JP2006287225A - 低電圧用の半導体メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧が低い状態でも高速動作し、ブリード電流浪費が減少する半導体メモリ装置の提供。
【解決手段】折り返しビットライン構造を有する半導体メモリ装置であり、選択された第1BLまたは第1/BLに信号を印加する第1セルアレイと、第1BLと第1/BLを等価化させる第2導電型チャネルの第1プリチャージ用MOSトランジスタを有する第1導電型の第1ウェルと、第1BLと第1/BLの信号差を感知・増幅する第1導電型チャネルのセンスアンプ用MOSトランジスタと、第1BLと第1/BLとセンスアンプ用MOSトランジスタとを接続、分離する第1導電型チャネルのMOSトランジスタを有する第2導電型の第1ウェルと、第1BLと第1/BLとに印加された信号の差を感知・増幅するセンスアンプ用第2導電型チャネルMOSトランジスタを有する第1導電型の第2ウェルと備える装置を提供する。
【選択図】図10

Description

本発明は、半導体メモリ装置に関し、特に、半導体メモリ装置の電源電圧が低い時、効率的に動作するための半導体メモリ装置に関する。
図1は、一般の半導体メモリ装置のブロック構成図である。
図1に示しているように、一般のメモリ装置は、ローアドレスを受け取ってデコーディングして出力するローアドレス入力部20と、カラムアドレスを受け取ってデコーディングして出力するカラムアドレス入力部30と、複数個の単位セルから構成されたセルアレイ(Cell array)110、120、130、140を複数備え、ローアドレス入力部20とカラムアドレス入力部30とから出力される信号に該当するデータを出力するセル領域100と、セル領域100から出力されるデータを外部に出力するか、外部から入力されたデータをセル領域100に伝達するためのデータ入出力部40とを備える。
セル領域100は、セルアレイ110、120、130、140から出力されるデータ信号を増幅してデータ出力部40に出力するためのセンスアンプ部150、160を備えている。また、セル領域の各セルアレイ110、120、130、140は、複数の単位セルをそれぞれ備えている。
各センスアンプ部150、160は、メモリ装置が、リード動作時には上述のように各セルアレイ110、120、130、140から伝達されるデータ信号を感知増幅して、データ入出力部40に出力し、メモリ装置が、ライト動作時には、データ入出力部40から伝達されたデータをラッチし、これを、各セルアレイ110、120、130、140に伝達する役割を果すようになる。
図2は、従来の技術に係る半導体メモリ装置を示すブロック図であり、特にセル領域100を示すブロック構成図である。
図2に示しているように、半導体メモリ装置のセルアレイ110は、複数のワードラインWL0、WL1、WL2、WL3、WL4、WL5と複数のビットラインBL、/BLとが交差して備わり、交差する地点ごとに1つの単位セルが備わる。
1つの単位セルCELL1は、スイッチの役割を果すMOSトランジスタ(例えばM0)とデータを格納するためのキャパシタ(例えばC0)とから構成されるが、単位セルを構成するMOSトランジスタM0は、ゲートがワードラインWL0と接続され、一側はビットラインBLに、他側はキャパシタC0に接続され、キャパシタC0は、一側がMOSトランジスタM0の他側に接続され、他側はプレート電圧PLを印加されるようになる。
隣接したワードラインWL0、WL1に接続される2つの単位セルCELL1、CELL2は、対をなして1つのビットラインBLに共に接続するようになっており、2つのビットラインバーBL、/BLは、セルアレイの一側に備わるセンスアンプ部150のセンスアンプ152aに接続されるようになっている。
もし、単位セルCELL1のデータをリードしようとする場合には、ワードラインWL0が選択されてアクティブになり、それによって単位セルCELL1のMOSトランジスタM0がターンオンしてキャパシタC0に格納されたデータがビートラインにBLに印加される。
ビットラインセンスアンプ152aは、データ信号が印加されたビットラインBLとデータ信号が印加されないビットラインバー/BLとの電圧レベルの差を感知して増幅するようになる。
ビットラインセンスアンプ152aの増幅動作が完了した後、2つのビットライン対BLにラッチされる感知増幅されたデータは、外部データラインLDB、LDBBを介して外部に出力される。
この時、データ信号は、ビットラインBLに載せられることになるが、ビットラインバー/BLにも相対的なデータを増幅及びラッチさせ、セルアレイの外部にデータを伝達する時には、対でデータを伝達するようになる。
単位セルCELL1のキャパシタC0に、データ「1」(すなわち、電荷が充電されている場合)が格納されていると、ビットラインBLは、電源電圧レベルに増幅され、ビットラインバー/BLは、接地電圧レベルに増幅される。また、単位セルCELL1のキャパシタにデータ「0」(すなわち、電荷が放電されている状態)が格納されていると、ビットラインBLは、接地電圧レベルに増幅され、ビットラインバー/BLは、電源電圧レベルに増幅される。
この時、単位セルにデータを示すために格納された電荷は非常に小さな量であるため、ビットラインの電圧を増加させるのに用いた後には、単位セルのキャパシタは放電前の状態になり、以前のデータをキャパシタに続けて維持させるためには、再充電動作をしなければならない。再充電動作は、センスアンプにラッチされたデータ信号を用いて単位セルのキャパシタに伝達する動作であり、再充電動作が完了するとワードラインが非アクティブされる。
仮りに、単位セルCELL3のデータをリードする場合、ワードラインWL2がアクティブにされてMOSトランジスタM2がターンオンしてキャパシタC2に格納されたデータがビットラインバー/BLに印加される。センスアンプ152aは、ビットラインバー/BLとビットラインBLとの電圧レベルの差を感知して増幅するようになり、増幅が終わった後には外部データラインLDB、LDBBを介して外部に出力される。この時、ビットラインバー/BLにデータ信号が印加され、その反対の信号がビットラインBLに印加されるものである。
次いで、単位セルにデータをライトする場合にも、上述したリード動作のように、選択された単位セルに対応するワードラインがアクティブになった後、単位セルにあるデータを感知増幅するようになる。以後、ビットラインセンスアンプ152aに感知増幅されてラッチされたデータが外部から伝えられたライトするデータに交替される。
交替されたデータは、ビットラインセンスアンプ152aにラッチされ、そのラッチされたデータは、以後単位セルのキャパシタに格納される。選択された単位セルのキャパシタに格納が完了すると、ワードラインが非アクティブされる。
図3は、従来の技術によってセンスアンプとセルアレイとの間の接続関係を示すブロック構成図であり、特に共有(Shared)ビットラインセンスアンプ構造を示すブロック構成図である。
図3に示しているように、セル領域100には、複数のセルアレイ100、130、180に備わった単位セルのデータを感知増幅するためのセンスアンプを備えたセンスアンプ部150、170がセルアレイの間に備わっている。
センスアンプ部150には、複数のセンスアンプが備わるが、1つのセルアレイに接続されたビットライン対の個数に対応する数程度のセンスアンプが備わらなければならない。
共有ビットラインセンスアンプ構造である場合には、回路の面積を減らすために用いる2つのセルアレイ当り1つのセンスアンプ部を共有するため、2つのビットライン対ごとに1つのセンスアンプが備わればよい。
共有ビットラインセンスアンプ構造の場合、2つのセルアレイ110、130当り1つのセンスアンプ部150を備え、適切な第1接続制御信号及び第2接続制御信号BISH、BISLに応じてセンスアンプ部とセルアレイ110、130とを接続または分離させている。
例えば、第1接続制御信号BISHがアクティブになると、第1接続部151がイネーブルされてセンスアンプ部150とセルアレイ0(110)とが接続し、第2接続制御信号BISLがアクティブになると、第2接続部153がイネーブルされてセンスアンプ部150とセルアレイ1(130)とが接続する。
センスアンプ部150には、接続部とセンスアンプ以外にもプリチャージ部とデータ出力部などが備わるが、これは図4に詳細に示している。
図4は、図2に示すセンスアンプ部150の一例を示すブロック構成図である。
図4に示しているように、センスアンプ部150は、センスアンプ電源供給信号SAP、SANによって動作し、ビットライン対BL、/BLの信号の差を増幅するためのセンスアンプ152aと、センスアンプ152aが動作しない時に出力されるプリチャージ信号BLEQにイネーブルされてビットラインプリチャージ電圧VBLPにビットライン対BL、/BLをプリチャージするためのプリチャージ部155aと、プリチャージ信号BLEQに応答してセルアレイ0(110)に接続した2つのビットラインBL、/BLの電圧レベルを同じようにするための第1等化部154aと、プリチャージ信号BLEQに応答してセルアレイ1130に接続したビットライン対BL、/BLの電圧レベルを同じようにするための第2等化部157aと、カラムアドレスから生成されるカラム制御信号YIによって、センスアンプ152aによって増幅されたデータ信号をデータラインLDB、LDBBを介して外部に出力するためのデータ出力部156aとから構成される。
また、上述のようにセンスアンプ部150は、センスアンプ152aをセルアレイ0またはセルアレイ1と接続または分離させるための第1接続部及び第2接続部151a、153aを備える。
図5は、従来の技術に係る半導体メモリ装置の動作を示すタイミングチャートである。
次いで、図1ないし図4を参照して従来の技術に係る半導体メモリ装置の動作を詳細に説明する。
半導体メモリ装置は、データをリードする動作をプリチャージ区間Precharge、リード命令語区間Read、センシング区間Sense、再格納区間Restoreに分けて動作する。
また、データをライトする動作も上述したリードする動作と全体的な構成は同じであり、リード命令語区間の代りにライト命令語が入力される区間があり、データが外部に出力される代わりに、外部から入力されたデータがセンスアンプにラッチされる動作が異なるだけである。以下では、リードに関する動作を詳細に説明する。
また、以下の説明において、キャパシタに電荷が充電されてロジックハイレベルのデータ1が格納されているものと仮定し、データリード動作時、第1接続部151aがイネーブルされ、第2接続部153aはディセーブルされて、センスアンプ152aはセルアレイ0(110)に接続するものと仮定する。
プリチャージ区間Prechargeにおいては、2つのビットライン対BL、/BLは、プリチャージ電圧が印加されてある状態であり、全てのワードラインは非アクティブされている状態である。プリチャージ電圧は、通常1/2コア電圧(Vcore/2=VBLP)を用いる。
この区間では、プリチャージ信号BLEQがハイレベルにイネーブルされ、第1等化部及び第2等化部154a、157aとプリチャージ部155aとがイネーブルされ、2つのビットライン対の電圧レベルは、1/2コア電圧Vcoreを維持する。この時、第1及び第2接続部151a、153aは、イネーブルされている状態である。
図5の波形SNは、単位セルのキャパシタに印加される電圧レベルであって、プリチャージ区間Prechargeの間には、ハイレベルでプリチャージされたデータ1を格納している場合を示しているため、コア電圧Vcoreレベルを示す。
次いで、リード命令語が入力されて実行されるリード命令語区間Readでは、第1接続部151aは、イネーブル状態を維持して、第2接続部153aは、ディセーブル状態になって、ビットラインセンスアンプ部150は、一側に備わるセルアレイ0(110)と接続し、他側に備わるセルアレイ1(130)とは分離される。
ワードラインWLは、高電圧によってアクティブになり、再格納区間Restoreまで維持される。この時、ワードラインに電源電圧より高い高電圧VPPが印加される理由は、単位セルを構成するNMOSトランジスタのしきい電圧だけキャパシタに格納されたデータ「1」がビットラインに伝えられながら発生する損失を減らすためである。
