JPH0873103A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JPH0873103A
JPH0873103A JP6213028A JP21302894A JPH0873103A JP H0873103 A JPH0873103 A JP H0873103A JP 6213028 A JP6213028 A JP 6213028A JP 21302894 A JP21302894 A JP 21302894A JP H0873103 A JPH0873103 A JP H0873103A
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pressure roller
shutter
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Mitsuhisa Kumagai
光永 熊谷
Makoto Kobayashi
真 小林
Sadao Sone
貞雄 曽根
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Oki Information Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 媒体を集積して一括排出する媒体処理装置に
おいて、媒体を発行順に重ねて一括搬送可能とし、媒体
の吸入処理も可能とすることを目的とする。 【構成】 シートガイド22、23間の搬送路の一部を
媒体7〜10の集積部27とし、該集積部27の内部側
の端部に媒体の進行方向を制御する走行規制ガイド25
を設け、集積部27の吸排出口24側の端部に開閉可能
のシャッタ26を設け、走行規制ガイド25とシャッタ
26の間に駆動力を有するプレッシャローラ17および
フィードローラ20を設け、該フィードローラ20への
プレッシャローラ17の圧力を強弱に切換可能とし、集
積した前記媒体7〜10の後端が走行規制ガイド25の
下端よりも上方に位置するように媒体7〜10を押し上
げるための押上部28を走行規制ガイド25とフィード
ローラ20の間に設け、制御部32により駆動源33を
制御して走行規制ガイド25、プレッシャローラ17、
シャッタ26を動作させ、一括排出と吸入処理可能とし
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は媒体処理装置に係り、特
に複数の媒体をまとめて発行可能で、しかも媒体の吸入
をすることもできる媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例の説明図である。図におい
て、1は従来例のプレッシャローラであり、2および3
は従来例の駆動力を有するプレッシャローラを示してい
る。4、5および6は従来例のフィードローラであり、
駆動力を有している。
【0003】プレッシャローラ1はフィードローラ4に
圧接している。プレッシャローラ2および3は上下に動
作可能であり、フィードローラ5および6に対し、開放
または圧接のどちらかの状態をとることができる。7、
8、9、および10は媒体であり、従来のシートガイド
11と12の間の搬送路を、上記プレッシャローラとフ
ィードローラに挟まれて搬送されることになる。
【0004】13はスタッカ部であり、媒体7、8、9
および10を一時的に蓄えておくためのものである。1
4は従来のシャッタであり、上下に動作してシートガイ
ド11と12の間の搬送路を開閉することになる。15
は排出口であり、シートガイド11および12の端部に
形成され、媒体7、8、9および10をこの排出口15
から排出することになる。
【0005】以下に動作を説明する。図示しない搬送手
段により搬送された媒体はプレッシャローラ1とフィー
ドローラ4に挟まれてフィードローラ4にかかる駆動力
により矢印A方向に進み、シャッタ14が閉じているこ
とにより、スタッカ部13に集積する。図6の(a)
は、媒体7、8および9がこの順に送られてスタッカ部
13に集積し、さらに媒体10が送られてくるところを
示している。
【0006】したがって、上から順に媒体10、9、
8、および7が積み重なる。すなわち、媒体は発行され
て送られてきた順とは逆の順に集積することになる。必
要な媒体がすべて集積すると、図示しない制御部のはた
らきで、シャッタ14が開放状態となり、プレッシャロ
ーラ2および3はフィードローラ5および6とそれぞれ
圧接した状態になり、媒体10、9、8および7を図6
の(b)に示すように積み重なった状態のまま排出口1
