JP2006273512A - シート処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの中間搬送路10において2枚のシートを重ね合わせて搬送することを可能にし、生産効率を向上させること。
【解決手段】シート処理装置2は、中間搬送路10、中間トレイ20、導入ローラ15、搬入ローラ40、ステイプラ74及びコントローラ80を備えている。コントローラ80は、導入ローラ15及び搬入ローラ40を正転させて、中間搬送路10に順次導入される2枚のシートの各々について、後端が導入ローラ15から離れるまで搬送する。そして搬入ローラ40を、先端部をニップした状態で停止する。更に、2枚のシートの先端部が搬入ローラ40に重合されてニップされた後、搬入ローラ40を正転させて、重合された2枚のシートを中間トレイ20に搬入するよう制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、静電複写機やプリンタ等の画像形成機における画像形成機本体に付設され、画像形成機本体から搬入されることにより形成されたシート束にシート処理、具体的には、ソート処理、ステイプル処理、パンチ処理などのシート処理を施した後にソート用排出トレイに排出するシート処理装置に関する。
例えば、複写機における複写機本体に付設されるシート処理装置は、一般的に、複写機本体から搬入されたシートを中間トレイに搬送し、続いて中間トレイ上のシート束にシート処理を行った後、ソート用排出トレイに排出するよう構成されている。そして、中間トレイ上のシート束にシート処理を行っている間に、中間トレイに次のシートを搬送できないので、その間、複写機における複写動作を中断していた。複写動作の中断は、シート処理装置の生産効率を低下させるのみならず、複写機を含むシステム全体の生産効率を低下させることになる。
このような生産効率の低下を解消することを目的としたシート処理装置は、既に提案され、例えば、特許文献1、2及び3に開示されている。
特許文献1に開示されたシート処理装置は、ステイプラがステイプル処理を行っている間、搬送手段を制御して画像形成装置から排出されたシートを搬送路内に滞留させるよう構成されている。この装置の狙いは、トレイ上でシートのステイプルを行っている間でも、画像形成動作のロスタイムを最小限にする、又はロスタイムを生じさせない、というものである。しかしながら、この装置においては、ステイプラがステイプル処理を行っている間に搬送路内に滞留させることができるシートは1枚だけであり、2枚目以降のシートの搬入はできないので、画像形成動作が停止される。
特許文献2に開示されたシート取扱い装置は、シートをシート処理トレイに案内する第1及び第2のシート搬送パスと、シートが第1及び第2のシート搬送パスのいずれかに送られるように切り替える切換手段とを備えている。そして、処理トレイ上のシート束に対し、シート処理手段がシート処理動作を行っている最中であっても、切換手段を切り替えることにより、送られてきた第1及び第2のシートを、それぞれ、第2及び第1のシート搬送パスに送り込んで待機させ、シート処理が終了した後、第1及び第2のシートを重なり合った状態でシート処理トレイに送るよう構成されている。この装置の狙いは、シートを、待ち時間を設けることなく送り込んで、ロスタイムを無くし、生産性を向上させる、というものである。しかしながら、この装置においては、待機のために、2つのシート搬送パスのほかに切換手段を備える必要があるので、構成が大型化すると共にコストアップとなり、しかも、ジャム処理が困難となるおそれがある。また、待機させることができるシートは2枚である。3枚待機させることも可能であるが、この場合には、3つのシート搬送パスを備える必要があり、構成が更に大型化すると共に更なるコストアップを招くことになり、ジャム処理も更に困難となるおそれがある。
特許文献3に開示されたシート処理装置は、中間スタッカにシートを導入する前のシート搬送通路に画像形成装置から搬出されたシートを案内する第1及び第2の進入通路と、第1及び第2の進入通路の入口部のいずれかを切り替える切換手段と、第1及び第2の進入通路からそれぞれ搬送された2枚のシートの各先端を突き当ててシートを重ね合わせた状態にして中間スタッカに送り出す搬送ローラ対とを備えている。この装置の狙いは、先行のシート束後処理と、後続のシート束搬送の引継ぎ間で、画像形成装置の画像形成及び連続排紙を延滞、停止させることなく、効率良くシート搬送を実行して生産性を向上させる、というものである。しかしながら、この装置においては、シート搬送通路の他に、二つの進入通路及び切換手段を備える必要があるので、構成が複雑となり、ジャム処理が困難となるおそれがある。また、待機させることができるシートは2枚である。
特許第2541979号公報 特公平06−099070 特開平09−235069
本発明の目的は、一つのシート搬送路において複数のシートを重ね合わせて搬送することを可能にし、画像形成装置における画像形成動作を停止することなく、連続したシート処理を可能にして生産効率を向上させる、新規なシート処理装置を提供することである。
本発明の目的は、一つのシート搬送路において3枚以上のシートを重ね合わせて搬送することを可能にし、画像形成装置における画像形成動作を停止することなく、連続したシート処理を可能にして生産効率を向上させる、新規なシート処理装置を提供することである。
本発明の他の目的は、一つのシート搬送路において複数のシートを重ね合わせて搬送することを可能にすると共に、構成が簡単で省スペース化を図ることができると共にジャム処理が容易である、新規なシート処理装置を提供することである。
