JP3877625B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に係わり、予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調し、該変調した光ビームにより感光体を走査露光して画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光ビームにより感光体を走査露光して画像を記録する所謂電子写真方式の画像形成装置が普及している。詳しくは、このような画像形成装置では、所定の画素クロックと同期して光ビームを画像データに基づいて変調すると共に、この光ビームを回転多面鏡などの偏向手段で偏向しながら、感光体上に照射することで感光体を走査露光し、感光体上に画像を記録する。
【0003】
このような画像形成装置では、通常、偏向手段で偏向された光ビームをfθレンズに代表される走査レンズを介して感光体に照射することにより、光ビームが感光体上を略等速で走査するように、光ビームの走査速度を補正している。しかしながら、走査レンズは歪曲収差を有するため、予め定めた基準の幅寸法になるように感光体上に画像を形成しても、感光体上に形成された実際の主走査方向の画像の幅寸法(以下、「実幅寸法」と称す)が、前記基準の幅寸法と異なってしまう。
【0004】
画像幅を調整する技術としては、特開2001−5245号公報に記載されているように、YMCK各色毎に感光体を備え、それぞれの感光体に形成されたYMCKの単色画像を重ねあわせて転写してカラー画像を形成する所謂タンデム型の画像形成装置において、各色の主走査方向の画像幅を合わせるために、各色の画像幅が異なる場合に、その画像幅のずれ量を検出して、各色の画像データに当該検出したずれ量に相当する画素数をそれぞれ追加することにより、各色の幅を一致させる技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術は、各色間の相対的な画像幅を合わせることはできるが、走査レンズの歪曲収差による出来上がりの画像幅の変動には対応できなかった。実幅寸法が基準の幅寸法と合うように1画素あたりの露光時間を規定する画素クロックの周波数を設定する、すなわち感光体上における走査方向の1画素の寸法を調整することも考えられるが、実寸法の基準の幅寸法からのズレは、画角、すなわち画像の幅寸法により異なるため、周波数を設定したときの幅寸法以外の画像サイズで画像を形成した場合には、やはり実幅寸法が基準の幅寸法からずれてしまう。
【0006】
詳しくは、歪曲収差のない理想的な走査レンズを用いれば、感光体に形成される主走査方向の画像の幅寸法は、一般に、走査レンズの焦点距離をF、画角をθとして、
L(θ)=F・θ
で表され、これを基準の幅寸法として画像形成装置の設計がなされている。
【0007】
これに対して、実際に形成される画像の主走査方向の実幅寸法Lは、走査レンズ歪曲収差により、上記基準の幅寸法L(θ)からずれる。一般に、このような歪曲収差を有する走査レンズの特性(以下、「fθ特性」と称す)は、基準の幅寸法に対するズレ率(=(L−L(θ))/L(θ))で表され、図7にfθ特性の一例を示す。なお、図7では、主走査方向中心部を画角0度としている。
【0008】
図7にも示されているように、一般に、走査レンズを用いて画像を形成した場合は、走査レンズの歪曲収差により、実幅寸法Lが基準の幅寸法L(θ)よりも長くなり、且つ画角が大きくなるほど、すなわち主走査方向の幅が広いサイズの画像を形成するときほど画像幅誤差が大きくなる傾向がある。このような走査レンズの歪曲収差に起因する主走査方向の画像幅誤差により、副走査が等速で行われる場合は、サイズによって画像の縦横比が変わってしまうという問題があった。
【0009】
また、特に、写真プリントを出力する写真プリンタでは、図8に示すように撮影された画像60の周囲に白縁62を設けて写真プリント(所謂縁有りプリント)を出力することが多い。白縁62の幅dは、Lサイズ、2Lサイズ、パノラマサイズといった幅寸法の異なる様々なプリントサイズに寄らず一定であることが求められるので、互いに異なるプリントサイズA、Bの写真プリントを出力するために用いるシート(記録媒体)の幅をA、Bのそれぞれのシート上における画像60の幅寸法L1、L2は、
L1=A−2・d、L2=B−2・d