半導体メモリ装置の電源電圧が低くなる反面、動作速度はさらに高速で動作されるように要求されるが、半導体メモリ装置のセル領域に供給されるコア電圧Vcoreよりさらに高い高電圧VPPを生成してワードラインWLのアクティブに用いることで、高速でワードラインがアクティブになるようにする。
ワードラインWLがアクティブされると、対応する単位セルのMOSトランジスタがターンオンしてキャパシタに格納されたデータがビットラインBLに印加される。
したがって、1/2コア電圧VcoreにプリチャージされていたビットラインBLの電圧が、一定部分上昇するようになるが、この時、キャパシタにコア電圧レベルで充電されていたとしてもビットラインBLの寄生キャパシタンス(Cb)に比べて単位セルのキャパシタが有するキャパシタンス(Cc)が非常に小さくてビットラインの電圧をコア電圧まで上昇させられず、1/2コア電圧から一定電圧ΔV分だけ上昇させるようになる。
図5のリード命令語区間Readにおいて、単位セルキャパシタに印加される電圧レベルとビットラインBLに印加される電圧レベルとが1/2コア電圧において一定電圧ΔV分だけ上昇したことが分かる。
一方、ビットラインには、いかなる追加の電荷も供給されず、1/2コア電圧Vcoreを維持するようになる。
次いで、センシング区間Senseにおいて、ビットラインセンスアンプ152aにプリチャージ区間の間1/2コア電圧Vcoreを維持した第1センスアンプ電源供給信号及び第2センスアンプ電源供給信号SAP、SANが、それぞれコア電圧と接地電圧とに供給され、それによって、ビットラインセンスアンプ152aは、2つのビットラインBL、/BLの電圧差を感知し、増幅して2つのビットラインBL、/BLから相対的に電圧レベルが高い側は、コア電圧Vcoreに増幅し、相対的に電圧レベルが低い側は、接地電圧に増幅する。
ここでは、ビットラインBLがビットラインバー/BLより高い電圧レベルを維持するために、感知増幅が終わるとビットラインBLは、コア電圧Vcoreに、ビットラインバー/BLは、接地電圧になる。
次いで、再格納区間Restoreでは、リード区間でビットラインの電圧レベルを1/2コア電圧Vcoreに上昇させるために、単位セルのキャパシタに格納されたデータ用の電荷が放電されたものを再充電するようになる。再充電が完了するとワードラインはまた非アクティブされる。
次いで、またプリチャージ区間となってセンスアンプに供給された第1センスアンプ電源供給信号及び第2センスアンプ電源供給信号SAP、SANが1/2コア電圧に維持され、プリチャージ信号BLEQがアクティブされて入力され、第1等化部及び第2等化部154a、157aとプリチャージ部155aとがアクティブされてプリチャージ電圧VBLPがビットライン対BL、/BLに供給される。この時、第1接続部及び第2接続部151a、153aがアクティブされてセンスアンプ部150は、一側と他側とに備わったセルアレイ0、1 110、130と全て接続する。
技術がますます発達し、メモリ装置を駆動する電源電圧のレベルは、次第に小さくなってきた。しかし、電源電圧の大きさが小さくなってもメモリ装置の動作速度は維持されるか、むしろさらに高速で動くように要求されるようになる。
上述のように、従来の技術によるメモリ装置に電源電圧を用いて、電源電圧よりは低いレベルのコア電圧Vcoreと、コア電圧Vcoreよりは高いレベルの高電圧とを内部的に生成させ、これらが適切に用いられている。
従来では、電源電圧を適当に減らしても特別な方法を用いず、メモリ装置の工程技術をさらに減らすことだけによっても、要求される動作速度を確保することができた。
例えば、3.3Vから2.5Vまたはそれ以下に電源電圧が小さくなっても、製造工程技術の精度が500nmから100nmまでに高度化すると、要求される動作速度を満足させることができた。すなわち、工程技術の精度の高度化と、製造されるトランジスタの消費電力が以前より減り、同じ電圧が供給されるようになると、以前より高速で動作させることができる。
しかし、100nm以下では、工程技術の精度の高度化が非常に難しくなる。
また、要求される電源電圧はさらに低くなり、2.0V以下1.5Vまで、甚だしくは、1.0Vまで低くなっている状況では工程技術の精度の高度化だけで、要求される動作速度を以前のように維持することが非常に難しくなっている。
また、メモリ装置に入力される電源電圧のレベルが、一定のレベル以下に小さくなると、メモリ装置を構成しているMOSトランジスタの動作マージンが非常に小さくなり、要求される動作速度に合うように動作しなくなるだけではなく、安定的に動作することにおいても信頼性が低下する。
基本的に、MOSトランジスタのターンオン電圧が一定のレベルを維持する状況においては、メモリ装置に入力される駆動電圧のレベルが一定のレベル以下に小さくなると、ビットラインセンスアンプから安定した2つのビットライン対に印加された電圧の差を感知して増幅するのに多くの時間を要するようになる。
この時、僅かなノイズが発生しただけでも(すなわち、1/2コア電圧で僅かなノイズによって、ビットライン電圧レベルが上昇したり下降したりする場合に)、センスアンプが感知できなくなる場合もある。
したがって、メモリ装置の駆動電圧を一定のレベル以下に減らすことは、現在の技術では非常に難しいことである。
また、メモリ装置の製造技術が高精度化すると、各単位セルをなすMOSトランジスタのゲート電極とすぐに隣接して配置されるビットライン間の間隔も非常に小さくなり、ゲート電極とビットラインとの間に漏れ電流が流れるようになる。この時、流れる漏れ電流をブリード電流(Bleed Current)という。
図6は、従来の技術に係る半導体メモリ装置の問題点を示すための断面図であり、特に、低電圧高集積半導体メモリ装置における漏れ電流の問題点を示す断面図である。
図6は、半導体メモリ装置の一単位セルの断面図であり、基板10上に素子分離膜11とソース/ドレイン接合領域12a、12bと、ゲート電極13と、ビットライン17と、キャパシタ14、15、16と、絶縁膜18、19などとが備わっている。
半導体メモリ装置の工程技術が高精度化することによって、ゲート電極13とビットライン17との間隔Aとが、ますます狭まり充分な絶縁をさせることが非常に難しくなる。
この状態で、プリチャージ区間の間には、ビットラインに1/2コア電圧が印加されるようになり、ワードラインとなるゲート電極には、接地電圧が印加されている。
工程上のエラーによって、ビットラインとワードラインとに備わるゲート電極とがショートすることもあり得るが、この場合には、ビットラインからワードラインへ漏れ電流であるブリード電流がプリチャージ区間において連続して流れるようになる。
メモリ装置を製造した後、欠陥のあるエラーセルは余分に用意した予備セルで代替するリペア工程が行なわれるが、この時、メモリ装置の特性上の1つの単位セルで代替されるのではなく、ワードライン別にリペア工程が行なわれる(例えば特許文献1参照。)。
したがって、メモリ装置が動作する時には、欠陥が発見された単位セルに対応するワードラインは用いず、余分に用意した予備ワードラインを用いるようになる。
この時、欠陥が上述のワードラインであるゲート電極とビットラインとの間のショートによって発生したものであると、予備ワードラインで代替されて動作上には問題がなくても、相変らず1/2コア電圧にプリチャージされるビットラインからワードラインへブリード電流が連続して流れるようになる。
技術の発達に伴って、低電力で動作させることは非常に重要な問題であるが、上述のブリード電流が発生するようになると、動作上では問題がなくても半導体メモリ装置をシステムに用いることができなくなることになる。
ブリード電流を減らすために、ブリード電流が流れる経路に抵抗を追加して備えるアイディアもあるが、ブリード電流を一定部分減少させる役割を果たすだけであり、根本的な解決策ではない。
さらに1つの問題点は、ビットラインセンスアンプと接続されていないセルアレイ間の漏れ電流である。セルアレイがビットラインセンスアンプと接続されて動作する時、他側のセルアレイは、接続部に備わるNMOSトランジスタがターンオフされることにより、ビットラインセンスアンプと分離される。
この時、接続されないセルアレイのビットラインは、プリチャージ電圧(主に、1/2VDD)に維持されており、ビットラインセンスアンプは、データ信号が伝達される一方のビットラインは、電源電圧を、残りのデータ信号が伝達されないビットラインは、接地電圧を維持するようになる。
したがって、接続部を構成するMOSトランジスタがターンオフされても選択されないセルアレイにおいてビットラインセンスアンプの方に漏れ電流が流れるようになり、データのアクセスの際に、動作電流が増加することになる原因となる。図4のSUB_VT漏れ電流は、この漏れ電流を表現しているものである。
特開2003-338193号公報
そこで、本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、入力される電源電圧が低い状態でも高速で動作し、ブリード電流を発生させず浪費される電流を減らすことができる半導体メモリ装置を提供することにある。特に、半導体メモリ装置をレイアウトで具現して提供することにある。
本発明は、折り返しビットライン構造を有し、電源電圧と接地電圧とを印加されて動作する半導体メモリ装置において、複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインまたは第1ビットラインバーにデータ信号を印加する第1セルアレイと、プリチャージ区間に前記第1セルアレイに備わった第1ビットラインと第1ビットラインバーの電圧レベルを等価化させるための第2導電型チャネルを有する第1プリチャージ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第1ウェルと、前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタと、前記第1ビットライン及び前記第1ビットラインバーと前記センスアンプ用のMOSトランジスタとを接続または分離するための第1導電型チャネルを有する第1接続用のMOSトランジスタが配置された第2導電型の第1ウェルと、前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第2ウェルとを備える半導体メモリ装置を提供する。
また、本発明は、折り返しビットライン構造を有し、電源電圧と接地電圧とを印加されて動作する半導体メモリ装置において、複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインまたは第1ビットラインバーにデータ信号を印加する第1セルアレイが配置された第1ウェルと、複数備わったビットライン対のうち、選択された第2ビットラインまたは第2ビットラインバーにデータ信号を印加する第2セルアレイが配置された第2ウェルと、ビットラインセンスアンプをなすMOSトランジスタのうち、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタと、前記第1セルアレイと前記ビットラインセンスアンプとを接続または分離させるための第1接続部と、前記第2セルアレイと前記ビットラインセンスアンプとを接続または分離させるための第2接続部が配置された第3ウェルと、前記ビットラインセンスアンプをなすMOSトランジスタのうち、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが配置された第4ウェルとを備える半導体メモリ装置を提供する。
本発明によれば、低電圧(例えば1.0V以下)で駆動しながらも、動作速度の低下がない半導体メモリ装置を容易に実現できるようになる。
プリチャージ区間の間の全てのビットラインをフローティングさせるため、プリチャージ区間において、別途のプリチャージ電圧を供給しなくてもよく、プリチャージ時に消費される電力を大幅に減らすことができる効果が得られる。
