JP2006286754A - 金属−セラミックス接合基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属−セラミックス接合基板に金属ベース板を固定した後に、セラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができる、金属−セラミックス接合基板を提供する。
【解決手段】 セラミックス基板10、110の一方の面に、接合面の面積が80mm以上の大きい銅板14、114と、各々の接合面の面積が80mm未満であり且つ互いに1mm以下の間隔で離間して配置された複数の小さい銅板14、114とがろう材12、112を介して接合するとともに、大きい銅板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成され、あるいは、大きい銅板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されている。また、セラミックス基板の他方の面に接合した銅板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成され、あるいはセラミック基板の他方の面に接合した銅板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されている。
【選択図】 図1H

Description

本発明は、金属−セラミックス接合基板に関し、特に、セラミックス基板の両面に金属板が接合された金属−セラミックス接合基板に関する。
従来、電気自動車、電車、工作機械などの大電流を制御するために、パワーモジュールが使用されている。従来のパワーモジュールでは、セラミックス基板の両面に金属板が接合された金属−セラミックス接合基板の上面に、パワー半導体素子が半田付けにより固定され、同様にセラミックス基板の両面に金属板が接合された金属−セラミックス接合基板の上面に、パワー半導体素子を制御する制御回路部が半田付けにより固定され、これらの金属−セラミックス接合基板が、半田付けにより厚い銅板などの放熱板(ベース板)に固定されている(例えば、特許文献1参照)。
また、ヒートサイクル後に金属−セラミックス接合基板のセラミックス基板にクラックが生じるのを防止するために、金属板の周縁部に薄肉部や段差を設けた金属−セラミックス接合基板が提案されている(例えば、特許文献2〜4参照)。
特開平9−213877号公報(段落番号0027) 特開昭64−59986号公報(第2頁) 特公平7−93326号公報(第2頁) 特開平10−125821号公報(段落番号0007−0008)
しかし、特許文献1のように、パワー半導体素子搭載用の金属−セラミックス接合基板と制御回路部搭載用の金属−セラミックス接合基板とを金属ベース板に固定してパワーモジュールを作製すると、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じ易いという問題がある。また、パワー半導体素子搭載用の金属−セラミックス接合基板として、特許文献2〜4に提案されたような金属板の周縁部に薄肉部や段差を設けた金属−セラミックス接合基板と、制御回路部搭載用の金属−セラミックス接合基板とを金属ベース板に固定してパワーモジュールを作製しても、ヒートサイクル後に制御回路部搭載用の金属−セラミックス接合基板のセラミックス基板にクラックが生じるのを十分に防止することができない。また、1つの金属−セラミックス絶縁基板にパワー半導体素子と制御回路部が固定された一体型のパワーモジュールも提案されているが、このパワーモジュールでも、ヒートサイクル後にセラミックス基板にクラックが生じるのを十分に防止することができない。
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、金属−セラミックス接合基板に金属ベース板を固定した後に、セラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができる、金属−セラミックス接合基板を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、セラミックス基板の一方の面に、接合面の面積が80mm以上の大きい金属板と、各々の接合面の面積が80mm未満であり且つ互いに1mm以下の間隔で離間して配置された複数の小さい金属板とを接合するとともに、大きい金属板の周縁部に段差を設けて薄肉部を形成し、あるいは、大きい金属板の周縁からろう材をはみ出させてフィレット部を形成することにより、金属−セラミックス接合基板に金属ベース板を固定した後に、セラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明による金属−セラミックス接合基板は、セラミックス基板の両面に金属板が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板の一方の面に、接合面の面積が80mm以上の大きい金属板と、各々の接合面の面積が80mm未満であり且つ互いに1mm以下の間隔で離間して配置された複数の小さい金属板とが接合し、大きい金属板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成されていることを特徴とする。この金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板の他方の面に接合した金属板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成されているのが好ましく、セラミックス基板の両面に接合した金属板が、ろう材を介してセラミックス基板に接合しているのが好ましい。
