JP2006264621A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操舵時におけるラック軸の振動を、簡単な構造で抑えることができること。
【解決手段】 電動パワーステアリング装置10は、操舵入力に応じて駆動される電動モータが発生したモータトルクを、ラック軸26に付与するようにしたものであって、ラック軸の一端部にラック26aを形成し、このラックにピニオン24aを噛み合わせ、ラック軸のラックを形成した面の背面側にこの背面を押出すラックガイド60を取付け、ピニオンとラックガイドとでラック軸の一端部を支持するとともに、ラック軸の他端部を所定の隙間Spを有して軸受81で支持するようにした構成である。ラック軸26の他端部のうち、第1軸受81に隣接した位置を、微小な弾性変形が可能な材料からなる弾性軸受83によって支えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置の改良技術に関する。
近年、ステアリングホイールの操舵力を軽減して快適な操舵感を与えるために、電動パワーステアリング装置が多用されてきた。この種の電動パワーステアリング装置において、電動モータで操舵トルクに応じた補助トルクを発生し、この補助トルクをステアリング系のラック軸に伝達する、ラックアンドピニオン式の技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−321632公報
特許文献1による従来の電動パワーステアリング装置は、車幅方向に延ばしたラック軸の一端部の前面にラックを形成し、このラックにピニオンを噛み合わせ、ラック軸のラックを形成した面の背面側に背面を押出すラックガイドを取付けることにより、ピニオンとラックガイドとでラック軸の一端部を支持したというものである。
このような電動パワーステアリング装置は、更にラック軸の他端部及び中間部をそれぞれ軸受にて支持することで、上述のピニオンとラックガイドによる支持と合わせて、いわゆる3点支持構造を採用している。ラック軸の他端部及び中間部を支持する軸受は、ラック軸をスライド可能に支持するものであるから、一般に平軸受(滑り軸受又はブッシュとも言う)を採用する。
ところで、車両に搭載された電動パワーステアリング装置は、低温から高温まで広範囲の温度で使用されることが多い。このため、ラック軸と平軸受との間には、一般にラック軸及び平軸受の熱膨張差を勘案した、所定大きさの隙間を有している。この隙間は、低温時に大きくなるとともに、高温時に小さくなる。
ステアリングハンドルを操舵することで発生した操舵トルクに、この操舵トルクに応じて電動モータが発生した補助トルクを加えたトルク、いわゆる複合トルクは、ピニオン軸からラックアンドピニオン機構を介してラック軸に伝わる。
上述のように、ラック軸と平軸受との間に隙間を有しているので、ピニオンでラックを駆動したときに、両者の噛み合い作用に伴って、ラック軸には径方向の振動が発生し得る。特に、ピニオンやラックの歯の圧力角の関係によって、径方向の振動を発生する傾向が強い。
ラック軸には、さらに路面反力に起因する外力が作用するので、この外力によって振動が更に助長される。
このようにラック軸は、比較的大きい複合トルクと路面反力に起因する外力との、両方の影響を受けるので、前後方向の振動が顕著に表れやすい。その振動がステアリングハンドルを介して車室内に伝わるので、車室内の騒音の要因となる。また、ステアリングハンドルに振動が伝わると、操舵フィーリング上好ましくない。
本発明は、操舵時におけるラック軸の振動を、簡単な構造で抑えることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、操舵入力に応じて駆動される電動モータが発生したモータトルクを、ラック軸に付与するようにした電動パワーステアリング装置であって、ラック軸の一端部にラックを形成し、このラックにピニオンを噛み合わせ、ラック軸のラックを形成した面の背面側にこの背面を押出すラックガイドを取付け、ピニオンとラックガイドとでラック軸の一端部を支持するとともに、ラック軸の他端部を所定の隙間を有して軸受で支持するようにした電動パワーステアリング装置において