JP2006289416A - ヘミング装置 - Google Patents

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Tetsuhiro Sahashi
哲宏 佐橋
Yorihito Ikenaga
仍士 池永
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Abstract

【課題】予備曲げ刃及び本曲げ刃を有する一つの折曲げ型を使用して、駆動手段の1モーション(1往復動)で予備曲げと本曲げの両方の曲げ加工を行うことを可能にする。
【解決手段】予備曲げ刃13a及び本曲げ刃13bを有する折曲げ型13を備えたホルダ14は、リンク15を介して支持フレーム12に揺動可能に支持されている。リンク15の基端を支持する支軸21,22は下型11に接近離間する方向へ移動可能に設けられている。ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29は、油圧シリンダ30により待機位置から作用位置へ往動される際に、先ずホルダ14を下方へスイングさせて予備曲げ刃13aによる予備曲げ動作を行わせた後、ホルダ14を上方へスイングさせる。その後、ホルダ14を下型11に向かって移動させるとともに下方へスイングさせて、本曲げ刃13bによる本曲げ動作を行わせる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヘミング装置に係り、詳しくは自動車のドアやフード等のパネル状部品の外周部をヘミング加工(折り返し曲げ加工)するのに好適なヘミング装置に関する。
一般に、パネル状のプレス成形品の端部は、強度を高めるためにヘミング加工が行われる。例えば、自動車のフードの場合は、周縁に一体に立設されているフランジを内側に折り曲げる加工を行う。また、自動車のドアは、アウタパネル上にインナパネルを位置決め載置した状態で、アウタパネルの周縁に一体に立設されているフランジをインナパネル側に折り曲げて、両者を接合することにより構成されている。このようなヘミング加工は、予備曲げと本曲げの2段階の工程によって行われる。
ヘミング装置は、予備曲げ用の予備曲げ刃と、本曲げ用の本曲げ刃とを備えており、一般に、予備曲げ刃を有する予備曲げ型と、本曲げ刃を有する本曲げ型とを別々に備えている。そして、先ず予備曲げ型を作動させてフランジが鋭角となるように予備曲げを行い、予備曲げ型を退避させた後、本曲げ型を作動させて、予備曲げされたフランジを本曲げする。ところが、このようなヘミング装置は、予備曲げ型と本曲げ型とが別々に必要で、予備曲げ型を作動させる機構と、本曲げ型を作動させる機構とが別々に必要であるため、構造が複雑で装置全体が大型になるという問題がある。
この問題を解消するため、予備曲げ刃と本曲げ刃とを有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を円弧状に作動させて、予備曲げと本曲げとを行うようにしたヘミング装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このヘミング装置では、折曲げ型を、予備曲げ刃で予備曲げするときには予備曲げ位置を基に円弧状に作動させ、本曲げ刃で本曲げするときには前記予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置を基に円弧状に作動させてフランジに対する曲げ加工を行う。
特開2002−137029号公報(明細書の段落[0008]〜[0017]、図1,3,4)
特許文献1のヘミング装置は、予備曲げ刃と本曲げ刃とを有する一つの折曲げ型で予備曲げと本曲げの両方の曲げ加工を行うことができるため、予備曲げ刃と本曲げ刃とが別々の曲げ型に設けられたヘミング装置に比較して構造が簡単で装置全体として小型化が可能である。しかし、予備曲げ刃と本曲げ刃とを有する折曲げ型を予備曲げ位置と、本曲げ位置とに移動させるため、折曲げ型を備えたホルダを円弧状に作動可能に支持するリンク機構が設けられた割り出しフレームを上下方向に移動させる割り出し手段(シリンダ)と、前記ホルダを円弧状に作動させる作動手段(油圧シリンダ)とが必要になる。即ち、折曲げ型を作動させるのに、独立した駆動手段を複数必要とし、さらに割り出し手段はバランスを図るため一対必要なため、駆動手段が3台必要となる。
