JP2006265423A - 急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物 - Google Patents

急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】耐油性、難燃性、耐疲労性および耐摩耗性に優れる急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物の提供。
【解決手段】アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムと有機塩素化合物とを含有し、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムの質量比が、50/50〜90/10であり、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、前記有機塩素化合物に含まれる塩素量が10〜28質量部である急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物に関する。
従来、高低差のある場所で物を運搬するためのコンベヤとして、急傾斜コンベヤが使用されている。この急傾斜コンベヤの傾斜は、通常、30°から略垂直までの角度で設定されている。前記の傾斜角度が増すに従い、装置全長の短縮、設置面積の節減という効果があるので、急傾斜ベルトコンベヤは幅広く利用されている。
上記のような急傾斜ベルトコンベヤについて図を用いて以下に説明する。図1は、急傾斜ベルトコンベヤの一例を模式的に示した斜視図である。
図1に示される急傾斜ベルトコンベヤ1において、コンベヤベルト10は、ベルト本体12、フランジ14および横桟16を備える。ベルト本体12は、長手方向両端部が連結された環状のベルトである。フランジ14は、ベルト本体12の幅方向両側部にベルト本体12の長手方向に沿って立設されている。横桟16は、板状であり、ベルト本体12の幅方向両側部に立設された2つのフランジの間に、ベルトの長手方向に沿って所定の間隔を隔てて複数設置されている。横桟16はベルト本体12の上に固定されている。フランジ14および横桟16は略同じ高さを有する。フランジ14は、搬送物が外側へ脱落するのを防ぐ。横桟16は、急傾斜となったときに搬送物を下から支えて搬送物が下方に落ちるのを防ぐ。
急傾斜ベルトコンベヤ1の駆動装置は、ヘッドプーリ30、変角ディスクローラー32、34、リターン変角プーリ36、テールプーリ38、キャリアローラ40、42、ドライブユニット44を備える。ヘッドプーリ30は、ドライブユニット44に連結されておりコンベヤベルト10を駆動させる。変角ディスクローラー32、34およびリターン変角プーリ36はコンベヤベルト10の方向を変える。キャリアローラ40、42はコンベヤベルト10を円滑に駆動させるためのものである。
コンベヤベルト10は、ヘッドプーリ30とテールプーリ38とによって張られている。コンベヤベルト10は、ヘッドプーリ30とテールプーリ38とを挟んで上下に2層となる。上層の部分のコンベヤベルトが送りベルト18、下層の部分のコンベヤベルトが帰りベルト20である。そして、ヘッドプーリ30は、急傾斜ベルトコンベヤ1の上方に配置される。テールプーリ38は急傾斜ベルトコンベヤ1の下方に配置される。変角ディスクローラー32、34は、コンベヤベルトの中間部に2箇所配置される。このとき、2つの変角ディスクローラー32、34は、2つの変角ディスクローラー32、34の間のコンベヤベルトが所望の角度で傾斜するように、上下に設置される。上の位置の変角ディスクローラー32は、帰りベルト20を下から折り曲げるように支持する。下の位置の変角ディスクローラー34は、送りベルト18を上から折り曲げるように配置される。
急傾斜ベルトコンベヤ1は、コンベヤベルト10をいずれの方向にも進行させることができるが、以下、送りベルト18が上向き(図1中の矢印の向き)に動く場合を例に挙げて説明する。ヘッドプーリ30は回転してコンベヤベルト10を駆動させる。これとともに、ヘッドプーリ30はコンベヤベルト10の進行を逆方向に誘導し(帰りベルトの始まり)、上の位置の変角ディスクローラー32へ送る。上の位置の変角ディスクローラー32は、ヘッドプーリ30から水平に進んできた帰りベルト20の進行方法を下向きに変え、リターン変角プーリ36へ送る。リターン変角プーリ36は、帰りベルト20を上から押り曲げるように配置されており、傾斜している帰りベルト20の進行方向を、水平方向は同じままで、傾斜角度を0°にして、テールプーリ38へ送る。テールプーリ38は、帰りベルト20の進行を逆方向に誘導し(送りベルトのはじまり)、下の位置の変角ディスクローラー34へ送る。下の変角ディスクローラー34は、テールプーリ38から水平に進んできた送りベルト18の方向を、上向きに変えて、キャリアローラ42へ送る。キャリアローラ42は、送りベルト18の傾斜が穏やかに水平となるように送りベルト18の下に複数個並べて設置されている。送りベルト18は、キャリアローラ42の誘導によって水平とされ、再びヘッドプーリ30へ導かれる。
