JP2006264220A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006264220A
JP2006264220A JP2005088029A JP2005088029A JP2006264220A JP 2006264220 A JP2006264220 A JP 2006264220A JP 2005088029 A JP2005088029 A JP 2005088029A JP 2005088029 A JP2005088029 A JP 2005088029A JP 2006264220 A JP2006264220 A JP 2006264220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
image forming
scanning
laser light
intensity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005088029A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Toki
明彦 土岐
Satoshi Morikawa
聡 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP2005088029A priority Critical patent/JP2006264220A/ja
Publication of JP2006264220A publication Critical patent/JP2006264220A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】走査領域が隣接する複数のレーザー露光装置を用いて、走査領域の継ぎ目のずれや濃度ムラを防止し、画像品質を確保することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
レーザー光の主走査方向が平行になるように、且つ、走査領域60、61が主走査方向で一部重なった重複部分62を形成するように、レーザーエンジンを複数配置し、その重複部分62では、走査領域60、61の幅方向外側に向かってシェーディング値が漸減するように、且つ、重ねて走査されたレーザー光のシェーディング値の合計が1になるように、各レーザーエンジンのレーザー光を変調する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数のレーザー露光装置を用いて感光材料に画像を露光形成する画像形成装置に関する。
デジタル露光により写真プリントを作成する技術として、感光材料であるペーパーにレーザー光を用いて画像を露光形成する画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、ペーパーを所定の搬送経路に沿って(副走査方向に)一定速度で搬送しながら、搬送幅方向 (主走査方向) にレーザー光を走査することにより、ペーパーの乳剤面に順次画像を露光形成することができる。このペーパーは現像処理され、写真プリントとして仕上げられる。
レーザー光の走査は、画像形成装置に備えられたレーザー露光装置により行われる。レーザー露光装置によれば、RGBの各レーザー光源から出力されたレーザー光が、ポリゴンミラー、fθレンズ、保護ガラス等を介して、ペーパーの乳剤面に照射される。レーザー露光装置は、光変調器として例えばAOM (音響光学素子)を有しており、画像データに対応した信号をAOMに入力することによって、レーザー光が変調されてペーパーに画像が形成される。
近年、上記のような画像形成装置を用いて、ポスター等の比較的大サイズの写真プリントを作成したいとの要望が高まっており、レーザー光の広域走査が可能な画像形成装置の開発が望まれている。かかる場合には比較的幅広のペーパーが用いられ、レーザー光の主走査の幅を大きくする必要があるが、ポリゴンミラーとペーパーとの距離を長くして広域走査を行うと、主走査の幅と相まって装置が非常に大きくなってしまうという問題がある。また、fθレンズや保護ガラスについては光学特性の優れたものを用いており、サイズを大きくすることでコストが飛躍的に上昇してしまうという問題もある。
この問題に対して、下記特許文献1及び2の装置では、レーザー露光装置を主走査方向に沿って複数配置し、それらの走査領域を隣接させることで、レーザー光の主走査の幅を全体として大きくしている。
