JPH1016288A - 画像処理装置及びその方法 - Google Patents

画像処理装置及びその方法

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JPH1016288A
JPH1016288A JP16991196A JP16991196A JPH1016288A JP H1016288 A JPH1016288 A JP H1016288A JP 16991196 A JP16991196 A JP 16991196A JP 16991196 A JP16991196 A JP 16991196A JP H1016288 A JPH1016288 A JP H1016288A
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JP16991196A
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Mitsuhiro Ota
光弘 太田
Yuichi Ikeda
雄一 池田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真画像のグロスはその記録媒体、トナ
ーの載っている面積、トナー表面性等に強く依存するた
め、銀塩写真や印刷に比べてグロス制御が難しく、結果
として画像部と非画像部とで光沢ムラが生じ、画質が劣
化してしまっていた。 【解決手段】 画像信号の濃度値に応じて、低濃度域で
あれば輝度変調部203において輝度変調を行ってレー
ザドライバ500に送出し、高濃度域であれば面積変調
部202において面積変調を行ってレーザドライバ50
0に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及びそ
の方法に関し、例えば、電子写真方式によってトナー像
を形成する画像処理装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、像担持体上に静電潜像を形成し、
該静電潜像を現像することによりトナー像を形成し、該
トナー像を記録媒体に転写、定着する、所謂電子写真方
式による画像処理装置が普及している。そして、形成さ
れる画像への高画質化要求が高まるに伴い、電子写真方
式による画像処理装置における画像処理技術も発達し、
高機能化が進んでいる。
【0003】一般に、銀塩写真や製版印刷による印刷画
像においては、色再現空間が広く、粒状性、グロス(光
沢)均一性などが良いために、画質が優れていることが
良く知られている。従って、電子写真方式による画像処
理装置においても、これら銀塩写真や製版印刷画像に劣
らないような画質による画像形成を実現することが望ま
れている。即ち、電子写真方式による画像処理装置にお
いても、銀塩写真や製版印刷画像のように均一なグロス
による画像形成が要求されている。
【0004】従来の電子写真方式による画像処理装置に
おいては、熱を与えることによりトナー像を記録媒体で
ある記録紙Pに定着する加熱定着機構が設けられてお
り、この加熱定着機構においてグロス制御を行ってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真方式によって記録媒体上に形成、出力される画像にお
いては、上記銀塩写真や製版印刷ほどの画質を得ること
は未だできず、特にグロスにおいてその均一性を保こと
が困難であった。
【0006】以下、図18、及び図19〜図21に示す
実測結果を用いて、上述した各画像の画質について比較
し、説明する。尚、以下、製版印刷による印刷画像を単
に「印刷」と称し、また、電子写真方式により記録媒体
上に形成、出力された画像を単に「電子写真」と称す
る。
【0007】まず、図18において、横軸に画像濃度
を、縦軸にグロス(光沢度)を取り、サンプルとしてシ
アンの単色階調を使用したときの、銀塩写真、印刷、及
び電子写真の各画像のグロスと濃度との関係を示す。こ
こで、グロス測定には市販の光沢測定器を使用し、画像
濃度の測定にはマクベス反射濃度計RD948を使用し
た。図18から明らかなように、銀塩写真のグロスは約
100と非常に高いが、一方、印刷のグロスは30程
度、電子写真のグロスは10程度と非常に低い値をとな
っている。
【0008】次に、図19は、銀塩写真の画像濃度と規
格化グロスとの関係を示す図である。また、図20は印
刷の画像濃度と規格化グロスとの関係を示し、図21は
電子写真の画像濃度と規格化グロスとの関係を示す図で
ある。尚、図21は普通紙上に画像形成を行なった場合
の例を示す。これら図19〜図21によれば、図19に
示す銀塩写真の場合は、図20,図21に示す印刷や電
子写真の場合と比較して、全画像濃度域において非常に
安定したグロスを呈していることが分かる。また、図2
0に示す印刷の場合は、図19に示す銀塩写真に比べる
と、低濃度域(0〜0.6程度)におけるグロスは若干
低く、画像濃度が1.0程度になるまで緩やかに増大
し、それ以降の濃度域では飽和している。更に、図21
に示す電子写真の場合は、低濃度域(0〜0.6程度)
におけるグロスはその最大値の30%程度で一定である
が、中濃度域(0.6〜1.2程度)で急激にグロスが
増大し、画像濃度1.3程度で飽和している。
【0009】このように、特に電子写真においては低濃
度域と高濃度域とでグロス差が生じるため、低濃度部と
高濃度部とで光沢ムラが発生し、不自然な画像が形成さ
れてしまう。
【0010】以下、電子写真画像において低濃度域と高
濃度域とでグロス差が生じてしまう理由について説明す
る。
【0011】一般に、電子写真方式による画像形成にお
いて使用されるトナーは、その表面が滑らかで凹凸がな
く、かつ高光反射率を有する。
【0012】しかしながら、電子写真画像の低濃度部に
おいてはトナーの載っている面積が小さいため、グロス
は記録紙Pの表面性によって決定される。一方、画像濃
度が高くなるにつれてトナーの載っている面積が増加す
るので、グロスは記録紙Pの表面性にそれほど左右され
