JP2006286504A - ヒューズブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用の電気接続箱の一部に形成されるヒューズブロックに暗電流ヒューズを仮保持状態に保持する上で、ヒューズホルダを不要にし、廃棄部品の発生を解消する。
【解決手段】 暗電流ヒューズ11が挿入される挿入口7を有し、暗電流ヒューズ11を装着位置で保持するヒューズブロック3において、前記挿入口7内に、暗電流ヒューズ11の前記装着位置から連続し、暗電流ヒューズ11が接触するガイド面8を形成し、前記挿入口7に面する、暗電流ヒューズ11の幅方向両側位置に、暗電流ヒューズ11が前記ガイド面8に接触しているときに暗電流ヒューズ11を保持し得るアームを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は車両用の電気接続箱の一部に形成され、暗電流ヒューズを装着位置で保持するヒューズブロックに関するものである。
車両用電気接続箱の一部に形成され、暗電流ヒューズが接続端子に接続した装着位置でこれを保持するヒューズブロックは暗電流ヒューズを使用状態と不使用状態とに切り替え可能に保持する必要があり、不使用状態では紛失防止のためにヒューズブロック内に収納されている接続端子から分離した状態に保つ必要がある。
着脱のない通常回路用のヒューズはヒューズブロックに装着されたままに置かれることから、ヒューズブロックがヒューズを外力から保護する構造をしていれば、ヒューズのためのヒューズホルダを使用する必要はない。これに対し、着脱操作される暗電流ヒューズの場合には不使用時の暗電流ヒューズを保持するためと、使用状態と不使用状態の切り替え時の操作性のために、ヒューズブロックから分離し、暗電流ヒューズを収納するヒューズホルダが使用されている(特許文献1〜3参照)。
特開平5−342979号公報(請求項1、2、段落0006、0008〜0010、0012〜0014、図1、図4) 特開平7−169382号公報(請求項1、2、7、段落0006〜0009、0014〜0016、図1〜図5) 特開平8−195161号公報(請求項1、段落0008、0010〜0017、図2、図5)
引用文献1〜3では暗電流ヒューズをヒューズホルダに装着しておくことで、暗電流ヒューズを直接操作することなく、ヒューズホルダをヒューズブロックに対して着脱するのみで暗電流ヒューズの使用状態と不使用状態の切り替えを行える利点がある。
しかしながら、暗電流ヒューズを一旦接続端子に接続した後に、再度不使用状態に切り替えることがなく、繰り返して転用することがない場合には、ヒューズホルダは一時的に必要とされるに過ぎず、必要でなくなれば廃棄処分されるため、ヒューズホルダ自身は無駄な部品となる。
またヒューズホルダを使用する場合には、それをヒューズブロックに支持させるためにヒューズブロックの側面にヒューズホルダが係止するための突起を形成する一方、ヒューズホルダの側面に前記突起に係止する開口や切欠きを形成する必要があるため、ヒューズブロックとヒューズホルダの製作が複雑化している。
本発明は上記背景より、ヒューズブロックに不使用状態での暗電流ヒューズを保持する機能を持たせることで、廃棄部品の発生を解消するヒューズブロックを提案するものである。
請求項1に記載の発明は暗電流ヒューズが挿入される挿入口を有し、暗電流ヒューズを装着位置で保持するヒューズブロックにおいて、前記挿入口内に、暗電流ヒューズの前記装着位置から連続し、暗電流ヒューズが接触するガイド面が形成され、前記挿入口に面する、暗電流ヒューズの幅方向両側位置に、暗電流ヒューズがガイド面に接触しているときに暗電流ヒューズを保持し得るアームが形成されていることを構成要件とする。
ヒューズブロックの挿入口内にガイド面が形成されることと、挿入口に面する、暗電流ヒューズの幅方向両側位置に暗電流ヒューズを保持し得るアームが形成されていることで、暗電流ヒューズを挿入口内に差し込んでガイド面に接触させ、その端子が接続端子に接続しない位置で暗電流ヒューズを保持することが可能となる。すなわちヒューズブロックが暗電流ヒューズを接続端子から分離した状態に保つことができるため、暗電流ヒューズを不使用状態で保持するためのヒューズホルダを使用する必要がなくなる。請求項1ではアームによる暗電流ヒューズの保持手段は問われず、接触、接着、係止、係合等を含む。
