JP2006289655A - プリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体位置検出センサの出力が不安定になっても、センサの交換や電圧レベルの再調整等、プリンタ本体のメンテナンスをすること無く、記録画像の記録開始位置精度を確保することが出来るようにする。
【解決手段】記録範囲が所定の間隔で複数並んだ記録媒体216の記録範囲にプリントを行なうプリンタであって、記録範囲が並ぶ方向に沿って、記録媒体を記録用ヘッド201〜206の位置まで搬送する搬送部214と、搬送部の搬送方向の上流側に配置され、記録範囲の搬送方向に沿うサイズ情報を検出する検出センサ217と、検出センサにより検出された記録範囲のサイズ情報と、記録範囲の実際のサイズとを比較する比較部とを備え、この比較部の比較結果に基づいて、記録用ヘッドによる記録媒体への記録開始位置を補正する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、台紙に複数枚のラベルが貼着されたラベル紙やTOFマークを有する連続紙、又は名刺や葉書などのカードなどを搬送させ、記録を施すプリンタにおける記録開始位置精度向上技術に関する。
ラベルなどの連続紙や名刺などのカット紙を搬送させ、記録するプリンタでは、搬送経路の上流側に記録媒体位置検出センサを配置し、センサが記録媒体の先端を検出することを基準として記録が行なわれている。
従来、記録媒体位置検出センサとして光学式の反射型センサや透過型センサが用いられており、プリント基板上に取り付けられているセンサ電圧レベル調整ボリュームを調整し、最適な基準電圧レベルを設定することで、記録媒体の有無やTOF(Top of Form)マーク等を正確に検知できるようにしている。通常、この基準電圧レベルは製品出荷時に最適な値に調整され固定されている。
一方、近年では、記録動作中に、紙有り部分を検出した場合の電圧レベルと、紙無し部分(TOFマークを有する連続紙の場合はTOFマーク部分)を検出した場合の電圧レベルとをマイコンのA/Dコンバータを用いて読み取り、その値に応じたしきい値電圧をマイコンのD/Aコンバータにより出力することによって、紙の先端を検出するしきい値電圧レベルを随時変更することが可能な自動調整機能を有するプリンタが開発されている。
また、特許文献1には、用紙に予め付されたTOFマークを検出し、正確に記録を行なうようにした記録装置の構成が開示されている。
特開2001−001426号公報
しかしながら、上記従来例の記録媒体位置検知手段では、センサ自身が持っている特性の経時劣化や、周囲環境温度によるセンサ固有の特性変化、またタグ紙などを連続的に使用した場合に生じる紙紛による影響等により、記録媒体の有無やTOFマーク等を正確に検出することが出来なくなり、プリンタは記録媒体位置検出センサの記録媒体検知タイミングを基準にして記録を開始するため、記録媒体位置検出センサが正しく記録媒体を検出できないと、記録開始位置精度が悪くなるという問題があった。
また、センサの電圧レベルを自動調整する機能を有するプリンタにおいては、記録動作中に調整を行うため、初期記録時の記録開始位置精度が悪い場合があるという問題があった。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体位置検出センサの劣化や特性変化、または紙紛の影響などによって、記録媒体検出センサの出力が不安定になっても、センサの交換や電圧レベルの再調整等、プリンタ本体のメンテナンスをすること無く、記録画像の記録開始位置精度を確保することが出来るようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わるプリンタは、記録範囲が所定の間隔で複数並んだ記録媒体の前記記録範囲にプリントを行なうプリンタであって、前記記録範囲が並ぶ方向に沿って、前記記録媒体を記録用ヘッドの位置まで搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送方向の上流側に配置され、前記記録範囲の前記搬送方向に沿うサイズ情報を検出する検出手段と、該検出手段により検出された前記記録範囲のサイズ情報と、前記記録範囲の実際のサイズとを比較する比較手段とを備え、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記記録用ヘッドによる前記記録媒体への記録開始位置を補正することを特徴としている。