ずに増大していく。従って、上記図21に示すような結
果が得られる。
【0013】ここで、記録紙Pのグロスはその表面性や
材質などの性状に大きく依存する。従って、記録紙P上
に樹脂等のコート剤を塗布することによって、グロスを
最大100程度まで高めることができる。一方、トナー
表面のグロスは、記録紙Pの表面性と、定着温度、記録
紙搬送速度、オイル塗布量、ローラ加圧加重等の定着条
件とによって大きく変化する。
【0014】このように、電子写真画像のグロスはその
記録媒体、トナーの載っている面積、トナー表面性等に
強く依存するため、銀塩写真や印刷に比べてグロス制御
が難しく、結果として画像部と非画像部とで光沢ムラが
生じ、画質が劣化してしまっていた。
【0015】即ち、上記従来の電子写真方式による画像
処理装置においては、上述したように加熱定着機構にお
いてグロスを制御していたが、具体的には、グロスを高
くするためには高グロスの記録紙Pを使用したり、定着
温度を高くしたり、記録紙Pの搬送速度を遅くしたりし
て、記録紙Pと定着条件とを互いに独立に選択する程度
の制御しか行えなかった。従って、画質に対するグロス
の評価を十分に行うことができなかった。
【0016】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、電子写真方式によって形
成、出力される画像におけるグロスを適切に制御するこ
とにより、画像の全濃度域におけるグロスを均一にし
て、画像部と非画像部との光沢ムラをなくし、画質を良
好にするようにした画像形成装置を提供することを目的
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手段として、本発明に係る画像処理装置は以下の構
成を備える。
【0018】即ち、電子写真方式により記録媒体上に画
像を形成する画像形成手段と、画像信号に応じて前記画
像形成手段により形成されるドットの面積を変調する変
調手段とを有し、前記変調手段は、画像信号に応じて異
なる変調方法による変調を行うことを特徴とする。
【0019】また、電子写真方式により記録媒体上に画
像を形成する画像形成手段と、画像信号に応じて前記画
像形成手段により形成されるドットの面積を変調する変
調手段とを有し、前記変調手段は、画像信号及び前記記
録媒体に応じて異なる変調方法による変調を行うことを
特徴とする。
【0020】また、電子写真方式により記録媒体上に画
像を形成する画像形成手段と、画像信号に応じて前記画
像形成手段により形成されるドットの面積を変調する変
調手段と、前記画像形成手段によって形成される画像の
グロスを設定するグロス設定手段と、前記設定手段によ
って設定されたグロスに応じて、前記画像形成手段によ
る記録剤の前記記録媒体への載り量を決定する載り量決
定手段とを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】<第1実施形態>図1は本実施形態に係る
画像処理装置である4色フルカラーのレーザビームプリ
ンタを示す概略構成図である。また、図2は上記画像処
理装置における現像・転写部3の詳細構成を示す概略構
成図、図3は上記画像処理装置における定着部5の詳細
構成を示す概略構成図である。
【0023】図1に示すレーザビームプリンタには、4
個の画像形成ステーションPa,Pb,Pc,Pdが設
けられている。図2に示す様に、各画像形成ステーショ
ンPa,Pb,Pc,Pdは、像但持体である電子写真
感光体(以下「感光ドラム」という)1a,1b,1
c,1dの周囲に、帯電器12a,12b,12c,1
2d、クリーナ4a,4b,4c,4dおよび現像装置
2a,2b,2c,2d等を備えている。また、感光ド
ラム1a,1b,1c,1dの下方には、これらに接す
るようにして転写ベルト31が設けられている。転写ベ
ルト31は、記録媒体である記録紙Pを各感光ドラム1
a,1b,1c,1dに順次搬送する。
【0024】各画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdにおいて感光ドラム1a,1b,1c,1d上
に形成された画像は、転写ベルト31上の記録紙Pへ転
写される。即ち、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラッ
クの各色の画像を形成する各画像形成ステーションP
a,Pb,Pc,Pdにはそれぞれ感光ドラム1a,1
b,1c,1dが配置されており、この感光ドラム1
a,1b,1c,1dは図中矢印方向に回転自在に指示
されている。また、感光ドラム1a,1b,1c,1d
の周囲には、その回転方向に沿って順に帯電器12a,
12b,12c,12dと、現像装置2a,2b,2
c,2dと、クリーナ4a,4b,4c,4dとが配置
されるとともに、現像装置2a,2b,2c,2dとク
リーナ4a,4b,4c,4dとの間の各感光ドラム1
a,1b,1c,1dの下方には、転写部3が配置され
ている。この転写部3は各画像形成ステーションPa,
Pb,Pc,Pdに共通の記録紙搬送手段である転写ベ
ルト31および転写用帯電器3a,3b,3c,3dか
らなる。
【0025】更に、上記レーザビームプリンタには、複
数の供給手段、つまり給紙カセット61および図中矢印
R61a方向に引き出し可能な手差し給紙トレイ61a
が設けられ、この給紙カセット61または手差し給紙ト
レイ61aには、高,中,低グロスの記録紙Pのいずれ
かが装着されている。この記録紙Pは、転写ベルト31
上に指示されて各画像形成ステーションPa,Pb,P
c,Pdを通過する過程で、上記感光ドラム1a,1
b,1c,1d上に形成された各色のトナー像が順次に
転写される。この転写工程が終了すると、上記記録紙P
は転写ベルト31から分離されて記録紙案内手段となる
搬送ベルト62により定着装置5に搬送される。
【0026】定着装置5は、図3に示すように、回転自
在に支持された定着ローラ51と、この定着ローラ51