ヒューズホルダを不要にできることで、廃棄されるべき部品が一つなくなり、製作上の無駄が解消される。またヒューズホルダを使用することに伴うヒューズブロックへの突起の形成が不要になるため、ヒューズブロックの製作が単純化され、一部品が不要になることと併せ、製作コストの削減が図られる。
暗電流ヒューズが接触するガイド面が暗電流ヒューズの装着位置から連続して挿入口内に形成されることで、暗電流ヒューズはガイド面に接触している仮保持の位置から装着位置までは単にガイド面に沿って移動することのみによって移行できる。すなわち仮保持状態の暗電流ヒューズは単純に押し込まれることのみで装着状態に至るため、ヒューズホルダを使用しないことによる操作性の低下は生じない。また暗電流ヒューズの装着位置は仮保持の位置から奥へ押し込まれた位置にあり、挿入口を構成する側壁等の存在により暗電流ヒューズが外力から保護されるため、装着状態にある暗電流ヒューズを保護するための処理は必要とされない。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載の発明において、対向するアームの各内周面間の距離が、この両アームが保持する部分の暗電流ヒューズの幅より僅かに小さいことを構成要件とする。
アームは挿入口に面して暗電流ヒューズの幅方向両側位置に形成されることで、ヒューズブロックの開放している挿入口側において自由に弾性変形可能であるため、請求項2では両アームの内周面間距離が暗電流ヒューズの幅より小さいことで、アームは暗電流ヒューズが挿入口内に差し込まれ、暗電流ヒューズの内、アームが保持すべき箇所との接触により暗電流ヒューズの幅方向両側へ僅かに弾性変形する。
アームは暗電流ヒューズを幅方向に挟んで対になるため、暗電流ヒューズがガイド面に接触している仮保持状態においては復元力によって暗電流ヒューズを幅方向に圧縮した状態で保持し、抜け出しに対して安定させる。暗電流ヒューズは挿入口からの抜け出しに対して安定することで、ヒューズブロック内で仮保持された状態を維持する。
請求項3に記載の発明は請求項1、もしくは請求項2に記載の発明において、アームの、互いに対向する側の面の少なくともいずれか一方に、前記ガイド面と共に暗電流ヒューズを厚さ方向に挟み込み、保持し得る突起が暗電流ヒューズ側へ突出して形成されていることを構成要件とする。突起は対向する2本のアームのいずれか一方、または双方に、暗電流ヒューズの表面に接触する状態、または接触可能な状態に形成される。
請求項3によれば、アームの、互いに対向する側の面に暗電流ヒューズを厚さ方向に挟み込み得る突起が形成されることで、突起が暗電流ヒューズの厚さ方向の移動を拘束し、安定させるため、アームの本体による抜け出しに対する拘束効果と併せ、暗電流ヒューズがガイド面に接触している状態での暗電流ヒューズの安定性が向上する。突起が2本のアームの双方に形成されれば、厚さ方向の拘束効果が上がる。
請求項4に記載の発明は請求項3に記載の発明において、突起の前記ガイド面側の面、または点と前記ガイド面との間の距離が、この両者が挟み込む部分の暗電流ヒューズの厚さより僅かに小さいことを構成要件とする。
この場合、突起の前記ガイド面側の面、または点(線を含む)と前記ガイド面との間の距離が暗電流ヒューズの厚さより僅かに小さいことで、突起が暗電流ヒューズの表面に接触したときにアームが暗電流ヒューズの厚さ方向表面側へ僅かに弾性変形する。アームは弾性変形により暗電流ヒューズを厚さ方向に圧縮し、ガイド面側へ押さえ込んで厚さ方向の移動を拘束し、仮保持状態にある暗電流ヒューズの安定性を高める。
請求項5に記載の発明は請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、アームが、前記挿入口に面する側壁の一部に切り込みが入れられて形成されていることを構成要件とする。側壁は暗電流ヒューズの幅方向両側に位置し、アームは暗電流ヒューズの幅方向に対向する。
アームは暗電流ヒューズがガイド面に接触しているときに暗電流ヒューズを保持し得る機能を持てばよいため、その形成方法は問われないが、請求項5によれば、側壁の一部に切り込みが入れられてアームが形成されることで、側壁の一部を暗電流ヒューズの保持のために利用できるため、側壁の他にアームを形成する場合よりヒューズブロックの形態が簡素化される。
