JP2006278620A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部を形成してもリークの原因となるダメージを与えることなく、短絡せずにフォトダイオードを構成することができる半導体装置とその製造方法を提供する。
【解決手段】第1導電型の第1半導体層(10,11)の主面に第2導電型の第2半導体層(12,16)が形成され、少なくとも上記第2半導体層において形成された素子分離領域(13,14,15,17)が形成されて複数のフォトダイオードの領域(PD1〜PD4)に分離されており、複数のフォトダイオード全体に対する外周部において第2半導体層(16)に接続し、個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンで、第2半導体層(16)の上層に導電層18が形成されており、導電層18を被覆して全面に絶縁層(19,21)が形成されており、導電層18のパターンより内側の領域において絶縁層(19,21)に第2半導体層(16)に達する開口部が形成されている構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトダイオードを有する半導体装置およびその製造方法に関し、特に複数個隣接して集積されたフォトダイオードを有する半導体装置およびその製造方法に関する。
半導体装置において、フォトダイオードは光を受けて電流を発生させるダイオードであり、CDやDVDなどの光ディスク装置に内蔵される光学ピックアップ装置用の受光素子として広く用いられている。フォトダイオードは、pn接合した半導体から構成され、pn接合に逆バイアスを印加することで空乏層を広げ、高い電界をかける。主に空乏層で吸収された光によって電子−正孔対が発生し、電界に引かれて電子はn型半導体領域へ、正孔はp型半導体領域へ移動し、電流として検知される。
上記のフォトダイオードの種類としては、p層とn層の間に導電性不純物を低濃度に含有するp-層またはn-層などのイントリンシック層(以下I層を称す)を設けて、低電圧で空乏層を広げやすくしたPINフォトダイオードや、アバランシェ崩壊を発生させる領域を設けたアバランシェ・フォトダイオードなどがある。
上記のようなフォトダイオードの製造方法として、特許文献1に、膜の剥がれやリークを発生させずに、ダイオード上層の絶縁膜を除去することができるフォトダイオードの製造方法が開示されている。
上記の方法により形成されたフォトダイオードを図26(A)の平面図および図26(A)中のX−X’における断面図である図26(B)に示す。
例えば、p++型シリコン半導体基板100上に、I層であるp- 型エピタキシャル層101が形成されており、その上層にn型エピタキシャル層102が形成されてpn接合が形成されている。さらに、PINフォトダイオード領域において、n型エピタキシャル層102の表層部にn+型半導体領域103が形成されており、n+型半導体領域103の中央部における表面に窒化シリコン層103aが形成されており、窒化シリコン層103aの外周部であるn+型半導体領域103の縁部近傍における表面にプラチナシリサイドなどのシリサイド層103bが形成されている。窒化シリコン層103aとシリサイド層103bは、例えば30nm程度の膜厚である。また、PINフォトダイオード領域を取り囲むようにして、LOCOS素子分離絶縁膜104が形成されている。
PINフォトダイオード領域の外周縁部におけるn+型半導体領域103の上層から素子分離絶縁膜104上にかけて、金属層から構成されている環状のマスク層105が形成されており、さらにその上層に層間絶縁膜106が形成されている。層間絶縁膜106には、金属層105の内周縁部に沿って、フォトダイオード領域におけるn+型半導体領域103上の窒化シリコン層103aとシリサイド層103bの表面を露出するように開口部Hが形成されており、開口部H内を被覆するように表面保護層108が成されている。
上記のような構成でPINフォトダイオードPDが形成されている。
上記の構成のPINフォトダイオードにおいて、n+型半導体領域103とp- 型エピタキシャル層101に逆バイアスを印加すると、pn接合面から空乏層が拡がり、形成された空乏層に光が入射すると電子−正孔対が発生して光信号が得られる。
ここで、マスク層105はn+型半導体領域103に接続する導電層であり、マスク層105を介してn+型半導体領域103に電圧を印加することができる。
上記のPINフォトダイオードPDの形成方法について説明する。
まず、図27(A)の平面図と図27(A)中のX−X’における断面図である図27(B)に示すように、例えば、p++型シリコン半導体基板100上に、I層であるp型エピタキシャル層101とn型エピタキシャル層102を形成し、LOCOS素子分離絶縁膜104などで素子分離を行い、LOCOS素子分離絶縁膜104で分離されたPINフォトダイオード領域において、イオン注入によってn型エピタキシャル層102の表層部にn+型半導体領域103を形成する。さらに、n+型半導体領域103の中央部における表面に30nm程度の膜厚で窒化シリコン層103aをパターン形成し、シリサイド化防止機能を有する窒化シリコン層103aをマスクとして窒化シリコン層103aの外周部であるn+型半導体領域103の縁部近傍における表面にプラチナシリサイドなどのシリサイド層103bを30nm程度の膜厚で形成する。
さらに、例えばスパッタリング法により、TiWなどの金属層を200〜300nmの膜厚で堆積させ、パターニング加工して、n+型半導体領域103を被覆してLOCOS素子分離絶縁膜104までかかるようにマスク層105を形成する。
次に、マスク層105の上層に、全面に、絶縁膜106を形成する。ここで、絶縁膜106は、例えばCVD法によりTEOSを原料として酸化シリコンを堆積させる、BPSG膜を堆積させる、あるいは、CVD法により窒化シリコンを堆積させるなどの工程により、複数の層を積層して形成する。
次に、図28(A)の平面図と図28(A)中のX−X’における断面図である図28(B)に示すように、絶縁膜106上にフォトダイオードの感光領域を開口するパターンのレジスト膜107を形成し、マスク層105をエッチングストッパとするRIE(反応性イオンエッチング)などのドライエッチングを施し、上記感光領域上層の絶縁膜106を除去して開口部Hを形成する。
次に、図29(A)の平面図と図29(A)中のX−X’における断面図である図29(B)に示すように、ウェットエッチングにより、n+型半導体領域103(シリコン基板)および絶縁膜106に対して選択的に、開口部H内に露出した部分のマスク層105を除去し、n+型半導体領域103を露出させる。
さらに、全面に表面保護層108を形成することで、図26(A)および(B)に示すPINフォトダイオードを有する半導体装置となる。
上記のPINフォトダイオードを有する半導体装置の製造方法では、ダイオード上層の絶縁膜106を除去するときに、マスク層105をエッチングストッパとして用いているので、膜剥がれの原因となる開口部H内壁面からのえぐれを発生させないようにドライエッチングなどのエッチング手法を用いても、この段階でシリコン基板はマスク層105で保護されているので、リークの原因となるダメージを与えることがない。
また、上記の開口部H内に露出したマスク層105を除去するときには、シリコン基板にダメージを与えないようにウェットエッチングなどのエッチング手法を用いても、絶縁膜106の開口部H内壁面からのえぐれを発生させずに、マスク層105を選択的に除去することができる。
ところで、上記のようなフォトダイオードをCDやDVDなどの光ディスク装置に内蔵される光学ピックアップ装置用の受光素子に用いる場合、光ディスクからの戻り信号からトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号を得るために、複数のフォトダイオードを組み合わせたPDICが用いられる。
図30は、例えば4個のPINフォトダイオードを組み合わせたPDICの平面図であり、4つのPINフォトダイオードPD1〜4に対して、光ディスクからの戻り信号であるレーザスポットSがどのように入射するかを示している。
ここで、4つのPINフォトダイオードPD1〜4の中心をめがけてレーザスポットSが入射するが、4つのPINフォトダイオードPD1〜4の間隔にあたる部分はデッドエリアとなることから、感度を上げるためには4つのPINフォトダイオードPD1〜4の間の領域は狭いほどよく、例えば5μm以下の間隔とすることが望まれている。
図31は、上記のように間隔を5μm程度にまで狭めた4つのPINフォトダイオードPD1〜4に対して、上述の特許文献1に記載の方法を適用した場合のフォトダイオードの受光面の平面図である。
4つのPINフォトダイオードPD1〜4を共通のマスク層110で被覆し、絶縁膜に開口部を形成した後に開口部内のマスク層を除去する方法が考えられるが、この場合、4つのPINフォトダイオードPD1〜4のそれぞれの受光面に相当するn+型半導体領域に、共通の導電層であるマスク層110が接続する構成となってしまい、ダイオード間の短絡が問題となる。
図32は、それぞれ独立にマスク層を形成して、それぞれに開口部を形成した4つのPINフォトダイオードPD1〜4をできるだけ接近させてレイアウトした場合のフォトダイオードの受光面の平面図である。