また、予備曲げ終了後、本曲げを行うには、折曲げ型を待機位置に復帰させた後、割り出しフレームの位置を変更する必要がある。従って、一つの折曲げ型であっても、予備曲げと本曲げとは全く独立作業であり、ヘミング加工完了までに、作動手段(油圧シリンダ)のピストンロッドが予備曲げのためと本曲げのためにそれぞれ1回往復移動され、割り出し手段(シリンダ)のピストンロッドが割り出しフレームの位置変更のために1回往復移動されるため、工数が掛かる。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は予備曲げ刃及び本曲げ刃を有する一つの折曲げ型を使用して、駆動手段の1モーション(1往復動)で予備曲げと本曲げの両方の曲げ加工を行うことができるヘミング装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ワークが載置されるワーク支持型と、予備曲げ刃及び本曲げ刃を有する折曲げ型と、前記折曲げ型を支持するホルダと、前記ホルダを上下方向に揺動可能に支持するリンクとを備えている。また、前記リンクの前記ホルダに連結された側と反対側の部分を支持するとともに、その位置が前記ワーク支持型に接近離間する方向へ移動可能に設けられた支軸と、前記ホルダを前記ワーク支持型から離間する方向に付勢する付勢手段とを備えている。さらに、駆動手段により待機位置と作用位置との間を往復動可能に設けられ、待機位置から作用位置へ往動される際に、先ず前記ホルダを下方へスイングさせて前記予備曲げ刃による予備曲げ動作を行わせた後、前記ホルダを上方へスイングさせ、その後、前記ホルダを前記ワーク支持型に向かって移動させるとともに下方へスイングさせて前記本曲げ刃による本曲げ動作を行わせるように移動させるためのカムとを備えている。
この発明では、予備曲げ刃及び本曲げ刃を有する折曲げ型がホルダに支持されて、リンクにより上下方向に揺動される。また、前記リンクの基端を支持する支軸の移動により、ワーク支持型に接近離間する方向に移動される。そして、ワーク支持型にワークが載置保持され、折曲げ型が待機位置に配置された状態からヘミング加工が開始される。駆動手段によりカムが待機位置から作用位置へ往動される際に、先ずホルダと共に折曲げ型が下方へスイングされて予備曲げ刃による予備曲げ動作が行われる。さらにカムが移動されると、ホルダが上方へスイングされて、折曲げ型がワークから離間した後、ホルダと共に折曲げ型が前記ワーク支持型に向かって移動されるとともに下方へスイングされて、本曲げ刃による本曲げ動作が行われる。即ち、駆動手段の1モーションで予備曲げと本曲げの両方の曲げ加工が行われる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記カムは溝カムを備え、前記支軸はカム溝に沿って相対移動可能に設けられている。従って、この発明では、支軸がカム溝に沿って移動するため、支軸は設定された位置を正確に移動することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支軸は長孔に沿って移動可能に設けられるとともに、支軸付勢手段により前記カム側に付勢されている。従って、この発明では、溝カムを設けるのに比較してカムの製造が容易となる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記長孔は、上側ほど前記ワーク支持型に近づく状態で斜めに延びるように形成されている。この発明では、本曲げ加工の際に本曲げ刃がワークに与える水平分力が、長孔が水平方向に延びるように形成されている場合に比較して小さくなるため、製品の品質が向上する。
本発明によれば、予備曲げ刃及び本曲げ刃を有する一つの折曲げ型を使用して、駆動手段の1モーション(1往復動)で予備曲げと本曲げの両方の曲げ加工を行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図6に従って説明する。図1は図2のA−A線における断面図、図2はヘミング装置の一部破断平面図である。なお、図1及び図2は予備曲げが完了した状態に対応する図である。
以下、ヘミング装置は、図1の左側を装置の前側として説明する。図1に示すように、ヘミング装置10は、ワークW(図5(a)〜(d)にのみ図示)を載置支持するワーク支持型としての下型11を備え、その後面に支持フレーム12が固定されている。支持フレーム12は、一対のサイドプレート12aと、両サイドプレート12aの先端間に固定された支持プレート12bとを備えている。両サイドプレート12aの外側にはリンク支持プレート12cがそれぞれ固着されている。両リンク支持プレート12cには折曲げ型13を支持するホルダ14がリンク15を介して上下方向に、具体的には図1の状態からは図1における斜め右上方向に、図3の状態からは図3における斜め左下方向に揺動可能に支持されている。この実施形態においては、ホルダ14を折曲げ型13の姿勢を変化させずに上下方向に揺動可能に支持するため、リンク15は、一対のリンク部材16,17が上下に並んで配置された平行四節リンクで構成されている。各リンク部材16,17は、斜め前方に向かって上昇傾斜する状態に設けられている。
