JP2006278944A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 半導体表面を有する基板の上に、両側の縁が相互に平行なゲート電極を形成する。ゲート電極の両側の、基板の表層部をアモルファス化する。ゲート電極をマスクとして、基板の表層部に、イオンビームの進行方向を基板表面に垂直投影した線像と、ゲート電極の両側の縁との成す角度が7°以下になる条件で、不純物をイオン注入する。この角度が7°よりも大きくなる方向からはイオン注入を行わない。熱処理を行うことにより、アモルファス化された領域を、固相状態で再結晶化させるとともに、アモルファス化されていた領域に注入されている不純物を活性化させる。
【選択図】 図1
Description
以下、図9(A)〜図9(D)を参照して、特許文献1に記載された半導体装置の製造方法について説明する。
図1(A)〜図1(C)に示すように、シリコンからなる表層部を有する基板1の表面に平行な面をXY面とし、表面の法線方向をZ軸とするXYZ直交座標系を定義する。基板の表面の一部の領域に、酸化シリコン等からなるゲート絶縁膜2が形成され、その上に、ポリシリコン等からなるゲート電極3が形成されている。ゲート電極3の両側の側面は、Y軸方向に延在し、ゲート電極3の両側に、ソース及びドレイン領域5が配置される。
600℃程度の低温の熱処理では、注入されたAsがほとんど拡散しないため、極浅く、かつ不純物濃度分布が急峻に変化する不純物拡散層が得られる。
図7(A)に示すように、シリコンからなる半導体基板10の表層部に、素子分離絶縁膜11を形成する。素子分離絶縁膜11は、例えば、シャロートレンチアイソレーション(STI)技術により形成することができる。素子分離絶縁膜11に囲まれた活性領域が画定される。図7(B)に示すように、ウェル12を形成するためのリンイオン(P+)の注入、及びしきい値制御用のボロンイオン(B+)の注入を行う。
図7(I)に示すように、ゲート電極16の側面上に、酸化シリコンからなる第2のサイドウォールスペーサ22を形成する。第2のサイドウォールスペーサ22は、基板全面に厚さ約70nmの酸化シリコン膜を堆積させた後、異方性エッチングを行うことにより形成される。図7(F)に示した第1のサイドウォールスペーサ18の厚さが50nmであったため、第2のサイドウォールスペーサ22は、エクステンション部20eを完全に覆い、深いソース及びドレイン領域20まで達する。
図8(A)に示した基本構造は、第2の実施例による製造方法の図7(G)に示した製造途中の状態と同一である。ただし、ウェル12を形成するために注入されるイオンはボロンイオン(B+)であり、しきい値制御用に注入されるイオンは、砒素イオン(As+)である。また、深いソース及びドレイン領域20を形成するために注入されるイオンはボロンイオン(B+)であり、加速エネルギが4keV、ドーズ量が5×1014cm−2、法線からの傾き角が7°の条件で注入される。その他の工程は、第2の実施例の場合と同じである。
図8(D)に示すように、ゲート電極16とオフセットスペーサ30とからなるゲート構造体の側面上に、第2のサイドウォールスペーサ22を形成する。第2のサイドウォールスペーサ22は、第2の実施例の図7(I)に示した第2のサイドウォールスペーサ22と同じ方法で形成される。第2のサイドウォールスペーサ22は、エクステンション部20eを完全に覆い、深いソース及びドレイン領域20まで達する。
上記実施例から、以下の付記に示す発明が導出される。
(a)半導体表面を有する基板の上に、両側の縁が相互に平行なゲート電極を形成する工程と、
(b)前記ゲート電極の両側の、基板の表層部をアモルファス化する工程と、
(c)前記ゲート電極をマスクとして、前記基板の表層部に、イオンビームの進行方向を基板表面に垂直投影した線像と、前記ゲート電極の両側の縁との成す角度が7°以下になる条件で、不純物をイオン注入し、該角度が7°よりも大きくなる方向からはイオン注入を行わない工程と、
(d)熱処理を行うことにより、前記工程bでアモルファス化された領域を、固相状態で再結晶化させるとともに、アモルファス化されていた領域に注入されている不純物を活性化させる工程と
を有する半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記工程cにおいて、イオンビームの進行方向と基板の法線との成す角度が40°以上であり、かつ90°未満である付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記工程bにおいて、前記ゲート電極をマスクとして、前記基板の表層部に、イオンビームの進行方向を基板表面に垂直投影した線像と、前記ゲート電極の両側の縁との成す角度が7°以下になる条件で、前記基板の表層部に導電性を付与しない元素をイオン注入することにより、アモルファス化を行う付記1または2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記工程bにおいて、イオンビームの進行方向と基板の法線との成す角度が40°以上であり、かつ90°未満である付記3に記載の半導体装置の製造方法。
