JP2006260784A - リチウム二次電池用負極とそれを用いた電池 - Google Patents

リチウム二次電池用負極とそれを用いた電池 Download PDF

Info

Publication number
JP2006260784A
JP2006260784A JP2005072525A JP2005072525A JP2006260784A JP 2006260784 A JP2006260784 A JP 2006260784A JP 2005072525 A JP2005072525 A JP 2005072525A JP 2005072525 A JP2005072525 A JP 2005072525A JP 2006260784 A JP2006260784 A JP 2006260784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
active material
layer
electron conductive
electrode active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005072525A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Iwamoto
和也 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005072525A priority Critical patent/JP2006260784A/ja
Publication of JP2006260784A publication Critical patent/JP2006260784A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】リチウムを吸蔵・放出する合金系負極のサイクル特性を改善すること。
【解決手段】負極板の構成が金属箔/電子伝導層/活物質層である場合に、少なくとも電子伝導層/活物質層界面にシランカップリング剤を用い、接着性を高め、集電性向上を図る。
【選択図】図1

Description

本発明はリチウムイオン二次電池用電極の活物質の集電性を高め、サイクル特性を改善したリチウムイオン二次電池用負極とそれを用いた電池に関するものである。
従来のリチウムイオン二次電池は、正極にコバルト酸リチウムやニッケル酸リチウムなどのリチウム含有の遷移金属酸化物と、負極に黒鉛などの炭素系材料が用いられている。しかしながら、これら材料の組み合わせで実用化されているリチウムイオン二次電池における容量密度やエネルギー密度は、ほぼ限界に達しつつある。一方、リチウムイオン二次電池が用いられる機器側の高性能化にともない、電池に対し高容量、高エネルギー密度が望まれている。
電池の高容量化、高エネルギー密度を達成するためには活物質に高容量を実現しうる材料に変更することが必要となってきている。
その中で、負極活物質として金属リチウムを用いると、重量および体積あたりのエネルギー密度は黒鉛系炭素材料に比べてきわめて高いものとなりうるが、充電時にリチウムがデンドライト状に析出し、セパレータを貫通して、内部短絡を引き起こすという潜在的問題を有している。
これに対し、充電時に、電気化学的にリチウムと合金化するアルミニウム、シリコン、スズなどを負極活物質として用いるリチウムイオン二次電池が報告されている(例えば非特許文献1参照)。
なかでも、シリコンは理論容量が大きく、高い容量密度を実現出来ることから、シリコンを有する負極として用いたリチウムイオン二次電池が提案されている。
しかしながら、アルミニウム、シリコン、スズなどの活物質はリチウムと合金化する際に大きな体積変化を伴う結果、集電性が低下し、繰り返し充放電に対する特性劣化を伴い、十分なサイクル特性が得られていない。
この課題を解決するために、集電体に粗面化した銅箔を用いたり、負極集電体上に突起物を設けたりすることにより、機械的接合強度を高めようとする試みがなされている(例えば特許文献1または2参照)。
また、集電表面積を高めるために、銅箔上に炭素を主成分とする層を設け、その上に活物質をバインダーを溶媒に溶かした溶液中に分散させ、塗布する方法や集電体との密着性を高めるために、けい素酸化物表面をシランカップリング剤で処理する方法や、集電体表面をクロメート処理を施した後にシランカップリング剤で処理する方法が提案されている(例えば特許文献3〜6参照)。
Solid State Ionics、113−115巻、57頁(1998) 特開2002−83594号公報 特開2004−207113号公報 特開2003−249211号公報 特開2001−283833号公報 特開2001−216961号公報 特開2002−319407号公報
しかしながら、シリコン系材料を負極に用いた場合には、体積変動は最大で約4倍となり、前記従来の構成ではこの大きな体積変動を吸収しきれない。そのために、充放電繰り返しによる集電性低下に起因する容量低下は、これらの方策を講じても実用上十分といえるところまで抑止することができなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、リチウムイオン二次電池用電極の活物質の集電性を高め、サイクル特性を改善したリチウムイオン二次電池用負極とそれを用いた電池を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、電子伝導性の基板と、基板上に形成された電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層と、電子伝導層上に形成されたシランカップリング剤を含む結合層と、結合層上に形成された負極活物質を含む負極活物質層とを有することを特徴とする。