に圧接しながら回転する加圧ローラ52と、離型剤供給
塗布手段である離型剤塗布装置53と、ローラクリーニ
ング装置54,55をと備えた構成である。定着ローラ
51および加圧ローラ52の内側にはハロゲンランプな
どのヒータ56,57がそれぞれ配設されている。定着
ローラ51、加圧ローラ52にはそれぞれサーミスタ5
8,59が接触されており、温度調節装置60を介して
ヒータ56,57へ印加する電圧を制御することにより
定着ローラ51および加圧ローラ52の表面温度調節を
行っている。
【0027】定着ローラ51にはその表面に離型剤とし
てのシリコンオイルを塗布する離型剤塗布装置53が接
触されており、搬送ベルト62により記録紙Pが搬送さ
れて定着ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する
際に、トナーが定着ローラ51の表面に付着しないよう
にしている。また、離型剤塗布装置53には、定着ロー
ラ51の表面に塗布するシリコンオイルの塗布量を制御
する塗布量制御装置63が接続されている。定着ローラ
51と加圧ローラ52とを駆動する不図示の駆動モータ
には、記録紙Pの搬送速度、すなわち記録紙Pの表裏両
面を加圧・加熱する定着ローラ51と加圧ローラ52と
の回転速度を制御する速度制御装置64が接続されてい
る。これにより記録紙Pの表面上の未定着トナー像は溶
融して定着され、記録紙P上にフルカラー画像が形成さ
れる。このフルカラー画像が定着された記録紙Pは、分
離爪68によって加圧ローラ52から分離され、プリン
タ外へ排出される。
【0028】7は原稿読取り部であり、原稿台に載置さ
れた原稿を光学的に走査して読取ることにより、各色毎
の画像信号を得る。また、300はレーザビームプリン
タの操作ディスプレイであり、操作者からのコマンド入
力や、操作者への装置の状態報知等が行われる。
【0029】以下、上述したレーザビームプリンタにお
ける画像形成方法について説明する。
【0030】露光手段を形成する上記レーザビームスキ
ャナは、図4に示すように、半導体レーザ部102、高
速回転するポリゴンミラー105、f−θレンズ106
からなっている。該半導体レーザ部102は、画像読取
装置の電子計算機等によって演算出力される時系列のデ
ジタル画素信号の入力を受けて、該信号に応じて後述す
る所定の変調が施されたレーザビームを発振し、感光ド
ラム1面を露光する。
【0031】更に詳しく説明すると、図4において光源
部である固体レーザ素子102は、レーザ光を発生する
ための発光信号を送出する発光信号発生器であるレーザ
ドライバ500に接続され、該レーザドライバ500の
発光信号に応じて明滅する。固体レーザ素子102から
放射されたレーザ光束はコリメータレンズ系103にて
略平行光とされる。該コリメータレンズ系103は、後
述する焦点調整手段104により、レーザ光の光軸方向
である矢印A方向に所定量だけ移動可能となっている。
【0032】ポリゴンミラー、即ち回転多面鏡105
は、矢印B方向に一定速度で回転することにより、コリ
メータレンズ系103から射出された平行光を反射して
所定方向(矢印C方向)に感光ドラム1表面を走査す
る。回転多面鏡105の前方に設けたf−θレンズ群1
06(106a,106b,106c)は、回転多面鏡
105により偏向されたレーザ光束を被走査面、即ち感
光ドラム1上の所定位置に結像すると共に、その走査速
度を被走査面上において等速とする。
【0033】レーザ光束Lは反射鏡107を介して検出
手段としてのCCD(固体撮像素子)108上に導か
れ、且つ被走査面としての感光ドラム1上を走査する。
CCD108は、矢印C方向に多数個の光検出器を感光
ドラム1面と光源部に対して光学的に略等価な位置に配
列して構成されている。また、CCD108はレーザ制
御部100に接続されており、レーザ制御部100で
は、CCD108によって検出されたレーザ光強度に応
じてレーザドライバ500及び焦点調整手段104を制
御し、画素の大きさ及びコントラスト等の調整を行う。
【0034】また、レーザ駆動信号となる画像信号Sを
生成する画像処理部111が、前記レーザドライバ50
0およびレーザ制御部100に接続されている。
【0035】以上の構成において所望の画像を形成する
場合、まず、画像処理部111からレーザ制御部100
に出力制御信号Rを入力すると共に、レーザドライバ5
00に画像信号Sを入力し、所定のタイミングで固体レ
ーザ素子102を明滅させる。
【0036】固体レーザ素子102から放射されたレー
ザ光はコリメータレンズ系103により略平行光に変換
され、さらに、矢印B方向に回転する回転多面鏡105
によって矢印C方向に振られると共に、f−θレンズ群
106により感光ドラム1上にスポット状に結像され
る。そして、このようなレーザ光束Lの走査により、感
光ドラム1表面には画像一走査分の露光分布が形成され
る。そして、更に各走査毎に感光ドラム1を所定量回転
することによって、感光ドラム1上に画像信号Sに応じ
た露光分布を有する潜像を形成し、周知の電子写真プロ
セスにより記録紙P上に顕画像として記録する。
【0037】上記出力制御信号Rは、画像信号Sより先
立って画像処理部111より出力され、画像信号Sの出
力が終了した後に、その出力が終了する。またレーザ制
御部100は、画像処理部111から出力制御信号Rが
入力されている間はその動作を停止している。そのた
め、本実施形態における画像形成動作中は、レーザ制御
部100によるレーザドライバ500及び焦点調整手段
104の制御が行われないため、画素の大きさ及びコン
トラストは画像信号Sのみに委ねられる。
【0038】本実施形態においては、画像形成の際に、
画像信号の濃度に応じて面積変調及び輝度変調を行うこ
とを特徴とする。
【0039】ここで、画像処理部111の詳細構成を図
5に示す。図5において、202が面積変調部、203
が輝度変調部である。画像処理部111に入力された画
像信号は、まず画像編集部200で所定の編集処理や設