図2に示すように、ホルダ14は、サイドプレート12aの内側においてサイドプレート12aと平行に設けられた一対の支持壁14aを有し、両支持壁14aの前側上部に跨るように折曲げ型支持部14bが水平に固定されている。また、ホルダ14は、両支持壁14aの後側上部間の中央にカムフォロア14cが設けられている。カムフォロア14cは、両支持壁14aから突設された支持軸14d間に回動可能に支持されている。
折曲げ型13は、先端側に予備曲げ刃13a及び本曲げ刃13bを有し、基端側(図1の右側)において折曲げ型支持部14b上に固定されている。本曲げ刃13bは、折曲げ型13の下面に水平に設けられ、予備曲げ刃13aは本曲げ刃13bの先端から前側斜め上方へ向かって延びるように形成されている。
リンク部材16,17は、それぞれ基端が連結部16a,17aで連結された一対のアーム部16b,17bを有し、アーム部16b,17bがホルダ14の内側に配置された状態で、先端部がホルダ14にそれぞれ回動可能に連結されている。上側に配置されたリンク部材16のホルダ14に対する支持部を構成する支持軸18aは、ホルダ14を貫通してサイドプレート12aより外側まで延びるように設けられている。そして、支持軸18aの先端と、支持プレート12bの側面に突設された掛止ピン19との間には、ホルダ14を下型11から離間する方向に付勢する付勢手段としての引っ張りばね20(図2にのみ図示)が設けられている。下側に配置されたリンク部材17のホルダ14に対する支持部を構成する支持軸18bは、ホルダ14を相対回動可能に支持している。
両リンク部材16,17のホルダ14に連結された側と反対側の部分、即ちリンク部材16,17の基端部の外側には、支軸21,22がそれぞれ突設されている。各支軸21,22は、両サイドプレート12aを貫通するとともに、リンク支持プレート12cに形成された長孔23a,23bにそれぞれ挿通され、支軸21,22には長孔23a,23bと係合するローラ24が取り付けられている。長孔23a,23bは、支軸21,22をその位置が下型11に接近離間する方向へ移動可能に支持するように設けられ、この実施形態では、長孔23a,23bは、上側ほど下型11に近づく状態で斜めに延びるように形成されている。両サイドプレート12aには、支軸21,22が長孔23a,23bに沿って前後方向へ移動するのを許容する貫通孔が形成されている。リンク部材16,17は、支軸21,22がローラ24において長孔23aと係合する状態でリンク支持プレート12cに支持されている。
また、支軸21,22は、ホルダ14の支持壁14aと、支持フレーム12のサイドプレート12aとの間の所定位置にカムフォロア25を備えている。
支持プレート12bの前面には、スライドガイド26を介してカム支持プレート27が上下方向にスライド可能に支持されている。カム支持プレート27には、上側中央部にホルダ14のカムフォロア14cと係合するホルダ用カム28が固定されている。ホルダ用カム28は、予備曲げを行う際にカムフォロア14cに係合する予備曲げ用カム28aと、本曲げを行う際にカムフォロア14cに係合する本曲げ用カム28bとを備えている。
カム支持プレート27の左右両側には、リンク部材16,17のカムフォロア25と係合するリンク部材用カム29がそれぞれ固定されている。リンク部材用カム29には溝カムが使用され、支軸21,22はカム溝31に沿って相対移動可能に設けられている。
支持プレート12bの後面中央には、駆動手段としての油圧シリンダ30が下向きに固定されている。カム支持プレート27は、その下部に設けられた連結部27aにおいて油圧シリンダ30のピストンロッド30aに連結されている。そして、カム支持プレート27は、ピストンロッド30aが引き込み位置に配置された状態で、ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29を待機位置に配置させ、ピストンロッド30aが突出位置に配置された状態で、ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29を作用位置に配置させる。
ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29は、駆動手段(油圧シリンダ30)により待機位置と作用位置との間を往復動可能に設けられ、待機位置から作用位置へ往動される際に、折曲げ型13に予備曲げ及び本曲げ動作を行わせるようにホルダ14を移動させるためのカムを構成する。
ホルダ用カム28の予備曲げ用カム28aは、カム支持プレート27と共に待機位置から下方へ移動される途中で、ホルダ14を下方へスイングさせて予備曲げ刃13aによる予備曲げ動作を行わせた後、ホルダ14を上方へスイングさせるカム形状に形成されている。本曲げ用カム28bは、予備曲げ動作完了後、更にカム支持プレート27が下方へ移動される際、折曲げ型13がワークWから離れる位置に配置されたホルダ14を下方へスイングさせて本曲げ刃13bによる本曲げ動作を行わせるように移動させるカム形状に形成されている。
