JP4326513B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に光信号を電気信号に変換する受光素子と変換された電気信号を信号処理するための回路素子を備えた受光素子内蔵型の半導体装置の製造方法に関する。
従来、光信号を電気信号に変換する受光素子と変換された電気信号を信号処理するための回路素子を同一基板上に形成した半導体装置がいくつか提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。このような受光素子内蔵型半導体装置は、主に光ピックアップ等に用いられ、IC(Integrated Circuit)プロセスを利用し、同一基板上にフォトダイオード等の受光素子と共にMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタやバイポーラトランジスタ等の回路素子を集積して形成される。
ところで、そのような受光素子内蔵型半導体装置に形成されるフォトダイオードは、その半導体装置の用途に応じ、一定レベル以上の受光感度を有していることが必要になる。そのような要件を満たすため、現在のフォトダイオード内蔵型半導体装置では、そのフォトダイオードの受光領域に、入射光の反射を抑えるための反射防止膜を形成するのが一般的である。反射防止膜は、例えば、酸化膜と窒化膜の2層構造で構成される。
しかしながら、このようにフォトダイオードの受光領域に反射防止膜を形成する場合には、半導体装置の形成過程における反射防止膜の膜厚変動が問題になることがあった。例えば、回路素子領域側に配線パターンを形成するときのエッチングの際にフォトダイオード領域側で露出している反射防止膜も同時にエッチングされてしまったり、フォトダイオードの受光領域の反射防止膜上に形成された層間絶縁膜等をエッチングにより除去して光の入射窓を形成する際に反射防止膜がオーバーエッチングされてしまったりして、反射防止膜が膜減りしてしまうことがあった。
このような反射防止膜の膜減りは、反射率の増大や反射率のばらつきを引き起こし、フォトダイオードの受光感度を低下させる一因となる。また、エッチングやプラズマ等のダメージによってフォトダイオードのリーク特性が劣化してしまうことも起こり得る。そのため、現在は、反射防止膜上にあらかじめ酸化膜やポリシリコン等で保護層を形成しておき、そのような保護層によって受光領域の反射防止膜をエッチング等から保護し、その膜減りの発生を抑えるようにしている。
特開2003−110098号公報 特開2003−264310号公報
しかし、上記のように反射防止膜を保護層によって保護しようとするときには、以下に示すような問題が生じる場合もあった。
図25は従来の分割タイプのフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成工程の要部平面模式図、図26は図25のD−D断面模式図、図27は図25のE−E断面模式図である。
図25から図27には、4分割されたフォトダイオード(分割フォトダイオード)とMOSトランジスタを備えたフォトダイオード内蔵型半導体装置の一形成工程の要部を模式的に図示している。ただし、図25には、フォトダイオード内蔵型半導体装置の分割フォトダイオードが形成される領域(分割フォトダイオード領域)100のみを図示している。
図25の分割フォトダイオード領域100には、図26および図27に示すように、p型シリコン基板101上にn型エピタキシャル層102が形成されており、n型エピタキシャル層102には、カソード領域となるn型拡散層(カソード領域n型拡散層)103a,103bが形成されている。各カソード領域n型拡散層103a,103bは、p型埋め込み拡散層104a,104b、p型ウェル拡散層105aおよび分割部p型拡散層105bによって画定されている。p型埋め込み拡散層104aおよびp型ウェル拡散層105aによって図25に示した分割フォトダイオード領域100外周部の素子分離部106が形成されており、p型埋め込み拡散層104bおよび分割部p型拡散層105bによって図25に示した素子分離部106内側の分割部107が形成されている。素子分離部106は、素子領域を画定する役割のほか、アノードとしての役割も果たす。
なお、上記要素のうち、図25には、素子分離部106および分割部107を除き、図26および図27に示した基板(p型シリコン基板101とその上に形成されたn型エピタキシャル層102を含む。)内の要素についてはその図示を省略している。
さらに、図25には図示を省略するが、図26および図27に示したように、素子分離部106上あるいはその近傍の領域上には、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法による局所酸化で酸化シリコン膜108が形成され、カソード領域n型拡散層103a,103bの一部を除いた領域には、より薄い別の酸化シリコン膜109が形成されている。さらに、これらの酸化シリコン膜108,109上には、主に図25から図27に示した分割部107や受光領域111に窒化シリコン膜110が形成され、積層された酸化シリコン膜109と窒化シリコン膜110によって反射防止膜(図25では図示を省略。)が構成されている。
なお、「受光領域」には、完成したフォトダイオードの光の入射領域のほか、形成過程のフォトダイオードにおいてそのフォトダイオードが完成したときに光の入射領域となる領域が含まれるものとする(以下同じ。)。
図25および図27に示したように、受光領域111の反射防止膜上には、ポリシリコン膜114が形成されている。さらに、ポリシリコン膜114は、このような受光領域111の反射防止膜上のほか、図26および図27に示したように、カソード電極を形成する領域(カソード電極領域)112、およびアノード電極を形成する領域(アノード電極領域)113にも形成されている。受光領域111の反射防止膜上、カソード電極領域112およびアノード電極領域113のポリシリコン膜114は、それぞれの領域間で分断されている。
ポリシリコン膜114は、受光領域111の反射防止膜上においては、その反射防止膜を、後に行われるエッチング等から保護するための保護層としての役割を果たす。また、ポリシリコン膜114は、カソード電極領域112およびアノード電極領域113においては、それぞれカソード電極およびアノード電極の一部として機能し、最終的にはそれらの上にメタル電極が形成されるようになる。