上記のような急傾斜ベルトコンベヤは、通常、土砂、砕石、鉄鉱石、セメント、肥料のような粉状物、塊状物を運搬する。また、上記の粉状物、塊状物以外にも、コークス、セメントクリンカーのような高熱物や穀物、飼料、食肉、ゴミのような油性物を運搬する場合がある。従って、急傾斜ベルトコンベヤ用のコンベヤベルトとしては、耐油性および難燃性を有するゴムからなるものが開発されている。
このような耐油性および難燃性を有するゴムからなる急傾斜コンベヤベルトとしては、例えば、特許文献1に記載されている急傾斜用コンベアベルトが挙げられる。上記の特許文献1に記載されている急傾斜用コンベアベルトは、本体ベルトおよび波桟を含んで構成される急傾斜用コンベアベルトであって、上記コンベアベルトの部材に、難燃剤として、ハロゲン化炭化水素ポリマー、金属酸化物および金属水酸化物からなる群から選択される少なくとも1種を含有する耐油性および難燃性のゴムが使用されている急傾斜用コンベアベルトである。また、当該急傾斜用コンベアベルトは、ゴム材料として、天然ゴム(NR)、ブタジエン/スチレン共重合体ゴム(SBR)およびアクリロニトリル/ブタジエン共重合体ゴム(NBR)からなる群から選択される少なくとも1種が使用されることが記載されている。
特許文献2には、コンベヤベルト等のベルト、ホース、工業用部品に使用するためのゴム材料として、耐油性、耐寒性、難燃性を兼備するゴム組成物が記載されている。特許文献2に記載されているゴム組成物は、ニトリル含有量が15〜30質量%のアクリロニトリル・ブタジエン共重合体ゴムを70質量部以上、ポリブタジエンゴム30質量部以下を含むゴム分100質量部に対し、常温で固体の有機ハロゲン化難燃剤2〜30質量部、可塑剤5〜40質量部、塩素化ポリエチレン0〜60質量部、三酸化アンチモン2〜10質量部配合するゴム組成物である。
特許文献3には、ゴムが早く硬化し、硬化しても劣化せず、ドラムフリクションテストに合格するだけの難燃性を具備した難燃性ゴム組成物が記載されている。この特許文献3に記載されている難燃性ゴム組成物は、スチレン−ブタジエンゴムもしくはブタジエンゴムまたはアクリロニトリルブタジエンゴムの単独あるいはこれらのブレンド物がゴム分の80%以上を占めるゴム配合において、塩素化パラフィンと酸化マグネシウムを添加配合する難燃性ゴム組成物である。そして、当該難燃性ゴム組成物において、ゴム100PHRに対して、塩素化パラフィン(塩素化率70%)が20PHR以上であり、かつ、酸化マグネシウムが3PHR以上添加配合されることが記載されている。また、上記特許文献3の実験IIには、アクリロニトリルブタジエンゴム80質量部と、ブタジエンゴム20質量部と、塩素化率70%の塩素化パラフィン30質量部と、水酸化アルミニウム30質量部とを含有する組成物から試料を調製し、上記ドラムフリクションテストを行ったことが記載されている。なお、上記ドラムフリクションテストは、コンベヤベルトの難燃性を判定するテストであることが記載されている。
特開平11−171314号公報 特開昭59−149936号公報 特開昭61−7342号公報
しかしながら、本発明者は、従来のコンベヤベルトが屈曲により疲労することを見出した。特に、フランジにおいて、フランジの上部に大小多数の亀裂が生じることを本発明者は見出した。
例えば、図1に示されている急傾斜ベルトコンベヤ1において、コンベヤベルト10は、ヘッドプーリ30、変角ディスクローラー32、34、リターン変角プーリ36、テールプーリ38、キャリアローラ42の箇所で屈曲される。
コンベヤベルトは上記のような装置で屈曲されると、屈曲された部分で伸縮する。このようなコンベヤベルトの伸縮は、ベルト本体の部分では影響が少ない。しかし、フランジは、通常、約10〜20cmの高さがあるので、屈曲の際に生じるフランジ上部での伸縮は非常に大きくなる。従って、上記のようなフランジ上部での大きな伸縮が原因となって、フランジ上部に亀裂が生じ、コンベヤベルトが疲労してしまうと本発明者は考えた。
また、本発明者は、急傾斜コンベヤベルトで重く鋭利な形状の運搬物する場合、コンベヤベルトがこのような運搬物によって摩耗され破損しやすくなると考え、急傾斜ベルトコンベヤのためのコンベヤベルトには耐摩耗性が必要であると考えた。
このように、本発明者は、急傾斜ベルトコンベヤに用いられるコンベヤベルトは、耐油性、難燃性に加え、さらに、耐疲労性、耐摩耗性に優れることが好ましいことを見出した。