本曲げ用カム28bは、本曲げを行う際に、後記する駆動手段による駆動力を楔効果で効率良く本曲げ荷重として利用できるように、本曲げ刃13bがフランジWfに当接した状態で押圧力を加える際にカムフォロア14cと接する面が、鉛直面に対して角度が付いた状態に形成されている。図6に示すように、本曲げ用カム28bは、折曲げ型13を下方へスイングさせる際にカムフォロア14cに接触するカム面28cが前方に向かって上昇傾斜し、フランジWfに押圧力を加える際にするカムフォロア14cに接触するカム面28dが鉛直面に対して角度θを成すように形成されている。角度θは10度以下が好ましく、5度以下がさらに好ましい。また、角度θは3度以上が好ましい。
リンク部材用カム29のカム溝31は、上側のリンク部材16のカムフォロア25が、常に下側のリンク部材17のカムフォロア25より下型11に近い位置となる形状に形成されている。カム溝31は、3つの直線部31a,31b,31cと、2つの段差部31d,31eとを備え、上側の直線部31cが下型11に最も近く、下側の直線部31aが下型11から最も遠い。直線部31a,31bを接続する段差部31d及び直線部31b,31cを接続する段差部31eは、下型11に近づくように斜め上側に延びるように形成されている。
そして、カム支持プレート27が待機位置から予備曲げ位置まで下方へ移動される間に、リンク部材16のカムフォロア25は直線部31bと係合し、リンク部材17のカムフォロア25は直線部31aと係合する。また、本曲げ時には、リンク部材16のカムフォロア25は直線部31cと係合し、リンク部材17のカムフォロア25は直線部31bと係合する。
なお、サイドプレート12aの上部には、ホルダ14の折曲げ型支持部14bの上端に当接してホルダ14の移動を規制するストッパ32が前側に向かって突設されている。そして、ホルダ14がストッパ32と当接した状態より上方へカム支持プレート27が移動された場合は、カムフォロア14cはホルダ用カム28との係合が解除されるようになっている。
油圧シリンダ30は、図示しない制御装置からの指令によって駆動され、制御装置にはカム支持プレート27が待機位置に配置された状態と、本曲げ完了位置に配置された状態とを検出するセンサの検出信号を入力し、その検出信号に基づいて油圧シリンダ30の駆動を制御するようになっている。
次に前記のように構成されたヘミング装置10の作用を説明する。
ヘミング装置10の駆動に先立って、下型11上にワークWが載置される。ワークWはフランジWfが上向きで下型11の端部と対応する状態に配置される。また、図3に示すように、油圧シリンダ30は、ピストンロッド30aが引き込み位置に保持されて、カム支持プレート27が最上昇位置に配置された状態で待機する。この状態では、折曲げ型13は下型11上に載置されたワークWのフランジWfに対して斜め上方に位置する待機位置に保持される。また、ホルダ14は折曲げ型支持部14bの上端がストッパ32に当接した状態となり、カムフォロア14cはホルダ用カム28の下側のカム面と係合された状態に保持されている。
この状態から油圧シリンダ30が駆動されてピストンロッド30aが突出移動される。そして、カム支持プレート27がホルダ用カム28及びリンク部材用カム29と共に、先ず図1に示す予備曲げ完了位置まで下降移動される。この間、リンク部材16のカムフォロア25は直線部31bに当接し、リンク部材17のカムフォロア25は直線部31aに当接する状態でリンク部材用カム29に対して上側へ相対移動する。
一方、ホルダ14のカムフォロア14cは、ホルダ用カム28の下降に伴って下型11に近づく方向への分力を受ける。その結果、リンク部材16,17が支軸21,22を中心に図3の反時計方向に回動されて、ホルダ14は引っ張りばね20の付勢力に抗して下型11に近づくように折曲げ型13と共に下方へスイングする。即ち、図5(a)に示すように、待機位置にあった折曲げ型13が前側下方へスイング(移動)されて、折曲げ型13の予備曲げ刃13aがフランジWfに当接してフランジWfをワークWの内側に所定の角度で曲げる予備曲げが行われ、図5(b)に示す状態となる。予備曲げ完了時には、図1に示すように、カムフォロア14cは予備曲げ用カム28aの頂部(最も下型11に近い位置)と当接した状態になる。
