JP2006261472A - 熱輸送装置、電子機器及び熱輸送装置の製造方法 - Google Patents

熱輸送装置、電子機器及び熱輸送装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
製造コストを低減することができる熱輸送装置、これを搭載した電子機器及び熱輸送装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】
熱輸送装置10は、中央板材3、スペーサ2及び4、側板材1及び5、吸熱部を構成するクラッド材6及び放熱部を構成するクラッド材7が貼り合わされて構成されている。スペーサ2及び4にそれぞれ形成された開口2a及び4aが、作動流体の流路となる。これにより、従来のように、フォトリソ等の微細加工技術によらずに形成することができるので、製造コストを抑えることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、作動流体の相変化により吸熱し及び放熱する熱輸送装置、これを搭載した電子機器及びその熱輸送装置の製造方法に関する。
PC(Personal Computer)等の電子機器を冷却するために、その電子機器の発熱部から発生する熱を放熱部に輸送するデバイスとして、従来からヒートパイプやCPL(Capillary Pumped Loop)等が用いられている。これらの熱輸送デバイスは、電子機器の高温の発熱部で発生する熱によって蒸発した気相の作動流体が、低温の放熱部へ移動し、その放熱部で凝縮して液体になって熱を放出するものであり、これにより、発熱体が冷却される。
ヒートパイプは、銅等の金属でなるパイプ状のコンテナに冷媒となる作動流体が収容され、パイプ内部に設けられた毛細管力を発生させるウィックによって作動流体にポンプ力を発生させている。
CPLはヒートパイプの原理を用いた熱輸送装置で、その形状はパイプ状のものに限られない。例えば、CPLには、蒸発器と凝縮器とが物理的に分離され、蒸発器と凝縮器とが、気相の作動流体が流通する気相管と液相の作動流体が流通する液相管とによって接続された装置がある(例えば、特許文献1参照。)。あるいは、例えばシリコン基板に作動流体の流路となる溝等を形成して、そのシリコン基板とガラス基板とを貼り合わせ、プレート型で一体型のCPLも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−85186号公報(段落[0025]、図1) 特開2004−44916号公報(段落[0013]、図1)
しかしながら、上記特許文献1や2に記載の装置では、シリコン基板及びガラス基板等が用いられているため、材料費が高く、コスト高になるという問題がある。特に、シリコン基板にウィック用の溝を形成する場合、フォトリソグラフィやレーザ加工等の微細加工技術を要するため、安価に製造することが難しい。
また、熱輸送装置がポータブルな電子機器に搭載される場合には、小型化、薄型化が要求される。しかし、そのようにガラス基板を用いる場合には、薄型化等には限界がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、製造コストを低減することができる熱輸送装置、これを搭載した電子機器及び熱輸送装置の製造方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、小型化または薄型化を実現することができる熱輸送装置、これを搭載した電子機器及び熱輸送装置の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る熱輸送装置は、第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面から前記第2の面にかけてそれぞれ設けられた作動流体の第1及び第2の流路とを有する第1の板材と、前記第1の流路の近傍に設けられ前記作動流体の蒸発作用により熱を吸収する吸熱部と、前記第2の流路の近傍に設けられ前記作動流体の凝縮作用により熱を放出する放熱部とを有し、前記第1及び第2の面側から前記第1の板材を挟むように該第1の板材に接合された熱交換部材と、前記第1の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記吸熱部で蒸発した前記作動流体を前記第1の面に沿って前記放熱部へ流通させるための第3の流路と、前記第2の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記放熱部で凝縮した前記作動流体を前記第2の面に沿って前記吸熱部へ流通させるための第4の流路とを具備する。