でなければならない。しかしながら、前述したように、走査レンズの歪曲収差により、プリントサイズの幅が広くなるほど、実幅寸法が基準の幅寸法よりも長くなるため、白枠62の幅寸法が変動してしまうという問題があった。例えば、図9に示すように、白枠を構成する上下のライン(主走査方向に延びるライン)の幅寸法d21が歪曲収差の影響を受けず本来の太さのままで形成された場合(d21=d)、歪曲収差の影響による主走査方向の画像幅の変動により、白枠部62の領域に画像がはみ出して形成され、左右のライン(副走査方向に延びるライン)の幅寸法d22は短くなることがあった(d22<d)。すなわち、左右のラインの幅寸法d22が上下のラインの幅寸法d21よりも短くなり(d22<d21)、見た目にバランスの悪い写真プリントになってしまった。
【0010】
具体的に、図7で示したfθ特性を有する走査レンズを用い、且つ具体的に焦点距離F=250mmとした場合は、2・θ=20、40、60度の各サイズにおける基準の幅寸法L(θ)、実際の画像の幅寸法L、ズレ率(L−L(θ))/L(θ)、及びズレ量(L−L(θ))の関係は以下の表の如くなる。
【0011】
【表1】
【0012】
したがって、画像幅の広いサイズ(2・θ=60)では、左右のラインの幅寸法d22が上下のラインの幅寸法d21よりも1mm程狭くなる。
【0013】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、走査レンズの歪曲収差による画像幅変化を低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調し、該変調した光ビームにより感光体を走査露光して画像を形成する画像形成装置において、光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法が、予め定めた基準の画像の幅寸法に近づくように、前記走査方向端部において前記画像データの画素数を増減する画素数補正手段を有すると共に、前記走査方向に所定の幅寸法の画像サイズにおいて、前記走査方向における前記画像の実幅寸法が、予め定めた基準の画像の幅寸法と略等しくなるように予め設定されており、前記画素数補正手段は、前記走査方向の幅寸法が前記所定の幅寸法以外の画像サイズの画像を形成する場合に、画素数を増減する、ことを特徴としている。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調して、予め定めた基準の画像の幅寸法(以下、基準の幅寸法)になるように、感光体上に光ビームを走査して画像を形成する際に、感光体上に形成される光ビームの走査方向の画像の実幅寸法が、基準の幅寸法と異なるようであれば、画素数補正手段により、走査方向端部において画像データの画素数を調整して、基準の幅寸法に近付けられる。
【0016】
すなわち画素数補正手段では、例えば、実幅寸法が基準の幅寸法よりも大きくなるようであれば、実幅寸法と基準の幅寸法との差に応じて走査方向端部において画像データの画素数を減らし、実幅寸法が基準の幅寸法よりも小さくなるようであれば、実幅寸法と基準の幅寸法との差に応じて走査方向端部において画像データの画素数を増やす。
【0017】
したがって、走査レンズの歪曲収差などにより画像の実幅寸法が基準寸法から変動する場合でも、上記のように走査方向端部の画素数の調整することで画像幅変動を抑えることができる。
【0019】
また、請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置は、例えば、画素クロックの周波数設定などにより、走査方向に所定の幅寸法の画像サイズ(特定の画像サイズ)において、画像の実幅寸法が基準寸法と略等しくなるようにされており、特定の画像サイズに対しては画像数補正手段での画素数調整を行わずともよい。また、特定の画像サイズ以外の画像を形成する場合は、画素数補正手段により、特当該画像サイズ以外の画像の実幅寸法が、当該画像サイズ以外の画像のサイズに対して予め設定されている基準寸法に近付けるように、走査方向端部の画素数を増減するので、特定の画像サイズ以外の画像であっても、画像幅変動を抑えることができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調し、該変調した光ビームにより感光体を走査露光して画像を形成する画像形成装置において、光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法と予め定めた基準の画像の幅寸法とのズレ量が、プラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズとで、前記ズレ量の絶対値が略等しくなるように、前記画素クロックの周波数を設定した、ことを特徴としている。