本発明の一局面によれば、
中間トレイと、中間トレイにシートを案内する中間搬送路と、シートを中間搬送路に導入する導入ローラと、中間搬送路に導入されたシートを中間トレイに搬入する搬入ローラと、中間トレイに搬入されたシート束を処理するシート処理手段とを備えたシート処理装置において、
中間搬送路に導入されたシートを中間搬送路の搬送面に向けて解除自在に押える押え部材と、押え部材を駆動する押え部材駆動手段と、導入ローラを正転駆動する導入ローラ駆動手段と、搬入ローラを正逆回転駆動する搬入ローラ駆動手段と、該駆動手段の各々を制御するコントローラとを備え、
コントローラは、先に中間トレイに搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路で待機・重合させるシート枚数を所定数N=2枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合には、導入ローラ及び搬入ローラを正転させて、中間搬送路に導入される1枚目のシートを、先端部が搬入ローラによりニップされかつ、後端が導入ローラから離れるまで搬送した後、搬入ローラを停止し、続いて押え部材により1枚目のシートを押えた状態で2枚目のシートを、導入ローラにより中間搬送路に導入して先端が搬入ローラのニップ部に近付いてから搬入ローラを正転させ、2枚目のシートの先端部を、既に搬入ローラにニップされている1枚目のシートに重合させてニップさせ、重合された所定数N=2枚のシートを中間トレイに搬入するよう、該駆動手段の各々を制御する、
ことを特徴とするシート処理装置、が提供される。
本発明の他の局面によれば、
中間トレイと、中間トレイにシートを案内する中間搬送路と、シートを中間搬送路に導入する導入ローラと、中間搬送路に導入されたシートを中間トレイに搬入する搬入ローラと、中間トレイに搬入されたシート束を処理するシート処理手段とを備えたシート処理装置において、
中間搬送路に導入されたシートを中間搬送路の搬送面に向けて解除自在に押える押え部材と、押え部材を駆動する押え部材駆動手段と、導入ローラを正転駆動する導入ローラ駆動手段と、搬入ローラを正逆回転駆動する搬入ローラ駆動手段と、該駆動手段の各々を制御するコントローラとを備え、
コントローラは、先に中間トレイに搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路で待機・重合させるシート枚数を3枚以上の所定数N枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合には、導入ローラ及び搬入ローラを正転させて、中間搬送路に導入される1枚目のシートを、先端部が搬入ローラによりニップされかつ、後端が導入ローラから離れるまで搬送した後、搬入ローラを停止し、
続いて導入ローラにより中間搬送路に順次導入される2枚目以降のシートであってN枚目を除くシートについて、先端が搬入ローラのニップ部に近付いてから搬入ローラを正転させて、先端部が搬入ローラによりニップされると共に、後端が導入ローラから離れかつ押え部材の押え部を通過するまで搬送した後、搬入ローラを停止し、次いで押え部材による押えを解除した後、搬入ローラを逆転しかつ再び押え部材により押えながらシートを後退させてから先端部をニップした状態で停止し、
最後に、押え部材によりN−1枚のシートを押えた状態でN枚目のシートを、導入ローラにより中間搬送路に導入して先端が搬入ローラのニップ部に近付いてから搬入ローラを正転させてN枚目のシートの先端部を、既に搬入ローラにニップされているN−1枚のシートに重合させてニップさせ、重合された所定数N枚のシートを中間トレイに搬入するよう、該駆動手段の各々を制御する、
ことを特徴とするシート処理装置、が提供される。
押え部材は、押え部材駆動手段によって、中間搬送路に導入されたシートを該搬送面に向けて押える押え位置と、押えを解除した開放位置とに変位可能である、ことが好ましい。
押え部材は、シートの導入方向に直交しかつ該シートの幅方向に延在すると共に該幅方向に間隔をおいて同一軸線上に存在するよう回動可能に支持された一対の支持軸と、支持軸の各々から平行に延び出す一対のアームと、アームの各々間を該軸線に平行に延在する該押え部とを備え、アームの各々の該幅方向間隔は、該シートの幅方向寸法よりも大きく設定され、押え部材が開放位置に変位させられた状態で、該押え部は、該搬送面に対し、導入されるシートの先端が干渉しない位置まで離隔させられ、押え部材が押え位置に変位させられた状態で、該押え部は、導入されるシートの先端が干渉しない位置に位置付けられ、アームの各々は、導入されるシートが干渉することなく、アームの各々間を通って搬入ローラに向って搬送されるよう位置付けられる、ことが好ましい。
押え部材が押え位置に変位させられた状態で、該押え部は、シートの後端部を押える、ことが好ましい。
導入ローラのニップ部と搬入ローラのニップ部との間隔は、中間搬送路に導入される所定サイズの搬送方向長さよりも短く設定されている、ことが好ましい。