本発明では、第1及び第2の流路を有する第1の板材の第1及び第2の面、つまり両面から挟むように熱交換部材が設けられ、第1の面と熱交換部材との間及び第2の面と熱交換部材との間に、第3及び第4の流路がそれぞれ設けられている。すなわち、第3及び第4の流路等は、第1の板材と熱交換部材との接合によって形成されるものであり、微細加工技術によらずに形成することができるので、製造コストを抑えることができる。また、第1の板材と熱交換部材の貼り合わせにより、第3及び第4の流路が形成されるので従来の流路とは比較にならないほど、第3及び第4の流路の流路体積を大きくすることができる。したがって、その分作動流体の流量を多くでき、熱輸送能力を高めることができる。さらにそのように熱輸送能力を高めることができる分、熱輸送装置を薄型化または小型化しても所望の熱輸送能力を発揮することができる。
第1及び第2の流路は、例えば第1の板材に形成された1つの穴や、微細な複数の穴等によって構成されてもよい。あるいは後述するように多孔質体で構成されてもよい。
本発明の一の形態によれば、前記第1及び第2の流路のうち少なくとも一方は、前記作動流体を毛細管力により保持する。これにより、吸熱部及び放熱部のうち少なくとも一方の近傍で作動流体を保持しておくことができ、確実に熱輸送装置を動作させることができる。
本発明の一の形態によれば、当該熱輸送装置は、前記第1及び第2の流路のうち少なくとも一方を構成する多孔質体をさらに具備する。多孔質体とはメッシュ状のものも含む意味である。
本発明の一の形態によれば、前記熱交換部材は、前記吸熱部及び前記放熱部が配置される第2の板材と、前記第2の板材と反対側に設けられた第3の板材とを有する。これにより、熱交換部材を極力薄くすることができ、熱輸送装置の薄型化または小型化を実現することができる。吸熱部及び放熱部の配置は、そのような形態に限られず、例えば、第2の板材に吸熱部が配置され、第3の板材に放熱部が配置される形態も考えられる。
本発明の一の形態によれば、前記第2の板材は、前記第1の面に対面する第3の面と、前記第3の面と反対側の第4の面と、前記第3の面から前記第4の面にかけて貫通した開口とを有するスペーサと、前記開口を塞ぐように、前記第4の面側から前記スペーサに接合された蓋部材とを有する。これにより、スペーサの開口の面積が流路の広さに対応することになり、スペーサの厚さが流路の厚さ(深さ)となる。したがって、例えば熱輸送装置の製造過程において、開口の面積やスペーサの厚さが適宜設定されることで、第3の流路の流路体積を変えることができる。
第3の板材も、第2の板材と同様の構成を有していてもよい。すなわち、前記第3の板材は、前記第2の面に対面する第5の面と、前記第5の面と反対側の第6の面と、前記第5の面から前記第6の面にかけて貫通した第2の開口とを有する第2のスペーサと、前記第2の開口を塞ぐように、前記第6の面側から前記スペーサに接合された第2の蓋部材とを有する。
本発明の一の形態によれば、前記吸熱部及び前記放熱部のうち少なくとも一方は、クラッド材を有する。クラッド材を構成する複数の材料が適宜選択されることにより、前記吸熱部での吸熱効率、または放熱部での放熱効率を高めることができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の板材及び熱交換部材は同じ材料でなる。これにより、製造コストの面からも好適であり、熱伝達の効率もよい。また、熱輸送装置の製造過程においても、第1の板材と熱交換部材との接合が容易になり、歩留まりの向上が期待できる。特に、前記第1の板材及び熱交換部材としてステンレスが用いられることにより、コスト低減及び製造が容易となるだけはない。第1の板材等と作動流体との化学反応によって第1の板材等が腐食したり、その反応によって不要なガスが発生したりするといった問題も解決することができる。
本発明の一の形態によれば、前記第1の板材、熱交換部材及び前記多孔質体は同じ材料でなる。本発明についても上記同様、製造コストの面からも好適であり、熱伝達の効率もよい。また、前記第1の板材、熱交換部材及び前記多孔質体はステンレスを用いることが好ましい。
本発明の一の形態によれば、前記第3及び第4の流路は、第1の平面内で前記作動流体を流通させる第1の部分と、前記第1の平面とは平行ではない第2の平面内で前記作動流体を流通させる第2の部分とをそれぞれ有する。これにより、例えば熱輸送装置が搭載される電子機器側の当該熱輸送装置の配置スペースや、当該電子機器が持つ発熱体の配置等の制約に対応することができる。