本発明者は、急傾斜コンベヤベルトの耐疲労性および耐摩耗性に関し、これまで開発されたコンベヤベルト用ゴム組成物を用いて検討した。その結果、上記特許文献1〜3に記載されているものも含め、従来のコンベヤベルト用ゴム組成物では耐疲労性および耐摩耗性を満足させることはできなかった。
従って、本発明は、耐油性、難燃性、耐疲労性および耐摩耗性に優れる急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物の提供を目的とする。
本発明者は、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムと有機塩素化合物とを特定の割合で配合したゴム組成物を用いると、耐油性、難燃性、耐疲労性および耐摩耗性に優れる急傾斜コンベヤベルトが得られることを知見し、本発明を完成させるに至った。
即ち、上記目的は、以下に示す(1)の本発明によって達成される。
(1)アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムと有機塩素化合物とを含有し、
前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムの質量比が、50/50〜90/10であり、
前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、前記有機塩素化合物に含まれる塩素量が10〜28質量部である急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物。
本発明の急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物は、急傾斜コンベヤベルトとされたときに、耐油性、難燃性、耐疲労性および耐摩耗性に優れる。
以下に、本発明について詳細に説明する。
本発明の急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物は、アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムと有機塩素化合物とを含有し、
前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムの質量比が、50/50〜90/10であり、
前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、前記有機塩素化合物に含まれる塩素量が10〜28質量部である急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物である。
本発明に用いられるアクリロニトリルブタジエンゴムは、アクリロニトリルとブタジエン系単量体とを共重合させることにより得られうるゴムである。アクリロニトリルブタジエンゴムは、特に制限されない。例えば、従来公知のものが挙げられる。アクリロニトリルブタジエンゴムは、その製法について特に制限されない。例えば、従来公知の方法が挙げられる。アクリロニトリルと共重合させることができるブタジエン系単量体としては、例えば、1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンが挙げられる。中でも、1,3−ブタジエンが好ましい。
また、本発明においては、アクリロニトリルブタジエンゴムとして水素化アクリロニトリルブタジエンゴムを使用することができる。水素化アクリロニトリルブタジエンゴムは、アクリロニトリルとブタジエン系単量体とを共重合させてアクリロニトリルブタジエンゴムとし、得られたアクリロニトリルブタジエンゴム中の炭素−炭素不飽和結合の少なくとも一部を水素添加して得られるものである。上記の重合、水素添加は、従来公知の方法に従って行うことができる。
上記のアクリロニトリルブタジエンゴムは、それぞれ単独で、または、2種以上組みあわせて使用することができる。
本発明に使用されるブタジエンゴムについて、以下に説明する。
ブタジエンゴムは、特に制限されない。
ブタジエンゴムは、トルエン溶液中、30℃で測定した固有粘度〔μ〕が好ましくは1.0〜6.0、より好ましくは1.5〜4.5、さらに好ましくは2.0〜3.0である。
上記のブタジエンゴムは、例えば、従来公知の方法に従って製造することができる。また、上記のブタジエンゴムは、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
上記アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムの質量比は、50/50〜90/10であり、60/40〜80/20が好ましく、65/35〜80/20がより好ましい。当該質量比がこのような範囲の場合、このようなゴム組成物から得られる急傾斜コンベヤベルトは耐油性、耐疲労性、耐摩耗性に優れる。