、ラック軸の他端部のうち、軸受に隣接した位置を、微小な弾性変形が可能な材料からなる弾性軸受によって支えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、弾性軸受の内径が、ラック軸の他端部を支持する軸受の内径よりも小径で、且つ、ラック軸を軸方向にスライド可能に支持できる径であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、操舵トルク及びモータトルクを、ピニオンからラックに直接に伝えるように構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ラック軸の他端部を、隙間を有した軸受にて支持するだけではなく、更に、この軸受に隣接した、微小な弾性変形が可能な材料からなる補助的な弾性軸受によっても支えたので、ラック軸の振動を抑制することができる。このため、操舵時において、ピニオンとラックとの噛み合い作用に伴って発生する振動、及び、路面反力に起因する外力の影響を受けて発生する振動を抑えることができる。
このように、補助的な弾性軸受を追加しただけの簡単な構造で、ラック軸の振動を容易に抑えることができる。ラック軸の振動が抑制されると、ステアリングハンドルの振動も抑制されるので、操舵フィーリングが高まる。また、ステアリングハンドルを介して車室内に伝わる振動が抑えられるので、車室内の騒音を抑えることができる。さらには、ラック軸の振動が低減するので、ラックアンドピニオン機構の摩耗を少なくすることができ、その結果、電動パワーステアリング装置の耐久性を高めることができる。
しかも、弾性軸受を、微小な弾性変形が可能な材料によって構成したので、ラック軸と弾性軸受との間に熱膨張差があったとしても、弾性軸受が弾性変形して、吸収することができる。
請求項2に係る発明では、弾性軸受の内径が、ラック軸の他端部を支持する軸受の内径よりも小径で、且つ、ラック軸を軸方向にスライド可能に支持できる径であるので、ラック軸の振動を、より一層抑制することができる。
請求項3に係る発明では、操舵トルク及び電動モータが発生したモータトルクを、ピニオンからラックに直接に伝えるように構成した、すなわち、ラックアンドピニオン機構への負荷が大きく、大きな振動が発生し易いラックアンドピニオン機構であっても、補助的な弾性軸受によって、ラック軸の振動を容易に抑えることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置の模式図である。
電動パワーステアリング装置10は、車両のステアリングハンドル21から車両の操舵車輪(前輪)31,31に至るステアリング系20と、このステアリング系20に補助トルクを加える補助トルク機構40とからなる。
ステアリング系20は、ステアリングハンドル21にステアリングシャフト22及び自在軸継手23,23を介してピニオン軸(入力軸)24を連結し、ピニオン軸24にラックアンドピニオン機構25を介してラック軸26を連結し、ラック軸26の両端にボールジョイント27,27、タイロッド28,28及びナックル29,29を介して左右の操舵車輪31,31を連結したものである。
ラックアンドピニオン機構25は、ピニオン軸24に形成したピニオン24aと、ラック軸26に形成したラック26aとからなる。
運転者がステアリングハンドル21を操舵することで、その操舵トルクによりラックアンドピニオン機構25、ラック軸26及び左右のタイロッド28,28を介して、左右の操舵車輪31,31を操舵することができる。
補助トルク機構40は、ステアリングハンドル21に加えたステアリング系20の操舵トルクを操舵トルクセンサ41で検出し、このトルク検出信号に基づき制御部42で制御信号を発生し、この制御信号に基づき操舵トルクに応じた補助トルクを電動モータ43で発生し、補助トルクをウォームギヤ機構44を介してピニオン軸24に伝達し、さらに、補助トルクをピニオン軸24からステアリング系20のラックアンドピニオン機構25に伝達するようにした機構である。
運転者の操舵トルクに電動モータ43の補助トルクを加えた複合トルクにより、ラック軸26で操舵車輪31,31を操舵することができる。