定された画像処理等が施された後、スイッチ201にお
いてCPU205からの制御信号C1に基づいて、面積
変調部202又は輝度変調部203のいずれかへ入力さ
れる。そして、適宜変調が施された信号はセレクタ20
4においてCPU205からの制御信号C2に基づいて
選択、され、上記画像信号Sとして画像処理部111か
らレーザドライバ500へ出力される。
【0040】尚、図5において206はROMであり、
後述する本実施形態の動作を制御する制御プログラムを
保持しており、該制御プログラムはCPU205によっ
て実行される。207はRAMであり、CPU205の
作業領域として使用される。また、画像処理部111か
らは、CPU205の制御に基づいて、上述した様にレ
ーザ制御部100へ出力制御信号Rが出力されている。
【0041】以下、図6に面積変調部202の詳細構成
を示し、図7に該構成におけるタイミングチャートを示
す。
【0042】図6において、面積変調部202から出力
される、即ちレーザドライバ500に入力される信号f
は、パルス幅変調(PWM)信号である。面積変調部2
02においては即ち、8ビットの画像信号をラッチする
TTLラッチ回路401、TTL論理レベルを高速EC
L論理レベルに変換するレベル変換器402、ECLの
D/Aコンバータ403、面積変調信号を発生するEC
Lコンパレータ404、ECL論理レベルをTTL論理
レベルに変換するレベル変換器405、画素クロック信
号fの2倍周波数のクロック信号2fを発生するクロッ
ク発振器406、クロック信号2fに同期して略理想的
三角波信号を発生する三角波発生器407、及びクロッ
ク信号2fを1/2分周する1/2分周器408によ
り、PWM回路を構成する。尚、該PWM回路において
は、高速動作を実現させるために、随所にECL論理回
路を配している。
【0043】かかる回路構成における動作を、図7を参
照して説明する。
【0044】図7において、信号(a)はクロック信号
2f、信号(b)はその2倍周期の画素クロック信号f
を示しており、それぞれ図7の最上段に示す画素番号と
関連付けてある。三角波発生器407内部においても、
三角波信号のデューティ比を50%に保つため、クロッ
ク信号2fを一旦1/2分周してから三角波信号(c)
を発生させている。さらに、この三角波信号(c)はE
CLレベル(0〜−1V)に変換されて、三角波信号
(d)として出力される。
【0045】一方、本実施形態における画素信号は、0
0H(白)〜FFH(黒)まで256階調レベルで変化
する。尚、記号Hは16進表示であることを示す。そし
て画像信号(e)は、幾つかの画像信号値について、そ
れらをD/A変換したECL電圧レベルを示している。
例えば、第1画素は黒画素レベルであるFFH、第2画
素は中間調レベルである80H、第3画素は中間調レベ
ルである40H、第4画素は中間調レベルである20H
の各電圧を示している。コンパレータ404は、三角波
信号(d)と画像信号(e)とを比較することにより、
形成すべき画素濃度に応じたパルス幅T,t2 ,t3 ,
t4 の如きPWM信号を発生する。そしてこのPWM信
号は、レベル変換器405において0Vまたは5VのT
TLレベルに変換されてPWM信号(f)になり、レー
ザドライバ500に入力される。このPWM信号(f)
が、上述した図4に示す画像信号Sに相当する。
【0046】以上説明した様に、本実施形態ではPWM
による面積変調に応じて、固体レーザ素子102を発振
させ、そのレーザ光によって感光ドラム1上に潜像を描
く。即ち、レーザ発振する時間を各画素毎に変えて感光
ドラム1ヘ露光することにより、面積変調が行われる。
【0047】次に、輝度変調部203における変調方法
について説明する。
【0048】上述した面積変調部202においては、レ
ーザの発振時間を各画素毎に変えるための変調を行なっ
たが、輝度変調部203においては、レーザ光強度を各
画素毎に変えて感光ドラム1を露光するための変調を行
う。即ち、入力される画像信号の示す濃度値に応じて、
出力する変調信号のレベルを決定する。
【0049】輝度変調部203より出力される変調信号
の例を図8を参照して説明する。図8において、画像信
号(e′)は、例えば、第1画素は黒画素レベルである
FFH、第2画素は中間調レベルである80H、第3画
素は中間調レベルである40Hの各電圧を示している。
そして、該各レベルに応じて、輝度変調信号(g)が例
えば0V〜5Vの間に割り当てられ、出力される。
【0050】レーザドライバ500に輝度変調信号
(g)が入力された場合、この輝度変調信号に応じて固
体レーザ素子102から発信されるレーザ光強度が変化
し、即ち、画像信号に応じたコントラストによって感光
ドラム1が露光される。
【0051】尚、画像処理部111内のCPU205か
らは、上記面積変調部202及び輝度変調部203のい
ずれによる変調信号が画像信号Sとして出力されるかを
示す信号が、出力制御信号Rとしてレーザ制御部100
へ出力される。レーザ制御部100においては、該出力
制御信号Rに基づいて、レーザドライバ500における
コントラスト制御を行う。
【0052】本実施形態においては、その画像形成の際
に低濃度域を輝度変調で、高濃度域を面積変調で行う。
即ち、画像信号が低濃度域に属するのであれば輝度変調
部203において輝度変調を行い、高濃度域に属するの
であれば面積変調部202において面積変調を行う。こ
れは上述した様に、CPU205において、所定の制御
プログラムに応じて制御される。
【0053】以下、本実施形態における低濃度域及び高
濃度域における画像形成の例を、図9を参照して説明す
る。
【0054】上述した様に、画像形成を低濃度域では輝
度変調、高濃度域では面積変調によって行うことによ
り、そのレーザパルス幅と画素レベルとの関係は図9の
(a)に示す様になり、レーザ光量と画素レベルとの関
係は図9の(b)に示す様になる。このように面積変調
信号と輝度変調信号とを組み合わせることにより、全濃
度域において形成される各画素の面積、及び濃度が図9
