5 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1 クエン酸 0.3 エタノール 2 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 部 この毛髪洗浄料は起泡性、滑らか感に優れるものであっ
た。
【0038】 (実施例16) (配合成分) (重量%) ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 20 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 15 プルロニックL−64(旭電化工業社製) 5 エチレングリコールジステアレート 2 ポリマーJR400(ユニオンカーバイト社製) 0.5 ジプロピレングリコール 8 プロピレングリコール 2 ステアリン酸 1 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5 クエン酸 0.2 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 部 この毛髪洗浄料は起泡性、滑らか感に優れるものであっ
た。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の毛髪洗浄料
は、優れた起泡性を有し、かつ毛髪に十分な滑らか感を
付与することができるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 3/20 C11D 3/20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アニオン界面活性剤、両性界面活
    性剤および非イオン界面活性剤の中から選ばれる1種ま
    たは2種以上の界面活性剤20〜60重量%と、(b)
    多価アルコール5〜20重量%と、(c)カチオン界面
    活性剤の1種または2種以上と、(d)高級脂肪酸の1
    種または2種以上を含有してなる、毛髪洗浄料。
  2. 【請求項2】 (b)多価アルコールが、グリセリン、
    プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
    ジプロピレングリコール、ソルビトール、キシリトー
    ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジグ
    リセリン、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン、
    エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
    リコールモノエチルエーテル、エチレングリコールジメ
    チルエーテルの中から選ばれる1種または2種以上であ
    る、請求項1記載の毛髪洗浄料。
  3. 【請求項3】 (c)カチオン界面活性剤が、下記一般
    式(I) 【化1】 (式中、R1は炭素原子数14〜22のアルキル基また
    はヒドロキシル基を表し;R2、R3およびR4は、それ
    ぞれ独立に炭素原子数1〜3のアルキル基、ヒドロキシ
    ル基またはベンジル基を表し;Xはハロゲン原子または
    炭素原子数1〜2のアルキル硫酸基を表す)で表される
    第4級アンモニウム塩である、請求項1または2記載の
    毛髪洗浄料。
  4. 【請求項4】 毛髪洗浄料全量中に(c)成分を0.0
    01〜2重量%、(d)成分を0.001〜5重量%含
    有してなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪
    洗浄料。
  5. 【請求項5】 含窒素水溶性高分子をさらに含有してな
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪洗浄料。
  6. 【請求項6】 毛髪洗浄料全量中に含窒素水溶性高分子
    を0.1〜5重量%含有してなる、請求項5記載の毛髪
    洗浄料。
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