請求項6に記載の発明は請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、ヒューズブロックが暗電流ヒューズの前記装着位置に、暗電流ヒューズを装着位置で保持し得る内壁を有し、この内壁の面と前記ガイド面が連続していることを構成要件とする。内壁の面は暗電流ヒューズの端子がヒューズブロック内に収納されている接続端子に接続した状態で暗電流ヒューズを保持するため、鉛直面、もしくはそれに近い面をなす。
この場合、暗電流ヒューズを装着位置で保持し得る内壁の面とガイド面が連続することで、暗電流ヒューズがガイド面に接触している仮保持の状態から、暗電流ヒューズが接続端子に接続した装着状態へは暗電流ヒューズを単に押し込むことのみによって移行させることができるため、暗電流ヒューズを仮保持状態から装着状態に移行させるための作業が単純化される。
請求項7に記載の発明は請求項6に記載の発明において、ヒューズブロックが前記内壁と共に暗電流ヒューズを前記装着位置で保持し得る押え壁を有し、内壁と押え壁の各対向する面間の距離が、この両者が挟み込む部分の暗電流ヒューズの厚さより僅かに小さく、内壁と押え壁の少なくともいずれか一方が弾性変形可能であることを構成要件とする。
この場合、内壁と押え壁の各対向する面間の距離が暗電流ヒューズの厚さより僅かに小さいことと、内壁と押え壁の少なくともいずれか一方が弾性変形可能であることで、内壁と押え壁は暗電流ヒューズを装着位置において厚さ方向に押さえ込んでその方向の移動を拘束し、装着状態にある暗電流ヒューズの安定性を高める。
請求項8に記載の発明は請求項6、もしくは請求項7に記載の発明において、ガイド面が内壁の面に対して傾斜していることを構成要件とする。
暗電流ヒューズを仮保持の状態から装着状態へ移行させる上では、ガイド面を例えば前記内壁の面と同一の平面(鉛直面)上に位置させることもできるが、請求項8によれば、ガイド面が内壁の面に対して傾斜することで、暗電流ヒューズを仮保持した状態での暗電流ヒューズの頭部の高さが低くなり、ヒューズブロックの高さを抑制することが可能となる。また仮保持状態の暗電流ヒューズを鉛直面に対して傾斜したガイド面上で支持することになるため、ガイド面が鉛直面をなす場合より暗電流ヒューズを保持するときのアームの負担が小さくなる。
上記の通り、本発明では暗電流ヒューズが挿入される挿入口内に暗電流ヒューズが接触するガイド面を形成し、暗電流ヒューズの幅方向両側位置に暗電流ヒューズを保持し得るアームを形成することで、暗電流ヒューズを接続端子から分離した状態に保つことができるため、暗電流ヒューズを不使用状態で保持するためのヒューズホルダを使用する必要がない。
この結果、廃棄されるべき部品が不要になるため、製作上の無駄を解消できる。またヒューズホルダを使用することに伴うヒューズブロックへの突起の形成が不要になるため、ヒューズブロックの製作が単純化され、製作コストを削減できる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明は図1、図2に示すように暗電流ヒューズ11が挿入される挿入口7を有し、暗電流ヒューズ11を装着位置で保持するヒューズブロック3において、前記挿入口7内に、暗電流ヒューズ11の装着位置から連続し、暗電流ヒューズ11が接触するガイド面8が形成され、前記挿入口7に面する、暗電流ヒューズ11の幅方向両側位置に、暗電流ヒューズ11が前記ガイド面8に接触しているときに暗電流ヒューズ11を保持し得るアーム4bが形成されているヒューズブロック3である。
暗電流ヒューズ11の装着位置とは、暗電流ヒューズ11の下端の、図3に示す端子11cがヒューズブロック3内に収納されている接続端子に接続した位置であり、暗電流ヒューズ11がガイド面8に接触しているときとは、暗電流ヒューズ11が仮保持の状態にあることを意味する。図1は暗電流ヒューズ11の仮保持状態を示す。
暗電流ヒューズ11は頭部11aと胴部11bを有し、胴部11bの厚さ方向の片面において、仮保持状態ではガイド面8に接触し、装着状態では後述の内壁9に接触する。暗電流ヒューズ11はその幅方向が後述する側壁4、4の対向する方向を向いて挿入口7内に挿入される。
ヒューズブロック3は図1、図2に示すように電気接続箱1の基板2の一部に一体的に、箱形に形成される。ヒューズブロック3は暗電流ヒューズ11の幅方向に対向する側壁4、4と、側壁4に直交して両側壁4、4をつなぎ、暗電流ヒューズ11を仮保持状態で支持する後壁5と、後壁5に対向する前壁6を基本の構成要素とし、基板2と共に合成樹脂等で製作される。側壁4、4と後壁5、及び前壁6は電気接続箱1の基板2に垂直な面をなすように立設され、これらの壁により上方が開放した挿入口7が形成される。図2は暗電流ヒューズ11が不在のときのヒューズブロック3の切断面を示す。