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、実寸法と基準の幅寸法とのズレ量が、プラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズとで、互いのズレ量の絶対値が略等しくなるように、1画素あたりの露光時間を規定するための画素クロックの周波数が予め選択されて設定されている。すなわち、ズレ量の最大値を制限することができ、周波数の設定に用いた画像サイズ(ズレ量がプラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズ)以外の画像を形成した場合のズレ量を、このズレ量の最大値以下に抑えることができる。したがって、従来よりも画像幅変動を低減することができ、特に、画像周囲に白枠を設けた所謂縁有りプリントを形成する場合に、画像の白枠部へのはみ出し量を低減することができるので、白枠を重視する場合に有効である。
【0022】
請求項3に記載の発明は、予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調し、該変調した光ビームにより感光体を走査露光して画像を形成する画像形成装置において、光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法の予め定めた基準の画像の幅寸法に対するズレ率が、プラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズとで、前記ズレ率の絶対値が略等しくなるように、前記画素クロックの周波数を設定した、ことを特徴としている。
【0023】
請求項3に記載の発明によれば、実寸法の基準の幅寸法に対するズレ率が、プラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズとで、互いのズレ率の絶対値が略等しくなるように、1画素あたりの露光時間を規定するための画素クロックの周波数が予め選択されて設定されている。すなわち、ズレ率の最大値を制限することができ、周波数の設定に用いた画像サイズ(ズレ率がプラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズ)以外の画像を形成した場合のズレ率を、このズレ率の最大値以下に抑えることができる。したがって、従来よりも画像幅変動を低減することができ、特に、基準の幅寸法に対するズレ率が低減されるので、画像の縦横比を重視する場合に有効である。
【0024】
ここで、請求項2又は請求項3の画像形成装置のような画素クロックの周波数の選択では、実寸法の基準の幅寸法に対するズレを低減することはできるが、実寸法を基準の幅寸法に略一致させることはできずズレが残ってしまう可能性がある。このため、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法が、予め定めた基準の画像の幅寸法に近づくように、前記走査方向端部において前記画像データの画素数を増減する画素数補正手段を有する、ことを特徴としている。
【0025】
請求項4に記載の発明によれば、画素クロックの周波数の選択によっても実寸法の基準の幅寸法に対する残ったズレは、画素数補正手段により該残ったズレに応じて、主走査方向端部の画像データの画素数を増減することで略0とすることができる。
【0026】
なお、上記の画像形成装置において、画素数補正手段で増減する画素数、或いは画素クロックの周波数については、走査レンズのfθ特性に基づいて適切な値を求めることができる。
【0027】
また、上記の画像形成装置において、画素クロックは、1画素1クロックである必要はなく、複数回のクロックで1画素あたりの露光時間を規定してもよい。また、画像データに基づく光ビームの変調方法は特に限定するものではなく、例えばデューティ比制御によるパルス幅変調でもよいし、強度変調でもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0029】
<第1の実施の形態>
図1に示すように、画像形成装置10は、感光体としてのシート状の感光材料12が巻き掛けられる矢印A方向に定速回転する円筒状の露光ドラム13と、この巻き掛けられた感光材料12に向けて光ビームを露光ドラム13の軸線方向に沿って走査しながら照射して、感光材料を露光する光走査装置14とが設けられている。