ここで、下記特許文献1の装置は、走査領域を隣接させる際に、それらが重なり合わないように、且つ、間隙を作らないようにするものである。これは、走査領域が重なり合うと、重複部分の濃度が非重複部分に比べて高くなって、画像に濃度ムラが生じるためであり、また間隙が作られると、筋状の未露光領域が形成されるためである。しかしながら、この方式では、各レーザー露光装置の個体差(レーザー光源や光学系等の特性差)に起因して、走査領域の継ぎ目にずれが生じ易く、画像が滑らかに繋がらないという問題がある。特に、走査領域の限界端で隣接する場合には、このずれが顕著になって画像品質を著しく低下させる場合がある。
下記特許文献2には、走査領域を一部重ね合わせることが開示されているが、その場合には上述した濃度ムラが生じる。下記特許文献2の装置が対象とする新聞印刷では、副走査方向に延びる白地部分がペーパー中央に形成されるため、かかる濃度ムラが問題になることはないが、一般的な画像形成を対象とする場合には、濃度ムラの問題を解決することが実用上大変重要であり、下記特許文献2はその点について何ら開示するものではない。
特開2004−151241号公報 特開平11−254743号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、走査領域が隣接する複数のレーザー露光装置を用いた画像形成において、走査領域の継ぎ目のずれや濃度ムラを防止して、画像品質を確保することができる画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像形成装置は、画像データに応じて変調されるレーザー光を走査して、感光材料に画像を露光形成するレーザー露光装置と、前記レーザー光の主走査方向における強度ムラがキャンセルされるような補正データに基づいて前記画像データの補正を行う補正手段とを備える画像形成装置において、前記レーザー露光装置が、前記レーザー光の主走査方向が平行になるように、且つ、走査領域が主走査方向で一部重なった重複部分を形成するように、複数配置され、前記強度ムラがキャンセルされるように変調したときのレーザー強度に対する、実際に走査されるときのレーザー強度の比率をシェーディング値とするとき、前記重複部分では、前記走査領域の幅方向外側に向かって前記シェーディング値が漸減するように、且つ、重ねて走査された前記レーザー光の前記シェーディング値の合計が1になるように、前記レーザー光が変調されるものである。
上記構成によれば、まず、レーザー露光装置が、レーザー光の主走査方向が平行になるように、且つ、走査領域が主走査方向で一部重なった重複部分を形成するように複数配置されていることにより、各レーザー露光装置により走査されるレーザー光の走査領域が、継ぎ目に間隙を作ることなく隣接して、幅広の感光材料に対して画像を適切に形成することができる。
次に、本発明に係る画像形成装置は、レーザー光の主走査方向における強度ムラがキャンセルされるような補正データに基づいて画像データの補正を行う補正手段を備えるものである。上記の強度ムラは、レーザー露光装置が備えるfθレンズや保護ガラスに存在する透過率ムラ等に起因するものである。したがって、走査領域の端から端までを主走査方向に一定のレーザー強度で(レーザー光を変調しない状態で)走査したとしても、レーザー光の強度ムラが発生し、画像品質を低下させる原因となる。上記の補正手段は、この強度ムラをレーザー光の強度変調によりキャンセルするものであり、例えば特開2003−5119号公報に開示されている。
そして、本発明では、各レーザー光の走査領域が重なる重複部分において、走査領域の幅方向外側に向かってシェーディング値を漸減させ、且つ、重ねて走査されたレーザー光のシェーディング値の合計が1となるように、レーザー光が変調される。これにより、重複部分と非重複部分との境界を判別し難くしつつ、濃度ムラを防止して画像品質を確保することができる。
ここで、シェーディング値とは、強度ムラがキャンセルされるように変調したときのレーザー強度に対する、実際に走査されるときのレーザー強度の比率としている。したがって、強度ムラがキャンセルされるように変調されたレーザー強度で走査する場合は、シェーディング値が1である。また、強度ムラがキャンセルされるように変調したときの半分のレーザー強度で走査する場合は、シェーディング値が0.5となり、レーザー強度が0である(レーザー光が出力されていない)場合は、シェーディング値が0となる。通常は、シェーディング値が1の状態で走査されて強度ムラがキャンセルされるが、本発明では、上述のように重複部分でシェーディング値が変化する。
上記において、前記レーザー露光装置は、RGBの各レーザー光源から出力されたレーザー光を走査し、前記RGBの各レーザー光の間で、前記シェーディング値の漸減開始位置が互いに異なるものが好ましい。