本発明に係る電子機器は、発熱体と、第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面から前記第2の面にかけてそれぞれ設けられた作動流体の第1及び第2の流路とを有する第1の板材と、前記第1の流路の近傍に設けられ前記作動流体の蒸発作用により前記発熱体の熱を吸収する吸熱部と、前記第2の流路の近傍に設けられ前記作動流体の凝縮作用により熱を放出する放熱部とを有し、前記第1及び第2の面側から前記第1の板材を挟むように該第1の板材に接合された熱交換部材と、前記第1の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記吸熱部で蒸発した前記作動流体を前記第1の面に沿って前記放熱部へ流通させるための第3の流路と、前記第2の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記放熱部で凝縮した前記作動流体を前記第2の面に沿って前記吸熱部へ流通させるための第4の流路とを具備する。
本発明では、第3及び第4の流路等は、第1の板材と熱交換部材との接合によって形成されるので、微細加工技術を要せず、熱輸送装置及び電子機器の製造コストを低減できる。また、流路体積を大きくできるので、熱輸送能力を高めることができる。さらにそのように熱輸送能力を高めることができる分、熱輸送装置を薄型化または小型化しても所望の熱輸送能力を発揮することができるとともに、電子機器も薄型化等を実現することができる。
発熱体としては、例えばIC(Integrated Circuit)や抵抗等の電子部品、あるいは放熱フィン(ヒートシンク)等が挙げられるが、これらに限られず発熱するものなら何でもよい。電子機器としては、コンピュータ(パーソナルコンピュータの場合、ラップトップ型であっても、デスクトップ型であってもよい。)、PDA(Personal Digital Assistance)、電子辞書、カメラ、ディスプレイ装置、オーディオ/ビジュアル機器、携帯電話、ゲーム機器、その他の電化製品等が挙げられる。
本発明に係る熱輸送装置の製造方法は、作動流体の蒸発作用により熱を吸収する吸熱部と、前記作動流体の凝縮作用により熱を放出する放熱部とを備える熱輸送装置の製造方法であって、第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面から前記第2の面にかけてそれぞれ設けられた前記作動流体の第1及び第2の流路とを有する第1の板材に、前記第1の面側から第2の板材を接合することにより、前記吸熱部で蒸発した前記作動流体を前記第1の面に沿って前記放熱部へ流通させる第3の流路を形成する工程と、前記第1の板材に、前記第2の面側から第3の板材を接合することにより、前記放熱部で凝縮した前記作動流体を前記第2の面に沿って前記吸熱部へ流通させる前記第4の流路を形成する工程とを具備する。
本発明では、第1の板材に、第2及び第3の板材を挟むように接合しているので、微細加工技術を要せず、熱輸送装置の製造コストを低減でき、また製造が容易になる。
本発明の一の形態によれば、前記第3及び第4の流路を形成する工程のいずれの工程よりも前に、前記第1の面から前記第2の面に貫通する第1及び第2の開口を前記第1の板材に形成する工程と、前記第1及び第2の開口のうち少なくとも一方に、前記第1または第2の流路を構成する多孔質体を嵌め込む工程とをさらに具備する。
本発明の一の形態によれば、前記第2の板材に、前記吸熱部の一部または全部を構成するクラッド材を接合する工程をさらに具備する。あるいは、本発明の一の形態によれば、第2の板材に、前記放熱部の一部または全部を構成するクラッド材を接合する工程をさらに具備する。あるいは、第3の板材に放熱部の一部または全部を構成するクラッド材を接合する工程をさらに具備していてもよい。
本発明の一の形態によれば、前記第1の流路を形成する工程は、電子ビーム溶接、レーザビーム溶接、または熱拡散接合により、前記第1の板材の第1の面側から前記熱交換部材を接合する工程を有する。第2の流路を形成する工程において、第1の板材の第2の面側から第3の板材を接合する工程についても、本発明と同様な方法により接合することができる。また、多孔質体を嵌め込む工程も、同様に、電子ビーム溶接、レーザビーム溶接、または熱拡散接合により、前記第1の板材に前記多孔質体を接合する工程を有していてもよい。
以上のように、本発明によれば、製造コストを低減することができ、小型化または薄型化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る熱輸送装置を示す斜視図である。図2は熱輸送装置の分解斜視図であり、図3は模式的に示した熱輸送装置の断面図である。
熱輸送装置10は、第1の側板材5、第1のスペーサ4、中央板材3、第2のスペーサ2、第2の側板材1、吸熱クラッド材6及び放熱クラッド材7が貼り合わされて構成されている。