中間搬送路の、導入ローラの直下流位置には、導入される該所定サイズのシートを搬入ローラに向けて案内する第1の位置と、導入される該所定サイズよりも大きな特定サイズのシートを中間トレイに向けて案内する第2の位置とにアクチュエータによって変位可能である可動案内部材が配設され、可動案内部材は中間搬送路の搬送面の一部を構成する、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成されたシート処理装置の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2を参照して、番号100は画像形成機である静電複写機を示しており、複写機100は、直方体状の画像形成機本体である複写機本体102を備えている(図1においてはその一部のみが示されている)。複写機本体102の一側部にはシート排出口が形成され、シート排出口の直上流位置にはシート排出ローラ対104が配設されている。複写機100それ自体は周知の構成を利用することでよく、それ自体の構成は本発明の特徴をなすものではないので、説明は省略する。複写機本体102の上記一側部に隣接して、本発明によるシート処理装置2の実施形態が付設されている。
シート処理装置2は、直方体形状のハウジング4を備えている。ハウジング4の、複写機本体102の上記一側部と対向する一側部であってシート排出口と対向する位置にはシート搬入口6が設けられている。シート搬入口6は、上下方向に間隔をおいて対向するよう配置されかつ複写機本体102のシート排出口に向かって上下に開くよう配設された案内板対により構成されている。ハウジング4内には、シート搬入口6からハウジング4の他側部方向に向かって延びるシート搬送路8が配設されている。ハウジング4内にはまた、シート搬送路8から分岐して後述する中間トレイ20に向かって延びる中間搬送路10が配設されている。シート搬送路8における、シート搬入口6の直下流位置には入口搬送ローラ12が配設されている。シート搬送路8における、中間搬送路10との分岐部には、中間搬送ローラ13及び分岐爪14が配設されている。中間搬送路10における、該分岐部付近には、シートを中間搬送路10に導入する導入ローラ15が配設されている。シート搬送路8の下流端には排出ローラ17が配設されている。ハウジング4の排出側である他側部にはサブトレイ18が装着され、排出ローラ17により排出されるシートを受け入れて収容しうるよう配置されている。
上記分岐爪14は図示しないソレノイドによって、図2において2点鎖線で示す第1の位置と、図2において実線で示す第2の位置とに作動させられるよう構成されている。ソレノイドがOFFの状態では、分岐爪14が第1の位置に位置付けられ、シート搬入口6から搬入されたシートは、入口搬送ローラ12及び中間搬送ローラ13によって、シート搬送路8を通って排出ローラ17に向けて搬送される。また、ソレノイドがON作動されると、分岐爪14が第2の位置に位置付けられ、シート搬入口6から搬入されたシートは、入口搬送ローラ12、中間搬送ローラ13及び導入ローラ15によって、シート搬送路8の分岐部から中間搬送路10内に搬送される。シート搬送路8における入口搬送ローラ12と中間搬送ローラ13との間には、パンチユニット19が配設されている。なお、シート搬送路8のシート搬入口6の直下流位置には、搬入されるシートを検出する第1のシート検知センサS1が配設されている。
ハウジング4内には中間トレイ20が上下方向に傾斜して延在するよう配設されている。中間トレイ20の表面20aは、上下方向に傾斜して実質上直線状に延在するよう配置されている。中間トレイ20の下方から上方への延長上には、排出路22が配設され、排出路22の下流端には排出ローラ24が配設されている。ハウジング4の排出側である他側部にはメイントレイ26が配設され、排出ローラ24により排出されるシートを受け入れて収容しうるよう配置されている。
中間トレイ20にシートを案内する中間搬送路10は、上記分岐部から下方に向かって湾曲させられた後、中間トレイ20の表面20aに対し間隔をおいて、中間トレイ20の上方から下方に向かって延在するよう配置されている。中間搬送路10の該湾曲部の下流端に上記導入ローラ15が配設されている。実施形態において、中間搬送路10は、中間搬送路10の、導入ローラ15の直下流位置に配置されかつ、中間トレイ20の上方から下方に向かって延在する可動案内部材30と、可動案内部材30の下流側に配設された静止案内部材32と、可動案内部材30の上流端部近傍から静止案内部材32の下流端部近傍まで、可動案内部材30及び静止案内部材32に対し間隔をおいて対向するよう配設された第1の対向静止案内部材34と、静止案内部材32の下流端部に対し間隔をおいて対向するよう配設されかつ、中間トレイ20の表面20aの下端部寄りの位置に向って緩やかに湾曲しながら下方に延在する第2の対向静止案内部材36とを備えている。中間搬送路10の、第1の対向静止案内部材34と第2の対向静止案内部材36との境界部には、中間搬送路10に導入されたシートを中間トレイ10に搬入する搬入ローラ40が配設されている。中間搬送路10の、搬入ローラ40の直下流位置には、中間トレイ20の表面20aに向けて移動させられるシートを検出する第2のシート検知センサS2が配設されている。
第1の対向静止案内部材34は、中間トレイ20の表面20aに対しほぼ平行に延在している。図1〜図3を参照して、第1の対向静止案内部材34と中間トレイ20の表面20aとの間に配設された可動案内部材30は、シートの搬入方向(導入方向)に直交しかつシートの幅方向(図2において紙面に垂直な方向)に延在する軸30aまわりに回動可能に、図示しないフレームに支持されている。可動案内部材30の軸30aは、可動案内部材30の下流端部に配設されている。可動案内部材30は、導入ローラ30によって導入される所定サイズのシートを搬入ローラ40に向けて案内する第1の位置(図2において実線で示される位置)と、導入ローラ30によって導入される該所定サイズよりも大きな特定サイズのシートを、中間トレイ20の表面20aに向けて直接案内する第2の位置(図2において2点鎖線で示される位置)とに、アクチュエータ、例えばソレノイドSOL1によって変位可能である。ソレノイドSOL1は、後述するソレノイドSOL2と実質的に同じ自己保持形ソレノイドから構成されることが好ましい。