RGBの各レーザー光源から出力されたレーザー光の間で、シェーディング値の漸減開始位置が同じであると、その漸減開始位置を境界として、濃度ムラとは言えない程度の濃度の微差を生じる場合がある。その境界は副走査方向に沿って延び、看者が注視した場合に判別されるおそれがある。本発明の上記構成によれば、かかる濃度の微差をも低減することができ、画像品質を効果的に確保することができる。
上記において、前記RGBの各レーザー光の間で、前記シェーディング値を漸減させる領域の幅寸法が互いに異なるものが好ましい。
RGBの各レーザー光源から出力されたレーザー光の間で、シェーディング値の漸減開始位置及び漸減幅寸法の両方を異ならせることにより、上記濃度の微差が更に低減され、上記作用効果が効果的に奏される。
以下、本発明に係る画像形成装置の好適な実施形態について、図面を用いて説明する。
<画像形成装置の構成>
図1は、画像形成装置の構成を示す図である。本実施形態の画像形成装置は、大きく分けてプリンター部R1とプロセッサー部R2とから構成されている。プリンター部R1には、2種類のペーパーマガジン1、2が着脱可能に配置されている。ペーパーマガジン1、2の内部には、感光材料であるペーパーPがロール状に収容されている。いずれかのペーパーマガジン1、2から引き出された長尺状のペーパーPは、ペーパーカッター3によりプリントサイズにカットされた後、所定の搬送経路に沿って搬送される。
搬送経路途上に設けられた搬送ローラ対5a、5bは、カットされたペーパーPを挟持して一定速度で搬送する機能を有する。レーザーエンジン6、7(それぞれ前記レーザー露光装置に相当する。)は、搬送ローラ対5a、5bにより搬送されるペーパーPの乳剤面に対して、画像データに応じて変調されたレーザー光を、それぞれペーパーPの幅方向に走査露光する。レーザーエンジン6、7の構成と配置の詳細については後述する。制御部4は、画像形成装置の各部の作動を制御する機能を有する。
プロセッサー部R2には現像処理槽8が設けられており、レーザー光により形成された潜像の顕在化が行われる。現像処理されたペーパーは、乾燥処理が施された後、仕上がり写真プリントとして排出され、装置外部の集積装置9に例えば1オーダー単位で集積される。
<レーザーエンジンの構成と配置>
図2は、レーザーエンジン6の内部構成を示す図である。なお、レーザーエンジン7についても同様に構成することができる。レーザーエンジン6は、大きく分けてレーザー光源部A1とレーザー走査部A2とを備えている。図示していないが、レーザー光源部A1及びレーザー走査部A2は筐体内に収納されており(図3参照)、レーザー光は筐体に設けられたスリット状の出力部から出力される。
レーザー光源部A1は、赤(R)レーザー光源10と、緑(G)レーザー光源11と、青(B)レーザー光源12とを備える。また、RGBの各レーザー光源10、11、12から出力されたレーザー光を変調するための光変調器である音響光学素子 (以下、AOMと省略する。) 13、14、15と、各AOM13、14、15をそれぞれ駆動するAOMドライバ16、17、18とを備えている。
AOM15の構成を簡単に説明すると、音響光学効果を生じる音響光学媒質15aと、AOMドライバ18から入力される高周波信号により超音波を出力する圧電素子15bと、音響光学媒体15aを通過してきた超音波を吸収する超音波吸収体15cとを備えている。AOM15に入射された青レーザー光は、AOMドライバ18からの高周波信号の周波数や振幅の大きさに応じて回折され、AOM15からは複数本の回折された青レーザー光が出力される。AOM15の光路の下手側には遮蔽板24が設けられており、回折光のうち最も強度のある1次回折光のみを通過させるようにしている。
このように、AOMドライバ18により画像データに対応した高周波信号を生成し、この高周波信号をAOM15に供給することにより、画像データに対応した青レーザー光の光変調を行うことができる。以上の点は他のAOM13、14に関しても同じであり、青レーザー光における遮蔽板24と同様に、赤レーザー光用の遮蔽板22、緑レーザー光用の遮蔽板23が設けられている。
レーザー光源部A1には、RGBの各レーザー光を合成するための合成手段Cが設けられている。合成手段Cは、光路の上手側から順に配置された第1ミラー25と、第2ミラー26と、第3ミラー27とを備えている。第3ミラー27よりも下手側の光路においては各レーザー光が合成された状態になっている。
レーザー走査部A2では、レーザー光源部A1において出力、変調、合成されたレーザー光の走査が行われる。レーザー走査部A2は、ミラー30と、ポリゴンミラー31と、fθレンズ32と、走査開始位置制御用のミラー33と、ミラー33から反射されてくるレーザー光を検出する光センサー34とを備えている。