また、本発明の半導体メモリ装置は、ビットラインをプリチャージさせる電圧をフローティングとしているため、ワードラインとビットラインとの間でショートが発生しても、ワードラインとビットラインとに印加される電圧差によって発生するブリード電流がほとんど発生しない。したがって、ブリード電流によって浪費される電力消費は減少し、無くなるか、ほぼ発生しなくなる。
また、従来にデータラインが電源電圧または1/2電源電圧にプリチャージされていることによって、データラインからビットラインへ流入する電流によってローレベル(接地レベル)に増幅されたビットラインの電圧レベルが一時的に増加したことを、本発明のビットラインセンスアンプは、ビットラインを負の低電圧に増幅させるため、データラインから流入する電流がローレベル(負の低電圧)によって互いに相殺されてローレベルに増幅されたビットラインの電圧レベルが接地電圧以上に上昇できず、データの再格納区間を長くしなくてもサイクルタイムを減らすことができる効果が得られる。
共有形態で、折り返しビットライン構造を有する半導体メモリ装置を配置するにあたり、各セルアレイとビットラインセンスアンプとをそれぞれのウェルを用いて実現することによって、それぞれの領域に合う最適のしきい電圧を有するように動作でき、それによって動作上のより大きな効率を期待することができる効果が得られる。
以下、本発明のもっとも好ましい実施の形態を添付する図面を参照して説明する。
図7は、本発明の好ましい実施の形態に係る半導体メモリ装置を示す回路図であり、図8は、図7に示すセンスアンプ部を詳細に示す回路図である。
図7と図8とに示しているように、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、折り返しビットライン構造(一つのセルアレイにビットラインとビットラインバーとが共に備わったことを意味する)を有し、電源電圧VDDと接地電圧GNDとが印加されて動作する。また、NMOSトランジスタとキャパシタとからそれぞれ構成された複数の単位セルを備える。
さらに詳細には、複数の単位セルに格納されたデータ信号をそれぞれ伝達するために複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインBLまたは第1ビットラインバー/BLにデータ信号を印加する第1セルアレイ300aと、第1ビットラインBLまたは第1ビットラインバー/BLにデータ信号が印加されると、第1ビットラインBLと第1ビットラインバー/BLに印加された信号の差を感知及び増幅するビットラインセンスアンプ210と、データ信号が第1ビットラインBLに印加される時に基準信号を第1ビットラインバー/BLに印加するか、またはデータ信号が第1ビットラインバー/BLに印加される時に基準信号を第1ビットラインBLに印加するための第1レファレンスセルブロック400aと、プリチャージ区間に第1セルアレイ300aに接続された第1ビットラインBLと第1ビットラインバー/BLとの電圧レベルを等価化させるための第1プリチャージ部220aとを備え、プリチャージ区間に、第1ビットラインBLと第1ビットラインバー/BLとにプリチャージ電圧を別途に印加せずフローティングさせることを特徴とする。
また、第1レファレンスセルブロック400aは、一側に基準信号用の電源供給端TOP_RPLが接続されたレファレンス用のキャパシタTOP_RCと、データ信号が第1ビットラインバー/BLに印加される時に、レファレンス用のキャパシタTOP_RCの他側を第1ビットラインBLに接続するためのレファレンス用の第1スイッチ用のNMOSトランジスタTOP_NM1と、データ信号が第1ビットラインBLに印加される時に、レファレンス用のキャパシタTOP_RCの他側を第1ビットラインバー/BLと接続するためのレファレンス用の第2スイッチ用のNMOSトランジスタTOP_NM2とを備える。
ここで、レファレンス用のキャパシタTOP_RCのキャパシタンスは、第1セルアレイ400aに備わる単位セルキャパシタCAP1が有するキャパシタンスと実質的に同じであることを特徴とする。
また、基準信号用の電源供給端TOP_RPLから供給される電圧レベルは、接地電圧GND、電源電圧VDDの1/2、電源電圧VDDのうち選択された1つであることを特徴とする。
第1レファレンスセルブロック400aに備わるレファレンスキャパシタの数は、対応するセルアレイ300aに備わるビットライン対の数に応じて対応されるが、セルアレイに仮りに256個のビットライン対が備わると、第1レファレンスセルブロック400aには、256個のレファレンス用のキャパシタを備えるようになる。
それぞれのレファレンスキャパシタは、対応するビットライン対のうちデータ信号が印加されないビットラインと接続し、格納された基準信号を接続されたビットラインに提供するようになる。
また、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、第1セルアレイ300aに配置された第1ビットラインBL及び第1ビットラインバー/BLとビットラインセンスアンプ210とを接続または分離し、ビットラインセンスアンプ210と第1プリチャージ部220aとの間に備わる第1接続部250aをさらに備えることを特徴とする。
第1接続部250aは、第1接続制御信号BISHを受け取って、第1ビットラインBLとビットラインセンスアンプ210とを接続するための第1PMOSトランジスタTBH1と、第1接続制御信号BISHを受け取って、第1ビットラインバー/BLとビットラインセンスアンプ210とを接続するための第2PMOSトランジスタTBH2とを備える。
また、第1セルアレイ300aと第1接続部250aとの間の第1ビットラインBLと第1ビットラインバー/BLとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧GNDレベルに増幅及び維持させるための第1補助ビットラインセンスアンプ230aをさらに備える。
第1補助ビットラインセンスアンプ230aに提供される第1ビットライン制御信号BLPD_Hは、ビットラインセンスアンプが動作する区間で接地電圧レベルを有するようになる。
さらに詳細には、第1補助ビットラインセンスアンプ230aは、一側にビットラインセンスアンプ210がアクティブになる区間にアクティブとなって入力される第1ビットライン制御信号BLPD_Hを受信し、他側が第1セルアレイ300aと第1接続部250aとの間に備わった第1ビットラインBLに接続され、ゲートが第1セルアレイ300aと第1接続部250aとの間に備わった第1ビットラインバー/BLに接続された第1補助アンプ用のNMOSトランジスタTSB1と、一側にビットラインセンスアンプ210がアクティブになる区間にアクティブとなって入力される第1ビットライン制御信号BLPD_Hを受信し、他側が第1セルアレイ300cと第1接続部250aとの間に備わった第1ビットラインバー/BLに接続され、ゲートが第1セルアレイ300aと第1接続部250aとの間に備わった第1ビットラインBLに接続された第2補助アンプ用のNMOSトランジスタTSB2を備える。
前記第1プリチャージ部220aは、プリチャージ区間に第1ビットラインBLと第1ビットラインバー/BLとを接続するための第1プリチャージNMOSトランジスタTP1を備える。
本実施の形態に対する半導体メモリ装置は、セルアレイが折り返しビットライン構造を有し、隣接した2つのセルアレイ当り1つのビットラインセンスアンプ210を備える共有ビットライン構造を有する。
共有構造のために、ビットラインセンスアンプ210の他側に第2セルアレイ300bが備わり、第2セルアレイ300bとビットラインセンスアンプ210とを接続または分離するために第2接続部250bを備える。
これを詳細に説明すると、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、NMOSトランジスタとキャパシタにそれぞれ構成された複数の単位セルを備え、複数の単位セルに格納されたデータ信号をそれぞれ伝達するために複数備わったビットライン対のうち、選択された第2ビットラインまたは第2ビットラインバーにデータ信号を印加する第2セルアレイ300bと、第2ビットラインBOT_BLと第2ビットラインバー/BOT_BLとビットラインセンスアンプ210とを接続または分離するための第2接続部250bと、データ信号が第2ビットラインBOT_BLに印加される時に基準信号を、第2ビットラインバー/BOT_BLに印加するか、またはデータ信号が第2ビットラインバー/BOT_BLに印加される時に基準信号を、第2ビットラインBOT_BLに印加するための第2レファレンスセルブロック400bと、プリチャージ区間に、第2セルアレイ300bに備わった第2ビットラインBOT_BLと第2ビットラインバー/BOT_BLとの電圧レベルを等価化させるための第2プリチャージ部220bとを備える。この時、第2プリチャージ部220bは、プリチャージ区間に第2ビットラインBOT_BLと第2ビットラインバー/BOT_BLとにプリチャージ電圧を別途に印加せず、フローティングさせる。
また、第2セルアレイ300bとビットラインセンスアンプ210との間にも補助ビットラインセンスアンプ230bが備わり、第2セルアレイ300bと第2接続部250bとの間の第2ビットラインBOT_BLと第2ビットラインバー/BOT_BLとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させる動作を行う。
さらに詳細には、第2補助ビットラインセンスアンプ230bは、一側にビットラインセンスアンプ210がアクティブになる区間にアクティブとなって入力される第2ビットライン制御信号BLDP_Lを受信し、他側が第2セルアレイ300aと第2接続部250bとの間に備わった第2ビットラインBOT_BLに接続され、ゲートが第2セルアレイ300bと第2接続部250bとの間に備わった第2ビットラインバー/BOT_BLに接続された第3補助アンプ用のNMOSトランジスタTSB3と、一側にビットラインセンスアンプ210がアクティブになる区間にアクティブとなって入力される第2ビットライン制御信号BLDP_Lを受信し、他側が第2セルアレイ300bと第2接続部250bとの間に備わった第2ビットラインバー/BOT_BLに接続され、ゲートが第2セルアレイ300bと第2接続部250bとの間に備わった第2ビットラインBOT_BLに接続された第4補助アンプ用のNMOSトランジスタTSB4とを備える。
第2プリチャージ部220bは、プリチャージ区間に第2ビットラインBOT_BLと第2ビットラインバー/BOT_BLとを接続するための第2プリチャージNMOSトランジスタTP2を備える。
ビットラインセンスアンプ210は、ゲートは第1接続部250aによって接続された第1ビットラインバー/BL、または第2接続部250bによって接続された第2ビットラインバー/BOT_BLに接続され、第1センスアンプ電源供給信号SAPを一側に印加され、他側には第1接続部250aによって接続された第1ビットラインBLまたは第2接続部250bによって接続された第2ビットラインBOT_BLと接続されたセンスアンプ用の第1PMOSトランジスタTS1と、ゲートは第1接続部250aによって接続された第1ビットラインBLまたは第2接続部250bによって接続された第2ビットラインバー/BOT_BLに接続され、第1センスアンプ電源供給信号SAPを一側に印加され、他側には第1接続部250aによって接続された第1ビットラインバー/BLまたは第2接続部250bによって接続された第2ビットラインバー/BOT_BLと接続されたセンスアンプ用の第2PMOSトランジスタTS2と、ゲートは第1接続部250aによって接続された第1ビットラインバー/BL、または第2接続部250bによって接続された第2ビットラインバー/BOT_BLに接続され、第2センスアンプ電源供給信号SANを一側に印加され、他側には第1接続部250aによって接続された第1ビットラインBLまたは第2接続部250bによって接続された第2ビットラインBOT_BLと接続されたセンスアンプ用の第1NMOSトランジスタTS3と、ゲートは第1接続部250aによって接続された第1ビットラインBLまたは第2接続部250bによって接続された第2ビットラインBOT_BLに接続され、第2センスアンプ電源供給信号SANを一側に印加され、他側には第1接続部250aによって接続された第1ビットラインバー/BLまたは第2接続部250bによって接続された第2ビットラインバー/BOT_BLと接続されたセンスアンプ用の第2NMOSトランジスタTS4とを備える。