このような構成の分割フォトダイオード領域100は、MOSトランジスタと共に形成される。MOSトランジスタのゲート電極材料にポリシリコンを用いる場合、MOSトランジスタが形成される領域(MOSトランジスタ領域)には、通常、このポリシリコン膜114の形成と同時にゲートポリシリコンが形成される。その後は、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜等の絶縁膜の形成とその絶縁膜のエッチングが行われ、サイドウォールが形成される。その際は、分割フォトダイオード領域100もエッチングに晒されるが、その受光領域111に形成されている反射防止膜は、その上のポリシリコン膜114によってそのエッチングから保護されるようになる。
しかしながら、分割フォトダイオード領域100においては、これまで、受光領域111の反射防止膜保護を目的のひとつとしてポリシリコン膜114を形成していたため、例えば受光領域111外のカソード電極領域112周辺の領域(電極引き出し領域)115に形成された反射防止膜等は、その上にポリシリコン膜114が形成されていないため、上記のエッチング等からは保護されていなかった。
図28および図29はエッチング工程の要部断面模式図である。なお、図28および図29は、図26に示した図25のD−D断面におけるエッチング後の状態を示している。
上記のように受光領域111の反射防止膜上やカソード電極領域112およびアノード電極領域113にのみポリシリコン膜114を形成した状態でエッチングを行った場合には、そのとき受光領域111外の電極引き出し領域115に露出している反射防止膜、例えば図26に示した分割部107の反射防止膜が、エッチングに晒される。その結果、図28に示すように、受光領域111外の分割部107に形成されていた反射防止膜の上層側の窒化シリコン膜110がほとんど除去されてしまったり、図29に示すように、受光領域111外の分割部107においてその反射防止膜の下層側の酸化シリコン膜109まで除去されてn型エピタキシャル層102や分割部p型拡散層105bが露出してしまったりするようになる。
例えば図28に示したように反射防止膜上層側の窒化シリコン膜110がほとんど除去されてしまった場合には、その後の酸化雰囲気の処理や酸化シリコン膜のCVD(Chemical Vapor Deposition)成長の際、その雰囲気や温度の影響を大きく受けて、分割部107のボロン等の不純物がその上の酸化シリコン膜109内に取り込まれ易くなる。その結果、基板表面領域における不純物濃度が低下し、異なるフォトダイオード間でリーク電流が発生する可能性が高くなってしまう。
また、例えば図29に示したように反射防止膜上層側の窒化シリコン膜110と共に下層側の酸化シリコン膜109まで除去されてしまった場合には、エッチングによって露出したn型エピタキシャル層102や分割部p型拡散層105b、あるいはカソード領域n型拡散層103a,103bに、さらにエッチングによるダメージが加わり、結晶欠陥が形成されてしまう。その場合、特に分割部107においては、接合リーク電流が発生する可能性が高くなる。
上記のようなリーク電流の発生は、フォトダイオードの特性を劣化させ、フォトダイオード内蔵型半導体装置全体としての性能をも低下させてしまうことにつながる。
なお、ここではフォトダイオードとMOSトランジスタを同一基板上に形成する場合を例にして述べたが、上記のような問題は、その他の受光素子を形成する場合やバイポーラトランジスタを形成するような場合にも、それらの構造によっては、同様に起こり得る。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、高性能で高品質な受光素子内蔵型の半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、受光素子とMOSトランジスタとを内蔵する半導体装置の製造方法において、半導体基板上に、前記MOSトランジスタを形成するための第1領域と前記受光素子の複数の受光領域を形成するための第2領域とを形成する工程と、形成された前記第1領域および前記第2領域上に反射防止膜を成膜する工程と、前記反射防止膜の成膜後、前記第2領域に前記複数の受光領域を分割するための分割部を形成する工程と、前記分割部の形成後、前記第1領域、および前記第2領域の所定領域の前記反射防止膜を除去し、前記第2領域の前記複数の受光領域、前記分割部および前記分割部近傍の領域上に前記反射防止膜を残す工程と、前記第1領域、および前記第2領域の所定領域の前記反射防止膜を除去した後、前記第1領域および前記第2領域上にポリシリコン膜を成膜し、前記第1領域の所定領域と前記第2領域の所定領域の前記ポリシリコン膜を除去し、前記第1領域にゲート電極を形成すると共に、前記第2領域に残る前記反射防止膜上に前記反射防止膜をエッチングから保護する保護層を形成する工程と、前記保護層の形成後、前記第1領域と前記第2領域のうちの少なくとも前記第1領域上に、前記ゲート電極側壁のサイドウォール形成用の絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の形成後、前記絶縁膜をエッチングすることにより、前記第2領域の前記反射防止膜を前記保護層で保護しつつ、前記ゲート電極側壁にサイドウォールを形成する工程と、を有し、前記保護層は、前記第2領域の前記分割部および前記分割部近傍の前記反射防止膜上の領域においては前記反射防止膜上に選択的に形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明では、受光素子間を分割する受光領域外の分割部と分割部近傍の領域の上層側に保護層を形成することにより、受光領域外の分割部とその近傍の領域をエッチング等から保護するようにした。これにより、受光領域外の分割部とその近傍の領域における結晶欠陥の発生や不純物濃度の変動等を抑え、リーク電流の発生を抑制することができるようになるので、高性能で高品質な受光素子内蔵型の半導体装置が実現可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、フォトダイオード内蔵型半導体装置を例に、図面を参照して詳細に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は第1の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成工程の要部平面模式図、図2は図1のA−A断面模式図である。