【0030】
画像形成装置10では、光走査装置14により画像データに基づいて変調された光ビームを感光材料12に主走査しながら照射し、且つ露光ドラム13の矢印A方向への回転に伴なって感光材料12が前記軸線方向と直交する方向に移動することにより副走査が行われて、感光材料12に画像が記録される。感光材料12は、光走査装置14により露光された後、図示は省略するが、塗布タンクから供給される水を塗布され、受像紙マガジンから供給される受像紙に重ね合わされ、更に、ヒートドラムに巻き掛けられて、この結果、この受像紙に画像が転写されて、装置外へ排出されるようになっている。
【0031】
なお、画像形成装置10の構成は、上記に限定されるものではなく、光ビームにより感光材料を走査露光して感光体に画像を形成するものであればよい。例えば、レーザプリンタや複写機などのように、感光体上に形成された潜像に現像器によりトナーを供給してトナー像を形成し、このトナー像を用紙などに転写する構成であってもよい。また、画像形成装置は、単色の画像を形成するものでも、カラー画像を形成するものでもよい。さらに、光走査装置14では、光ビームの主走査のみならず副走査も行われるようにしてもよい。
【0032】
光走査装置14は、LDなど光ビームを出力する光源16と、光源16から出力された光ビームを反射して、感光材料12に光ビームを照射する回転多面鏡18とを備えている。
【0033】
光源16は、該光源16を駆動するためのドライバ回路20を介して、点灯制御部22と接続されており、点灯制御部22によりその点灯がON/OFF制御されるようになっている。
【0034】
光源16から出力された光ビームの進行方向には、コリメータレンズ24、シリンダレンズ26が配設されており、光源16から出力された光ビームは、コリメータレンズ24により略平行光化され、シリンダレンズ26により副走査方向に集束されて回転多面鏡18に入射される。
【0035】
回転多面鏡18は、側面に複数の反射面18Aが設けられた正多角形状(本実施の形態では正八角形)に形成されており、入射された光ビームはこの反射面18Aに収束するようになっている。また、回転多面鏡18は、図示しないモータの駆動により矢印B方向に所定速度で回転されており、この回転によって、各反射面18Aへの光ビームの入射角が連続的に変化して偏向される。これにより、光ビームが、感光材料12の軸線方向(矢印C参照、以下「主走査方向」という)に走査して、感光材料12に照射される。
【0036】
回転多面鏡18により反射された光ビームの進行方向には、第1レンズ30A及び第2レンズ30Bから構成されたfθレンズ30及びシリンダレンズ32が配設されており、回転多面鏡18により反射された光ビームは、fθレンズ30及びシリンダレンズ32を透過した後、感光材料12に照射される。このとき、fθレンズ30により、感光材料12上での走査速度が等速度とされると共に、主走査方向に集束され、シリンダレンズ32により副走査方向に集束されて、感光材料12表面上に結像点が結ばれるようになっている。
【0037】
一方、点灯制御部22は、画像形成装置10全体の動作を司るコントローラ40、及び予め定められた所定の周波数ω1の画素クロックを生成するクロック発生器42と接続されている。点灯制御部22には、コントローラ40から、画像データ、及びプリントサイズを指定するプリントサイズ指定信号が入力され、クロック発生器42から所定周波数ω1の画素クロックが入力されるようになっている。
【0038】
点灯制御部22は、クロック発生器42から入力された画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して、コントローラ40から入力された画像データに基づいて各画素を形成するための点灯信号を生成し、生成した点灯信号をドライバ回路20へ供給する。ドライバ回路20では、この点灯信号に基づいて光源16の駆動(点灯)させる。これにより光源16からは、画素クロックにより1画素あたりの露光時間が規定されて、画像データに基づいて変調された光ビームが出力される。
【0039】
また、点灯制御部22は、プリントサイズ毎の補正量として、当該プリントサイズに応じて予め設定された画素数kが記憶された図示しないメモリを備えており、コントローラ40から入力されたプリントサイズ指定信号に基づいて、1主走査におけるドライバ回路20への画像データに基づく点灯信号の供給開始及び終了タイミングを調整し、画像両端部の画素数k分については、画像データに基づく点灯信号の供給を中止し、その代わりに、白色に相当する点灯信号をドライバ回路20へ供給するようになっている。すなわち、1主走査内において主走査方向両端部各々でk画素ずつの合計2k画素分が強制的に白色とされ、画像の画素数が減らされる。すなわち、点灯制御部22が画素数補正手段としての機能を備えている。