この状態から更にカム支持プレート27が下降移動を継続すると、ホルダ用カム28は予備曲げ用カム28aのカム面に沿って下型11から離れる方向に移動する。それに伴い、ホルダ14は引っ張りばね20の付勢力により下型11から離れる方向へ移動され、リンク部材16,17が支軸21,22を中心に図1の時計方向、即ち上方へ回動されて、ホルダ14が折曲げ型13と共に上方へスイングされる。また、この間にリンク部材16のカムフォロア25は段差部31eを移動して直線部31cと係合し、リンク部材17のカムフォロア25は段差部31dを移動して直線部31bと係合する状態となる。その結果、リンク部材16,17は予備曲げのときより下型11に近づく状態となり、ホルダ14は待機位置のときより下型11に近づく状態となる。そして、図5(c)に示すように、折曲げ型13はフランジWfから離れた斜め上方で、図5(a)の待機位置より下型11に近い位置に移動される。このとき、長孔23a,23bが前方斜め上方へ向かって延びるように形成されているため、支軸21,22の位置、即ちリンク部材16,17の回動中心の位置が予備曲げ時の位置より上側へ変更される。
この状態からさらにカム支持プレート27が下降移動されると、カムフォロア14cが本曲げ用カム28bと係合する状態となり、カムフォロア14cは本曲げ用カム28bのカム面に沿って移動し、下型11との距離が近くなる方向に移動する。それに伴い、リンク部材16,17が支軸21,22を中心に図1の反時計方向に回動されて、再びホルダ14が折曲げ型13と共に下方へスイングされる。そして、本曲げ刃13bによる本曲げ動作が行われて、フランジWfが本曲げ刃13bに押圧されて本曲げが行われ、図5(d)に示す状態となる。
本曲げが完了する位置までピストンロッド30aが突出すると、センサの検出信号によりピストンロッド30aの突出動作が停止される。次に、油圧シリンダ30はピストンロッド30aの引き込み動作を行うように駆動され、ピストンロッド30aが引き込まれてカム支持プレート27が待機位置まで上昇される。そして、折曲げ型13がホルダ14と共に待機位置に復帰してヘミング加工が完了する。即ち、油圧シリンダ30の1モーション(1往復動)で予備曲げと本曲げの両方の曲げ加工が行われる。
本曲げの際に本曲げ用カム28bからカムフォロア14cに対して鉛直方向に加わる荷重Fvは、カム面28dが鉛直面と成す角度θの値によって変化する。角度θを変えて荷重Fvを近似計算した結果を図6のグラフに示す。なお、この値は、油圧シリンダ30から加えられる基本荷重を10000kgとした場合の値である。
図6から、角度θが小さいほど荷重Fvは大きくなり、角度θが10度以下で荷重Fvが基準荷重の3倍以上になることが確認された。角度θが5度で荷重Fvは約5.7倍、3度で約9倍になる。角度θが小さい方が荷重Fvが増すが、その分、反力が大きくなり、油圧シリンダ30でピストンロッド30aを引き込み側に作動させて戻すための力も大きくする必要がある。そのため、角度θをあまり小さくすると、カム支持プレート27を戻すのが難しくなる。従って、角度θは3度以上が好ましい。また、角度θは10度以下が好ましく、5度以下がより好ましい。
自動車のフードやドアをワークWとして適用する場合、フランジWfの長さ1mm当たり、必要な荷重は本曲げで20kgとなる。従って、例えば、角度θを5度とした場合、荷重Fvは約57000kgとなるので、その場合、本曲げ可能な長さは、57000/20=2850mmとなる。また、ヘミング加工を行う長さが短い場合、油圧シリンダ30で加える基準荷重を小さくすることができる。従って、使用する油圧システムとして従来の高圧油圧システムに代えて低圧油圧システムを使用することができる。ここで、高圧油圧システムとは圧力が9810〜14700kPa(100〜150kg/cm)のものをいい、低圧油圧システムとは圧力が2940〜4900kPa(30〜50kg/cm)のものをいう。
この実施形態では以下の効果を有する。
(1)予備曲げ刃13a及び本曲げ刃13bを有する折曲げ型13を支持するホルダ14が、上下方向に揺動可能にリンク15で支持されている。そして、油圧シリンダ30により待機位置と作用位置との間を往復動可能に設けられたホルダ用カム28及びリンク部材用カム29が待機位置から作用位置まで移動する間に、予備曲げ刃13aによる予備曲げ動作と、本曲げ刃13bによる本曲げ動作とが行われる。従って、駆動手段(油圧シリンダ30)の1モーションで予備曲げと本曲げの両方の曲げ加工を行うことができる。その結果、駆動手段がカムを作用位置まで移動させたことと、作用位置から待機位置まで移動させたこととを確認するための検出手段の数が半分以下、特許文献1に比較した場合は1/3になる。
(2)リンク部材用カム29は溝カムで構成され、支軸21はカム溝31に沿って相対移動可能に設けられている。従って、支軸21がカム溝31に沿って移動するため、支軸21は設定された位置を正確に移動することができる。また、溝カムでない通常のカムを使用する場合と異なり、カムフォロア25をリンク部材用カム29に当接する側に付勢する付勢手段を設ける必要がなく、構成がコンパクトになる。
