JP2006275271A - クラッチのレリーズ構造 - Google Patents

クラッチのレリーズ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006275271A
JP2006275271A JP2005099951A JP2005099951A JP2006275271A JP 2006275271 A JP2006275271 A JP 2006275271A JP 2005099951 A JP2005099951 A JP 2005099951A JP 2005099951 A JP2005099951 A JP 2005099951A JP 2006275271 A JP2006275271 A JP 2006275271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boot
fork
clutch
case
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005099951A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4321473B2 (ja
Inventor
Junichi Kato
淳一 加藤
Tomoyuki Kano
盟之 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005099951A priority Critical patent/JP4321473B2/ja
Priority to EP20060251784 priority patent/EP1707836B1/en
Priority to DE200660016669 priority patent/DE602006016669D1/de
Publication of JP2006275271A publication Critical patent/JP2006275271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4321473B2 publication Critical patent/JP4321473B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D23/14Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
    • F16D2023/141Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings characterised by using a fork; Details of forks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

【課題】 サポートにブーツの取付けられたクラッチのレリーズ構造を特別な加工を行うことなく提供する。
【解決手段】 クラッチのレリーズ構造は、凹球面42の形成されたクラッチレリーズフォーク40と、球面状の先端部34により凹球面42を支持するサポート30と、サポート30の周囲を取り囲むブーツ60とを備える。ブーツ60の一端がフォーク40に当接するとともにブーツ60の他端がサポート30の取付け用ボス22に嵌合する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クラッチのレリーズ構造に関する。
従来、凹球面の形成されたクラッチレリーズフォークと、球面状の先端部により前記凹球面を支持するサポートとを備え、同フォークが揺動することにより、クラッチの断接を行うクラッチのレリーズ構造がある(例えば、特許文献1参照)。
上記構造にあっては、クラッチハウジング内で発生した異物や、外部からクラッチハウジング内に侵入する異物や水が、フォークとサポートとの摺動部に侵入するおそれがある。このため、サポートの周囲を取り囲むブーツを備えることにより、上記摺動部への異物や水の侵入を抑制することがある。このようなブーツは、フォークに溝加工を行ってブーツの一端を同溝に嵌合させるとともに、ブーツの他端をサポートに固定することにより取付けられる。
特公平6−80336号公報
ところで、上記フォークは、クラッチペダルの操作あるいは自動アクチュエータの作動に基づいてその一端に加えられる力をクラッチに伝達する必要があるため、それに耐え得る強度が要求される。また、フォークは、サポートとの摺動部に凹球面が形成されるように、その機能を果たすためにある程度複雑な形状を有している。このため、一般にフォークは、鉄材料を鋳造することにより形成されている。
また近年、フォークの重量軽減やコスト低減のために、鋳造製フォークに代わって、金属製の板をプレス加工して形成されたプレス製フォークが増加している。このようなプレス製フォークは、比較的肉厚の大きい鋳造製フォークと比べて強度が低いことから、上記のようなブーツを取付けるための加工を行うと、その耐久性が損なわれるおそれがある。このため、プレス製フォークを用いたクラッチのレリーズ構造にあっては、サポートにブーツを取付けることが困難である。