また、本発明による金属−セラミックス接合基板は、セラミックス基板の両面にろう材を介して金属板が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板の一方の面に、接合面の面積が80mm以上の大きい金属板と、各々の接合面の面積が80mm未満であり且つ互いに1mm以下の間隔で離間して配置された複数の小さい金属板とが接合し、大きい金属板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されていることを特徴とする。この金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板の他方の面に接合した金属板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されているのが好ましい。
上記の金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板の他方の面に接合した金属板が、放熱用の金属ベース板に固定されているのが好ましい。
また、本発明によるパワーモジュールは、上記の金属−セラミックス接合基板を用いたことを特徴とする。
本発明によれば、金属−セラミックス接合基板に金属ベース板を固定した後に、セラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができる。
本発明による金属−セラミックス接合基板の実施の形態では、セラミックス基板の一方の面に、接合面の面積が80mm以上の大きい金属板と、各々の接合面の面積が80mm未満であり且つ互いに1mm以下の間隔で離間して配置された複数の小さい金属板とがろう材を介して接合するとともに、大きい金属板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成され、あるいは、大きい金属板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されている。また、セラミックス基板の他方の面にろう材を介して接合した金属板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成され、あるいはセラミック基板の他方の面に接合した金属板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されている。
薄肉部またはフィレット部が形成された大きい金属板は、パワー半導体素子または端子を搭載する金属板として使用され、接合面の面積が80mm以上であり、1辺の長さが7mm以上であるのが好ましく、10mm以上であるのがさらに好ましい。一方、薄肉部またはフィレット部が形成されない複数の小さい金属板は、制御回路部を搭載する金属板として使用され、各々の接合面の面積が80mm未満であり、1辺の長さが7mm未満であるのが好ましく、また、金属板同士の間隔が1mm以下であるのが好ましく、0.8mm以下であるのがさらに好ましい。
本発明による金属−セラミックス接合基板の実施の形態では、セラミックス基板の一方の面に接合した複数の制御回路部搭載用の金属板が比較的小さく且つこれらの金属板同士の間隔が狭いために、これらの金属板の周縁部に薄肉部やフィレット部を形成することができない場合でも、セラミックス基板の同一の面に、比較的大きいパワー半導体素子または端子の搭載用の金属板を接合するとともに、この金属板の周縁部に薄肉部やフィレット部を形成し、さらに、セラミックス基板の他方の面に接合した金属板の周縁部に薄肉部やフィレット部を形成することにより、金属−セラミックス接合基板を金属ベース板に固定した後に、ヒートサイクルが加えられてもセラミックス基板にクラックが生じるのを防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明による金属−セラミックス接合基板の実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
図1A〜図1Hは、実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示している。
まず、図1Aに示すように、セラミックス基板10として56mm×47mm×0.6mmの大きさの窒化アルミニウム基板を用意し、この窒化アルミニウム基板10の両面に、スクリーン印刷法によってペースト状のろう材12を塗布し、熱風乾燥によってろう材12を乾燥した。ろう材12として、金属とセラミックスの接合に使用する一般的な組成の活性金属ろう材(Ag−Cu共晶ろう材に1.5重量%のTiを添加し、金属粉とビヒクルを混合することにより作製したペースト状の活性金属ろう材)を使用した。
次に、図1Bに示すように、窒化アルミニウム基板10の両面にろう材12を介して56mm×47mm×0.25mmの大きさ(窒化アルミニウム基板10と同程度またはそれ以上の大きさでよい)の銅板14を配置して真空炉に入れ、1.3×10−3Pa以下の圧力下において850℃で30分間加熱して、窒化アルミニウム基板10の両面に銅板14を接合した後、接合体を冷却して真空炉から取り出した。
次に、図1Cに示すように、接合体の両側の銅板14の表面の所定の部分に、スクリーン印刷法によって紫外線硬化型のエッチングレジスト16を印刷した後、図1Dに示すように、塩化第二銅を主成分とするエッチング液で不要な銅板14を除去し、さらに、図1Eに示すように、フッ酸を含むエッチング液で不要なろう材12を除去した後、3%水酸化ナトリウム溶液でエッチングレジスト16を除去し、銅板14の形状を所定のパターン形状にした。
