JP2008292518A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モノクロ画像とカラー画像が混在する画像を出力するような場合であっても、回転多面鏡の回転速度を一定に保ち、プリント速度の低下を招くことの無い画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像データに基づいて変調されたレーザビームを複数の光偏向面を備えた回転多面鏡303aにより偏向走査するレーザヘッド300と、設定されたプロセス速度で回転し、前記レーザビームにより主走査方向及び副走査方向に露光される感光体310と、前記画像データがカラーデータかモノクロデータかに基づいて前記プロセス速度を切り替えるプロセス速度切替部82を備えた画像形成装置Aに、前記プロセス速度に関わらず前記回転多面鏡303aの回転速度が一定に保持され、前記プロセス速度に応じて前記画像データを補正し、前記副走査方向倍率を調整する像倍率調整部21を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データに基づいて変調されたレーザビームを複数の光偏向面を備えた回転多面鏡により偏向走査するレーザヘッドと、前記レーザヘッドにより主走査方向に露光され、且つ、設定されたプロセス速度で回転して副走査方向に露光される感光体と、前記画像データがカラーデータかモノクロデータかに基づいて前記プロセス速度を切り替えるプロセス速度切替部を備えて構成される画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した画像形成装置は、画像データに基づいて変調されたレーザビームを、所定の速度で回転する回転多面鏡の備える複数の光偏向面により偏向走査して、設定されたプロセス速度で回転する感光体を主走査方向、及び副走査方向に露光し、前記感光体上に潜像を形成する。前記潜像は、現像装置によりトナー画像として現像されて記録紙に転写され、定着器により定着されて出力される。
近年、前記画像形成装置の多くは、カラー画像を出力可能に構成されるが、出力画像がモノクロ画像であるときとカラー画像であるときとで、市場からの画像形成装置に対する要求は異なる。つまり、出力頻度が高いモノクロ画像に較べて高い画像品質が望まれるカラー画像は、短持間で画像が出力されることよりも高い画像品質を実現することが望まれるのである。そこで、色ずれ等を回避するため、カラー画像を出力する際のプロセス速度は、モノクロ画像を出力する際のプロセス速度よりも遅い速度に設定されることが多い。
ところで、前記画像形成装置の備える回転多面鏡の回転速度は、出力する画像の解像度、及び画像形成のプロセス速度と比例関係にあるため、出力する画像の解像度またはプロセス速度に合わせて回転多面鏡の回転速度を変更する必要がある。
しかし、前記回転速度を変更するとその値が安定するまでには長い時間、例えば回転速度が5000rpm前後であるときには5〜6秒が必要となり、前記回転速度が安定するまで画像形成を行うことができない。そこで、モノクロ画像とカラー画像が混在する画像を出力するようなときには一連のプリント処理時間が長くなると言う問題があった。
一方、特許文献1には、高い画像品質を得るために高速回転する回転多面鏡の回転ムラを一定値以下に抑えつつ、出力する画像の全ての走査密度に対応できるように、形成する画像の解像度の比の最小公倍数の光偏向面を有する回転多面鏡を備え、前記光偏光面の利用割合を各解像度に対応させて変更することで、実質的に回転多面鏡の回転速度を変更させたときと同様の効果をもたらし、前記回転多面鏡の回転速度を変更することなく解像度の異なる画像を形成可能な画像形成装置が開示されている。
特開平7−318843号公報
そこで、モノクロ画像とカラー画像が混在する画像を出力するようなときに、特許文献1に開示された技術を適用して回転多面鏡の利用割合を変更することで、回転多面鏡の回転速度を切替える必要は無くなり、一連のプリント処理時間が長くなることを防止することも考えられる。
しかし、特許文献1に開示された技術を適用するには、回転多面鏡の利用する光偏向面にのみレーザビームを照射する必要があるため、前記レーザビームスキャンの副走査方向の同期タイミングを切替えるためのクロック切替回路を画像形成装置に備えねばならず、更に、回転多面鏡の光偏向面数はプロセス速度に応じて設定する必要があり、回転多面鏡選定の自由度が阻害され、部品コストの上昇を招く虞がある。