図2に示すように、中央板材3には、表面3cから裏面3dにかけて、吸熱側に開口3a、及び放熱側に3bがそれぞれ形成されている。これらの開口3a及び3bには、多孔質体8及び9がそれぞれ嵌め込まれている。多孔質体8及び9は、それぞれステンレスでなり、例えばステンレスメッシュが用いられる。しかしこれに限られず、銅やアルミニウム等の金属で多孔質のもの、あるいは、セラミックスで多孔質のものを用いることができる。これらの多孔質体8及び9が、後述するように作動流体に毛細管力を発生させて、作動流体を保持することが可能となっている。
第1のスペーサ4は板状でなり、その表面4cから裏面4dにかけて、上記開口3aや3bより面積の広い開口4aが形成されている。第2のスペーサ2も同様に板状でなり開口2aが形成されている。第2のスペーサ2の裏面2dと中央板材3の表面3cとが接合され、また、第2のスペーサ2の表面2c側から第2の側板材1が接合されることにより、図3に示すように作動流体の流路12が形成される。第1の側板材5は、中央板材3と同様に、吸熱側及び放熱側にそれぞれ開口5a及び5bが形成されている。第1のスペーサ4の表面4cと中央板材3の裏面3dとが接合され、また、第1の側板材5の表面5cと第1のスペーサ4の裏面4dとが接合され、さらに第1の側板材5の裏面5d側から、開口5a及び5bをそれぞれ塞ぐように吸熱クラッド材6及び放熱クラッド材7が接合されている。これにより、図3に示すように、作動流体の流路11が形成されるとともに、吸熱部15で液相の作動流体が蒸発するための空間15a及び放熱部16で気相の作動流体が凝縮するための空間16aが形成される。第2の側板材1や、クラッド材6及び7等は、熱輸送装置10の内部を密閉する蓋の機能を有している。
作動流体としては、例えば純水、エタノール、メタノール、アセトン、イソプロピルアルコール、代替フロン、アンモニア等が用いられる。
中央板材3は、例えばステンレスが用いられるが、その他、熱伝導率のよい銅またはアルミニウム等の金属であってもよい。第1の側板材5、第1のスペーサ4、第2のスペーサ2及び第2の側板材1も同様に、ステンレス、銅、アルミニウム等の金属が用いられる。特に、中央板材3、第1の側板材5、第1のスペーサ4、第2のスペーサ2及び第2の側板材1の部材について同じステンレス材料が用いられることが好ましい。これにより、CPU(Central Processing Unit)等の発熱体18(図3参照)からの熱の伝達効率を良くすることができる。その上、各部材と作動流体との化学反応によって各部材が腐食したり、その反応によって不要なガスが発生したりするといった問題も解決することができる。また、同じ材料を使うと、製造コストが抑えられる。
吸熱クラッド材6及び放熱クラッド材7は、例えば図3に示すように、内側にステンレス層6b及び7b、外側に銅層6a及び7aの2層構造でそれぞれなっている。クラッド材6及び7は、発熱体18及びヒートシンク19等に最も近い部位となるので、例えばステンレス層6bより熱伝導率の高い銅層6aがあるクラッド材が用いられることが好ましい。
吸熱側の多孔質体8は放熱側の多孔質体9よりも毛細管力が高くなるように設定することもできる。これにより、多孔質体9に保持された作動流体、あるいは流路12の放熱側にある作動流体を、流路12を介して確実に多孔質体8に引き込むことができる。
図3に示すように、例えば、中央板材3の厚さa=1.5mm程度、第1(または第2)のスペーサ4(または2)の厚さd=0.5mm程度、第2の側板材1の厚さb=0.2mm程度、第1の側板材5の厚さe=0.5mm程度となっている。クラッド材6及び7の厚さ0.5mm程度となっており、ステンレス層6b、7bが0.2mm程度、銅層6a、7aが0.3mm程度の厚さとなっている。しかし、これらのような厚さに限られない。
以上のように構成された熱輸送装置10の動作について説明する。
発熱体18が発する熱は、吸熱クラッド材6を介して例えば多孔質体8により毛細管力で保持された作動流体や空間15a等に存在する作動流体を蒸発させる。熱輸送装置10の起動時(熱負荷の開始時)に空間15aに作動流体が存在するかどうかは、起動時の熱輸送装置10の姿勢によるが、多孔質体8には必ず液相の作動流体が起動時に存在するので問題ない。蒸発した作動流体は、流路11を矢印方向に流通し、放熱部16で凝縮することにより、放熱クラッド材7を介してヒートシンク19から放熱される。凝縮した作動流体は、放熱側の多孔質体9による毛細管力により保持される。多孔質体9により保持されている作動流体、あるいは流路12にある作動流体は、多孔質体8の毛細管力によって、矢印方向に流路12を流通し多孔質体8に引き込まれる。以上のような動作が繰り返されることで、発熱体18の熱を放熱側へ輸送して発熱体18を冷却することができる。
