JP2003264243A - 2つのタイプのホトダイオードを包含する集積回路装置 - Google Patents

2つのタイプのホトダイオードを包含する集積回路装置

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JP2003264243A
JP2003264243A JP2003026193A JP2003026193A JP2003264243A JP 2003264243 A JP2003264243 A JP 2003264243A JP 2003026193 A JP2003026193 A JP 2003026193A JP 2003026193 A JP2003026193 A JP 2003026193A JP 2003264243 A JP2003264243 A JP 2003264243A
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photodiodes
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JP2003026193A
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A Thomas Daniel
エイ. トーマス ダニエール
Gilles E Thomas
イー. トーマス ジルズ
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ST MICROELECTRONICS Inc
STMicroelectronics lnc USA
Original Assignee
ST MICROELECTRONICS Inc
STMicroelectronics lnc USA
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    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホトダイオードを包含する集積回路装置及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 ダイオード構造を形成するためにトラン
ジスタ構造を適合させることによりCMOS処理技術を
使用して異なる構造を有する高速及び効率的なホトダイ
オードを製造する。該ホトダイオードのアノード領域は
PMOSトランジスタのPLDD領域か又はNMOSト
ランジスタのPウエルのいずれかに対応しており、異な
るアノード領域深さ、従って異なるドリフト領域厚さを
有する2つの異なるホトダイオード構造を提供する。ホ
トダイオードのシリコン表面上で使用される反射防止膜
は、本装置のその他の箇所においてシリコンブロッキン
グマスクとして使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大略、半導体ホト
ダイオードに関するものであって、更に詳細には、ホト
ダイオードを包含する集積回路装置及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体ホトダイオード (光検知器)の構
造及び機能は公知である。ホトダイオードはホトンの形
態の電磁放射を電気的エネルギへ変換させる。典型的な
ホトダイオードは電磁放射スペクトルの可視光及び近赤
外範囲内において動作する。異なる半導体物質は、ホト
ダイオードが応答する放射の特定の波長を決定する。ホ
トダイオードは、例えばゲルマニウム及びシリコン等の
元素半導体から製造することが可能であり、更に、例え
ばガリウム砒素等の所謂III−V化合物半導体から製
造することも可能である。
【0003】典型的なホトダイオードは、表面P型アノ
ード領域を包含しており、それに対してアノードコンタ
クトが形成される。反射防止膜がP型領域の上側に設け
られ且つホトダイオードが吸収すべく設計された波長に
おける放射の高い透過割合を確保すべく構成される。P
型領域の下側は非常に軽度にドープしたN型ドリフト領
域であり、その中において、入射する放射のホトンが吸
収され、正孔−電子対を発生する。N型ドリフト領域に
隣接して高度にドープしたN+カソード領域が設けら
れ、それに対して、装置の表面においてカソードコンタ
クトが形成される。P型アノード領域とN型ドリフト領
域との間のPN接合が印加電圧によって逆バイアスさ
れ、接合の両側に空乏層を発生させる。N型ドリフト領
域は比較的軽度にドープされているので、空乏層は支配
的に接合のN型側に存在しており、ドリフト領域深くに
延在している。空乏層内において発生された正孔及び電
子は印加電圧に応答して反対方向に掃引され、入射放射
の関数である電流を供給する。
【0004】集積回路の一部として1個を超えるホトダ
イオードを包含することがある適用例に対して望ましい
場合がある。米国特許第5,177,581号は、集積
回路チップ上に複数個の同一のホトダイオードを組込む
ことを記載した従来技術の特許の1例である。
【0005】ホトダイオードの設計におけるトレードオ
フ即ち利益衡量が種々の動作特性を決定することが知ら
れている。又、部分的に入射放射信号に応答して複雑な
機能を実施するために他の要素 (トランジスタ、抵抗
等)と同一の半導体チップ上にホトダイオードを組込む