また、上記アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムとの合計量中、含有されるアクリロニトリルの量は、21〜33質量%が好ましく、25〜33質量%がより好ましい。このような範囲の場合、このようなゴム組成物から得られる急傾斜コンベヤベルトは耐油性、耐疲労性、耐摩耗性が特に優れる。
本発明に使用される有機塩素化合物について、以下に説明する。
有機塩素化合物は、特に制限されない。例えば、塩素化パラフィン、塩素化ポリオレフィン(例えば、塩素化ポリエチレン)のような高分子化合物が挙げられる。塩素化パラフィンが好ましい態様の1つとして挙げられる。
塩素化パラフィンとしては、例えば、塩素含有量が30〜75質量%であり、平均炭素数が20〜50である塩素化パラフィンが挙げられる。
塩素化パラフィンの塩素含有量は、加工性を維持する観点から、40〜75質量%であるのが好ましい。
塩素化パラフィンの平均炭素数は、粘度が高くなりすぎず取扱いが容易であるという観点から、25〜35であるのが好ましい。
塩素化パラフィンの量は、特に難燃性の観点から、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、15〜40質量部であるのが好ましい。
上記の有機塩素化合物は、それぞれ単独で、または、2種以上組みあわせて使用することができる。
前記有機塩素化合物の量は、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、15〜40質量部であるのが好ましい。有機塩素化合物の量がこのような範囲の場合、本発明のゴム組成物から得られる急傾斜コンベヤベルトは、難燃性、耐摩耗性に特に優れる。
また、前記有機塩素化合物に含まれる塩素量は、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、10〜28質量部であり、10〜18質量部であるのが好ましい。当該塩素量がこのような範囲の場合、本発明のゴム組成物から得られる急傾斜コンベヤベルトは、難燃性、耐摩耗性に優れる。
本発明の急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物は、カーボンブラックを含有するのが好ましい態様の1つである。カーボンブラックは、市販品を使用することができる。例えば、ショウブラックN330T(昭和キャボット社製)、ショウブラックN220(昭和キャボット社製)が挙げられる。
上記のカーボンブラックの量は、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、30〜65質量部であるのが好ましい。カーボンブラックの量がこのような範囲の場合、機械的特性、圧延加工性に優れる。
本発明の急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物は、上記したアクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムと有機塩素化合物とカーボンブラックの他に、加硫剤、加硫助剤、加硫促進剤等の架橋剤、加硫遅延剤を含有することができる。また、本発明の目的を損わない範囲で、添加剤、配合剤を含有することができる。
加硫剤としては、例えば、イオウ系加硫剤、有機過酸化物系加硫剤、金属酸化物系加硫剤、フェノール樹脂、キノンジオキシムが挙げられる。イオウ系加硫剤としては、例えば、粉末イオウ、沈降性イオウ、高分散性イオウ、表面処理イオウ、不溶性イオウ、ジモルフォリンジサルファイド、アルキルフェノールジサルファイドが挙げられる。
有機過酸化物系加硫剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−ジ(パーオキシルベンゾエート)が挙げられる。
加硫促進剤としては、例えば、アルデヒド・アンモニア系、グアニジン系、チオウレア系、チアゾール系、スルフェンアミド系、チウラム系、ジチオカルバミン酸塩系の加硫促進剤が挙げられる。
アルデヒド・アンモニア系加硫促進剤としては、例えば、ヘキサメチレンテトラミン(H);グアニジン系加硫促進剤としては、例えば、ジフェニルグアニジン;チオウレア系加硫促進剤としては、例えば、エチレンチオウレア;チアゾール系加硫促進剤としては、例えば、ジベンゾチアジルジサルファイド(DM)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CZ)、2−メルカプトベンゾチアゾールおよびそのZn塩;チウラム系加硫促進剤としては、例えば、テトラメチルチウラムジサルファイド(TMTD)、ジペンタメチレンチウラムテトラサルファイド;ジチオカルバミン酸塩系加硫促進剤としては、例えば、Na−ジメチルジチオカーバメート、Zn−ジメチルジチオカーバメート、Te−ジエチルジチオカーバメート、Cu−ジメチルジチオカーバメート、Fe−ジメチルジチオカーバメート、ピペコリンピペコリルジチオカーバメートがそれぞれ挙げられる。