5へと一括搬送する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成によると、
以下のような問題がある。 1.媒体は送られてきた順とは逆の順に集積して排出さ
れるので、異なった種類の媒体を発行する場合は、指定
した順序と逆の順序で媒体が排出されることになってし
まう。
【0008】2.媒体を集積するためのスタッカ部を装
置内部に実装するため、媒体処理装置が大型化してしま
う。 3.排出専用の機構となっているため、媒体の吸入処理
のためには、特別な搬送機構を設けるか、吸入口を別に
設ける必要があり、コスト高となってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】複数枚の媒体を集積した
後に一括排出可能な媒体処理装置において、シートガイ
ド間の搬送路の一部を媒体の集積部とし、その集積部の
内部側の端部に前記媒体の進行方向を制御する走行規制
ガイドを駆動源により走行規制状態または開放状態のど
ちらかに設定可能に設け、集積部の吸排出口側の端部に
駆動源により開閉可能のシャッタを設け、走行規制ガイ
ドとシャッタの間に駆動力を有するプレッシャローラと
駆動力を有するフィードローラを設け、そのフィードロ
ーラに対するプレッシャローラの圧力を駆動源により強
状態または弱状態のどちらかに設定可能とし、集積した
媒体の内部側の端部が走行規制ガイドの下端よりも上方
に位置するように媒体を押し上げるための押上部を走行
規制ガイドとフィードローラの間に設け、制御部により
駆動源を作動させることにより、走行規制ガイドを走行
規制状態から開放状態とし、プレッシャローラを圧力弱
状態から圧力強状態とし、シャッタを閉状態から開状態
に設定可能であり、制御部により駆動源の作動を停止し
た状態では、走行規制ガイドは走行規制状態をとり、プ
レッシャローラは圧力弱状態をとり、シャッタは閉状態
をとるものとし、制御部により、駆動源を制御すると共
にフィードローラおよびプレッシャローラの駆動を制御
することにより、上から発行順に積重された複数枚の媒
体の一括排出および媒体の吸入処理を可能としたことを
特徴とする。
【0010】
【作用】媒体の一括排出を行う場合、制御部は走行規制
ガイドを走行規制状態とし、プレッシャローラを圧力弱
状態とし、シャッタを閉じ、媒体を集積部に搬送する。
集積部に集積した媒体はその後端が押上部により持ち上
がることになり、この状態で、次に搬送されてきた媒体
は先に搬送されて集積した媒体の下に滑り込み、媒体は
搬送された順に上から積み重なって集積する 集積した媒体は前端がシャッタに当接しており、プレッ
シャローラは圧力弱状態であるので、このプレッシャロ
ーラは媒体の最上葉の上面を滑り、フィードローラは媒
体の最下葉の下面を滑ることになり、媒体は集積した状
態を保つ。
【0011】発行するべき媒体がすべて集積部に集積す
ると、制御部はプレッシャローラを圧力強状態とし、シ
ャッタを開く。プレッシャローラは圧力強状態であり、
シャッタは開いているので、媒体は吸排出口へ一括排出
される。媒体の吸入処理を行う場合、制御部はシャッタ
を開き、プレッシャローラを圧力強状態とし、走行規制
ガイドを開放状態とし、吸排出口から媒体を吸入する。
【0012】
【実施例】以下に図を用いて、本発明の実施例を説明す
る。図1は実施例の排出動作を示す説明図である。図に
おいて、16はプレッシャローラであり、17および1
8は駆動力を有するプレッシャローラである。19、2
0および21はフィードローラであり、駆動力を有して
いる。
【0013】プレッシャローラ16はフィードローラ1
9と圧接しており、フィードローラ19が回転すること
により回転する。プレッシャローラ17はフィードロー
ラ20と圧接しており、後述するソレノイドのはたらき
により、フィードローラ20に対して圧接力を強状態ま
たは弱状態に切り換え可能である。
【0014】プレッシャローラ18は、後述するソレノ
イドのはたらきにより、上下に動作可能であり、フィー
ドローラ21に対して開放または圧接のどちらかの状態
をとることができる。22および23はシートガイドで
あり、媒体7、8、9および10はこのシートガイドの
間の搬送路を上記プレッシャローラおよびフィードロー
ラに挟まれて搬送されることになる。
【0015】24は吸排出口であり、シートガイド22
と23の端部に形成されており、媒体を排出する場合に
は、この吸排出口24に媒体を排出することになり、ま
た媒体を吸入する場合には、顧客またはオペレータはこ
の吸排出口24に媒体を挿入することになる。25は走