場合に、このような他の要素を製造するプロセスの拘束
条件をホトダイオードの設計において考慮に入れねばな
らない。装置設計における複雑な機能性を与えるために
設計者に対して使用可能な柔軟性を最大とすると共に半
導体製造プロセスの複雑性を最小のものとすることが望
ましい。技術水準のCMOS又はBiCMOSプロセス
技術で製造した集積回路チップ上にホトダイオードを包
含させることは、前述した設計上の考慮事項に貢献す
る。CMOS装置は相補的なタイプのMOSトランジス
タ (PMOS及びNMOSの両方)を包含している。B
iCMOS装置はバイポーラトランジスタのみならずM
OSトランジスタを包含している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、ホトダイオードを包含する集積回路装置及
びその製造方法の改良を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の主目的によれ
ば、異なる構造のホトダイオードが集積回路を画定する
トランジスタと共に半導体チップ上に集積化される。該
ホトダイオードはトランジスタの構造に対応する構造を
使用して構築される。従って、CMOS集積回路装置の
製造プロセスは、単一の光電子集積回路装置内にPMO
S及びNMOSトランジスタと共にホトダイオードを組
込むために異なるホトマスクを使用することにより処理
ステップを変更することなしに適合させることが可能で
ある。
【0008】異なる深さのアノード領域を使用して同一
のチップ上に高速型及び効率型の両方のホトダイオード
を集積化させることが可能であり、該アノード領域はP
MOSトランジスタのPLDD領域又はNMOSトラン
ジスタのPウエルに対応している。ホトダイオードのシ
リコン表面上で使用される反射防止膜は、装置上の他の
位置においてシリサイドブロッキング (阻止)マスクと
しても機能する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1A,1B,1Cは本発明に基
づいて製造された半導体集積回路装置10の代表的な部
分を示している。図1A、1B,1Cは、トランジスタ
及びダイオードの構造が形成されているが、図3に示さ
れており且つ後により詳細に説明する上側保護層を包含
させる前の製造プロセスにおける段階においての装置1
0を示している。
【0010】装置10は、好適には、10乃至20Ω・
cmの固有抵抗を有するシリコンである軽度にドープし
たP型基板12上に製造される。図1AはNMOSトラ
ンジスタ16に隣接したPMOSトランジスタ14を示
しており、それらは装置10の種々の回路を画定する複
数個のこのようなNMOS (金属・酸化物・半導体)ト
ランジスタを表わしている。装置10内にバイポータト
ランジスタ (不図示)も包含させることが可能である。
PMOSトランジスタは、チャンネル領域上方に位置さ
れているゲート電極へ負の電圧を印加させることにより
正電荷キャリア(正孔)からなるチャンネルを誘起させる
ことが可能なN型領域と共にP型ソース領域及びドレイ
ン領域によって特性付けされる。NMOSトランジスタ
は、チャンネル領域上方に位置されているゲート電極へ
正の電圧を印加させることにより負の電荷キャリア (電
子)からなるチャンネルを誘起させることが可能なP型
領域と共にN型ソース領域及びドレイン領域によって特
性付けられる。
【0011】図1Bは第一ホトダイオード18を示して
おり、それは装置10の1つ又はそれ以上のこのような
ダイオード構造を表わしている。図1Cは第二ホトダイ
オード20を示しており、それは装置10の1つ又はそ
れ以上のこのようなダイオード構造を表わしている。複
数個のPMOS及びNMOSトランジスタ14及び16
及び第一及び第二ホトダイオード18及び20は、より
大きな装置又はシステム内の電子回路への入力として光
信号が使用される種々の異なる適用例において有用であ
る。例えば、ある光電子システムは635nmの波長に
おける赤レーザー光を使用する。ホトダイオード18及
び20は、以下の説明から明らかとなるように、このよ
うな赤レーザー光 (又はその他の波長)に対して応答す
べく構成することが可能である。
【0012】種々の従来の半導体装置製造技術を使用し
て装置10を製造することが可能である。N+埋込領域
22,24,26は、エピタキシャル成長の前に、基板
12の上側表面部分内に例えば燐等のN型ドーパントを
選択的に注入させることによって形成することが可能で
ある。同様に、P+分離領域28,30,32は、エピ
タキシャル成長の前に、基板12の上側表面部分内にボ
ロンを選択的に注入することにより形成することが可能
である。N+及びP+の表示は、これらの領域において
は比較的高い濃度のドーパント (燐又はボロン)が供給
されていることを表わしている。これらの初期的な注入
ステップに続いて、基板12上に非常に軽度にドープし
たN型エピタキシャル層34を成長させる。例えば、エ
ピタキシャルシリコンが上昇された温度で成長する場合
等の熱処理期間中に、N+埋込領域22,24,26及
びP+分離領域28,30,32がエピタキシャル層3
4内に部分的に上方へ拡散し、従ってこのような領域は
基板12の上側部分及び最終的な装置10におけるエピ