4つのPINフォトダイオードPD1〜4に対して、それぞれ独立のマスク層(111〜114)が設けられている。
しかし、このレイアウトでは4つのPINフォトダイオードPD1〜4の間隔は20μm程度にまで広がってしまい、光学ピックアップ装置用の受光素子の用途に用いるのは困難となってしまう。
特開2001−320079号公報
本発明は上記の状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、感度向上のために絶縁膜に開口部を形成しても、導電層およびマスク層をエッチングストッパとしているのでリークの原因となるダメージを与えることなく、各フォトダイオードを構成する第2半導体層に接続する導電層は個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンとなっているので短絡せずにフォトダイオードを構成することができる半導体装置とその製造方法を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明の半導体装置は、素子分離領域を介して複数のフォトダイオードが隣接して並べられて形成された半導体装置であって、第1導電型の第1半導体層と、上記第1半導体層の主面に形成された第2導電型の第2半導体層と、上記複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも上記第2半導体層において形成された素子分離領域と、上記複数のフォトダイオード全体に対する外周部において上記第2半導体層に接続し、かつ、個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンで、上記第2半導体層の上層に形成された導電層と、上記導電層を被覆して全面に形成された絶縁層とを有し、上記導電層のパターンより内側の領域において上記絶縁層に上記第2半導体層に達する開口部が形成されている。
上記の本発明の半導体装置は、第1導電型の第1半導体層の主面に第2導電型の第2半導体層が形成され、少なくとも上記第2半導体層において形成された素子分離領域が形成されて複数のフォトダイオードの領域に分離されている。
また、複数のフォトダイオード全体に対する外周に沿って第2半導体層に接続し、かつ、個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンで、第2半導体層の上層に導電層が形成されている。
さらに、導電層を被覆して全面に絶縁層が形成されており、導電層のパターンより内側の領域において絶縁層に第2半導体層に達する開口部が形成されている。
上記の本発明の半導体装置は、好適には、上記絶縁層が第1絶縁層と上記第1絶縁層上に形成された第2絶縁層を含み、上記第1絶縁層と上記第2絶縁層の間または上記第1絶縁層上に形成されたマスク層をさらに有する。
さらに好適には、上記マスク層は、隣接する上記フォトダイオードの上記第2半導体層上に形成された上記導電層のそれぞれに重なり領域を有するパターンで形成されている。
またさらに好適には、上記マスク層は、上記導電層の外側の領域において上記重なり領域を有するパターンで形成されている。あるいは好適には、上記導電層は、さらに隣接する上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上にも形成されており、上記マスク層は、上記導電層の内側における上記開口部内において、上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上の上記導電層に上記重なり領域を有するパターンで形成されている。
また、好適には、上記マスク層は、上記開口部の外周に沿って環状に形成されている。
また、上記の目的を達成するため、本発明の半導体装置の製造方法は、素子分離領域を介して複数のフォトダイオードが隣接して並べられた半導体装置の製造方法であって、第1導電型の第1半導体層の主面に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、上記複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも上記第2半導体層において素子分離領域を形成する工程と、上記第2半導体層上に導電層を形成する工程と、上記導電層上に第1絶縁層を形成する工程と、上記第1絶縁層上に上記導電層と重なり領域を有するマスク層を形成する工程と、上記マスク層上に第2絶縁層を形成する工程と、開口領域内のいずれの位置においても上記導電層および/または上記マスク層が存在するパターンで、上記導電層および上記マスク層をエッチングストッパとして、上記導電層および上記マスク層を露出させる開口部を上記第1絶縁層および上記第2絶縁層に形成する第1エッチング工程と、上記開口部内に露出した上記導電層を除去する第2エッチング工程とを有する。
上記の本発明の半導体装置の製造方法は、まず、第1導電型の第1半導体層の主面に第2導電型の第2半導体層を形成し、複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも第2半導体層において素子分離領域を形成する。
次に、第2半導体層上に導電層を形成し、導電層上に第1絶縁層を形成し、第1絶縁層上に導電層と重なり領域を有するマスク層を形成し、マスク層上に第2絶縁層を形成する。
次に、第1エッチングとして、開口領域内のいずれの位置においても導電層および/またはマスク層が存在するパターンで、導電層およびマスク層をエッチングストッパとして、導電層およびマスク層を露出させる開口部を第1絶縁層および第2絶縁層に形成し、さらに第2エッチングとして、開口部内に露出した導電層を除去する。
上記の本発明の半導体装置の製造方法は、好適には、上記導電層を形成する工程において、上記複数のフォトダイオード全体を被覆するパターンで形成し、上記マスク層を形成する工程において、隣接する上記フォトダイオードの間の素子分離領域の延長部における上記導電層の外側の領域において上記導電層と重なり領域を有するパターンで形成し、上記第2エッチング工程において、上記重なり領域における上記導電層をオーバーエッチングにより除去する。
あるいは好適には、上記導電層を形成する工程において、個々の上記フォトダイオードに分割して、隣接する上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上に至るまで被覆して形成し、上記マスク層を形成する工程において、上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上において上記導電層と重なり領域を有するパターンで形成する。
また、好適には、上記第1エッチングがドライエッチングであり、上記第2エッチングがウェットエッチングである。
また、上記の目的を達成するため、本発明の半導体装置の製造方法は、素子分離領域を介して複数のフォトダイオードが隣接して並べられた半導体装置の製造方法であって、第1導電型の第1半導体層の主面に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、上記複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも上記第2半導体層において素子分離領域を形成する工程と、上記第2半導体層上に、上記複数のフォトダイオード全体に対する外周部において上記第2半導体層に接続し、かつ、個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンで、導電層を形成する工程と、上記第2半導体層上に、上記導電層の内側の領域において第1マスク層を形成する工程と、上記導電層および上記第1マスク層上に第1絶縁層を形成する工程と、上記第1マスク層をエッチングストッパとして上記第1絶縁層に開口部を形成する第1エッチング工程と、上記開口部内に露出した上記第1マスク層を、オーバーエッチングにより上記開口部外周に残存する部分も含めて完全に除去する第2エッチング工程とを有する。
上記の本発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型の第1半導体層の主面に第2導電型の第2半導体層を形成し、複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも第2半導体層において素子分離領域を形成する。
次に、第2半導体層上に、複数のフォトダイオード全体に対する外周に沿って第2半導体層に接続し、かつ、個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンで、導電層を形成し、また、第2半導体層上に、導電層の内側の領域において第1マスク層を形成する。
次に、導電層および第1マスク層上に第1絶縁層を形成し、第1エッチングとして、第1マスク層をエッチングストッパとして第1絶縁層に開口部を形成し、第2エッチングとして、開口部内に露出した第1マスク層を、オーバーエッチングにより開口部外周に残存する部分も含めて完全に除去する。