上記所定サイズのシートとは、実施形態においては、JISのA4横(搬送方向が長さの短い幅方向と一致)であり、所定サイズよりも大きな特定サイズのシートとは、実施形態において、JISのA3縦(搬送方向が長さの長い縦方向と一致)である。導入ローラ15のニップ部と搬入ローラ40のニップ部との間隔は、中間搬送路10に導入される上記所定サイズ(A4横)の搬送方向長さよりも短く設定されている。
中間トレイ20の表面20aのほぼ上端部に対し間隔をおいて位置する可動案内部材30は、第1の位置に位置付けられた状態で、それ自体の上流端から下流端に向って下方に、中間トレイ20の表面20aから徐々に離れるよう傾斜して位置付けられる。他方、第2の位置に位置付けられた状態では、それ自体の上流端から下流端に向って下方に、中間トレイ20の表面20aに徐々に近付くよう傾斜して位置付けられる。可動案内部材30の搬送面30sは、中間搬送路10の搬送面の一部を構成する。静止案内部材32の上流端領域は、可動案内部材30が第1の位置に位置付けられた状態で、可動案内部材30の延長上を第1の対向静止案内部材34に向って延在するよう傾斜しており、該上流端領域よりも下流側の領域は、第1の対向静止案内部材34に沿ってほぼ平行に下流方向に延び、更に第2の対向静止案内部材36の上流端領域まで延在している。
中間搬送路10の、導入ローラ15の直下流位置であって、可動案内部材30に対向した位置には、押え部材50が配設されている。押え部材50は、導入ローラ15により中間搬送路10に導入されたシートを、中間搬送路10の上流寄りの搬送面、実施形態においては、第1の位置に位置付けられた可動案内部材30の搬送面30sに向けて解除自在に押えることができる。
図2及び図3を参照して、押え部材50は、シートの導入方向に直交しかつシートの幅方向に延在すると共に該幅方向に間隔をおいて同一軸線上に存在するよう回動可能に支持された一対の支持軸52と、支持軸52の各々から平行に延び出す一対のアーム54と、アーム54の各々間を該軸線に平行に延在する押え部56とを備えている。支持軸52の各々は、それぞれ、フレームに軸受を介して支持されている(いずれも図示せず)。片方の支持軸52には、半径方向に延び出すレバー58が固着されている。レバー58の先端部には、支持軸52の各々と平行な軸線を有するピン60が固着されている。ピン60の先端部は、アクチュエータであるソレノイドSOL2の可動鉄心62の先端に形成された長穴62aに嵌合されている。
押え部材駆動手段を構成するソレノイドSOL2は、自己保持型のソレノイドを使用することが好ましい。押え部材50は、ソレノイドSOL2のON作動によって可動鉄心62を突出させることにより、支持軸52まわりに一方向に回動させられ、押え部56は、後述する開放位置から、中間搬送路10に導入されたシートを可動案内部材30の搬送面30sに向けて押える押え位置(図2及び図3において2点鎖線で示される位置)に変位させられる。押え部56はまた、ソレノイドSOL2のOFF作動によって可動鉄心62を元の位置に復帰させることにより、支持軸52まわりに逆方向に回動させられ、押え位置から、押えを解除した開放位置(図2及び図3において実線で示される位置)に変位させられる。なお、自己保持型のソレノイドを使用した場合、ON作動及びOFF作動のいずれにおいても、最初に通電された後に、通電が解除される。したがって、ここでON作動とは、可動鉄心62を、図3に示す位置から所定量突出させる励磁作動を意味し、OFF作動とは、所定量突出した位置から図3に示す位置に復帰させる励磁作動を意味するものとする。
押え部材50のアーム54の各々における該幅方向の間隔は、上記所定サイズのシート(A4横)の該幅方向寸法よりも大きく設定されている。この構成により、シートが押え部材50により押えられた状態で、次のシートを中間搬送路10に導入することができる。押え部材50が開放位置に変位させられた状態で、押え部56は、可動案内部材30の搬送面30sに対し、導入されるシートの先端が干渉しない位置まで離隔し、押え部材50が押え位置に変位させられた状態で、押え部56は、該搬送面30sに対し、軽く接触するように位置付けられるか、又は間隔をおいて位置付けられる。この間隔は、導入される最大の所定数N枚のシートにおける積層厚さよりも大きく設定されている。いずれの構成においても、押え部材50が押え位置に変位させられた状態において、シートは該搬送面30sと押え部56との間を搬送方向に円滑に移動可能である。押え部56が、該搬送面30sに対し、軽く接触するように位置付けられた場合においても、押え部材50を比較的摩擦係数の小さな合成樹脂により形成することにより、シートの円滑な移動を妨げることはない。押え部材50が押え位置に変位させられた状態で、押え部56は、導入されるシートの先端が干渉しない位置に位置付けられ、アーム54の各々は、導入されるシートが干渉することなく、アーム54の各々間を通って搬入ローラ40に向って搬送されるよう位置付けられる。