タキシャル層34の下側の隣接する部分内に存在する。
エピタキシャル層34と基板12とは一体となって装置
10の単結晶シリコン部分を画定し、その上に装置の回
路要素を相互接続するために種々の絶縁体及び導体を形
成する。
【0013】処理ステップの次の段階において、反対の
導電型のウエルを形成し、それは、PMOSトランジス
タ14の一部を形成するNウエル36と、NMOSトラ
ンジスタ16の一部を形成するPウエル38と、第二ホ
トダイオード20の一部を形成するPウエル40と、領
域30及び32から上側エピタキシャルシリコン表面へ
P型物質を延在させるためにP+分離領域30及び32
の上方に設けられているPウエル41とを包含してい
る。Nウエル36及び装置10内のその他の位置におけ
る同様のNウエル (不図示)は、好適には、中間のドー
パント濃度となる燐のイオン注入によって形成される。
Pウエル38,40,41及び装置10内のその他の位
置における同様のPウエル (不図示)は、好適には、中
間のドーパント濃度となるボロンのイオン注入によって
同時的に形成される。又、この段階において、P型フィ
ールド注入ステップを実施してP+チャンネルストップ
42を形成する。これらの構造を製造する技術は半導体
装置の製造において一般的に使用されている。
【0014】次に、従来のパターニング技術を使用して
装置10の選択した区域に約6,000Åの厚さにフィ
ールド酸化物44を成長させる。フィールド酸化物44
は、種々のトランジスタ、抵抗及びダイオードが装置1
0内に形成される活性シリコン領域を分離させる。次
に、燐の深いイオン注入によってN+シンカー46を形
成して、N+埋込層24及び26からシリコン表面に向
かって上方への導電性経路を形成する。
【0015】処理ステップの次の段階において、トラン
ジスタのゲート構造及びソース及びドレイン領域を形成
する。図1Aを参照すると、Nウエル36及びPウエル
38の上方のシリコン表面上に薄いゲート酸化物層を成
長させる。次いで、ゲート酸化物層の上を包含する本装
置の上に燐をドープしたポリシリコンを付着形成させ
る。次いで、従来のホトリソグラフィ及びドライエッチ
ング技術を使用して、ポリシリコン層及びゲート酸化物
層をパターン形成してゲート酸化物層48及びポリシリ
コンゲート50を画定する。
【0016】次に、軽度にドープしたドレイン (LD
D)注入ステップを実施して、PMOSトランジスタ1
4の活性区域の小さな表面部分内に軽度のドーズのボロ
ンイオンを注入することによってPLDD領域52を形
成すると共に、NMOSトランジスタ16の活性区域の
小さな表面部分内に軽度のドーズの燐イオンを注入する
ことによってNLDD領域54を形成する。ポリシリコ
ンゲート50は、LDD注入物がゲート酸化物層48直
下のシリコン内のチャンネル領域に到達することをブロ
ック即ち阻止するのに充分に厚いものである。PLDD
注入ステップは、又、図1B及び1Cに示したホトダイ
オード18及び20内に浅いP型領域56及び58を同
時的に形成する。LDD注入の後に、図1Aに示したよ
うに、それらの垂直端部に沿ってポリシリコンゲート5
0の両側に従来技術を使用して側壁酸化物スペーサー6
0を形成する。次に、ソース及びドレイン注入ステップ
を実施して、図1Aに示したように、PMOSトランジ
スタ14内にP+ソース/ドレイン領域62を形成し且
つNMOSトランジスタ16内にN+ソース/ドレイン
領域64を形成する。ここで、「ソース/ドレイン」の
用語を使用するが、その理由は、ソース領域及びドレイ
ン領域の構造によってではなく装置10の回路内にトラ
ンジスタが接続される態様によってソース領域とドレイ
ン領域とが区別されるものだからである。
【0017】PMOSトランジスタ14のソース/ドレ
イン領域62はボロンを使用してP+に高度にドープさ
れており且つNMOSトランジスタ16のソース/ドレ
イン領域64は砒素を使用してN+に高度にドープされ
ている。N+砒素をドープした領域64を形成するため
に使用されるのと同一の処理ステップを使用して、図1
B及び1Cに示したN+シンカー46の上側部分内にN
+カソードコンタクト領域66を形成する。図1AのP
+ボロンをドープした領域62を形成するために使用し
たのと同一の処理ステップを使用して、図1B及び1C
のダイオード構成体18及び20内にP+アノードコン
タクト領域67を形成する。説明の便宜上、軽度にドー
プしたP型領域56及び58は、より高度にドープされ
ているP+コンタクト領域67内へ延在する点線で示し
てある。
【0018】コンタクトを形成するシリコン領域及びポ
リシリコン層の接触抵抗を低下させることが一般的であ
る。このことは、通常、シリサイド化と呼ばれるプロセ
スによって行われ、その場合には、装置上に耐火性金属
膜を付着形成し且つ高温においてそれと接触するシリコ
ンと反応させる。好適には、この耐火性金属はチタンで
あり且つ露出されたシリコン表面上にチタンシリサイド
が形成される。図1Aにおいて、結果的に得られる薄い
チタンシリサイドコンタクト層がトランジスタ14及び
16のポリシリコンゲート50上及びソース/ドレイン
領域62及び64上に形成される。ポリシリコンゲート
50上のシリサイドコンタクト層は参照番号68によっ
て示してある。ソース/ドレイン領域62及び64上の
シリサイドコンタクト層は参照番号70で示してある。