上記の本発明の半導体装置の製造方法は、好適には、上記第1絶縁層を形成する工程の後、上記第1エッチング工程の前に、上記第1絶縁層上に、上記第1マスク層の外周部において重なり領域を有する環状の第2マスク層を形成する工程と、上記第2マスク層上に第2絶縁層を形成する工程をさらに有し、上記第1エッチング工程において、開口領域内のいずれの位置においても上記第1マスク層および/または上記第2マスク層が存在するパターンで、上記第1マスク層および上記第2マスク層をエッチングストッパとして、上記第1マスク層および上記第2マスク層を露出させる開口部を上記第1絶縁層および上記第2絶縁層に形成する。
また、好適には、上記第1エッチングがドライエッチングであり、上記第2エッチングがウェットエッチングである。
本発明の半導体装置によれば、素子分離領域を介して複数のフォトダイオードを構成する半導体装置において、感度向上のために絶縁膜に開口部を形成しても、導電層などをエッチングストッパとして開口できるのでリークの原因となるダメージを与えることなく、各フォトダイオードを構成する第2半導体層に接続する導電層は個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンとなっているので短絡せずにフォトダイオードを構成することができる。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、素子分離領域を介して複数のフォトダイオードを構成する半導体装置を製造するときに、感度向上のために絶縁膜に開口部を形成しても、導電層などをエッチングストッパとしているのでリークの原因となるダメージを与えることなく、各フォトダイオードを構成する第2半導体層に接続する導電層は個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンとして形成できるので短絡せずにフォトダイオードを構成することができる。
以下に、本発明の半導体装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
第1実施形態
本実施形態に係る半導体装置は、素子分離領域を介して4個のフォトダイオードが隣接して並べられて形成された半導体装置であり、その構成を図1(A)の平面図と、図1(A)中のX−X’における断面図である図1(B)およびY−Y’における断面図である図1(C)に示す。
例えば、p++型シリコン半導体基板10上に、I層であるp- 型エピタキシャル層11が形成されており、その上層にn型エピタキシャル層12が形成されてpn接合が形成されている。n型エピタキシャル層12からp- 型エピタキシャル層11の表層部分にかけて、p++型半導体領域(13,14,15)によって4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)領域に分離されている。さらに、各PINフォトダイオード(PD1〜PD4)領域のそれぞれにおいて、n型エピタキシャル層12の表層部にn+型半導体領域16が形成されている。n+型半導体領域16の中央部における表面に窒化シリコン層16aが形成されており、窒化シリコン層16aの外周部であるn+型半導体領域16の縁部近傍における表面にプラチナシリサイドなどのシリサイド層16bが形成されている。窒化シリコン層16aとシリサイド層16bは、例えば30nm程度の膜厚である。
また、4個のPINフォトダイオード領域を取り囲むようにして、LOCOS(local oxidation of silicon)素子分離絶縁膜17が形成されており、LOCOS素子分離絶縁膜の下層にもp++型半導体領域(13,14)が設けられて素子分離がなされている。
上記のように、第1導電型の第1半導体層(p++型シリコン半導体基板10およびp- 型エピタキシャル層11)の主面に第2導電型の第2半導体層(n型エピタキシャル層12およびn+型半導体領域16)が形成され、p++型半導体領域(13,14,15)およびLOCOS素子分離絶縁膜17からなる素子分離領域によって分離されており、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられ、全体で外周が略正方形の形状の構成となっている。
個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)の一辺は、例えば数〜十数μm程度であり、4個集積されてなる略正方形の一辺は、例えば40μm程度である。また、各PINフォトダイオードの受光面間の間隔は、5μm程度以下にまで近づけられている。
上記の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿って第2半導体層を構成するn+型半導体領域16に接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンで、n+型半導体領域16の上層にシリサイド層16bを介して、例えばAl/TiWなどの金属などからなる導電層18が形成されている。
即ち、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が略正方形であり、それぞれの二辺においてシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続するようなパターンの導電層18が形成されている。
導電層18を被覆して全面に酸化シリコンなどの第1絶縁層19が形成されており、さらに第1絶縁層16の上層に、導電層18の外側の領域において、隣接する2つのPINフォトダイオードに形成された2箇所の導電層18のそれぞれに重なり領域を有するパターンで、例えばTiN/Al/TiNなどからなるマスク層20が形成されている。
さらに、マスク層20を被覆して全面に酸化シリコンなどの第2絶縁層21が形成されており、導電層18とマスク層20のパターンより内側の領域において、第1絶縁層19および第2絶縁層21に、第2半導体層を構成するn+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aとシリサイド層16bに達する開口部Hが形成されている。また、開口部H内を被覆するように表面保護層22が成されている。
上記の構成の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)において、n+型半導体領域16とp- 型エピタキシャル層11に逆バイアスを印加すると、pn接合面から空乏層が拡がり、形成された空乏層に光が入射すると電子−正孔対が発生して光信号が得られる。
ここで、導電層18はシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続しているので、導電層18を介してn+型半導体領域16に電圧を印加することができる。
上記の第1および第2絶縁膜は、各PINフォトダイオード(PD1〜PD4)に入射する光を減衰させてしまうが開口部Hが形成されていることでこの減衰を回避することができる。
上記の本実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図2(A)の平面図および図2(A)中のX−X’における断面図である図2(B)に示すように、例えば、p++型シリコン半導体基板10上に、エピタキシャル成長法により、I層であるp型エピタキシャル層11とn型エピタキシャル層12を形成する。
これらのエピタキシャル成長前後においてp型不純物を導入してp++型半導体領域(13,14)を形成し、さらにLOCOS素子分離絶縁膜17を形成して素子分離を行う。さらに、n型エピタキシャル層12の表層部に、p型不純物の導入によりp++型半導体領域(13,14)に接続するようにp++型半導体領域15を形成し、n型不純物の導入によりn+型半導体領域16を形成する。n+型半導体領域16の中央部における表面に窒化シリコン層16aを30nm程度の膜厚でパターン形成し、シリサイド化防止機能を有する窒化シリコン層16aをマスクとして窒化シリコン層16aの外周部であるn+型半導体領域16の縁部近傍における表面にプラチナシリサイドなどのシリサイド層16bを30nm程度の膜厚で形成する。
以上のようにして、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられた構成とする。
各PINフォトダイオード(PD1〜PD4)は、十字状に形成されたp++型半導体領域13、14、15により、互いに分離されている。
次に、図3(A)の平面図と、図3(A)中のX−X’における断面図である図3(B)およびY−Y’における断面図である図3(C)に示すように、例えばスパッタリング法により、n+型半導体領域16の上の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bを被覆して全面にAl/TiWなどの金属層を200〜300nmの膜厚で堆積させ、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体を被覆するようにパターニング加工して導電層18を形成する。
ここで、導電層18を構成する材料としては、下層の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bおよび後工程で形成する第1絶縁膜19と第2絶縁膜20に対して選択比を有して除去可能な材料であればよく、Al/TiW層に限定されない。