次に、図1Fに示すように、接合体の両側の銅板14の表面に、スクリーン印刷法よってエッチングレジスト16と同様の紫外線硬化型のエッチングレジスト18を印刷した。このとき、窒化アルミニウム基板10の表面側(図中上側)に接合した所定のパターン形状の銅板14のうち、パワー半導体素子搭載用の比較的大きいパターンの銅板14(図中右側の銅板14で)の表面には、銅板14の外周から0.5mmだけ小さいエッチングレジスト18を印刷し、細い制御回路部搭載用の比較的小さいパターンの銅板14(図中左側の銅板14で)の表面には、その全面にエッチングレジスト18を印刷した(この全面に印刷するエッチングレジスト18の大きさは、銅板14と同程度またはそれ以上の大きさであればよい)。また、窒化アルミニウム基板10の裏面側(図中下側)に接合した銅板14の表面には、銅板14の外周から0.5mmだけ小さいエッチングレジスト18を印刷した。その後、図1Gに示すように、塩化第二銅を主成分とするエッチング液で銅板14の露出部分が約半分の厚さ(0.15mm)になるようにエッチング時間を調整してエッチングを行った後、3%水酸化ナトリウム溶液でエッチングレジスト18を除去し、パワー半導体素子搭載用の比較的大きい銅板14の周縁部に段差を設けて薄肉部を形成した。
最後に、図1Hに示すように、無電解Ni−Pめっきによって金属部の表面に約3μmの厚さのめっき20を施した。
このようにして製造した金属−セラミックス接合基板について、20℃→−40℃×30分→20℃×10分→125℃×30分→20℃×10分を1サイクルとするヒートサイクルを300回行った後に、銅板14とろう材12を除去して窒化アルミニウム基板10の表面を光学顕微鏡で観察したところ、窒化アルミニウム基板10の小回路部(制御回路部搭載用の銅板14)に対応する部分にクラックが発生していた。しかし、本実施例で製造した金属−セラミックス接合基板の裏面に厚さ3mmの銅ベース板(放熱板)を共晶半田で半田付け(230℃で5分間加熱)し、同様のヒートサイクル試験を行った後に、窒化アルミニウム基板10の表面を光学顕微鏡で観察したところ、窒化アルミニウム基板10にクラックが発生していなかった。
[実施例2]
図2A〜図2Hは、実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示している。
まず、図2Aに示すように、セラミックス基板110として実施例1と同様の窒化アルミニウム基板を用意し、この窒化アルミニウム基板110の両面に、スクリーン印刷法によって実施例1と同様のペースト状のろう材112を塗布し、熱風乾燥によってろう材112を乾燥した。なお、本実施例では、実施例1と異なり、窒化アルミニウム基板110の表面側(図中上側)には、エッチング後の銅板114に対応するそれぞれの部分に、それらの銅板114より広い範囲にわたってろう材112を印刷した。
次に、図2Bに示すように、窒化アルミニウム基板110の両面にろう材112を介して実施例1と同様の銅板114を配置して真空炉に入れ、1.3×10−3Pa以下の圧力下において850℃で30分間加熱して、窒化アルミニウム基板110の両面に銅板114を接合した後、接合体を冷却して真空炉から取り出した。
次に、図2Cに示すように、接合体の両側の銅板114の表面の所定の部分に、スクリーン印刷法によって紫外線硬化型のエッチングレジスト116を印刷した後、図2Dに示すように、塩化第二銅を主成分とするエッチング液で不要な銅板114を除去し、さらに、図2Eに示すように、フッ酸を含むエッチング液で不要なろう材112を除去した後、3%水酸化ナトリウム溶液でエッチングレジスト116を除去し、銅板114の形状を所定のパターン形状にした。
次に、図2Fに示すように、接合体の両側の銅板14の表面に、スクリーン印刷法よってエッチングレジスト116と同様の紫外線硬化型のエッチングレジスト118を印刷した。このとき、窒化アルミニウム基板110の表面側(図中上側)に接合した所定のパターン形状の銅板114のうち、パワー半導体素子搭載用の比較的大きいパターンの銅板114(図中右側の銅板114)の表面には、銅板114の外周から0.5mmだけ小さいエッチングレジスト118を印刷し、細い制御回路部搭載用の比較的小さいパターンの銅板114(図中左側の銅板114)の表面には、その全面にエッチングレジスト118を印刷した(この全面に印刷するエッチングレジスト118の大きさは、銅板114と同程度またはそれ以上の大きさであればよい)。また、窒化アルミニウム基板110の裏面側(図中下側)に接合した銅板114の表面には、銅板114の外周から0.5mmだけ小さいエッチングレジスト118を印刷した。その後、図2Gに示すように、塩化第二銅を主成分とするエッチング液で不要な銅板114を除去した後、3%水酸化ナトリウム溶液でエッチングレジスト118を除去し、大回路部として使用するパワー半導体素子搭載用の銅板114(図中右側の銅板114)の周縁からろう材112がはみ出すようにして、フィレット部を形成した。
最後に、図2Hに示すように、無電解Ni−Pめっきによって金属部の表面に約3μmの厚さのめっき120を施した。
このようにして製造した金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様のヒートサイクル試験を行った後に、銅板114とろう材112を除去して窒化アルミニウム基板110の表面を光学顕微鏡で観察したところ、窒化アルミニウム基板110の小回路部(制御回路部搭載用の銅板114)に対応する部分にクラックが発生していた。しかし、本実施例で製造した金属−セラミックス接合基板の裏面に厚さ3mmの銅ベース板(放熱板)を共晶半田で半田付け(230℃で5分間加熱)し、同様のヒートサイクル試験を行った後に、窒化アルミニウム基板110の表面を光学顕微鏡で観察したところ、窒化アルミニウム基板110にクラックが発生していなかった。
[比較例]
図3A〜図3Fは、比較例の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示している。