以上のように、本実施の形態に係る熱輸送装置10は、板状の部材が貼り合わされて作動流体の流路11及び12が形成されている。これにより、従来のように、フォトリソ等の微細加工技術によらずに形成することができるので、製造コストを抑えることができる。また、板状の部材が貼り合わされて作動流体の流路11及び12が形成されていることから、従来とは比較にならないほど流路11及び12の流路体積を極力大きくすることができる。したがって、その分作動流体の流量を多くでき、熱輸送能力を高めることができる。さらにそのように熱輸送能力を高めることができる分、熱輸送装置を薄型化または小型化しても所望の熱輸送能力を発揮することができる。
つまり、従来では、例えばシリコン基板に溝を掘ることにより流路を形成していたが、流路体積を大きくするために流路を深くしようとすると、その分シリコン基板の厚さを厚くしなければならなかった。この点、本実施の形態に係る熱輸送装置10は各部材の積層方向に、平板形状の流路11及び12が配列される構造とされているので、流路を広くすることができ、その結果、流路体積を大きくすることができる。
本実施の形態では、中央板材3に多孔質体8及び9が設けられる構成としたので、吸熱側及び放熱側で作動流体を保持しておくことができ、確実に熱輸送装置10を動作させることができる。
本実施の形態では、中央板材3等の各部材にステンレス等の金属が用いられることにより、シリコンやガラスが用いられる場合に比べて薄型化または小型化することができ、さらに強度が高まるので、外的ショックにも強くなる。特に、薄型化しても強度を維持することができる。
次に、熱輸送装置10の製造方法について説明する。図4は、その製造工程を示す図である。
図4(a)に示すように、中央板材3の開口3a及び3bにそれぞれ多孔質体8及び9が嵌め込まれ、例えば電子ビーム溶接、あるいはレーザビーム溶接等で接合される。
多孔質体8及び9が中央板材3に接合された後、図4(b)に示すように、第1のスペーサ4及び第2のスペーサ2が、電子ビーム溶接、レーザビーム溶接、あるいは熱拡散接合等により接合される。熱拡散接合とは、金属部材同士を接触させ荷重をかけた状態で、各部材に熱を加えることにより接合する接合方法である。これは、金属同士の界面において互いの分子同士が結合して部材同士が接合されるため、板状の部材同士を、密閉性を維持しながら接合する場合に適している。
ここで、各スペーサ2及び4により流路12及び11が構成されているので、スペーサ2及び4の開口の面積が流路の広さに対応することになり、各スペーサ2及び4の厚さが流路の厚さ(深さ)となる。したがって、例えば熱輸送装置10の製造過程において、開口の面積やスペーサ2等の厚さが適宜設定されることで、流路11や12の流路体積を変えることができる。
各スペーサ2及び4が中央板材3に接合された後、図4(c)に示すように、第1の側板材5が第1のスペーサ4に接合され、また、第2の側板材1が第2のスペーサ2に接合される。この場合も、上記同様、電子ビーム溶接、レーザビーム溶接、あるいは熱拡散接合等により接合される。
各側板材1及び5が接合された後、図4(d)に示すように、各クラッド材6及び7が第1の側板材5の開口5a及び5bをそれぞれ塞ぐように接合される。この場合も、上記同様、電子ビーム溶接、レーザビーム溶接、あるいは熱拡散接合等により接合される。
以上のように、本実施の形態に係る製造方法によれば、中央板材3に、各部材2、3、4、5を挟むように接合されるので、微細加工技術を要せずに流路11及び12を形成することができ、熱輸送装置10の製造コストを低減できる上、製造が容易になり歩留まりが向上する。また、各部材3等の材料であるステンレス、銅、アルミニウム等の金属は加工等が容易であり、かつ、各部材を貼り合わせるだけで熱輸送装置10を形成することができる。したがって、製造が容易になり、歩留まりの向上にもつながる。
図5は、本発明の他の実施の形態に係る熱輸送装置を示す断面図である。これ以降の説明では、上記実施の形態に係る熱輸送装置10の部材や機能等について同様のものは説明を簡略または省略し、異なる点を中心に説明する。
この熱輸送装置20は、吸熱クラッド材6が下部の側板材25に接合され、放熱クラッド材7が上部の側板材21に接合されて構成されている。このような各クラッド材6及び7の配置に対応して、下部の側板材25の吸熱側には所定の空間を形成するための開口25aが設けられ、かつ、上部の側板材21の放熱側にも同じく開口21aが形成されている。黒で示す矢印は、作動流体の流れる方向を示している。このような構成によっても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