図2に示すように後壁5の内周面は暗電流ヒューズ11の胴部11bの片面が接触するガイド面8となり、このガイド面8に連続し、暗電流ヒューズ11を装着位置で保持する内壁9が形成される。内壁9に対向する位置には内壁9と対になって暗電流ヒューズ11を装着位置で保持する押え壁10が形成される。図面では鉛直面、もしくは鉛直に近い面をなす内壁9の面に対し、ガイド面8を傾斜させることにより、ヒューズブロック3頂部の基板2からの高さを抑えると共に、暗電流ヒューズ11を保持するアーム4bの負担を軽減している。
内壁9と押え壁10の各対向する面間の距離は暗電流ヒューズ11の胴部11bの厚さに対応した大きさであり、胴部11bの厚さに等しいか、またはそれより僅かに小さい。胴部11bの厚さより僅かに小さい場合には、暗電流ヒューズ11を装着位置で厚さ方向に挟み込んで保持し得るよう、内壁9と押え壁10の少なくともいずれか一方は弾性変形可能とされる。
図2では後壁5の一部であるガイド面8を構成する部分に内壁9を連続させ、内壁9の基板2側を基板2から切り離すことで内壁9に弾性変形能力を与えている。この場合、暗電流ヒューズ11は胴部11bにおいて内壁9と押え壁10間に挟まれながら落とし込まれ、内壁9はその下端寄りの部分が後壁5側へ変形することにより暗電流ヒューズ11の胴部11bを厚さ方向に挟み、拘束する。
後壁5のガイド面8より上の部分は基板2に垂直な面をなして立ち上がり、側壁4のガイド面8より上の部分と共に、暗電流ヒューズ11がガイド面8に接触している仮保持状態で暗電流ヒューズ11を外力から保護し、暗電流ヒューズ11の安全性を確保する。
各側壁4の一部には上端から2本の切り込み4a、4aが入れられ、切り込み4a、4aによって側壁4の他の部分から区画されたアーム4bが形成される。図面では2本の切り込み4aを電気接続箱1の基板2に垂直に、平行に入れているが、必ずしもその必要はなく、基板2に垂直な方向に対し、傾斜して切り込み4aを入れる場合もある。
アーム4bは側壁4の他の部分から区画されることで、上端側において側壁4、4が対向する方向に弾性変形可能となる。暗電流ヒューズ11の挿入時にはその幅方向の側面に接触し、挿入口7に対して外側へ変形したときに内側へ復元力を発揮し、その復元力によって仮保持状態の暗電流ヒューズ11を幅方向に保持する。対向するアーム4b、4bの各内周面間の距離は暗電流ヒューズ11が差し込まれたときに外側へ変形できるよう、暗電流ヒューズ11の胴部11bの幅より僅かに小さい。アーム4bは仮保持状態にあるときの胴部11bのいずれかの部分を幅方向に挟み込む位置に形成される。
アーム4b、4bの、互いに対向する側の面の少なくともいずれか一方には前記ガイド面8と共に暗電流ヒューズ11を厚さ方向に挟み込み、保持し得る突起4cが暗電流ヒューズ11側へ突出して形成される。突起4cのガイド面8側の面、あるいは点(線を含む)は仮保持状態にある暗電流ヒューズ11の胴部11bの表面に接触するか、接触可能であり、接触により暗電流ヒューズ11の浮き上がりを阻止する。
図面では両アーム4b、4bの上端部に突起4cを形成しているが、突起4cの位置は仮保持状態にある暗電流ヒューズ11の胴部11bの位置によって決まるため、アーム4bの高さ方向の中間部に突起4cを形成する場合もある。また突起4cは2本のアーム4b、4bによる暗電流ヒューズ11の幅方向の拘束を補う役目を持つため、いずれか一方のアーム4bにのみ突起4cを形成すればよい場合もある。
突起4cのガイド面8側の面、または点とガイド面8との間は暗電流ヒューズ11を仮保持状態で厚さ方向に挟み込んで保持し得るよう、暗電流ヒューズ11の胴部11bの厚さに対応した大きさの間隔を隔てる。この間隔が胴部11bの厚さより僅かに小さければ、突起4cが胴部11bの表面に接触したときにアーム4bが暗電流ヒューズ11の厚さ方向に変形し、復元力が発生するため、アーム4bは暗電流ヒューズ11をガイド面8側へ押さえ込む効果を発揮する。
突起4cは図4に示すように胴部11bの幅方向の端部位置で胴部11bの表面に接触するか、接触可能であり、暗電流ヒューズ11が装着位置へ移行するときには、アーム4bが外側へ変形することにより暗電流ヒューズ11の頭部11aを乗り越える。図4は図1に示すヒューズブロック3とは突起4cの形が異なるアーム4bを有するヒューズブロック3を用いた場合を示す。