図1B及び1Cを参照すると、シリサイドコンタクト層
72がN+コンタクト領域66上方のシリコン表面上に
形成されており、且つシリサイドコンタクト層74がP
+コンタクト領域67上方のシリコン表面上に形成され
ている。
【0019】典型的な装置におけるエピタキシャル層の
ドープした表面領域内に受動要素 (抵抗及びコンデン
サ)を形成するのが一般的である。このような抵抗は、
シリコン表面上方に配設されているポリシリコンストリ
ップの一部に形成することが可能な「ポリシリコン抵
抗」と区別するために「シリコン抵抗」と呼ばれる。ド
ープした表面エピタキシャル領域におけるシリコンの固
有抵抗及びこのような領域の寸法に依存するこのような
シリコン抵抗に対する抵抗値を得るために、その反対側
端部における2つの接触点を除いて、抵抗の表面のシリ
サイド化を防止するためのシリサイドブロッキングマス
クとして薄い誘電体膜を使用することが必要である。同
様に、回路設計者がポリシリコン抵抗を形成すべく選択
した箇所のポリシリコンストリップの一部を被覆するた
めにシリサイドブロッキングマスクを使用することが可
能である。
【0020】本発明の1つの特徴によれば、装置上のあ
る箇所におけるシリサイド化を防止するために使用され
る同一のシリサイドブロッキングマスクが、ホトダイオ
ードの箇所においてシリコン表面部分のシリサイド化を
防止するために使用される。シリサイドブロッキングマ
スクのこのような部分は、ホトダイオードに対する反射
防止誘電体膜として作用するためにホトダイオード箇所
における所定の位置に残存される。特に、図1B及び1
Cを参照すると、反射防止誘電体膜76及び78が夫々
のP型領域56及び58の上方に形成される。これらの
反射防止膜76及び78は、シリサイド化が所望される
箇所において選択的に除去されるシリサイドブロッキン
グマスクとして全体的な装置10の上に形成される共通
の誘電体膜から得られる。例えば、このようなシリサイ
ドブロッキングマスクの部分は、図1Aにおいてコンタ
クト層70が形成されるべき箇所及び図1B及び1Cに
おいてコンタクト層72及び74が形成されるべき箇所
のシリコンから除去される。シリサイドブロッキングマ
スクの一部はフィールド酸化物44の上方に残存し且つ
図1A,1B,1Cにおいて参照番号80で示してあ
る。理解されるように、個別的な膜部分76,78,8
0となる開始誘電体膜は、例えば層68,70,72,
74等のシリサイドコンタクト層を形成することが所望
される個所においてのみ除去される。製造を容易とする
ために、図1Aに示されているように、シリサイドブロ
ッキングマスクは側壁酸化物スペーサー60からも除去
することが可能である。
【0021】シリサイド化の後に、図1Aに示したよう
に、平坦化させた層間誘電体層 (ILD)82を形成す
る。ILD層82は、相次ぐサブレイヤーにおいて1つ
を超えるタイプの誘電体物質を付着形成することによっ
て形成することが可能である。オプションとして、下限
で約1500ÅのILD層82はドープしていないシリ
コン酸化物とすることが可能である。ILD層82は、
従来の化学的機械的研磨 (CMP)技術によって平坦化
させることが可能である。ILD層82は図1B及び1
Cにおいても見えるが、ホトダイオード18及び20上
方の部分が除去された状態で示されている。ホトダイオ
ード18及び20の上方からILD層82の部分を除去
することは、図3に関連して後により詳細に説明するウ
インドウを形成する一連のステップ期間中に行われる。
【0022】再度図1Aを参照すると、シリサイドコン
タクト層70の上方に開口をドライエッチングにより形
成する。次いで、公知の技術を使用して該開口内にタン
グステンプラグ84を形成する。次に、アルミニウムコ
ンタクト86を形成して装置10内の種々の要素の回路
相互接続を可能とさせる。
【0023】図1B及び1Cを参照すると、ホトダイオ
ード18及び20へのカソード及びアノード接続を可能
とさせるために、コンタクト領域66及び67の上方に
シリサイドコンタクト層72及び74と接触してタング
ステンプラグ (不図示)が設けられることが理解され
る。アルミニウムコンタクト (不図示)もこれらの箇所
においてタングステンプラグに対して形成され、ホトダ
イオード18及び20の装置10のその他の回路要素と
の相互接続を可能とさせる。タングステンプラグ及びア
ルミニウムコンタクトは説明の便宜上図1B及び1Cに
は示していないが、それらは図1Aに示したタングステ
ンプラブ84及びアルミニウムコンタクト86を形成す
るために使用するのと同一の処理ステップを使用して形
成される。
【0024】図1B及び1Cのホトダイオード18及び
20は、典型的に、上から見た場合に矩形状のパターン
にレイアウトされ、好適には、1.5の長さ対幅の比を
有しており、それは光学的感度を改善させる。P+アノ
ードコンタクト領域67及びシリサイドコンタクト層7
4をフィールド酸化物44の境界部分内の矩形状のP型
領域56及び58の周辺部周りにレイアウトさせる。P
+コンタクト領域67はシリコン表面へ延在しており、
そこで、それらはシリサイドアノードコンタクト74に
よって接触され、これらの構造は、両方共、上から見た
場合に環状であり、夫々のP型領域56及び58の周辺