また、本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、電子伝導性の基板と、基板上に形成されたシランカップリング剤を含む第1の結合層と、第1の結合層上に形成された電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層と、電子伝導層上に形成されたシランカップリング剤を含む第2の結合層と、第2の結合層上に形成された負極活物質を含む負極活物質層とを有することを特徴とする。
本構成によって、本発明のリチウムイオン二次電池用負極は各層間の密着強度を高めることができる。
また本発明のリチウムイオン二次電池は、上記いずれかの負極を有する。本構成の電池は、負極の各層間の密着強度が高く、サイクル特性を改善したリチウムイオン二次電池とすることができる。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極によれば、負極の各層間の密着強度が高いため、負極質の集電性を高めることができる。
また、本発明のリチウムイオン二次電池によれば、負極活物質の集電性が高い負極を使用しているため、サイクル特性の改善を図ることができる。
以下本発明の実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるリチウムイオン二次電池用負極(以下、負極ともいう)の概略断面図である。
図1において、負極100は、電子電導性の基板101上に形成された電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層102と、電子伝導層102上に形成されたシランカップリング剤を含む結合層103と、結合層103上に形成された負極活物質を含む負極活物質層104とを有する。
電子伝導性の基板101としては、銅、アルミニウム、ニッケル、チタン、ステンレス、金、白金やこれら金属を主体としてなる合金からなる金属箔を用いることができる。中でも、リチウムと合金化しにくいことから銅または銅を主体としてなる金属箔が好ましい。
電子伝導層102は電子伝導性粉末と樹脂とを含む。電子伝導性粉末としては、銅、アルミニウム、ニッケル、チタン、ステンレス、金、白金やこれら金属を主体としてなる合金からなる金属粉やアセチレンブラック、ケッチェンブラック、黒鉛といった炭素系材料を用いることができる。中でも、リチウムとの反応性の低さから、銅または銅を主体としてなる合金粉末やアセチレンブラック、ケッチェンブラックが好ましい。
樹脂としては、ポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)、天然ゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、二トリルゴム(NBR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM)、エピクロルヒドリンゴム、バイトン(DuPont社の登録商標)等弾性を有する高分子材料が体積変動に追従しやすいことから好ましい。有機溶媒を電解質の構成要素とする場合には、溶解性が低いことから、PVdFやSBR、バイトンが好ましい。
電子伝導層102は、樹脂に電子伝導性粉末を分散させたペーストを基板上に塗工、乾燥することによって得られるが、これに限るものではない。樹脂中へ電子伝導性粉末を分散させる場合には、上記樹脂を溶剤に溶解し、その溶液中に電子伝導性粉末を加えて攪拌・混合することによりペーストとして得ることができる。
結合層103は、電子伝導層102上にシランカップリング剤を塗布し、乾燥させることによって得ることができるが、この方法に限るものではない。
結合層103に含まれるシランカップリング剤としては、3−クロロプロピルトリメトキシシラン 、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−シアノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリメトキシシランなどを単一または2種類以上を混合して使用できる。また、部分的に縮合してオリゴマー化したものなどを用いることができる。
結合層103を形成した後、負極活物質層104を形成する。負極活物質層104は活物質粉末をバインダー溶液中に分散させたペーストを塗布することで形成できるが、この方法に限るものではない。その後、50℃〜200℃の温風乾燥を行い、圧延することで、リチウムイオン二次電池用負極100を得る。