また、本発明に係わるプリンタは、記録範囲が所定の間隔で複数並んだ記録媒体の前記記録範囲にプリントを行なうプリンタであって、前記記録範囲が並ぶ方向に沿って、前記記録媒体を記録用ヘッドの位置に搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送方向の上流側に配置され、前記記録媒体の前記搬送方向に沿う配置間隔情報を検出する検出手段と、該検出手段により検出された前記記録媒体の間隔情報と、前記記録媒体の実際の間隔情報とを比較する比較手段とを備え、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記記録用ヘッドによる前記記録媒体への記録開始位置を補正する手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、記録媒体位置検出センサの劣化や特性変化、または紙紛の影響などによって、記録媒体検出センサの出力が不安定になっても、センサの交換や電圧レベルの再調整等、プリンタ本体のメンテナンスをすること無く、記録画像の記録開始位置精度を確保することが出来る。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
まず、本実施形態の概要について説明する。
本実施形態のプリンタでは、記録範囲が所定の間隔で複数並んだ記録媒体の前記記録範囲にプリントを行なうプリンタであって、前記記録範囲が並ぶ方向に沿って、前記記録媒体を記録用ヘッドの位置まで搬送する搬送部と、この搬送部の搬送方向の上流側に配置され、前記記録範囲の前記搬送方向に沿うサイズ情報を検出する検出部と、この検出部により検出された前記記録範囲のサイズ情報と、前記記録範囲の実際のサイズとを比較する比較部とを備え、この比較部の比較結果に基づいて、記録用ヘッドによる記録媒体への記録開始位置を補正する。
また、記録媒体は、台紙に複数枚のラベルが貼着されたラベル紙又はTOFマークを有する連続紙が、ロール状に巻かれているロール紙、又はZ状に折り重ねられたファンフォールド紙であることが好ましい。
また、サイズ情報とは、複数の記録範囲間の間隔又は記録範囲の搬送方向に沿う長さであることが好ましい。
また、記録媒体は、カードの形態であることが好ましい。
また、記録用ヘッドは、記録媒体の幅に相当する記録幅を有するフルライン記録ヘッドであることが好ましい。
また、記録用ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることが好ましい。
以下、本発明の具体的な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態におけるカラープリンタシステムの斜視図である。
カラーラベルプリンタ100は、ホストコンピュータ等の外部処理装置102とケーブル101で接続されており、ケーブル101を介して画像情報やデータを転送し、ロールユニット103内に内蔵している記録媒体であるロール紙をカラープリンタ100へ給紙することが可能である。
図2は、本実施形態におけるカラープリンタの断面図である。
カラーラベルプリンタ200は、ブラック(201)、シアン(202)、淡シアン(203)、マゼンタ(204)、淡マゼンタ(205)、イエロー(206)のインクジェット方式のライン記録ヘッドを6本内蔵しており、各々のヘッドに対応したインクカートリッジ207,208,209,210,211,212からインクを供給し、ロールユニット213及び搬送ユニット214を駆動することによってロール状の記録媒体(記録紙)216をプリンタ本体200に給紙し、記録媒体位置検出センサ217の記録媒体検出信号を基準にして、各色の記録ヘッドにより記録媒体216に記録(プリント)をおこなっている。また、記録された記録媒体はカッターユニット215によってカットすることが可能である。また、ロールユニット213及び搬送ユニット214は、記録時と逆方向に駆動させることにより、記録媒体216を記録時と逆方向に搬送させることも可能である。
図7は、本実施形態における記録媒体検出のための回路構成図である。
記録媒体検出機構は、発光ダイオード701及びフォトトランジスタ702とからなる透過型センサ700と、フォトトランジスタ702のコレクタ側に接続されたゲイン抵抗を決定するためのボリューム抵抗703と、フォトトランジスタ702の受光レベルとあらかじめ定められたしきい値(固定値Vs)との比較を行うための比較回路704とで構成されている。705は台紙に複数枚のラベル705aが貼着されたラベル紙(記録媒体216)である。
印刷の前に補正処理を開始すると、発光ダイオード701とフォトトランジスタ702の間をラベル紙705のラベル部分とラベル間の台紙部分とが次々と交互に通過する。この時、ラベル部と台紙部との光の透過率の違いによってセンサが出力する電圧値Vtが異なることを利用し、出力電圧Vtと予め定められた固定のしきい値Vsとを比較回路で比較することで、ラベルの有無を検出している。
図6A乃至図6Dは、本実施形態におけるラベル紙に対する位置検出センサの出力を示した図である。
図6Aは、設定されたラベル紙のラベル間隔w1に対して、前述した方法により透過型センサが検出したラベル間隔w2の方が大きかった場合、用紙先端位置は正しい位置600より遅れて(601)検出されることを示している。これによって、本実施形態の補正方法を適用しない場合の印字結果は、図6Cのように全体的に(B−A)だけ後方にズレの生じた画像になる。このときズレ量(B−A)はセンサの読み取り誤差「(w2−w1)/2」である。なお、ラベル間隔w1はあらかじめ決められた値であり、w2は透過型センサ700により検出される値なので、(w2−w1)/2はプリンタ内の演算部で計算することにより求めることができる。