周りに延在している。シリサイドコンタクト72及びそ
れと接触しているタングステンプラグ (不図示)はホト
ダイオード18及び20に対して装置10内のカソード
コンタクトを画定している。埋込層24及び26も上か
ら見た場合に矩形状である。又、シンカー46、コンタ
クト領域66及びカソードコンタクト72は、上から見
た場合に環状形状であり且つ下側に存在する埋込層24
及び26の形状に適合している。シリサイドコンタクト
72及び74と接触する前述したタングステンプラグ
(図1B及び1Cには示していない)が環状形状のコンタ
クト領域66及び67に対応するパターンで別々の位置
に設けられている。然しながら、図1B及び1Cの断面
は、これらの特定のタングステンプラグを介して通過す
ることのない面を介して説明の便宜上取られたものであ
る。
【0025】再度図2を参照すると、それは図1Bの拡
大した部分を示しており、本発明の付加的な詳細な特徴
について説明する。反射防止膜76は、好適には、2つ
の別個の誘電体層を有しており、下側シリコン酸化物層
88と上側シリコン窒化物層90とを包含している。こ
れら2つの層はフィールド酸化物44の上側に存在する
誘電体膜80を形成する対応する部分88′と90′と
を有している。前述したように、膜76及び80はシリ
サイドブロッキングマスク及び反射防止膜の二重目的を
達成する同一の開始誘電体膜の一部である。連続的なシ
ートとして開始する膜76及び80を構成する薄い酸化
物及び窒化物層を付着形成した後に、従来のホトリソグ
ラフィマスキング及びエッチング技術によって一部を選
択的に除去し、従って所望の箇所においてシリサイドコ
ンタクト層を形成することが可能である。図2におい
て、これらの酸化物及び窒化物層はシリサイドコンタク
ト層74が形成される箇所のシリコン表面上方から除去
されている。シリサイドコンタクト層74の上方に示さ
れているILD層82は形成され且つ部分的に切断され
て反射防止膜76を露出させる。図1Cのホトダイオー
ド20は、Pウエル40がホトダイオード22が付加さ
れている点を除いて、図1Bのダイオード18と構造が
同じである。従って、理解されるように、図1Bの反射
防止膜76のコンポーネント層を構成するのと同一の図
2に示した酸化物層88及び窒化物層90は、図1Cの
反射防止膜78のコンポーネント層も構成している。
【0026】酸化物層88及び窒化物層90の厚さは、
その最終的な使用の適用例においてホトダイオードが応
答すべく設計される光の波長に依存して選択される。こ
れらの厚さは層90及び88を介して入力して来る光が
下側に存在するシリコン内へ理想的に100%の透過を
達成すべく選択される。1例として、ホトダイオードが
635nmの波長における赤レーザー光に応答すべく設
計される場合には、酸化物層88は30nmの厚さに形
成され且つ窒化物層90は50nmの厚さに構成され、
それを介してほぼ100%の光の透過を達成する。
【0027】次に、図3を参照すると、最終的な上側の
層が付与された装置10が示されている。説明の便宜
上、上側の層のみが詳細に示されているが、図3の構造
においては図1AのPMOSトランジスタ14及びNM
OSトランジスタ16のみならず図1B又は図1Cのい
ずれかのホトダイオード18及び20の一方が包含され
ていることを理解すべきである。これらのトランジスタ
及びホトダイオードは図3において括弧を付けた参照番
号が与えられている箇所に対応する位置において装置内
に位置されている。換言すると、図3に示した最終的な
装置10の部分は、以下に説明するように、付加的な上
側の層を設けた状態の図1A及び1B又は図1A及び1
Cのいずれかの概略的な複合体である。
【0028】図3に示したように、アルミニウムコンタ
クト86の上に第二平坦化ILD層92を形成する。こ
の第二IDL層92は、又、図1A,1B,1C,2に
示される第一ILD層82の上側に位置している。次い
で、金属付着形成及びパターニングシーケンスを行っ
て、金属スクリーンプレート94を形成し、それは、図
3に示したように、ホトダイオード位置の上を除いて、
装置10の殆どの区域の上側に位置している。スクリー
ンプレート94用の金属はアルミニウムとすることが可
能である。スクリーンプレート94は、ホトダイオード
の区域を除いて、下側に存在するシリコンに光が入るこ
とを防止する。このようなスクリーンプレート94の使
用は、その最終的な使用の適用例において従来のパッケ
ージ内に半導体チップが収納されない場合には特に重要
である。迷光がトランジスタの利得、リーク電流及びス
レッシュホールド電圧に影響を与える場合があるが、ス
クリーンプレート94はそのことを回避する。次に、厚
いパッシベ−ション層96を金属スクリーンプレート9
4及びプレート94によって被覆されていないILD層
92の部分の上に付着形成させる。層96は非常に厚
く、好適には1ミクロンを超えるものであり、且つ複数
個のサブレイヤーから構成することが可能であり、好適
には下側のドープした酸化物サブレイヤーと上側のオキ
シナイトライドのサブレイヤーを包含するものである
が、それらは別々には示していない。最後に、パッシベ
−ション層96の上側に形成した装置10の上部層とし
てオプションのポリイミド層98を包含させることが可
能である。ポリイミド層98はその後のパッケージング