図1および図2には、4分割された分割フォトダイオードとCMOSトランジスタを備えたフォトダイオード内蔵型の半導体装置の一形成工程の要部を模式的に図示している。ただし、図1には、分割フォトダイオードが形成される分割フォトダイオード領域1のみを図示し、MOSトランジスタ領域についてはその図示を省略している。
図1の分割フォトダイオード領域1には、図2に示すように、p型シリコン基板2上にn型エピタキシャル層3が形成されており、n型エピタキシャル層3には、カソード領域n型拡散層4a,4bが形成されている。各カソード領域n型拡散層4a,4bは、p型埋め込み拡散層5a,5b、p型ウェル拡散層6aおよび分割部p型拡散層6bによって画定されている。p型埋め込み拡散層5aおよびp型ウェル拡散層6aによって図1に示した分割フォトダイオード領域1外周部の素子分離部7が形成されており、p型埋め込み拡散層5bおよび分割部p型拡散層6bによって図1に示した素子分離部7内側の分割部8が形成されている。なお、n型エピタキシャル層3は、カソード領域n型拡散層4a,4bと共に、カソードとしても機能する。また、素子分離部7は、素子領域を画定する役割のほか、アノードとしての役割も果たすようになっている。
なお、上記要素のうち、図1には、素子分離部7および分割部8を除き、図2に示した基板(p型シリコン基板2とその上に形成されたn型エピタキシャル層3を含む。)内の要素についてはその図示を省略している。
さらに、図1には図示を省略するが、図2に示したように、素子分離部7上あるいはその近傍の領域上には、酸化シリコン膜(LOCOS酸化膜)9が形成され、カソード領域n型拡散層4a,4bの一部を除いた領域には、より薄い別の酸化シリコン膜10が形成されている。さらに、これらの酸化シリコン膜9,10上には、主に図1および図2に示した受光領域12や分割部8とその近傍の領域に窒化シリコン膜11が形成され、積層された酸化シリコン膜10と窒化シリコン膜11によって反射防止膜20(図1では図示を省略する。)が構成されている。
そして、この第1の実施の形態では、受光領域12の反射防止膜20上、および分割部8とその近傍の領域(カソードとのジャンクション領域)に形成された反射防止膜20上に、ポリシリコン膜14が形成されている。この受光領域12の反射防止膜20上および受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上に形成されたポリシリコン膜14は、その反射防止膜20を、後に行われるエッチング等から保護するための保護層としての役割を果たす。
また、ポリシリコン膜14は、カソード電極領域13およびアノード電極領域にも形成される。カソード電極領域13およびアノード電極領域に形成されたポリシリコン膜14はそれぞれ、カソード電極およびアノード電極の一部として機能し、最終的にはそれらの上にメタル電極が形成される。
なお、受光領域12の反射防止膜20上、カソード電極領域13およびアノード電極領域のポリシリコン膜14は、それぞれの領域間で分断されて形成される。また、カソード電極領域13やアノード電極領域のポリシリコン膜14は、その形成を省略することも可能である。
このように、第1の実施の形態では、受光領域12の反射防止膜20上のほか、受光領域12外の電極引き出し領域15の分割部8とその近傍の領域に形成された反射防止膜20上にもポリシリコン膜14を形成する。したがって、例えばこの状態からMOSトランジスタ領域のサイドウォールを形成するエッチングが行われたとしても、分割フォトダイオード領域1の受光領域12の反射防止膜20と共に、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20も、その上のポリシリコン膜14によってそのエッチングから保護されるようになる。
図3はエッチング工程後の状態を示す要部断面模式図である。なお、図3は、図2に示した図1のA−A断面におけるエッチング後の状態を示している。
上記のように、この第1の実施の形態では、受光領域12の反射防止膜20と共に、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20もポリシリコン膜14によってエッチングから保護されるようになる。そのため、図3に示すように、受光領域12外の分割部8やその近傍の領域がエッチングの際に直接ダメージを受けることがなくなる。
その結果、受光領域12外における分割部8の表面領域の不純物濃度の低下や結晶欠陥の発生を抑えてリーク電流の発生を効果的に抑制することが可能になり、フォトダイオードの特性を劣化させることなく、高性能かつ高品質のフォトダイオード内蔵型半導体装置が形成可能になる。
続いて、第1の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成方法を、図4から図10、および図1から図3を参照して、詳細に説明する。なお、ここでは、フォトダイオード内蔵型半導体装置のCMOSトランジスタについては、nチャネル型MOSトランジスタ部分を中心にその形成方法を説明する。
ここで、図4は第1の実施の形態の第1の形成工程の要部断面模式図、図5は第1の実施の形態の第2の形成工程の要部断面模式図、図6は第1の実施の形態の第3の形成工程の要部断面模式図、図7は第1の実施の形態の第4の形成工程の要部断面模式図、図8は第1の実施の形態の第5の形成工程の要部断面模式図、図9は第1の実施の形態の第6の形成工程の要部断面模式図、図10は第1の実施の形態の第7の形成工程の要部断面模式図である。なお、図4から図10に示した分割フォトダイオード領域1は、図1のB−B断面に対応している。また、図4から図10では、図1から図3に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
まず、図4に示すように、比抵抗約500Ωcmのp型シリコン基板2の分割フォトダイオード領域1とMOSトランジスタ領域30の所定位置に、p型埋め込み拡散層5a,5b,31を形成する。その後、比抵抗約1Ωcm、膜厚約2μmのn型エピタキシャル層3を全面に形成し、さらに、膜厚約30nmの酸化シリコン膜(図示せず。)を形成する。そして、その酸化シリコン膜を介してp型シリコン基板2に対してイオン注入を行い、分割フォトダイオード領域1とMOSトランジスタ領域30の所定位置に、p型ウェル拡散層6a,32を形成する。分割フォトダイオード領域1では、このp型ウェル拡散層6aと先に形成したp型埋め込み拡散層5aにより、素子分離部7が形成される。なお、n型エピタキシャル層3上に形成される酸化シリコン膜は、後述のLOCOS法による酸化時のパッド酸化膜としての役割も果たす。