【0040】
ここで、周波数ω1と画素数kについて具体的に説明する。本第1の実施の形態では、周波数ω1は、所定プリントサイズの画像を形成する際に、fθレンズ30の歪曲収差による主走査方向の画像幅誤差が略0となるように予め設定されている。例えば、fθレンズ30が画素クロックの周波数ω0のときに図6及び表1で示した特性(fθ特性)を有し、2・θ=20度(すなわち片側の画角θ=10度)である画像幅が最小のプリントサイズを基準とした場合、このプリントサイズでの画像長誤差を略0とするためには、画像長誤差は0.18%であるので、
ω1=(1+0.0018)×ω0
とすればよい。このように画素クロックの周波数ω1を設定することにより、基準の幅寸法L(θ)に対する実幅寸法Lのズレ率は、図2に示すようになり、画角θ=10度のときの画像長誤差が略0になる。
【0041】
一方、画素数kについては、プリントサイズ毎に設定され、図3に示す如く、当該プリントサイズにおける実幅寸法Lの基準の幅寸法L(θ)からのズレ量の1/2倍(すなわち(L−L(θ))/2)に相当する画素数とされている。具体的に、本実施の形態では、図2で示したようなズレ率が生じるので、2・θ=20、40、60度の各サイズにおける基準の幅寸法L(θ)、実際の画像の幅寸法L、ズレ率(L−L(θ))/L(θ)、及びズレ量(L−L(θ))の関係は以下の表の如くなる。
【0042】
【表2】
【0043】
したがって、2・θ=20度のサイズでは、ズレ量が0であるので補正を行わなくてもよく、k=0とされる。2・θ=40、60度のサイズでは、ズレ量がそれぞれ+0.7mm、+1.7mmであるので、画素数kとして、0.35mm、0.85mmに相当する画素数の値が設定される。
【0044】
次に、第1の実施の形態の作用として、点灯制御部22の動作を説明する。
【0045】
点灯制御部22には、クロック発生器42から所定周波数ω1の画素クロックが供給されており、画像形成時には、コントローラ40から、まず、プリントサイズを指定するプリントサイズ指定信号が点灯制御部22に入力され、続いて、画像データが入力される。
【0046】
点灯制御部22では、プリントサイズ指定信号が入力されると、図示しないメモリから当該プリントサイズ指定信号で指定されているプリントサイズの補正量として記憶されている画素数kを読み出す。そして、画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて点灯信号を生成すると共に、1主走査における画像両端部の画素数k分については、白色に相当する点灯信号に変えて、この点灯信号をドライバ回路20へと供給する。
【0047】
ドライバ回路20では、この点灯信号に基づいて光源16を駆動、すなわち光源16の点灯をON/OFFし、光源16から出力された光ビームは、コリメータレンズ24、シリンダレンズ26を透過して回転多面鏡18に入射されて偏向される。偏向された光ビームは、fθレンズ30及びシリンダレンズ32を透過して、感光材料12に照射されて、感光材料12上に画像が記録される。
【0048】
このように、第1の実施の形態では、1主走査における画像両端部の画素数k分については、画像データに基づく点灯信号の代りに、白色に相当する点灯信号にして、1主走査内において主走査方向両端部各々でk画素ずつの合計2k画素分を強制的に白色にされる。このときの画素数kは、当該プリントサイズにおける実幅寸法Lの基準の幅寸法L(θ)からのズレ量の1/2倍に相当する画素数であるので、1主走査ラインにおいて、基準の幅寸法L(θ)を超える分は白色にされる。
【0049】
これにより、例えば、図4(A)に示す画像において、主走査方向両端部における基準の幅寸法L(θ)を超える領域は強制的に白色にして画素数を減らし、図4(B)のように、あたかも基準の幅寸法L(θ)を超える部分の画素は削除したかの如く画像が形成されるので、fθレンズ30の歪曲収差に係わらず、画像幅を基準の幅寸法L(θ)に合わせることができる。なお、画素を削るだけであり、このとき画像の縮尺率は変化しないことは言うまでもない。
【0050】