なお、鋳造製フォークにおいても、サポートにブーツを取付けるためには、フォークやサポートに特別な加工が必要とされている。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サポートにブーツの取付けられたクラッチのレリーズ構造を特別な加工を行うことなく提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、凹球面の形成されたクラッチレリーズフォークと、球面状の先端部により前記凹球面を支持するサポートと、前記サポートの周囲を取り囲むブーツとを備えるクラッチのレリーズ構造であって、前記ブーツの一端が前記フォークに当接するとともに同ブーツの他端が前記サポートの取付け用ボスに嵌合することを要旨としている。
上記構成によれば、ブーツの一端がフォークに当接するとともに同ブーツの他端がサポートの取付け用ボスに嵌合するため、フォークやサポート、取付け用ボス等に特別な加工を行うことなくサポートにブーツを取付けることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクラッチのレリーズ構造において、前記ブーツの他端が前記取付け用ボスの形成されたケースに当接することを要旨としている。
上記構成によれば、ブーツの他端がケースに当接するため、ブーツ内への異物や水の侵入を効果的に抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のクラッチのレリーズ構造において、前記ブーツの他端は前記ケースの凹凸に対応して形成されることを要旨としている。
上記構成によれば、ケースに当接するブーツの他端はケースの凹凸に対応して形成されているため、同他端は凹凸のあるケースに対しても隙間を作ることなく当接することができる。その結果、ブーツ内への異物や水の侵入を更に効果的に抑制することができる。
フォークの重量軽減やコスト低減のために、鋳造に代えて金属製の板のプレス加工によりフォークが形成されることがある。このようなプレス製フォークは、比較的肉厚の大きい鋳造製フォークと比べて強度が低いことから、ブーツを取付けるための加工を行うと、その耐久性が損なわれるおそれがある。
この点、本発明によればフォークに特別な加工を行う必要がないため、請求項4に記載の発明によるように、フォークが折り曲げられた金属製の板からなるクラッチのレリーズ構造に対してもブーツを取付けることができる。
輸送時にサポートからフォークが脱落するおそれがあるため、一般にクラッチのレリーズ構造はサポートからフォークが脱落することを防止するクリップを備えている。このクリップはフォーク及びサポートの一方に固定されるとともに他方を支持する必要があるため、サポートにブーツを取付ける際の妨げとなる。
この点、請求項5に記載の発明によれば、ブーツに形成された切欠にクリップが嵌合するため、クリップを備えるクラッチのレリーズ構造にもブーツを取付けることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のクラッチのレリーズ構造において、前記ブーツは切欠の形成されたフランジを更に備え、前記取付け用ボスの形成されたケースの突起に前記切欠が嵌合することを要旨としている。
上記構成によれば、ブーツは切欠の形成されたフランジを備え、ケースの突起に同切欠が嵌合するため、ケースに対するブーツの位置決めを正確に行うことができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のクラッチのレリーズ構造において、前記フランジは前記ケースの他の突起に当接することを要旨としている。
上記構成によれば、フランジは切欠以外の部分においてケースの他の突起に当接するため、ケースに対してブーツを安定させることができる。
本発明の一実施形態について、図1〜5を参照して説明する。
図1に示すように、クラッチハウジング10及びトランスアクスルケース20等で区画される領域内には、図示しないクラッチが備えられている。ケース20には、サポート30の取付け用ボス22が円筒状に形成されている。この取付け用ボス22にサポート30のねじ部32を締結することにより、ケース20にサポート30が取付けられている。なお、トランスアクスルケース20及びサポート30はアルミニウムをはじめとした金属材料により形成されている。
サポート30の先端部34は球面状に形成されている。そして、クラッチレリーズフォーク40に形成された凹球面42が、サポート30の先端部34によって支持されている。凹球面42と先端部34との摺動部にはグリスが塗布されている。また、フォーク40には凹部44及び当接部46が形成されている。そして、図示しないクラッチペダルの操作に基づきクラッチレリーズシリンダーからの力が凹部44に加えられると、フォーク40が先端部34を支点として揺動し、その力が当接部46からクラッチに向けて伝達される。なお、フォーク40はステンレス板等、金属製の板をプレス加工して形成されており、その板厚は約3.5mmとなっている。
フォーク40には、クリップ50を取付けるための溝47,48が形成されている。クリップ50は、両端部付近が溝47,48に係合することにより、フォーク40に取付けられている。クリップ50は、弾性力のある金属材料により形成され、屈曲部56がサポート30の先端部34を押圧することにより、サポート30からフォーク40が脱落することを防止している。
サポート30には、その周囲を取り囲むブーツ60が取り付けられている。ブーツ60の一端はフォーク40に当接し、他端は上記ケース20に当接している。また、同他端は上記取付け用ボス22に緩く嵌合している。なお、ブーツ60はゴム材料、合成樹脂等により形成されている。
図2に、上記フォーク40及びクリップ50の構造を示す。