期間中において装置10上のストレスを減少させるべく
作用する。
【0029】処理ステップの最終的なシーケンスは、装
置10のホトダイオードの各々の上方におけるウインド
ウの開口で進行する。再度図3を参照すると、ウインド
ウ100がホトダイオード18(又は20)の上方に開
口されている。最初に、各ホトダイオード位置の上方の
矩形状の区域においてポリイミド層98を選択的に除去
する。次いで、パッシベ−ション層96と上側ILD層
92を対応する矩形状のパターンでエッチングする。こ
のエッチングは、下側ILD層82を介して継続して行
われ、その結果を図1B,1C,2に示してあり、それ
らは本装置の下側層のみを示している。特に図2を参照
すると、窒化物層90が露出された場合にこのエッチン
グは停止する。このエッチングは窒化物層90を殆ど除
去することなしにILD層82を選択的にアタックす
る。理解されるように、最終的な構造の良好な画定を達
成するために処理に対して制御を付加するために異なる
タイプのエッチングステップの組合わせを使用すること
が可能である。
【0030】装置10内の種々のホトダイオード上方に
ウインドウ100を開口させるために使用される技術は
典型的に半導体チップの周辺部に表われる従来のボンデ
ィングパッド(不図示)に対してウインドウを開口する
ために使用される技術と同様である。より大型の円形状
のウエハ上の複数個のチップを処理した後に、チップを
分離させ且つ最終的な装置として保護ハウジング内にパ
ッケージングさせることが可能である。このようなパッ
ケージング技術は公知である。
【0031】再度図1B及び1Cを参照すると、第一ホ
トダイオード18が重要な側面において第二ホトダイオ
ード20と構造的に異なっていることが理解され、即ち
これらのホトダイオードを比較した場合に、第一ホトダ
イオード18は比較的効率的であり且つ第二ホトダイオ
ードは比較的高速である。高速のホトダイオード20は
効率的なホトダイオード18には存在しないPウエル4
0を有している。ホトダイオード18において、P型領
域56は、実効的に、ダイオードのアノード領域を画定
している。ホトダイオード20において、Pウエル40
は、実効的に、ダイオードのアノード領域を画定してい
る。ホトダイオード20において、比較的浅いP型領域
58は処理を簡単化するために設けられているが、機能
的には特段のものではない。図1Bのホトダイオード1
8において、ダイオードのPN接合の機能的に顕著な部
分はP型アノード領域56とN型エピタキシャル層34
の下側に存在する部分との間に画定されている。環状の
P+コンタクト領域67はシリサイドコンタクト74に
対して良好なオーミック接触を与えるが、ホトダイオー
ド18の光電変換機能において顕著な役割を担うもので
はない。図1Cのホトダイオード20において、ダイオ
ードのPN接合がP型アノード領域40とN型エピタキ
シャル層34の下側に存在する部分との間に画定されて
いる。
【0032】上述したプロセスにおいて、N型エピタキ
シャル層が2.4ミクロン(μm)の厚さに成長させる
ことが好適である。前述したように、熱処理期間中に、
N+埋込層24及び26を形成するために使用する燐
が、エピタキシャル層34が成長されるに連れ、エピタ
キシャル層34内に上方へ拡散する。この上方拡散の範
囲は約0.7ミクロンである。この下側の0.7ミクロ
ン部分の上方において、エピタキシャル層のN型ドーパ
ントの濃度は非常に軽度でありシリコン表面に到達する
まで基本的に一定である。このドーパント濃度は特定し
た固有抵抗の関数であり、それは、好適には、1乃至5
Ω・cmの範囲である。装置10がバイポーラトランジ
スタを包含している場合には、N型エピタキシャル層3
4の好適な固有抵抗は好適な範囲の下限にあり、即ち約
1Ω・cmである。装置10がMOSトランジスタのみ
を有しており且つバイポーラトランジスタを有するもの
ではない場合には、N型エピタキシャル層34の好適な
固有抵抗は該好適な範囲の上限にあり、即ち約5Ω・c
mである。
【0033】当業者によって理解されるように、N+埋
込層24(又は26)とその上方の非常に軽度にドープ
したN型エピタキシャル物質との間の境界は精密に位置
決めさせることが困難である。従って、定義上、N+埋
込層24(又は26)と非常に軽度にドープしたN型エ
ピタキシャル層34との間の境界は、埋込層内を上方へ
移動するN型ドーパント濃度がその上方のエピタキシャ
ル層34の一定なN型ドーパント濃度の1.2倍へ降下
する箇所において発生する。このファクタを選択する理
由は、20%未満のドーパント濃度における差異を測定
することが困難だからである。
【0034】好適には、図1Bのホトダイオード18に
おけるP型アノード領域56の深さはシリコン表面下側
約0.2ミクロンである。換言すると、P型アノード領
域56とN型エピタキシャル層34との間のPN接合の
深さはシリコン表面下側約0.2ミクロンである。従っ
て、N+埋込層24との境界からアノード領域56で形
成されているPN接合へ上方へ延在するN型エピタキシ
ャル層34の部分の垂直高さ即ち厚さは約1.5ミクロ
ンである。このN型エピタキシャル層34の1.5ミク
ロンの厚さ部分は、本明細書においては、効率的なドリ
フト領域と呼称する。プロセス及び適用例が許す場合に
は、この効率的なドリフト領域を更に厚く形成すること