(3)本曲げ刃13bを本曲げ位置に移動させる際に、ホルダ14のカムフォロア14cに対して当接するホルダ用カム28のカム面28dが鉛直ではなく、鉛直面に対して角度θを成すように形成されている。そのため、楔効果により、カム面28dが鉛直に形成された場合に比較して、カム面28dからカムフォロア14cに対して鉛直方向に加わる荷重Fvを大きくできる。角度θを10度以下にすれば、荷重Fvが、油圧シリンダ30で加える基準荷重の3倍以上に増大される。また、角度θを5度にすると5.5倍以上になる。また、角度θが3度未満になると角度θの減少割合に対する荷重Fvの増加割合が大きくなるので、角度θを3度以上にした方が設計し易くなる。
(4)支軸21,22を支持する長孔23a,23bが前方斜め上方へ向かって延びるように形成されているため、本曲げの際におけるリンク部材16,17の回動中心の位置が、予備曲げの際におけるリンク部材16,17の回動中心の位置より前側上方に移動される。従って、本曲げ時のリンク部材16,17の先端の回動軌跡が、長孔23a,23bが水平に延びるように形成された場合に比較して、立つ状態になり、本曲げする際に、本曲げ刃13bからワークWに加わる水平分力が小さくなる。その結果、ワークW全体に対して横方向に作用する力が小さくなり、ワークWの表面に歪みが生じるのを抑制することができ、製品の品質が向上する。
(5)カムを待機位置と作用位置に移動させる油圧シリンダ30をピストンロッド30aが下向きに突出するように設けているため、ピストンロッド30aが上向きに突出するように設けた場合に比較して、ピストンロッド30aの断面積分、油圧荷重を大きくできる。
(6)支持フレーム12が下型11に固定されているため、下型11を支持する定盤を拡大して定盤上に支持フレーム12を立設した構成に比較して、ヘミング装置10の設置スペースを小さくでき、設置位置の自由度が高くなる。
(7)ホルダ用カム28を構成する予備曲げ用カム28a及び本曲げ用カム28bが別体に形成されているため、一体に形成する場合に比較して、カム面28c,28dを精度良く製造するのが容易になる。
(8)サイドプレート12aと別体に形成された後、サイドプレート12aに固着されるリンク支持プレート12cに支軸21,22を支持するための長孔23a,23bが形成されている。長孔23a,23bは、予備曲げ時及び本曲げ時におけるリンク部材16,17の回動中心位置を決定するため加工精度が要求される。サイドプレート12aに長孔23a,23bを形成してリンク支持プレート12cを省略することも可能であるが、サイドプレート12aはリンク支持プレート12cに比較して大きいため加工がし難い。しかし、リンク支持プレート12cに長孔23a,23bを形成することにより、長孔23a,23bの加工が容易になる。
(9)ホルダ14に設けられたカムフォロア14cに係合するホルダ用カム28と、支軸21,22に設けられたカムフォロア25に係合するリンク部材用カム29とを備え、ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29は、一部が支軸21,22の延びる方向において重なる状態に配置されている。従って、ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29が支軸21,22の延びる方向において重ならない状態に配置する構成に比較して装置の小型化が容易になる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図7及び図8に従って説明する。この実施形態は、リンク部材16,17の支軸21,22を、下型11に接近離間する方向へ移動させる構成が前記第1の実施形態と異なっている。具体的には、リンク部材用カム33として溝カムを使用する代わりに、板カムと支軸付勢手段を使用している。第1の実施形態と同様の部分については同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図7及び図8に示すように、カム支持プレート27の前面には、支軸21,22に設けられたカムフォロア25と対向する位置にリンク部材用カム33が固定されている。リンク部材用カム33のカム面の形状は、前記第1の実施形態におけるリンク部材用カム29と同様に、3つの直線部33a,33b,33cと、2つの段差部33d,33eとを備え、上側の直線部33cが下型11に最も近く、下側の直線部33aが下型11から最も遠い。直線部33a,33bを接続する段差部33d及び直線部33b,33cを接続する段差部33eは、下型11に近づくように斜め上側に延びるように形成されている。直線部33aの長さは、直線部31aより短く形成されている。この実施形態のリンク部材用カム33は、第1の実施形態のリンク部材用カム29より短く形成されている。