行規制ガイドであり、後述するソレノイドのはたらきに
より、端部の軸を中心に弧を描くように動作し、走行規
制状態と開放状態のどちらかをとることになる。
【0016】なお、本実施例では走行規制ガイド25を
軸を中心に動作するとしてあるが、走行規制状態と開放
状態に確実に設定可能であれば、垂直方向や水平方向等
に動作することにしてもよい。26はシャッタであり、
後述するソレノイドのはたらきにより、上下に動作し
て、シートガイド22と23の間の搬送路を開閉するこ
とになる。
【0017】図1の(a)は後述するソレノイドがはた
らいていない状態を示しており、走行規制ガイド25が
走行規制状態であり、プレッシャローラ17が圧力弱状
態となり、シャッタ26は閉じ、プレシャローラ18は
開放状態となっている。図1の(b)は後述するソレノ
イドが作動した状態を示している。このソレノイドの力
が図示しないリンク機構によってはたらくことにより、
走行規制ガイド25は開放状態となり、プレッシャロー
ラ17は圧力強状態となり、シャッタ26は開き、プレ
ッシャローラ18はクランプ状態となっている。
【0018】27は集積部であり、これはシートガイド
22と23の間の搬送路のうち、走行規制ガイド25か
らシャッタ26までの範囲を示しており、この集積部2
7に媒体7、8、9および10が集積することになる。
28は押上部であり、ばね材を山型に形成したもので、
集積部27に搬送された媒体7、8、9および10の後
端すなわち内部側の端部を走行規制状態にある走行規制
ガイド25の下端よりも上方に位置するように押し上げ
ることになる。なお、本実施例では押上部28を山形と
しているが、これは円弧型や多角形型等としたり、材質
をプラスチックその他としても媒体を確実に押上可能で
あればよい。
【0019】29、30および31はセンサであり、そ
れぞれシートガイド22および23による搬送路の上下
に一対ずつ設けて媒体7、8、9および10の通過を検
知して後述する制御部に伝達するものである。図2は実
施例の簡略ブロック図である。図において、32は制御
部であり、33は駆動源であるソレノイドを示してい
る。なお、本実施例では駆動源をソレノイドとしている
がこれはステップモータ等を用いてもよい。
【0020】制御部32はソレノイド33を制御して作
動させ、このソレノイド33の動作は図示しないリンク
機構によって走行規制ガイド25、プレッシャローラ1
7、シャッタ26およびプレッシャローラ18に伝達す
ることになる。ソレノイド33が作動すると、走行規制
ガイド25は走行規制状態から開放状態となり、プレッ
シャローラ17は圧力弱状態から強状態となり、シャッ
タ26は閉状態から開状態となり、プレッシャローラ1
8は開放状態からクランプ状態となる。
【0021】ソレノイド33が作動を停止すると、走行
規制ガイド25は開放状態から走行規制状態となり、プ
レッシャローラ17は圧力強状態から弱状態となり、シ
ャッタ26は開状態から閉状態となり、プレッシャロー
ラ18はクランプ状態から開放状態となる。なお、本実
施例では1つのソレノイド33の動作をリンク機構によ
り伝達することにより走行規制ガイド25、プレッシャ
ローラ17、シャッタ26およびプレッシャローラ18
等の各部材を作動させているが、これは各部材毎にソレ
ノイドを設けて個別に制御してもよい。
【0022】以下にプレッシャローラ17の圧力強状態
と弱状態の切換手段の一例を図を用いて説明する。図3
は実施例のプレッシャローラ17の平面図であり、図4
は実施例のプレッシャローラ17の説明図である。図に
おいて、34、35および36は連結杆であり、連結杆
34と35は回動可能に接続してあり、連結杆35と3
6も回動可能に接続してある。連結杆36はさらにプレ
ッシャシャフト37に固定してあり、このプレッシャシ
ャフト37は装置本体に回動可能に取り付けてある。
【0023】38はプレッシャアームであり、プレッシ
ャシャフト37に回動可能に取り付けてあり、プレッシ
ャローラ17はこのプレッシャアーム38の一端に軸着
している。プレッシャアームの他端は引張スプリング3
9によって上方に引っ張られているのでプレッシャロー
ラ17はフィードローラ20に圧接することになる。こ
の状態が圧接力弱の状態である。
【0024】40はピンであり、プレッシャシャフト3
7に固定してある。41はトーションスプリングであ
り、この一端はピン40に固定してあり、他端はプレッ
シャアーム38に固定してある。連結杆34はソレノイ
ド33が作動することにより、矢印C方向に吸引され、
連結杆35を矢印C方向に引っ張り、連結杆36とプレ
ッシャシャフト37を反時計廻りに動かす。