図6は、さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す分解断面図である。
この熱輸送装置30は、中央板材3、上部の側板材31、下部の側板材32、吸熱クラッド材6及び放熱クラッド材7を備え、4層構造でなる。各側板材31及び32には、凹部31a及び32aがそれぞれ形成されている。これにより、各側板材31及び32が中央板材3に接合されたときに、上下に流路が形成される。このような構成によれば、部品数を減らしてさらにコストを低減することができ、また、一旦、各部材の金型が製造できてしまえば、製造も容易になる。
図7は、さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す分解斜視図である。
この熱輸送装置40は、中央板材3、凹部41aを有する上部の側板材41、凹部42aを有する下部の側板材42を備え、3層構造でなる。下部の側板材42には、上述のクラッド材が配置される部分42b及び42cが突起するように設けられている。このような構成によっても、部品数を減らしてコストを削減でき、製造も容易になる。
図8は、さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す断面図であり、上部から見た図である。
本実施の形態では、熱輸送装置50及び熱輸送装置60が近接して設けられている。熱輸送装置50は、多孔質体54が配置された吸熱部51、多孔質体55が配置された放熱部52、直線状の流路53及び56を備えている。一方、熱輸送装置60は、多孔質体64が配置された吸熱部61、多孔質体65が配置された放熱部62、例えばL状に折れ曲がった流路63及び66を備えている。吸熱部51と吸熱部61は離れて配置され、放熱部52と放熱部62は近接して配置されている。
これら熱輸送装置50及び60は、上記実施の形態に係る熱輸送装置10等と同様に、板状の部材が積層されて構成されている。したがって、熱輸送装置50の流路53及び56は、その各部材の積層方向(図8中、紙面に垂直方向)にそれぞれ配置されている。上部の流路53及び下部の流路63のうち、下部の流路56は、吸熱部51で蒸発した作動流体を破線で示す矢印方向に流通させる。上部の流路53は、放熱部52で凝縮した作動流体を実線で示す矢印方向に流通させる。熱輸送装置60も同様に、下部の流路66は、吸熱部61で蒸発した作動流体を破線で示す矢印方向に流通させる。上部の流路63は、放熱部62で凝縮した作動流体を実線で示す矢印方向に流通させる。
例えば図示しない複数の発熱体がある場合であって、それらの発熱体の位置が離れている場合に、このような熱輸送装置50及び60によって対応することができる。つまり、図示しない電子機器側の設計に対応するように熱輸送装置の形状等を設計することができる。
図9は、さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す斜視図である。
本実施の形態では、図8に示す熱輸送装置50の流路の一部が垂直方向に折り曲げられて構成された熱輸送装置70が、熱輸送装置60と近接して配置されている。このような構成によれば、発熱体が立体的に複数配置されている場合に、有効である。
図10は、熱輸送装置が、例えばPCのマザーボード等に設置された様子を示す平面図である。この例では、マザーボード39に、例えば、CPU用吸熱部81、システムチップ用吸熱部82、グラフィックチップ用吸熱部83、1つの放熱部84、流路85、86及び87が備えられた熱輸送装置80が設置されている。この熱輸送装置80も、マザーボード39に対して垂直方向に板状の部材が積層されて構成されている。
図11は、さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す分解斜視図である。この熱輸送装置90は、中央板材93、多孔質体8及び9、スペーサ92及び94、側板材91及び95、クラッド材6及び7を備え、これら各部材は、垂直方向に折り曲げられている。このような構成によれば、図示しない電子機器の発熱側と放熱側が立体的に配置されている場合に有効である。
本発明は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば上記各実施の形態に係る熱輸送装置の、作動流体を保持しておく手段としては多孔質体8等を用いている。しかし、例えば中央板材3自体の吸熱側及び放熱側に、作動流体に毛細管力を発生させるような細かい孔やメッシュがそれぞれ形成されていてもよい。
例えば、中央板材3等、熱輸送装置を構成する各部材の形状は、矩形でなくてもよく楕円板上や長丸状、その他種々の形状が考えられる。また、各部材の厚さや大きさ等も、上記実施の形態には限定されない。例えば図3に示した熱輸送装置10が、左右方向にさらに長く形成されていてもよい。