p型ウェル拡散層6a,32の形成後は、LOCOS法によって酸化シリコン膜9を形成するために、図5に示すように、分割フォトダイオード領域1とMOSトランジスタ領域30の所定位置に開口部を設けた窒化シリコンのマスク33を膜厚約100nmで形成する。なお、このマスク33は、図1では、その一部が領域16の範囲に形成される。
そして、そのマスク33を用い、図6に示すような位置にそれぞれ、膜厚約600nmの酸化シリコン膜9を形成する。その後、マスク33を除去すると共に、酸化シリコン膜9によって囲まれた部分すなわちフォトダイオードおよびMOSトランジスタの素子領域となる部分のパッド酸化膜を除去する。
次いで、図6に示したように、全面に新たに上記の酸化シリコン膜10と窒化シリコン膜11を順に形成して、それらの積層構造からなる反射防止膜20を形成する。反射防止膜20は、フォトダイオード内蔵型半導体装置に用いられるレーザ光等に対して反射率が低くなるように設定される。例えばこのフォトダイオード内蔵型半導体装置に赤色レーザ(780nm/680nm)が用いられる場合には、酸化シリコン膜10の膜厚を約30nmにし、窒化シリコン膜11の膜厚を約55nmにする。
このような反射防止膜20の形成後は、図6に示したように、分割フォトダイオード領域1の素子領域内にカソード領域n型拡散層4a等を形成し、さらに、p型埋め込み拡散層5b上に分割部p型拡散層6bを形成する。この分割部p型拡散層6bとp型埋め込み拡散層5bにより、分割部8が形成される。
次いで、図7および図1,図2に示したように、分割フォトダイオード領域1のカソード電極領域13およびアノード電極領域34の反射防止膜20を除去する。また、同時に、MOSトランジスタ領域30の反射防止膜20をすべて除去する。その後、MOSトランジスタ領域30については、素子領域内に膜厚約20nmのゲート酸化膜35を形成する。そして、まず、全面に膜厚約300nmのポリシリコン膜14を形成し、続いて、分割フォトダイオード領域1の受光領域12の反射防止膜20上、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上、カソード電極領域13、アノード電極領域34、およびMOSトランジスタ領域30のゲート電極部分にそれぞれポリシリコン膜14を残し、その他の部分のポリシリコン膜14をエッチングにより除去する。
次いで、MOSトランジスタ領域30において、p型ウェル拡散層32内にn型のLDD(Lightly Doped Drain)拡散層36a,36bを形成した後、サイドウォール形成用の絶縁膜を、分割フォトダイオード領域1とMOSトランジスタ領域30のうち、少なくともMOSトランジスタ領域30に膜厚約300nmで形成し、RIE(Reactive Ion Etching)を行い、サイドウォール37を形成する。
このサイドウォール37を形成するエッチングの際には、エッチング選択比の違いから、ポリシリコン膜14で覆われていない部分の反射防止膜20が除去され易い。しかし、この第1の実施の形態では、全面に形成した後のポリシリコン膜14のパターニングの際、図1,図2に示したように、受光領域12の反射防止膜20上のほか、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上にもポリシリコン膜14を残している。したがって、このポリシリコン膜14により、受光領域12の反射防止膜20がサイドウォール37形成時のエッチングから効果的に保護されると共に、図3に示したように、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20もそのエッチングから効果的に保護されるようになる。
また、サイドウォール形成段階にレジストを分割フォトダイオード領域1に残し、レジストと共に、サイドウォール形成用の酸化膜等の絶縁膜を保護層として利用することも可能である。
ここで、図23および図24は第1の実施の形態の第4の形成工程の別の例の要部平面模式図である。
サイドウォール形成用の絶縁膜を保護層として利用する場合、具体的には、図23に示すように、サイドウォール形成の際のRIE段階に、受光領域12の反射防止膜20を保護するポリシリコン膜14と共に、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域をレジスト80a,80bで覆うことで行う。
また、図23では、ポリシリコン膜14のない受光領域12外の分割部8とその近傍の領域にレジスト80a,80bを残しているが、図24に示すように、分割フォトダイオード領域1を全体的に覆うようにレジスト90を残してもよい。
このようにレジスト80a,80b,90を利用することにより、サイドウォール形成の際のRIE段階では、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域もしくは分割フォトダイオード領域1の全体がエッチングから保護されるようになる。また、サイドウォール形成段階にレジスト80a,80b,90を残したことによって、その直下にはサイドウォール形成用の絶縁膜が残る。この絶縁膜は製造工程のレジスト80a,80b,90の剥離後のプラズマダメージや前処理、後処理等のエッチングに対する保護膜としての役割を果たす。
なお、上記のような受光領域12外の分割部8とその近傍の領域にポリシリコン膜14を残しそこをエッチング等から保護する効果は、サイドウォール37形成前のポリシリコン膜14のパターニング時にも同様に得ることができる。すなわち、ポリシリコン膜14のパターニングの際には、ポリシリコン膜14の除去後に露出する反射防止膜20がオーバーエッチングされ易くなる。このようなオーバーエッチングが分割部8で発生すると、不純物濃度低下やエッチングダメージによってリーク電流が発生してしまう場合が起こり得る。しかし、受光領域12の反射防止膜20上および受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上にポリシリコン膜14を形成しておくことで、分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20がエッチングから効果的に保護されるようになる。