特に、本発明では、第1センスアンプ電源供給信号及び第2センスアンプ電源供給信号SAP、SANがそれぞれ電源電圧VDDと低電圧VBBとに供給される。したがって、ビットラインセンスアンプ210は、接地電圧GNDより低いレベルの低電圧(VBB:−0.5V)と電源電圧VDDとを用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする。
また、本実施の形態に係る半導体メモリ装置のセンスアンプ部は、ビットラインセンスアンプ210によって感知増幅されたデータをデータラインLDB、LDBBを介して外部に伝達するか、またはデータラインLDB、LDBBを介して外部から伝えられたデータをビットラインセンスアンプ210に伝達するためのデータ入出力部240をさらに備える。
さらに詳細には、前記データ入出力部240は、ゲートで入出力制御信号を受信し、一側は前記第1及び第2ビットラインに接続され、他側は第1データラインLDBに接続される第1入出力用のMOSトランジスタTO1と、ゲートで入出力制御信号を受信し、一側は第1及び第2ビットラインバーに接続され、他側は第2データラインLDBBに接続される第2入出力用のMOSトランジスタTO2を備える。
図9は、図7及び図8に示す半導体メモリ装置の動作を示すタイミングチャートである。
次いで、図7ないし図9を参照して本実施の形態に係る半導体メモリ装置の動作に対して説明する。
本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、レファレンスセルブロックを備え、プリチャージ区間においてビットラインとビットラインバーとにプリチャージ電圧を別途に印加せず、フローティングさせることを特徴としている。
また、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、ビットラインセンスアンプが接地電圧GNDと電源電圧VDDとを用いて感知増幅動作を行うのではなく、接地電圧GNDより低いレベルの低電圧VBBと電源電圧VDDとを用いて第1ビットライン対BL、/BLに印加された電圧の差を感知して増幅することを特徴としている。
この場合には、電源電圧の電圧レベルが次第に減少するようになると、低電圧VBBと電源電圧VDDとの絶対値が同じになる場合も生じるようになる。この時には、ビットラインセンスアンプのセンシング動作後に2つのビットラインの電圧レベルを同じに維持させると、自然に接地電圧GNDレベルにビットラインのプリチャージ電圧レベルが維持される。
また、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、ビットラインセンスアンプに対応するセルアレイに補助ビットラインセンスアンプを備え、ビットラインセンスアンプがデータアクセスのために動作する時、隣接したビットライン対をレファレンスセルブロックとプリチャージ部とを用いて1/2VDDに維持させるようになる。
以下では、上述した特徴がどのように行われるかを中心に詳細に説明する。
まず、データ「1」をリードする場合を説明する。この時、データ信号は第1ビットラインBLにより印加されるものと仮定する。
本実施の形態に係る半導体メモリ装置もデータをアクセスする過程は、プリチャージ区間Precharge、リードまたはライトの命令語実行区間Read、Write、センシング区間Sense、再格納区間Restoreに分けられるが、まず、プリチャージ区間の動作を説明する。
プリチャージ区間Prechargeについて説明すると、プリチャージ区間Prechargeの間、プリチャージ信号BLEQ_H、BLEQ_Lが高電圧VPPレベルでイネーブルされた状態を維持し、第1セルアレイ300aの第1ビットラインBL及び第1ビットラインバー/BLと、センスアンプビットラインSA_BL及びセンスアンプビットラインバーSA_/BLの電圧レベルは等価化される。
本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、上述のようにプリチャージ区間で別途の電圧を置かないため、ビットライン対BL、/BL、SA_BL、SA_/BL、BOT_BL、/BOT_BLは、フローティング状態を維持する(t0)。この時、接続部250a、250bは全てターンオンされた状態であり、全てのワードラインには接地電圧が供給されて、非アクティブ状態を維持するようになる。
したがって、データをリードするか、ライトした後のプリチャージ区間ではアクティブにされたプリチャージ部220a、220bによってビットライン対BL、/BL、SA_BL、SA_/BL、BOT_BL、/BOT_BLは、1/2電源電圧レベルを維持するようになる(ビットラインセンスアンプによって感知増幅された後には、ビットライン対のうち、1つの電圧レベルは電源電圧で、残りの1つは接地電圧を維持するようになる。)。以後、プリチャージ区間が長くなると、別途のプリチャージ用の電圧を供給しないため、一定時間の後には、漏れ電流によって1/2電源電圧レベルを維持したビットラインの電圧レベルが次第に減少するようになる。
次いで、データをリードするか、ライトせずにプリチャージ区間だけ続くと結局、プリチャージ区間の間、第1ビットラインBL及び第1ビットラインバー/BLと、センスアンプビットラインSA_BL及びセンスアンプビットラインバーSA_/BLの電圧は接地電圧GNDまで減少するようになる。
したがって、プリチャージ区間の長さに応じてフローティングされたビットラインのプリチャージ電圧レベルは、1/2電源電圧で接地電圧間の変動した値を有することができる。したがって、プリチャージ区間のある時点でリードまたはライトを行うかに応じて、フローティングされたビットラインの電圧レベルが変わるようになる。
次いで、プリチャージ区間Prechargeが終わり、リード命令語区間Readになると、入力されたアドレスがデコーディングされ、1つのワードラインが選択される。
アクティブされたワードラインに対応する全ての単位セルのNMOSトランジスタはターンオンされ、ターンオンされたNMOSトランジスタを介してキャパシタに格納されたデータ信号が第1ビットラインBLに印加される。
データ信号「1」が印加されると、第1ビットラインBL及びセンスアンプビットラインSA_BLは、それ以前まで接地電圧で1/2電源電圧間のあるレベルになっている状態で印加されるデータ信号だけ電圧レベルが上昇する(t1)。
一方、データ信号が印加されない第1ビットラインバー/BL及びセンスアンプビットラインバーSA_/BLには、基準信号が供給される。
レファレンスセルブロック400aにおいて、データ信号が印加されない方向のレファレンスワードライン/TOP_RWLはアクティブにされ、これによって第2レファレンス用のMOSトランジスタTOP_NM2がターンオンされて、レファレンス用のキャパシタTOP_RCに格納されていた基準信号は、第1ビットラインバー/BL及びセンスアンプビットラインバーSA_/BLに印加されて電圧レベルを一定レベル上昇させる。
この時にも、第1ビットライン/BL及びセンスアンプビットラインバー、SA_/BLは、フローティングされた状態によって1/2電源電圧から次第に減少して、あるレべルになっている状態で(ビットラインBL、SA_BLのような電圧レベルで上昇するようになる。)、印加される基準信号だけ電圧レベルが上昇するようになる。
上述のように、レファレンス用のキャパシタTOP_RCは、単位セルをなすキャパシタCAP1、CAP2とキャパシタンスとを同じく形成し、格納される電荷量はデータが1に対応して単位セルキャパシタCAP1、CAP2に格納される電荷量の1/2を基準信号に格納している。
レファレンスセルブロック400aの基準電圧供給端HALF VDD、TOP_RPL、BOT_RPLは、1/2VDD電圧が提供されているため、基準信号用のキャパシタTOP_RCに格納される電荷量はデータが1に対応して単位セルキャパシタに格納される電荷量の1/2を基準信号に格納するようになるものである。この時、基準電圧供給端TOP_RPL、BOT_RPLは、セルアレイに備わる単位セルキャパシタのプレート電圧PLレベルと同じようなレベルの電圧を供給するようになる。
この時、供給できる電圧レベルの例としては、電源電圧VDD、1/2電源電圧VDD、接地電圧GNDがある。このようにプレート電圧PLのようなレベルの電圧を基準電圧供給端TOP_RPL、BOT_RPLに供給することは、データ信号と比例して正確に1/2程度の信号を基準信号に供給するためである。
したがって、基準信号が印加された第1ビットラインバー/BLは、データ信号が印加された第1ビットラインBLより1/2くらい上昇するようになる。
例えば、電源電圧が1.0Vで、データ信号に応じて約0.2Vが増加する場合を説明すると、プリチャージ区間の初期には、第1ビットライン対BL、/BLの電圧レベルが0.5Vを維持するようになる。以後、プリチャージ区間が続くにしたがって、ビットラインの電圧が次第に低下して約0.3Vくらいになった時にデータリード命令が行われると、データ信号が印加される第1ビットラインBLは、0.5V(0.3+0.2V)になり、データ信号の1/2に該当する電荷量を有する基準信号が印加される第1ビットラインバー/BLの電圧レベルは0.4V(0.3V+0.1V)になる。
一方、プリチャージ信号BLEQ_Hは、プリチャージ区間の間にアクティブされて入力されてプリチャージ部220aをアクティブ状態に維持させ、リード命令語区間Read、センシング区間Sense及び再格納区間Restoreの間に電源電圧レベルの非アクティブされる状態で入力され、プリチャージ部22aを非アクティブ状態に維持させるようになる。
次いで、センシング区間Senseを説明すると、ビットラインセンスアンプ210の第1センスアンプ電源供給信号SAPには、電源電圧VDDが供給され、第2センスアンプ電源供給信号SANには、負の低電圧VBB_Hが供給される。
したがって、ビットラインセンスアンプ210は、2つのビットラインBL、/BLに印加された電圧の差を感知して相対的に大きい電圧を有する第1ビットラインBLを電源電圧VDDレベルまで上昇させ、第1ビットラインバー/BLは、接地電圧GNDまで増幅させた後ラッチする(t2)。
ビットラインセンスアンプ210は、電源電圧VDDと接地電圧GNDとではなく、電源電圧VDDと負の低電圧VBB_Hとを用いて増幅動作をするため、単純に電源電圧VDDと接地電圧GNDとを用いて、感知増幅動作を行う時より高速に増幅動作を行うことができるようになる。
この時、ビットラインセンスアンプ210と第1接続部250aとの間に接続したセンスアンプビットラインバーSA_/BLは、負の低電圧VBB_Hまで増幅されるが、第1接続部250aによって第1セルアレイ300aから第1補助ビットラインセンスアンプ230aまでの第1ビットラインバー/BLは、接地電圧GNDまで増幅される。
第1接続部230aを構成するPMOSトランジスタTBH1、TBH2のゲートに入力される第1接続制御信号BISHが、負の低電圧VBB_Hレベルを維持しているため、ビットラインセンスアンプ210方向のセンスアンプビットラインバーSA_/BLが負の低電圧VBB_Hまで増幅されても、第1セルアレイ300aに接続した第1ビットラインバー/BLは負の低電圧VBB_Hより高いレベルを有する接地電圧GNDに維持されることができる。
これと同じように第2接続部230bはビットラインセンスアンプ210がセンスアンプビットラインバーSA_/BLを負の低電圧VBB_Hまで増幅しても、低電圧VBBレベルが第2セルアレイ300bと接続したビットライン/BL側に伝えられないようにクランピングするようになる。
また、第1セルアレイ300aに接続した第1ビットラインバー/BLによって生じる寄生キャパシタンスが、第1接続部230aを構成するPMOSトランジスタTBH1、TBH2のサブ-しきい電圧(Sub-threshold)電流に比べて相対的に大きいため、ビットラインセンスアンプ210が、感知増幅を行う間と再格納区間の間に第1セルアレイ300aに接続した第1ビットラインバー/BLは、接地電圧GNDレベルを維持できるようになる。