さらに、導電層18を被覆して全面に第1絶縁膜19を形成する。第1絶縁膜19は、例えばCVD(chemical vapor deposition)法によりTEOS(tetraethylorthosilicate)を原料として酸化シリコンを堆積させる、BPSG(リンおよびホウ素を含む酸化シリコン)膜を堆積させる、あるいは、CVD法により窒化シリコンを堆積させるなどの工程により、単層あるいは複数の層を積層して形成する。
次に、例えばスパッタリング法により第1絶縁膜19上にTiN/Al/TiNなどを200〜300nmの膜厚で堆積させ、隣接する2つのPINフォトダイオードの間の素子分離領域の延長部における導電層18の外側の領域において、導電層18と重なり領域を有するパターンとなるようにパターニング加工してマスク層20を形成する。
ここで、マスク層20を構成する材料としては、第1絶縁膜19と後工程で形成する第2絶縁膜20に対して選択比を有していればよく、TiN/Al/TiN層に限定されない。
さらに、第1絶縁膜19と同様にして、マスク層20を被覆して全面に第2絶縁膜21を形成する。
次に、図4(A)の平面図と、図4(A)中のX−X’における断面図である図4(B)およびY−Y’における断面図である図4(C)に示すように、開口領域内のいずれの位置においても導電層18および/またはマスク層20が存在するパターンのレジスト膜R1を形成する。
次に、図5(A)の平面図と、図5(A)中のX−X’における断面図である図5(B)およびY−Y’における断面図である図5(C)に示すように、例えば、導電層18およびマスク層20をエッチングストッパとして、第1エッチングとして反応性イオンエッチングなどのドライエッチングを行い、導電層18およびマスク層20を露出させる開口部Hを第1絶縁層19および第2絶縁層21に形成する。
ここで、レジスト膜R1の開口領域は導電層18の形成領域の外方にまで延伸しており、マスク層20がない場合には開口部Hが素子分離絶縁膜17にかかってこれを掘り進んでしまうことになるが、マスク層20がエッチングを停止するので上記のような不具合は起こらない。
次に、図6(A)の平面図と、図6(A)中のX−X’における断面図である図6(B)およびY−Y’における断面図である図6(C)に示すように、例えば、レジスト膜R1を除去した後、第2エッチングとして、第1絶縁膜19および第2絶縁膜20をエッチングマスクとしてウェットエッチングを施し、導電層18をエッチング除去する。ここでは、マスク層20は残されるタイプのエッチング液を用いて行っている。
上記のエッチングにより、導電層18は、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿って第2半導体層を構成するn+型半導体領域16に接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンとなるが、マスク層20との重なり領域における導電層18がまだ残されているので、この部分の導電層18により1つに繋がったままとなっている。
次に、図7(A)の平面図と、図7(A)中のX−X’における断面図である図7(B)およびY−Y’における断面図である図7(C)に示すように、上記の第2エッチングをオーバーエッチングして、エッチングを水平方向にも進行させ、導電層18を後退させる。これにより、マスク層20との重なり領域における導電層18が除去され、導電層18は、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿って第2半導体層を構成するn+型半導体領域16に接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンとなる。
この後、例えばCVD法により全面に窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積させ、表面保護層22を形成して、図1(A)〜(C)に示す本実施形態の半導体装置を製造することができる。
上記の本実施形態の半導体装置と、その製造方法では、上記のように、感度向上のために絶縁膜に開口部を形成しても、導電層およびマスク層をエッチングストッパとしているのでリークの原因となるダメージを与えることなく、各フォトダイオードを構成する第2半導体層に接続する導電層は個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンとなっているので短絡せずにフォトダイオードを構成することができる。
上記の実施形態においては、第2エッチングにおいてマスク層20は除去されないタイプのエッチング液を用いているが、これに限らず、導電層18とマスク層20を同時に除去するようにしてもよい。
第2実施形態
本実施形態に係る半導体装置は、第1実施形態と同様に、素子分離領域を介して4個のフォトダイオードが隣接して並べられて形成された半導体装置であり、その構成を図8(A)の平面図と、図8(A)中のX−X’における断面図である図8(B)に示す。
第1実施形態と同様にして、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が構成されている。但し、本実施形態においては、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)領域に分離する領域においても、LOCOS素子分離絶縁膜17が形成されている。
即ち、第1導電型の第1半導体層(p++型シリコン半導体基板10およびp- 型エピタキシャル層11)の主面に第2導電型の第2半導体層(n型エピタキシャル層12およびn+型半導体領域16)が形成され、n+型半導体領域16の中央部における表面に窒化シリコン層16aが形成されており、窒化シリコン層16aの外周部であるn+型半導体領域16の縁部近傍における表面にプラチナシリサイドなどのシリサイド層16bが形成されており、さらにp++型半導体領域(13,14)およびLOCOS素子分離絶縁膜17からなる素子分離領域によって分離されており、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられ、全体で外周が略正方形の形状の構成となっている。
個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)の一辺は、例えば数〜十数μm程度であり、4個集積されてなる略正方形の一辺は、例えば40μm程度である。また、各PINフォトダイオードの受光面間の間隔は、5μm程度以下にまで近づけられている。
上記の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿って第2半導体層を構成するn+型半導体領域16に接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンで、n+型半導体領域16の上層にシリサイド層16bを介して、例えばAl/TiWなどの金属などからなる導電層18が形成されている。
即ち、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が略正方形であり、それぞれの二辺においてシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続するようなパターンの導電層18が形成されている。
ここで、導電層18は、さらに隣接するPINフォトダイオードの間の素子分離領域上にも形成されている。
導電層18を被覆して全面に酸化シリコンなどの第1絶縁層19が形成されており、さらに第1絶縁層19の上層に、隣接するPINフォトダイオードの間の素子分離領域上において、導電層18のそれぞれに重なり領域を有するパターンで、例えばTiN/Al/TiNなどからなるマスク層20が形成されている。
ここでは、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が十字の形状の素子分離領域で素子分離されているおり、この領域に形成されたマスク層20も十字の形状として形成されている。
さらに、第1絶縁膜19上に酸化シリコンなどの第2絶縁層21が形成されており、導電層18より内側で、導電層18とマスク層20のパターンで囲まれた領域において、第1絶縁層19および第2絶縁層21に、第2半導体層を構成するn+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bに達する開口部Hが形成されている。開口部H内において、第2絶縁膜21は全て除去されており、第1絶縁膜19はマスク層20の下部において残されて、他は除去されている。
また、開口部H内を被覆するように表面保護層22が成されている。
上記の構成の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)において、導電層18はシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続しているので、導電層18を介してn+型半導体領域16に電圧を印加することができる。