図1及び図2を参照して、入口搬送ローラ12、中間搬送ローラ13及び導入ローラ15は、それぞれ、駆動ローラ12a、13a及び15aと、従動ローラ12b、13b及び15bとから構成されている。駆動ローラ12a、13a及び15aは、共通の電動モータである搬送モータM1により回転駆動される。導入ローラ15において、搬送モータM1は、導入ローラ駆動手段を構成する。導入ローラ駆動手段は図示しない電磁クラッチを含んでもよい。搬入ローラ40は、駆動ローラ40aと従動ローラ40bとから構成されている。駆動ローラ40aは、正逆回転可能な電動モータである搬入モータM2により回転駆動される。搬入モータM2は、搬入ローラ駆動手段を構成する。搬入モータM2は、ステッピングモータから構成することができる。
シート処理装置2はまた、中間トレイ20に搬入されたシートの先端を受け止めてストックしうる受止部材70、受止部材70に受け止められてストックされたシート束を排出ローラ24、したがってメイントレイ26に向けて移動させうるシート移動手段72、中間トレイ20に搬入されたシートの束を処理するシート処理手段であるステイプラ74、中間トレイ20の幅方向に間隔をおいて位置付けられた一対の幅寄せ板76(図1及び図2においては片方の幅寄せ板76のみが図示されている)を含む図示しない整合手段、などを備えている。これらの構成は、周知の構成を利用することでよいので、説明は省略する。
図2及び図4を参照して、シート処理装置2は更に、コントローラ80を備えている。コントローラ80は、マイクロコンピュータによって構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央処理装置(CPU)、制御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する読み書き可能なRAM、タイマ、カウンタ、入力インターフェース及び出力インターフェースなどを備えている。このように構成されたコントローラ80の入力インターフェースには、上記第1のシート検知センサS1及び第1のシート検知センサS2、その他のスイッチあるいは検出器等からの検出信号が入力され、出力インターフェースから、搬送モータM1、搬入モータM2、その他の図示しない電動モータ、ソレノイドSOL1、ソレノイドSOL2、整合手段の図示しない各電動モータ、図示しない各電磁クラッチ、分岐爪14用の図示しないソレノイドなどに制御信号を出力する。また、シート処理装置2のコントローラ80は、複写機本体102の図示しないコントローラと接続されており、両者間においても制御信号のやり取りが行われる。
複写機本体102のコントローラには、操作手段に配設された複写開始キー、シートのサイズ(搬送方向長さ)設定キー、ステイプル処理を指定するためのステイプル設定キー、ステイプル部数(セット数)を指定するステイプル部数設定キー、ステイプル処理以外のシート処理(ノンステイプル処理)、例えば、単なるソート処理を指定するためのソート設定キー、ソート部数(セット数)を設定するソート部数設定キー(いずれも図示せず)などから複写情報が入力される。
図示の実施形態による、複写機100のシート処理装置2は以上のように構成されており、以下、ステイプル設定キーによってステイプル処理が指定されたステイプル処理モードが設定されている場合において、本発明がかかわる部分の作動について説明する。なお、以下の作動の制御は、いうまでもなく、コントローラ80により遂行される。
図2と、図5及び図6(フローチャート)とを参照して、分岐爪14は、図2において実線で示されている第2の位置に位置付けられ、可動案内板30は、図2において実線で示されている第1の位置に位置付けられている。また、押え部材50は、図2において実線で示されている開放位置付けられている。最初に、搬送モータM1が回転駆動されて、入口搬送ローラ12、中間搬送ローラ13及び導入ローラ15が回転する(ステップS1)。続いて、搬入モータM2が正転駆動されて、搬入ローラ40が正転させられる(ステップS2)。複写機本体102から搬入された1枚目のシートP1(図7以下参照)は、入口搬送ローラ12、中間搬送ローラ13及び導入ローラ15によって、シート搬送路8の分岐部から中間搬送路10内に搬送される。図7は、シートP1の搬送方向における先端部が搬入ローラ40にニップされ、後端部が導入ローラ15にニップされかつ両ローラにより搬送されている状態を示している。図8に示されているように、シートP1の先端が第2のシート検知センサS2により検知されると(ステップS3)、シートP1の後端は導入ローラ15のニップから開放され、搬入モータM2の正転駆動が停止されて(ステップS4)、シートP1の搬送が停止される。
ここでSOL2がON作動され(ステップS5)、押え部材50が、図8に示す開放位置から図9に示す押え位置まで変位させられる。シートP1の後端部が押え部材50の押え部56により可動案内部材30の搬送面30sに向けて押えられる。シートP1の先端部は、搬入ローラ40のニップ部にニップされた状態に保持される。シートP1は、中間搬送路10において待機状態となる。
複写機本体102から2枚目のシートP2が搬入されてから所定時間経過後、搬入モータM2が正転駆動される(ステップS6〜ステップS8)。この所定時間は、2枚目のシートP2の先端が、第1のシート検知センサS1を通過してから、搬入ローラ40のニップ部に近付くまでの時間、実施形態においては、搬入ローラ40のニップ部の直前に到達するまでの時間として設定される。図10は、2枚目のシートP2の先端が、第1のシート検知センサS1を通過してから、搬入ローラ40のニップ部の直前に到達した状態を示している。搬入ローラ40が正転させられ、搬入ローラ40のニップ部に、2枚目のシートP2の先端部が1枚目のシートP1の先端部に重ね合わされた状態でニップされ、2枚目のシートP2が1枚目のシートP1と共に搬送されはじめる。
