JP2002031921A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法および記憶媒体

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JP2002031921A
JP2002031921A JP2000216995A JP2000216995A JP2002031921A JP 2002031921 A JP2002031921 A JP 2002031921A JP 2000216995 A JP2000216995 A JP 2000216995A JP 2000216995 A JP2000216995 A JP 2000216995A JP 2002031921 A JP2002031921 A JP 2002031921A
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JP2000216995A
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English (en)
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Tomohisa Itagaki
智久 板垣
Jiro Ishizuka
二郎 石塚
Motohiro Ogura
基博 小倉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置の定着温度低下等によるグロス低下
を補正し、グロスを均一にするにより、画質を安定させ
ることができ、連続コピー時のコピー枚数間に生じる出
力画像の光沢(グロス)の差をなくすこと。 【解決手段】 出力画像光沢度検出機構16が、定着装
置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着された現像剤
像表面の光沢を検出し、該出力画像光沢度検出結果に応
じて、CPU205が、前記現像剤像形成機構により形
成されるドットの面積を画像形成作動中に変更するよう
に面積変調部202を制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の現像剤像形
成機構によって像担持体上に形成した現像剤像を転写機
構によって記録媒体上に転写し、該転写後の現像剤像を
定着装置によって定着させて排紙トレイに排紙する画像
形成装置および画像形成装置の制御方法および記憶媒体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、銀塩写真や製版印刷による印刷
画像においては、色再現範囲が広く、粒状性、グロス
(光沢)均一性などが良いために、画質が優れているこ
とがよく知られている。
【0003】従って、電子写真方式による画像処理装置
においても、これら銀塩写真や製版印刷画像に劣らない
ような画質による画像形成を実現することが望まれてい
る。即ち、電子写真方式による画像処理装置において
も、銀塩写真や製版印刷画像のように均一なグロスによ
る画像形成が要求されている。
【0004】従来の電子写真方式による画像処理装置に
おいては、熱を与えることによりトナー像を記録媒体に
定着する加熱定着機構が設けられており、この加熱定着
機構においてグロス制御を行なっていた。
【0005】一例として、定着後排紙位置に出力画像の
光沢度を検出する機構を設け、表面光沢度を検出してそ
れに応じて定着部材の設定値である、加圧力、通過速度
等にフイードバックさせたものがあげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
に複写機における加熱定着機構は、定着時に記録媒体に
熱を付与して定着を行なう結果、定着後の定着ローラの
表面温度は低下する。すると定着ローラ表面に当接して
いる温度センサにおいて定着ローラ表面の温度低下が検
知され、その出力に基づいて定着ローラ内部のハロゲン
ヒータ等の熱源が点灯し定着ローラに熱が供給される。
これによって定着ローラ表面温度は初期温度に回復して
いくが、熱源からの熱が定着ローラ表面に到達する間に
時間的な遅れが生じてしまう。さらに単位時間当たりの
コピー枚数が多い機械においては、熱供給が追いつかず
に、より温度低下が大きくなる傾向がある。
【0007】その結果、初期の温度低下していない時点
の出力画像と、温度が低下した時点での出力画像とでは
定着性が異なり、出力画像のグロスが異なってしまうと
いう問題が生じていた。
【0008】また、初期の定着性も温調温度、温度検出
センサの当接圧、定着ローラと加圧ローラとの加圧力、
定着ローラの回転速度、離型剤供給量等の差によって機
械ごとに定着性の差が生じ、その結果出力画像のグロス
が異なってしまうことがあった。
【0009】また、長時間使用していると、定着ローラ
の表面が劣化により凹凸が大きくなることや、温度検出
センサ表面に汚れ、部品の摩耗等による離型剤塗布量の
増加など同じ機械でも使用初期と、長時間使用後では出
力画像のグロスが異なってきてしまっていた。
【0010】すなわち、従来の電子写真方式による画像
処理装置においては、グロスを均一にすることができな
いため、画質を安定させることができないという問題点
があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第12の発
明の目的は、出力画像の光沢度を検出し、連続コピー時
に検出した光沢度に基づいて次のコピー時の画像形成方
法を変更し、また、既定画像パターンを出力して光沢度
を検出しその値と所定域とを比較し、必要に応じて画像
形成方法を変更し、また、原稿の光沢も検知することに
よって原稿と出力画像との光沢差をなくすように画像形
成方法を変更することにより、連続コピー時のコピー枚
数間、機体間、原稿と出力画像間等に生じる出力画像の
光沢(グロス)の差をなくすことができる画像形成装置
および画像形成装置の制御方法および記憶媒体を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の現像剤像形成機構によって像担持体上に形成
した現像剤像を転写機構によって記録媒体上に転写し、
該転写後の現像剤像を定着装置によって定着させて排紙
トレイに排紙する画像形成装置において、前記現像剤像
形成機構により形成されるドットの面積を変調する変調
手段(図4に示す面積変調部202,輝度変調部20
3)と、前記定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上
に定着された現像剤像表面の光沢を検出する出力画像光
沢度検出機構(図8に示す出力画像光沢度検出機構1
6)と、前記出力画像光沢度検出機構の検出結果に応じ
て、前記現像剤像形成機構により形成されるドットの面
積を画像形成作動中に変更するように前記変調手段を制
御する制御手段(図4に示すCPU205)とを有する
ものである。
【0013】本発明に係る第2の発明は、原稿画像の画
像情報を読み取る画像読み取り機構と、前記画像読み取
り機構により読み取られる画像情報に応じて、所定の現
像剤像形成機構によって像担持体上に形成した現像剤像
を転写機構によって記録媒体上に転写し、該転写後の現
像剤像を定着装置によって定着させて排紙トレイに排紙
する画像形成装置において、前記現像剤像形成機構によ
り形成されるドットの面積を変調する変調手段(図4に
示す面積変調部202,輝度変調部203)と、前記画
像読み取り機構により読み取られる原稿画像の光沢度を
検出する原稿光沢度検出機構(図13に示す原稿光沢度
検出機構)と、前記定着装置と排紙トレイとの間で記録
媒体上に定着された現像剤像表面の光沢を検出する出力
画像光沢度検出機構(図8に示す出力画像光沢度検出機
構16)と、前記原稿光沢度検出機構の検出結果および
前記出力画像光沢度検出機構の検出結果に応じて、前記
現像剤像形成機構により形成されるドットの面積を画像
形成作動中に変更するように前記変調手段を制御する制
御手段(図4に示すCPU205)とを有するものであ
る。
【0014】本発明に係る第3の発明は、前記変調手段
は、前記現像剤像形成機構のレーザの点灯時間を制御す
る面積変調手段(図4に示す面積変調部202)と、前
記現像剤像形成機構のレーザの点灯強調を制御する輝度
変調手段(図4に示す輝度変調部203)とを備えるも
のであり、前記制御手段は、前記面積変調手段と輝度変
調手段とを切り替え可能なものである。
【0015】本発明に係る第4の発明は、前記変調手段
は、前記現像剤像形成機構のレーザの点灯時間を制御す
る面積変調手段(図4に示す面積変調部202)と、前
記現像剤像形成機構のレーザの点灯強調を制御する輝度
変調手段(図4に示す輝度変調部203)とを備えるも
のであり、前記制御手段は、前記出力画像光沢度検出機
構の検出値である光沢度(図9〜図11に示すG1 −G
2 ,図12に示すGc−Gp)に応じて、前記面積変調
手段と輝度変調手段とを切り替えるものである。
【0016】本発明に係る第5の発明は、前記変調手段
は、前記現像剤像形成機構のレーザの点灯時間を制御す
る面積変調手段(図4に示す面積変調部202)と、前
記現像剤像形成機構のレーザの点灯強調を制御する輝度
変調手段(図4に示す輝度変調部203)とを備えるも
のであり、前記制御手段は、前記原稿光沢度検出機構の
検出値である光沢度と前記出力画像光沢度検出機構の検
出値である光沢度との差(図14に示すGr−Gp)に
応じて、前記面積変調手段と輝度変調手段とを切り替え
るものである。
【0017】本発明に係る第6の発明は、前記制御手段
は、出力画像光沢度検出機構の検出値である光沢度が所
定域である場合(図9〜図11に示すG1 −G2 ≦3
4)に、前記面積変調手段を選択し、出力画像光沢度検
出機構の検出値である光沢度が所定域よりも低い光沢度