上記各実施の形態に係る熱輸送装置の概念を適宜組み合わせることも可能である。
本発明の一実施の形態に係る熱輸送装置を示す斜視図である。 図1に示す熱輸送装置の分解斜視図であり、 図1に示す熱輸送装置の模式的な断面図である。 図1に示す熱輸送装置の製造工程を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る熱輸送装置を示す断面図である。 さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す分解断面図である。 さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す分解斜視図である。 さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す断面図である。 さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す斜視図である。 熱輸送装置が、マザーボード等に設置された様子を示す平面図である。 さらに別の実施の形態に係る熱輸送装置を示す分解斜視図である。
符号の説明
1…第2の側板材
2…第2のスペーサ
2a…開口
2d…裏面
2c…表面
2…第2のスペーサ
3…中央板材
3c…表面
3d…裏面
3a…開口
4…第1のスペーサ
4c…表面
4d…裏面
4a…開口
5…第1の側板材
5a…開口
5c…表面
5d…裏面
6…吸熱クラッド材
7…放熱クラッド材
8、9…多孔質体
10、20、30、40、50、60、70、80、90…熱輸送装置
11…流路
12…流路
15…吸熱部
16…放熱部
18…発熱体
19…ヒートシンク

Claims (19)

  1. 第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面から前記第2の面にかけてそれぞれ設けられた作動流体の第1及び第2の流路とを有する第1の板材と、
    前記第1の流路の近傍に設けられ前記作動流体の蒸発作用により熱を吸収する吸熱部と、前記第2の流路の近傍に設けられ前記作動流体の凝縮作用により熱を放出する放熱部とを有し、前記第1及び第2の面側から前記第1の板材を挟むように該第1の板材に接合された熱交換部材と、
    前記第1の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記吸熱部で蒸発した前記作動流体を前記第1の面に沿って前記放熱部へ流通させるための第3の流路と、
    前記第2の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記放熱部で凝縮した前記作動流体を前記第2の面に沿って前記吸熱部へ流通させるための第4の流路と
    を具備することを特徴とする熱輸送装置。
  2. 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
    前記第1及び第2の流路のうち少なくとも一方は、前記作動流体を毛細管力により保持することを特徴とする熱輸送装置。
  3. 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
    前記第1及び第2の流路のうち少なくとも一方を構成する多孔質体をさらに具備することを特徴とする熱輸送装置。
  4. 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
    前記熱交換部材は、
    前記吸熱部及び前記放熱部が配置される第2の板材と、
    前記第2の板材と反対側に設けられた第3の板材と
    を有することを特徴とする熱輸送装置。
  5. 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
    前記熱交換部材は、
    前記吸熱部が配置される第2の板材と、
    前記第2の板材と反対側に設けられ、前記放熱部が配置される第3の板材と
    を有することを特徴とする熱輸送装置。
  6. 請求項4に記載の熱輸送装置であって、
    前記第2の板材は、
    前記第1の面に対面する第3の面と、前記第3の面と反対側の第4の面と、前記第3の面から前記第4の面にかけて貫通した開口とを有するスペーサと、
    前記開口を塞ぐように、前記第4の面側から前記スペーサに接合された蓋部材と
    を有することを特徴とする熱輸送装置。
  7. 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