上記の本実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図9(A)の平面図および図9(A)中のX−X’における断面図である図9(B)に示すように、第1実施形態と同様にして、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられた構成とする。但し、ここでは4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)領域に分離する領域においても、LOCOS素子分離絶縁膜17を形成する。
次に、図10(A)の平面図および図10(A)中のX−X’における断面図である図10(B)に示すように、例えばスパッタリング法により、n+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bを被覆して全面にAl/TiWなどの金属層を200〜300nmの膜厚で堆積させ、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)のそれぞれに分割し、かつ、隣接するPINフォトダイオードの間の素子分離領域上に至るまで被覆するように、パターニング加工して導電層18を形成する。
さらに、導電層18を被覆して全面に第1絶縁膜19を形成する。第1絶縁膜19は、例えばCVD法によりTEOSを原料として酸化シリコンを堆積させる、BPSG膜を堆積させる、あるいは、CVD法により窒化シリコンを堆積させるなどの工程により、単層あるいは複数の層を積層して形成する。
次に、例えばスパッタリング法により第1絶縁膜19上にTiN/Al/TiNなどを200〜300nmの膜厚で堆積させ、PINフォトダイオードの間の素子分離領域上において導電層18と重なり領域を有するパターンとなるようにパターニング加工してマスク層20を形成する。
さらに、第1絶縁膜19と同様にして、マスク層20を被覆して全面に第2絶縁膜21を形成する。
次に、図11(A)の平面図および図11(A)中のX−X’における断面図である図11(B)に示すように、開口領域内のいずれの位置においても導電層18および/またはマスク層20が存在するパターンのレジスト膜R2を形成する。
次に、図12(A)の平面図および図12(A)中のX−X’における断面図である図12(B)に示すように、例えば、導電層18およびマスク層20をエッチングストッパとして、第1エッチングとして反応性イオンエッチングなどのドライエッチングを行い、導電層18およびマスク層20を露出させる開口部Hを第1絶縁層19および第2絶縁層21に形成する。
ここで、レジスト膜R2の開口領域中において、PINフォトダイオードの間の素子分離領域上に導電層18が形成されていない領域が存在しており、マスク層20がない場合には開口部Hが素子分離絶縁膜を掘り進んでしまうことになるが、マスク層20がエッチングを停止するので上記のような不具合は起こらない。
次に、図13(A)の平面図および図13(A)中のX−X’における断面図である図13(B)に示すように、例えば、レジスト膜R2を除去した後、第2エッチングとして、第1絶縁膜19および第2絶縁膜20をエッチングマスクとしてウェットエッチングを施し、導電層18をエッチング除去する。ここでは、マスク層20は残されるタイプのエッチング液を用いて行っている。
上記のエッチングにより、各導電層18に対してn+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bを開口する開口部が形成されたことになる。各導電層18は、マスク層20との重なり領域である隣接するPINフォトダイオードの間の素子分離領域上において一部残されていることになるが、上記のように形成時から各PINフォトダイオードに分割されていたので、短絡などの問題はない。あるいは、第2エッチングにおいてオーバーエッチングを行い、PINフォトダイオードの間の素子分離領域上の導電層18を完全に除去してもよい。
この後、例えばCVD法により全面に窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積させ、表面保護層22を形成して、図8(A)および(B)に示す本実施形態の半導体装置を製造することができる。
上記の本実施形態の半導体装置と、その製造方法では、上記のように、感度向上のために絶縁膜に開口部を形成しても、導電層およびマスク層をエッチングストッパとしているのでリークの原因となるダメージを与えることなく、各フォトダイオードを構成する第2半導体層に接続する導電層は個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンとなっているので短絡せずにフォトダイオードを構成することができる。
上記の実施形態においては、第2エッチングにおいてマスク層20が除去されないタイプのエッチング液を用いているが、これに限らず、マスク層も同時に除去するようにしてもよい。
第3実施形態
本実施形態に係る半導体装置は、第1実施形態と同様に、素子分離領域を介して4個のフォトダイオードが隣接して並べられて形成された半導体装置であり、その構成を図14(A)の平面図と、図14(A)中のX−X’における断面図である図14(B)に示す。
第1実施形態と同様にして、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が構成されている。
即ち、第1導電型の第1半導体層(p++型シリコン半導体基板10およびp- 型エピタキシャル層11)の主面に第2導電型の第2半導体層(n型エピタキシャル層12およびn+型半導体領域16)が形成され、n+型半導体領域16の中央部における表面に窒化シリコン層16aが形成されており、窒化シリコン層16aの外周部であるn+型半導体領域16の縁部近傍における表面にプラチナシリサイドなどのシリサイド層16bが形成されており、さらにp++型半導体領域(13,14,15)およびLOCOS素子分離絶縁膜17からなる素子分離領域によって分離されており、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられ、全体で外周が略正方形の形状の構成となっている。
個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)の一辺は、例えば数〜十数μm程度であり、4個集積されてなる略正方形の一辺は、例えば40μm程度である。また、各PINフォトダイオードの受光面間の間隔は、5μm程度以下にまで近づけられている。
上記の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿ってシリサイド層16bを介して第2半導体層を構成するn+型半導体領域16に接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンで、n+型半導体領域16の上層にシリサイド層16bを介して、例えばAl/TiWなどの金属などからなる導電層23が形成されている。
即ち、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が略正方形であり、それぞれの二辺においてシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続するようなパターンの導電層23が形成されている。
導電層23を被覆して全面に酸化シリコンなどの絶縁層25が形成されている。
また、導電層23のパターンより内側の領域において、絶縁層25に、第2半導体層を構成するn+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bに達する開口部Hが形成されている。
また、開口部H内を被覆するように表面保護層26が成されている。
上記の構成の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)において、導電層23はシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続しているので、導電層23を介してn+型半導体領域16に電圧を印加することができる。
上記の本実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図15(A)の平面図および図15(A)中のX−X’における断面図である図15(B)に示すように、第1実施形態と同様にして、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられた構成とする。
次に、例えばスパッタリング法により、n+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bを被覆して全面にAl/TiWなどの金属層を200〜300nmの膜厚で堆積させ、上記の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿ってシリサイド層16bを介して第2半導体層を構成するn+型半導体領域16に接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンにパターニング加工して導電層23を形成する。
上記の導電層23のパターニング加工と同時に、導電層23と同一のAl/TiWなどの金属層のパターニング加工により、窒化シリコン層16aを介して第2半導体層を構成するn+型半導体領域16上に、導電層23の内側の領域においてマスク層24を形成する。