である場合(図9〜図11に示すG1 −G2 >34)
に、前記輝度変調手段を選択するものである。
【0018】本発明に係る第7の発明は、前記制御手段
は、前記原稿光沢度検出機構の検出値である光沢度と前
記出力画像光沢度検出機構の検出値である光沢度との差
が所定域である場合(図14に示すGr−Gp≦34)
に、前記面積変調手段を選択し、前記原稿光沢度検出機
構の検出値である光沢度と前記出力画像光沢度検出機構
の検出値である光沢度との差が所定域よりも低い場合
(図14に示すGr−Gp>34)に、前記輝度変調手
段を選択するものである。
【0019】本発明に係る第8の発明は、前記前記輝度
変調手段は、前記面積変調手段よりも前記現像剤像形成
機構によって形成された画像において高い光沢が得られ
るような変調を行なう(図2に示す)ものである。
【0020】本発明に係る第9の発明は、所定の現像剤
像形成機構によって像担持体上に形成した現像剤像を転
写機構によって記録媒体上に転写し、該転写後の現像剤
像を定着装置によって定着させて排紙トレイに排紙する
画像形成装置の制御方法において、前記定着装置と排紙
トレイとの間で記録媒体上に定着された現像剤像表面の
光沢を検出する出力画像光沢度検出工程(図9〜図11
のステップS104,S107,S133,図12のス
テップS204)と、該出力画像光沢度検出結果に応じ
て、前記現像剤像形成機構により形成されるドットの面
積を画像形成作動中に変更する変更工程(図9〜図11
のステップS108〜S129,ステップS134〜S
156,図12のステップS205〜208)とを有す
るものである。
【0021】本発明に係る第10の発明は、原稿画像の
画像情報を読み取る画像読み取り機構と、前記読取機構
により読み取られる画像情報に応じて、所定の現像剤像
形成機構によって像担持体上に形成した現像剤像を転写
機構によって記録媒体上に転写し、該転写後の現像剤像
を定着装置によって定着させて排紙トレイに排紙する画
像形成装置の制御方法において、前記画像読取機構によ
り取られる原稿画像の光沢度を検出する原稿光沢度検出
工程(図14のステップS302)と、前記定着装置と
排紙トレイとの間で記録媒体上に定着された現像剤像表
面の光沢を検出する出力画像光沢度検出工程(図14の
ステップS305)と、前記原稿光沢度検出結果および
前記出力画像光沢度検出結果に応じて、前記現像剤像形
成機構により形成されるドットの面積を画像形成作動中
に変更する変更工程(図14のステップS306〜S3
28)とを有するものである。
【0022】本発明に係る第11の発明は、所定の現像
剤像形成機構によって像担持体上に形成した現像剤像を
転写機構によって記録媒体上に転写し、該転写後の現像
剤像を定着装置によって定着させて排紙トレイに排紙す
る画像形成装置に、前記定着装置と排紙トレイとの間で
記録媒体上に定着された現像剤像表面の光沢を検出する
出力画像光沢度検出工程(図9〜図11のステップS1
04,S107,S133,図12のステップS20
4)と、該出力画像光沢度検出結果に応じて、前記現像
剤像形成機構により形成されるドットの面積を画像形成
作動中に変更する変更工程(図9〜図11のステップS
108〜S129,ステップS134〜S156,図1
2のステップS205〜208)とを実行させるための
プログラムを記憶媒体にコンピュータが読み取り可能に
記憶させたものである。
【0023】本発明に係る第12の発明は、原稿画像の
画像情報を読み取る画像読み取り機構と、前記読取機構
により読み取られる画像情報に応じて、所定の現像剤像
形成機構によって像担持体上に形成した現像剤像を転写
機構によって記録媒体上に転写し、該転写後の現像剤像
を定着装置によって定着させて排紙トレイに排紙する画
像形成装置に、前記画像読取機構により取られる原稿画
像の光沢度を検出する原稿光沢度検出工程(図14のス
テップS302)と、前記定着装置と排紙トレイとの間
で記録媒体上に定着された現像剤像表面の光沢を検出す
る出力画像光沢度検出工程(図14のステップS30
5)と、前記原稿光沢度検出結果および前記出力画像光
沢度検出結果に応じて、前記現像剤像形成機構により形
成されるドットの面積を画像形成作動中に変更する変更
工程(図14のステップS306〜S328)とを実行
させるためのプログラムを記憶媒体にコンピュータが読
み取り可能に記憶させたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づき説明する。
【0025】〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実
施形態を示す画像形成装置を適用可能なフルカラー複写
機の構成を示す略断面図である。
【0026】図において、7は画像読取装置で、原稿台
に載置された原稿を読み取り、デジタル画素信号を後述
する図3に示す画像処理部111に出力する。
【0027】1(1a,1b,1c,1d)は感光ドラ
ムで、後述する図3に示すレーザスキャナにより露光さ
れることにより形成された静電潜像を保持する。2(2
a,2b,2c,2d)は現像器で、感光ドラム1(1
a,1b,1c,1d)上の静電潜像をトナー等の現像
剤により現像する。30は転写部で、給紙カセット61
又は大容量ペーパーデッキR61a又は手差し給紙トレ
イ61aから給送される用紙等の記録媒体を各色の画像
形成部に順次搬送する転写ベルトを兼ねた無端状の搬送
ベルト31と、転写帯電器3(3a,3b,3c,3
d)を有し、感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)
上の現像剤像を記録媒体に転写する。
【0028】4(4a,4b,4c,4d)はクリーニ
ング部で、感光ドラム1(1a,1b,1c,1d)上
の残留トナーを回収する。
【0029】62は前記転写部30により現像剤を転写
された記録媒体を定着器5に搬送する搬送ベルトであ
る。
【0030】定着器5は、回転自在に支持された定着ロ
ーラ51と、この定着ローラ51に圧接しながら回転す
る加圧ローラ52と、離型剤供給塗布手段である離型剤
塗布装置53と、ローラクリーニング装置54,55と
を備えた構成である。
【0031】定着ローラ51および加圧ローラ52の内
側にはハロゲンランプなどのヒータ56,57がそれぞ
れ配設されている。定着ローラ51,加圧ローラ52に
はそれぞれサーミスタ58,59が接触されており、温
度調整装置60を介してヒータ56,57へ印加する電
圧を制御することにより定着ローラ51および加圧ロー
ラ52の表面温度調節を行っている。
【0032】定着ローラ51にはその表面に離型剤とし
てのシリコンオイルを塗布する離型剤塗布装置53が接
触されており、搬送ベルト62により記録媒体が搬送さ
れて定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する
際に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないよう
にしている。また、離型剤塗布装置53には、定着ロー
ラ51の表面に塗布するシリコンオイルの塗布量を制御
する塗布量制御装置63が接続されている。
【0033】定着ローラ51と加圧ローラ52とを駆動
する不図示の駆動モータには、記録媒体の搬送速度、す
なわち記録媒体の表裏両面を加圧・加熱する定着ローラ
51と加圧ローラ52との回転速度を制御する速度制御
装置64が接続されている。これにより記録媒体の表面
上の未定着トナー像は溶融して定着され、記録媒体上に
フルカラー画像が形成される。このフルカラー画像が定
着された記録媒体は分離爪68によって加圧ローラ52
から分離され、装置外へ排出される。
【0034】図1に示す画像形成装置は、4個の画像形
成ステーションPa,Pb,Pc,Pdが設けられ、像
坦持体である感光ドラム1a,1b,1c,1dの周囲
に帯電器、クリーナ4a,4b,4c,4dおよび現像
器2a,2b,2c,2dなどを備えている。
【0035】16は出力画像光沢度検出機構で、定着後
排紙位置に設けられ、記録媒体上に定着された画像の光
沢度を検出する。
【0036】300は操作部で、各種キーおよび表示部
を有し、フルカラー複写機の各種設定およびメッセージ
等の表示を行うことができる。また、この操作部300
にはグロスモードを選択するグロス選択モードスイッチ
(不図示)が設けられている。
【0037】図に示すように、フルカラー複写機は、画
像読み取り部7又は図示しないインタフェースを介して
ホストコンピュータからプリントすべきデータがプリン
タに送られ、プリンタエンジンの方式に応じた画像形成
が終了しプリンタ可能状態となると、用紙カセット61
又は大容量ペーパーデッキR61a又は手差し給紙トレ
イ61aから用紙が供給され搬送ベルト31に到達し、
搬送ベルト31により用紙が各色の画像形成部に順次搬
送される。
【0038】そして、搬送ベルト31による用紙搬送と
タイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザスキャ
ナに送られ、感光ドラム1上に静電潜像が形成され、現
像器2でトナーが現像され、転写部3で用紙上に転写さ
れる。その後用紙は搬送ベルトから分離され、定着器5
の加熱,加圧によってトナー像が用紙上に定着され、外
部へ排出される。
【0039】本発明では、ドットを大きくさせることで
グロスが高くなることを利用し、グロスの均一化を図ろ
うとするものであり、以下図2を用いてその原理を説明
する。
【0040】図2は、面積変調のレベル差による反射光
の様子、及び輝度変調での反射光の様子を示す模式図で
ある。
【0041】図2のように、本実施形態では、面積変調
には「レベル1」〜「レベル10」までの範囲を設け、
レベル10に向かうにつれドット径、及び面積が増大す
るように設定した。
【0042】トナーは、高グロストナー、紙は低グロス