サイドウォール37の形成後は、図8に示すように、p型ウェル拡散層32内にn型のソース/ドレイン拡散層38a,38b、p型のバックゲート拡散層38cを形成した後、全面に配線層間膜39を形成する。そして、図9に示すように、配線層間膜39およびゲート酸化膜35に、分割フォトダイオード領域1のカソード電極領域13およびアノード電極領域34のポリシリコン膜14と、MOSトランジスタ領域30のソース/ドレイン拡散層38a,38b、バックゲート拡散層38cおよびゲート(図示せず。)に通じるコンタクトホールを形成し、各コンタクトホールにメタル電極40a,40b,40c,40d,40eを形成する。
最後に、図10に示すように、配線層間膜41およびカバー膜42を形成し、パッド部(図示せず。)の開口等を行うと共に、受光領域12直上および受光領域12外の分割部8とその近傍の領域直上のカバー膜42、配線層間膜41,39を、ポリシリコン膜14をエッチングストッパとしてドライエッチングにより除去する。そして、それによって露出したポリシリコン膜14をウェットエッチングにより除去する。その際、受光領域12および受光領域12外の分割部8とその近傍の領域では、反射防止膜20が保護層として働き、その領域をウェットエッチングから保護する。その結果、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域には、反射防止膜20が残るようになる。
以上により、CMOSトランジスタを用いたフォトダイオード内蔵型半導体装置の基本構造を完成する。
なお、図9および図10には、単層配線構造の場合を図示しているが、勿論、多層配線構造とすることも可能である。
また、フォトダイオード内蔵型半導体装置におけるCMOSトランジスタについて、ここではnチャネル型MOSトランジスタ部分を中心にして述べたが、pチャネル型MOSトランジスタも、これと同様にして、nチャネル型MOSトランジスタおよびフォトダイオードと共に、p型シリコン基板2上に形成することが可能である。
次に、第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態では、フォトダイオードとCMOSトランジスタを備えた半導体装置の場合を例にして述べたが、この第2の実施の形態では、CMOSトランジスタに代えてバイポーラトランジスタを形成する場合について述べる。このようにCMOSトランジスタをバイポーラトランジスタに代えた場合にも、図1から図3に示したように、分割フォトダイオード領域1の受光領域12の反射防止膜20上および受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上にポリシリコン膜14を形成することにより、それらの領域を半導体装置形成過程で行われるエッチング等から効果的に保護することが可能になる。
ここで、第2の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成方法を、図11から図19、および図1から図3を参照して、詳細に説明する。なお、ここでは、バイポーラトランジスタとしてnpnトランジスタを例にして説明する。
図11は第2の実施の形態の第1の形成工程の要部断面模式図、図12は第2の実施の形態の第2の形成工程の要部断面模式図、図13は第2の実施の形態の第3の形成工程の要部断面模式図、図14は第2の実施の形態の第4の形成工程の要部断面模式図、図15は第2の実施の形態の第5の形成工程の要部断面模式図、図16は第2の実施の形態の第6の形成工程の要部断面模式図、図17は第2の実施の形態の第7の形成工程の要部断面模式図、図18は第2の実施の形態の第8の形成工程の要部断面模式図、図19は第2の実施の形態の第9の形成工程の要部断面模式図である。なお、図11から図19に示した分割フォトダイオード領域1は、図1のB−B断面に対応している。また、図11から図19では、図1から図10に示した要素と同一または同等の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
まず、図11に示すように、p型シリコン基板2のnpnトランジスタが形成される領域(npnトランジスタ領域)50の所定位置に、n型埋め込み拡散層51を形成する。なお、このn型埋め込み拡散層51は、最終的にはnpnトランジスタのコレクタ層55の一部となる。
次いで、図12に示すように、そのp型シリコン基板2の分割フォトダイオード領域1とnpnトランジスタ領域50の所定位置に、p型埋め込み拡散層5a,5b,52a,52bを形成し、全面にn型エピタキシャル層3、およびパッド酸化膜となる酸化シリコン膜(図示せず。)を形成する。そして、分割フォトダイオード領域1とnpnトランジスタ領域50の所定位置に、p型ウェル拡散層6a,53a,53bを形成する。
p型ウェル拡散層6a,53a,53bの形成後は、図13に示すように、LOCOS法によって酸化シリコン膜を形成するための窒化シリコンのマスク33を形成し、そのマスク33を用いて図14に示すように酸化シリコン膜9を形成する。その後、マスク33およびパッド酸化膜を除去し、全面に酸化シリコン膜10と窒化シリコン膜11を所定の膜厚で順に形成して、それらの積層構造からなる反射防止膜20を形成する。反射防止膜20の形成後は、分割フォトダイオード領域1にカソード領域n型拡散層4a等を形成すると共に、npnトランジスタ領域50にn型拡散層54を形成する。これにより、npnトランジスタ領域50においては、先に形成したn型埋め込み拡散層51と共に、コレクタ層55を形成する。さらに、p型埋め込み拡散層5b上には分割部p型拡散層6bを形成し、分割部8を形成する。
次いで、図15および図1,図2に示したように、分割フォトダイオード領域1のカソード電極領域13およびアノード電極領域34の反射防止膜20を除去すると共に、npnトランジスタ領域50の反射防止膜20をすべて除去する。
そして、まず、全面にポリシリコン膜14を形成し、図15に示したように、分割フォトダイオード領域1については、受光領域12の反射防止膜20上、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上、カソード電極領域13、アノード電極領域34にポリシリコン膜14を残し、その他の部分のポリシリコン膜14をエッチングにより除去する。また、npnトランジスタ領域50については、コレクタ層55上すなわちn型拡散層54上、および後にベース層56並びにエミッタ層57が形成される領域のポリシリコン膜14を残し、その他の部分のポリシリコン膜14をエッチングにより除去する。