具体的には、2・θ=20のサイズでは、ズレ量が0となるように画素クロックωが設定されているので補正を行わない。一方、2・θ=40のサイズでは、画像両端各々から幅0.35mmの領域内にある画素がそれぞれ削除され、2・θ=60のサイズでは、画像両端各々から幅0.85mmの領域内にある画素がそれぞれ削除されて、それぞれ基準の幅寸法に合わせられる。
【0051】
すなわち、それぞれのプリントサイズの基準の幅寸法に応じて画素数を減らすことで、画像の幅寸法が基準の幅寸法と略等しくなるように合わせられるので、サイズによる画像の縦横比変化を防止できると共に、画像周囲に白縁を設けた(所謂縁有りプリント)の場合は、該白縁を構成する主走査方向のラインと副走査方向のラインとの幅寸法を略同等にすることができる。
【0052】
なお、上記では、画像幅が最小のプリントサイズ(具体的には、2・θ=20のサイズ)において画像幅誤差が略0となるように画素クロックの周波数ω1を設定した場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他のサイズ(具体的には、2・θ=40、60のサイズ)で画像幅誤差が略0となるように画素クロックの周波数ω1を設定してもよい。
【0053】
ただし、他のサイズで画素クロックの周波数を設定した場合は、画像幅が最小のプリントサイズにおける実幅寸法Lが基準の幅寸法L(θ)よりも小さくなり(L<L(θ))、ズレ率やズレ量がマイナスになる可能性がある。このように、マイナスのズレ率やズレ量となる場合には、当該ズレ量に応じて画像両端部の画素を追加する、すなわち基準の幅寸法と略等しくなるように画素数を増やせばよい。これは、例えば、点灯制御部22において、画像両端部に相当する画像データ各々を当該端部より外側に画素数k分だけ繰返された点灯信号を生成して、ドライバ回路20へ供給することで実現できる。
【0054】
なお、第1の実施の形態では、画素数を増減することにより画像の幅寸法を基準の幅寸法と略一致させることができるが、画像の走査方向端部が削られたり、間延びしたりする。端部近傍まで画像を忠実に再現したい場合、すなわち画素数を増減せずに画像幅変化を低減したい場合には以下のようにするとよい。
【0055】
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態として、画素数を増減しない場合について説明する。なお、第2の実施の形態は、図1に示したコントローラ40から点灯制御部22へのプリントサイズ指定信号の入力を省略した構成でよいため図示は省略する。また、以下では、第1の実施の形態と同一の部材については同一の符号を用いて説明する。
【0056】
第2の実施の形態は、点灯制御部22では、画素数の増減を行わずに、単に画像データに基づく点灯信号を画素クロックに同期してドライバ回路20へ供給するようになっており、クロック発生器42から点灯制御部22に供給される画素クロックの周波数が、画像幅が最小と最大のプリントサイズにおける正負が異なるズレ量の絶対値を略同等にするような周波数ω2に設定されている点が第1の実施の形態と異なる。
【0057】
例えば、fθレンズ30が画素クロックの周波数がω0のときに図6及び表1で示した特性(fθ特性)を有する場合は、
ω2=(1+0.0065)×ω0
となるようにクロック発生器42から点灯制御部22に供給される画素クロックの周波数ω2を設定すれば、図5の如く画角θ=10度、30度のときのズレ量がそれぞれ−0.4mmと+0.4mmとなり、画像幅が最小のプリントサイズと最大のプリントサイズにおけるズレ量(絶対値)が等しくなる。この場合、図5からも分かるように、画像幅が最小及び最大のプリントサイズ以外のプリントサイズでは、基準の幅寸法L(θ)に対する実幅寸法Lのズレ量が、最小のプリントサイズ又は最大のプリントサイズにおけるズレ量よりも小さくなる。
【0058】
具体的には、2・θ=20、40、60度の各サイズにおける基準の幅寸法L(θ)、実際の画像の幅寸法L、ズレ率(L−L(θ))/L(θ)、及びズレ量(L−L(θ))の関係は以下の表の如くなる。
【0059】
【表3】
【0060】
したがって、2・θ=40度のサイズでは、ズレ量が−0.15mmとなり、2・θ=20、60度のサイズのズレ量±0.4mmよりも小さくなる。
【0061】
このように、第2の実施の形態では、画像幅が最小のプリントサイズと最大のプリントサイズにおける正負が異なるズレ量の絶対値が略同等となるように、画素クロックの周波数ω2を選択することで、画像を形成した際の実幅寸法Lには、基準の幅寸法L(θ)に対してズレが残るが、従来よりも生じうるズレ量の最大値を小さくできる。これは、画像周囲に白縁を設けた(所謂縁有りプリント)場合の左右のラインの幅寸法(図9参照のd22)の変化を低減することができるので、特に白縁を重視する際に有効である。