の(c)に示す様になる。図9の(c)は、低濃度域か
ら高濃度域までの6画素が形成された様子を示したもの
であり、そのレーザ強度、及び画素幅が各画素毎に異な
っていることが分かる。即ち、低濃度域D1においては
トナーの載っている幅は一定であるが、レーザ強度が濃
度値に応じて高くなる。一方、高濃度域D2においては
レーザ強度は一定であるが、その画素幅(レーザパルス
幅)が濃度値に応じて広くなっていることを示してい
る。
【0055】以下、図10を参照して、本実施形態にお
ける面積変調及び輝度変調による2つの画像形成方法の
特徴を示す。
【0056】図10において、(a)が面積変調によっ
て記録紙P上にトナーが載っている様子を示し、(b)
が輝度変調によって記録紙P上にトナーが載っている様
子を示す。(b)に示されるように、輝度階調によれば
トナーが画素毎に接触して存在するため、該トナー像に
入射される光の散乱方向は、記録紙Pの表面方向とな
る。一方、(a)に示されるように、面積階調によれば
トナーが画素毎に非接触で存在するため、該トナー像に
入射される光の散乱方向は、必ずしも記録紙Pの表面方
向とはならず、むしろ吸収されてしまう。このように、
画素毎のトナー形状の幾何学的差に基づいて、光の散乱
において大きな差が生じる。
【0057】従って図10からも明らかな様に、輝度変
調による画像形成の方が高いグロスを得られる。例え
ば、実際に市販のマイクロデンシティメータによって、
面積変調及び輝度変調において同じ反射画像濃度でのグ
ロス(G1,G2)を実測したところ、それぞれ濃度0.
5において(4,8)、濃度1.5において(14,1
8)となった。
【0058】本実施形態では、画像形成の際の全濃度域
において、画像濃度1.0未満を低濃度域とし、画像濃
度1.0以上を高濃度域とし、それぞれ輝度変調及び面
積変調を行うことにより図11に示すようなグロスの測
定値を得た。図11において、■によるプロットが上述
した図21に示した従来の電子写真画像における画像濃
度と規格化グロスとの関係であり、○によるプロット
が、本実施形態における画像濃度と規格化グロスとの関
係を示すものである。即ち、画像濃度1.0未満の低濃
度域において輝度変調による画像形成を適用したことに
より、低濃度域においてより高いグロスが得られること
が分かる。これにより即ち、全濃度域においてグロスの
均一性が向上する。
【0059】尚、低濃度域及び高濃度域の定義は、もち
ろん上記例に限定されるものではなく、装置特性や形成
画像特性に応じて実験的に決定すれば良い。
【0060】以上説明した様に本実施形態によれば、電
子写真方式による画像形成を行う際に、低濃度域と高濃
度域とで画像形成方法を異ならせることによりグロス制
御を実現し、全濃度域におけるグロスをより均一に近づ
けることができ、画質を向上させることができる。
【0061】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。
【0062】上述した従来例において説明した様に、電
子写真画像の低濃度域においては、記録媒体の表面性に
よってグロスが大きく左右される。図12は、コート紙
に対して画像を形成した際の、画像濃度と規格化グロス
との関係を示す図である。図12によれば、記録媒体と
してコート紙等の高グロス媒体を使用することによっ
て、上述した図21に示す普通紙の場合と比べて低濃度
域と高濃度域とのグロスの差が小さくなり、見た目に光
沢ムラの少ない画像が得られることが分かる。
【0063】そこで第2実施形態においては、記録媒体
として高グロスの特殊紙を使用する場合について、更に
グロス均一性を向上させる例について説明する。尚、第
2実施形態における装置構成は、上述した第1実施形態
と同様であるためその説明を省略する。
【0064】ここで図13に、電子写真方式によってコ
ート紙上に画像を形成する際に、面積変調によって得ら
れたグロスと濃度の関係(○)、及び輝度変調によって
得られたグロスと濃度の関係(△)を示す。このよう
に、コート紙上に輝度変調によって画像形成を行なった
場合、上述した第1実施形態で説明した様に各画素毎に
トナー像が接触して形成されるため、コート紙表面の露
呈が少なくなり、低濃度部におけるグロスが面積変調に
比べて若干小さくなる。しかしながら、トナー表面が高
光反射率を有するため、高濃度部におけるグロスは面積
階調に比べて若干高めになる。
【0065】従って第2実施形態においては、記録媒体
としてコート紙等の高グロスの特殊紙を選択する場合に
は、低濃度域及び高濃度域においては面積変調を、中濃
度域においては輝度変調を適用して画像形成を行うこと
を特徴とする。
【0066】第2実施形態では、画像形成の際の全濃度
域において、画像濃度0.5未満を低濃度域、画像濃度
1.0以上を高濃度域とし、画像濃度0.5以上1.0
未満を中濃度域として、それぞれ面積変調及び輝度変調
を行うことにより、図14に示すようなグロスの測定値
を得た。図14において、■によるプロットが上述した
図12に示したコート紙上に形成された画像濃度と規格
化グロスとの関係であり、○によるプロットが、第2実
施形態によってコート紙上に形成された画像濃度と規格
化グロスとの関係を示すものである。
【0067】即ち、画像濃度0.5以上1.0未満の中
濃度域において輝度変調による画像形成を適用したこと
により、中濃度域においてより高いグロスが得られるこ
とが分かる。これにより即ち、全濃度域においてグロス
の均一性が更に向上する。
【0068】尚、第2実施形態は、上述した第1実施形
態に加えて、例えば装置の操作ディスプレイ300より
記録媒体として高グロス媒体が設定された場合、又は高
グロス媒体モードが設定された場合等に実行されるよう
にすれば良い。
【0069】以上説明した様に第2実施形態によれば、
電子写真方式による画像形成を行う際に、特に記録媒体
として高グロス媒体を採用した場合、低濃度域と高濃度
域、及び中濃度域とで画像形成方法を異ならせることに
よりグロス制御を実現し、全濃度域におけるグロスをよ
