JPH0737910Y2 - シヤープペンシルの芯パイプにおけるノックカバー固定用弾性切り起し片 - Google Patents
シヤープペンシルの芯パイプにおけるノックカバー固定用弾性切り起し片Info
- Publication number
- JPH0737910Y2 JPH0737910Y2 JP6989589U JP6989589U JPH0737910Y2 JP H0737910 Y2 JPH0737910 Y2 JP H0737910Y2 JP 6989589 U JP6989589 U JP 6989589U JP 6989589 U JP6989589 U JP 6989589U JP H0737910 Y2 JPH0737910 Y2 JP H0737910Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core pipe
- knock cover
- raised piece
- cut
- tongue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、芯パイプの後端開口部に消ゴムユニツトを装
着して、この消ゴムユニツトを覆うように芯パイプ後端
外周部にノツクカバーを被せる構造のシヤープペンシル
において、そのノツクカバーの内面に弾性的に密着して
そのノツクカバーを芯パイプに対し摩擦固定するために
芯パイプの側面部に設ける切り起し片に関する。
着して、この消ゴムユニツトを覆うように芯パイプ後端
外周部にノツクカバーを被せる構造のシヤープペンシル
において、そのノツクカバーの内面に弾性的に密着して
そのノツクカバーを芯パイプに対し摩擦固定するために
芯パイプの側面部に設ける切り起し片に関する。
（従来の技術） 従来、第５図に示すように、金属製芯パイプ（１）の後
端側面部に略Ｕ字状の切欠溝（２）を形成して、この切
欠溝（２）で囲まれた舌状部（３）を芯パイプ（１）の
側面より外側へ傾斜状に起き上らせて、この起き上つた
舌状部（３）即ち切り起し片（４）をノツクカバー
（５）の内面に弾性的に密着させてノツクカバー（５）
を固定するようにしたものが公知である。しかしながら
従来の斯かる切り起し片（４）は、ノツクカバー（５）
の着脱回数が増加するとその弾性が劣化してノツクカバ
ー（５）に対する固定力が低下する欠点があつた。ま
た、従来の切り起し片（４）はプレス工程により切欠溝
（２）を形成する段階ですでに芯パイプ（１）の側面よ
り外側へ切り起された状態にされていたので、その後に
芯パイプ（１）の側面にロツト番号を印刷する工程等に
おいて各芯パイプの切り起し片（４）が互いに絡み合つ
て引掛力が作用するので形状が変形して不均一化する問
題があつた。
端側面部に略Ｕ字状の切欠溝（２）を形成して、この切
欠溝（２）で囲まれた舌状部（３）を芯パイプ（１）の
側面より外側へ傾斜状に起き上らせて、この起き上つた
舌状部（３）即ち切り起し片（４）をノツクカバー
（５）の内面に弾性的に密着させてノツクカバー（５）
を固定するようにしたものが公知である。しかしながら
従来の斯かる切り起し片（４）は、ノツクカバー（５）
の着脱回数が増加するとその弾性が劣化してノツクカバ
ー（５）に対する固定力が低下する欠点があつた。ま
た、従来の切り起し片（４）はプレス工程により切欠溝
（２）を形成する段階ですでに芯パイプ（１）の側面よ
り外側へ切り起された状態にされていたので、その後に
芯パイプ（１）の側面にロツト番号を印刷する工程等に
おいて各芯パイプの切り起し片（４）が互いに絡み合つ
て引掛力が作用するので形状が変形して不均一化する問
題があつた。
（考案が解決しようとする課題） 本考案は、ノツクカバーの着脱回数が増加してもノツク
カバーに対する固定力の低下を抑えることができ、且つ
芯パイプの側面にロツト番号を印刷する工程等において
各芯パイプの切り起し片の絡み合いを回避して切り起し
片の形状の不均一化を防止できるシヤープペンシルの芯
パイプにおけるノツクカバーの固定用弾性切り起し片の
提供を目的とする。
カバーに対する固定力の低下を抑えることができ、且つ
芯パイプの側面にロツト番号を印刷する工程等において
各芯パイプの切り起し片の絡み合いを回避して切り起し
片の形状の不均一化を防止できるシヤープペンシルの芯
パイプにおけるノツクカバーの固定用弾性切り起し片の
提供を目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案のシヤープペンシル
の芯パイプにおけるノツクカバー固定用弾性切り起し片
は、芯パイプの後端開口近傍の側面部に略Ｕ字状の切欠
溝を形成してその切欠溝に囲まれた部位にその外面が芯
パイプの側面と同一又は側面より内側に位置する舌状部
を設けると共に、当該舌状部の根元部に内面側へ突出す
る屈曲節部を形成し、芯パイプの後端内孔部へ消ゴムユ
ニツトを挿着する際に芯パイプの前記屈曲節部に消ゴム
ユニツトを当接させて同屈曲節部を押し上げることによ
り前記舌状部を変形させて芯パイプ側面より外側へ傾斜