図8に示すように、リンク部材16,17の支軸21,22には、それぞれピン21a,22aが突設され、ピン21a,22aと、支持プレート12bの側面に突設された掛止ピン34a,34bとの間には、支軸21,22をリンク部材用カム33側に付勢する支軸付勢手段としての引っ張りばね35が設けられている。
なお、この実施形態ではストッパ32は、サイドプレート12aの上部において、内側に向かって突設されており、ホルダ14の支持壁14aの上端に当接してホルダ14の移動を規制する。
この実施形態においては、カム支持プレート27が待機位置に配置された状態では、支軸22用のカムフォロア25はリンク部材用カム33から離れた状態に保持される。そして、油圧シリンダ30の駆動によりピストンロッド30aが突出されて、カム支持プレート27が待機位置から下降移動する途中で支軸22用のカムフォロア25が直線部33aと係合を開始する。そして、カム支持プレート27が待機位置から予備曲げ完了位置まで下降すると、図7に示すように、支軸21用のカムフォロア25が直線部33b及び段差部33eに当接し、支軸22用のカムフォロア25が直線部33a及び段差部33dに当接する状態となる。この間、支軸21,22は、カムフォロア25がそれぞれ長孔23a,23bの下型11から遠い側の端部と係合する位置に保持される。
そして、図7に示す状態からカム支持プレート27がさらに下降を継続すると、第1の実施の形態と同様にリンク部材16,17が上方へスイングされるとともに支軸21,22が長孔23a,23bに沿って前進移動された後、本曲げ動作が行われる。即ち、前記第1の実施形態と同様に、カム支持プレート27が待機位置から下降移動される間に、ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29の作用により、リンク部材16,17のスイング動作と支軸21,22の前進移動が行われ、予備曲げ及び本曲げが行われる。
従って、この第2の実施形態では、前記第1の実施形態の効果(1)、(3)〜(9)と同様の効果を有する他に次の効果を有する。
(10)支軸21,22は長孔23a,23bに沿って移動可能に設けられるとともに、引っ張りばね35によりリンク部材用カム33側に付勢されている。従って、溝カムを設けるのに比較してカムの製造が容易となる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように構成してもよい。
○ ホルダ用カム28及びリンク部材用カム29を待機位置と作用位置とへ往復動させる駆動手段は油圧シリンダ30に限らない。例えば、エアシリンダを使用したり、モータで軸が往復動される電気シリンダを使用したりしてもよい。
○ 支持フレーム12を下型11に直接固定する構成に代えて、図9に示すように、定盤36上に支持フレーム12を固定する構成としてもよい。
○ 油圧シリンダ30は下向きに限らず、図10に示すように、ピストンロッド30aが上向きに突出する状態に固定された構成としてもよい。この構成では、ピストンロッド30aの突出状態においてカム支持プレート27が待機位置に配置され、ピストンロッド30aが引き込み位置に移動された状態で本曲げが完了する。
○ ホルダ用カム28は、予備曲げ用カム28a及び本曲げ用カム28bを一体に形成してもよい。
○ 予備曲げ用カム28aの予備曲げ完了後にホルダ14を折曲げ型13と共に上方へスイングさせるようにカムフォロア14cを案内するカム面の形状は、折曲げ型13を待機位置と同じ高さまで移動させるように急な角度としてもよい。
○ 長孔23a,23bは前方斜め上方へ向かって真っ直ぐに延びる形状に限らず円弧状であってもよい。また、前方へ向かって水平に延びる形状であってもよい。
○ 本曲げ刃13bは平面に限らず、ワークWの形状によっては曲面にしたり、曲面と平面の組み合わせにしたりしてもよい。
○ リンク15は、折曲げ型13をホルダ14と共に、待機位置と、作用位置である予備曲げ及び本曲げを行う位置との間で往復動可能に構成されていればよく、折曲げ型13の姿勢を変化させずに上下方向に揺動可能に構成される必要はない。従って、リンク15として平行四節リンク以外の四節リンクを使用してもよい。しかし、平行四節リンクを使用する方がリンク15の設計の自由度が高くなる。
○ ホルダ14を下型11から離間する方向に付勢する引っ張りばね20は、一端が支持軸18aに掛け止めされる構成に限らず、ホルダ14に突設された掛け止めピンに掛け止めされる構成としてもよい。しかし、支持軸18aに掛け止めされる構成の方が掛け止めピンを設ける必要がなく構成が簡単になる。
○ 第2の実施形態のように支軸21,22をカム支持プレート27側に付勢する構成において、引っ張りばね35が掛け止めされるピン21a,22aは、支軸21,22ではなく、アーム部16b,17bに突設した構成としてもよい。また、ピン21a,22aを設けずに、支軸21,22を延ばして、その延出部に引っ張りばね35を掛け止めする構成としてもよい。その場合、ピン21a,22aを設ける必要がなく構成が簡単になる。