が望ましい場合がある。
【0035】好適には、図1Cのホトダイオード20に
おけるP型アノード領域40の深さはシリコン表面下側
約1.0ミクロンである。換言すると、P型アノード領
域40とN型エピタキシャル層34との間のPN接合の
深さはシリコン表面下側約1.0ミクロンである。従っ
て、N+埋込層24との境界からアノード領域40と共
に形成されるPN接合へ上方へ延在するN型エピタキシ
ャル層34の部分の垂直高さ即ち厚さは約0.7ミクロ
ンである。このN型エピタキシャル層34の0.7ミク
ロンの厚さ部分は本明細書においては高速のドリフト領
域と呼称する。
【0036】ホトダイオード18及び20の構造におけ
る設計考慮事項は、ホトダイオードを有することのない
他のタイプのMOS集積回路装置を製造する過程におい
てPMOSトランジスタ14、NMOSトランジスタ1
6、同様の要素を製造するステップの同一の処理技術及
びシーケンスを使用することである。理解されるよう
に、2つの異なるタイプのホトダイオード(図1Bに示
した効率型及び図1Cに示した高速型)を有する装置1
0を製造するのに必要なことは、ホトダイオード18及
び20を組込むために設計されたホトマスク(又は「レ
チクル」)を提供することである。何故ならば、これら
のホトダイオードは装置10上のPMOS及びNMOS
トランジスタを製造するためにも使用する構造的要素を
使用して構築されるからである。注意すべきことである
が、効率的なホトダイオード18のP型アノード領域5
6はPMOSトランジスタ14のPLDD領域52に対
応しており且つ高速のホトダイオード20のP型アノー
ド領域40はNMOSトランジスタ16のPウエル38
に対応している。
【0037】2つの異なるアノード領域56及び40の
深さにおける差異は、効率的なドリフト領域(ホトダイ
オード18において)及び高速のドリフト領域(ホトダ
イオード20において)を画定するN型エピタキシャル
層34の夫々の部分がかなりの程度寸法的に異なるもの
とさせることを可能とする。ここでの定義上、高速のド
リフト領域は、1ミクロン未満の厚さを有しており、且
つ効率的なドリフト領域は1ミクロンより実質的に大き
な厚さを有している。理解されるように、好適実施例に
よれば、ホトダイオード18の効率的なドリフト領域は
高速のドリフト領域の厚さ(0.7ミクロン)の2倍を
超える厚さ(1.5ミクロン)に形成される。
【0038】当業者によって理解されるように、比較的
厚いドリフト領域(1.5ミクロン)を具備する効率的
なホトダイオード18は、比較的薄いドリフト領域
(0.7ミクロン)を具備する高速のホトダイオード2
0と同一の入射光ビームの下で著しくより大きな正孔−
電子対を発生することが可能である。一方、ドリフト領
域を介してのキャリアに対する通過時間もこれら2つの
異なるホトダイオードに対して著しく異なっている。高
速のホトダイオード20に対する通過時間は、これら2
つの異なるホトダイオードにおけるドリフト領域の相対
的な厚さに基づいて、効率的なホトダイオード18に対
するものよりも著しく短い。従って、ホトダイオード2
0の応答時間はホトダイオード18に対するものよりも
かなり高速である。
【0039】本発明は、同一の集積回路装置上に比較的
高速のホトダイオードと比較的効率的なホトダイオード
の両方を包含することの能力をシステム設計者に具備さ
せることの利点を認識している。更に、この利点は単に
新たなホトマスクの組を形成するだけで本明細書に記載
した装置10及びそのような同様の装置を製造するため
に既存の処理技術及び処理の流れを使用して達成するこ
とが可能である。
【0040】当業者によって理解されるように、上述し
た如くその上方にシリサイドブロッキングマスクが維持
されるシリコン抵抗の構造はホトダイオード18又は2
0のいずれかに対して非常に類似した断面で表われる。
例えば、図1Bのホトダイオード18は誘電体膜76に
よって被覆されている軽度にドープされているP型領域
56、及びその上方に形成されており且つ高度にドープ
されている領域67と接触するシリサイドコンタクト7
4と共に軽度にドープした領域56の両側における高度
にドープしたコンタクト領域67を有している。別々の
金属接続が形成される抵抗に対する端子としてシリサイ
ドコンタクト74を使用することによってシリコン抵抗
として本回路内において同様の構成体を接続させること
が可能である。図1Bの誘電体膜76は該抵抗に対する
シリサイドブロッキングマスクとして作用することが可
能である。勿論、ホトダイオード18に対して必要であ
るように抵抗の上方にウインドウを配置させることは必
ずしも必要ではない。換言すると、断面で見た場合に、
別個のコンタクト領域67及び端子コンタクト74を具
備するストリップの形態にレイアウトされたP型領域5
6は本装置における抵抗として作用することが可能であ
る。一方、ホトダイオード18は環状コンタクト領域6
7及び同様の形状のアノードコンタクト74を使用し、
且つ上述した抵抗を構成することは必要ではない環状の
コンタクト領域66及び同様の形状のカソードコンタク
ト72を包含している。
【0041】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ制限