本発明の目的は、上述の問題に鑑み、モノクロ画像とカラー画像が混在する画像を出力するような場合であっても、回転多面鏡の回転速度を一定に保ち、プリント速度の低下を招くことの無い画像形成装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、画像データに基づいて変調されたレーザビームを複数の光偏向面を備えた回転多面鏡により偏向走査するレーザヘッドと、前記レーザヘッドにより主走査方向に露光され、且つ、設定されたプロセス速度で回転して副走査方向に露光される感光体と、前記画像データがカラーデータかモノクロデータかに基づいて前記プロセス速度を切り替えるプロセス速度切替部を備えて構成される画像形成装置であって、前記プロセス速度に関わらず前記回転多面鏡の回転速度が一定に保持され、前記プロセス速度に応じて前記画像データを補正し、前記副走査方向倍率を調整する像倍率調整部を備えている点にある。
画像形成中にプロセス速度が切り替えられるとき、出力画像の画像データに基づいて変調されたレーザビームによって感光体に形成される潜像の副走査方向倍率を、本来あるべき倍率に維持するために前記プロセス速度の切替前と切替後で回転多面鏡の回転速度を変更すると、前記回転速度が安定するまで画像形成中断を余儀なくされ生産性が低下する。
上述の構成によれば、切り替えられたプロセス速度に応じて像倍率調整部により補正された画像データに基づいて変調されたレーザビームによって、感光体に形成される潜像の副走査方向倍率は本来あるべき倍率に調整されるため、画像形成中のプロセス速度の切り替えに対して、前記レーザヘッドの複雑な制御や前記回転多面鏡の回転速度を変更する必要がなく、前記回転速度の安定に要する時間を不要とし、生産性の低下を防止することができる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、プロセス速度切替部はモノクロデータのプロセス速度よりカラーデータのプロセス速度が小となるように切り替え、前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に補間する点にある。
画像形成中のプロセス速度が、モノクロデータに基づいて変調されたレーザビームにより感光体に形成される潜像の副走査方向倍率が本来あるべき倍率となるように設定されているとき、前記モノクロデータのプロセス速度より前記モノクロデータと副走査方向に同一の解像度を有したカラーデータのプロセス速度が小であると、前記カラーデータに基づいて変調されたレーザビームにより感光体に形成される潜像は副走査方向に圧縮されてしまう。
上述の構成によれば、画像形成中に前記モノクロデータから前記カラーデータのプロセス速度に切り替えられたとき、前記像倍率調整部によりプロセス速度の切替比率に基づいて前記カラーデータの副走査方向画素が画素単位に補間されるため、補間後のカラーデータに基づいて変調されたレーザビームにより感光体に形成される潜像は、副走査方向に圧縮されない。
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第二の特徴構成に加えて、前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に非印字データを補間する点にある。
上述の構成によれば、前記像倍率調整部は、当該カラーデータの内容に関わらず、例えば、白データ等からなる非印字データを補間すればよいため、極めて小さな負荷で当該補間処理を行うことができる。
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第二の特徴構成に加えて、前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に直前または直後の画素データを補間する点にある。
上述の構成によれば、補間される画像データは直前または直後の画像データでなるため、前記像倍率調整部は、画像データの連続性を確保しつつ、小さな負荷で当該補間処理を行うことができる。
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第二の特徴構成に加えて、前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に直前及び直後の所定数の画素データから算出される値を補間する点にある。
上述の構成によれば、前記像倍率調整部は、直前及び直後の所定数の画像データから算出される値を画像データとして補間するため、画像データの自然な連続性を確保することができる。