紙(非塗工紙、または表面処理がマット加工された塗工
紙)を使用するとき、トナーの載っている面積が広けれ
ば広いほど紙部の乱反射成分は抑えられ、正反射成分が
増大し、視覚情報としてのグロス感も増すものである。
【0043】即ち、トナーの載り量で階調を制御する輝
度変調は、均一に正反射成分が視覚情報として入力され
るため、面積変調よりも高グロス印象を与えることがで
きるのである。
【0044】このように、ドットの面積を調整すること
でグロスはコントロールできるが、濃度にも影響が生じ
てしまうため、本発明の全ての実施形態では、ドット面
積を調整後、濃度の補正を行なう。このときの濃度補正
とは、ドットの面積を調整させるのではなく、トナーの
載り量を調整するものである。
【0045】実際の方法としては、レーザの光量を制御
する場合と、現像コントラスト電位を制御する場合など
が考えられる。本実施形態としては前者のレーザ光量を
制御するものとするが、後者の現像コントラスト電位を
制御するように構成しても、本発明は適用可能である。
【0046】また、輝度変調へ移行した場合は、上記の
ようにトナーの載り量で階調を制御しているため、更な
る濃度補正は行なわないものとする。
【0047】本実施形態では、初期設定値を面積変調の
レベル4に設定する。
【0048】その背景として複写機におけるグロス変動
は低下の方が大きいという点があげられる。本実施形態
の後半でも述べるが、連続コピー時の温度低下及び熱伝
達遅延におけるグロスの低下はその一例である。
【0049】このグロス低下という画質不安定要因をド
ットの面積の制御において高グロスにするという発想か
ら、初期値は面積変調のレベル4にすることにより、面
積変調6レベル+輝度変調の計7パラメータを高グロス
側へ設定することができる。
【0050】また、本実施形態のレベルの設定である
が、JISZ8741に規定されるように、屈折率
「1.567」のガラス表面の光沢度を「100」とし
たとき、「1レベル」の光沢度増減は「5」とする。
【0051】以下、図3,図4を参照して変調方法につ
いて説明する。
【0052】図3は、図1に示したフルカラー複写機の
レーザビームスキャナの構成を説明する図であり、図1
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0053】図に示すように、レーザビームスキャナ
は、半導体レーザ部102、高速回転するポリゴンミラ
ー105、f−θレンズ群106からなっている。
【0054】半導体レーザ部(固体レーザ素子)102
は、画像読取装置7の不図示の電子計算機等によって演
算出力される時系列のデジタル画素信号の入力を受け
て、該信号に応じて後述する所定の変調が施されたレー
ザビームを発振し、感光ドラム1(1a,1b,1c,
1d)面を露光する。
【0055】更に詳しく説明すると、光源部である固体
レーザ素子102は、レーザ光を発生するための発光信
号を送出する発光信号発生器であるレーザドライバ50
0に接続され、該レーザドライバ500の発光信号に応
じて明滅する。固体レーザ素子102から放射されたレ
ーザ光束はコリメータレンズ系103にて略平行光とさ
れる。該コリメータレンズ系103は、焦点調整手段1
04により、レーザ光の光軸方向である矢印A方向に所
定量だけ移動可能となっている。
【0056】ポリゴンミラー、即ち回転多面鏡105
は、矢印B方向に一定速度で回転することにより、コリ
メータレンズ系103から射出された平行光を反射して
所定方向(矢印C方向)に感光ドラム1表面を走査す
る。回転多面鏡105の前方に設けたf−θレンズ群1
06(106a,106b,106c)は、回転多面鏡
105により偏向されたレーザ光束を被走査面、即ち感
光ドラム1(1a,1b,1c,1d)上の所定位置に
結像すると共に、その走査速度を被走査面上において等
速とする。
【0057】レーザ光束Lは、反射鏡107を介して検
出手段としてのCCD(固体撮像素子)108上に導か
れ、且つ被走査面としての感光ドラム1上を走査する。
CCD108は、矢印C方向に多数個の光検出器を感光
ドラム1面と光源部に対して光学的に略等価な位置に配
列して構成されている。また、CCD108は、レーザ
制御部100に接続されており、レーザ制御部100で
は、CCD108によって検出されたレーザ光強度に応
じてレーザドライバ500及び焦点調整手段104を制
御し、画素の大きさ及びコントラスト等の調整を行う。
【0058】また、レーザ駆動信号となる画像信号Sを
生成する画像処理部111が、前記レーザドライバ50
0およびレーザ制御部100に接続されている。
【0059】以上の構成において、所望の画像を形成す
る場合、まず画像処理部111からレーザ制御部100
に出力制御信号Rを入力すると共に、レーザドライバ5
00に画像信号Sを入力し、所定のタイミングで固体レ
ーザ素子102を明滅させる。
【0060】固体レーザ素子102から放射されたレー
ザ光はコリメータレンズ系103により略平行光に変換
され、さらに矢印B方向に回転する回転多面鏡105に
よって矢印C方向に振られると共に、f−θレンズ群1
06により感光ドラム1上にスポット状に結像される。
【0061】そして、このようなレーザ光束Lの走査に
より、感光ドラム1表面には画像一走査分の露光分布が
形成される。そして、更に各走査毎に感光ドラム1を所
定量回転することによって、感光ドラム1上に画像信号
Sに応じた露光分布を有する潜像を形成し、周知の電子
写真プロセスにより記録紙P上に頭画像として記録す
る。
【0062】図4は、図3に示した画像処理部111の
詳細構成を示すブロック図であり、図3と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0063】図において、202は面積変調部で、半導
体レーザ部102の点灯時間を制御することにより、形
成されるドットの面積を変調する。203は輝度変調部
で、半導体レーザ部102の点灯強調を制御する。
【0064】画像処理部111に入力された画像信号
は、まず画像編集部200で所定の編集処理や設定され
た画像処理等が施された後、スイッチ201においてC
PU205からの制御信号C1に基づいて、面積変調部
202又は輝度変調部203のいずれかへ入力される。
そして、適宜変調が施された信号はセレクタS(20
4)においてCPU205からの制御信号C2に基づい
て選択され、上記画像信号Sとして画像処理部111か
らレーザドライバ500へ出力される。
【0065】また、206はROMで、後述する本実施
形態の動作を制御する制御プログラムを保持しており、
該制御プログラムはCPU205によって実行される。
207はRAMであり、CPU205の作業領域として
使用される。また、画像処理部111からは、CPU2
05の制御(出力画像光沢度検出機構16の検出結果に
応じた制御)に基づいて、上述した様にレーザ制御部1
00へ出力制御信号Rが出力されている。
【0066】以下、図5,図6を参照して図4に示した
面積変調部202を詳細に説明する。
【0067】図5は、図4に示した面積変調部202の
構成を詳細に示すブロック図であり、図4と同一のもの
には同一の符号を付してある。
【0068】図において、面積変調部202から出力さ
れる、即ちレーザドライバ500に入力される信号f
は、パルス幅変調(PWM)信号である。面積変調部2
02においては、即ち8ビットの画像信号をラッチする
TTLラッチ回路401、TTL論理レベルを高速EC
L論理レベルに変換するレベル変換器402、ECLの
D/Aコンバータ403、面積変調信号を発生するEC
Lコンパレータ404、ECL論理レベルをTTL論理
レベルに変換するレベル変換器405、画素クロック信
号fの2倍周波数のクロック信号2fの信号(a)を発
生するクロック発振器(OSC)406、クロック信号
2fに同期して略理想的三角波信号を発生する三角波発
生器407、及びクロック信号2fを1/2分周する1
/2分周器408により、PWM回路を構成する。尚、
該PWM回路においては、高速動作を実現させるため
に、随所にECL論理回路を配している。
【0069】かかる回路構成における動作を、以下図6
を参照して説明する。
【0070】図6は、図5に示した面積変調部202の
動作を説明するタイミングチャートであり、同一の信号
には同一の符号を付してある。
【0071】図において、信号(a)はクロック信号2
f、信号(b)は信号(a)の2倍周期の画素クロック
信号fを示しており、それぞれ図中の最上段に示す画素
番号と関連付けてある。
【0072】三角波発生器407内部においても、三角
波信号のデューティ比を50%に保っため、クロック信
号2fを一旦1/2分周してから三角波信号(c)を発
生させている。さらに、この三角波信号(c)はECL
レベル(0〜−1V)に変換されて、三角波信号(d)
として出力される。
【0073】一方、本実施形態における画素信号は、
「00H(白)」〜「FFH(黒)」まで256階調レ
ベルで変化する。なお、記号「H」は16進表示である
ことを示す。
【0074】そして面像信号(e)は、幾つかの画像信
号値について、それらをD/A変換したECL電圧レベ
ルを示している。例えば、第1画素は黒画素レベルであ
るFFH、第2画素は中間調レベルである「80H」、
第3画素は中間調レベルである40H、第4画素は中間
調レベルである「20H」の各電圧を示している。コン
パレータ404は、三角波信号(d)と画像信号(e)
とを比較することにより、形成すべき画素濃度に応じた
パルス幅T,t2 ,t3 ,t4 の如きPWM信号を発生
する。そしてこのPWM信号は、レベル変換器405に
おいて0Vまたは5VのTTLレベルに変換されてPW
M信号(f)になり、レーザドライバ500に入力され
る。このPWM信号(f)が、上述した図4に示した画
像信号Sに相当する。