暗電流ヒューズ11の挿入時、暗電流ヒューズ11はヒューズブロック3の上方からガイド面8に沿って差し込まれ、胴部11bがガイド面8と突起4cに挟まれる。胴部11bの背面はガイド面8に接触し、胴部11bの表面は突起4cに接触するか、または接触し得る状態になる。同時に胴部11bの幅方向両側面が対向するアーム4b、4bの突起4c以外の部分に接触し、アーム4b、4bから復元力による圧縮力を受けることにより両アーム4b、4bに保持され、仮保持状態となる。このとき、突起4cの上側の面、または点が図3に示すように頭部11aの下面に接触し、暗電流ヒューズ11が頭部11aにおいて突起4cに下向きに係止した状態になる。図3は図1のx−x線の断面を示す。
暗電流ヒューズ11の仮保持状態は図1に示す状態から暗電流ヒューズ11が更に下向きに押され、頭部11aの幅方向両側面が突起4cを乗り越えることにより解除される。暗電流ヒューズ11はそのまま内壁9と押え壁10との間に落とし込まれ、内壁9と押え壁10の少なくともいずれか一方が弾性変形することによりその復元力によって両壁9、10に厚さ方向に保持され、暗電流ヒューズ11の端子11cが接続端子に接続した装着状態となる。
暗電流ヒューズ11の装着状態からの抜き取りはプラー等を用い、暗電流ヒューズ11の頭部11aや胴部11bの側面を把持し、単に上方へ引き上げることにより行われる。
暗電流ヒューズをヒューズブロックに仮保持させた様子を示した斜視図である。 ヒューズブロックの挿入口と各部を示した縦断面斜視図である。 暗電流ヒューズがアームに仮保持されている様子を示した図1のx−x線断面図である。 図1とは突起の形が異なるアームを有するヒューズブロックに暗電流ヒューズを仮保持させた様子を示した斜視図である。
符号の説明
1………電気接続箱
2………基板
3………ヒューズブロック
4………側壁
4a……切り込み
4b……アーム
4c……突起
5………後壁
6………前壁
7………挿入口
8………ガイド面
9………内壁
10……押え壁
11……暗電流ヒューズ
11a…頭部
11b…胴部
11c…端子

Claims (8)

  1. 暗電流ヒューズが挿入される挿入口を有し、前記暗電流ヒューズを装着位置で保持するヒューズブロックにおいて、前記挿入口内に、前記暗電流ヒューズの前記装着位置から連続し、前記暗電流ヒューズが接触するガイド面が形成され、前記挿入口に面する、前記暗電流ヒューズの幅方向両側位置に、前記暗電流ヒューズが前記ガイド面に接触しているときに前記暗電流ヒューズを保持し得るアームが形成されていることを特徴とするヒューズブロック。
  2. 対向する前記アームの各内周面間の距離はこの両アームが保持する部分の前記暗電流ヒューズの幅より僅かに小さいことを特徴とする請求項1に記載のヒューズブロック。
  3. 前記アームの、互いに対向する側の面の少なくともいずれか一方に、前記ガイド面と共に前記暗電流ヒューズを厚さ方向に挟み込み、保持し得る突起が前記暗電流ヒューズ側へ突出して形成されていることを特徴とする請求項1、もしくは請求項2に記載のヒューズブロック。
  4. 前記突起の前記ガイド面側の面、または点と前記ガイド面との間の距離はこの両者が挟み込む部分の前記暗電流ヒューズの厚さより僅かに小さいことを特徴とする請求項3に記載のヒューズブロック。
  5. 前記アームは、前記挿入口に面する側壁の一部に切り込みが入れられて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のヒューズブロック。
  6. 前記暗電流ヒューズの前記装着位置に、前記暗電流ヒューズを前記装着位置で保持し得る内壁を有し、この内壁の面と前記ガイド面が連続していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のヒューズブロック。
  7. 前記内壁と共に前記暗電流ヒューズを前記装着位置で保持し得る押え壁を有し、前記内壁と前記押え壁の各対向する面間の距離はこの両者が挟み込む部分の前記暗電流ヒューズの厚さより僅かに小さく、前記内壁と前記押え壁の少なくともいずれか一方は弾性変形可能であることを特徴とする請求項6に記載のヒューズブロック。
  8. 前記ガイド面は前記内壁の面に対して傾斜していることを特徴とする請求項6、もしくは請求項7に記載のヒューズブロック。

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