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、プロセス速度切替部はモノクロデータのプロセス速度よりカラーデータのプロセス速度が小となるように切り替え、前記像倍率調整部は当該モノクロデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に間引く点にある。
画像形成中のプロセス速度が、カラーデータに基づいて変調されたレーザビームにより感光体に形成される潜像の副走査方向倍率が本来あるべき倍率となるように設定されているとき、前記カラーデータと副走査方向に同一の解像度を有したモノクロデータのプロセス速度より前記カラーデータのプロセス速度が小であると、前記モノクロデータに基づいて変調されたレーザビームにより感光体に形成される潜像は副走査方向に伸長されてしまう。
上述の構成によれば、画像形成中に前記カラーデータから前記モノクロデータのプロセス速度に切り替えられたとき、前記像倍率調整部によりプロセス速度の切替比率に基づいて前記モノクロデータの副走査方向画素が画素単位に間引きされるため、間引き後のモノクロデータに基づいて変調されたレーザビームにより感光体に形成される潜像は、副走査方向に伸長されない。
以上説明した通り、本発明によれば、モノクロ画像とカラー画像が混在する画像を出力するような場合であっても、回転多面鏡の回転速度を一定に保ち、プリント速度の低下を招くことの無い画像形成装置を提供することができるようになった。
以下に、画像形成装置の一例であるプリンタを用いて本発明を説明する。
電子写真方式が採用されたプリンタAは、図2に示すように、ネットワークLANを介して複数のパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と記載する。)Bと接続されている。
プリンタAは、ネットワークLANを介して、パソコンBから送信される画像データを受信するネットワークインタフェース等を備えた画像入力部1と、画像処理用ASICや画像データ記憶用のRAMなどを備え、前記画像データに所定の処理を施して出力用画像データを生成する画像処理部2と、前記出力用画像データに基づいて記録紙にトナー画像を転写する画像形成部3と、前記記録紙を格納する給紙トレイ4と、加熱ヒータを備えた定着ローラなどから構成され、画像形成部3で転写されたトナー画像を加熱して記録紙に定着させる熱定着部5と、搬送ローラや搬送ベルト等から構成され、前記記録紙を給紙・搬送・排紙する給紙搬送排紙機構6と、前記記録紙が排出される排紙部7と、CPUと前記CPUの動作プログラム等が格納されたROMと作業領域となるRAMとインターフェース回路やその他の周辺回路等から構成されるシステム制御部8とを備えて構成される。
画像形成部3は、図3に示すように、感光体310と、感光体310の周囲に順に配置され、感光体310の表面を均一に帯電する帯電ローラ350と、出力用画像データに基づいて変調したレーザビームにより、帯電された感光体310を露光して潜像を形成するプリントヘッド300と、前記形成された潜像にトナーを静電付着させてトナー画像を顕像化する現像部320と、支持ローラ32により支持されると共に所定の速度で回転駆動される転写ベルト31と、転写ベルト31に前記トナー画像を一次転写する一次転写ローラ33と、一次転写後、感光体310に残存するトナーを除去するクリーニング部340と、感光体310表面の残留電位を落して均一にする除電ランプ(不図示)と、給紙搬送排紙機構6を構成するピックアップローラ60、搬送ローラ61、レジストローラ62等により給紙トレイ4から給紙された記録紙に、転写ベルト31に一次転写されたトナー画像を二次転写する二次転写ローラ34とを備えて構成される。
現像部320は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の4色の現像器が取り付けられた回転体により構成され、各色の現像器を順次感光体310に対向させて夫々に対応する潜像を現像するように構成される。
レーザヘッド300は、図1に示すように、感光体310表面を露光して潜像を形成するレーザビームの光源であるレーザダイオード(以下、「LD」と記載する。)301aと、複数の光偏向面を備えて回転する回転多面鏡303a等を備え、バッファ301cにバッファリングされた出力用画像データに基づいてLD301aから照射するレーザビームを変調し、回転多面鏡303aで偏向走査して感光体310を露光する。