同図2に示すように、フォーク40は二股状になっており、二股部分の先端付近に上記当接部46が形成されている。二股の中央部には、クリップ50を通すための上記溝48が形成されている。また、フォーク40の両側面には、上記溝47が形成されている。
クリップ50は、略「U」字状に形成されている。「U」字の2つの端部には、溝47に対して弾性的に係合する係合部52が形成されている。また、クリップ50の折り返し部分には、上記フォーク40の二股の中央部の端面に掛かる掛部54が形成されている。そして、係合部52を溝47に係合させるとともに、掛部54を二股の中央部の端面に掛けることにより、フォーク40にクリップ50が取付けられている。フォーク40及びクリップ50を上記サポート30に取付ける際には、クリップ50の2本の直線部の間にサポート30の上記先端部34が押し込まれる。
図3に、上記ブーツ60の構造を示す。
同図3に示すように、ブーツ60は、外周面から外径方向に張り出して形成されたフランジ62を備えている。ブーツ60の中間部分には、径の大きい部分と小さい部分とが交互に繰り返される蛇腹部64が形成されている。
ブーツ60の上記フォーク40側の端部には、上記クリップ50が嵌合する切欠66A,66B(切欠66Bは図示せず)が形成されている。切欠66A,66Bは、中間部分の幅が最も小さく形成されるとともに、先端部が円形に形成されている。これらの幅および大きさは、クリップ50の径と同等もしくは若干小さく形成されている。また、切欠66A,66Bの長さは、上記サポート30にフォーク40及びクリップ50が取り付けられた状態において切欠66A,66Bにクリップ50が嵌合したときに、ブーツ60の端部がフォーク40に当接する最低限の長さに設定されている。すなわち、これらが組み付けられた状態において、ブーツ60の端部とフォーク40との間に隙間ができず、且つ切欠の先端部にクリップ50と嵌合しない余り部分が生じないように切欠66A,66Bの長さが設定されている。
ブーツ60の上記ケース20側の端部から若干離れた位置には、内径が他の部分と比較して若干小さい縮径部68が形成されている。この縮径部68の内径は、上記取付け用ボス22の外径と同等もしくは若干小さく形成されている。
図4に、ケース20に対するブーツ60の取付け態様を示す。
同図4に示すように、ブーツ60には位置決め用の切欠69が形成されている。切欠69の形状寸法は突起24に対応して設定されており、具体的には切欠69の突起24に当接する部分の幅が突起24の外径に略等しく設定されている。そして、切欠69が突起24に嵌合することにより、ケース20に対するブーツ60の位置決めが行われている。なお、突起24は、ケース20の裏面に雌ねじ部を形成した際にできたものである。
ブーツ60のフランジ62は、ケース20に形成されたリブ26A,26Bおよび突起28に当接している。すなわち、フランジ62は、切欠69において突起24に嵌合するとともに、ケース20の他の突起に当接している。
フォーク40及びクリップ50(図示せず)がサポート30(図示せず)に取り付けられると、「U」字状のクリップ50の2本の直線部分はそれぞれ切欠66A,66Bに嵌合する。ここで、ケース20とフォーク40(クリップ50)との相対位置は決まっているため、クリップ50に切欠66A,66Bを嵌合させることにより、ケース20に対するブーツ60の位置決めが行われる。
図5に、図4の5−5線断面を示す。
ブーツ60は、フォーク40によって同図5の下方に押圧されており、蛇腹部64が縮むことによって押圧力を受け止めている。このため、ブーツ60のフォーク40側の端部は、フォーク40に対して適度な圧力で当接している。また、ブーツ60のケース20側の端部も、同様にしてケース20に対して適度な圧力で当接している。
同図5に示すように、上記取付け用ボス22と上記突起24との間には、ブーツ60の端部がケース20に当接しない部分が形成されている。すなわち、ケース20の形状によってはブーツ60の端部を当接させることが困難な部分もあるため、ブーツ60の端部はこのような部分を避けるように形成されている。
以上詳述したように、本実施形態にかかるクラッチのレリーズ構造によれば、以下に列記するような作用効果が得られる。
(1)ブーツ60の一端がフォーク40に当接するとともに同ブーツ60の他端がサポート30の取付け用ボス22に嵌合するため、フォーク40やサポート30、取付け用ボス22等に特別な加工を行うことなくサポート30にブーツ60を取付けることができる。
(2)ブーツ60のケース20側の端部がケース20に当接するため、ブーツ60内への異物や水の侵入を効果的に抑制することができる。
(3)プレス製フォークは、比較的肉厚の大きい鋳造製フォークと比べて強度が低いことから、ブーツを取付けるための加工を行うと、その耐久性が損なわれるおそれがある。この点、本実施形態によればフォーク40に特別な加工を行う必要がないため、プレス製フォークを備えたクラッチのレリーズ構造に対してもブーツ60を取付けることができる。
(4)輸送時にサポート30からフォーク40が脱落するおそれがあるため、クラッチのレリーズ構造はクリップ50を備えている。このクリップ50はフォーク40及びサポート30の一方に固定されるとともに他方を支持する必要があるため、サポート30にブーツ60を取付ける際の妨げとなる。この点、本実施形態によれば、ブーツ60に形成された切欠66A,66Bにクリップ50が嵌合するため、クリップ50を備えるクラッチのレリーズ構造にもブーツを取付けることができる。
(5)ブーツ60は位置決め用の切欠69の形成されたフランジ62を備え、ケース20の突起24に同切欠69が嵌合するため、ケース20に対するブーツ60の位置決めを正確に行うことができる。