負極活物質としてはシリコン、スズ、アルミニウム、インジウム、カドミウム、マグネシウム等リチウムと電気化学的に容易に合金化する金属やこれらを主体とする合金もしくはこれら金属の酸化物、または、炭素系材料を用いることができるが、容量の大きさからシリコンやスズが好ましい。更に、シランカップリング剤を用いることから特にシリコン、シリコン酸化物、あるいはシリコンを含有する合金材料が好ましい。これは負極活物質と電子伝導層とが、(SiOx(但しx≧0))−O−Si−O−(電子伝導層)で表される化学結合で密着するために、単に粗面化した基板上に負極活物質を形成する場合に比べて、より強固な結合が得られるからである。
また、負極活物質層を形成する方法としては、活物質粉末をバインダー溶液中に分散させたペーストを塗布する方法のほか、真空蒸着法、スパッタ法、CVD法、電子ビーム(EB)蒸着法等を用いることもできる。
本実施の形態1の負極100は、シランカップリング剤を含む結合層103を負極活物質層104と電子伝導層102との間に有する。シランカップリング剤は、有機物と無機物の密着性あるいは接着性を高める効果を有する。
なお、結合層103は、例えばシランカップリング剤を含む溶液を電子伝導層102の上に塗布し乾燥することで形成される略層状あるいは略薄膜状のものであるが、必ずしも層になっている必要はない。NMRあるいはESCA等の分析手法によって電子伝導層102や負極活物質層104との結合状態を確認が可能なシランカップリング剤を含む層あるいは薄膜を、本実施の形態1では結合層103とする。
従って、負極活物質ペーストを塗工して負極活物質層104を形成する場合には、結合層103に含まれるシランカップリング剤の効果により、電子電導性の基板101上に形成された電子伝導層102中の無機材料である電子伝導性粉末と負極活物質層104中の有機材料であるバインダーとの密着性を高めると共に、電子伝導層102中の有機材料である樹脂と負極活物質層104中の無機材料である負極活物質粉末との接着性を高めることができる。
負極活物質層104が真空蒸着法、スパッタ法、CVD法、EB蒸着法等で形成され、有機物バインダーを含まない場合には、結合層103に含まれるシランカップリング剤の効果により、電子電導性の基板101上に形成された電子伝導層102中の有機材料である樹脂と負極活物質層104中の無機材料である負極活物質との間の接着性を高めることができる。
また、本実施の形態1の負極100は、電子電導性の基板101上に、電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層102を有する。電子伝導層102は樹脂を含むので弾性を有する。従って負極活物質層104中の負極活物質が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板101にもたらされることはない。さらに、上述したように、シランカップリング剤の効果により負極活物質層104と電子伝導層102との強固な結合を実現することができる。従って、負極活物質の集電性を高めた負極とすることができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における負極の概略断面図である。
図2において、負極200は、電子電導性の基板101上に形成されたシランカップリング剤を含む第1の結合層201と、第1の結合層201上に形成された電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層102と、電子伝導層102上に形成されたシランカップリング剤を含む第2の結合層202と、第2の結合層202上に形成された負極活物質を含む負極活物質層104とを有する。
第1の結合層201は、電子電導性の基板101上にシランカップリング剤を塗布し乾燥させることによって得ることができるが、この方法に限るものではない。
第1の結合層201を形成した後、電子伝導層102を形成する。電子伝導層102は、樹脂に電子伝導性粉末を分散させたペーストを基板上に塗工、乾燥することによって得られるが、これに限るものではない。樹脂中へ電子伝導性粉末を分散させる場合には、上記樹脂を溶剤に溶解し、その溶液中に電子伝導性粉末を加えて攪拌・混合することによりペーストとして得ることができる。
電子伝導層102を形成した後、第2の結合層202を形成する。第2の結合層202は第1の結合層201と同様の方法で形成することができる。
第2の結合層202を形成した後、活物質層104を形成する。活物質層104は活物質粉末をバインダー溶液中に分散させたペーストを塗布することで形成できるが、この方法に限るものではない。その後、50℃〜200℃の温風乾燥を行い、圧延することで、リチウムイオン二次電池用負極100を得る。
なお、電子電導性の基板101と、電子伝導層102と、負極活物質層104との詳細については、実施の形態1で説明したとおりであるので省略する。また、シランカップリング剤を含む第1の結合層201とシランカップリング剤を含む第2の結合層202とは、実施の形態1で説明した結合層103と同じものを適用できるので、説明を省略する。
本実施の形態1の負極200は、シランカップリング剤を含む第1の結合層201を電子電導性の基板101と電子伝導層102との間に有し、シランカップリング剤を含む第2の結合層202を負極活物質層104と電子伝導層102との間に有する。シランカップリング剤は、有機物と無機物の密着性あるいは接着性を高める効果を有する。