このように、ビットラインセンスアンプ210によって増幅された負の低電圧VBB_Hをセルアレイの側に備わるビットライン対に伝達できなくし、接地電圧GNDに維持させることによってビットラインの電圧が変動することを防止し、ビットラインセンスアンプ210の動作速度を向上させることができ、セルアレイに配置されたビットラインの変動による電流消費を減少させることができる。
このため、本発明では接続部230a、230bをPMOSトランジスタから構成し、隣接したセルアレイ300a、300bとビットラインセンスアンプ210とを接続または分離する機能と共にビットラインセンスアンプ210方向の負の低電圧VBB_Hがセルアレイに備わる第1ビットライン対及び第2ビットライン対BL、/BL、BOT_BL、/BOT_BLに伝えられないようにするクランピング機能までしているものである。
しかし、これだけでセルアレイに備わった第1ビットライン対及び第2ビットライン対BL、/BL、BOT_BL、/BOT_BLを接地電圧GNDに安定して維持させることはできず、本実施の形態による半導体メモリ装置では、ビットラインセンスアンプ210に接続したセンスアンプビットライン対SA_BL、/SA_BLが負の低電圧VBB_Hに増幅されても、セルアレイに接続した第1ビットライン対及び第2ビットライン対BL、/BL、BOT_BL、/BOT_BLは、接地電圧を維持できるように補助ビットラインセンスアンプ230a、230bを備えている。
補助ビットラインセンスアンプ230a、230bは、ビットラインセンスアンプ210が感知増幅動作を行う間、セルアレイ300aに備わった2つのビットラインBL、/BLの電圧レベルを感知してさらに低いレベルのラインの電圧を接地電圧に増幅したり維持させる。
例えば、ビットラインセンスアンプ210が、ビットラインSA_BLのレベルを電源電圧VDDに増幅し、センスアンプビットラインバーSA_/BLのレベルを負の低電圧VBB_Hに増幅するようになると、ビットラインBLは電源電圧に維持され、第1ビットラインバー/BLは接地電圧GNDに維持されるが、第1補助ビットラインセンスアンプ260aは第1ビットラインバー/BLの電圧レベルが接地電圧GNDより高くなると、接地電圧GNDに下降させ、接地電圧GNDより低くなると接地電圧GNDに上昇させるものである。
一方、第1補助ビットラインセンスアンプ及び第2補助ビットラインセンスアンプ230a、230bに入力される第1ビットライン制御信号及び第2ビットライン制御信号BLPD_L、BLPD_Hは、ビットラインセンスアンプ210がアクティブされる区間(t2、t3、t4)の間、接地電圧状態でアクティブにされて入力される。
したがって、補助ビットラインセンスアンプ230a、230bの第1補助アンプ用のNMOSトランジスタないし第4補助アンプ用のNMOSトランジスタTSB1〜TSB4は、それぞれ一側で接地電圧GNDを供給され、ビットラインBL、/BLにクロスカップルで接続されたゲート端によって2つのビットラインのうち、低い電圧レベルを有するラインの電圧を接地電圧GNDに維持させるようになるものである。
セルアレイの単位セルがNMOSトランジスタとキャパシタとから構成されているため、ビットラインセンスアンプがビットライン対の電圧レベルを電源電圧VDDレベルと低電圧VBB_Hレベルとに増幅する場合、低電圧VBB_Hレベルがセルアレイに配置されたビットラインの電圧まで伝えられると、単位セルのNMOSトランジスタは、ターンオンして選択されない単位セルのデータが損失する恐れがある。この場合には、ビットラインセンスアンプが動作する間には、ビットラインセンスアンプによって低電圧に増幅された電圧レベルがセルアレイに配置されたビットラインに伝えられないようにすることが必要である。
一方、第1接続部250aと第2接続部250bとに入力される第1接続制御信号及び第2接続制御信号BISH、BISLは、2種類のレベルを有して入力されるが、1つは、第1接続部250aと第2接続部250bとを構成するPMOSトランジスタTBH1、TBH2、TBL1、TBL2のしきい電圧より絶対値が大きい負の電圧レベルを有する低電圧VBB_Lで、残りの1つは、PMOSトランジスタTBH1、TBH2、TBL1、TBL2のしきい電圧絶対値のような負のレベルを有する低電圧VBB_Hである。
プリチャージ区間では、第1接続制御信号及び第2接続制御信号BISH、BISLは、低電圧VBB_Hで入力されて第1セルアレイ300aと第2セルアレイ300bとに備わるビットライン対BL、/BLの電圧レベルを同じように維持させる。
第1セルアレイとビットラインセンスアンプ210が接続し、第2セルアレイとビットラインセンスアンプ210とが分離されるリード命令語区間では、非アクティブにされる第2接続制御信号BISLは、電源電圧VDDで供給されて第2接続部250bをディセーブルさせ、この区間の間アクティブされる第1接続制御信号BISHは、低電圧VBB_Lを維持して第1接続部250aをイネーブルさせる。
次いで、ビットラインセンスアンプ210が、2つのセンスアンプビットラインSA_BL、SA_/BLの電圧を感知増幅するセンシング区間Senseと再格納区間Restoreには、アクティブされた第1接続制御信号BISHは、低電圧VBB_Hで供給される。
したがって、ビットラインセンスアンプが感知増幅動作をする間には、さらに低い低電圧VBB_Lを用いてビットラインセンスアンプとセルアレイに接続したビットラインとの間に分離をより確実にさせ、それ以外の動作時には、相対的に低電圧VBB_Lよりは高いレベルを維持する低電圧VBB_Hでビットラインセンスアンプとセルアレイに接続したビットラインとの間に分離をさせるものである。
このようにする理由は、低電圧VBB_Hを受け取って動作するビットラインセンスアンプ210が、感知増幅動作を主にする区間の間に最大限速く感知、増幅動作を行うようにするためである。
次いで、説明すると、ビットラインセンスアンプ210の増幅動作がある程度完了すると、入出力制御信号YIが一定区間の間ハイレベルでアクティブされて、それに応答し、ビットラインセンスアンプ210にラッチされたデータがデータラインLDB、LDBBに出力される(t3)。この時、出力されるデータがリード命令語に対応するデータとなる。
次いで、再格納区間Restoreにビットラインセンスアンプ210にラッチされたデータを用いて、データ信号が格納されていた単位セルに再格納させるようになる(t4)。
再格納が完了すると、当該ワードラインWL1、WL2が電源電圧レベルで非アクティブにされて、ビットラインセンスアンプ210に供給された第1センスアンプ電源供給信号及び第2センスアンプ電源供給信号SAP、SANは、それぞれ接地電圧、1/2電源電圧VDDが供給されてビットラインセンスアンプ210はディセーブルされる。
従来の発明では、データラインLDB、LDBBは、データが伝えられない間には、電源電圧VDDまたは1/2 電源電圧でプリチャージされているため、ビットラインセンスアンプ210によって感知増幅されたデータを伝達する過程でビットラインセンスアンプによって接地電圧に増幅されたビットライン(ここでは、センスアンプビットラインバーSA_/BL)の電圧が一定レベルまで上昇した。
したがって、ビットラインセンスアンプ210によって一定レベルまで上昇したセンスアンプビットラインバーSA_/BLの電圧が接地電圧まで再びできるように、再格納時間を十分な余裕を与えなければならない。それとも、再格納過程において、誤ったデータ信号が単位セルに格納され得るためである。特に、データ信号が0の場合にデータ1が格納され得る。
上述した問題を解決するために、従来には再格納区間すなわち、t4期間を長く維持しなければならなかった。
しかしながら、実施の形態に係る半導体メモリ装置は、ビットラインセンスアンプ210によってセンスアンプビットラインバーSA_/BLが接地電圧GNDより低いレベルの低電圧VBB_Hまで増幅されるため、データラインLDB、LDBBによってビットラインセンスアンプ210に接続した第1ビットラインバー/BLに電流が流入しても低電圧VBB_HレベルになっているセンスアンプビットラインバーSA_/BLによって相殺されるため、ビットラインセンスアンプ210に接続した第1ビットラインバー/BLの電圧上昇は殆どないか、少なくとも接地電圧GNDより高くならない。
したがって、本実施の形態に係るメモリ装置は、再格納区間t4の時間を以前より減らすことができる。
次いで、プリチャージ信号BLEQ_Hが、ハイレベルでアクティブされて入力されると、2つのビットラインBL、/BLは、同じ電圧レベルになり、フローティング状態となる。また、第1接続制御信号及び第2接続制御信号BISH、BISLが、全て低電圧VBB_Hで供給されて全てのビットラインBL、SA_BL、BOT_BL、/BL、SA_/BL、/BOT_BLが接続される(t5)。
上述のように、プリチャージ区間が始まった時点では、2つのビットラインBL、/BLの電圧は、1/2電源電圧レベルを維持し、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、ビットラインBL、/BLが別途のプリチャージ電圧を供給を受けず、フローティング状態を維持するため、時間が経つ程ビットラインの電圧レベルはますます低くなる。
一方、第1接続部250aがアクティブにされている区間の間、第2レファレンスセルブロック400b及び第2プリチャージ部220bは、アクティブ状態を維持し、第2ビットライン及びビットラインバーBOT_BL、/BOT_BLの電圧レベルをプリチャージ電圧に維持させるようになる。
本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、プリチャージ区間にビットライン対の電圧レベルは同じように維持しながらも、別途のプリチャージ電圧を供給せずフローティング状態に維持するようになる。したがって、プリチャージ区間の間、全てのビットラインが維持するプリチャージ電圧は、提供する提供回路は別途にない。
一方、ここでプリチャージ電圧というのは、データのリードまたはライト動作をし終えた後、ビットライン対のうち、1つのビットラインは電源電圧レベルになり、残り1つのビットラインは接地電圧レベルにされる状態で2つのビットラインの電圧レベルが同じようになると維持するようになる1/2電源電圧レベルのことをいう。
すなわち、ビットラインセンスアンプ210が接続されたセルアレイの単位セルデータをアクセスする間、ビットラインセンスアンプ210を共有するが接続しない方向のビットライン対を対応するプリチャージ部とレファレンスセルブロックとを用いて1/2電源電圧レベルに維持させるものである。
このようにする理由は、非アクティブされるセルアレイのビットライン電圧レベルと現在データをアクセスするために動作するビットラインセンスアンプの第2センスアンプ電源供給信号SANの電圧の差のため、非アクティブされるセルアレイのビットライン電圧が急激に降下する問題になるが、これを解決するためのものである。
例えば、第1接続部及び第2接続部250a、250bにビットラインセンスアンプの第1センスアンプ電源供給信号及び第2センスアンプ電源供給信号SAP、SANと、非アクティブされたセルアレイのビットラインとの間に位置して第1接続制御信号及び第2接続制御信号BISL、BISHを印加されるPMOSトランジスタが配置されているが、これらのPMOSトランジスタがターンオフされても、サブ電流が流れるようになり、この時の漏れ電流によって非アクティブにされるセルアレイのビットラインの電圧レベルが急激に下降するものである。PMOSトランジスタのサイズが小さくなると、この現象はさらに一層増加するようになる。
一般に、半導体メモリ装置が動作する時に、プリチャージ電圧に1/2VDDを維持するようになるが、セウォドビットライン構造においてビットラインセンスアンプが片方に接続したビットライン対の電圧の差を感知して増幅する時に、データアクセス動作に関与しない他側に接続されたビットラインに維持された1/2VDDプリチャージ電圧がビットラインの接地電圧供給端との電圧差によって低くなりエラーを誘発するようになる。