ここで、コントローラ80は、先に中間トレイ20に搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路10で待機・重合させるシート枚数を所定数N=2枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合と、先に中間トレイ20に搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路10で待機・重合させるシート枚数を3枚以上の所定数N枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合とで、異なった制御を行う。なお、上記処理モードの設定は、予めコントローラ80の制御プログラムに設定されている。なぜならば、中間搬送路10で待機・重合させるシート枚数は、装置におけるシートの搬送速度と、中間トレイ20におけるシート処理速度との関係により決定されるからである。したがって、待機・重合させるシート枚数は、シート処理速度に対し、シートの搬送速度の相対比が大きいほど多くなる。
先に中間トレイ20に搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路10で待機・重合させるシート枚数を所定数N=2枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合には、ステップS9において、所定数N=2枚と判断される。搬入ローラ40は正転させられているので、2枚目のシートP2と1枚目のシートP1とが重ね合わされて中間トレイ20に向けて搬入を開始する。図11は、このような搬送状態を示している。なお、このとき、先に中間トレイ20に搬入されたシート束(不図示)は、ステイプラ74によるステイプル処理を終了しかつ、メイントレイ26への排出が終了して、中間トレイ20側は、次のシート束を受け入れる準備が完了している。2枚目のシートP2の後端が第2のシート検知センサS2を通過すると(図12参照)、搬入モータM2の駆動が停止される(ステップS10〜ステップS11)。2枚目のシートP2及び1枚目のシートP1が重ね合わされて中間トレイ20に搬入され、各々の先端が受止部材70に受け止められてスタックされる(図13参照)。また、SOL2がOFF作動され(ステップS12)、押え部材50が、図13において2点鎖線で示す押え位置から、実線で示す開放位置まで変位させられる。以上により、中間搬送路10に導入された2枚のシートP1及びP2が重ね合わされて中間トレイ20に搬入されるまでの制御が終了する。1束のステイプル枚数が例えば3枚である場合には、3枚目のシートは、中間搬送路10において待機されることなく、中間トレイ20までストレートに搬入させられ、中間トレイ20において3枚のシート束が形成される。以上の処理は、所定のステイプル部数が所定の部数となるまで繰り返される。
他方、先に中間トレイ20に搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路10で待機・重合させるシート枚数を3枚以上の所定数N枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合には、ステップS9において、所定数N枚と判断される。搬入モータM2は、正転駆動されてから所定時間経過後、駆動が停止されて、搬入ローラ40が停止する(ステップS13〜ステップS14)。この所定時間は、2枚目のシートP2の後端が導入ローラ15から離れかつ押え部材50の押え部56を通過するまでの時間として設定される。図14は、2枚目のシートP2の後端が押え部材50の押え部56を通過した直後に搬入ローラ40が停止させられた状態を示している。2枚目のシートP2の先端及び後端は、それぞれ、1枚目のシートP1の先端及び後端よりも若干下流側に位置付けられる。
続いて、ソレノイドSOL2がOFF作動され、押え部材50が押え位置から開放位置に変位させられる(ステップS15)。図15はこの状態を示している。続いて搬入モータM2が逆転駆動されて、搬入ローラ40が逆転される(ステップS16)。2枚目のシートP2と1枚目のシートP1が重ね合わされた状態で後退させられる。続いて、ソレノイドSOL2がON作動され、押え部材50が開放位置から押え位置に変位させられる(ステップS17)。シートP2とP1は、後端部が押え部材50の押え部56により押えられながら後退させられる。搬入モータM2が逆転駆動されてから所定時間経過後、搬入モータM2の駆動が停止される(ステップS18〜ステップS19)。この所定時間は、シートP1の先端よりも若干下流側に位置付けられたシートP2の先端が、搬入ローラ40のニップ部から外れない時間として設定される。搬入ローラ40は、シートP2及びシートP1の各々の先端部をニップした状態で停止する。図16はこの状態を示している。