システム制御部8の備えるCPUは、ROMに格納された動作プログラムを実行し、ROM、RAM、周辺回路等のハードウェアと協働して各機能ブロックを制御し、プリンタAとしての処理を実行させる。即ち、システム制御部8は各機能ブロックを制御する複数の制御部を備える。後述するレーザ駆動制御部、ポリゴンモータ駆動制御部、プロセス速度制御部は、前記複数の制御部の一部である。
システム制御部8の備える夫々に対応する制御部に制御され、画像入力部1はパソコンBから送信された画像データを受信すると前記画像データをRAMに格納する。画像処理部2は前記RAMに格納された前記画像データからビットマップデータでなる出力用画像データを、ページ単位でYCMK色成分毎に生成してRAMに格納し、YCMK色の順序でページ単位にバッファ301cに前記出力用画像データを一ライン分ずつバッファリングする。
ここで、RAMに格納された出力用画像データ数に基づき、前記出力用画像データがカラーデータであるかモノクロデータであるのかは容易に識別することができる。つまり、画像処理部2はページ単位で画像データがカラーデータであるかモノクロデータであるのかを識別するカラー識別部20を備える。
レーザ駆動制御部80に制御されたレーザヘッド300は、ページ単位で、且つ、YCMK色の所定順序で繰り返して、バッファ301cにバッファリングされた各出力用画像データに基づいて変調したレーザビームをLD301aから照射させ、コリメータレンズ302a、シリンドリカルレンズ302bを介して回転多面鏡303aで偏向走査させる。
回転多面鏡303aの各光偏向面で偏向走査された各レーザビームは、fθレンズ304a、ミラー304b、304cを介して感光体310を主走査方向に一ラインずつ露光する。また、ミラー305a、補正シリンドリカルレンズ305bを介して、レーザビームがBDセンサ305cで受光されると、BDセンサ305cは検出信号を出力し、レーザヘッド300は、前記検出信号に基づきレーザビーム照射の水平同期タイミングを調整する。
ポリゴンモータ駆動制御部81は、画像形成を開始してから終了するまで、回転多面鏡303aの回転速度を所定の値で一定に維持するように構成される。
プロセス速度制御部82は、本発明におけるプロセス速度切替部であり、モノクロ画像のページとカラー画像のページが混在する画像を出力するとき、画像形成を開始した後、画像形成中であっても、ページ単位で感光体310のプロセス速度を切り替えるように構成され、カラー識別部20の識別結果に基づいて、出力用画像データがモノクロデータであるときのプロセス速度よりカラーデータであるときのプロセス速度が小となるように切り替える。具体的には、モノクロとカラーのプロセス速度の比率は3対2に設定される。ここで、プロセス速度制御部82は、メインモータ(不図示)の回転数を制御して感光体310の回転速度を目標速度に設定するように構成される。
画像入力部1が受信した画像データが、先ずはモノクロデータでなり途中から前記モノクロデータと副走査方向に同一の解像度を有したカラーデータとなるように構成されているとき、ポリゴンモータ駆動制御部81は、ポリゴンモータ303bを制御して、所定の回転速度で回転多面鏡303aを回転駆動し、当該画像データの画像形成処理が終了するまで当該回転速度を一定に保持する。
しかし、プロセス速度制御部82は、出力用画像データが前記モノクロデータからカラーデータになると、プロセス速度を前記カラーデータに対応する値に切り替えるため、感光体310に形成される潜像は、副走査方向に圧縮されてしまう。
詳述すると、モノクロデータとカラーデータの夫々に設定されたプロセス速度の比率は3対2であるため、モノクロデータの出力用画像データに基づいて変調されたレーザビームにより露光された感光体310に図4(a)に示すような潜像が形成されたとすると、色成分は異なるものの画像形成する画素が前記モノクロデータと同一の画像データでなるカラーデータの出力用画像データに基づいて変調されたレーザビームにより露光された感光体310には、図4(b)に示すような潜像が形成される。
つまり、前記カラーデータの出力用画像データに基づいて感光体310に形成される潜像は、副走査方向に3分の2に圧縮されてしまう。ここで、図4(a)、図4(b)に示すL1、L2は夫々、モノクロデータ及びカラーデータに基づき変調されたレーザビームが露光して感光体310に形成する潜像の一ライン分の幅、換言すると副走査方向一画素分の長さである。
そこで、画像形成中に出力用画像データがモノクロデータからカラーデータとなるとき、画像処理部2は、カラー識別部20の識別結果に基づいて、前記カラーデータの出力用画像データを生成する際に、前記カラーデータに対応するプロセス速度に応じて前記出力用画像データを補正し、前記潜像の副走査方向倍率を所定倍率に調整するように構成される。