状に起き上らせてなるものである。
の芯パイプにおけるノツクカバー固定用弾性切り起し片
は、芯パイプの後端開口近傍の側面部に略Ｕ字状の切欠
溝を形成してその切欠溝に囲まれた部位にその外面が芯
パイプの側面と同一又は側面より内側に位置する舌状部
を設けると共に、当該舌状部の根元部に内面側へ突出す
る屈曲節部を形成し、芯パイプの後端内孔部へ消ゴムユ
ニツトを挿着する際に芯パイプの前記屈曲節部に消ゴム
ユニツトを当接させて同屈曲節部を押し上げることによ
り前記舌状部を変形させて芯パイプ側面より外側へ傾斜
状に起き上らせてなるものである。
（作用） 本考案の切り起し片はその根元部に形成した屈曲節部が
消ゴムユニツトに押し上げられて支持された状態になる
ので切り起し片は消ゴムユニツトにおける消ゴムの弾力
性を利用することになつてノツクカバーの着脱回数の増
加にかかわらず殆ど一定の弾力性を維持してノツクカバ
ーに対する固定力を安定化する。次に本考案の切り起し
片は、芯パイプに消ゴムユニツトを挿着するまではその
外面が芯パイプの側面と同一又は側面より内側に位置し
た舌状部のままなので、その段階においてロツト番号の
印刷等の工程を実施することにより各芯パイプ間の切り
起し片の絡み合いを回避して形状の不均一化を防止する
ことができる。
消ゴムユニツトに押し上げられて支持された状態になる
ので切り起し片は消ゴムユニツトにおける消ゴムの弾力
性を利用することになつてノツクカバーの着脱回数の増
加にかかわらず殆ど一定の弾力性を維持してノツクカバ
ーに対する固定力を安定化する。次に本考案の切り起し
片は、芯パイプに消ゴムユニツトを挿着するまではその
外面が芯パイプの側面と同一又は側面より内側に位置し
た舌状部のままなので、その段階においてロツト番号の
印刷等の工程を実施することにより各芯パイプ間の切り
起し片の絡み合いを回避して形状の不均一化を防止する
ことができる。
（実施例） 第１図乃至第４図を参照して実施例について説明する。
まず第１図及び第２図は消ゴムユニツト挿着前の芯パイ
プ（１）の状態を示すもので、金属製芯パイプ（１）の
後端開口（７）の近傍の側面に略Ｕ字状の切欠溝（２）
がプレス加工によつて形成され、且つその切欠溝（２）
で囲まれた舌状部（３）の後端根元部に外面側が凹んで
内面側が円弧状に突出した屈曲節部（６）が形成され、
さらに舌状部（３）はその外面が芯パイプ（１）の側面
より僅かに内側に位置するように若干傾斜させられてい
る（第２図参照）。次に第３図は芯パイプ（１）の内孔
部にその後端開口（７）から消ゴムユニツト（８）を挿
着する状態を示すもので、消ゴムユニツト（８）におけ
る消ゴム（９）を保持した消ゴム止め金具（10）が前記
芯パイプ（１）の屈曲節部（６）に当接する。尚、図中
（11）は芯掃除ピンである。次に第４図は消ゴムユニツ
ト（８）の挿着が完了した状態を示すもので、芯パイプ
（１）の屈曲節部（６）が消ゴム止め金具（10）により
押し上げられて舌状部（３）がその外面を芯パイプ
（１）の側面より外側へ突出するように傾斜状に変形さ
れて切り起し片（４）となつている。この状態で芯パイ
プ（１）の後端外周部にノツクカバー（５）が被せられ
ると、消ゴム（９）の弾力性を利用した切り起し片
（４）がノツクカバー（５）の内面に弾性的に密着して
その摩擦によりノツクカバー（５）が固定される。尚、
第４図の状態で芯パイプ（１）から消ゴムユニツト
（８）を抜脱すると再び第２図に示す状態に復元可能と
なつている。
まず第１図及び第２図は消ゴムユニツト挿着前の芯パイ
プ（１）の状態を示すもので、金属製芯パイプ（１）の
後端開口（７）の近傍の側面に略Ｕ字状の切欠溝（２）
がプレス加工によつて形成され、且つその切欠溝（２）
で囲まれた舌状部（３）の後端根元部に外面側が凹んで
内面側が円弧状に突出した屈曲節部（６）が形成され、
さらに舌状部（３）はその外面が芯パイプ（１）の側面
より僅かに内側に位置するように若干傾斜させられてい
る（第２図参照）。次に第３図は芯パイプ（１）の内孔
部にその後端開口（７）から消ゴムユニツト（８）を挿
着する状態を示すもので、消ゴムユニツト（８）におけ
る消ゴム（９）を保持した消ゴム止め金具（10）が前記
芯パイプ（１）の屈曲節部（６）に当接する。尚、図中
（11）は芯掃除ピンである。次に第４図は消ゴムユニツ
ト（８）の挿着が完了した状態を示すもので、芯パイプ
（１）の屈曲節部（６）が消ゴム止め金具（10）により
押し上げられて舌状部（３）がその外面を芯パイプ
（１）の側面より外側へ突出するように傾斜状に変形さ
れて切り起し片（４）となつている。この状態で芯パイ
プ（１）の後端外周部にノツクカバー（５）が被せられ
ると、消ゴム（９）の弾力性を利用した切り起し片
（４）がノツクカバー（５）の内面に弾性的に密着して
その摩擦によりノツクカバー（５）が固定される。尚、
第４図の状態で芯パイプ（１）から消ゴムユニツト
（８）を抜脱すると再び第２図に示す状態に復元可能と
なつている。
（考案の効果） 本考案は叙上のとおりであり、切り起し片が消ゴムの弾