このようなポリシリコン膜14のパターニングの際には、ポリシリコンと窒化シリコンのエッチング選択比の違いから、ポリシリコン膜14の除去後に露出する反射防止膜20がオーバーエッチングされ易くなる。このようなオーバーエッチングにより、反射防止膜20を構成している窒化シリコン膜11が除去されたり、さらにその下の酸化シリコン膜10まで除去されたりする。これが分割部8で発生すると、不純物濃度低下やエッチングダメージによってリーク電流が発生してしまう場合が起こり得る。
しかし、この第2の実施の形態では、上記第1の実施の形態と同様、図1,図2に示したように、受光領域12の反射防止膜20上および受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上にポリシリコン膜14を形成している。したがって、受光領域12の反射防止膜20がポリシリコン膜14のパターニング時のエッチングから効果的に保護されると共に、図3に示したように、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20もエッチングから効果的に保護されるようになる。
ポリシリコン膜14のパターニング後は、図16に示すように、npnトランジスタ領域50にベース層56を形成した後、全面に配線層間膜39を形成して、その所定位置にコンタクトホールを形成する。そして、図17に示すように、ポリシリコンを用い、エミッタ層57およびエミッタ電極58を形成する。その後、図18に示すように、配線層間膜39に、分割フォトダイオード領域1のカソード電極領域13およびアノード電極領域34と、npnトランジスタ領域50のベース層56、エミッタ層57およびコレクタ層55に通じるコンタクトホールを形成し、各コンタクトホールにメタル電極40a,40b,40f,40g,40hを形成する。
最後に、図19に示すように、配線層間膜41を形成し、ベース層56に接続されたメタル電極40fに通じるコンタクトホールを形成して2層目のメタル電極59を形成した後、最上層にカバー膜42を形成する。そして、パッド部(図示せず。)の開口等を行うと共に、受光領域12の直上および受光領域12外の分割部8とその近傍の領域の直上のカバー膜42、配線層間膜41,39を、ポリシリコン膜14をエッチングストッパとしてドライエッチングにより除去し、それによって露出したポリシリコン膜14をウェットエッチングにより除去する。このウェットエッチング後、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域には、反射防止膜20が残るようになる。
以上により、npnトランジスタを用いたフォトダイオード内蔵型半導体装置の基本構造を完成する。
なお、図19には、多層配線構造の場合を図示しているが、勿論、単層配線構造とすることも可能である。
また、ここではフォトダイオード内蔵型半導体装置のバイポーラトランジスタとしてnpnトランジスタを例にして述べたが、pnpトランジスタも、これと同様にして、フォトダイオードと共に、p型シリコン基板2上に形成することが可能である。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図20は第3の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成工程の要部平面模式図、図21は図20のC−C断面模式図である。ただし、図20および図21では、図1および図2に示した要素と同一の要素については同一の符号を付し、その説明の詳細は省略する。
第3の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置は、図21に示すように、カソード領域n型拡散層4a,4b間のp型埋め込み拡散層5bおよび分割部p型拡散層6bで形成される分割部8とその近傍の領域に、厚い酸化シリコン膜70が形成されている点で、上記第1,第2の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置と相違する。このような酸化シリコン膜70は、素子分離部7上に形成される酸化シリコン膜9と共に、LOCOS法によって形成することが可能である。
その場合は、上記第1,第2の実施の形態の図4から図5、あるいは図11から図13で述べたのと同様に、まずp型シリコン基板2に、p型埋め込み拡散層5a,5b、n型エピタキシャル層3、p型ウェル拡散層6aおよび分割部p型拡散層6bを形成する。これにより、素子分離部7および分割部8を形成する。その後、それらの形成位置に対して、例えば図20に示したような領域71の範囲に窒化シリコンのマスクを形成する。酸化に先立ち、このような領域71にマスクを形成し、所定条件で酸化を行うことにより、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域に、厚い酸化シリコン膜70を、素子分離部7上の酸化シリコン膜9と同時に、形成することが可能になる。
このような酸化シリコン膜70の形成後は、上記第1,第2の実施の形態の図6以降あるいは図14以降と同様の手順で反射防止膜20やポリシリコン膜14等を形成していき、フォトダイオード内蔵型半導体装置の基本構造を完成すればよい。その際は、ポリシリコン膜14を、受光領域12の反射防止膜20上には形成するが、分割部8とその近傍の領域の反射防止膜20上には必ずしも形成することを要しない。
図22は第3の実施の形態のエッチング工程後の状態を示す要部断面模式図である。なお、図22は、図21に示した図20のC−C断面におけるエッチング後の状態を示している。
たとえ受光領域12外の分割部8とその近傍の領域にポリシリコン膜14を形成しない場合であっても、受光領域12外の分割部8とその近傍の領域には厚い酸化シリコン膜70が形成されている。そのため、例えば図21に示した状態からエッチングが行われたとしても、図22に示すように、受光領域12外においては、酸化シリコン膜70が分割部8とその近傍の領域をそのエッチングから保護するようになる。また、この酸化シリコン膜70は、エッチング後も受光領域12外の分割部8とその近傍の領域に残る。したがって、受光領域12外の分割部8やその近傍の領域がエッチングによって直接ダメージを受けることがなくなる。
その結果、基板表面領域の不純物濃度の低下や結晶欠陥の発生を抑えてリーク電流の発生を効果的に抑制することが可能になり、フォトダイオードの特性を劣化させることなく、高性能かつ高品質のフォトダイオード内蔵型半導体装置が形成可能になる。