【0025】プレッシャシャフト37に伴いピン40も
動いてトーションスプリング41のピン側の端部を反時
計廻りに動かすことにより、トーションスプリング41
の他端にはプレシャアーム38のプレッシャローラ17
側を押し下げる力がはたらいて、プレッシャローラ17
をフィードローラ20にさらに圧接することになる。こ
のことにより、プレッシャローラ17には引張スプリン
グ39の力に加えてトーションスプリング41の力もは
たらくことになる。この状態が圧接力強の状態である。
【0026】ソレノイド33の作動を中止するとトーシ
ョンスプリング41のはたらきで、プレッシャシャフト
37および連結杆36は時計廻りに動いて、連結杆35
および34は矢印D方向に動き、圧力弱状態に戻ること
になる。このように、ソレノイド33の力はリンク機構
によりプレッシャローラ17に伝達することになるが、
このソレノイド33はまた図示しないリンク機構を介し
て、走行規制ガイド25、シャッタ26およびプレッシ
ャローラ18に対してもはたらくことになる。
【0027】42および43は駆動ベルトであり、44
および45は駆動ローラを示している。図示しないモー
タの駆動力は駆動ベルト42を介してはたらき、駆動ロ
ーラ44を回転させる。この駆動ローラ44が駆動ベル
ト43を介して駆動ローラ45を駆動し、駆動軸46を
回転させてプレッシャローラ17を駆動することにな
る。
【0028】なお、プレッシャローラ17は上述の構成
に限らず、圧力の強状態と弱状態を切替可能でしかもプ
レッシャローラを駆動可能なものであればどのような機
構としてもよい。上記構成の本実施例は、媒体の一括排
出および媒体の吸入のどちらにも使用することができ
る。以下に本実施例の動作を一括排出動作と吸入動作に
分けて説明する。
【0029】一括排出動作 図1の(a)は媒体7および8が集積部27に集積し、
さらに媒体9が集積部27へと進んでいる状態を示して
いる。図示しない搬送手段によりB方向に搬送された媒
体9はプレッシャローラ16とフィードローラ19に挟
まれる。フィードローラ19は図示しないモータによっ
て駆動されて時計方向に回転し、媒体9をさらに搬送す
る。媒体9は走行規制状態の走行規制ガイド25と押上
部28の間を通って集積部27へ進むことになる。
【0030】すでに集積部27に搬送された媒体7およ
び8はプレッシャローラ17とフィードローラ20に挟
まれている。プレッシャローラ17およびフィードロー
ラ20は図示しないモータによって駆動され、プレッシ
ャローラ17は反時計方向に回転し、フィードローラ2
0は時計方向に回転する。媒体7および8はその前端が
シャッタ26に当接しており、プレッシャローラ17は
圧力弱の状態になっているので、プレッシャローラ17
は媒体7の上面を滑って空転し、フィードローラ20は
媒体8の下面を滑って空転する。このことにより、媒体
7および8は集積部27にとどまることになる。
【0031】なお、媒体7および8の後端は押上部28
により持ち上がった状態になっている。媒体9は走行規
制ガイド25の下を通り、押上部28に沿って進み、媒
体8の下に滑り込む。媒体9の端部がフィードローラ2
0に挟まれると、このフィードローラ20の回転によ
り、媒体9はその端部がシャッタに当接するまで進む。
この際、媒体9の上面は媒体8の下面と接するが、プレ
ッシャローラ17がフィードローラ20に対して圧力弱
状態であるために、媒体9は媒体8の下を滑ってシャッ
タ26に当接するまで進むことができる。
【0032】媒体9が集積部27に集積したのち、引き
続いて媒体10も同様に搬送されて媒体9の下に入って
集積する。発行するべき媒体のうち最後のもの(図では
媒体10にあたる。)が搬送され、センサ29の部分を
通過して集積部27に集積すると、このセンサ29の媒
体通過の検知を受けて、制御部32は発行するべき媒体
7、8、9および10がすべて集積部27に集積したと
判断し、ソレノイド33を作動させる。
【0033】ソレノイド33は図示しないリンク機構を
介して、走行規制ガイド25を開放状態とし、プレッシ
ャローラ17の圧力を強状態とし、シャッタ26を開状
態とし、プレッシャローラ18をクランプ状態とする。
プレッシャローラ17が圧力強状態になったことによ
り、媒体7、8、9および10はプレッシャローラ17
とフィードローラ20の回転により、吸排出口24の方
向へまとまった状態のまま一括搬送され、シャッタ26
の下を通過してプレッシャローラ18とフィードローラ
21の間に挟まれることになる。
【0034】プレッシャローラ18とフィードローラ2