力性を利用する構造なので、ノツクカバーの着脱回数が
増加しても切り起し片の弾性が劣化せず、ノツクカバー
に対する固定力が安定化する効果があり、また、芯パイ
プに消ゴムユニツトを挿着しない状態では切り起し片の
外面が芯パイプの側面と同一又は側面より内側に位置す
る構造なので、芯パイプの側面に対するロツト番号の印
刷工程等において各芯パイプ間の切り起し片の絡み合い
を回避して形状の不均一化を防止できる効果がある。
力性を利用する構造なので、ノツクカバーの着脱回数が
増加しても切り起し片の弾性が劣化せず、ノツクカバー
に対する固定力が安定化する効果があり、また、芯パイ
プに消ゴムユニツトを挿着しない状態では切り起し片の
外面が芯パイプの側面と同一又は側面より内側に位置す
る構造なので、芯パイプの側面に対するロツト番号の印
刷工程等において各芯パイプ間の切り起し片の絡み合い
を回避して形状の不均一化を防止できる効果がある。
第１図乃至第４図は本考案の実施例に係り、第１図は芯
パイプ後端部の側面図、第２図は芯パイプ後端部の断面
図、第３図は芯パイプに消ゴムユニツトを挿着する途中
過程の断面図、第４図は芯パイプに対する消ゴムユニツ
ト挿着完了状態の断面図である。また、第５図は従来例
に係る芯パイプ後端部とノツクカバーの斜視図である。 （１）……芯パイプ、（２）……切欠溝、（３）……舌
状部、（４）切り起し片、（５）……ノツクカバー、
（６）……屈曲節部、（８）……消ゴムユニツト、
（９）……消ゴム、（10）……消ゴム止め金具。
パイプ後端部の側面図、第２図は芯パイプ後端部の断面
図、第３図は芯パイプに消ゴムユニツトを挿着する途中
過程の断面図、第４図は芯パイプに対する消ゴムユニツ
ト挿着完了状態の断面図である。また、第５図は従来例
に係る芯パイプ後端部とノツクカバーの斜視図である。 （１）……芯パイプ、（２）……切欠溝、（３）……舌
状部、（４）切り起し片、（５）……ノツクカバー、
（６）……屈曲節部、（８）……消ゴムユニツト、
（９）……消ゴム、（10）……消ゴム止め金具。
Claims (1)
- 【請求項１】芯パイプの後端開口近傍の側面部に略Ｕ字
状の切欠溝を形成してその切欠溝に囲まれた部位にその
外面が芯パイプの側面と同一又は側面より内側に位置す
る舌状部を設けると共に、当該舌状部の根元部に内面側
へ突出する屈曲節部を形成し、芯パイプの後端内孔部へ
消ゴムユニツトを挿着する際に芯パイプの前記屈曲節部
に消ゴムユニツトを当接させて同屈曲節部を押し上げる
ことにより前記舌状部を変形させて芯パイプ側面より外
側へ傾斜状に起き上らせてなるシヤープペンシルの芯パ
イプにおけるノツクカバー固定用弾性切り起し片。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6989589U JPH0737910Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | シヤープペンシルの芯パイプにおけるノックカバー固定用弾性切り起し片 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6989589U JPH0737910Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | シヤープペンシルの芯パイプにおけるノックカバー固定用弾性切り起し片 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH039882U JPH039882U (ja) | 1991-01-30 |
| JPH0737910Y2 true JPH0737910Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31605593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6989589U Expired - Lifetime JPH0737910Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | シヤープペンシルの芯パイプにおけるノックカバー固定用弾性切り起し片 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0737910Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54131381U (ja) * | 1978-02-25 | 1979-09-12 |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP6989589U patent/JPH0737910Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH039882U (ja) | 1991-01-30 |
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