続いて、コントローラ80は、導入される3枚目以降のシートについて、再びステップS6からステップS9までの制御を行い、ステップS9において、3枚目以降のシートが所定数N枚目のシートであるか否かを判断する。そして、ステップS9において、3枚目以降のシートが所定数N枚目のシートであると判断した場合には、ステップS10からステップS12までの制御を行って、該制御を終了する。他方、ステップS9において、3枚目以降のシートが所定数N枚目のシートではないと判断した場合には、ステップS13からステップS19までの制御を行った後、ステップS6に戻り、ステップS6からステップS9までの制御を繰り返す。この制御は、3枚目以降のシートが所定数N枚目のシートであると判断するまで繰り返される。コントローラ80は、以上のようにして、重合された所定数N=3枚以上のシートを中間トレイ20に搬入するよう、搬送モータM1、搬入モータM1及びSOL2を制御する。例えば、所定数N=3枚で、1束のステイプル枚数が5枚である場合には、4枚目及び5枚目のシートは、中間搬送路10において待機されることなく、中間トレイ20までストレートに搬入させられ、中間トレイ20において5枚の束が形成される。以上の処理は、所定のステイプル部数が所定の部数となるまで繰り返される。
本発明によれば、一つのシート搬送路である中間搬送路10において、先に中間トレイ20に搬入されたシート束の次のシート束を形成するために、中間搬送路10において、中間トレイ20に搬入されたシート束のシート処理及び排出が終了するまでの間に、複数のシート(2枚のみならず3枚以上のシート)を待機・重合させて搬送することを可能にし、しかも、この間、複写機100における画像形成動作を停止することなく、連続したシート処理を可能にする。よって、本発明によれば、生産効率を向上させることができる。また、複数のシート搬送路を設けることなく、一つの中間搬送路10を設置するだけで、しかも、導入ローラ15の下流側における中間搬送路10に分岐爪を設置することもなく、上記効果を達成できるので、構成が簡単で省スペース化を図ることができる。また、ジャム処理も容易となる。
中間トレイ20に搬入され、受止部材70に受け止められてストックされたシートP1及びP2は、一対の幅寄せ板76を含む整合手段によって幅方向位置が整合され、ステイプラ74によってステイプル処理が施される。ステイプル処理が施されたシートP1及びP2は、シート移動手段72により、排出路22を通して排出ローラ24に向けて搬送され、排出ローラ24によりメイントレイ26に排出される。
先に述べたように、中間搬送路10に導入されてから中間トレイ20に搬入されるシートは、比較的小さな所定サイズのシート、実施形態においてはA4サイズのシートであって、長さの短い幅方向を搬送方向に向けて搬送される。これに対し、該所定サイズのシートよりも大きな特定サイズのシート、実施形態においてはA3サイズのシートは、中間搬送路10の上流端部から、長さの長い縦方向を搬送方向に向けて直接中間トレイ20に搬入される。すなわち、図17を参照して、A3サイズのシートについてステイプル処理が指定されると、ソレノイドSOL1がON作動されて、可動案内部材30が、第1の位置から第2の位置(図17の実線で示される位置)に変位される。導入ローラ15によって中間搬送路10の上流端部に導入されたA3サイズのシートPA3は、可動案内部材30に案内されて中間トレイ20に、その上流領域から搬入される。図17は、このような状態を示している。中間トレイ20に搬入されたシートPA3の先端は受止部材70に受け止められる。中間トレイ20に搬入され、受止部材70に受け止められてストックされた複数のシートPA3は、ステイプラ74によってステイプル処理が施された後、シート移動手段72により、サブ排出路22を通してサブ排出ローラ24に向けて搬送され、サブ排出ローラ24によりメイントレイ26に排出される。
このように本発明によれば、中間搬送路10の、導入ローラ15の直下流位置には、導入される該所定サイズのシートを搬入ローラ40に向けて案内する第1の位置と、導入される該所定サイズよりも大きな特定サイズのシートを中間トレイ20に向けて案内する第2の位置とにSOL1によって変位可能である可動案内部材30が配設されている。すなわち、一つの中間搬送路10を設置するだけで、複数のサイズ違いのシート(少なくとも2種類のサイズ違いのシート)を、それぞれ、重合させて中間トレイ10に搬入させてシート処理を施すことが可能であるので、実用上有用である。
上記実施形態において、本発明は、複写機100に付設されたシート処理装置2に適用されているが、複写機本体102内に配設されるシート処理装置にも適用されることはいうまでもない。
本発明に従って構成されたシート処理装置の実施形態を示す概略構成図である。 図1に示すシート処理装置の要部を拡大して示す概略構成図である。 図2に示す押え部材及び中間搬送路の上流側端部などを示す斜視概略図である。 図1に示すシート処理装置における制御系の一部を示すブロック図である。 図2に示すシート処理装置の要部における作動手順の一部を示すフローチャートである。 図5に示すフローチャートの続きを示すフローチャートである。 図2に示すシート処理装置の要部における一つの作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。 図2に示すシート処理装置の要部における更に他の作動態様を示す概略構成図である。
符号の説明
2:シート処理装置
10:中間搬送路
15:導入ローラ
20:中間トレイ
30:可動案内部材
40:搬入ローラ
50:押え部材
56:押え部
74:ステイプラ
80:コントローラ
M1:搬送モータ
M2:搬入モータ
P1:1枚目のシート
P2:2枚目のシート
PA3:A3サイズのシート
SOL1、SOL2:ソレノイド
S1:第1のシート検知センサ
S2:第2のシート検知センサ

Claims (7)