さらに、導電層23およびマスク層24を被覆して全面に絶縁膜25を形成する。絶縁膜25は、例えばCVD法によりTEOSを原料として酸化シリコンを堆積させる、BPSG膜を堆積させる、あるいは、CVD法により窒化シリコンを堆積させるなどの工程により、単層あるいは複数の層を積層して形成する。
次に、図16(A)の平面図および図16(A)中のX−X’における断面図である図16(B)に示すように、マスク層24の領域のみを開口するパターンのレジスト膜R3を形成する。
次に、図17(A)の平面図および図17(A)中のX−X’における断面図である図17(B)に示すように、マスク層24をエッチングストッパとして、第1エッチングとして反応性イオンエッチングなどのドライエッチングを行い、マスク層24を露出させる開口部Hを絶縁層25に形成する。
次に、図18(A)の平面図および図18(A)中のX−X’における断面図である図18(B)に示すように、例えば、レジスト膜R3を除去した後、第2エッチングとして、絶縁膜25をエッチングマスクとしてウェットエッチングを施し、マスク層24をエッチング除去する。
上記のエッチングにより、マスク層24は、レジスト膜R3との重なり領域において、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)のn+型半導体領域16に窒化シリコン層16aを介して接続するようなパターンが残されたままとなっている。
次に、図19(A)の平面図および図19(A)中のX−X’における断面図である図19(B)に示すように、上記の第2エッチングをオーバーエッチングして、エッチングを水平方向にも進行させ、マスク層24を後退させて除去しても悪影響がなく、あるいは窒化シリコン層16aが存在するのでこの上層である限りマスク層24が一部残されても短絡の虞はない。
この後、例えばCVD法により全面に窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積させ、表面保護層26を形成して、図14(A)および(B)に示す本実施形態の半導体装置を製造することができる。
上記の本実施形態の半導体装置と、その製造方法では、上記のように、感度向上のために絶縁膜に開口部を形成しても、導電層およびマスク層をエッチングストッパとしているのでリークの原因となるダメージを与えることなく、各フォトダイオードを構成する第2半導体層に接続する導電層は個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンとなっているので短絡せずにフォトダイオードを構成することができる。
本実施形態において、4個のPINフォトダイオード間の素子分離はp++型半導体領域により行っているが、第2実施形態と同様にLOCOS素子分離絶縁膜を用いてもよい。
第4実施形態
本実施形態に係る半導体装置は、第1実施形態と同様に、素子分離領域を介して4個のフォトダイオードが隣接して並べられて形成された半導体装置であり、その構成を図20(A)の平面図と、図20(A)中のX−X’における断面図である図20(B)に示す。
第1実施形態と同様にして、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が構成されている。
即ち、第1導電型の第1半導体層(p++型シリコン半導体基板10およびp- 型エピタキシャル層11)の主面に第2導電型の第2半導体層(n型エピタキシャル層12およびn+型半導体領域16)が形成され、n+型半導体領域16の中央部における表面に窒化シリコン層16aが形成されており、窒化シリコン層16aの外周部であるn+型半導体領域16の縁部近傍における表面にプラチナシリサイドなどのシリサイド層16bが形成され、さらにp++型半導体領域(13,14,15)およびLOCOS素子分離絶縁膜17からなる素子分離領域によって分離されており、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられ、全体で外周が略正方形の形状の構成となっている。
個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)の一辺は、例えば数〜十数μm程度であり、4個集積されてなる略正方形の一辺は、例えば40μm程度である。また、各PINフォトダイオードの受光面間の間隔は、5μm程度以下にまで近づけられている。
上記の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿って第2半導体層を構成するn+型半導体領域16にシリサイド層16bを介して接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンで、n+型半導体領域16の上層にシリサイド層16bを介して、例えばAl/TiWなどの金属などからなる導電層27が形成されている。
即ち、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が略正方形であり、それぞれの二辺においてシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続するようなパターンの導電層27が形成されている。
あるいは、シリサイド層16bは必ずしも形成されていなくてもよく、導電層27がコンタクトを介してn+型半導体領域16に直接接続する構成であってもよい。
導電層27を被覆して全面に酸化シリコンなどの第1絶縁層29が形成されており、さらに第1絶縁層29の上層に第2絶縁層31が形成されている。
また、導電層27のパターンより内側の領域において、第1絶縁層29および第2絶縁層31に、第2半導体層を構成するn+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aに達する開口部Hが形成されている。
ここで、開口部Hの外周に沿って、例えばTiN/Al/TiNなどからなる環状の(第2)マスク層30が形成されている。
また、開口部H内を被覆するように表面保護層22が成されている。
上記の構成の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)において、導電層23はシリサイド層16bを介してn+型半導体領域16に接続しているので、導電層23を介してn+型半導体領域16に電圧を印加することができる。
上記の本実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図21(A)の平面図および図21(A)中のX−X’における断面図である図21(B)に示すように、第1実施形態と同様にして、それぞれが略正方形の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)が隣接して並べられた構成とする。
次に、例えばスパッタリング法により、n+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aおよびシリサイド層16bを被覆して全面にAl/TiWなどの金属層を200〜300nmの膜厚で堆積させ、上記の4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)全体に対する外周に沿ってシリサイド層16bを介して第2半導体層を構成するn+型半導体領域16に接続し、かつ、個々のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)毎に分割されたパターンにパターニング加工して導電層27を形成する。シリサイド層16bは形成しないで、n+型半導体領域16上に導電層27を直接形成してもよい。
上記の導電層27のパターニング加工と同時に、導電層27と同一のAl/TiWなどの金属層のパターニング加工により、第2半導体層を構成するn+型半導体領域16上に窒化シリコン層16aを介して、導電層27の内側の領域において第1マスク層28を形成する。
さらに、導電層27および第1マスク層28を被覆して全面に第1絶縁膜29を形成する。第1絶縁膜29は、例えばCVD法によりTEOSを原料として酸化シリコンを堆積させる、BPSG膜を堆積させる、あるいは、CVD法により窒化シリコンを堆積させるなどの工程により、単層あるいは複数の層を積層して形成する。
次に、例えばスパッタリング法により第1絶縁膜19上にTiN/Al/TiNなどを200〜300nmの膜厚で堆積させ、第1マスク層28の外周部において重なり領域を有するパターンとなるようにパターニング加工して第2マスク層30を形成する。
さらに、第1絶縁膜29と同様にして、第2マスク層30を被覆して全面に第2絶縁膜31を形成する。
次に、図22(A)の平面図および図22(A)中のX−X’における断面図である図22(B)に示すように、開口領域内のいずれの位置においても第1マスク層28および/または第2マスク層30が存在するパターンのレジスト膜R4を形成する。
次に、図23(A)の平面図および図23(A)中のX−X’における断面図である図23(B)に示すように、例えば、第1マスク層28および第2マスク層30をエッチングストッパとして、第1エッチングとして反応性イオンエッチングなどのドライエッチングを行い、第1マスク層28および第2マスク層30を露出させる開口部Hを第1絶縁層29および第2絶縁層31に形成する。