り均一に近づけることができ、画質を向上させることが
できる。
【0070】<第3実施形態>以下、本発明に係る第3
実施形態について説明する。尚、第3実施形態における
装置構成は、上述した第1実施形態と同様であるためそ
の説明を省略する。
【0071】画質を決定する際の重要なパラメータ(画
質パラメータ)として、画像濃度、彩度、光沢(グロ
ス)がある。
【0072】一般に、画像濃度、色味がトナー載り量や
定着条件、記録紙の条件等によって決定されると、グロ
スの値は略一意的に決定されてしまう。従って従来の画
像処理装置においては、画質パラメータとして画像濃度
及び色味を適切に調整することによって、画質の向上が
図られていた。
【0073】第3実施形態においては、画質パラメータ
として従来通り画像濃度と色味を重視するモードと、グ
ロスを重視するモードとをそれぞれ設けた例について説
明する。尚、これらのモードは操作ディスプレイ300
よりマニュアルで選択、設定されても良いし、又は装置
内部で原稿画像特徴や記録媒体に応じて、自動設定され
ても良い。
【0074】まず、原稿画像により忠実なグロス再現を
行うために、原稿画像のグロスを検出する例について説
明する。図15に、原稿画像のグロスを検出するための
反射光量測定器の構成例を示す。該反射光量測定器は、
装置における原稿読取り部7に備えられ、発光素子18
1によって原稿画像を照射し、その反射光を受光素子1
82で検出する。該検出値を画像処理部111内のCP
U205で解析することにより、原稿画像のグロス値が
検出される。
【0075】又、操作ディスプレイ300において、濃
度、色味と共に、操作者の所望するグロス値を設定する
ことも可能である。
【0076】以下、第3実施形態においてグロス重視モ
ードが選択された場合の処理について、図16のフロー
チャートを参照して説明する。尚、図16のフローチャ
ートに示す処理は、画像処理部111内のCPU205
によって、ROM206に保持された制御プログラムに
従って行われる。
【0077】上述した様に、電子写真画像においてグロ
スを決定する大きな要因として、トナー載り量と定着条
件がある。
【0078】ステップS191でグロス重視モードが選
択されていれば、ステップS192において、上述した
反射光量測定器、もしくは操作ディスプレイ300よ
り、グロスデータを入力する。一方、グロス重視モード
が選択されていないのであれば、そのままステップS1
96に進んで、トナー載り量を規定値とする通常のプリ
ント処理を行う。
【0079】ステップS192でグロスデータが入力さ
れると、ステップS193において装置の現在の定着条
件(例えば、定着温度170℃、速度130mm/s
等)において、入力されたグロスデータ通りのグロスが
再現されるように、トナー載り量が決定される。尚この
時、決定されたトナー載り量に応じて、画像濃度及び色
味も同時に決定される。
【0080】尚、ステップS193で決定された画像濃
度及び色味が、実際の画像濃度と比べて0.3、色味で
15以上の差があると、たとえグロスが原稿のグロス値
又は操作者の所望する値と同じであっても、形成された
画像の画質は劣化して見えてしまう。特に、画像濃度で
0.4以上、色味で20以上の差が生じてしまうと、画
質の劣化は顕著となる。図17に、濃度差及び色差によ
って生じる画質の劣化についての評価結果を示す。尚、
図17の各表において、○印は画質劣化が気にならない
程度、△印はやや気になる程度、×印は劣化の程度がひ
どいことを示す。また、図17における濃度差は、出力
信号から入力信号を減じた値である。尚、図17に示し
た評価結果は、あくまでも評価者の主観によるものであ
るため、この結果に必ずしも従う必要はない。
【0081】従って第3実施形態では、ステップS19
4において、ステップS193で決定された画像濃度及
び色味について、実際の画像濃度及び色味と比べてそれ
ぞれ0.4、20以上の差があるか否かを判定する。そ
して、濃度差が0.4以上、又は色差が20以上であっ
た場合にはステップS195に進み、グロスの完全な再
現は行わずに、濃度又は色味差が最大となるようなトナ
ー載り量を決定する。そして、ステップS196に進
み、ステップS195で決定されたトナー載り量による
プリント処理を行う。
【0082】一方、濃度差が0.4未満、かつ色差が2
0未満であった場合にはそのままステップS196に進
み、ステップS193でグロスデータに基づいて決定さ
れたトナー載り量によるプリント処理を行う。これによ
って、記録媒体上に形成された画像のグロスは、原稿の
グロス、又は操作者の所望する値に近付く。
【0083】尚、ステップS196においては、CPU
205によって決定されたトナー載り量の情報を出力制
御信号Rとしてレーザ制御部100に送出することによ
り、例えばコントラスト制御が行われる。もちろん、ト
ナー載り量の情報を装置全体のコントローラに送出する
ことにより、例えば現像装置2a〜2dのバイアス電圧
等、種々の画像形成条件を該トナー載り量が達成される
ように制御しても良い。
【0084】尚、第3実施形態においては画像形成時の
トナー載り量を決定するだけであるため、ステップS1
96におけるプリント処理は、上記第1及び第2実施形
態による画像形成処理を適用しても良い。
【0085】また、上述した様にステップS194にお
ける濃度差0.4、色差20による判定は、必ずしもこ
の値に限定されるものではなく、形成画像の使用目的等
に応じて、適宜変更すれば良い。
【0086】以上説明した様に第3実施形態によれば、
設定されたグロスに応じた画像形成を行うことができ
る。また原稿画像のグロスを検出し、該グロスを再現す
るように画質パラメータを決定して画像を形成すること
により、原稿画像の光沢感を有するプリント画像を得る
ことができる。