加硫助剤としては、例えば、亜鉛華、ステアリン酸、オレイン酸およびこれらのZn塩が挙げられる。
上記加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤の量は、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、それぞれ、0.1〜10質量部、好ましくは0.5〜5質量部である。このような範囲の場合、加硫が十分であり、3次元架橋密度が好適で伸縮性を有するコンベヤベルトを得ることができる。
また、本発明の急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物は、加硫遅延剤を含有することもできる。加硫遅延剤としては、例えば、無水フタル酸、安息香酸、サリチル酸、アセチルサリチル酸のような有機酸;N−ニトロソージフェニルアミン、N−ニトロソーフェニル−β−ナフチルアミン、N−ニトロソ−トリメチル−ジヒドロキノリンの重合体のようなニトロソ化合物;トリクロルメラニンのようなハロゲン化物;2−メルカプトベンツイミダゾール;サントガードPVIが挙げられる。
加硫遅延剤の量は、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対し、0.1〜0.3質量部が好ましく、0.1〜0.2質量部がより好ましい。
添加剤、配合剤としては、例えば、補強剤(充填剤)、老化防止剤、酸化防止剤、顔料(染料)、可塑剤、揺変成付与剤、紫外線吸収剤、難燃剤、溶剤、界面活性剤(レベリング剤を含む)、分散剤、脱水剤、防錆剤、接着付与剤、帯電防止剤、フィラー(充填剤)、加工助剤が挙げられる。
本発明の急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物は、従来公知の方法に従って製造することができる。例えば、上記の必須成分(必要に応じてこれに上記カーボンブラック、上記添加剤、配合剤を添加する)をバンバリーミキサー等で混練する。次いで、得られた混練物に上記の加硫剤、加硫助剤、加硫促進剤を加え、混練ロール機等で混練して製造することができる。また、上記の加硫剤、加硫助剤、加硫促進剤を上記カーボンブラック、上記添加剤、配合剤とともに上記の必須成分に加えて混練して得ることもできる。
しかし、上記の特許文献3に記載されているような、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)とブタジエンゴム(BR)とのブレンドは困難を伴う。NBRとBRとのブレンド物は相溶性が悪く、押出加工時に表面が均一にならないという問題を本発明者は見出した。
これに対して、本発明者は、急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物について鋭意研究の結果、アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムと有機塩素化合物とを含有し、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムの質量比が、50/50〜90/10であり、前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、前記有機塩素化合物に含まれる塩素量が10〜28質量部である急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物が、アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムとを含有しながらも相溶性、加工性に優れることを見出し、本発明を完成させたのである。
また、本発明の急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物がNBRとBRとの相溶性に優れることによって、得られる急傾斜コンベヤベルトは、耐油性、難燃性、耐疲労性および耐摩耗性についていずれも優れた性能を発揮しうる。
以下、本発明を実施例に従ってより具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
実施例1〜9、比較例1〜9
まず、下記第1表に記載の組成(単位は質量部)および下記の共通配合をバンバリーミキサーにて5分間混練して、ゴム組成物を得た。
実施例1〜5、比較例1〜7に使用された共通配合は、以下のとおりである。
・酸化亜鉛 5質量部:正同化学工業社製、酸化亜鉛3種
・ステアリン酸 1質量部:日本油脂社製
・石油樹脂 9.1質量部:エアウォーターケミカル社製、FR−120
・老化防止剤6C 2質量部:大内新興化学工業社製、ノクラック 6C