ここで、第2マスク層30が存在しないとき、第1および第2絶縁層の膜厚が厚い場合にはレジスト膜R4をマスクとした開口が第1マスク層28の範囲内に収まるか予想することが困難である場合があるが、本実施形態においては第1マスク層28の外周で第2マスク層30と重なり領域を有しており、第2マスク層は第1マスク層よりレジスト膜R4に近いので、開口が第1および第2マスク層からはずれてしまうことを抑制することができる。
次に、図24(A)の平面図および図24(A)中のX−X’における断面図である図24(B)に示すように、例えば、レジスト膜R4を除去した後、第2エッチングとして、第1絶縁膜29および第2絶縁膜30をエッチングマスクとしてウェットエッチングを施し、第1マスク層28をエッチング除去する。ここでは、第2マスク層30は残されるタイプのエッチング液を用いて行っている。
上記のエッチングにより、第1マスク層28は、第2マスク層30との重なり領域において、4個のPINフォトダイオード(PD1〜PD4)のn+型半導体領域16上の窒化シリコン層16aの上層のパターンが残されたままとなっている。
次に、図25(A)の平面図および図25(A)中のX−X’における断面図である図25(B)に示すように、上記の第2エッチングをオーバーエッチングして、エッチングを水平方向にも進行させ、第1マスク層28を後退させて除去しても悪影響がなく、あるいは窒化シリコン層16aが存在するのでこの上層である限り第1マスク層28が一部残されても短絡の虞はない。
この後、例えばCVD法により全面に窒化シリコンなどの絶縁膜を堆積させ、表面保護層26を形成して、図20(A)および(B)に示す本実施形態の半導体装置を製造することができる。
上記の本実施形態の半導体装置と、その製造方法では、上記のように、感度向上のために絶縁膜に開口部を形成しても、導電層およびマスク層をエッチングストッパとしているのでリークの原因となるダメージを与えることなく、各フォトダイオードを構成する第2半導体層に接続する導電層は個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンとなっているので短絡せずにフォトダイオードを構成することができる。
本実施形態において、4個のPINフォトダイオード間の素子分離はp++型半導体領域により行っているが、第2実施形態と同様にLOCOS素子分離絶縁膜を用いてもよい。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、上記の実施形態では4個のフォトダイオードが隣接している構成について説明しているが、これに限らず、例えば2個あるいは3個、あるいは5個以上のフォトダイオードが隣接している構成にも適用できる。
また、上記の各実施形態においては第1半導体層をp型、第2半導体層をn型として説明したが、これらの導電型を逆にした構成であってもよい。
また、上記の各実施形態においては、4個のフォトダイオード全体に対する外周に沿って第2半導体層を構成するn型半導体領域にシリサイド層を形成し、そのシリサイド層に対応して導電層を形成しているが、シリサイド層、導電層の形状はこれに限定されず、例えば、個々のフォトダイオードにおけるn型半導体領域の周囲を取り囲むようにシリサイド層、導電層を形成する構成としてもよいし、n型半導体領域の外周部の一部にシリサイド層、導電層を形成する構成としてもよく、更には、n型導電層に形成したシリサイド層の一部に導電層を形成する構成としてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の半導体装置は、CDやDVDなどの光ディスク装置に内蔵される光学ピックアップ装置用の受光素子に用いられる半導体装置に適用できる。
本発明の半導体装置の製造方法は、CDやDVDなどの光ディスク装置に内蔵される光学ピックアップ装置用の受光素子に用いられる半導体装置を製造するのに適用できる。
図1(A)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図1(B)は図1(A)中のX−X’における断面図であり、図1(C)はY−Y’における断面図である。 図2(A)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図2(B)は図2(A)中のX−X’における断面図である。 図3(A)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図3(B)は図3(A)中のX−X’における断面図であり、図3(C)はY−Y’における断面図である。 図4(A)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図4(B)は図4(A)中のX−X’における断面図であり、図4(C)はY−Y’における断面図である。 図5(A)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図5(B)は図5(A)中のX−X’における断面図であり、図5(C)はY−Y’における断面図である。 図6(A)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図6(B)は図6(A)中のX−X’における断面図であり、図6(C)はY−Y’における断面図である。 図7(A)は本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図7(B)は図7(A)中のX−X’における断面図であり、図7(C)はY−Y’における断面図である。 図8(A)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図8(B)は図8(A)中のX−X’における断面図である。 図9(A)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図9(B)は図9(A)中のX−X’における断面図である。 図10(A)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図10(B)は図10(A)中のX−X’における断面図である。 図11(A)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図11(B)は図11(A)中のX−X’における断面図である。 図12(A)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図12(B)は図12(A)中のX−X’における断面図である。 図13(A)は本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図13(B)は図13(A)中のX−X’における断面図である。 図14(A)は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図14(B)は図14(A)中のX−X’における断面図である。 図15(A)は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図15(B)は図15(A)中のX−X’における断面図である。 図16(A)は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図16(B)は図16(A)中のX−X’における断面図である。 図17(A)は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図17(B)は図17(A)中のX−X’における断面図である。 図18(A)は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図18(B)は図18(A)中のX−X’における断面図である。 図19(A)は本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図19(B)は図19(A)中のX−X’における断面図である。 図20(A)は本発明の第4実施形態に係る半導体装置の平面図であり、図20(B)は図20(A)中のX−X’における断面図である。 図21(A)は本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図21(B)は図21(A)中のX−X’における断面図である。 図22(A)は本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図22(B)は図22(A)中のX−X’における断面図である。 図23(A)は本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図23(B)は図23(A)中のX−X’における断面図である。 図24(A)は本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図24(B)は図24(A)中のX−X’における断面図である。 図25(A)は本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図25(B)は図25(A)中のX−X’における断面図である。 図26(A)は第1従来例に係る半導体装置の平面図であり、図26(B)は図26(A)中のX−X’における断面図である。 図27(A)は第1従来例に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図27(B)は図27(A)中のX−X’における断面図である。 図28(A)は第1従来例に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図28(B)は図28(A)中のX−X’における断面図である。 図29(A)は第1従来例に係る半導体装置の製造工程を示す平面図であり、図29(B)は図29(A)中のX−X’における断面図である。 図30は第2従来例に係る半導体装置の平面図である。 図31は第3従来例に係る半導体装置の平面図である。 図32は第4従来例に係る半導体装置の平面図である。