【0075】以上説明したように、本実施形態ではPW
Mによる面積変調に応じて、固体レーザ素子102を発
振させ、そのレーザ光によって感光ドラム1上に潜像を
描く。即ち、レーザ発振する時間を各画素毎に変えて感
光ドラム1へ露光することにより、面積変調が行われ
る。
【0076】次に、図4に示した輝度変調部203にお
ける変調方法について説明する。
【0077】上述した面積変調部202においては、レ
ーザの発振時間を各画素毎に変えるための変調を行なっ
たが、輝度変調部203においては、レーザ光強度を各
画素毎に変えて感光ドラム1を露光するための変調を行
う。
【0078】以下、図7を参照して、輝度変調部203
より出力される変調信号の例を説明する。
【0079】図7は、図4に示した輝度変調部203よ
り出力される変調信号の一例を示すタイミングチャート
である。
【0080】図において、画像信号(e′)は、例えば
第1画素は黒画素レベルであるFFH、第2画素は中間
調レベルである80H、第3画素は中間調レベルである
40Hの各電圧を示している。そして、該各レベルに応
じて、輝度変調信号(g)が例えば0V〜5Vの間に割
り当てられ、出力される。
【0081】レーザドライバ500に輝度変調信号
(g)が入力された場合、この輝度変調信号に応じて固
体レーザ素子102から発信されるレーザ光強度が変化
し、即ち、画像信号に応じたコントラストによって感光
ドラム1が露光される。
【0082】なお、画像処理部111内のCPU205
からは、上記面積変調部202及び輝度変調部203の
いずれかによる変調信号が画像信号Sとして出力される
かを示す信号が、出力制御信号Rとしてレーザ制御部1
00へ出力される。レーザ制御部100においては、該
出力制御信号Rに基づいて、レーザドライバ500にお
けるコントラスト制御を行う。
【0083】また、本実施形態は、図1に示した定着後
排紙位置に後述する図8に示す構成の出力画像光沢度検
出機構16を設け、後述する図9〜図11の画像処理変
調手段変更制御のフローチャートに示すように、出力画
像表面光沢を検出して、それに応じて最適画像処理条件
に設定するように制御したものである。
【0084】図8は、図1に示した出力画像光沢度検出
機構16の構成を示す図であり、この出力画像光沢度検
出機構16でJISZ8741に規定された方法により
測定を行なうものである。つまり、測定方法は、出力画
像表面に規定された入射角で規定の開き角の光束を入射
し、鏡面反射方向に反射する規定の開き角の光束を受光
器で測るものである。
【0085】図に示すように、光源108で照射された
光束は、レンズ110を通り、記録材Pに角度θで入射
する。そして、鏡面反射方向に反射した光束をレンズ1
10を通して受光器109によって検出する。この出力
画像表面光沢度検出機構を図1の定着装置から排紙トレ
イの間に配置することにより、出力画像表面光沢が検出
できる。なお、以下に説明する本発明の全ての実施形態
は、入射角θを60°とした表面光沢の検出を行なった
ものである。
【0086】以下、図9〜図11のフローチャートを参
照して、本発明の画像形成装置の画像処理変調手段変更
制御処理手順について説明する。
【0087】図9〜図11は、本発明の画像形成装置の
第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、画像処理変調手段変更制御処理手順の一例に対応
し、出力画像表面光沢を検出して、それに応じて最適画
像処理条件に設定するように制御したものである。な
お、この処理は、図4に示したCPU205がROM2
06又は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプロ
グラムに基づいて実行するものである。また、S101
〜S158は各ステップを示す。
【0088】先ず、操作部300の不図示の操作画面上
でN枚(少なくとも3枚以上)複写することが設定(画
像出力枚数n設定)され、コピーボタンが押される(S
101)。それによって、初期設定の面積変調レベル4
で1枚目の画像形成が行なわれ(S102)、定着装置
5で1枚目の定着が行われる。そして定着終了後(S1
03)、排紙トレイ上に記録材が排紙される間に、図8
に示した出力画像光沢度検出機構16によって、まず、
1枚目の出力画像の光沢度G1 が検出される(S10
4)。
【0089】光沢度G2 はG1 同様、連続して2枚目の
画像形成によって出力画像が搬送され(初期設定の面積
変調レベル4で2枚目の画像形成が行なわれ(S10
5)、定着装置5で2枚目の定着が行われ、定着終了後
(S106)、2枚目の画像形成によって出力画像が搬
送され)、同様に出力画像光沢度検出機構16によって
2枚目の光沢度G2 が検出される(S107)。
【0090】次に、1枚目と2枚目の出力画像の光沢度
1 とG2 との差をCPU205で計算し、変化が検知
された場合はその差に応じて不均一性を補正するよう
に、面積変調か輝度変調かを選択し、レベル補正を行な
うものである。
【0091】本実施形態では光沢度の差|G1 −G2
を「4」までは許容範囲とし、「4」を超える差が生じ
ていたときのみグロスを制御するよう、画像処理方法を
変化させる。
【0092】例えば、1枚目の光沢度G1 と2枚目の光
沢度G2 の変化が「−20」だった場合、グロスを均一
にさせたい場合は光沢度「20」分、高グロス側へ推移
させなければならない。即ち、初期設定のレベルが
「4」で、1レベルの光沢度増減は「5」であるため、
光沢度「20」上げる場合、レベルを4段階あげ、レベ
ル8の設定で画像形成を行なわせ、濃度補正を行なう。
【0093】一方、光沢度G2 がG1 と比べ高グロス側
へ推移していた場合は、同様にレベルを下げ、さらに濃
度補正を行なう。
【0094】また、光沢度G1 とG2 の差が、光沢度
「34」を超える場合は面積変調での補正範囲を超える
ため、輝度変調へ移行させる。このように画像処理機構
での制御により均一なグロスを確保することができる。
【0095】そしてさらに、n枚目の画像形成後の出力
画像の光沢度Gn を同様に検出し、このn枚目の光沢度
n とn−1枚目の光沢度Gn-1 との変化率を同様にC
PU205で計算し、再び画像形成手段、および補正レ
ベルにフィードバックしていく。これを各画像形成毎に
順次繰り返していき、指定枚数の画像形成が終了すると
変調手段、補正レベルともに初期状態に戻る。
【0096】以下、ステップS108〜S158の処理
を詳細に説明する。
【0097】ステップS108において、光沢度の差|
1 −G2 |が「4」以内であるか否かを判定し、
「4」以内であると判断された場合は、補正なしとし
(S109)、ステップS131の処理に進む。
【0098】一方、ステップS108で、光沢度の差|
1 −G2 |が「4」を超えると判断された場合は、
「(G1 −G2 )>34」か否かを判定し(S11
0)、「(G1 −G2 )>34」と判断された場合は、
輝度変調へ変更し(S111)、輝度変調を行い、ステ
ップS131の処理に進む。
【0099】一方、ステップS110で、「(G1 −G
2 )>34」でないと判断された場合は、面積変調処理
を開始する(S112)。
【0100】まず、「(G1 −G2 )≦0」あるか否か
を判定し(S113)、「(G1 −G2 )≦0」でない
と判断された場合は、ステップS119の処理に進む。
【0101】一方、ステップS113で、「(G1 −G
2 )≦0」であると判断された場合は、「−9≦(G1
−G2 )<−4」であるか否かを判定し(S114)、
「−9≦(G1 −G2 )<−4」と判断された場合は、
面積変調をレベル3とし(S115)、ステップS13
0の処理に進む。
【0102】一方、ステップS114で、「−9≦(G
1 −G2 )<−4」でないと判断された場合は、「−1
4≦(G1 −G2 )<−9」であるか否かを判定し(S
116)、「−14≦(G1 −G2 )<−9」と判断さ
れた場合は、面積変調をレベル2とし(S117)、ス
テップS130の処理に進む。
【0103】一方、ステップS116で、「−14≦
(G1 −G2 )<−9」でないと判断された場合は、面
積変調をレベル1とし(S118)、ステップS130
の処理に進む。
【0104】ステップS119において、「4<(G1
−G2 )≦9」か否かを判定し、「4<(G1 −G2
≦9」と判断された場合は、面積変調をレベル5とし
(S120)、ステップS130の処理に進む。
【0105】一方、ステップS119で、「4<(G1
−G2 )≦9」でないと判断された場合は、「9<(G
1 −G2 )≦14」か否かを判定し(S121)、「9
<(G1 −G2 )≦14」と判断された場合は、面積変
調をレベル6とし(S122)、ステップS130の処
理に進む。
【0106】一方、ステップS121で、「9<(G1
−G2 )≦14」でないと判断された場合は、「14<
(G1 −G2 )≦19」か否かを判定し(S123)、
「14<(G1 −G2 )≦19」と判断された場合は、
面積変調をレベル7とし(S124)、ステップS13
0の処理に進む。
【0107】一方、ステップS123で、「14<(G
1 −G2 )≦19」でないと判断された場合は、「19
<(G1 −G2 )≦24」か否かを判定し(S12
5)、「19<(G1 −G2 )≦24」と判断された場
合は、面積変調をレベル8とし(S126)、ステップ
S130の処理に進む。
【0108】一方、ステップS125で、「19<(G
1 −G2 )≦24」でないと判断された場合は、「24
<(G1 −G2 )≦29」か否かを判定し(S12
7)、「24<(G1 −G2 )≦29」と判断された場
合は、面積変調をレベル9とし(S128)、ステップ
S130の処理に進む。
【0109】一方、ステップS127で、「24<(G
1 −G2 )≦29」でないと判断された場合は、面積変