そこで本実施形態では、透過型センサから記録ヘッドまでの距離をTK、画像の先端余白をAとすると、ズレ量「(w2−w1)/2」を補正値として、透過型センサがラベル705aの先端を検知してから、TK+A−(w2−w1)/2だけ搬送された時に、記録ヘッドからインクの吐出を開始することによって、図6Bのように正しい印字結果(先端余白Aを確保した印字)を得ることが出来る。
また、逆に設定されたラベル紙のラベル間隔w1に対して、透過型センサが検出したラベル間隔w2の方が小さい場合の印字結果(本実施形態の補正なしの場合)は、図6Dのように全体的に前方にズレの生じた画像になってしまうが、上記と同じ補正式を用いることで正しい印字結果(先端余白Aを確保した印字)を得ることが出来る。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態における記録媒体位置検出のための回路構成図である。
記録媒体検出機構は、図2の記録媒体位置検出センサ217に対応する透過型センサ300と、A/Dコンバータ306及びD/Aコンバータ307を内蔵するマイコン305とで構成されている。また、フォトトランジスタ302のコレクタ側にはゲイン抵抗を決定するためのボリューム抵抗303が接続されている。
ラベル紙の印刷時に透過型センサ300がラベル部分を検知した時の電圧値Va及びラベル間の台紙部分を検知した時の電圧値VbをA/Dコンバータ306を介して読み取り、読み取った結果より決定したしきい値電圧VsをD/Aコンバータ307から出力する。
比較回路304は、D/Aコンバータ307から出力されるしきい値電圧Vsと、透過型センサ300から出力される電圧Vtを比較することによって、用紙の有無(ラベル部分か台紙部分か)を判断する。このように構成することで、ラベルおよび台紙の質も種々あるので、Vsの値もラベルや台紙の種類に合わせて変更できるので、より適切な制御を行える。
図4は、しきい値電圧の決定方法を説明するための図である。
ラベル部分404と台紙部分403とからなるラベル紙402が図2の記録媒体位置検出センサ217に対応する位置の通紙経路を通過すると、透過型センサ300からは400で示されるような波形が出力される。400は横軸を時間、縦軸を電圧とした時の波形であり、ラベル部分が通過した時の電圧値Va、台紙部分が通過したときの電圧値Vbが波形で出力されている。Vsはしきい値であり、Vs=(Va+Vb)/2で求められる。このしきい値電圧を基準に2値化することで、出力波形400は用紙有無検知信号401に変換され、用紙有無の判断を行なっている。
図8は、記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。
図8において、801は装置全体を制御するCPU、802はCPU401が実行する種々の制御プログラムおよび図5に示すフローに対応する制御プログラムを格納するプログラムROM、803はCPU801が前述の制御プログラムを実行するときに作業領域として用いられるRAM、804は印刷用のフォント情報を格納するCGROM、805は記録用紙1頁分の記録データをビット展開するためのプリントバッファとして用いられるVRAM、806はホストとのインタフェースとなる通信用ドライバ、807はロール用紙搬送制御や記録ヘッド及び回復ユニットの移動制御のためのモータドライバ、808はモータドライバ807によって駆動されるモータ、810は6つのフルライン記録ヘッド809を駆動するヘッド駆動回路である。また、VRAM805は記録データを各色成分毎に別のバッファフレームに格納できるように構成されている。
また、811はVRAM805とCPU801のインタフェース及びVRAM805内でのコピー機能等を有したゲートアレイ(G/A)である。ゲートアレイ(G/A)はCPU801の指示により種々の機能が実行されるが、CPU801とは独立して動作が可能である。812はセンサで、図7および図4に示されている記録媒体位置検出のための回路に対応する。なおマイコン305がCPU801に対応する。
以上の構成よりなる実施例の動作説明をフローチャートを参照して説明する。
図5は、用紙位置検出センサの特性を自動的に補正する処理を説明するためのフローチャートである。