・老化防止剤RD 1質量部:精工化学社製、ノンフレックスRD−Y
・パラフィンワックス 2質量部:精工化学社製、サンタイト R
・三酸化アンチモン 6質量部:日本精鉱社製、ATOX−S
・イオウ 1.84質量部:軽井沢精錬所製
・加硫促進剤CZ 1.5質量部:大内新興化学工業社製、ノクセラーCZ−PO
上記のようにして得られたゴム組成物を用いて各試験用に試験片を調製した。そして、以下の試験方法により耐疲労性、耐油性、耐摩耗性、難燃性を評価した。結果を第1表に示す。
1.クラック発生試験(耐疲労性)
繰り返し屈曲によるクラック発生試験を、JIS K 6260:1999に記載されている屈曲き裂発生試験に準じて行った。上記のゴム組成物を用いて、前記屈曲き裂発生試験に規定されている大きさおよび厚さの試験片を作製し、デマチャ屈曲試験機を使用して試験を行った。試験条件は、室温下にて、ストロークを40mm、屈曲を毎分300±10回、屈曲回数の合計を40万回とした。クラックの確認を、屈曲回数1万回、3万回、5万回、10万回、15万回、40万回のときに行った。クラック発生の判定基準は、以下のとおりである。
0:ゴムコンパウンドの表面をルーペで確認したとき、クラックは確認されなかった
A:ゴムコンパウンドの表面をルーペで確認したとき、クラックが確認された
Z:目視で、ゴムコンパウンドの幅方向全面にクラックが確認された
K:試験片が破断した
2.耐油性試験
上記のゴム組成物を150℃で30分間プレス加硫して、縦20mm、横40mm、厚さ2mmの短冊状の試験片を調製した。得られた試験片を70℃の試験油(IRM903、日本サン石油社製)に72時間浸漬し、浸漬後の体積変化率(%)を測定した。体積変化率が60%以下の場合、耐油性が比較的良好であると言える。
3.耐摩耗性試験
JIS K 6264−1993に記載されるDIN摩耗試験方法に準じて、耐摩耗性試験を行った。上記のゴム組成物を150℃で30分間プレス加硫して試験片を調製した。当該試験片を用いて、荷重10±0.2Nで、40回転後の摩耗量(mm3)を測定した。摩耗量が150mm3未満の場合を○、150mm3以上180mm3未満の場合を△、180mm3以上の場合を×とした。
4.難燃性試験
JIS K 6269:1998に記載される燃焼性試験方法に準じて、難燃性試験を行った。上記のゴム組成物を150℃で30分間プレス加硫し、試験片を調製した。当該試験片を用いて、当該試験片に着炎した後60秒未満で炎が消えた場合を○、60秒以上燃えている場合を×とした。
Figure 2006265423
第1表中の成分は、以下のとおりである。
・NR(天然ゴム):STR20
・SBR(スチレン−ブタジエンゴム):日本ゼオン社製、Nipol 1502(スチレン含量23.5%)
・NBR(AN=29%):日本ゼオン社製、Nipol 1043(アクリロニトリル−ブタジエンゴム、NBR中の結合アクリロニトリル量29質量%)
・NBR(AN=41%):日本ゼオン社製、Nipol 1041(アクリロニトリル−ブタジエンゴム、NBR中の結合アクリロニトリル量41質量%)
・BR(ブタジエンゴム):日本ゼオン社製、Nipol BR1220
・カーボンブラック:昭和キャボット社製、ショウブラックN220
・可塑剤:三菱ガス化学社製、DBP(ジブチルフタレート)
・塩素化パラフィン:味の素ファインケミカル社製、エンパラ70S
・加硫促進剤:ノクセラーCZ、大内新興化学工業社製
なお、第1表中のニトリル量(%)は、NBRおよびBRの質量の合計中のアクリロニトリルの割合を示す。また、有効塩素量は、塩素化パラフィンに含まれる塩素の量(単位は質量部)を示す。
第1表の結果から明らかなように、実施例1〜9のゴム組成物から得られたゴムは、耐油性、難燃性、耐疲労性および耐摩耗性に優れることが分かる。
図1は、急傾斜ベルトコンベヤの一例を模式的に示した斜視図である。
符号の説明
1 急傾斜ベルトコンベヤ
10 コンベヤベルト
12 ベルト本体
14 フランジ
16 横桟
18 送りベルト
20 帰りベルト
30 ヘッドプーリ
32、34 変角ディスクローラー
36 リターン変角プーリ
38 テールプーリ
40、42 キャリアローラ
44 ドライブユニット

Claims (1)

  1. アクリロニトリルブタジエンゴムとブタジエンゴムと有機塩素化合物とを含有し、
    前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムの質量比が、50/50〜90/10であり、
    前記アクリロニトリルブタジエンゴムと前記ブタジエンゴムとの合計量100質量部に対して、前記有機塩素化合物に含まれる塩素量が10〜28質量部である急傾斜コンベヤベルト用ゴム組成物。
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