このように、電動パワーステアリング装置10は、複合トルクの全てを、ピニオン24aからラック26aに直接に伝えるように構成したものである。
図2は本発明に係る電動パワーステアリング装置の正面図であり、左端部及び右端部を断面して表した。図2は、ラック軸26を、車幅方向(図左右方向)に延びるハウジング51に軸方向にスライド可能に収容したことを示す。ハウジング51は、図示せぬ車体に取付ける取付部52を備える。32,32はダストシール用ブーツである。
図3は図2の3−3線断面図であり、ラックガイド60を備えた電動パワーステアリング装置10の縦断面構造を示す。
電動パワーステアリング装置10は、ピニオン軸24、ラックアンドピニオン機構25、操舵トルクセンサ41、ウォームギヤ機構44をハウジング51に収納し、このハウジング51の上部開口をリッド54で塞いだものである。
ハウジング51は、ピニオン軸24の上端部、長手中央部及び下端部を、上下3個の軸受55〜57を介して回転可能に支承することで、縦置きにセットしたものであり、ラックガイド60を備える。
ラックガイド60は、ラック軸26のうちラック26aを有する面の背面を押出す押圧手段であって、ラック26aと反対側からラック軸26に当てるガイド部61と、このガイド部61を圧縮ばね62(調整ばね62)を介して押す調整ボルト63とからなる。
ガイド部61によって、ピニオン軸24の長手方向へのラック軸26の移動を規制しつつ、ラック軸26をその軸方向へスライド可能に支持することができる。このようなラックガイド60によれば、ハウジング51にねじ込んだ調整ボルト63にて、圧縮ばね62を介してガイド部61を適切な押圧力で押すことにより、ガイド部61でラック26aに予圧を与えて、ラック26aをピニオン24aに押し付けることができる。図中、58はオイルシール、64はラック軸26の背面を滑らせる当て部材、65はロックナットである。
図4は図3の4−4線断面図であり、ピニオン軸24と電動モータ43とウォームギヤ機構44との関係を示す。
電動モータ43は、モータ軸43aを横向きにしてハウジング51に取付け、ハウジング51内にモータ軸43aを延したものである。
ウォームギヤ機構44は、電動モータ43で発生した補助トルクをピニオン軸24に伝達する補助トルク伝達機構、すなわち倍力機構である。詳しく述べるとウォームギヤ機構44は、電動モータ43のモータ軸43aにカップリング45を介して連結したウォーム軸46と、ウォーム軸46に形成したウォーム47と、ウォーム47に噛み合わせたウォームホイール48とからなる。ウォームホイール48はピニオン軸24に結合したものである。
このように、ウォームギヤ機構44は、電動モータ43側のウォーム47にステアリング系20(図1参照)側のウォームホイール48を噛合わせてなる。
図4は、水平に延びるウォーム軸46の両端部を軸受71,72並びに中空偏心スリーブ73を介してハウジング51にて回転可能に支承したことを示す。74,75はナットである。偏心スリーブ73を回転させるだけで、ウォームホイール48に対するウォーム47のバックラッシを容易に調整することができる。
次に、ラック軸26の支持構造について、図2及び図5に基づき説明する。図5は本発明に係るラック軸の支持構造の模式図であり、上記図1のシステムに図2の電動パワーステアリング装置10を組合せた、平面的な模式図である。
図2及び図5に示すように、電動パワーステアリング装置10は、車幅方向に延ばしたラック軸26の一端部の前面又は後面にラック26aを形成し、このラック26aにピニオン24aを噛み合わせ、ラック軸26のラック26aを形成した面の背面側にこの背面を押出すラックガイド60を取付け、ピニオン24aとラックガイド60とでラック軸26の一端部を支持するとともに、ラック軸26の他端部及びラック軸26の中間部をそれぞれ軸受81,82にて支持した構成である。
他端部の軸受81のことを第1軸受81と言い、中間部の軸受82のことを第2軸受82と言うことにする。
第1軸受81及び第2軸受82は、同一の構成であって、金属材料からなる平軸受である。「平軸受」とは、軸を面で支持し、その面と軸とが滑り運動を行うことができるとともに、軸と直角方向の力を支える軸受であって、滑り軸受又はブッシュとも言われている。