補正処理を開始すると、前回までに記憶されているしきい値電圧VsがD/Aコンバータ307から比較回路304に出力される(ステップS500)。一方、透過型センサ300は図4で説明したように波形400を出力する(ステップS501)。これら2つの電圧値を比較回路304で比較することによって用紙の有無を判断する(ステップS502)。透過型センサが用紙の先端を検知してから用紙の後端を検知するまで、つまりラベル部分を検知している間、透過型センサが出力する電圧をモニタリングし、最小電圧Vaを記憶する(ステップS503)。続いて、用紙の後端を検知してから次の用紙の先端を検知するまで、つまり台紙部分を検知している間、透過型センサが出力する電圧をモニタリングし、最大電圧Vbを記憶する(ステップS505)。ギャップ間をモニタしている間、RAMに設定されているカウンタを+1し続けて、図6BのW2に相当する長さを測定する。ステップS508で、しきい値電圧Vsは、Vs=(Va+Vb)/2と決定され、補正処理動作終了までに得たしきい値電圧から算出した平均値を、次の印刷開始時に反映していく(ステップS508)。ステップS509で、TK+A−(W2−W1)/2の演算を行う。TK、AおよびW1は所定値を読み込み、W2はカウンタの値を変換して、演算処理して、ラベルに印刷を施す際の印刷位置補正のデータとして使用する。
図6A乃至図6Dは、本実施形態におけるラベル紙に対する位置検出センサの出力を示した図である。
図6Aは、設定されたラベル紙のラベル間隔w1に対して、前述した方法により透過型センサが検出したラベル間隔w2の方が大きかった場合、用紙先端位置は正しい位置600より遅れて(601)検出されることを示している。これによって、本実施形態の補正方法を適用しない場合の印字結果は、図6Cのように全体的に(B−A)だけ後方にズレの生じた画像になる。このときズレ量(B−A)はセンサの読み取り誤差「(w2−w1)/2」である。なお、ラベル間隔w1はあらかじめ決められた値であり、w2は透過型センサ700により検出される値なので、(w2−w1)/2はプリンタ内の演算部で計算することにより求めることができる。
そこで本実施形態では、透過型センサから記録ヘッドまでの距離をTK、画像の先端余白をAとすると、ズレ量「(w2−w1)/2」を補正値として、透過型センサがラベル705aの先端を検知してから、TK+A−(w2−w1)/2だけ搬送された時に、記録ヘッドからインクの吐出を開始することによって、図6Bのように正しい印字結果(先端余白Aを確保した印字)を得ることが出来る。
また、逆に設定されたラベル紙のラベル間隔w1に対して、透過型センサが検出したラベル間隔w2の方が小さい場合の印字結果(本実施形態の補正なしの場合)は、図6Dのように全体的に前方にズレの生じた画像になってしまうが、上記と同じ補正式を用いることで正しい印字結果(先端余白Aを確保した印字)を得ることが出来る。
以上のように、記録時に記録媒体位置検出センサによるラベル間隔の読み取り値と、ラベル間隔設定値とを比較し、差分を記録開始位置調整値とし、記録開始位置精度に反映することで、センサの劣化や特性変化、または紙紛の影響などによって、用紙の検出が不安定になっても、センサの交換や電圧レベルの再調整などプリンタ本体のメンテナンスをすること無く、記録画像の先端位置精度を確保することができ、安定した出力結果を得ることが出来る。
(その他の実施形態)
上記の実施形態では、記録媒体としてラベル紙を例に挙げたが、Z状に折り重ねられたファンフォールド紙が用いられるものであっても良いし、切り取りミシン目の入ったタグ紙などの連続紙であっても良い。
また、上記の実施形態ではラベル間隔に着目しているが、ラベル間隔の変わりに用紙長を用いて、用紙長の設定値と測定値とを比較しても同等の効果が得られる。さらに、用紙長に着目することによって、名刺やカード等を記録媒体として用いるもの、あるいは券売機形態のもの、さらには、紙以外の合成樹脂等、種々の形態を取り得る記録装置に応用出来る。
以上の実施形態は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
また、以上の実施形態は記録ヘッドを走査して記録を行なうシリアルタイプの記録装置であったが、記録媒体の幅に対応した長さを有する記録ヘッドを用いたフルラインタイプの記録装置であっても良い。フルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
以上説明した実施の形態においては、インクが液体であることを前提として説明しているが、室温やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよい。
本発明の実施形態に係わるラベルプリンタの斜視図である。 本発明の実施形態に係わるラベルプリンタの断面図である。 第2の実施形態における用紙検出回路構成図である。 第2の実施形態におけるしきい値電圧の決定方法を説明するための図である。 第2の実施形態における用紙位置検出センサの特性を自動的に補正する処理を説明するためのフローチャートである。 ラベル紙に対する位置検出センサの出力を示した図である。 ラベルに対する印字位置を示す図である。 ラベルに対して印字位置がずれた状態を示す図である。 ラベルに対して印字位置がずれた状態を示す図である。 第1の実施形態における用紙検出回路構成図である。 記録装置の制御回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 カラーラベルプリンタ
101 プリンタ接続ケーブル
102 ホストコンピュータ
103 ロールユニット
200 プリンタ本体