なお、第1から第3の実施の形態ではn型のエピタキシャル層を用いて説明したが、必要に応じて各素子に導入する不純物導電型や不純物種、濃度を調整することによって、エピタキシャル層をp型とすることも可能である。また、エピタキシャル層は必ずしも必要なものでもない。
(付記1) 受光素子を内蔵する半導体装置の製造方法において、
分割タイプの受光素子の受光領域上と前記受光素子間を分割する前記受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上とに反射防止膜を形成する工程と、
前記反射防止膜上に前記反射防止膜を保護する保護層を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記反射防止膜上に前記保護層を形成する工程においては、
前記保護層を、前記受光領域の前記反射防止膜上と前記受光領域外の分割部および前記受光領域外の分割部近傍の領域の前記反射防止膜上とに同時に形成することを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記保護層は、ポリシリコンを用いて形成されることを特徴とする付記2記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記反射防止膜上に前記保護層を形成する工程においては、
前記保護層を、前記受光領域の前記反射防止膜上に第1の保護層を形成した後、前記受光領域外の分割部および前記受光領域外の分割部近傍の領域の前記反射防止膜上に第2の保護層を形成することによって、形成することを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記第1の保護層は、ポリシリコンを用いて形成され、前記第2の保護層は、レジストを用いて形成されることを特徴とする付記4記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記第2の保護層は、MOSトランジスタのサイドウォール形成段階のものであることを特徴とする付記5記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記受光領域外の分割部は、前記受光素子間をpn接合によって分割する領域であることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) 前記保護層は、前記反射防止膜とエッチング選択性を有していることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記9) 前記反射防止膜上に前記保護層を形成する工程後に、前記保護層をエッチングストッパとするエッチング工程を有することを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記10) 前記エッチング工程後に、前記保護層を除去する工程を有することを特徴とする付記9記載の半導体装置の製造方法。
(付記11) 受光素子を内蔵する半導体装置の製造方法において、
分割タイプの受光素子間を分割する前記受光素子の受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上に前記受光領域外の分割部および前記受光領域外の分割部近傍の領域を保護する保護層を形成する工程と、
前記受光領域上と前記保護層上とに反射防止膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記12) 前記受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上に前記保護層を形成する工程においては、
前記保護層を、前記受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上に局所酸化によって形成することを特徴とする付記11記載の半導体装置の製造方法。
(付記13) 前記受光領域外の分割部は、前記受光素子間をpn接合によって分割する領域であることを特徴とする付記11記載の半導体装置の製造方法。
(付記14) 前記受光領域上と前記保護層上に前記反射防止膜を形成する工程後に、前記保護層をエッチングストッパとするエッチング工程を有することを特徴とする付記11記載の半導体装置の製造方法。
(付記15) 受光素子を内蔵する半導体装置において、
分割タイプの受光素子間を分割する前記受光素子の受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上に反射防止膜を有していることを特徴とする半導体装置。
(付記16) 前記反射防止膜は、前記受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上と前記受光領域内とに形成されていることを特徴とする付記15記載の半導体装置。
(付記17) 受光素子を内蔵する半導体装置において、
分割タイプの受光素子間を分割する前記受光素子の受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上に局所酸化によって形成された酸化膜を有していることを特徴とする半導体装置。
(付記18) 受光素子を内蔵する半導体装置において、
分割タイプの受光素子間を分割する前記受光素子の受光領域外の分割部上および前記受光領域外の分割部近傍の領域上にMOSトランジスタのサイドウォール形成用の絶縁膜を有していることを特徴とする半導体装置。
第1の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成工程の要部平面模式図である。 図1のA−A断面模式図である。 