なお、第1の結合層201は、例えばシランカップリング剤を含む溶液を電子電導性の基板101の上に塗布し乾燥することで形成される略層状あるいは略薄膜状のものであるが、必ずしも層になっている必要はない。NMRあるいはESCA等の分析手法によって電子電導性の基板101や電子伝導層102との結合状態を確認が可能なシランカップリング剤を含む層あるいは薄膜を、本実施の形態2では第1の結合層201とする。同様に、NMRあるいはESCA等の分析手法によって電子伝導層102や負極活物質層104との結合状態を確認が可能なシランカップリング剤を含む層あるいは薄膜を、本実施の形態2では第2の結合層202とする。
従って、負極活物質ペーストを塗工して負極活物質層104を形成する場合には、第1の結合層201に含まれるシランカップリング剤の効果により無機材料である電子電導性の基板101とその上に形成された電子伝導層102中の有機材料である樹脂との間の接着力が高められると共に、第2の結合層202に含まれるシランカップリング剤の効果により電子伝導層102中の無機材料である電子伝導性粉末と負極活物質層104中の有機材料であるバインダーとの間、および電子伝導層102中の有機材料である樹脂と負極活物質層104中の無機材料である負極活物質粉末の間の接着性を高めることができる。
負極活物質層104が真空蒸着法、スパッタ法、CVD法、EB蒸着法等で形成され、有機物バインダーを含まない場合には、第1の結合層201に含まれるシランカップリング剤の効果により無機材料である電子電導性の基板101とその上に形成された電子伝導層102中の有機材料である樹脂の間の接着力が高められると共に、第2の結合層202に含まれるシランカップリング剤の効果により電子伝導層102中の有機材料である樹脂と負極活物質層104中の無機材料である負極活物質との間の接着性を高めることができる。
また、本実施の形態2の負極200は、第1の結合層201上に、電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層102を有する。電子伝導層102は樹脂を含むので弾性を有する。従って負極活物質層104中の負極活物質が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板101にもたらされることはない。さらに、上述したように、シランカップリング剤の効果により負極活物質層104と電子伝導層102と電子電導性の基板101との強固な結合を実現することができる。従って、負極活物質の集電性を高めた負極とすることができる。
以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施例に限定されない。
(実施例1)
厚さ25μmの銅箔上に、SBRのトルエン溶液にアセチレンブラックを分散させたペーストを塗布し、乾燥させ、厚さ5μmの電子伝導層を形成した。この電子伝導層の上に、シランカップリング剤としてN−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシランを用い、シランカップリング剤:純水:エタノール=1:1:98(重量比)の混合溶液を塗布し、乾燥させ、結合層を形成した。
負極活物質として、SiO粉末を用いた。SiO粉末:アセチレンブラック:PVdF=90:5:5(重量比)となるようにN−メチルピロリドンを溶媒としたペーストを作製し、結合層の上に塗工し、負極活物質層を形成した。
その後130℃で乾燥した後、ローラーを通し、負極活物質層の厚さを10μmとする負極板を作製した。
この負極板を直径15mmの円形に打ち抜き、ポリプロピレン製のセパレータ(厚さ25μm)を介して、金属リチウムと対峙させ、2016サイズコイン型電池ケース(直径20mm、厚さ16mm)に収納し、1.2MのLiPFを溶解した炭酸エチレン:炭酸ジエチルを電解液に用い、これを注液した後、ケース周囲をかしめ、コイン型電池を作製した(電池1)。
この電池1を充放電電流100μAh、充電終止電圧0V、放電終止電圧1.5Vで繰り返し充放電を行った。結果を図3に示す。ここで、充電とは負極活物質にリチウムが挿入されていく方向、放電とは、挿入されたリチウムが脱離していく方向をいう。
電池1は、図3に示すように、100サイクル時点でも初期に対し、83%の容量を維持し、優れたサイクル特性を有することがわかった。
この電池を分解し、SEMで断面観察したところ、顕著な剥離は観察されなかった。
これは、電子伝導層が樹脂を含むことから弾性を有するので、負極活物質(SiO)が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板である銅箔にもたらされることがなかったためだと考えられる。さらに、結合層中のシランカップリング剤の効果により負極活物質層と電子伝導層との強固な結合が充放電を繰り返しても維持できたと考えられる。
(比較例1)
電子伝導層の形成とシランカップリング剤処理とを行わず、銅箔上に直接負極活物質層を形成したこと以外は実施例1と同様にしてコイン型電池を作製し(比較電池1)、実施例1と同様の条件で繰り返し充放電を行った。結果を図3に示す。
比較電池1は、図3に示すように、10サイクルを経過したところで、容量維持率の低下が大きくなり、20サイクルでは放電容量はほとんど観測できなくなった。
この電池を分解したところ、銅箔から負極活物質が剥離していることが確認された。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(比較例2)