ポリゴンミラー31は、ポリゴンドライバ35により駆動制御され、図2の時計方向に回転することにより、各レーザー光をペーパーP上に走査 (主走査)して二次元画像を露光形成する。fθレンズ32は、ポリゴンミラー31により等角速度に偏向されたレーザービームを、ペーパーP上で等速になるように補正する。これにより歪曲収差が補正される。レーザー光が出力される出力部には、保護ガラス44が設けられており、筐体内部にごみや埃が侵入するのを防止する。
ペーパーPは副走査方向(図2において紙面に垂直な方向) に搬送され、ペーパーPを挟持して搬送する搬送ローラ対5a、5bと、これらを駆動するパルスモータ42が設けられている。ペーパーPを副走査方向に搬送させながら、レーザー走査部A2によりレーザー光を主走査することで、ペーパーPの乳剤面にデジタル画像を順次露光形成することができる。
図3は、レーザーエンジンの配置を示す図であり、(a)は副走査方向に沿って見た上面図、(b)はペーパーPを乳剤面側から見た正面図である。本実施形態の画像形成装置は、2台のレーザーエンジン6、7を備えており、それらはレーザー光の主走査方向が平行になるように千鳥状に配置されている。図3(b)に示す領域60、61は、それぞれレーザーエンジン6、7によりレーザー光が走査される走査領域である。走査領域60、61は主走査方向で一部重なって隣接しており、ペーパーPの中央に重複部分62が形成されている。即ち、レーザーエンジン6、7は主走査を一部で重複させながら分担しており、これによって走査領域の継ぎ目に間隙を作ることなく、幅広のペーパーPに対して所望の画像を形成することができる。
<レーザーエンジンの制御>
図4は、レーザーエンジンの制御ブロック図である。コントローラ37は、レーザーエンジンの各部の作動を制御するものである。画像データ記憶部36には、露光処理すべき画像データが記憶されている。画像データとしては、スキャナによりネガフィルムから読み込まれるものや、デジタルカメラ等の記録媒体から取り込まれるもの、インターネット等のネットワークを経由して送信されてきたものが挙げられる。画像データ記憶部36に記憶されている画像データは、RGBの各AOMドライバ16、17、18に送られ、レーザー光を変調するための信号が生成される。レーザードライバ38は、RGBの各レーザー光源10、11、12を駆動する。
補正手段55は、レーザー光の主走査方向における強度ムラがキャンセルされるような補正データに基づいて画像データの補正を行う機能を有する。かかる補正データは、補正テーブル56として保存されたものを使用することができる。補正テーブル56は、イニシャルセットアップ時(工場出荷時) や定期的に(月に1回程度)作成され、例えばレーザー光を走査しながら光センサーによって強度を測定することで、強度ムラがキャンセルされるような補正データが演算して求められる。なお、補正手段55の機能をハードウェアにより実現するかソフトウェアにより実現するかは任意である。
以上のように、RGBの各レーザー光源10、11、12から出力されるレーザー光は、補正データに基づいて補正された画像データに応じて変調され、レーザー光の主走査方向における強度ムラはキャンセルされる。この強度ムラがキャンセルされるように変調されたときのレーザー強度はシェーディング値が1であり、走査領域60、61の重なっていない非重複部分に対しては、シェーディング値が1の状態で走査される。一方、重複部分62に対しては、以下に説明するような強度変調が行われる。
図5は、重複部分62におけるレーザー光の強度変調を示す図である。上から順に、走査領域61におけるレーザー光の強度変調、走査領域60におけるレーザー光の強度変調、ペーパーPの重複部分62近傍を示しており、図5の左右方向が主走査方向に相当する。レーザーエンジン6、7により走査される各レーザー光は、それぞれ非重複部分においてシェーディング値が1であり、上述のように主走査方向における強度ムラがキャンセルされている。
一方、重複部分62においては、それぞれ走査領域60、61の幅方向外側に向かってシェーディング値が漸減するように変調されている。これにより、重複部分62と非重複部分との境界が判別し難くなる。仮に、重複部分62において各レーザー光のシェーディング値を一律に0.5とした場合、重複部分62と非重複部分との境界でシェーディング値が大きく変化するため、かかる境界が明確化するおそれがあり好ましくない。