○ リンク支持プレート12cを設けずに、サイドプレート12aに長孔23a,23bを形成した構成としてもよい。この場合、リンク支持プレート12cを形成する手間及びリンク支持プレート12cをサイドプレート12aに固着する作業が不要になる。
○ リンク部材16,17として、一対のアーム部16b,17bの外側に支軸21,22がそれぞれ突設された構成に代えて、それぞれ1本の支軸21,22が長孔23a,23bに挿通支持された構成とするとともに、アーム部16b,17bが基端において支軸21,22に回動可能に支持された構成としてもよい。
○ 油圧シリンダ30は上下方向(鉛直方向)に延びる状態で設けられる必要はなく、斜めに配置されてもよい。
○ ストッパ32を省略してもよい。
○ ワークWは自動車のドアパネルやボディパネルなどの自動車用のパネルに限らず、他のパネルであってもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記支軸は固定の支持フレームに形成された長孔に沿って、予備曲げ位置と本曲げ位置とに移動可能に設けられ、前記カムにより予備曲げ時には前記ワーク支持型から遠い予備曲げ位置に、本曲げ時には前記ワーク支持型に近い本曲げ位置に移動される。
(2)請求項1〜請求項4及び前記技術的思想(1)のいずれか一項に記載の発明において、前記カムは前記ホルダに設けられたカムフォロアに係合するホルダ用カムと、前記支軸に設けられたカムフォロアに係合するリンク部材用カムとを備え、前記ホルダ用カム及び前記リンク部材用カムは、一部が前記支軸の延びる方向において重なる状態に配置されている。
(3)請求項1〜請求項4及び前記技術的思想(1),(2)のいずれか一項に記載の発明において、前記ホルダはホルダ用カムに当接するカムフォロアを備え、前記ホルダ用カムは本曲げの際に前記カムフォロアに係合するカム面が鉛直面に対して角度を成すように形成されている。
(4)前記技術的思想(3),(4)に記載の発明において、前記角度は10度以下、3度以上である。
(5)前記技術的思想(4)に記載の発明において、前記角度は5度以下である。
第1の実施形態におけるヘミング装置の断面図。 同じく平面図。 折曲げ型が待機位置に配置された状態の断面図。 折曲げ型が本曲げ位置に配置された状態の断面図。 (a)〜(d)は作用を説明する模式図。 本曲げ用カムのカム面の角度θと荷重Fvの関係を示すグラフ。 第2の実施形態におけるヘミング装置の図1に対応する断面図。 同じく平面図。 別の実施形態におけるヘミング装置の模式側面図。 別の実施形態におけるヘミング装置の模式側面図。
符号の説明
W…ワーク、11…ワーク支持型としての下型、13…折曲げ型、13a…予備曲げ刃、13b…本曲げ刃、14…ホルダ、15…リンク、20…付勢手段としての引っ張りばね、21,22…支軸、23a,23b…長孔、28…カムを構成するホルダ用カム、29…同じくリンク部材用カム、31…カム溝、35…支軸付勢手段としての引っ張りばね。

Claims (4)

  1. ワークが載置されるワーク支持型と、
    予備曲げ刃及び本曲げ刃を有する折曲げ型と、
    前記折曲げ型を支持するホルダと、
    前記ホルダを上下方向に揺動可能に支持するリンクと、
    前記リンクの前記ホルダに連結された側と反対側の部分を支持するとともに、その位置が前記ワーク支持型に接近離間する方向へ移動可能に設けられた支軸と、
    前記ホルダを前記ワーク支持型から離間する方向に付勢する付勢手段と、
    駆動手段により待機位置と作用位置との間を往復動可能に設けられ、待機位置から作用位置へ往動される際に、先ず前記ホルダを下方へスイングさせて前記予備曲げ刃による予備曲げ動作を行わせた後、前記ホルダを上方へスイングさせ、その後、前記ホルダを前記ワーク支持型に向かって移動させるとともに下方へスイングさせて前記本曲げ刃による本曲げ動作を行わせるように移動させるためのカムと
    を備えたヘミング装置。
  2. 前記カムは溝カムを備え、前記支軸はカム溝に沿って相対移動可能に設けられている請求項1に記載のヘミング装置。
  3. 前記支軸は長孔に沿って移動可能に設けられるとともに、支軸付勢手段により前記カム側に付勢されている請求項1に記載のヘミング装置。
  4. 前記長孔は、上側ほど前記ワーク支持型に近づく状態で斜めに延びるように形成されている請求項3に記載のヘミング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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