調をレベル10とし(S129)、ステップS130の
処理に進む。
【0110】次に、ステップS130において、濃度補
正を行い、ステップS131の処理に進む。
【0111】次に、ステップS131,S132におい
て、光沢度Gn は、連続してn枚目の画像形成によって
出力画像が搬送され(設定した面積変調レベルでn枚目
の画像形成が行なわれ(S131)、定着装置5でn枚
目の定着が行われ、定着終了後(S132)、n枚目の
画像形成によって出力画像が搬送され)、同様に出力画
像光沢度検出機構16によってn枚目の光沢度Gn が検
出される(S133)。
【0112】次に、n−1枚目とn枚目の出力画像の光
沢度Gn-1 とGn との差をCPU205で計算し、変化
が検知された場合はその差に応じて不均一性を補正する
ように、面積変調か輝度変調かを選択し、レベル補正を
行なうものである。
【0113】本実施形態では光沢度の差|Gn −Gn-1
|を「4」までは許容範囲とし、「4」を超える差が生
じていたときのみグロスを制御するよう、画像処理方法
を変化させる。
【0114】ステップS134において、光沢度の差|
n −Gn-1 |が「4」以内であるか否かを判定し、
「4」以内であると判断された場合は、補正なしとし
(S135)、ステップS157の処理に進む。
【0115】一方、ステップS134で、光沢度の差|
n −Gn-1 |が「4」を超えると判断された場合は、
「(Gn −Gn-1 )>34」か否かを判定し(S13
6)、「(Gn −Gn-1 )>34」と判断された場合
は、輝度変調へ変更し(S137)、ステップS157
の処理に進む。
【0116】一方、ステップS136で、「(Gn −G
n-1 )>34」でないと判断された場合は、面積変調処
理を開始する(S138)。
【0117】まず、「(Gn −Gn-1 )≦0」あるか否
かを判定し(S139)、「(Gn−Gn-1 )≦0」で
ないと判断された場合は、ステップS145の処理に進
む。
【0118】一方、ステップS139で、「(Gn −G
n-1 )≦0」であると判断された場合は、「−9≦(G
n −Gn-1 )<−4」であるか否かを判定し(S14
0)、「−9≦(Gn −Gn-1 )<−4」と判断された
場合は、面積変調をレベル3とし(S141)、ステッ
プS156の処理に進む。
【0119】一方、ステップS140で、「−9≦(G
n −Gn-1 )<−4」でないと判断された場合は、「−
14≦(Gn −Gn-1 )<−9」であるか否かを判定し
(S142)、「−14≦(Gn −Gn-1 )<−9」と
判断された場合は、面積変調をレベル2とし(S14
3)、ステップS156の処理に進む。
【0120】一方、ステップS142で、「−14≦
(Gn −Gn-1 )<−9」でないと判断された場合は、
面積変調をレベル1とし(S144)、ステップS15
6の処理に進む。
【0121】ステップS145において、「4<(Gn
−Gn-1 )≦9」か否かを判定し、「4<(Gn −G
n-1 )≦9」と判断された場合は、面積変調をレベル5
とし(S146)、ステップS156の処理に進む。
【0122】一方、ステップS145で、「4<(Gn
−Gn-1 )≦9」でないと判断された場合は、「9<
(Gn −Gn-1 )≦14」か否かを判定し(S14
7)、「9<(Gn −Gn-1 )≦14」と判断された場
合は、面積変調をレベル6とし(S148)、ステップ
S156の処理に進む。
【0123】一方、ステップS147で、「9<(Gn
−Gn-1 )≦14」でないと判断された場合は、「14
<(Gn −Gn-1 )≦19」か否かを判定し(S14
9)、「14<(Gn −Gn-1 )≦19」と判断された
場合は、面積変調をレベル7とし(S150)、ステッ
プS156の処理に進む。
【0124】一方、ステップS149で、「14<(G
n −Gn-1 )≦19」でないと判断された場合は、「1
9<(Gn −Gn-1 )≦24」か否かを判定し(S15
1)、「19<(Gn −Gn-1 )≦24」と判断された
場合は、面積変調をレベル8とし(S152)、ステッ
プS156の処理に進む。
【0125】一方、ステップS151で、「19<(G
n −Gn-1 )≦24」でないと判断された場合は、「2
4<(Gn −Gn-1 )≦29」か否かを判定し(S15
3)、「24<(Gn −Gn-1 )≦29」と判断された
場合は、面積変調をレベル9とし(S154)、ステッ
プS156の処理に進む。
【0126】一方、ステップS153で、「24<(G
n −Gn-1 )≦29」でないと判断された場合は、面積
変調をレベル10とし(S155)、ステップS156
の処理に進む。
【0127】次に、ステップS156において、濃度補
正を行い、ステップS157の処理に進む。
【0128】次に、ステップS157において、指定枚
数「n」枚終了したか否かを判定し、まだ指定枚数
「N」枚終了していないと判断された場合は、ステップ
S131の処理に進み、既に指定枚数「N」枚終了した
と判断された場合は、面積変調を初期設定(レベル4)
に戻し(S158)、処理を終了する。
【0129】なお、上記の処理は、操作部300上の図
示しないグロス選択モードスイッチにより連続コピー光
沢度調節モードが選択された場合のみ実行されるように
構成しても、連続コピー実行時には常に実行されるよう
に構成してもよい。
【0130】以上の処理により、出力画像の光沢度を検
出し、連続コピー時に検出した光沢度に基づいて次のコ
ピー時の画像形成方法を変更することにより、連続コピ
ー時の初期の温度低下した場合の定着器5への熱供給に
よる時間的な遅れを画像形成手段によって補うことがで
き、連続コピー時初期の定着器5の温度が低下していな
い時点での出力画像と、連続コピーが進み定着器5の温
度が低下した時点での出力画像におけるグロス変化を少
なくすることができ、画質安定、コピー枚数間等によっ
て生じる出力画像の光沢(グロス)の差をなくすことが
できる。
【0131】なお、本実施形態では、レベル補正を光沢
度5、変調手段(面積変調/輝度変調)を変更する光沢
度として「34」という値を例としてあげているが、こ
の出力画像の光沢度変化と画像形成手段における変調手
段(面積変調/輝度変調)の選択およびレベル補正値と
の整合性は、装置特性や形成画像特性及び熱定着ローラ
の劣化等様々な外的要因が考えられるため、実験的に機
種ごとにそれぞれ設定するものとする。
【0132】以上説明したように、電子写真方式による
連続画像形成を行なう際に、出力画像光沢度検出機構か
らの出力値に応じて画像形成方法を制御することによ
り、定着温度低下等によるグロス低下を補正し、グロス
を均一にして、画質を安定させることができる。
【0133】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
連続コピー時に定着器が温度低下した場合の定着器への
熱供給による時間的な遅れを画像形成手段によって補
い、連続コピー時初期の定着器の温度が低下していない
時点での出力画像と、連続コピーが進み定着器の温度が
低下した時点での出力画像におけるグロス変化を少なく
する場合について説明したが、本実施形態では上記第1
実施形態において図1〜図8で示した画像形成装置を用
いて出力画像光沢度の機体間の差を無くすようにしたも
のである。以下、その実施形態について説明する。
【0134】出力画像の光沢度は定着器の定着温度,N
ip幅等の設定誤差によって、機体毎にバラツキが生じ
る。本実施形態においては、出力画像光沢度調整モード
として、以下図12のフローチャートに示すような制御
を行なった。
【0135】図12は、本発明の画像形成装置の第2の
制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4
に示したCPU205がROM206又は図示しないそ
の他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行
するものである。また、S201〜S208は各ステッ
プを示す。なお、以下に用いる規定値Gcとは全面均一
ハーフトーンパターンを出力したときの光沢度を示した
もので、本実施形態ではこの値を本体の初期設定値とさ
せるものである。なお、規定値Gcは、ROM205又
はRAM内の不揮発性メモリ又は図示しないその他の記
憶媒体に格納されるものとする。
【0136】まず第1実施形態と同様の画像形成装置を
用い、操作部300上の図示しないグロス選択モードス
イッチ,スタートキーにより出力画像光沢度調整モード
をスタートさせ(S201)、変調手段は仮の初期設定
である面積変調のレベル4(仮定)とし、全面均一ハー
フトーンパターンを形成し(S202)、トナーをのせ
て定着器5を通過させる。定着終了後(S203)、出
力画像光沢度検出機構16によってその時の出力画像光
沢度Gpを検出する(S204)。
【0137】そして、検出した出力画像光沢度Gpと規
定値Gcとの差を求め、検出値Gpと規定値Gcとの差
|Gc−Gp|が「4」以内であるか否かを判定し(S
205)、「4」以内であると判断された場合は、仮初
期設定を正規初期設定とし(S206)、処理を終了す
る。
【0138】一方、ステップS205で、検出値Gpと
規定値Gcとの差|Gc−Gp|が「4」を超えると判
断された場合は、仮初期設定のドット面積をレベル補正
する(S207)。検出値Gpと規定値Gcとの差「G
c−Gp」に応じて面積変調レベルの微調整を行う。即
ち、規定値GcよりもGpが低い場合(Gp<Gc)
は、現状よりもグロスを高くしなければならないためド
ットの面積を微増させるようレベル補正を行ない、一
方、「Gc<Gp」の場合ドットの面積を微減させるよ
うレベル補正を行う。
【0139】次に、ステップS208において、レベル
補正後の形成方法を仮初期設定とし、ステップS202
の処理に戻る。
【0140】これにより、再度、画像形成,定着,出力
画像光沢度Gp検出を行い、ステップS205で、検出
値Gpと規定値Gcとの差|Gc−Gp|が「4」以内
であると判断された場合は、前回のループのステップS
207でレベル補正を行った画像形成方法(仮初期設
定)を正規の初期設定(面積変調のレベル4)とするこ
とで、機体毎にバラツキが生じている光沢度を統一させ
ることができる。
【0141】以上の処理のように、既定画像パターン
(例えば、全面均一ハーフトーンパターン)を出力して
光沢度(Gp)を検出し、その値と規定値(Gc)とを
比較し、必要に応じて画像形成方法(面積変調レベル)
を変更することにより、画質安定、機体間等によって生
じる出力画像の光沢(グロス)の差をなくすことができ
る。
【0142】なお、実験上、このレベル補正値は、定着
器の構成やトナー材料などの要因により変化するが、基
本的にこのような制御を機体出荷時や設置時に行うこと
で、どの機体も規定値に合わせることができる。
【0143】また、長期使用後に上記図12に示したよ
うな制御を行なうことで、初期設定時(規定値)のグロ
スを維持することもできる。もちろん、所定のスケジュ
ールで(例えば毎月月始めに)上記図12に示した処理
を自動実行するように構成してもよい。
【0144】さらに、本実施形態では、変調手段を面積
変調にのみ対応しているが、その理由として、機体間の
グロス差は上記第1実施形態で示した定着温度低下によ
るグロス差に比べ少なく、また初期変調手段を輝度変調
にすると、高グロスにしたいときには対応が困難になる
こともその理由のひとつである。
【0145】もちろん初期設定から高グロス画像を出力
したい場合は、初期変調手段を輝度変調にしても良いと
いうことは言うまでもない。
【0146】以上説明したように、出力画像光沢度検出
機構からの出力値と規定値とを比較し、その差に応じて
画像形成方法を制御することにより、どの機体において
もほぼ同一の光沢を得ることができる。この制御を使用
期間中行うことで各部材の劣化等によるグロスの不均一
を回避でき、初期設定値(規定値)にグロスを補正し、
初期画質を容易に維持することができる。
【0147】〔第3実施形態〕上記第1実施形態及び第
2実施形態2で用いた出力画像の光沢度を検出する出力
画像光沢度検出機構16を設けた画像形成装置に、さら
に原稿の光沢度を検出する原稿光沢度検出機構を設け、
原稿と出力画像との光沢度の差を画像処理機構によって
補正するように制御するように構成してもよい。以下、
その実施形態について説明する。
【0148】図13は、本発明の第3実施形態を示す画
像形成装置における原稿光沢度検出機構の構成を示す図
であり、図8と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0149】図において、103,108は照射光源
で、プラテン102上に載置された原稿101を照射す
る。照射光源103による原稿101からの反射光は、
結像素子アレイ104、赤外カットフィルタ105を通
過してCCD(密着型カラーセンサCCD)106上に
到達し、結像される。一方、照射光源108による原稿
101からの反射光は集光レンズ110を通過して、受
光器109に到達する。
【0150】また、107は光学系ユニットで、図中矢
印Cの方向に移動しながら、順次にプラテン102上の
原稿101を走査していく。
【0151】そして、CCD106にて読み取られた画
像情報に基づいて、原稿読取装置7内の図示しないCP
Uが原稿範囲、最適原稿照射光量などを演算処理し、決
定していく。
【0152】また、上記照射光源108,集光レンズ1
10,受光器109は、原稿の光沢度を検出するために
特別に原稿読取装置7内に設置されたものであり、本実
施形態では、出力画像光沢度検出機構16内と同一のも
のを用いて構成してある。
【0153】上述したように、照射光源108から照射
された照射光は、原稿に反射され、受光器109にて読
み取られる。この画像情報を基に、図示しない制御装置
(処理回路)に従い、グロス値変換回路にて反射光を光
沢度に変換し、原稿101の全画面内における最大値を
図示しないグロス最大演算回路で計算を行う。その後C
CD106で読み取られた画像情報は演算処理が行なわ
れ、プリンタ部(図4に示した画像処理部111)に送
られる。
【0154】以下、図14のフローチャートを参照し
て、原稿画像と出力画像の光沢を一致させる処理手順の
一例について説明する。
【0155】図14は、本発明の画像形成装置の第3の
制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4
に示したCPU205がROM206又は図示しないそ
の他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行
するものである。また、S301〜S329は各ステッ
プを示す。
【0156】図1の示した操作部300において原稿光
沢一致モード(図示しないグロス選択モードスイッチに
より選択)で図示しないコピーキーが押されると(S3
01)、画像形成のためのプレスキャン工程が始まり、
照射光源103,108が、プラテン102上に載置さ
れた原稿101を照射する。照射光源103による原稿
101からの反射光は、結像素子アレイ104、赤外カ
ットフィルタ105を通過してCCD(密着型カラーセ
ンサCCD)106上に到達し、結像される。一方、照
射光源108による原稿101からの反射光は集光レン
ズ110を通過して、受光器109に到達する。そし
て、光学系ユニット107は、図中矢印Cの方向に移動
しながら、順次にプラテン102上の原稿101を走査
していく。そして、CCD106にて読み取られた画像
情報をもとに、原稿範囲、最適原稿照射光量などを演算
処理し、決定していく。また、照射光源108から照射
された照射光は、原稿に反射され、受光器109にて読
み取られ、この画像情報をもとに、制御装置(処理回
路)に従い、グロス値変換回路にて、反射光を光沢度に
変換し、原稿101の全画面内における最大値(原稿光
沢度Gr)をグロス最大演算回路で計算を行なう(S3
02)。その後CCD106で読み取られた画像情報は
演算処理が行なわれプリンタ側に送られる。
【0157】プリンタ側ではその画像情報に基づき、上
記第1,2実施形態と同様に画像形成が行われ(S30
3)、定着終了後(S304)、出力画像光沢度検出機
構16によって出力画像の光沢度が検出される(S30
5)。
【0158】ここで原稿光沢度Grと出力画像光沢度G
pとの比較を行ない、この値の差に応じて変調手段の変
更およびレベルを補正する。
【0159】本実施形態では原稿光沢度Grと出力画像
光沢度Gpとの差|Gr−Gp|を「4」までは許容範
囲とし、「4」を超える差が生じていたときのみグロス
を制御するよう、画像処理方法を変更させる。
【0160】例えば、原稿の光沢度Grと出力画像の光
沢度Cpの差が「−20」だった場合、グロスを均―に
させたい場合は光沢度「20」分、高グロス側へ推移さ
せなければならない。すなわち、初期設定のレベルが
「4」で、1レベルの光沢度増減は「5」であるため、
光沢度「20」上げる場合、レベルを4段階あげ、レベ
ル8の設定で画像形成を行なわせ、濃度補正を行なう。
【0161】一方、光沢度GpがGrと比べ高グロス側
へ推移していた場合は、同様にレベルを下げ、さらに濃
度補正を行なう。
【0162】また、「Gr−Gp」が光沢度「34」を
超える場合は、面積変調での補正範囲を超えるため、輝
度変調へ移行させる。
【0163】一連の作業が終了後は、第1実施形態同
様、変調手段、補正レベルともに初期状態に戻る。
【0164】詳細には、ステップS306において、光
沢度の差|Gr−Gp|が「4」以内であるか否かを判
定し、「4」以内であると判断された場合は、補正なし
とし(S307)、ステップS329の処理に進む。
【0165】一方、ステップS306で、光沢度の差|
Gr−Gp|が「4」を超えると判断された場合は、
「(Gr−Gp)>34」か否かを判定し(S30
8)、「(Gr−Gp)>34」と判断された場合は、
輝度変調へ変更し(S309)、輝度変調を行い、ステ
ップS329の処理に進む。
【0166】一方、ステップS308で、「(Gr−G
p)>34」でないと判断された場合は、面積変調処理
を開始する(S310)。
【0167】まず、「(Gr−Gp)≦0」あるか否か
を判定し(S311)、「(Gr−Gp)≦0」でない
と判断された場合は、ステップS317の処理に進む。
【0168】一方、ステップS311で、「(Gr−G
p)≦0」であると判断された場合は、「−9≦(Gr
−Gp)<−4」であるか否かを判定し(S312)、
「−9≦(Gr−Gp)<−4」と判断された場合は、
面積変調をレベル3とし(S313)、ステップS32
8の処理に進む。
【0169】一方、ステップS312で、「−9≦(G
r−Gp)<−4」でないと判断された場合は、「−1
4≦(Gr−Gp)<−9」であるか否かを判定し(S
314)、「−14≦(Gr−Gp)<−9」と判断さ
れた場合は、面積変調をレベル2とし(S315)、ス
テップS328の処理に進む。
【0170】一方、ステップS314で、「−14≦
(Gr−Gp)<−9」でないと判断された場合は、面
積変調をレベル1とし(S316)、ステップS328
の処理に進む。
【0171】ステップS317において、「4<(Gr
−Gp)≦9」か否かを判定し、「4<(Gr−Gp)
≦9」と判断された場合は、面積変調をレベル5とし
(S318)、ステップS328の処理に進む。
【0172】一方、ステップS317で、「4<(Gr
−Gp)≦9」でないと判断された場合は、「9<(G
r−Gp)≦14」か否かを判定し(S319)、「9
<(Gr−Gp)≦14」と判断された場合は、面積変
調をレベル6とし(S320)、ステップS328の処
理に進む。
【0173】一方、ステップS319で、「9<(Gr
−Gp)≦14」でないと判断された場合は、「14<
(Gr−Gp)≦19」か否かを判定し(S321)、
「14<(Gr−Gp)≦19」と判断された場合は、
面積変調をレベル7とし(S322)、ステップS32
8の処理に進む。
【0174】一方、ステップS321で、「14<(G
r−Gp)≦19」でないと判断された場合は、「19
<(Gr−Gp)≦24」か否かを判定し(S32
3)、「19<(Gr−Gp)≦24」と判断された場
合は、面積変調をレベル8とし(S324)、ステップ
S328の処理に進む。
【0175】一方、ステップS323で、「19<(G
r−Gp)≦24」でないと判断された場合は、「24
<(Gr−Gp)≦29」か否かを判定し(S32
5)、「24<(Gr−Gp)≦29」と判断された場
合は、面積変調をレベル9とし(S326)、ステップ
S328の処理に進む。
【0176】一方、ステップS325で、「24<(G
r−Gp)≦29」でないと判断された場合は、面積変
調をレベル10とし(S327)、ステップS328の
処理に進む。
【0177】次に、ステップS328において、濃度補
正を行い、ステップS329の処理に進む。
【0178】次に、ステップS329において、面積変
調を初期設定(レベル4)に戻し、処理を終了する。
【0179】以上のように、原稿の光沢も検知すること
によって原稿と出力画像との光沢差をなくすように画像
形成方法を変更することにより、原稿画像と出力画像の
光沢(グロス)の差をなくすことができる。
【0180】なお、本実施形態は原稿の光沢度と一致さ
せるための工程を考慮しているが、もちろん原稿の光沢
度Grよりも出力画像光沢度Gpを高グロスにする場
合、低グロスにする場合、両者ともに上記の制御により
容易に実施できる。
【0181】例えばGrが「50」、Gpが「40」の
ときに原稿と一致させたい場合は、レベルを2段階上げ
るよう補正すれば良いが、その補正値を3段階〜6段階
上げるか、輝度変調ヘ移行させるかによって可能とな
る。
【0182】同様にGrが「50」、Gpが「40」の
とき、出力画像よりさらに低グロスにしたい場合はレベ
ルを1段階から3段階下げることによって可能となる。
【0183】また、本実施形態では、原稿読取装置内に
原稿画像光沢度検出機構を設けた場合について説明した
が、原稿読取装置内に原稿画像光沢度検出機構を設ける
ことなく、出力画像光沢度検出機構16において原稿画
像の光沢度を検出するように構成してもよい。
【0184】詳細には、図1の示した操作部300にお
いて原稿光沢一致モードで図示しないコピーキーが押さ
れると、まず、手差し給紙トレイ61aから原稿画像を
給紙し、画像形成部を通過させ、出力画像光沢度検出機
構で原稿画像の光沢度を検出し、その後、原稿を原稿読
取装置7の原稿台にセットし、再度コピーキーが押され
ると、原稿の読み込み、画像形成、定着、出力画像光沢
度検出を行う。この後の処理は、上記図14のフローチ
ャートと同様である。
【0185】このように、原稿読取装置内に原稿画像光
沢度検出機構を設けることなく、出力画像光沢度検出機
構16を兼用することにより、原稿と出力画像との光沢
度が一致した画像形成装置を、簡単かつ安価に構成する
ことができる。
【0186】以上説明したように、出力画像光沢度検出
機構からの出力値と原稿光沢度の出力値を比較し、その
差に応じて画像形成方法を制御することにより、原稿の
光沢度と同一の出力画像を得ることができる。その結
果、より忠実な原稿画像を再現することができる。
【0187】従って、出力画像の光沢度を検出し、連続
コピー時に検出した光沢度に基づいて次のコピー時の画
像形成方法を変更する。また、既定画像パターンを出力
して光沢度を検出しその値と所定域とを比較し、必要に
応じて画像形成方法を変更する。また、原稿の光沢も検
知することによって原稿と出力画像との光沢差をなくす
ように画像形成方法を変更することにより、画質安定、
コピー枚数間、機体間等によって生じる出力画像の光沢
(グロス)の差をなくすことができる。
【0188】以下、図15に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0189】図15は、本発明に係る画像形成装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0190】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0191】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0192】本実施形態における図9〜図11,図1
2,図14示す機能が外部からインストールされるプロ
グラムによって、ホストコンピュータにより遂行されて
いてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッ
シュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネット
ワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む
情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用さ
れるものである。
【0193】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0194】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0195】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0196】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0197】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0198】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0199】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0200】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第
1,3,4,6,8,9,11の発明によれば、定着装
置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着された現像剤
像表面の光沢を検出し、該出力画像光沢度検出結果に応
じて、前記現像剤像形成機構により形成されるドットの
面積を画像形成作動中に変更するように制御するので、
連続画像形成を行なう際に、出力画像光沢度検出機構か
らの出力値に応じて画像形成方法を制御して、その結
果、定着温度低下等によるグロス低下を補正し、グロス
を均一にするにより、画質を安定させることができる。
また、出力画像光沢度検出機構からの出力値と規定値と
を比較し、その差に応じて画像形成方法を制御して、ど
の機体においてもほぼ同一の光沢を得ることができる。
この制御を使用期間中行なうことで各部材の劣化等によ
るグロスの不均一を回避でき、初期設定値(規定値)に
グロスを補正し、初期画質を容易に維持することができ
る。
【0201】第2,5,7,10,12の発明によれ
ば、画像読取機構により読み取られる原稿画像の光沢度
を検出し、定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上に
定着された現像剤像表面の光沢を検出し、前記原稿光沢
度検出結果および前記出力画像光沢度検出結果に応じ
て、前記現像剤像形成機構により形成されるドットの面
積を画像形成作動中に変更するように制御するので、出
力画像光沢度検出機構からの出力値と原稿光沢度の出力
値を比較し、その差に応じて画像形成方法を制御して、
原稿の光沢度と同一の出力画像を得ることができる。そ
の結果、より忠実な原稿画像を再現することができる。
【0202】従って、連続コピー時のコピー枚数間、機
体間、原稿と出力画像間等に生じる出力画像の光沢(グ
ロス)の差をなくすことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置を適
用可能なフルカラー複写機の構成を示す略断面図であ
る。
【図2】面積変調のレベル差による反射光の様子、及び
輝度変調での反射光の様子を示す模式図である。
【図3】図1に示したフルカラー複写機のレーザビーム
スキャナの構成を説明する図である。
【図4】図3に示した画像処理部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図4に示した面積変調部の構成を詳細に示すブ
ロック図である。
【図6】図5に示した面積変調部の動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図7】図4に示した輝度変調部より出力される変調信
号の一例を示すタイミングチャートである。
【図8】図1に示した出力画像光沢度検出機構の構成を
示す図である。
【図9】本発明の画像形成装置の第1の制御処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の画像形成装置の第1の制御処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の画像形成装置の第1の制御処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の画像形成装置の第2の制御処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3実施形態を示す画像形成装置に