前記工程aと工程bとの間に、さらに、
(e)前記ゲート電極の側面上に第1のサイドウォールスペーサを形成する工程と、
(f)前記ゲート電極及び前記第1のサイドウォールスペーサをマスクとして、前記基板の表層部に不純物を注入する工程と、
(g)前記第1のサイドウォールスペーサを除去し、前記工程fで注入された不純物を活性化させる工程と
を有する付記1〜4のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記工程gの後、前記工程bの前に、さらに、
(h)前記ゲート電極の側面上に、前記第1のサイドウォールスペーサより薄いオフセットスペーサを形成する工程を有し、
前記工程bにおいて、前記ゲート電極及び前記オフセットスペーサを含むゲート構造体の両側の基板の表層部をアモルファス化し、前記工程cにおいて、該ゲート構造体をマスクとして、イオン注入を行う付記5に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記工程bにおいて、前記基板の表層部のうち、前記オフセットスペーサの外側の側面から、少なくとも前記ゲート電極と前記オフセットスペーサとの界面まで達する領域をアモルファス化し、前記工程cにおいて、前記基板の表層部のうち、前記オフセットスペーサの外側の側面から、少なくとも前記ゲート電極と前記オフセットスペーサとの界面まで達する領域に不純物が注入される条件でイオン注入を行う付記6に記載の半導体装置の製造方法。
2 ゲート絶縁膜
3 ゲート電極
5 ソース及びドレイン領域
7 イオンビームの進行方向の線像
10 基板
11 素子分離絶縁膜
12 ウェル
15 ゲート絶縁膜
16 ゲート電極
18 第1のサイドウォールスペーサ
20 深いソース及びドレイン領域
20e エクステンション部
22 第2のサイドウォールスペーサ
24、26 ニッケルシリサイド膜
30 オフセットスペーサ
Claims (5)
- (a)半導体表面を有する基板の上に、両側の縁が相互に平行なゲート電極を形成する工程と、
(b)前記ゲート電極の両側の、基板の表層部をアモルファス化する工程と、
(c)前記ゲート電極をマスクとして、前記基板の表層部に、イオンビームの進行方向を基板表面に垂直投影した線像と、前記ゲート電極の両側の縁との成す角度が7°以下になる条件で、不純物をイオン注入し、該角度が7°よりも大きくなる方向からはイオン注入を行わない工程と、
(d)熱処理を行うことにより、前記工程bでアモルファス化された領域を、固相状態で再結晶化させるとともに、アモルファス化されていた領域に注入されている不純物を活性化させる工程と
を有する半導体装置の製造方法。 - 前記工程cにおいて、イオンビームの進行方向と基板の法線との成す角度が40°以上であり、かつ90°未満である請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記工程bにおいて、前記ゲート電極をマスクとして、前記基板の表層部に、イオンビームの進行方向を基板表面に垂直投影した線像と、前記ゲート電極の両側の縁との成す角度が7°以下になる条件で、前記基板の表層部に導電性を付与しない元素をイオン注入することにより、アモルファス化を行う請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記工程aと工程bとの間に、さらに、
(e)前記ゲート電極の側面上に第1のサイドウォールスペーサを形成する工程と、
(f)前記ゲート電極及び前記第1のサイドウォールスペーサをマスクとして、前記基板の表層部に不純物を注入する工程と、
(g)前記第1のサイドウォールスペーサを除去し、前記工程fで注入された不純物を活性化させる工程と
を有する請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 - 前記工程gの後、前記工程bの前に、さらに、
(h)前記ゲート電極の側面上に、前記第1のサイドウォールスペーサより薄いオフセットスペーサを形成する工程を有し、
前記工程bにおいて、前記ゲート電極及び前記オフセットスペーサを含むゲート構造体の両側の基板の表層部をアモルファス化し、前記工程cにおいて、該ゲート構造体をマスクとして、イオン注入を行う請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
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