また、重複部分62においては、重ねて走査されたレーザー光のシェーディング値の合計が1になるように変調されている。例えば、図5に示す位置Xにおいて、レーザーエンジン6により走査されるレーザー光のシェーディング値が0.7であれば、レーザーエンジン7により走査されるレーザー光のシェーディング値は0.3となっている。したがって、主走査方向においてシェーディング値は一律に1であり、重複部分62と非重複部分との濃度ムラは生じずに画像品質が効果的に確保される。
図5で示したようなレーザー光の強度変調は、RGBの各レーザー光に対して一律に行われるものでもよいが、それらを互いに異ならせることが好ましい。例えば、図6は、RGBの各レーザー光の間で、シェーディング値の漸減開始位置を互いに異ならせた例である。RGBの各レーザー光のシェーディング値は、それぞれ点線、一点鎖線、二点鎖線で表している。かかる場合、各レーザー光が重複する重複部分と非重複部分との境界がRGBで互いに異なるため、濃度ムラとは言えない程度の濃度の微差をも低減することができる。このような強度変調は、RGB全てを互いに異ならせるものに限られず、例えばRGBのうち1つだけを異ならせても効果が認められるものである。
図7は、RGBの各レーザー光の間で、シェーディング値を漸減させる領域の幅寸法を互いに異ならせた例である。レーザーエンジン6により走査されるレーザー光においては、RGBの各レーザー光の間で、シェーディング値の漸減開始位置が互いに異なっている。かかる場合においても上記と同様の効果が奏される。図8は、シェーディング値の漸減開始位置を、漸減させる領域の幅寸法と共に異ならせた例である。このように、各レーザー光が重複する重複部分と非重複部分との境界がRGBで互いに異なることにより、濃度の微差は更に低減される。
以上のような、走査領域60、61の重複部分62における強度変調は、主走査方向における強度ムラがキャンセルされるような補正(シェーディング補正)が行われるときに、同時且つ自動的に行われるものが好ましく、そのための補正データは補正テーブルとして保存されていることが好ましい。即ち、本発明では、走査領域が重複する複数のレーザー露光装置を使用した場合における不具合を、シェーディング補正を利用して改善することができる。
<別実施形態>
画像形成装置の構成やレーザー露光装置の構成や配置については、前述の実施形態で示したものに限られない。例えば、前述の実施形態では、複数のレーザー露光装置が各々別個の筐体内に収納された例を示したが、一つの筐体内に複数のレーザー露光装置が収納されたものでもよい。また、レーザー露光装置より出力されるレーザー光は、ポリゴンミラーにより反射された後に光学系で変換された平行光であってもよい。本発明の画像形成装置は、レーザー露光装置が3台以上配置されたものでもよく、配置形態は前述の千鳥状に限られずに、主走査方向に沿った直列状であっても構わない。シェーディング値は、前述の実施形態のように主走査方向に対して一次関数的に漸減するものに限られない。
画像形成装置の構成を示す図 レーザーエンジンの内部構成を示す図 レーザーエンジンの配置を示す図 レーザーエンジンの制御ブロック図 重複部分におけるレーザー光の強度変調を示す図 別形態に係る重複部分におけるレーザー光の強度変調を示す図 別形態に係る重複部分におけるレーザー光の強度変調を示す図 別形態に係る重複部分におけるレーザー光の強度変調を示す図
符号の説明
4 制御部
5a 搬送ローラ対
5b 搬送ローラ対
6 レーザーエンジン
7 レーザーエンジン
10 赤レーザー光源
11 緑レーザー光源
12 青レーザー光源
13 AOM
14 AOM
15 AOM
16 AOMドライバ
17 AOMドライバ
18 AOMドライバ
31 ポリゴンミラー
32 fθレンズ
35 ポリゴンドライバ
36 画像データ記憶部
37 コントローラ
38 レーザードライバ
44 保護ガラス
55 補正手段
60 レーザーエンジン6の走査領域
61 レーザーエンジン7の走査領域
62 走査領域60と走査領域61の重複部分
A1 レーザー光源部
A2 レーザー走査部
P ペーパー
R1 プリンター部
R2 プロセッサー部

Claims (3)

  1. 画像データに応じて変調されるレーザー光を走査して、感光材料に画像を露光形成するレーザー露光装置と、前記レーザー光の主走査方向における強度ムラがキャンセルされるような補正データに基づいて前記画像データの補正を行う補正手段とを備える画像形成装置において、
    前記レーザー露光装置が、前記レーザー光の主走査方向が平行になるように、且つ、走査領域が主走査方向で一部重なった重複部分を形成するように、複数配置され、
    前記強度ムラがキャンセルされるように変調したときのレーザー強度に対する、実際に走査されるときのレーザー強度の比率をシェーディング値とするとき、