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明に基づいて製造された装置の一部で
あって代表的なPMOS及びNMOSトランジスタを示
している一部の概略断面図。
【図1B】 本装置内に包含されている2つの異なるタ
イプのホトダイオードのうちの第一のホトダイオードを
示した本発明装置の別の部分の概略断面図。
【図1C】 本装置内に包含されている2つの異なるタ
イプのホトダイオードのうちの第二のホトダイオードを
示した本発明の更に別の部分の概略断面図。
【図2】 付加的な詳細を示した図1Bの構造の一部の
拡大概略断面図。
【図3】 図1A,1B,1Cの構成に付加された上側
の導電層及び絶縁層を示した本発明装置の一部の概略断
面図。
【符号の説明】
10 半導体集積回路装置 12 基板 14 PMOSトランジスタ 16 NMOSトランジスタ 18 第一ホトダイオード 20 第二ホトダイオード 22,24,26 N+埋込領域 28,30,32 P+分離領域 34 エピタキシャル層 36 Nウエル 38 Pウエル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエール エイ. トーマス アメリカ合衆国, テキサス 75248, ダラス, フォールカーク ドライブ 16312 (72)発明者 ジルズ イー. トーマス アメリカ合衆国, テキサス 75248, ダラス, フォールカーク ドライブ 16312 Fターム(参考) 5F048 AC03 AC10 BA02 BA12 BB06 BB08 BB12 BC06 BD09 BE03 BF02 BF06 BF07 BG12 BH07 DA01 DA09 DA25 5F049 MA04 MA15 NA20 SZ03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路装置において、 その上に形成されており上側半導体表面へ延在するエピ
    タキシャル層を包含する単結晶半導体物質からなる基
    板、 前記エピタキシャル層内に画定されているP型及びN型
    領域を具備する複数個のトランジスタ、 異なる構造を具備する少なくとも第一及び第二ホトダイ
    オード、を有しており、各ホトダイオードが前記エピタ
    キシャル層の底部に配設されているN+埋込層上方の前
    記エピタキシャル層内に形成されており、前記第一ホト
    ダイオードが効率的なドリフト領域を具備しており、前
    記第二ホトダイオードが高速のドリフト領域を具備して
    おり、各ドリフト領域は夫々のN+埋込層上方に配設さ
    れている前記エピタキシャル層の軽度にドープしたN型
    部分から構成されており、前記第一ホトダイオードは、
    更に、前記上側半導体表面から第一PN接合が前記効率
    的なドリフト領域と共に画定されているその下側の第一
    深さへ延在する第一P型アノード領域によって特性付け
    られ、前記第二ホトダイオードが、更に、前記上側半導
    体表面から第二PN接合が前記高速のドリフト領域と共
    に画定される箇所のその下側の第二深さへ延在する第二
    P型アノード領域によって特性付けられ、前記効率的な
    ドリフト領域の厚さが前記高速のドリフト領域の厚さの
    2倍より大きいことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、前記ホトダイ
    オードの各々の上方で前記上側半導体表面上に存在して
    いる部分を具備する反射防止膜を有しており、前記反射
    防止膜がシリサイドブロッキングマスクとして作用する
    ために前記ホトダイオードから除去した本装置上の位置
    において対応する部分を包含していることを特徴とする
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、更に、前記ホトダイ
    オードの上方ではなく本装置のトランジスタの上方に配
    設されている金属スクリーンプレートを有しており、前
    記金属スクリーンプレートはパッシベ−ション層の下側
    に位置しており、前記パッシベ−ション層の一部が除去
    されて入射光に対するウインドウを画定しており、前記
    ウインドウが前記反射防止膜へ下方へ延在していること
    を特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項1おいて、前記効率的なドリフト
    領域が1ミクロンを超えた厚さであり且つ前記高速のド
    リフト領域が1ミクロン未満の厚さであることを特徴と
    する装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、各ホトダイオードの
    構成が、更に、前記上側半導体表面から前記N+埋込層
    へ下方へ延在するN+シンカー、前記N+シンカー上方
    の前記上側半導体表面上に形成されているシリサイドカ
    ソードコンタクト、前記P型アノード領域上方の前記上
    側半導体表面上に形成されているシリサイドアノードコ
    ンタクトを包含していることを特徴とする装置。
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