(6)フランジ62は切欠69以外の部分において、ケース20のリブ26A,26B及び突起28に当接するため、ケース20に対してブーツ60を安定させることができる。
(7)ブーツ60の切欠66A,66Bの長さは、サポート30にフォーク40及びクリップ50が取り付けられた状態において切欠66A,66Bにクリップ50が嵌合したときに、ブーツ60の端部がフォーク40に当接する最低限の長さに設定されている。このため、これらが組み付けられた状態において、ブーツ60の端部とフォーク40との間に隙間ができず、且つ切欠の先端部にクリップ50と嵌合しない余り部分が生じない。その結果、ブーツ60によるサポート30の密閉性を高くすることができる。
(8)ブーツ60のケース20側の端部から若干離れた位置には、内径が他の部分と比較して若干小さい縮径部68が形成され、この縮径部68の内径は取付け用ボス22の外径と同等もしくは若干小さく設定されている。その結果、縮径部68が取付け用ボス22に隙間なく嵌合するため、ブーツ60によるサポート30の密閉性を更に高くすることができる。
(9)ケース20とフォーク40(クリップ50)との相対位置は決まっているため、クリップ50に切欠66A,66Bを嵌合させることにより、ケース20に対するブーツ60の位置決めが行われる。すなわち、切欠66A,66Bを、ケース20に対するブーツ60の位置決めに利用することができる。
(10)取付け用ボス22と突起24との間には、ブーツ60の端部がケース20に当接しない部分が形成されている。すなわち、ケース20の形状によってはブーツ60の端部を当接させることが困難な部分もあるため、ブーツ60の端部はこのような部分を避けるように形成されている。このため、ケース20の形状に関わらず、ブーツ60の端部の一部をケース20に当接させつつ、サポート30にブーツ60を取付けることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した、例えば次のような形態として実施することもできる。
・上記実施形態では、ブーツ60に蛇腹部64を形成したが、ブーツ60が弾性材料で形成されている場合には蛇腹部64を省略してもよい。
・上記実施形態では、フランジ62がリブ26A,26B及び突起28に当接するとともに、ブーツ60の端部がケース20に当接するようにしたが、フランジ62のみがリブ26A,26B及び突起28に当接して、ブーツ60の端部はケース20に当接しないようにしてもよい。
・フランジ62は、ケース20に形成されたリブや雌ねじ部の突起だけでなく、ケース20に形成されたボス等、どのような突起に当接してもよい。
・図6に示すように、フランジ62は、突起28等に当接せず、位置決め用の切欠169が突起24に嵌合することにより、ケース20に対するブーツ60の位置決めのみを行うものでもよい。
・位置決め用の切欠69、169が嵌合する突起は、ケース20の裏面に雌ねじ部を形成した際にできた突起だけでなく、ケース20に形成されたボス等、どのような突起に嵌合してもよい。
・図7に示すように、それぞれ独立したクリップ150A,150Bの取り付けられたフォーク140を用いてもよい。この場合は、それぞれクリップ150A,150Bを通す溝148A,148Bをフォーク140に形成するとともに、クリップ150A,150Bにそれぞれ掛部154A,154Bを形成すればよい。
・上記実施形態では、「U」字状のクリップ50の2本の直線部分がそれぞれ嵌合する切欠66A,66Bを形成したが、図8に示すように、多数の切欠266を備えるブーツ260を用いてもよい。この場合も、ブーツ260のフランジ262に位置決め用の切欠を形成することにより、ケース20に対するブーツ260の位置決めを行うことができる。
・上記実施形態では、ブーツ60の端部にケース20に当接しない部分を形成したが、ブーツの端部をケースの凹凸に対応した形状にしてもよい。このような構造によれば、ブーツの端部がケースに対して隙間を作ることなく当接するため、ブーツ内への異物や水の侵入を更に効果的に抑制することができる。
・上記実施形態では、ブーツ60のケース20側の端部は、取付け用ボス22に緩く嵌合するとともにケース20に当接するようにしたが、同端部が取付け用ボス22に隙間なく嵌合するとともにケース20に当接するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ブーツ60は位置決め用の切欠69の形成されたフランジ62を備えるようにしたが、位置決め用の切欠69、あるいはフランジ62自体を省略してもよい。
・上記実施形態では、クリップ50の取り付けられたフォーク40に本発明を適用したが、クリップが取り外されたフォーク、あるいはクリップをもともと備えないフォークに本発明を適用することもできる。この場合は、クリップの嵌合する切欠をブーツから省略することができる。
・上記実施形態では、ブーツ60のケース20側の端部が取付け用ボス22に嵌合するとともにケース20に当接するようにしたが、図9に示すように、ケース20側の端部が取付け用ボス22に嵌合するのみで、同端部がケース20に当接しないブーツ360を用いることもできる。
・上記実施形態では、プレス製フォークに本発明を適用するようにしたが、鋳造製フォークに本発明を適用することもできる。この場合は、サポートにブーツを取付けるための特別な加工をフォークやサポートに対して行う必要がなくなる。