201 インクジェット方式ライン記録ヘッド(ブラック)
202 インクジェット方式ライン記録ヘッド(シアン)
203 インクジェット方式ライン記録ヘッド(淡シアン)
204 インクジェット方式ライン記録ヘッド(マゼンタ)
205 インクジェット方式ライン記録ヘッド(淡マゼンタ)
206 インクジェット方式ライン記録ヘッド(イエロー)
207 インクカートリッジ(ブラック)
208 インクカートリッジ(シアン)
209 インクカートリッジ(淡シアン)
210 インクカートリッジ(マゼンタ)
211 インクカートリッジ(淡マゼンタ)
212 インクカートリッジ(イエロー)
213 ロールユニット
214 搬送ユニット
215 カッターユニット
216 記録媒体(記録用紙)
217 記録媒体位置検出センサ
300 透過型センサ
301 発光ダイオード
302 フォトトランジスタ
303 ボリューム抵抗
304 比較回路
305 マイコン
306 A/Dコンバータ
307 D/Aコンバータ
400 センサ出力波形
401 用紙有無検知信号
402 ラベル紙
403 ラベル紙の台紙部分
404 ラベル紙のラベル部分
600 正しい記録開始位置
601 記録開始位置
700 透過型センサ
701 発光ダイオード
702 フォトトランジスタ
703 ボリューム抵抗
704 比較回路
705 ラベル紙

Claims (9)

  1. 記録範囲が所定の間隔で複数並んだ記録媒体の前記記録範囲にプリントを行なうプリンタであって、
    前記記録範囲が並ぶ方向に沿って、前記記録媒体を記録用ヘッドの位置まで搬送する搬送手段と、
    該搬送手段の搬送方向の上流側に配置され、前記記録範囲の前記搬送方向に沿うサイズ情報を検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された前記記録範囲のサイズ情報と、前記記録範囲の実際のサイズとを比較する比較手段とを備え、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記記録用ヘッドによる前記記録媒体への記録開始位置を補正することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記記録媒体は、台紙に複数枚のラベルが貼着されたラベル紙又はTOFマークを有する連続紙が、ロール状に巻かれているロール紙、又はZ状に折り重ねられたファンフォールド紙であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記サイズ情報とは、前記複数の記録範囲間の間隔であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  4. 前記サイズ情報とは、前記記録範囲の前記搬送方向に沿う長さであることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  5. 前記記録媒体は、カードの形態であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  6. 前記記録用ヘッドは、前記記録媒体の幅に相当する記録幅を有するフルライン記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプリンタ。
  7. 前記記録用ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプリンタ。
  8. 記録範囲が所定の間隔で複数並んだ記録媒体の前記記録範囲にプリントを行なうプリンタであって、
    前記記録範囲が並ぶ方向に沿って、前記記録媒体を記録用ヘッドの位置に搬送する搬送手段と、
    該搬送手段の搬送方向の上流側に配置され、前記記録媒体の前記搬送方向に沿う配置間隔情報を検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された前記記録媒体の間隔情報と、前記記録媒体の実際の間隔情報とを比較する比較手段とを備え、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、前記記録用ヘッドによる前記記録媒体への記録開始位置を補正する手段とを備えたことを特徴とするプリンタ。
  9. 前記検出手段は、前記記録媒体の配置間隔を検知する際に、基準となる値を可変にしたことを特徴とする請求項8に記載のプリンタ。
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JP2015147388A (ja) * 2014-02-07 2015-08-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、および画像形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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