本発明の半導体メモリ装置は、フリーチャージ区間にデータのアクセスに関係しないビットラインの電圧レベルは、フローティング状態に維持しているため上述した問題は生じないが、1/2VDDでプリチャージ電圧が維持されると、データアクセス時により效果的に動作できるようになる。ハイレベルのデータとローレベルのデータとを感知するのには、1/2VDDでビットラインの電圧が維持されることが最も効果的なためである。
本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、データをアクセスするビットラインセンスアンプの隣接したビットライン対をレファレンスセルブロックとプリチャージ部とを用いて1/2VDDに維持させるため、データアクセスのために制御するビットラインと隣接した全てのビットライン対は、1/2VDDに維持させることができるようになる。
したがって、特別な制御信号を別途に生成しなくても、メモリ装置のビットラインのプリチャージ電圧を補強できる。
今まで、本実施の形態に係る半導体メモリ装置が、データ1をリードする時の動作を説明したが、続けて、データ0をリードする場合を説明する。
リードするデータが0の場合には、選択された単位セルのキャパシタに電荷が充電されていない場合である。したがって、プリチャージ区間Precharge以後に、リード命令語が行われる区間t1にデータ信号が印加された第1ビットラインBLの電圧レベルはそのまま維持される。すなわち、この時、第1ビットラインBLの電圧レベルは接地電圧を維持するようになる。
一方、第1ビットラインバー/BLには、基準信号が伝えられて一定のレベル程度の電圧が上昇する。この時、上昇する電圧レベルは、第1ビットラインバー/BLに提供されている基準信号に対応する電荷量によって決まり、この電荷量はレファレンス用のキャパシタTOP_RCに格納された電荷量である。
次いで、ビットラインセンスアンプ210は、接地電圧を維持している第1ビットラインBLと、一定の電圧レベル程度の上昇をした第1ビットラインバー/BLの電圧の差を感知し、第1ビットラインBLは接地電圧GNDレベルに、第1ビットラインバー/BLは、電源電圧VDDレベルに増幅させてラッチするようになる。
ここでも、第1接続部250aによって第1セルアレイ300aに配置された第1ビットラインBLは接地電圧を維持するようになる。
残りの区間は、データ1をリードする場合のような動作を行うために、詳細な説明は省略する。
次いで、本実施の形態に係る半導体メモリ装置のライト動作を説明すると、データを格納させるライト動作も図8と図9とで示す波形と共に動作する。
但し、データがデータラインLDB、LDBBに出力される区間(t3)で、ライト命令語に対応して入力されたデータがデータラインLDB、LDBBを通してビットラインセンスアンプ210に伝達されるという点においてリード動作とは差がある。
ビットラインセンスアンプ210は、以前にラッチされたデータを伝達されるデータに交替してラッチし、ラッチされたデータは以後、再格納区間(t4)の間に対応する単位セルに格納される。ライト命令語を行う時にも、ビットラインセンスアンプ210は、電源電圧VDDと低電圧VBB_Hとを用いて感知増幅動作を行うようになる。
以上の説明のように、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、プリチャージ区間では、ビットラインをフローティングさせながら、ビットラインセンスアンプ210は、2つのビットラインBL、/BLの電圧を感知して増幅するのに電源電圧VDDと低電圧VBB_Hとを用いるようになる。
図10は、図8に示すセンスアンプ部のレイアウトのための配置を示すブロック構成図であり、図11は、図10に示す配置のようにレイアウトをしたレイアウト図である。次いで、図10と図11とを参照して本実施の形態に係る半導体メモリ装置が具現されるレイアウトを説明する。
図10と図11とに示しているように、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、折り返しビットライン構造を有し、電源電圧と接地電圧とを印加されて動作し、複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインまたは第1ビットラインバーにデータ信号を印加する第1セルアレイと、プリチャージ区間に前記第1セルアレイに備わった第1ビットラインと第1ビットラインバーの電圧レベルを等価化させるためのNチャネルを有する第1プリチャージ用のMOSトランジスタが配置されたPウェルPW_1と、第1ビットラインと第1ビットラインバーに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、Pチャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタTS1、TS2と、第1ビットライン及び第1ビットラインバーとセンスアンプ用のMOSトランジスタTS1、TS2を接続または分離するためのPチャネルを有する第1接続用のMOSトランジスタTBH1、TBH2が配置されたNウェルNW_2と、第1ビットラインと第1ビットラインバーに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、Nチャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタTS3、TS4が配置されたPウェルPW_2とを備える。
本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、プリチャージ区間に別途のプリチャージ電圧を備えたビットラインに印加せず、ビットラインをフローティングさせることを特徴とする。
また、Nチャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタTS3、TS4は接地電圧より低いレベルの低電圧VBBを用いて、感知及び増幅動作を行うことを特徴とし、Pチャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタTS1、TS2は電源電圧VDDで動作することを特徴とし、或いは電源電圧VDDより高いレベルの高電圧VPPを用いて感知及び増幅動作を行うことができる。
また、PウェルPW_1は、第1セルアレイと第1接続用のMOSトランジスタTBH1、TBH2との間に配置された第1ビットラインと第1ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるためにNチャネルを有する第1補助センスアンプ用のMOSトランジスタTSB1、TSB2がさらに配置される。
また、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、複数備わったビットライン対のうち、選択された第2ビットラインBOT_BLまたは第2ビットラインバー/BOT_BLにデータ信号を印加する第2セルアレイと、プリチャージ区間に第2セルアレイに備わった第2ビットラインBOT_BLと、第2ビットラインバー/BOT_BLの電圧レベルを等価化させるためのN型チャネルを有する第2プリチャージ用のMOSトランジスタTP2が配置されたPウェルPW_3とをさらに備える。
NウェルNW_2は、第2セルアレイに備わる第2ビットラインBOT_BL及び第2ビットラインバー/BOT_BLとセンスアンプ用のMOSトランジスタTS1〜 TS4とを接続または分離するためのP型チャネルを有する第2接続用のMOSトランジスタTBL1、TBL2が配置される。
したがって、NウェルNW_2には、第1接続用のMOSトランジスタ及び第2接続用のMOSトランジスタTBH1、TBH2、TBL1、TBL2と、センスアンプ用のMOSトランジスタTS1、TS2を配置するようになり、PウェルPW_2は、センスアンプ用のMOSトランジスタTS3、TS4を配置するようになる。これにより、NウェルNW_2は、図11に示しているように、PウェルPW_2を覆いかぶせる形態で配置されるものである。
次いで説明すると、PウェルPW_3は、第2セルアレイと前記第2接続用のMOSトランジスタTBL1、TBL2の間に配置された第2ビットラインBOT_BLと第2ビットラインバー/BOT_BLとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるためにNチャネルを有する第2補助センスアンプ用のMOSトランジスタTSB3、TSB4がさらに配置される。
また、PウェルPW_2は、センスアンプ用のMOSトランジスタによって感知増幅されたデータを、データが伝えられたデータラインLDB、LDBBと接続させるためにNチャネルを有する入出力用のMOSトランジスタTO1、TO2がさらに配置される。
また、上述した各ウェルは、P型基板上に配置され、PウェルPW_1を覆うような形態で配置されるNウェルNW_1と、PウェルPW_3を覆うような形態で配置されるNウェルNW_3とをさらに備えることを特徴とする。
また、以上で説明したように、NウェルとPウェルとは一部分を互いに反対に配置させることができるが、この場合には、各部分に配置されるMOSトランジスタが反対のチャネルを有するMOSトランジスタで配置される場合である。
図10と図11とに配置された半導体メモリ装置の動作は、上述の説明のように、プリチャージ区間では、ビットラインをフローティングさせ、ビットラインセンスアンプは、低電圧と電源電圧を用いて感知増幅動作を行う。
また、接続部をPMOSトランジスタから構成してビットラインセンスアンプが低電圧を用いて感知増幅動作をしても低電圧がセルアレイに伝達にならないようにしており、これを補完するために補助センスアンプを用いてセルアレイに配置されたビットラインが接地電圧以下に低下しないようにしている。
また、図11に配置された各ウェルは、互いに異なる電圧VN1〜 VN3、VP1〜VP3を印加されるようになる。
半導体メモリ装置の動作電圧が小さくなるにしたがって、各部分に配置されるPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとのしきい電圧に対する動作 電圧マージンがますます不足し、センスアンプの動作特性が劣化する。
特に、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタのしきい電圧絶対値はそれぞれの該当ウェルの印加電圧が大きければ大きい程、しきい電圧値は大きくなる。
すなわち、Nチャネルを有するNMOSトランジスタの場合、Pウェルに印加される負の電圧VN1〜VN3の絶対値が増加するとしきい電圧が増加し、Pチャネルを有するPMOSトランジスタの場合、Nウェルに印加される量の電圧VP1〜VP3が大きくなる程しきい電圧の絶対値が大きくなる。
したがって、同じ大きさのNMOSトランジスタ、PMOSトランジスタでも、しきい電圧がウェルに印加される印加電圧に応じて異なるため、ウェルに印加されるバルク電圧に応じて、そのウェルに配置されたMOSトランジスタの電流駆動能力も異なるようになる。
特に、低電圧の動作特性に応じて動作させるためには、動作電圧マージンが大きくないため、しきい電圧の変化が低電圧の動作特性に多くの影響を与えるようになる。
半導体メモリ装置の場合、センスアンプの動作特性が回路駆動能力に多くの影響を与えるようになるが、センスアンプは、ビットライン感知電圧増幅時ビットライン電圧のプリチャージ電圧(例えば1/2VDD)で駆動が始まるため、特に低電圧特性に敏感になる。
したがって、本発明では、センスアンプが配置されるウェル領域とセルアレイとが配置されるウェル領域を別途にし、それぞれの特性に合うバルク電圧が印加されるようにしたものである。
セルアレイが、NMOSトランジスタとキャパシタとにそれぞれ構成された複数の単位セルから構成された時、負の低電圧に駆動されるセンスアンプでのPMOSトランジスタと、センスアンプとセルアレイを接続するためのPMOSトランジスタの配置が重要とされるが、本実施の形態に係るメモリ装置は、大きく3つのウェル領域を画定し、最初のウェル領域WELL_1には、第1セルアレイと第1プリチャージ部220aとを配置し、2番目のウェル領域WELL2には、ビットラインセンスアンプ210と第1及び第2接続部250a、250bとを配置し、最後の3番目のウェル領域WELL3には、第2セルアレイと第2プリチャージ部220bとを配置し、それぞれのウェルに最適のバルク電圧が供給されるようにした。