1はクランプ状態にあるので媒体7、8、9および10
をさらに一括搬送し、媒体7、8、9および10の後端
がセンサ30を通過すると、センサ30の媒体通過の検
知を受けて、制御部32は図示しないモータの駆動を停
止することにより搬送を中止し、ソレノイド33の作動
を中止する。
【0035】ソレノイド33の作動中止により、走行規
制ガイド25は走行規制状態となり、プレッシャローラ
17は圧力弱状態となり、シャッタ26は媒体7、8、
9および10を軽く挟んだ状態で閉じ、プレッシャロー
ラ18は開放状態となる。顧客またはオペレータは吸排
出口24から出ている媒体7、8、9および10をまと
まった状態で取出すことができるようになる。
【0036】媒体7、8、9および10を取り出すこと
により、シャッタ26は閉まり、センサ31は媒体の通
過すなわち取り出しを検知することになる。なお、上記
説明では媒体を4枚まとめて排出する場合を示している
が、4枚に限らず、必要な枚数をまとめて排出可能であ
る。また、本実施例では走行規制ガイド25もソレノイ
ド33に連動して作動させているが、一括排出動作の際
には走行規制ガイド25を常に走行規制状態としておい
てもよい。すなわち走行規制ガイド25を走行規制状態
に固定しておいても一括排出は可能である。
【0037】このように本実施例によると、媒体7、
8、9および10が上から発行順に重なった状態で一括
排出されることになるので、分かりやすく取扱いに便利
である。また、媒体を集積しておくためのスタッカ部を
特別に設けることなく、媒体の一括搬送を実現している
ので、実装スペースを少なくすることができて装置の小
型化が可能となる。
【0038】さらに集積部27にステープラその他の綴
じ具を実装しておくことにより複数の媒体を綴じた状態
で発行することができる。 吸入動作 図5は実施例の吸入動作を示す説明図である。図5の
(a)は、オペレータまたは顧客が媒体47を吸排出口
24から矢印E方向に挿入した状態を示している。
【0039】媒体47の先端がシャッタ26の位置に達
すると、センサ31は媒体が有ることを検知し、これを
受けて制御部32はソレノイド33を作動させると共
に、図示せぬモータを駆動する。ソレノイド33の力
は、図示せぬリンク機構を介してはたらき、図5の
(b)に示すように、走行規制ガイド25を開放状態と
し、プレッシャローラ17を圧力強状態とし、シャッタ
26を開け、プレッシャローラ18をクランプ状態にす
る。
【0040】また、図示せぬモータの駆動力はフィード
ローラ19、20および21に伝達して反時計回りに回
転させ、プレッシャローラ17および18に伝達して時
計回りに回転させる。プレッシャローラ18をクランプ
状態にしたことにより、媒体47はプレッシャローラ1
8とフィードローラ21に挟まれ、プレッシャローラ1
8およびフィードローラ21が回転することにより、装
置内へ送られる。
【0041】シャッタ26は開放状態となっているの
で、媒体47はさらに進み、プレッシャローラ17とフ
ィードローラ20に挟まれる。プレッシャローラ17は
圧力強状態となっており、媒体47はプレッシャローラ
17およびフィードローラ20が回転することにより搬
送される。走行規制ガイド25は開放状態となっている
ので、媒体47はさらに進み、プレッシャローラ16と
フィードローラ19に挟まれ、このフィードローラ19
が回転することにより搬送される。プレッシャローラ1
6には駆動力がかかっていないが、回動可能になってい
るので、媒体47と圧接することにより、時計方向に回
転して搬送を助けることになる。
【0042】媒体47の後端がセンサ29を通過する
と、センサ29はこの通過を検知し、これを受けて制御
部32はソレノイド33の作動を中止する。ソレノイド
33の作動中止により、走行規制ガイド25は走行規制
状態となり、プレッシャローラ17は圧力弱状態とな
り、シャッタ26は閉じ、プレッシャローラ18は開放
状態となって吸入を完了する。
【0043】なお、このようにして取り込んだ媒体47
は、さらに図示しない搬送手段により、媒体処理装置内
の所定の位置へと搬送されることになる。上述のよう
に、本実施例によれば媒体の一括排出が可能であると共
に、吸入処理も行うことができ、吸入専用の機構を別途
設ける必要がない。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ると媒体が発行・搬送された順番通りに、上から積み重
なった状態で一括排出可能となるので、顧客およびオペ
レータにとって分かりやすく取扱いに便利である効果を
有し、特に顧客操作型の装置において有効となる効果を