    前記吸熱部及び前記放熱部のうち少なくとも一方は、クラッド材を有することを特徴とする熱輸送装置。
  8. 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
    前記第1の板材及び熱交換部材は同じ材料でなることを特徴とする熱輸送装置。
  9. 請求項8に記載の熱輸送装置であって、
    前記第1の板材及び熱交換部材はステンレスでなることを特徴とする熱輸送装置。
  10. 請求項2に記載の熱輸送装置であって、
    前記第1の板材、熱交換部材及び前記多孔質体は同じ材料でなることを特徴とする熱輸送装置。
  11. 請求項10に記載の熱輸送装置であって、
    前記第1の板材、熱交換部材及び前記多孔質体はステンレスでなることを特徴とする熱輸送装置。
  12. 請求項1に記載の熱輸送装置であって、
    前記第3及び第4の流路は、
    第1の平面内で前記作動流体を流通させる第1の部分と、
    前記第1の平面とは平行ではない第2の平面内で前記作動流体を流通させる第2の部分と
    をそれぞれ有することを特徴とする熱輸送装置。
  13. 発熱体と、
    第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面から前記第2の面にかけてそれぞれ設けられた作動流体の第1及び第2の流路とを有する第1の板材と、
    前記第1の流路の近傍に設けられ前記作動流体の蒸発作用により前記発熱体の熱を吸収する吸熱部と、前記第2の流路の近傍に設けられ前記作動流体の凝縮作用により熱を放出する放熱部とを有し、前記第1及び第2の面側から前記第1の板材を挟むように該第1の板材に接合された熱交換部材と、
    前記第1の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記吸熱部で蒸発した前記作動流体を前記第1の面に沿って前記放熱部へ流通させるための第3の流路と、
    前記第2の面と前記熱交換部材との間に設けられ、前記放熱部で凝縮した前記作動流体を前記第2の面に沿って前記吸熱部へ流通させるための第4の流路と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  14. 作動流体の蒸発作用により熱を吸収する吸熱部と、前記作動流体の凝縮作用により熱を放出する放熱部とを備える熱輸送装置の製造方法であって、
    第1の面と、前記第1の面と反対側の第2の面と、前記第1の面から前記第2の面にかけてそれぞれ設けられた前記作動流体の第1及び第2の流路とを有する第1の板材に、前記第1の面側から第2の板材を接合することにより、前記吸熱部で蒸発した前記作動流体を前記第1の面に沿って前記放熱部へ流通させる第3の流路を形成する工程と、
    前記第1の板材に、前記第2の面側から第3の板材を接合することにより、前記放熱部で凝縮した前記作動流体を前記第2の面に沿って前記吸熱部へ流通させる前記第4の流路を形成する工程と
    を具備することを特徴とする熱輸送装置の製造方法。
  15. 請求項14に記載の熱輸送装置の製造方法であって、
    前記第3及び第4の流路を形成する工程のいずれの工程よりも前に、
    前記第1の面から前記第2の面に貫通する第1及び第2の開口を前記第1の板材に形成する工程と、
    前記第1及び第2の開口のうち少なくとも一方に、前記第1または第2の流路を構成する多孔質体を嵌め込む工程と
    をさらに具備することを特徴とする熱輸送装置の製造方法。
  16. 請求項14に記載の熱輸送装置の製造方法であって、
    前記第2の板材に、前記吸熱部の一部または全部を構成するクラッド材を接合する工程をさらに具備することを特徴とする熱輸送装置の製造方法。
  17. 請求項14に記載の熱輸送装置の製造方法であって、
    第2の板材に、前記放熱部の一部または全部を構成するクラッド材を接合する工程をさらに具備することを特徴とする熱輸送装置の製造方法。
  18. 請求項14に記載の熱輸送装置の製造方法であって、
    前記第1の流路を形成する工程は、電子ビーム溶接、レーザビーム溶接、または熱拡散接合により、前記第1の板材の第1の面側から前記熱交換部材を接合する工程を有することを特徴とする熱輸送装置の製造方法。
  19. 請求項14に記載の熱輸送装置の製造方法であって、
    前記多孔質体を嵌め込む工程は、電子ビーム溶接、レーザビーム溶接、または熱拡散接合により、前記第1の板材に前記多孔質体を接合する工程を有することを特徴とする熱輸送装置の製造方法。
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