また、2番目のウェル領域WELL_2には、2つのウェルPW_2、NW_2をまた画定し、それぞれセンスアンプ用のPMOSトランジスタTS1、TS2とセンスアンプ用のNMOSトランジスタTS3、TS4とを配置させ、また接続用のPMOSトランジスタTBH1、TBH2、TBL1、TBL2は、センスアンプ用のPMOSトランジスタTS1、TS2が配置される領域に配置させた。このようにするために、センスアンプ用のPMOSトランジスタTS1、TS2が配置されるウェルNW_2が、センスアンプ用のNMOSトランジスタTS3、TS4が配置されるウェルPW_2を覆うように配置したものである。
上記のような配置は、一側と他側とに配置された第1セルアレイ及び第2セルアレイとビットラインセンスアンプとを効率的に接続するためのものである。
このように具現することで、メモリ装置に必要となるPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとが最も効率的に配置され、各部分に最適のバルク電圧を印加して最適のしきい電圧を得ることができる。
以上のように、本実施の形態に係る半導体メモリ装置に係る効果は以下の通りである。
まず、プリチャージ区間の間、ビットラインにプリチャージ用の電圧を供給せず、フローティングさせることによって、プリチャージ時の消費電力が殆どなくなる。以前には、プリチャージ区間の間に接地電圧、または1/2電源電圧、または電源電圧を供給して一定の電力が消費された。しかし、本発明は、プリチャージ時に追加で用いられる電力がないため、消費される電力を大幅に減らすことができる。
次に、単位セルのワードラインとビットラインとの間にショートして発生するブリード電流を防止できる。上述のように、ブリード電流は、欠陥が発生したワードラインを予備ワードラインに代えても、続けて発生するため不要な電流を続けて消費させるようになる。
しかし、本実施の形態による半導体メモリ装置は、ビットラインのプリチャージ電圧が別途になくフローティング状態であるため、結局はビットラインの電圧は接地電圧レベルになり、それによって、ワードラインとビットラインとの間には電圧差が発生せずブリード電流が発生しない。
この時、プリチャージ区間の初期には、ビットラインの電圧が一定のレベルであるため、微小のブリード電流が生じ得るが、ブリード電流が続けて発生するのでなく、フローティングされたビットラインの電圧が接地電圧になるとなくなる。
3番目に、センスアンプの動作時に電源電圧VDDと接地電圧GNDより低い低電圧VBBとを用いて感知増幅動作を行うため、電源電圧のレベルが低い場合でも高速でセンスアンプがビットラインに印加されるデータ信号を感知して増幅できる。
また、半導体メモリ装置の駆動電圧が減り、電源電圧VDDのレベルと低電圧VBBレベルとの絶対値が同じになることもある。このような場合には、1/2VDDは接地電圧となる。
したがって、ビットラインセンスアンプがビットラインに印加されたデータ信号を感知し、ハイデータは電源電圧VDDレベルに増幅し、ローデータは低電圧VBBレベルに増幅し、以後プリチャージ区間に2つのビットラインの電圧を同じように維持すると自然に接地電圧GNDレベルが維持される。
4番目に、従来の電源電圧または1/2電源電圧にプリチャージされているため、データラインからビットラインへ流入する電流によってローレベル(接地レベル)で増幅されたビットラインの電圧レベルが一時的に増加したものを、本発明のビットラインセンスアンプはビットラインを負の低電圧に増幅させるため、データラインから流入する電流がローレベル(負の低電圧)によって互いに相殺されてローレベルに増幅されたビットラインの電圧レベルが接地電圧以上に上昇できず、データの再格納区間を長くしなくてもよく、サイクルタイムを減らすことができる。
5番目に、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、高電圧の使用を最大限 排除し、低電圧を用いて半導体メモリ装置を駆動させることによって、高電圧を生成するために消費された多くのパワーを消費しなくてもよい。本実施の形態で用いる低電圧を生成することは、高電圧より絶対値が小さく、また通常生成された低電圧の特性が高電圧よりさらに良いためである。
したがって、以上の説明のような効果によって、本実施の形態に係る半導体メモリ装置は、低電圧に動作しながらもデータのアクセス速度は高速を維持できるようになる。
尚、本発明は、上記した本実施の形態に限られるものではなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲内で多様に変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
また、最後に以下の開示を行なっておく。
第1の開示として、折り返しビットライン構造を有し、電源電圧と接地電圧とが印加されて動作する半導体メモリ装置において、複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインまたは第1ビットラインバーにデータ信号を印加する第1セルアレイと、プリチャージ区間に前記第1セルアレイに備わった第1ビットラインと第1ビットラインバーの電圧レベルを等価化させるための第2導電型チャネルを有する第1プリチャージ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第1ウェルと、前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタと、前記第1ビットライン及び前記第1ビットラインバーと前記センスアンプ用のMOSトランジスタとを接続または分離するための第1導電型チャネルを有する第1接続用のMOSトランジスタが配置された第2導電型の第1ウェルと、前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第2ウェルとを備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
第2の開示として、プリチャージ区間に別途のプリチャージ電圧を備えたビットラインに印加せず、ビットラインをフローティングさせることを特徴とする第1の開示に記載の半導体メモリ装置。
第3の開示として、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記接地電圧より低いレベルの低電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする第2の開示に記載の半導体メモリ装置。
第4の開示として、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記電源電圧より高いレベルの高電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする第3の開示に記載の半導体メモリ装置。
第5の開示として、前記第1導電型の第1ウェルが、前記第1セルアレイと前記第1接続用のMOSトランジスタとの間に配置された前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるために、第2導電型チャネルを有する第1補助センスアンプ用のMOSトランジスタがさらに配置されることを特徴とする第2の開示に記載の半導体メモリ装置。
第6の開示として、複数備わったビットライン対のうち、選択された第2ビットラインまたは第2ビットラインバーにデータ信号を印加する第2セルアレイと、プリチャージ区間に前記第2セルアレイに備わった第2ビットラインと第2ビットラインバーの電圧レベルを等価化させるための第2導電型チャネルを有する第2プリチャージ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第3ウェルをさらに備え、前記第2導電型の第1ウェルは、前記第2ビットライン及び前記第2ビットラインバーと前記センスアンプ用のMOSトランジスタを接続または分離するための第1導電型チャネルを有する第2接続用のMOSトランジスタが配置されることを特徴とする第5の開示に記載の半導体メモリ装置。
第7の開示として、前記第1導電型の第3ウェルが、前記第2セルアレイと前記第2接続用のMOSトランジスタとの間に配置された前記第2ビットラインと前記第2ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるために、第2導電型チャネルを有する第2補助センスアンプ用のMOSトランジスタがさらに配置されることを特徴とする第6の開示に記載の半導体メモリ装置。
第8の開示として、前記第1導電型の第2ウェルが、前記センスアンプ用のMOSトランジスタにより感知増幅されたデータをデータが伝えられたデータラインと接続させるために、第2導電型チャネルを有する入出力用のMOSトランジスタがさらに配置されることを特徴とする第7の開示に記載の半導体メモリ装置。
第9の開示として、前記第1導電型の第1ウェルないし第1導電型の第3ウェルと、前記第2導電型の第1ウェルは第1導電型基板に配置され、前記第1導電型の第1ウェルを覆うような形状で配置される第2導電型の第2ウェルと、前記第1導電型の第3ウェルを覆うような形状で配置される第2導電型の第3ウェルとをさらに備えることを特徴とする第8の開示に記載の半導体メモリ装置。
第10の開示として、前記第1導電型の第1ウェルないし第1導電型の第3ウェルと、前記第2導電型の第1ウェルと前記第2導電型の第2ウェルとは、それぞれ互いに異なるバルク電圧を印加されることを特徴とする第9の開示に記載の半導体メモリ装置。
第11の開示として、前記第1導電型はP型で、前記第2導電型はN型であることを特徴とする第9の開示に記載の半導体メモリ装置。
第12の開示として、前記第1導電型はN型で、前記第2導電型はP型であることを特徴とする第9の開示に記載の半導体メモリ装置。
第13の開示として、折り返しビットライン構造を有し、電源電圧と接地電圧とを印加されて動作する半導体メモリ装置において、複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインまたは第1ビットラインバーにデータ信号を印加する第1セルアレイが配置された第1ウェルと、複数備わったビットライン対のうち、選択された第2ビットラインまたは第2ビットラインバーにデータ信号を印加する第2セルアレイが配置された第2ウェルと、ビットラインセンスアンプをなすMOSトランジスタのうち、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタと、前記第1セルアレイと前記ビットラインセンスアンプとを接続または分離させるための第1接続部と、前記第2セルアレイと前記ビットラインセンスアンプとを接続または分離させるための第2接続部が配置された第3ウェルと、前記ビットラインセンスアンプをなすMOSトランジスタのうち、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが配置された第4ウェルとを備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
第14の開示として、前記第1ウェルには、プリチャージ区間に、前記第1セルアレイに備わった第1ビットラインと第1ビットラインバーとの電圧レベルを等価化させるための第1プリチャージ部がさらに備わることを特徴とする第13の開示に記載の半導体メモリ装置。
第15の開示として、前記第2ウェルには、プリチャージ区間に、前記第2セルアレイに備わった第2ビットラインと第2ビットラインバーとの電圧レベルを等価化させるための第2プリチャージ部がさらに備わることを特徴とする第14の開示に記載の半導体メモリ装置。
第16の開示として、前記第1プリチャージ部及び第2プリチャージ部は、プリチャージ区間に、別途のプリチャージ電圧を備えたビットラインに印加せず、ビットラインをフローティングさせることを特徴とする第15の開示に記載の半導体メモリ装置。