つまり、画像処理部2はプロセス速度に応じて出力用画像データを補正し、副走査方向倍率を調整する像倍率調整部21を備え、像倍率調整部21は、カラーデータの出力用画像データの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に補間するように構成される。
更に説明すると、像倍率調整部21は、当該カラーデータの出力用画像データの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に直前または直後の画素データを補間するように構成され、カラーデータの出力用画像データの副走査方向画素を、二画素毎に直前または直後の画素データで補間するのである。当該画像データが補間された出力用画像データに基づいて変調されたレーザビームにより露光された感光体310には、図4(c)に示すような潜像が形成され、副走査方向倍率が本来あるべき倍率に調整されている。
画像入力部1が受信した画像データが、先ずはモノクロデータでなり途中から前記モノクロデータと副走査方向に同一の解像度を有したカラーデータとなるように構成されているときにおける、感光体310への潜像形成動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
画像処理部2は、RAMに格納された画像データからページ単位で出力用画像データを生成し(S1)、ポリゴンモータ駆動制御部81は所定の回転速度で回転多面鏡303aを回転駆動し(S2)、プロセス速度制御部82はモノクロデータに対応する回転速度で感光体310を回転駆動し(S3)、レーザ駆動制御部80に制御されたレーザヘッド300は、各出力用画像データに基づいてレーザビームを照射して感光体310に潜像を形成する(S4)。
出力用画像データがカラーデータになると(S5)、カラー識別部20の識別結果に基づき、プロセス速度制御部82は、回転多面鏡303aの回転速度をカラーデータに対応する値に切り換え、像倍率調整部21は出力用画像データの補間処理を行い、レーザヘッド300は、補間処理後の出力用画像データに基づいてレーザビームを照射して感光体310に潜像を形成する(S6、S7、S8)。
以下に、別実施形態について説明する。
上述の実施形態において、プロセス速度が副走査方向の解像度に応じて切替え可能に構成されている場合であっても、各解像度に応じてカラーデータとモノクロデータのプロセス速度を切替える場合に、本発明を適用することができる。
上述の実施形態では、モノクロ画像のページとカラー画像のページが混在する画像を出力するとき、モノクロとカラーのプロセス速度の比率が3対2であるものとして説明したが、これに限定するものではなく、任意の整数比となるように設定されるものであってもよい。例えば、画像品質を維持するため、画像の劣化が生じることのない限界値である4対3とするものであってもよい。更には、モノクロとカラーのプロセス速度の比率は、任意の整数比に限定するものでもなく、モノクロデータであるときのプロセス速度よりカラーデータであるときのプロセス速度が小となるように設定されるものであればよい。
上述の実施形態では、像倍率調整部21は、カラーデータの出力用画像データの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に直前または直後の画素データを補間するものとしたが、非印字データを補間するものであってもよい。
上述の実施形態では、像倍率調整部21は、カラーデータの出力用画像データの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に直前または直後の画素データを補間するものとしたが、直前及び直後の所定数の画素データから算出される値を補間するものであってもよい。
上述の実施形態では、像倍率調整部21は、画像形成中に出力用画像データがモノクロデータからカラーデータとなるとき、前記カラーデータの出力用画像データの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に補間するものとしたが、画像形成中に出力用画像データがカラーデータからモノクロデータとなるとき、前記モノクロデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に間引くものであってもよい。
上述の実施形態では、像倍率調整部21は、画像処理部2が備えるものとしたが、図6に示すように、バッファ301cが備える構成であってもよい。