まず、図3Aに示すように、セラミックス基板210として実施例1と同様の窒化アルミニウム基板を用意し、この窒化アルミニウム基板210の両面に、スクリーン印刷法によって実施例1と同様のペースト状のろう材212を塗布し、熱風乾燥によってろう材212を乾燥した。
次に、図3Bに示すように、窒化アルミニウム基板210の両面にろう材212を介して実施例1と同様の銅板214を配置して真空炉に入れ、1.3×10−3Pa以下の圧力下において850℃で30分間加熱して、窒化アルミニウム基板210の両面に銅板214を接合した後、接合体を冷却して真空炉から取り出した。
次に、図3Cに示すように、接合体の両側の銅板214の表面の所定の部分に、スクリーン印刷法によって紫外線硬化型のエッチングレジスト216を印刷した後、図3Dに示すように、塩化第二銅を主成分とするエッチング液で不要な銅板214を除去し、さらに、図3Eに示すように、フッ酸を含むエッチング液で不要なろう材212を除去した後、3%水酸化ナトリウム溶液でエッチングレジスト216を除去し、銅板214の形状を所定のパターン形状にした。
最後に、図3Fに示すように、無電解Ni−Pめっきによって金属部の表面に約3μmの厚さのめっき220を施した。
このようにして製造した金属−セラミックス接合基板について、実施例1と同様のヒートサイクル試験を行った後に、銅板214とろう材212を除去して窒化アルミニウム基板210の表面を光学顕微鏡で観察したところ、窒化アルミニウム基板210の大回路部(パワー半導体素子搭載用の銅板214)と小回路部(制御回路部搭載用の銅板214)に対応する部分にクラックが発生していた。また、本実施例で製造した金属−セラミックス接合基板の裏面に厚さ3mmの銅ベース板(放熱板)を共晶半田で半田付け(230℃で5分間加熱)し、同様のヒートサイクル試験を行った後に、窒化アルミニウム基板210の表面を光学顕微鏡で観察したところ、窒化アルミニウム基板210の大回路部に対応する部分にクラックが発生していた。
実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例1の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 実施例2の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 比較例の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 比較例の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 比較例の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 比較例の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 比較例の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。 比較例の金属−セラミックス接合基板の製造工程を示す断面図である。
符号の説明
10、110、210 セラミックス基板
12、112、212 ろう材
14、114、214 銅板
16、116、216 エッチングレジスト
18、118 エッチングレジスト
20、120、220 めっき

Claims (7)

  1. セラミックス基板の両面に金属板が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板の一方の面に、接合面の面積が80mm以上の大きい金属板と、各々の接合面の面積が80mm未満であり且つ互いに1mm以下の間隔で離間して配置された複数の小さい金属板とが接合し、前記大きい金属板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成されていることを特徴とする、金属−セラミックス接合基板。
  2. 前記セラミックス基板の他方の面に接合した金属板の周縁部に段差が設けられて薄肉部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の金属−セラミックス接合基板。
  3. 前記セラミックス基板の両面に接合した金属板が、ろう材を介して前記セラミックス基板に接合していることを特徴とする、請求項1または2に記載の金属−セラミックス接合基板。
  4. セラミックス基板の両面にろう材を介して金属板が接合した金属−セラミックス接合基板において、セラミックス基板の一方の面に、接合面の面積が80mm以上の大きい金属板と、各々の接合面の面積が80mm未満であり且つ互いに1mm以下の間隔で離間して配置された複数の小さい金属板とが接合し、前記大きい金属板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されていることを特徴とする、金属−セラミックス接合基板。
  5. 前記セラミックス基板の他方の面に接合した金属板の周縁からろう材がはみ出してフィレット部が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の金属−セラミックス接合基板。
  6. 前記セラミックス基板の他方の面に接合した金属板が、放熱用の金属ベース板に固定されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の金属−セラミックス接合基板。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の金属−セラミックス接合基板を用いたパワーモジュール。
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