【0062】
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態として、画素数を増減せず、且つ画像の縦横比を重視する場合について説明する。なお、第3の実施の形態では、第1、2の実施の形態と同一の部材については同一の符号を用い、ここでは詳細な説明を省略する。
【0063】
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、点灯制御部22は、画素数の増減を行わずに、単に画像データに基づく点灯信号を画素クロックに同期してドライバ回路20へ供給するようになっており、クロック発生器42から点灯制御部22に供給される画素クロックの周波数が、画像幅が最小と最大のプリントサイズにおけるズレ率を略同等にするような周波数ω3に設定されている点が第2の実施の形態と異なる。
【0064】
例えば、fθレンズ30が画素クロックの周波数がω0のときに図7及び表1で示した特性(fθ特性)を有する場合は、
ω3=(1+0.0049)×ω0
となるようにクロック発生器42から点灯制御部22に供給される画素クロックの周波数ω3を設定すれば、図6の如く画角θ=10度、30度のときのズレ量がそれぞれ−0.31%と+0.31%となり、画像幅が最小のプリントサイズと最大のプリントサイズにおけるズレ率(絶対値)が等しくなる。この場合、図6からも分かるように、画像幅が最小及び最大のプリントサイズ以外のプリントサイズでは、基準の幅寸法L(θ)に対する実幅寸法Lのズレ率が、最小のプリントサイズ又は最大のプリントサイズにおけるズレ率よりも小さくなる。
【0065】
具体的には、2・θ=20、40、60度の各サイズにおける基準の幅寸法L(θ)、実際の画像の幅寸法L、ズレ率(L−L(θ))/L(θ)、及びズレ量(L−L(θ))の関係は以下の表の如くなる。
【0066】
【表4】
【0067】
したがって、2・θ=40度のサイズでは、ズレ率が0.05%となり、2・θ=20、60度のサイズのズレ率±0.31%よりも小さくなる。
【0068】
このように、第3の実施の形態では、画像幅が最小のプリントサイズと最大のプリントサイズにおけるズレ率が略同等となるように、画素クロックの周波数ω3を選択することで、画像を形成した際の実幅寸法Lには、基準の幅寸法L(θ)に対してズレが残るが、従来よりも生じうるズレ率の最大値を小さくできる。これは、画像の縦横比の変化を低減するのに特に有効である。
【0069】
なお、上記第2及び第3の実施の形態では、画素クロックの周波数の選択により、基準の幅寸法に対する実幅寸法のズレ量又はズレ率を低減する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第2、第3の実施の形態で示したように、画素クロックの周波数を設定した後に残るズレを第1の実施の形態で説明したように画素数の増減して除去し、実幅寸法を基準の幅寸法に合わせるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、走査レンズの歪曲収差による画像幅変化を低減することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係わる画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態に係わる画素クロックの周波数を画像幅が最小のプリントサイズのときに画像幅誤差が最小となるように設定した場合の実幅寸法の基準の幅寸法からのズレ率の一例を示すグラフである。
【図3】 第1の実施の形態に係わる減少させる画素数(補正量)を示す図である。
【図4】 (A)は、従来の画像形成装置で形成される画像の幅寸法を示し、(B)は、第1の実施の形態に係わる画像形成装置で形成される画像の幅寸法を示す図である。
【図5】 第2の実施の形態に係わる且つ画素クロックの周波数を画像幅が最小と最大のプリントサイズにおける実幅寸法の利用幅寸法からのズレ量が略同一となるように設定した場合の実幅寸法の基準の幅寸法からのズレ量の一例を示すグラフである。
【図6】 第3の実施の形態に係わる且つ画素クロックの周波数を画像幅が最小と最大のプリントサイズにおける実幅寸法の利用幅寸法からのズレ率が略同一となるように設定した場合の実幅寸法の基準の幅寸法からのズレ率の一例を示すグラフである。