上述の実施形態では、本発明の説明に用いたプリンタAは、所謂ロータリー式の現像部を備えるものとして説明したが、例えば、図7に示すように、タンデム型の画像形成部を備えるなど、ロータリー式以外の画像形成装置であっても本発明を適用することができる。この場合、転写ベルト及び各感光体ユニットの感光体の駆動速度をカラーデータとモノクロデータとに応じて切替えるように構成すればよく、各感光体の駆動速度は、例えば、メインモータにより各感光体ユニットの感光体が回転駆動されるときには前記メインモータの回転数を制御し、各感光体ユニットの感光体が夫々個別に設置された駆動モータにより回転駆動されるときには各駆動モータの回転数を制御して切替えることができる。尚、図7で各部に付した番号は図3で対応する各部に付した番号と対応するものである。
上述の実施形態では、本発明の説明に電子写真方式を採用したプリンタAを用いたが、本発明はプリンタ以外にも複写機、複合機など、電子写真方式を採用した画像形成装置全般に用いることができる。
尚、上述した実施形態は何れも本発明の一実施例に過ぎず、当該記載により本発明の範囲が限定されるものではなく、各部の具体的構成は本発明による作用効果を奏する範囲において適宜変更設計することができることは言うまでもない。さらに、上述の複数の実施形態を適宜組み合わせて構成しても良い。
レーザヘッドの説明図 プリンタの説明図 画像形成部の説明図 (a)はモノクロデータに基づいて感光体(モノクロデータに対応するプロセス速度で回転)に形成される潜像の説明図、(b)はカラーデータに基づいて感光体(モノクロデータに対応するプロセス速度で回転)に形成される潜像の説明図、(c)は補間処理されたカラーデータに基づいて感光体(モノクロデータに対応するプロセス速度で回転)に形成される潜像の説明図 潜像形成動作を説明するフローチャート レーザヘッドの説明図 別実施形態を示し、画像形成部の説明図
符号の説明
1:画像入力部
2:画像処理部
20:カラー識別部
21:像倍率調整部
80:レーザ駆動制御部
81:ポリゴンモータ駆動制御部
82:プロセス速度切替部(プロセス速度制御部)
301a:レーザダイオード(LD)
301c:バッファ
303a:回転多面鏡
303b:ポリゴンモータ
310:感光体

Claims (6)

  1. 画像データに基づいて変調されたレーザビームを複数の光偏向面を備えた回転多面鏡により偏向走査するレーザヘッドと、前記レーザヘッドにより主走査方向に露光され、且つ、設定されたプロセス速度で回転して副走査方向に露光される感光体と、前記画像データがカラーデータかモノクロデータかに基づいて前記プロセス速度を切り替えるプロセス速度切替部を備えて構成される画像形成装置であって、
    前記プロセス速度に関わらず前記回転多面鏡の回転速度が一定に保持され、前記プロセス速度に応じて前記画像データを補正し、前記副走査方向倍率を調整する像倍率調整部を備えている画像形成装置。
  2. プロセス速度切替部はモノクロデータのプロセス速度よりカラーデータのプロセス速度が小となるように切り替え、前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に補間する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に非印字データを補間する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に直前または直後の画素データを補間する請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記像倍率調整部は当該カラーデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に直前及び直後の所定数の画素データから算出される値を補間する請求項2記載の画像形成装置。
  6. プロセス速度切替部はモノクロデータのプロセス速度よりカラーデータのプロセス速度が小となるように切り替え、前記像倍率調整部は当該モノクロデータの副走査方向画素をプロセス速度の切替比率に基づく画素単位に間引く請求項1記載の画像形成装置。
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JP2021043267A (ja) * 2019-09-06 2021-03-18 キヤノン株式会社 画像形成装置
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