有する。
【0045】また、搬送路の一部を媒体の集積部として
いるので、媒体を集積しておくためのスタッカ部を特別
に設けることなく、媒体の一括排出を実現しているの
で、実装スペースを少なくすることができて装置の小型
化が可能となる効果を有する。さらに、搬送路の一部を
媒体の集積部とし、走行規制ガイドを可動としたことに
より、吸入処理のための機構や吸入口を別途設けること
なく、吸入処理も可能になり、装置の小型化およびコス
トダウンを実現する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の排出動作を示す説明図である。
【図2】実施例の簡略ブロック図である。
【図3】実施例のプレッシャローラの平面図である。
【図4】実施例のプレッシャローラの説明図である。
【図5】実施例の吸入動作を示す説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
7、8、9、10、 媒体 17 プレッシャローラ 20 フィードローラ 22、23 シートガイド 24 吸排出口 25 走行規制ガイド 26 シャッタ 27 集積部 28 押上部 32 制御部 33 駆動源であるソレノイド 47 媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 530 (72)発明者 曽根 貞雄 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の媒体を集積した後に一括排出可
    能な媒体処理装置において、 シートガイド間の搬送路の一部を媒体の集積部とし、 該集積部の内部側の端部に前記媒体の進行方向を制御す
    る走行規制ガイドを設け、 前記集積部の吸排出口側の端部に駆動源により開閉可能
    のシャッタを設け、 前記走行規制ガイドと前記シャッタの間に駆動力を有す
    るプレッシャローラと駆動力を有するフィードローラを
    設け、該フィードローラに対する前記プレッシャローラ
    の圧力を駆動源により強状態または弱状態のどちらかに
    設定可能とし、 集積部に集積した前記媒体の内部側の端部が前記走行規
    制ガイドの下端よりも上方に位置するように前記媒体を
    押し上げるための押上部を前記走行規制ガイドと前記フ
    ィードローラの間に設け、 制御部により前記駆動源を作動させることにより、前記
    プレッシャローラを圧力弱状態から圧力強状態とし、前
    記シャッタを閉状態から開状態に設定可能であり、 前記制御部により前記駆動源の作動を停止した状態で
    は、前記プレッシャローラは圧力弱状態をとり、前記シ
    ャッタは閉状態をとるものとし、 前記制御部により、前記駆動源を制御すると共に前記フ
    ィードローラおよび前記プレッシャローラの駆動を制御
    することにより、上から発行順に積重された複数枚の媒
    体の一括排出を可能としたことを特徴とする媒体処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、走行規制ガイドを媒
    体の進行方向を制御する走行規制状態または開放状態の
    どちらかに駆動源によって設定可能とし、 制御部により前記駆動源を作動させることにより、前記
    走行規制ガイドを走行規制状態から開放状態とし、プレ
    ッシャローラを圧力弱状態から圧力強状態とし、シャッ
    タを閉状態から開状態に設定可能であり、 前記制御部により前記駆動源の作動を停止した状態で
    は、前記走行規制ガイドは走行規制状態をとり、前記プ
    レッシャローラは圧力弱状態をとり、前記シャッタは閉
    状態をとるものとし、 前記制御部により、前記駆動源を制御すると共に前記フ
    ィードローラおよび前記プレッシャローラの駆動を制御
    することにより、上から発行順に積重された複数枚の媒
    体の一括排出および、媒体の吸入処理を可能としたこと
    を特徴とする媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2において、駆動
    源をソレノイドとし、制御部によって制御するこのソレ
    ノイドをリンク機構により走行規制ガイド、プレッシャ
    ローラおよびシャッタに接続したことを特徴とする媒体
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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