符号の説明
10…p++型シリコン半導体基板、11…p- 型エピタキシャル層、12…n型エピタキシャル層、13,14,15…p++型半導体領域、16…n+型半導体領域、16a…窒化シリコン層、16b…シリサイド層、17…LOCOS素子分離絶縁膜、18…導電層、19…第1絶縁層、20…マスク層、21…第2絶縁層、22…表面保護層、23…導電層、24…マスク層、25…絶縁膜、26…表面保護層、27…導電層、28…第1マスク層、29…第1絶縁層、30…第2マスク層、31…第2絶縁層、32…表面保護層、100…p++型シリコン半導体基板、101…p- 型エピタキシャル層、102…n型エピタキシャル層、103…n+型半導体領域、104…LOCOS素子分離絶縁膜、105…マスク層、106…絶縁層、107…レジスト膜、108…表面保護層、110…マスク層、111〜114…マスク層、PD1〜PD4,PD…PINフォトダイオード、H…開口部、R1〜R4…レジスト膜、S…レーザスポット

Claims (13)

  1. 素子分離領域を介して複数のフォトダイオードが隣接して並べられて形成された半導体装置であって、
    第1導電型の第1半導体層と、
    上記第1半導体層の主面に形成された第2導電型の第2半導体層と、
    上記複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも上記第2半導体層において形成された素子分離領域と、
    上記複数のフォトダイオード全体に対する外周部において上記第2半導体層に接続し、かつ、個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンで、上記第2半導体層の上層に形成された導電層と、
    上記導電層を被覆して全面に形成された絶縁層と
    を有し、
    上記導電層のパターンより内側の領域において上記絶縁層に上記第2半導体層に達する開口部が形成されている
    半導体装置。
  2. 上記絶縁層が第1絶縁層と上記第1絶縁層上に形成された第2絶縁層を含み、
    上記第1絶縁層と上記第2絶縁層の間または上記第1絶縁層上に形成されたマスク層をさらに有する
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 上記マスク層は、隣接する上記フォトダイオードの上記第2半導体層上に形成された上記導電層のそれぞれに重なり領域を有するパターンで形成されている
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 上記マスク層は、上記導電層の外側の領域において上記重なり領域を有するパターンで形成されている
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 上記導電層は、さらに隣接する上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上にも形成されており、
    上記マスク層は、上記導電層の内側における上記開口部内において、上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上の上記導電層に上記重なり領域を有するパターンで形成されている
    請求項3に記載の半導体装置。
  6. 上記マスク層は、上記開口部の外周に沿って環状に形成されている
    請求項2に記載の半導体装置。
  7. 素子分離領域を介して複数のフォトダイオードが隣接して並べられた半導体装置の製造方法であって、
    第1導電型の第1半導体層の主面に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、
    上記複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも上記第2半導体層において素子分離領域を形成する工程と、
    上記第2半導体層上に導電層を形成する工程と、
    上記導電層上に第1絶縁層を形成する工程と、
    上記第1絶縁層上に上記導電層と重なり領域を有するマスク層を形成する工程と、
    上記マスク層上に第2絶縁層を形成する工程と、
    開口領域内のいずれの位置においても上記導電層および/または上記マスク層が存在するパターンで、上記導電層および上記マスク層をエッチングストッパとして、上記導電層および上記マスク層を露出させる開口部を上記第1絶縁層および上記第2絶縁層に形成する第1エッチング工程と、
    上記開口部内に露出した上記導電層を除去する第2エッチング工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  8. 上記導電層を形成する工程において、上記複数のフォトダイオード全体を被覆するパターンで形成し、
    上記マスク層を形成する工程において、隣接する上記フォトダイオードの間の素子分離領域の延長部における上記導電層の外側の領域において上記導電層と重なり領域を有するパターンで形成し、
    上記第2エッチング工程において、上記重なり領域における上記導電層をオーバーエッチングにより除去する
    請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 上記導電層を形成する工程において、個々の上記フォトダイオードに分割して、隣接する上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上に至るまで被覆して形成し、
    上記マスク層を形成する工程において、上記フォトダイオードの間の上記素子分離領域上において上記導電層と重なり領域を有するパターンで形成する
    請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 上記第1エッチングがドライエッチングであり、上記第2エッチングがウェットエッチングである
    請求項7〜9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 素子分離領域を介して複数のフォトダイオードが隣接して並べられた半導体装置の製造方法であって、
    第1導電型の第1半導体層の主面に第2導電型の第2半導体層を形成する工程と、
    上記複数のフォトダイオードの領域に分離するように少なくとも上記第2半導体層において素子分離領域を形成する工程と、
    上記第2半導体層上に、上記複数のフォトダイオード全体に対する外周部において上記第2半導体層に接続し、かつ、個々のフォトダイオード毎に分割されたパターンで、導電層を形成する工程と、
    上記第2半導体層上に、上記導電層の内側の領域において第1マスク層を形成する工程と、
    上記導電層および上記第1マスク層上に第1絶縁層を形成する工程と、
    上記第1マスク層をエッチングストッパとして上記第1絶縁層に開口部を形成する第1エッチング工程と、
    上記開口部内に露出した上記第1マスク層を、オーバーエッチングにより上記開口部外周に残存する部分も含めて完全に除去する第2エッチング工程と
    を有する半導体装置の製造方法。
  12. 上記第1絶縁層を形成する工程の後、上記第1エッチング工程の前に、上記第1絶縁層上に、上記第1マスク層の外周部において重なり領域を有する環状の第2マスク層を形成する工程と、上記第2マスク層上に第2絶縁層を形成する工程をさらに有し、
    上記第1エッチング工程において、開口領域内のいずれの位置においても上記第1マスク層および/または上記第2マスク層が存在するパターンで、上記第1マスク層および上記第2マスク層をエッチングストッパとして、上記第1マスク層および上記第2マスク層を露出させる開口部を上記第1絶縁層および上記第2絶縁層に形成する
    請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 上記第1エッチングがドライエッチングであり、上記第2エッチングがウェットエッチングである
    請求項11または12に記載の半導体装置の製造方法。
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