【0087】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0088】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0089】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0090】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0091】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、電子
写真方式による画像形成を行う際に、画像信号の示す濃
度域に応じて画像形成方法を制御することにより、全濃
度域におけるグロスを均一に近づけることができ、画質
を向上させることができる。
【0094】特に記録媒体として高グロス媒体を採用し
た場合、低濃度域と高濃度域、及び中濃度域とで画像形
成方法を異ならせることによりグロス制御を実現し、全
濃度域におけるグロスをより均一に近づけることができ
る。
【0095】また、設定されたグロスに応じた画像形成
を可能とし、原稿画像のグロスを保存した画像形成が可
能となる。
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態におけるレーザビーム
プリンタの概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態における現像装置および転写部の詳
細構成を示す図である。
【図3】本実施形態における定着装置の詳細構成を示す
図である。
【図4】本実施形態におけるレーザビームスキャナの詳
細構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態における画像処理部111の詳細構
成を示すブロック図である。
【図6】本実施形態の面積変調部の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図7】本実施形態の面積変調部におけるタイミングチ
ャートである。
【図8】本実施形態の輝度変調回路におけるタイミング
チャートである。
【図9】本実施形態における濃度域に応じた画像形成の
一例を示す図である。
【図10】本実施形態における面積変調と輝度変調によ
る画像形成を模式的に示す図である。
【図11】本実施形態において得られる画像濃度とグロ
スの関係を示す図である。
【図12】従来の電子写真画像をコート紙に対して形成
した際の、画像濃度とグロスとの関係を示す図である。
【図13】従来の電子写真画像を面積変調及び輝度変調
によってコート紙上に形成した場合のグロスと濃度の関
係を示す図である。
【図14】本発明に係る第2実施形態において得られる
画像濃度とグロスの関係を示す図である。
【図15】本発明に係る第3実施形態における反射光量
測定器の構成を示す図である。
【図16】第3実施形態におけるグロス重視モード時の
処理を示すフローチャートである。
【図17】第3実施形態における濃度差と色差による画
質評価例を示す図である。
【図18】従来の銀塩写真、製版印刷、及び電子写真の
画像濃度とグロスとの関係を示す図である。
【図19】従来の銀塩写真の画像濃度とグロスの関係を
示す図である。
【図20】従来の製版印刷の画像濃度とグロスの関係を
示す図である。
【図21】従来の電子写真の画像濃度とグロスの関係を
示す図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 感光ドラム 2a,2b,2c,2d 現像装置 5 定着装置 7 原稿読取り部 31 転写ベルト 100 レーザ制御部 102 固体レーザ素子 111 画像処理部 202 面積変調部 203 輝度変調部 205 CPU 300 操作ディスプレイ 500 レーザドライバ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真方式により記録媒体上に画像を
    形成する画像形成手段と、 画像信号に応じて前記画像形成手段により形成されるド
    ットの面積を変調する変調手段とを有し、 前記変調手段は、画像信号に応じて異なる変調方法によ
    る変調を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記変調手段は、 レーザの点灯時間を制御する第1の変調手段と、 レーザの点灯強調を制御する第2の変調手段と、 画像信号に応じて前記第1の変調手段と前記第2の変調
    手段とを切り替える制御手段と、を有することを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、画像信号の濃度値に応
    じて前記第1の変調手段と前記第2の変調手段とを切り
    替えることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、画像信号が所定濃度域
    である場合に前記第1の変調手段を選択し、画像信号が
    前記所定濃度域よりも低濃度域である場合に前記第2の
    変調手段を選択することを特徴とする請求項3記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の変調手段は、前記第1の変調
    手段よりも前記画像形成手段において形成された画像に
    おいて高グロスが得られるような変調を行うことを特徴
    とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の変調手段は面積変調を行い、
    前記第2の変調手段は輝度変調を行うことを特徴とする
    請求項5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 電子写真方式により記録媒体上に画像を
    形成する画像形成手段と、 画像信号に応じて前記画像形成手段により形成されるド
    ットの面積を変調する変調手段とを有し、 前記変調手段は、画像信号及び前記記録媒体に応じて異