本発明の一実施形態にかかるクラッチのレリーズ構造を示す部分断面図。 上記クラッチのレリーズ構造の備えるクラッチレリーズフォーク及びクリップの構造を示す正面図。 上記クラッチのレリーズ構造の備えるブーツの構造を示す断面図。 上記ブーツのトランスアクスルケースへの取付け態様を示す平面図。 図4の5−5線断面図。 本発明にかかるクラッチのレリーズ構造の変形例を示す断面図。 本発明にかかるクラッチのレリーズ構造のクラッチレリーズフォーク及びクリップの変形例を示す正面図。 本発明にかかるクラッチのレリーズ構造のブーツの変形例を示す断面図。 本発明にかかるクラッチのレリーズ構造の他の変形例を示す断面図。
符号の説明
10…クラッチハウジング、20…トランスアクスルケース、22…取付け用ボス、24,28…突起、26A,26B…リブ、30…サポート、32…ねじ部、34…先端部、40,140…クラッチレリーズフォーク、42…凹球面、44…凹部、46…当接部、47,48,148A,148B…溝、50,150A,150B…クリップ、52…係合部、54、154A、154B…掛部、56…屈曲部、60,160,260,360…ブーツ、62,262…フランジ、64…蛇腹部、66A,66B,69,169,266…切欠、68…縮径部。

Claims (7)

  1. 凹球面の形成されたクラッチレリーズフォークと、球面状の先端部により前記凹球面を支持するサポートと、前記サポートの周囲を取り囲むブーツとを備えるクラッチのレリーズ構造であって、
    前記ブーツの一端が前記フォークに当接するとともに同ブーツの他端が前記サポートの取付け用ボスに嵌合するクラッチのレリーズ構造。
  2. 請求項1に記載のクラッチのレリーズ構造において、
    前記ブーツの他端が前記取付け用ボスの形成されたケースに当接するクラッチのレリーズ構造。
  3. 請求項2に記載のクラッチのレリーズ構造において、
    前記ブーツの他端は前記ケースの凹凸に対応して形成されるクラッチのレリーズ構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のクラッチのレリーズ構造において、
    前記フォークは折り曲げられた金属製の板からなるクラッチのレリーズ構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のクラッチのレリーズ構造において、
    前記サポートから前記フォークが脱落することを防止するクリップを更に備え、
    前記ブーツに形成された切欠に前記クリップが嵌合するクラッチのレリーズ構造。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のクラッチのレリーズ構造において、
    前記ブーツは切欠の形成されたフランジを更に備え、
    前記取付け用ボスの形成されたケースの突起に前記切欠が嵌合するクラッチのレリーズ構造。
  7. 請求項6に記載のクラッチのレリーズ構造において、
    前記フランジは前記ケースの他の突起に当接するクラッチのレリーズ構造。
JP2005099951A 2005-03-30 2005-03-30 クラッチのレリーズ構造 Expired - Fee Related JP4321473B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099951A JP4321473B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 クラッチのレリーズ構造
EP20060251784 EP1707836B1 (en) 2005-03-30 2006-03-30 Clutch release structure
DE200660016669 DE602006016669D1 (de) 2005-03-30 2006-03-30 Kupplungsausrüstvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099951A JP4321473B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 クラッチのレリーズ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006275271A true JP2006275271A (ja) 2006-10-12
JP4321473B2 JP4321473B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=36608746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005099951A Expired - Fee Related JP4321473B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 クラッチのレリーズ構造

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1707836B1 (ja)
JP (1) JP4321473B2 (ja)
DE (1) DE602006016669D1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255772A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Toyota Motor Corp クラッチ装置