これらの第1・第2軸受81,82は、ラック軸26を所定の大きさδの隙間Spを有して支持した構成である。この結果、第1・第2軸受81,82は、ラック軸26を軸方向にスライド可能に支持することになる。
隙間Spを設けた理由は、次の通りである。車両に搭載された電動パワーステアリング装置10は、低温から高温まで広範囲の温度で使用されることが多い。従って、ラック軸26と第1・第2軸受81,82との間には、ラック軸26及び第1・第2軸受81,82の熱膨張差を勘案した、所定の大きさδの隙間Spを開ける必要がある。このため、隙間Spを設けた。
さらに電動パワーステアリング装置10は、ラック軸26の他端部のうち、第1軸受81に隣接した位置(例えば、第1軸受81よりも軸端へ若干寄った位置)を、微小な弾性変形が可能な材料からなる補助的な軸受83によって支えたことを特徴とする。以下、補助的な軸受83のことを「弾性軸受83」と言うことにする。
弾性軸受83は、ラック軸26を隙間を有することなく、しかも、軸方向にスライド可能に支持するものであって、第1・第2軸受81,82と同様に平軸受の構成である。つまり、弾性軸受83の内径は、第1・第2軸受81,82の内径よりも小径であって、好ましくは、ラック軸26との間に隙間を有しない径である。
弾性軸受83の材料は、ラック軸26と弾性軸受83との間に熱膨張差があったときに、弾性軸受83が弾性変形して吸収することができる材料、例えば樹脂材料からなる。
ここで、車幅方向において、ピニオン24aとラック26aとの噛み合わせ中心位置をP1(以下「ピニオン中心P1」と言う)とし、第1軸受81の中心位置をP2(以下「第1軸受中心P2」と言う)とし、第2軸受82の中心位置をP3(以下「第2軸受中心P3」と言う)とし、弾性軸受83の中心位置をP4(以下「第3軸受中心P4」と言う)とする。
第2軸受中心P3は、ピニオン中心P1と第1軸受中心P2との概ね中央位置にあることが好ましいが、各中心P1,P2間に配置すればよい。
次に、上記構成のラック軸26の支持構造の作用について、図2及び図5に基づき説明する。
この支持構造は、ラック軸26の他端部を、隙間Spを有した第1軸受81にて支持するだけではなく、更に、第1軸受81に隣接した、微小な弾性変形が可能な材料からなる補助的な弾性軸受83によっても支えたので、ラック軸26の振動を抑制することができる。このため、操舵時において、ピニオン24aとラック26aとの噛み合い作用に伴って発生する振動、及び、路面反力に起因する外力の影響を受けて発生する振動を抑えることができる。
このように、補助的な弾性軸受83を追加しただけの簡単な構造で、ラック軸26の振動を容易に抑えることができる。ラック軸26の振動が抑制されると、ステアリングハンドル21(図1参照)の振動も抑制されるので、操舵フィーリングが高まる。また、ステアリングハンドル21を介して車室内に伝わる振動が抑えられるので、車室内の騒音を抑えることができる。さらには、ラック軸26の振動が低減するので、ラックアンドピニオン機構25の摩耗を少なくすることができ、その結果、電動パワーステアリング装置10の耐久性を高めることができる。
しかも、補助的な弾性軸受83を、微小な弾性変形が可能な材料によって構成したので、ラック軸26と補助的な弾性軸受83との間に熱膨張差があったとしても、補助的な弾性軸受83が弾性変形して、吸収することができる。
さらに、弾性軸受83の内径は、第1・第2軸受81,82の内径よりも小径(好ましくは、ラック軸26との間に隙間を有しない径)で、且つ、ラック軸26を軸方向にスライド可能に支持できる径としたので、ラック軸26の振動を、より一層抑制することができる。
さらにまた、ラックアンドピニオン機構25は、操舵トルクに補助トルクを付加したところの、複合トルクの全てを、ピニオン24aからラック26aに直接に伝えるようにした構成であるが、補助的な弾性軸受83によって、ラック軸26の振動を容易に抑えることができる。
次に、ラック軸26の支持構造の変形例について、図6及び図7に基づき説明する。なお、上記図2及び図5に示す実施例と同様の構成については同一符号を付し、その説明を省略する。