    前記重複部分では、前記走査領域の幅方向外側に向かって前記シェーディング値が漸減するように、且つ、重ねて走査された前記レーザー光の前記シェーディング値の合計が1になるように、前記レーザー光が変調されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レーザー露光装置は、RGBの各レーザー光源から出力されたレーザー光を走査し、
    前記RGBの各レーザー光の間で、前記シェーディング値の漸減開始位置が互いに異なる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記RGBの各レーザー光の間で、前記シェーディング値を漸減させる領域の幅寸法が互いに異なる請求項2記載の画像形成装置。
JP2005088029A 2005-03-25 2005-03-25 画像形成装置 Withdrawn JP2006264220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088029A JP2006264220A (ja) 2005-03-25 2005-03-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005088029A JP2006264220A (ja) 2005-03-25 2005-03-25 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006264220A true JP2006264220A (ja) 2006-10-05

Family

ID=37200673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005088029A Withdrawn JP2006264220A (ja) 2005-03-25 2005-03-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006264220A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10375254B2 (en) 2016-10-25 2019-08-06 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10375254B2 (en) 2016-10-25 2019-08-06 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09261481A (ja) 画像形成装置
JP2006053240A (ja) レーザー光変調装置
JP2006264220A (ja) 画像形成装置
JP2006058677A (ja) 走査露光装置
JP2001318329A (ja) 光走査装置およびこれを備えた写真処理装置
JP2007118329A (ja) 露光方法および装置ならびにそれを用いる写真処理装置
JP2003005119A (ja) レーザー露光装置
JP2007140232A (ja) 画像形成装置
JP2005001136A (ja) 露光装置及び露光方法
JP4635349B2 (ja) 露光装置、これを備えた写真処理装置、および露光制御方法
JP2006053438A (ja) 走査露光装置
JP2004243634A (ja) レーザープリンタ及び写真処理装置
JP2002372753A (ja) 画像露光装置
JP3877625B2 (ja) 画像形成装置
JP2006224652A (ja) レーザー露光装置
JP4249405B2 (ja) 画像形成装置
JP2002341281A (ja) レーザー露光装置
JP2002287059A (ja) レーザー露光装置
JP2003043397A (ja) 露光装置およびこれを備えた画像出力装置
JP2007142737A (ja) プリント制御装置
JP2002014426A (ja) 写真処理装置
JP2007017624A (ja) 光走査装置
JP2002027237A (ja) 画像データ出力装置、画像形成装置、ならびに写真処理装置
JP2006270338A (ja) プリント処理システム、画像処理装置、及び画像処理プログラム
JP2006154036A (ja) レーザ露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071204

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090513