第17の開示として、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記接地電圧より低いレベルの低電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする第16の開示に記載の半導体メモリ装置。
第18の開示として、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記電源電圧より高いレベルの高電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする第16の開示に記載の半導体メモリ装置。
第19の開示として、前記第1ウェルには、前記第1セルアレイと第1接続部との間の第1ビットラインと第1ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧に増幅及び維持させるための第1補助ビットラインセンスアンプがさらに備わることを特徴とする第16の開示に記載の半導体メモリ装置。
第20の開示として、前記第2ウェルには、第2セルアレイと第2接続部との間の第2ビットラインと第2ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるための第2補助ビットラインセンスアンプがさらに備わることを特徴とする第16の開示に記載の半導体メモリ装置。
第21の開示として、前記第4ウェルには、前記ビットラインセンスアンプにより感知増幅されたデータを、データラインを介して外部に伝達したり、データラインを介して外部から伝達されたデータをビットラインセンスアンプに伝達したりするためのデータ入出力部がさらに備わることを特徴とする第16の開示に記載の半導体メモリ装置。
一般の半導体メモリ装置のブロック構成図である。 従来の技術によって半導体メモリ装置のセルアレイを示すブロック構成図である。 従来の技術によってセンスアンプとセルアレイとの間の接続関係を示すブロック構成図であり、特に、共有ビットラインセンスアンプ構造を示すブロック構成図である。 図2に示しているセンスアンプ部の一例を示すブロック構成図である。 従来の技術によって半導体メモリ装置の動作を示すタイミングチャートである。 従来の技術による半導体メモリ装置の問題点を示すための断面図である。 本発明の好ましい実施の形態に係る半導体メモリ装置を示す回路図である。 図7に示しているセンスアンプ部を詳細に示す回路図である。 図7及び図8に示している半導体メモリ装置の動作を示すタイミングチャートである。 図8に示しているセンスアンプ部のレイアウトのために配置を示すブロック構成図である。 図10に示している配置通りレイアウトをしたレイアウト図である。
符号の説明
NW_1〜 NW_3 Nウェル
PW_1〜 PW_3 Pウェル
NCH_1、NCH_5 セルアレイ 領域
NCH_2〜 NCH_5 センスアンプ部のNMOSトランジスタレイアウト領域
PCH_1〜 PCH_2 センスアンプ部のPMOSトランジスタレイアウト領域

Claims (21)

  1. 折り返しビットライン構造を有し、電源電圧と接地電圧とが印加されて動作する半導体メモリ装置において、
    複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインまたは第1ビットラインバーにデータ信号を印加する第1セルアレイと、プリチャージ区間に前記第1セルアレイに備わった第1ビットラインと第1ビットラインバーの電圧レベルを等価化させるための第2導電型チャネルを有する第1プリチャージ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第1ウェルと、
    前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタと、前記第1ビットライン及び前記第1ビットラインバーと前記センスアンプ用のMOSトランジスタとを接続または分離するための第1導電型チャネルを有する第1接続用のMOSトランジスタが配置された第2導電型の第1ウェルと、
    前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとに印加された信号の差を感知及び増幅するためのセンスアンプ用のMOSトランジスタのうち、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第2ウェルと
    を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. プリチャージ区間に別途のプリチャージ電圧を備えたビットラインに印加せず、ビットラインをフローティングさせることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記接地電圧より低いレベルの低電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする請求項2に記載の半導体メモリ装置。
  4. 第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記電源電圧より高いレベルの高電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする請求項3に記載の半導体メモリ装置。
  5. 前記第1導電型の第1ウェルが、前記第1セルアレイと前記第1接続用のMOSトランジスタとの間に配置された前記第1ビットラインと前記第1ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるために、第2導電型チャネルを有する第1補助センスアンプ用のMOSトランジスタがさらに配置されることを特徴とする請求項2に記載の半導体メモリ装置。
  6. 複数備わったビットライン対のうち、選択された第2ビットラインまたは第2ビットラインバーにデータ信号を印加する第2セルアレイと、プリチャージ区間に前記第2セルアレイに備わった第2ビットラインと第2ビットラインバーの電圧レベルを等価化させるための第2導電型チャネルを有する第2プリチャージ用のMOSトランジスタが配置された第1導電型の第3ウェルをさらに備え、
    前記第2導電型の第1ウェルは、前記第2ビットライン及び前記第2ビットラインバーと前記センスアンプ用のMOSトランジスタを接続または分離するための第1導電型チャネルを有する第2接続用のMOSトランジスタが配置されることを特徴とする請求項5に記載の半導体メモリ装置。
  7. 前記第1導電型の第3ウェルが、前記第2セルアレイと前記第2接続用のMOSトランジスタとの間に配置された前記第2ビットラインと前記第2ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるために、第2導電型チャネルを有する第2補助センスアンプ用のMOSトランジスタがさらに配置されることを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ装置。
  8. 前記第1導電型の第2ウェルが、前記センスアンプ用のMOSトランジスタにより感知増幅されたデータをデータが伝えられたデータラインと接続させるために、第2導電型チャネルを有する入出力用のMOSトランジスタがさらに配置されることを特徴とする請求項7に記載の半導体メモリ装置。
  9. 前記第1導電型の第1ウェルないし第1導電型の第3ウェルと、前記第2導電型の第1ウェルは第1導電型基板に配置され、前記第1導電型の第1ウェルを覆うような形状で配置される第2導電型の第2ウェルと、前記第1導電型の第3ウェルを覆うような形状で配置される第2導電型の第3ウェルとをさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体メモリ装置。
  10. 前記第1導電型の第1ウェルないし第1導電型の第3ウェルと、前記第2導電型の第1ウェルと前記第2導電型の第2ウェルとは、それぞれ互いに異なるバルク電圧を印加されることを特徴とする請求項9に記載の半導体メモリ装置。
  11. 前記第1導電型はP型で、前記第2導電型はN型であることを特徴とする請求項9に記載の半導体メモリ装置。
  12. 前記第1導電型はN型で、前記第2導電型はP型であることを特徴とする請求項9に記載の半導体メモリ装置。
  13. 折り返しビットライン構造を有し、電源電圧と接地電圧とを印加されて動作する半導体メモリ装置において、
    複数備わったビットライン対のうち、選択された第1ビットラインまたは第1ビットラインバーにデータ信号を印加する第1セルアレイが配置された第1ウェルと、
    複数備わったビットライン対のうち、選択された第2ビットラインまたは第2ビットラインバーにデータ信号を印加する第2セルアレイが配置された第2ウェルと、
    ビットラインセンスアンプをなすMOSトランジスタのうち、第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタと、前記第1セルアレイと前記ビットラインセンスアンプとを接続または分離させるための第1接続部と、前記第2セルアレイと前記ビットラインセンスアンプとを接続または分離させるための第2接続部が配置された第3ウェルと、
    前記ビットラインセンスアンプをなすMOSトランジスタのうち、第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが配置された第4ウェルと
    を備えることを特徴とする半導体メモリ装置。
  14. 前記第1ウェルには、プリチャージ区間に、前記第1セルアレイに備わった第1ビットラインと第1ビットラインバーとの電圧レベルを等価化させるための第1プリチャージ部がさらに備わることを特徴とする請求項13に記載の半導体メモリ装置。
  15. 前記第2ウェルには、プリチャージ区間に、前記第2セルアレイに備わった第2ビットラインと第2ビットラインバーとの電圧レベルを等価化させるための第2プリチャージ部がさらに備わることを特徴とする請求項14に記載の半導体メモリ装置。
  16. 前記第1プリチャージ部及び第2プリチャージ部は、プリチャージ区間に、別途のプリチャージ電圧を備えたビットラインに印加せず、ビットラインをフローティングさせることを特徴とする請求項15に記載の半導体メモリ装置。
  17. 第2導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記接地電圧より低いレベルの低電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする請求項16に記載の半導体メモリ装置。
  18. 第1導電型チャネルを有するセンスアンプ用のMOSトランジスタが、前記電源電圧より高いレベルの高電圧を用いて感知及び増幅動作を行うことを特徴とする請求項16に記載の半導体メモリ装置。
  19. 前記第1ウェルには、前記第1セルアレイと第1接続部との間の第1ビットラインと第1ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧に増幅及び維持させるための第1補助ビットラインセンスアンプがさらに備わることを特徴とする請求項16に記載の半導体メモリ装置。
  20. 前記第2ウェルには、第2セルアレイと第2接続部との間の第2ビットラインと第2ビットラインバーとの電圧レベルのうち、低いレベルのライン電圧を接地電圧レベルに増幅及び維持させるための第2補助ビットラインセンスアンプがさらに備わることを特徴とする請求項16に記載の半導体メモリ装置。
  21. 前記第4ウェルには、前記ビットラインセンスアンプにより感知増幅されたデータを、データラインを介して外部に伝達したり、データラインを介して外部から伝達されたデータをビットラインセンスアンプに伝達したりするためのデータ入出力部がさらに備わることを特徴とする請求項16に記載の半導体メモリ装置。
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