CN102606639A (zh) * 2012-03-29 2012-07-25 浙江吉利汽车研究院有限公司 一种汽车离合器分离拨叉的弹性连接装置
WO2013132627A1 (ja) 2012-03-08 2013-09-12 トヨタ自動車株式会社 クラッチ装置
WO2013175284A1 (en) 2012-05-23 2013-11-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Clutch apparatus

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1287888A (ja) 1968-11-18 1972-09-06
US6123181A (en) 1998-07-28 2000-09-26 Mannesmann Sachs Ag Articulation head for a clutch-release rocker arm of a friction clutch
JP2005265042A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Toyota Motor Corp クラッチのレリーズ構造
JP2006275140A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toyota Motor Corp クラッチのレリーズ構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010255772A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Toyota Motor Corp クラッチ装置
WO2013132627A1 (ja) 2012-03-08 2013-09-12 トヨタ自動車株式会社 クラッチ装置
CN104160169A (zh) * 2012-03-08 2014-11-19 丰田自动车株式会社 离合器装置
CN102606639A (zh) * 2012-03-29 2012-07-25 浙江吉利汽车研究院有限公司 一种汽车离合器分离拨叉的弹性连接装置
WO2013175284A1 (en) 2012-05-23 2013-11-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Clutch apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
DE602006016669D1 (de) 2010-10-21
EP1707836B1 (en) 2010-09-08
EP1707836A2 (en) 2006-10-04
JP4321473B2 (ja) 2009-08-26
EP1707836A3 (en) 2008-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8671604B2 (en) Marking carrier for marking a floating caliper brake
JP4321473B2 (ja) クラッチのレリーズ構造
JP2007315792A (ja) 圧力センサの取り付け構造
JP2006308092A (ja) パッド保持クリップ
CN108779884B (zh) 用于成型夹具的预定位器及具有这种预定位器的连接装置
US20170299004A1 (en) Guide Means For A Brake Lining Arrangement Of A Disc Brake, And Disc Brake
CN105276043A (zh) 用于盘式制动器的制动衬块的磨损检测装置
JP6011997B2 (ja) ボールジョイント用ダストカバー
JPH10110718A (ja) コントロールケーブルの端末取付構造
JP6508962B2 (ja) 樹脂板へのボルトの締結構造
JP4639139B2 (ja) 車両用ディスクブレーキのブーツリテーナ
JP2006200832A (ja) 配管温度センサー取り付け部品
JP2001099234A (ja) バランスウェイト取付構造
JP2008014338A (ja) ウェアインジケータを備えたディスクブレーキ
JP2018188075A (ja) 車載撮像装置、車載カメラブラケット
JP2014084909A (ja) 意匠部品の固定構造及び車両用灯具
KR100705613B1 (ko) 클러치용 컵 플랜지
JP5140279B2 (ja) 二輪車用バランスウェイト部材
JPS63207703A (ja) ホイ−ルカバ−取付装置
JP4360209B2 (ja) 配管支持装置
JP2006153233A (ja) ディスクブレーキ
JP2008181671A (ja) モジュラープラグ用ロックレバー代替部品
JPH0737910Y2 (ja) シヤープペンシルの芯パイプにおけるノックカバー固定用弾性切り起し片
JP3613924B2 (ja) クラッチレリーズ軸受装置
JPS59187168A (ja) 歯車および歯車を軸へ着脱する方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090323

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090525

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees