JP2000039745A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000039745A
JP2000039745A JP10222414A JP22241498A JP2000039745A JP 2000039745 A JP2000039745 A JP 2000039745A JP 10222414 A JP10222414 A JP 10222414A JP 22241498 A JP22241498 A JP 22241498A JP 2000039745 A JP2000039745 A JP 2000039745A
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image
forming apparatus
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JP10222414A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Maehashi
洋一郎 前橋
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Naoki Enomoto
直樹 榎本
Takaaki Tsuruya
鶴谷  貴明
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の光沢度、転写材、解像度、スクリーン
角などの画像形成条件が変わっても、ユーザが濃度調整
パネルの操作により簡単に所望濃度の画像を得ることを
可能とした画像形成装置である。 【解決手段】 画像の光沢度30%、50%とも、濃度
調整パネルの中心スイッチSW0 を選択したときの標準
的な濃度を1.5と定め、濃度調整1ステップにつき濃
度を0.1変化させて、スイッチSW-2〜SW+2までの
間で濃度を1.3〜1.7まで調整するようにした。光
沢度30%のとき、SW-2、SW-1、SW0 、SW+1、
SW+2で、本体CPUからの命令により高圧電源が現像
バイアス−340V、−375V、−415V、−46
0V、−530Vを出力し、光沢度50%のとき、現像
バイアス−275V、−300V、−325V、−35
0V、−380Vを出力し、それぞれ濃度1.3〜1.
7まで0.1ステップの画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式等の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置について、図6によ
り画像形成法を中心に説明する。
【0003】画像形成装置は像担持体として感光ドラム
1を有し、この感光ドラム1は、アルミシリンダーの外
周面に有機感光体(OPC)またはA−Si、CdS、
Seなどからなる光導電体を塗布して構成されている。
感光ドラム1は、図示しない駆動手段により図の矢印方
向に回転駆動され、表面を帯電器2により一様に帯電さ
れ、ついで露光装置3によりマゼンタの画像模様に従っ
たレーザ光Lを照射され、感光ドラム1の表面にマゼン
タの画像模様に従った潜像が形成される。
【0004】さらに感光ドラム1が矢印方向に進むと、
現像器4a、4b、4c、4dを支持した回転支持体1
0が回転して、マゼンタトナーを収容した現像器4aが
感光ドラム1と対向した現像位置に位置される。感光ド
ラム1上の潜像は、現像位置において現像器4aにより
現像されて、マゼンタトナー像として可視化される。得
られたマゼンタトナー像は、感光ドラム1の回転につれ
て転写ドラム5と対向した転写部に移動され、転写ドラ
ム5により搬送された転写材上に転写される。
【0005】転写ドラム5は、導電性の支持体上に弾性
層、ついで誘電体層を設けてなっており、感光ドラム1
と略同速度で矢印方向に回転駆動される。この転写ドラ
ム5の外周面の一所にはグリッパ51が設けられてお
り、さらに転写ドラム5に近接して吸着ローラ13が離
接自在に設置されている。転写材カセット11内から転
写材がピックアップローラ12により、感光ドラム1の
画像と同期して取り出され、転写ドラム5に供給され
る。転写ドラム5に供給された転写材は、端をグリッパ
51により把持されるとともに、吸着ローラ13が転写
材を介して転写ドラム5の表面に当接して、転写材が転
写ドラム5の表面に吸着、担持される。転写ドラム5上
に担持された転写材は、転写ドラム5の回転にともない
転写部に搬送され、転写ドラム5の導電性支持体にバイ
アスを印加することにより、感光ドラム1上のトナー像
が転写材上に転写される。
【0006】以上の工程をシアン色、イエロー色、ブラ
ック色の各色についても繰り返すことにより、転写材上
にマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの4色のトナ
ー像を重畳転写したカラー画像が得られる。4色のトナ
ー像を転写した転写材は、分離爪52により転写ドラム
5から分離して、図示しない搬送手段により定着装置6
に搬送され、そこで加熱および加圧による定着によりト
ナーの溶融混色および固着が行なわれて、フルカラーの
プリント画像に形成される。感光ドラム1上に残留した
転写残りのトナーは、クリーニングブレードを備えたク
リーニング装置7により清掃、除去される。
【0007】通常、画像形成装置は、ユーザが画像のプ
リントを標準的な濃度よりも濃くあるいは淡く要求する
場合に、装置本体に設けてある濃度調整パネル8を操作
することにより、濃度の調整を行なうことができるよう
になっている。
【0008】図7は、濃度調整パネル8を示す平面図
で、パネル8上にはスイッチSW0 を中心にSW+1、S
W+2、SW-1、SW-2の±2段階の濃度調整スイッチが
設けられており、スイッチの選択により、高圧電源HT
Vから発生する現像バイアスが、−400Vを中心に1
ステップにつき±50V、つまりSW-2からSW+2まで
SW0 を中心に±100V変化され、印字(プリント)
画像の濃度が変化されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラー画像形成
装置には、画像の光沢度、解像度、スクリーン角、転写
材などの画像形成条件を切り替え可能にしたものが出現
している。
【0010】しかし、濃度調整パネル等による濃度調整
は、上述のように、現像バイアスや潜像電位等の作像条
件を一律に変化させることで行なっているため、画像形
成条件を切り替えると、濃度調整パネルの中心値に対応
する濃度および濃度調整量に対応する濃度変化率が異な
ってくる。このため画像形成条件の異なる条件間の全て
で、ユーザが所望の濃度を簡単に得ることは困難であっ
た。
【0011】たとえばカラー画像形成装置でイメージ画
像を写真画のように再現する場合は、画像の光沢度を高
くすることが適するのに対し、逆にテキスト画像やグラ
フ等を再現するには光沢度の低い画像が好まれる。一般
に、光沢度の切り替えは定着温度の調整により行なわ
れ、画像の光沢度を高くするには定着温度を高めにす
る。しかしながら、光沢度の高い画像ほど画像濃度は高
く(濃く)なる傾向がある。つまり、画像の光沢度を切
り替えると、同時に画像の濃度までも変化してしまう。
【0012】図8は、上記従来の画像形成装置におい
て、ベタ黒画像を印字(プリント)したときの現像バイ
アスと濃度の関係を示す。図中、曲線Aは画像の光沢度
(角度75°で測定。以下同じ)30%の標準光沢度を
選択したときの濃度、曲線Bは光沢度50%を選択した
ときの濃度を示す。
【0013】従来の画像形成装置では、濃度調整パネル
で中心値SW0 を選んだ場合、現像バイアスは、光沢度
の違いにかかわらず常に−400Vが指定され、そのと
きの濃度は、図8に示されるように、光沢度30%で濃
度1.46、光沢度50%で濃度1.75と異なってし
まう。濃度調整パネルでSW+2に変更すると、現像バイ
アスは−100V変化して−500Vになり、濃度は、
光沢度30%で+0.2変化して1.66、光沢度50
%で+0.25変化して2.0になる。つまり、濃度調
整パネルの同一操作量にもかかわらず、濃度の中心値お
よび濃度変化の程度が異なっていた。それ故、ユーザが
簡単に所望の濃度を得ることは困難であった。
【0014】同様な不具合は、解像度、スクリーン角、
転写材などの画像形成条件の切り替えが可能な場合にも
生じる。
【0015】また、従来公知の濃度制御方式として、感
光ドラム上に複数個の濃度検知用トナー像を形成し、そ
のトナー像の濃度を光学センサによって検知して、得ら
れたトナー像濃度に基づいて現像バイアス等の作像条件
を選択するものがあるが、この濃度制御方式は、感光ド
ラム上の未定着トナー像に基づいて出力画像の濃度を調
整するので、トナー像が転写される転写材や画像の光沢
度の画像形成条件が変化した場合、上記の濃度制御と同
様、出力画像の濃度を一定にすることは不可能であっ
た。
【0016】以上の不具合はモノクロの画像形成装置で
も生じるが、特にカラー画像形成装置にあっては、濃度
がわずかに変化するだけで色味が大きく異なってしまう
ので、非常に問題になる。
【0017】本発明の目的は、画像の光沢度、転写材、
解像度、スクリーン角などの画像形成条件が変わって
も、ユーザが濃度調整パネルの操作により簡単に所望濃
度の画像を得ることを可能とした画像形成装置を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、ユーザにより操作され、作像条件を変化して濃度を
調整する濃度調整手段を有し、かつ画像形成条件として
複数の種類の光沢度を切り替え可能な画像形成装置にお
いて、前記濃度調整手段の調整により変化する作像条件
の中心値および変化幅を、前記光沢度の種類に応じて変
化するようにしたことを特徴とする画像形成装置であ
る。本発明によれば、画像形成条件として、複数の種類
の転写材、解像度またはスクリーン角を切り替え可能と
することができる。前記濃度調整手段の中心値における
濃度が、前記画像形成条件の異なる条件間で同一とする
ことができる。前記濃度調整手段の調整により変化する
作像条件が、現像バイアス、潜像電位、一次帯電バイア
スおよび露光光量のうちの少なくとも1つとすることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0020】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す断面図
である。本実施例の画像形成装置は、画像の光沢度を選
択できるようになっている。本実施例の特徴は、異なる
光沢度間で適切な濃度を得ることができるようにしたこ
とである。本画像形成装置のその他の構成は図6に示し
た従来の画像形成装置と同様で、図1において図6の部
材と同一の部材については同一の符号を付してその説明
を省略する。
【0021】図1に示すように、装置本体のほぼ中央に
感光ドラム1が配置され、この感光ドラム1は回転自在
に支持され、矢印方向に回転される。感光ドラム1の周
囲には、回転方向に沿って順に帯電器2、露光装置3、
現像器4a〜4d、転写ドラム5、クリーニング装置7
等が配置され、転写ドラム5の右上部には定着装置6が
配置されている。装置本体の下部には給紙カセット11
が配置されている。
【0022】また装置本体には濃度調整パネル8が設置
され、パネル8上には、先の図8に示したのと同様、ス
イッチSW0 を中心にSW+1、SW+2、SW-1、SW-2
の±2段階の濃度調整スイッチが設けられいて、このス
イッチを押すことにより出力画像の濃度を変更可能にな
っている。さらに装置本体には画像形成条件切り替え手
段9が設置され、出力画像の光沢度を変更可能になって
いる。
【0023】これら濃度調整パネル8、画像形成条件切
り替え手段9は、装置本体のCPUに接続され、濃度等
の条件変更により本体CPUを介して高圧電源HVTの
出力を変え、現像器4a〜4dに印加する現像バイアス
を変化することにより、出力画像の濃度変更等を実現し
ている。
【0024】図2は、本実施例の画像形成装置におい
て、ベタ黒画像を印字したときの現像バイアスと濃度の
関係を示すグラフである。図中、曲線Aは画像の光沢度
30%(標準光沢度)を選択したときの濃度、曲線Bは
光沢度50%を選択したときの濃度で、それぞれ図8の
曲線A、Bと同一である。
【0025】本実施例では、濃度調整パネル8の中心ス
イッチSW0 (中心値)を選択したときの標準的な濃度
を1.5と定めてあり、濃度調整1ステップにつき濃度
を0.1変化させることが可能である。つまり、SW-2
〜SW+2までの間で濃度を1.3〜1.7まで調整でき
る。
【0026】本実施例において、光沢度30%でSW0
が選択されると、本体CPUからの命令により高圧電源
HVTは−415Vの現像バイアスを出力し、濃度1.
5の出力画像が得られる。以下、SW-2、SW-1、SW
+1、SW+2が選択されると、現像バイアスはそれぞれ−
340V、−375V、−460V、−530Vとな
り、濃度1.3〜1.7まで0.1ステップの画像が得
られる。
【0027】同様に、光沢度50%では、SW-2、SW
-1、SW0 、SW+1、SW+2で、現像バイアスがそれぞ
れ−275V、−300V、−325V、−350V、
−380Vとなり、濃度1.3〜1.7まで0.1ステ
ップの画像が得られる。
【0028】本実施例は、以上のように、画像形成条件
の光沢度に応じて、濃度調整パネルの濃度選択値に対応
する現像バイアスの中心値および変化幅を制御すること
により、画像形成条件の変更にかかわらず、濃度調整パ
ネルの濃度を一定量変更したときの濃度変化分を同一に
でき、同一の濃度が得られる。
【0029】実施例2 本実施例の画像形成装置は、異なる種類の転写材間で適
切な濃度を得ることができるようにした。以下、説明す
る。
【0030】図3は、ディザパターンによるハーフトー
ン(面積率50%)を印字した際の現像バイアスと濃度
の関係を示す。図中、曲線Aは転写材として普通紙に印
字したときの濃度(反射濃度)、曲線Bは転写材として
OHTに印字したときの濃度(透過濃度)を示す。図3
から分かるように、同じ現像バイアスではOHTの濃度
に比べ普通紙の濃度の方が高いが、これは、従来より広
く知られている光学的ドットゲインの影響で、透過濃度
より反射濃度の方が高くなるためである。
【0031】本実施例では、濃度調整パネル8の中心S
W0 が選択されたときの50%ハーフトーンの標準的な
濃度は0.8と定めてあり、濃度調整1ステップにつき
濃度を0.1変化させることが可能である。つまり、S
W-2〜SW+2までの間で濃度を0.6〜1.0まで調整
できる。
【0032】本実施例において、普通紙印字時にSW0
が選択されると、本体CPUからの命令により高圧電源
HVTは−345Vの現像バイアスを出力し、濃度0.
8の出力画像が得られる。以下同様に、SW-2、SW-
1、SW+1、SW+2が選択されると、現像バイアスはそ
れぞれ−290V、−315V、−380V、−415
Vとなり、濃度0.6〜1.0まで0.1ステップの画
像が得られる。
【0033】同様に、OHT印字時にSW-2、SW-1、
SW0 、SW+1、SW+2で、現像バイアスがそれぞれ−
330V、−355V、−380V、−420V、−4
55Vとなり、濃度0.6〜1.0まで0.1ステップ
の画像が得られる。
【0034】本実施例は、以上のように、画像形成条件
の転写材の種類に応じて、濃度調整パネルの濃度選択値
に対応する現像バイアスの中心値および変化幅を制御す
ることにより、画像形成条件の変更にかかわらず、濃度
調整パネルの濃度を一定量変更したときの濃度変化分を
同一にでき、同一の濃度が得られる。
【0035】実施例3 本実施例の画像形成装置は、解像度が切り替え可能とな
っており、本実施例は、異なる解像度間で適切な濃度を
得ることができるようにした。
【0036】本画像形成装置では、多値画像を表現する
ために、レーザの点灯時間を可変とし、基本画素の大き
さを複数段階に可変することにより、階調性を表現する
パルス幅(PWM)を用いている。PWMは一般にディ
ザマトリックスによる階調表現より解像度が高く、さら
に階調性も優れていることが知られているが、画像のハ
イライト部では、形成される潜像の面積が小さくなるた
め、表現性が低下してしまう。
【0037】そこで、本実施例では、自然画像など高階
調性が要求される画像については、複数個の基本画素を
1表現単位とし(PWMの線数を小さくする)、ハイラ
イト部の階調性を安定させる。逆に、テキスト画やグラ
フ等のハイライト部が少ない画像を印字する場合は、解
像度を高めるために最小画素でのPWMを用いる(60
0dpiの画像形成装置で600線のPWM)。つま
り、印字する画像に応じて600線PWMと200線P
WMとを切り替え可能にした。
【0038】図4は、PWMによるハーフトーンを印字
した際の現像バイアスと濃度との関係を示す。ハーフト
ーン濃度は00h〜FFh(256階調)中の80hで
ある。図中、曲線Aは200線PWMによるハーフトー
ン濃度、曲線Bは600線PWMによるハーフトーン濃
度を示す。図4から分かるように、同じ現像バイアスで
は200線PWM濃度に比べ600線PWM濃度の方が
小さいが、これは、基本画素面積(画素幅)が小さくな
ると、画像の再現性が低下するためである。
【0039】本実施例では、濃度調整パネル8の中心S
W0 が選択されたときのPWM80hハーフトーンの標
準的な濃度は0.8と定めてあり、濃度調整1ステップ
につき濃度を0.1変化させることが可能である。つま
り、SW-2〜SW+2までの間で濃度を0.6〜1.0ま
で調整できる。
【0040】本実施例において、600線PWMでSW
0 が選択されると、本体CPUからの命令により高圧電
源BVTは−355Vの現像バイアスを出力し、濃度
0.8の出力画像が得られる。以下、SW-2、SW-1、
SW+1、SW+2が選択されると、現像バイアスはそれぞ
れ−325V、−340V、−370V、−385Vと
なり、濃度0.6〜1.0まで0.1ステップの画像が
得られる。
【0041】同様に、200線PWMのときSW-2、S
W-1、SW0 、SW+1、SW+2で、現像バイアスがそれ
ぞれ−290V、−315V、−345V、−380
V、−415Vとなり、濃度0.6〜1.0まで0.1
ステップの画像が得られる。
【0042】本実施例は、以上のように、画像形成条件
の画像の解像度に応じて、濃度調整パネルの濃度選択値
に対応する現像バイアスの中心値および変化幅を制御す
ることにより、画像形成条件の変更にかかわらず、濃度
調整パネルの濃度を一定量変更したときの濃度変化分を
同一にでき、同一の濃度が得られる。
【0043】実施例4 本実施例は、スクリーン角の切換えが可能な画像形成装
置になっており、異なるスクリーン角間で適切な濃度を
得ることができるようにしたことが特徴である。
【0044】カラー画像形成装置では、各色のパターン
角度のわずかな変動で生じるビート(色のモアレ縞)を
防止するために、各色の異なるスクリーン角を持たせる
手法が広く知られている。本実施例では、ユーザもしく
はホストコンピュータによって45°と22.5°の2
種のスクリーン角を選択できるようにしている。
【0045】図5は、200線PWMによるハーフトー
ンを印字した際の現像バイアスと濃度の関係を示す。ハ
ーフトーン濃度は00h〜FFh(256階調)中の8
0hである。図中、曲線Aはスクリーン角45°のとき
のハーフトーン濃度、曲線Bはスクリーン角22.5°
のときのハーフトーン濃度を示す。図5から分かるよう
に、同じ現像バイアスでは22.5°のスクリーン角を
持たせた場合に比べ45°のスクリーン角を持たせた方
が濃度が低くなる。これは、スクリーン角を大きくする
と隣り合う個々の画素が離れ、画像の再現性が低下する
からである。
【0046】本実施例では、濃度調整パネル8の中心S
W0 が選択されたときのPWM80hハーフトーンの標
準的な濃度は0.8と定めてあり、濃度調整1ステップ
につき濃度を0.1変化させることが可能である。つま
り、SW-2〜SW+2までの間で濃度を0.6〜1.0ま
で調整できる。
【0047】本実施例において、スクリーン角45°の
印字時にSW0 が選択されると、本体CPUからの命令
により高圧電源BVTは−415Vの現像バイアスを出
力し、濃度0.8の出力画像が得られる。以下、SW-
2、SW-1、SW+1、SW+2が選択されると、現像バイ
アスはそれぞれ−325V、−360V、−455V、
−480Vとなり、濃度0.6〜1.0まで0.1ステ
ップの画像が得られる。
【0048】同様に、スクリーン角22.5°が選択さ
れたときSW-2、SW-1、SW0 、SW+1、SW+2で、
現像バイアスがそれぞれ−290V、−315V、−3
45V、−380V、−415Vとなり、濃度0.6〜
1.0まで0.1ステップの画像が得られる。
【0049】本実施例は、以上のように、画像形成条件
の画像のスクリーン角に応じて、濃度調整パネルの濃度
選択値に対応する現像バイアスの中心値および変化幅を
制御することにより、画像形成条件の変更にかかわら
ず、濃度調整パネルの濃度を一定量変更したときの濃度
変化分を同一にでき、同一の濃度が得られる。
【0050】以上、実施例1〜4により、画像形成条件
として、画像の光沢度、転写材、解像度およびスクリー
ン角を切り替えたときに、適切な濃度を得る濃度調整法
を説明したが、本発明によれば、これらの画像形成条件
の切り替えはユーザが行なってもよいし、装置本体が自
動制御で行なってもよく、ホストコンピュータからの信
号により切り替える方式でもあってもよい。
【0051】さらに、作像条件として現像バイアスを変
更し、濃度を調整する場合を述べたが、本発明はこれに
限られず、従来公知の感光ドラムの帯電電位や露光光量
を制御して濃度を変える場合にも適用することができ
る。さらにまた、1つの濃度調整パネルを用いて、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色全ての現像バ
イアスを制御する場合を述べたが、各色独立の4つの濃
度調整パネルを用い、各色の濃度調整を行えるようにし
てもよく、その場合には、濃度のみならず色の調整を行
うこともできる。
【0052】また本発明はカラー画像形成装置に限られ
ず、モノクロ画像形成装置にも適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像の光沢度、転写材、解像度、スクリーン角などの画
像形成条件に応じて、濃度調整パネルの濃度選択にとも
ない変化する現像バイアス等の作像条件の変化の中心値
および変化幅を制御したので、画像形成条件の変更にか
かわらず、濃度調整パネルの濃度を一定量変化したとき
の濃度変化分を容易に同一にでき、ユーザによる濃度調
整パネルの操作により、簡単に所望濃度の画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す断面図
である。
【図2】本発明の実施例1における濃度調整方法を説明
するグラフである。
【図3】本発明の実施例2における濃度調整方法を説明
するグラフである。
【図4】本発明の実施例3における濃度調整方法を説明
するグラフである。
【図5】本発明の実施例4における濃度調整方法を説明
するグラフである。
【図6】従来の画像形成装置を示す断面図である。
【図7】図6の画像形成装置に設置された濃度調整パネ
ルを示す平面図である。
【図8】従来の濃度調整方法を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電器 3 露光装置 4a〜4d 現像器 5 転写ドラム 6 定着装置 7 クリーニング装置 8 濃度調整パネル 9 画像形成条件切り替え手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎本 直樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鶴谷 貴明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EA12 EA20 EB04 FA07 FA30 ZA07

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザにより操作され、作像条件を変化
    して濃度を調整する濃度調整手段を有し、かつ画像形成
    条件として複数の種類の光沢度を切り替え可能な画像形
    成装置において、前記濃度調整手段の調整により変化す
    る作像条件の中心値および変化幅を、前記光沢度の種類
    に応じて変化するようにしたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 ユーザにより操作され、作像条件を変化
    して濃度を調整する濃度調整手段を有し、かつ画像形成
    条件として複数の種類の転写材を切り替え可能な画像形
    成装置において、前記濃度調整手段の調整により変化す
    る作像条件の中心値および変化幅を、前記転写材の種類
    に応じて変化するようにしたことを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 ユーザにより操作され、作像条件を変化
    して濃度を調整する濃度調整手段を有し、かつ画像形成
    条件として複数の種類の解像度を切り替え可能な画像形
    成装置において、前記濃度調整手段の調整により変化す
    る作像条件の中心値および変化幅を、前記解像度の種類
    に応じて変化するようにしたことを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 ユーザにより操作され、作像条件を変化
    して濃度を調整する濃度調整手段を有し、かつ画像形成
    条件として複数の種類のスクリーン角を切り替え可能な
    画像形成装置において、前記濃度調整手段の調整により
    変化する作像条件の中心値および変化幅を、前記スクリ
    ーン角の種類に応じて変化するようにしたことを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度調整手段の中心値における濃度
    が、前記画像形成条件の異なる条件間で同一になる請求
    項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記濃度調整手段の調整により変化する
    作像条件が、現像バイアス、潜像電位、一次帯電バイア
    スおよび露光光量のうちの少なくとも1つである請求項
    1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ユーザにより操作され、作像条件を変化
    して濃度を調整する濃度調整手段と、画像形成条件を複
    数に切り替える切り替え手段とを有する画像形成装置に
    おいて、前記濃度調整手段により変化する作像条件の変
    化率を、前記画像形成条件の複数の条件間で異ならせる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記濃度調整手段による濃度による濃度
    の変化率が、前記画像形成条件の複数の条件間で同一に
    なる請求項7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成条件が印字画像の光沢度で
    ある請求項7または8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成条件が転写材の有する特
    性である請求項7または8の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成条件が解像度である請求
    項7または8の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成条件がスクリーン角であ
    る請求項7または8の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記濃度調整手段の調整により変化す
    る作像条件が、現像バイアス、潜像電位、一次帯電バイ
    アスおよび露光光量のうちの少なくとも1つである請求
    項7〜12のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279150A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
US7343111B2 (en) * 2004-09-02 2008-03-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Electrophotographic image forming apparatus for forming toner images onto different types of recording materials based on the glossiness of the recording materials
US7751733B2 (en) * 2005-11-14 2010-07-06 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with a fog controller
JP2014134663A (ja) * 2013-01-10 2014-07-24 Konica Minolta Inc 画像形成装置

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