【図7】 一般的な走査レンズのfθ特性の一例を示すグラフである。
【図8】 互いに異なるサイズにおける理想的な縁有りプリントを示す概念図である。
【図9】 従来の画像形成装置における実際の縁有りプリントを示す概念図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置
12 感光材料
14 光走査装置
16 光源
18 回転多面鏡
20 ドライバ回路
22 点灯制御部
30 fθレンズ
40 コントローラ
42 クロック発生器
L 基準の幅寸法(本来の画像の幅寸法)
L(θ) 実幅寸法(実際に形成される画像の幅寸法)
Claims (6)
- 予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調し、該変調した光ビームにより感光体を走査露光して画像を形成する画像形成装置において、
光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法が、予め定めた基準の画像の幅寸法に近づくように、前記走査方向端部において前記画像データの画素数を増減する画素数補正手段を有すると共に、
前記走査方向に所定の幅寸法の画像サイズにおいて、前記走査方向における前記画像の実幅寸法が、予め定めた基準の画像の幅寸法と略等しくなるように、前記画素クロックの周波数が予め設定されており、
前記画素数補正手段は、前記走査方向の幅寸法が前記所定の幅寸法以外の画像サイズの画像を形成する場合に、画素数を増減する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調し、該変調した光ビームにより感光体を走査露光して画像を形成する画像形成装置において、
光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法と予め定めた基準の画像の幅寸法とのズレ量が、プラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズとで、前記ズレ量の絶対値が略等しくなるように、前記画素クロックの周波数を設定した、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 予め定められた所定周波数の画素クロックにより1画素あたりの露光時間を規定して画像データに基づいて光ビームを変調し、該変調した光ビームにより感光体を走査露光して画像を形成する画像形成装置において、
光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法の予め定めた基準の画像の幅寸法に対するズレ率が、プラス側に最大になる画像サイズ及びマイナス側に最大になる画像サイズとで、前記ズレ率の絶対値が略等しくなるように、前記画素クロックの周波数を設定した、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法が、予め定めた基準の画像の幅寸法に近づくように、前記走査方向端部において前記画像データの画素数を増減する画素数補正手段を有する、
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。 - 光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法と予め定めた基準の画像の幅寸法とのズレ量が、最大画像サイズでプラス側に最大となると共に最小画像サイズでマイナス側に最大になり、且つ前記最大画像サイズのズレ量の絶対値と前記最小画像サイズのズレ量の絶対値とが略等しくなるように、前記画素クロックの周波数を設定した 、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 光ビームの走査方向に前記感光体上に形成すべき前記画像の実幅寸法の予め定めた基準の画像の幅寸法に対するズレ率が、最大画像サイズでプラス側に最大となると共に最小画像サイズでマイナス側に最大になり、且つ前記最大画像サイズのズレ率の絶対値と前記最小画像サイズのズレ率の絶対値とが略等しくなるように、前記画素クロックの周波数を設定した、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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