エッチング工程後の状態を示す要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第1の形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第2の形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第3の形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第4の形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第5の形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第6の形成工程の要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第7の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第1の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第2の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第3の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第4の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第5の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第6の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第7の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第8の形成工程の要部断面模式図である。 第2の実施の形態の第9の形成工程の要部断面模式図である。 第3の実施の形態のフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成工程の要部平面模式図である。 図20のC−C断面模式図である。 第3の実施の形態のエッチング工程後の状態を示す要部断面模式図である。 第1の実施の形態の第4の形成工程の別の例の要部平面模式図(その1)である。 第1の実施の形態の第4の形成工程の別の例の要部平面模式図(その2)である。 従来のフォトダイオード内蔵型半導体装置の形成工程の要部平面模式図である。 図25のD−D断面模式図である。 図25のE−E断面模式図である。 エッチング工程の要部断面模式図(その1)である。 エッチング工程の要部断面模式図(その2)である。
符号の説明
1 分割フォトダイオード領域
2 p型シリコン基板
3 n型エピタキシャル層
4a,4b カソード領域n型拡散層
5a,5b,31,52a,52b p型埋め込み拡散層
6a,32,53a,53b p型ウェル拡散層
6b 分割部p型拡散層
7 素子分離部
8 分割部
9,10,70 酸化シリコン膜
11 窒化シリコン膜
12 受光領域
13 カソード電極領域
14 ポリシリコン膜
15 電極引き出し領域
16,71 領域
20 反射防止膜
30 MOSトランジスタ領域
33 マスク
34 アノード電極領域
35 ゲート酸化膜
36a,36b LDD拡散層
37 サイドウォール
38a,38b ソース/ドレイン拡散層
38c バックゲート拡散層
39,41 配線層間膜
40a,40b,40c,40d,40e,40f,40g,40h,59 メタル電極
42 カバー膜
50 npnトランジスタ領域
51 n型埋め込み拡散層
54 n型拡散層
55 コレクタ層
56 ベース層
57 エミッタ層
58 エミッタ電極
80a,80b,90 レジスト

Claims (6)

  1. 受光素子とMOSトランジスタとを内蔵する半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上に、前記MOSトランジスタを形成するための第1領域と前記受光素子の複数の受光領域を形成するための第2領域とを形成する工程と、
    形成された前記第1領域および前記第2領域上に反射防止膜を成膜する工程と、
    前記反射防止膜の成膜後、前記第2領域に前記複数の受光領域を分割するための分割部を形成する工程と、
    前記分割部の形成後、前記第1領域、および前記第2領域の所定領域の前記反射防止膜を除去し、前記第2領域の前記複数の受光領域、前記分割部および前記分割部近傍の領域上に前記反射防止膜を残す工程と、
    前記第1領域、および前記第2領域の所定領域の前記反射防止膜を除去した後、前記第1領域および前記第2領域上にポリシリコン膜を成膜し、前記第1領域の所定領域と前記第2領域の所定領域の前記ポリシリコン膜を除去し、前記第1領域にゲート電極を形成すると共に、前記第2領域に残る前記反射防止膜上に前記反射防止膜をエッチングから保護する保護層を形成する工程と、
    前記保護層の形成後、前記第1領域と前記第2領域のうちの少なくとも前記第1領域上に、前記ゲート電極側壁のサイドウォール形成用の絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の形成後、前記絶縁膜をエッチングすることにより、前記第2領域の前記反射防止膜を前記保護層で保護しつつ、前記ゲート電極側壁にサイドウォールを形成する工程と、
    を有し、
    前記保護層は、前記第2領域の前記分割部および前記分割部近傍の前記反射防止膜上の領域においては前記反射防止膜上に選択的に形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記反射防止膜上に前記保護層を形成する工程においては、
    前記保護層を、前記複数の受光領域、前記分割部および前記分割部近傍の領域の前記反射防止膜上に同時に形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記保護層を、前記ポリシリコン膜の除去によって前記複数の受光領域および前記分割部の一部の領域の前記反射防止膜上に第1の保護層を形成した後、前記第1の保護層で覆われていない前記分割部および前記分割部近傍の領域の前記反射防止膜を覆う第2の保護層を形成することによって、形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2の保護層は、レジストを用いて形成されることを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2の保護層は、前記絶縁膜および前記絶縁膜上に形成されたレジストであることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記反射防止膜は、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層構造を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一に記載の半導体装置の製造方法。
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