    なる変調方法による変調を行うことを特徴とする画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記変調手段は、 レーザの点灯時間を制御する第1の変調手段と、 レーザの点灯強調を制御する第2の変調手段と、 画像信号に応じて前記第1の変調手段と前記第2の変調
    手段とを切り替える制御手段と、を有することを特徴と
    する請求項7記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、画像信号の濃度値及び
    前記記録媒体のグロスに応じて前記第1の変調手段と前
    記第2の変調手段とを切り替えることを特徴とする請求
    項8記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記記録媒体のグロ
    スが所定値以上である場合に、画像信号が所定濃度域で
    あれば前記第2の変調手段を選択し、画像信号が前記所
    定濃度域よりも低濃度域あるいは高濃度域であれば前記
    第1の変調手段を選択することを特徴とする請求項9記
    載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の変調手段は、前記第1の変
    調手段よりも前記画像形成手段において形成された画像
    において高グロスが得られるような変調を行うことを特
    徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の変調手段は面積変調を行
    い、前記第2の変調手段は輝度変調を行うことを特徴と
    する請求項11記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 電子写真方式により記録媒体上に画像
    を形成する画像形成手段と、 画像信号に応じて前記画像形成手段により形成されるド
    ットの面積を変調する変調手段と、 前記画像形成手段によって形成される画像のグロスを設
    定するグロス設定手段と、 前記設定手段によって設定されたグロスに応じて、前記
    画像形成手段による記録剤の前記記録媒体への載り量を
    決定する載り量決定手段と、を有することを特徴とする
    画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記グロス設定手段は、原稿画像のグ
    ロス値を検出し、形成される画像のグロスとして設定す
    ることを特徴とする請求項13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 更に、前記画像形成手段における画像
    形成モードを設定するモード設定手段を有し、 前記モード設定手段による設定に基づいて、前記グロス
    設定手段におけるグロス設定及び前記載り量決定手段に
    おける載り量決定を行うか否かを制御することを特徴と
    する請求項13記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記載り量決定手段は、前記記録媒体
    への記録剤の載り量に基づいて、更に画像濃度及び色味
    を決定することを特徴とする請求項13記載の画像処理
    装置。
  17. 【請求項17】 前記載り量決定手段は、前記画像濃度
    及び色味が所定制限を満たさない場合に、該所定制限を
    満たすように前記記録媒体への記録剤の載り量を変更す
    ることを特徴とする請求項16記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記画像濃度の制限は濃度差0.4以
    下であり、前記色味の制限値は色差20以下であること
    を特徴とする請求項17記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記変調手段は、画像信号の濃度値に
    応じて異なる変調方法による変調を行うことを特徴とす
    る請求項13記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 電子写真方式により記録媒体上に画像
    を形成する画像形成工程と、 画像信号に応じて前記画像形成手段により形成されるド
    ットの面積を変調する変調工程とを有し、 前記変調工程においては、画像信号に応じて異なる変調
    方法による変調を行うことを特徴とする画像処理方法。
  21. 【請求項21】 電子写真方式により記録媒体上に画像
    を形成する画像形成工程と、 画像信号に応じて前記画像形成手段により形成されるド
    ットの面積を変調する変調工程とを有し、 前記変調工程においては、画像信号及び前記記録媒体に
    応じて異なる変調方法による変調を行うことを特徴とす
    る画像処理方法。
  22. 【請求項22】 電子写真方式により記録媒体上に画像
    を形成する画像形成工程と、 画像信号に応じて前記画像形成手段により形成されるド
    ットの面積を変調する変調工程と、 前記画像形成工程において形成される画像のグロスを設
    定するグロス設定工程と、 前記設定工程において設定されたグロスに応じて、前記
    画像形成工程における記録剤の前記記録媒体への載り量
    を決定する載り量決定工程と、を有することを特徴とす
    る画像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005176378A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Xerox Corp ハーフトーン画像内の光沢差を処理する方法
JP2009141485A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法

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