  1. 中間トレイと、中間トレイにシートを案内する中間搬送路と、シートを中間搬送路に導入する導入ローラと、中間搬送路に導入されたシートを中間トレイに搬入する搬入ローラと、中間トレイに搬入されたシート束を処理するシート処理手段とを備えたシート処理装置において、
    中間搬送路に導入されたシートを中間搬送路の搬送面に向けて解除自在に押える押え部材と、押え部材を駆動する押え部材駆動手段と、導入ローラを正転駆動する導入ローラ駆動手段と、搬入ローラを正逆回転駆動する搬入ローラ駆動手段と、該駆動手段の各々を制御するコントローラとを備え、
    コントローラは、先に中間トレイに搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路で待機・重合させるシート枚数を所定数N=2枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合には、導入ローラ及び搬入ローラを正転させて、中間搬送路に導入される1枚目のシートを、先端部が搬入ローラによりニップされかつ、後端が導入ローラから離れるまで搬送した後、搬入ローラを停止し、続いて押え部材により1枚目のシートを押えた状態で2枚目のシートを、導入ローラにより中間搬送路に導入して先端が搬入ローラのニップ部に近付いてから搬入ローラを正転させ、2枚目のシートの先端部を、既に搬入ローラにニップされている1枚目のシートに重合させてニップさせ、重合された所定数N=2枚のシートを中間トレイに搬入するよう、該駆動手段の各々を制御する、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  2. 中間トレイと、中間トレイにシートを案内する中間搬送路と、シートを中間搬送路に導入する導入ローラと、中間搬送路に導入されたシートを中間トレイに搬入する搬入ローラと、中間トレイに搬入されたシート束を処理するシート処理手段とを備えたシート処理装置において、
    中間搬送路に導入されたシートを中間搬送路の搬送面に向けて解除自在に押える押え部材と、押え部材を駆動する押え部材駆動手段と、導入ローラを正転駆動する導入ローラ駆動手段と、搬入ローラを正逆回転駆動する搬入ローラ駆動手段と、該駆動手段の各々を制御するコントローラとを備え、
    コントローラは、先に中間トレイに搬入されたシート束の次のシート束を形成するために中間搬送路で待機・重合させるシート枚数を3枚以上の所定数N枚とする待機・重合処理モードが設定されている場合には、導入ローラ及び搬入ローラを正転させて、中間搬送路に導入される1枚目のシートを、先端部が搬入ローラによりニップされかつ、後端が導入ローラから離れるまで搬送した後、搬入ローラを停止し、
    続いて導入ローラにより中間搬送路に順次導入される2枚目以降のシートであってN枚目を除くシートについて、先端が搬入ローラのニップ部に近付いてから搬入ローラを正転させて、先端部が搬入ローラによりニップされると共に、後端が導入ローラから離れかつ押え部材の押え部を通過するまで搬送した後、搬入ローラを停止し、次いで押え部材による押えを解除した後、搬入ローラを逆転しかつ再び押え部材により押えながらシートを後退させてから先端部をニップした状態で停止し、
    最後に、押え部材によりN−1枚のシートを押えた状態でN枚目のシートを、導入ローラにより中間搬送路に導入して先端が搬入ローラのニップ部に近付いてから搬入ローラを正転させてN枚目のシートの先端部を、既に搬入ローラにニップされているN−1枚のシートに重合させてニップさせ、重合された所定数N枚のシートを中間トレイに搬入するよう、該駆動手段の各々を制御する、
    ことを特徴とするシート処理装置。
  3. 押え部材は、押え部材駆動手段によって、中間搬送路に導入されたシートを該搬送面に向けて押える押え位置と、押えを解除した開放位置とに変位可能である、請求項1又は請求項2記載のシート処理装置。
  4. 押え部材は、シートの導入方向に直交しかつ該シートの幅方向に延在すると共に該幅方向に間隔をおいて同一軸線上に存在するよう回動可能に支持された一対の支持軸と、支持軸の各々から平行に延び出す一対のアームと、アームの各々間を該軸線に平行に延在する該押え部とを備え、アームの各々の該幅方向間隔は、該シートの幅方向寸法よりも大きく設定され、押え部材が開放位置に変位させられた状態で、該押え部は、該搬送面に対し、導入されるシートの先端が干渉しない位置まで離隔させられ、押え部材が押え位置に変位させられた状態で、該押え部は、導入されるシートの先端が干渉しない位置に位置付けられ、アームの各々は、導入されるシートが干渉することなく、アームの各々間を通って搬入ローラに向って搬送されるよう位置付けられる、請求項3記載のシート処理装置。
  5. 押え部材が押え位置に変位させられた状態で、該押え部は、シートの後端部を押える、請求項4記載のシート処理装置。
  6. 導入ローラのニップ部と搬入ローラのニップ部との間隔は、中間搬送路に導入される所定サイズの搬送方向長さよりも短く設定されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  7. 中間搬送路の、導入ローラの直下流位置には、導入される該所定サイズのシートを搬入ローラに向けて案内する第1の位置と、導入される該所定サイズよりも大きな特定サイズのシートを中間トレイに向けて案内する第2の位置とにアクチュエータによって変位可能である可動案内部材が配設され、可動案内部材は中間搬送路の搬送面の一部を構成する、請求項6記載のシート処理装置。
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