図6は本発明に係るラック軸の支持構造(第1変形例)の模式図であり、図5と対応させて表した。図6に示すように、第1変形例のラック軸26の支持構造は、中間部の第2軸受82(図5参照)を廃止した構成である。
図7は本発明に係るラック軸の支持構造(第2変形例)の模式図であり、図5と対応させて表した。図7に示すように、第2変形例のラック軸26の支持構造は、ラック軸26の中間部のうち、第2軸受82に隣接した位置を、弾性軸受83によって支えた構成である。
なお、本発明の実施の形態において、電動パワーステアリング装置10は、ステアリングハンドル21を操舵することによって発生する操舵入力に応じて駆動される、電動モータが発生したモータトルクを、ラック軸26に付与するようにした構成であればよい。
例えば、ステアリングハンドル21を操舵することによって発生する操舵トルクだけをピニオン24aからラック26aに付与し、操舵トルクに応じて電動モータが発生した補助トルクについては、ボールねじ等によってラック軸26に付与する構成にすることができる。
また、ステアリングハンドル21から、ピニオン軸24及びラック軸26を機械的に分離し、操舵量(操舵入力)に応じて電動モータがモータトルクを発生し、このモータトルクをピニオン軸24又はラック軸26へ伝えることで、車輪31,31を転舵させる方式の、いわゆる、ステア・バイ・ワイヤ式(steer-by-wire、略称「SBW」)の構成にすることができる。
また、本発明の実施の形態において、第1・第2軸受81,82は、平軸受に限定されるものではなく、例えばニードルベアリングであってもよい。
本発明の電動パワーステアリング装置は、操舵トルクに補助トルクを付加してなる複合トルクの全てを、ピニオンからラックに直接に伝えるように構成したラックアンドピニオン機構を有しているものに好適である。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の模式図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の正面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3の4−4線断面図である。 本発明に係るラック軸の支持構造の模式図である。 本発明に係るラック軸の支持構造(第1変形例)の模式図である。 本発明に係るラック軸の支持構造(第2変形例)の模式図である。
符号の説明
10…電動パワーステアリング装置、21…ステアリングハンドル、24…ピニオン軸、24a…ピニオン、25…ラックアンドピニオン機構、26…ラック軸、26a…ラック、43…電動モータ、60…ラックガイド、81…軸受(第1軸受)、82…第2軸受、83…弾性軸受、Sp…所定の隙間、δ…隙間の大きさ。

Claims (3)

  1. 操舵入力に応じて駆動される電動モータが発生したモータトルクを、ラック軸に付与するようにした電動パワーステアリング装置であって、前記ラック軸の一端部にラックを形成し、このラックにピニオンを噛み合わせ、前記ラック軸のラックを形成した面の背面側にこの背面を押出すラックガイドを取付け、前記ピニオンとラックガイドとでラック軸の一端部を支持するとともに、前記ラック軸の他端部を所定の隙間を有して軸受で支持するようにした電動パワーステアリング装置において、前記ラック軸の他端部のうち、前記軸受に隣接した位置を、微小な弾性変形が可能な材料からなる弾性軸受によって支えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記弾性軸受の内径は、前記ラック軸の他端部を支持する前記軸受の内径よりも小径で、且つ、前記ラック軸を軸方向にスライド可能に支持できる径であることを特徴とした請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の電動パワーステアリング装置は、操舵トルク及び前記モータトルクを、前記ピニオンから前記ラックに直接に伝えるように構成したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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