おける原稿光沢度検出機構の構成を示す図である。
【図14】本発明の画像形成装置の第3の制御処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
16 出力画像光沢度検出機構 111 画像処理部 200 画像編集部 202 面積変調部 203 輝度変調部 204 セレクタS 205 CPU 206 ROM 207 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/29 (72)発明者 小倉 基博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA21 AA22 AA32 AA33 AA52 AA66 2H027 DA09 DA50 DE02 EA02 EC03 ED04 EF09 ZA07 2H076 AB05 AB22 DA17 DA19 5C074 AA09 BB02 BB26 CC26 DD05 DD08 DD11 EE11 GG02 GG12 GG15 GG19 HH02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の現像剤像形成機構によって像担持
    体上に形成した現像剤像を転写機構によって記録媒体上
    に転写し、該転写後の現像剤像を定着装置によって定着
    させて排紙トレイに排紙する画像形成装置において、 前記現像剤像形成機構により形成されるドットの面積を
    変調する変調手段と、 前記定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着さ
    れた現像剤像表面の光沢を検出する出力画像光沢度検出
    機構と、 前記出力画像光沢度検出機構の検出結果に応じて、前記
    現像剤像形成機構により形成されるドットの面積を画像
    形成作動中に変更するように前記変調手段を制御する制
    御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像の画像情報を読み取る画像読み
    取り機構と、前記画像読み取り機構により読み取られる
    画像情報に応じて、所定の現像剤像形成機構によって像
    担持体上に形成した現像剤像を転写機構によって記録媒
    体上に転写し、該転写後の現像剤像を定着装置によって
    定着させて排紙トレイに排紙する画像形成装置におい
    て、 前記現像剤像形成機構により形成されるドットの面積を
    変調する変調手段と、 前記画像読み取り機構により読み取られる原稿画像の光
    沢度を検出する原稿光沢度検出機構と、 前記定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着さ
    れた現像剤像表面の光沢を検出する出力画像光沢度検出
    機構と、 前記原稿光沢度検出機構の検出結果および前記出力画像
    光沢度検出機構の検出結果に応じて、前記現像剤像形成
    機構により形成されるドットの面積を画像形成作動中に
    変更するように前記変調手段を制御する制御手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記変調手段は、前記現像剤像形成機構
    のレーザの点灯時間を制御する面積変調手段と、前記現
    像剤像形成機構のレーザの点灯強調を制御する輝度変調
    手段とを備えるものであり、 前記制御手段は、前記面積変調手段と輝度変調手段とを
    切り替え可能なことを特徴とする請求項1又は2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記変調手段は、前記現像剤像形成機構
    のレーザの点灯時間を制御する面積変調手段と、前記現
    像剤像形成機構のレーザの点灯強調を制御する輝度変調
    手段とを備えるものであり、 前記制御手段は、前記出力画像光沢度検出機構の検出値
    である光沢度に応じて、前記面積変調手段と輝度変調手
    段とを切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記変調手段は、前記現像剤像形成機構
    のレーザの点灯時間を制御する面積変調手段と、前記現
    像剤像形成機構のレーザの点灯強調を制御する輝度変調
    手段とを備えるものであり、 前記制御手段は、前記原稿光沢度検出機構の検出値であ
    る光沢度と前記出力画像光沢度検出機構の検出値である
    光沢度との差に応じて、前記面積変調手段と輝度変調手
    段とを切り替えることを特徴とする請求項2記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、出力画像光沢度検出機
    構の検出値である光沢度が所定域である場合に、前記面
    積変調手段を選択し、出力画像光沢度検出機構の検出値
    である光沢度が所定域よりも低い光沢度である場合に、
    前記輝度変調手段を選択することを特徴とする請求項4
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記原稿光沢度検出機
    構の検出値である光沢度と前記出力画像光沢度検出機構
    の検出値である光沢度との差が所定域である場合に、前
    記面積変調手段を選択し、前記原稿光沢度検出機構の検
    出値である光沢度と前記出力画像光沢度検出機構の検出
    値である光沢度との差が所定域よりも低い場合に、前記
    輝度変調手段を選択することを特徴とする請求項5記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記前記輝度変調手段は、前記面積変調
    手段よりも前記現像剤像形成機構によって形成された画
    像において高い光沢が得られるような変調を行なうこと
    を特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 所定の現像剤像形成機構によって像担持
    体上に形成した現像剤像を転写機構によって記録媒体上
    に転写し、該転写後の現像剤像を定着装置によって定着
    させて排紙トレイに排紙する画像形成装置の制御方法に
    おいて、 前記定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着さ
    れた現像剤像表面の光沢を検出する出力画像光沢度検出
    工程と、 該出力画像光沢度検出結果に応じて、前記現像剤像形成
    機構により形成されるドットの面積を画像形成作動中に
    変更する変更工程と、を有することを特徴とする画像形
    成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 原稿画像の画像情報を読み取る画像読
    み取り機構と、前記画像読み取り機構により読み取られ
    る画像情報に応じて、所定の現像剤像形成機構によって
    像担持体上に形成した現像剤像を転写機構によって記録
    媒体上に転写し、該転写後の現像剤像を定着装置によっ
    て定着させて排紙トレイに排紙する画像形成装置の制御
    方法において、 前記画像読み取り機構により読み取られる原稿画像の光
    沢度を検出する原稿光沢度検出工程と、 前記定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着さ
    れた現像剤像表面の光沢を検出する出力画像光沢度検出
    工程と、 前記原稿光沢度検出結果および前記出力画像光沢度検出
    結果に応じて、前記現像剤像形成機構により形成される
    ドットの面積を画像形成作動中に変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 所定の現像剤像形成機構によって像担
    持体上に形成した現像剤像を転写機構によって記録媒体
    上に転写し、該転写後の現像剤像を定着装置によって定
    着させて排紙トレイに排紙する画像形成装置に、 前記定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着さ
    れた現像剤像表面の光沢を検出する出力画像光沢度検出
    工程と、 該出力画像光沢度検出結果に応じて、前記現像剤像形成
    機構により形成されるドットの面積を画像形成作動中に
    変更する変更工程と、を実行させるためのプログラムを
    コンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
  12. 【請求項12】 原稿画像の画像情報を読み取る画像読
    み取り機構と、前記画像読み取り機構により読み取られ
    る画像情報に応じて、所定の現像剤像形成機構によって
    像担持体上に形成した現像剤像を転写機構によって記録
    媒体上に転写し、該転写後の現像剤像を定着装置によっ
    て定着させて排紙トレイに排紙する画像形成装置に、 前記画像読み取り機構により読み取られる原稿画像の光
    沢度を検出する原稿光沢度検出工程と、 前記定着装置と排紙トレイとの間で記録媒体上に定着さ
    れた現像剤像表面の光沢を検出する出力画像光沢度検出
    工程と、 前記原稿光沢度検出結果および前記出力画像光沢度検出
    結果に応じて、前記現像剤像形成機構により形成される
    ドットの面積を画像形成作動中に変更する変更工程と、
    を実行させるためのプログラムをコンピュータが読み取
    り可能に記憶した記憶媒体。
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