シランカップリング剤を用いなかったこと以外は実施例1と同様にしてコイン型電池を作製し(比較電池2)、実施例1と同様の条件で繰り返し充放電を行った。結果を図3に示す。
比較電池2は、図3に示すように、20サイクルを経過したところで、容量維持率の低下が大きくなり、30サイクルでは放電容量はほとんど観測できなくなった。
この電池を分解したところ、電子伝導層から負極活物質が剥離していることは目視では確認されないが、SEMにより断面を観察したところ明瞭に剥離部が認められた。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(比較例3)
電子伝導層を形成せずに、銅箔上に直接、実施例1と同様のシランカップリング剤を塗布し、その上に負極活物質層を形成した以外は、実施例1と同様にしてコイン型電池を作製し(比較電池3)、実施例1と同様の条件で繰り返し充放電を行った。結果を図3に示す。
比較電池3は、図3に示すように、25サイクルを経過したところで、容量維持率の低下が大きくなり、40サイクルでは放電容量はほとんど観測できなくなった。
この電池を分解したところ、銅箔から負極活物質が剥離していることは目視では確認されないが、SEMにより断面を観察したところ明瞭に剥離部が認められた。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(実施例2)
厚さ25μmの銅箔に、シランカップリング剤としてN−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシランを用い、シランカップリング剤:純水:エタノール=1:1:98(重量比)の混合溶液を塗布し、乾燥させ、第1の結合層を形成した。
この第1の結合層上に、SBRのトルエン溶液にアセチレンブラックを分散させたペーストを塗布し、乾燥させ、厚さ5μmの電子伝導層を形成した。さらに、この電子伝導層の上にシランカップリング剤としてN−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシランを用い、シランカップリング剤:純水:エタノール=1:1:98(重量部)の混合溶液を面に塗布し、乾燥させ、第2の結合層を形成した。
負極活物質として、SiO粉末を用いた。SiO粉末:アセチレンブラック:PVdF=90:5:5(重量比)となるようにN−メチルピロリドンを溶媒としたペーストを作製し、第2の結合層上に塗工した。
その後130℃で乾燥した後、ローラーを通し、活物質層厚さを10μmとする負極板を作製した。
この負極板を直径15mmの円形に打ち抜き、ポリプロピレン製のセパレータ(厚さ25μm)を介して、金属リチウムと対峙させ、2016サイズコイン型電池ケース(直径20mm、厚さ16mm)に収納し、1.2MのLiPFを溶解した炭酸エチレン:炭酸ジエチルを電解液に用い、これを注液した後、ケース周囲をかしめ、コイン型電池を作製した(電池2)。
この電池2を充放電電流100μAh、充電終止電圧0V、放電終止電圧1.5Vで繰り返し充放電を行った。結果を図3に示す。ここで、充電とは負極活物質にリチウムが挿入されていく方向、放電とは、挿入されたリチウムが脱離していく方向をいう。
電池2は、図3に示すように、100サイクル時点でも初期に対し、86%の容量を維持し、優れたサイクル特性を有することがわかった。
この電池を分解し、SEMで断面観察したところ、顕著な剥離は観察されなかった。
これは、電子伝導層が樹脂を含むことから弾性を有するので、負極活物質(SiO)が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板である銅箔にもたらされることがなかったためだと考えられる。さらに、結合層中のシランカップリング剤の効果により負極活物質層と電子伝導層と、および銅箔と電子伝導層との強固な結合が充放電を繰り返しても維持できたと考えられる。
(実施例3)
厚さ25μmの銅箔上に、SBRのトルエン溶液にアセチレンブラックを分散させたペーストを塗布し、乾燥させ、厚さ5μmの電子伝導層を形成した。この電子伝導層の上に、シランカップリング剤としてビニルトリメトキシシランを用い、シランカップリング剤:純水:エタノール=1:1:98(重量比)の混合溶液を塗布し、乾燥させ、結合層を形成した。
負極活物質層として、SiOをターゲットとして、スパッタ法によりSiO薄膜を結合層上に5μm形成した。
その後真空下で、130℃で熱処理して、負極板を作製した。
この負極板を直径15mmの円形に打ち抜き、ポリプロピレン製のセパレータ(厚さ25μm)を介して、金属リチウムと対峙させ、2016サイズコイン型電池ケース(直径20mm、厚さ16mm)に収納し、1.2MのLiPFを溶解した炭酸エチレン:炭酸ジエチルを電解液に用い、これを注液した後、ケース周囲をかしめ、コイン型を作製した(電池3)。
この電池3を充放電電流100μAh、充電終止電圧0V、放電終止電圧1.5Vで繰り返し充放電を行った。結果を図4に示す。ここで、充電とは負極活物質にリチウムが挿入されていく方向、放電とは、挿入されたリチウムが脱離していく方向をいう。
電池3は、図4に示すように、100サイクル時点でも初期に対し、92%の容量を維持し、優れたサイクル特性を有することがわかった。
この電池を分解し、SEMで断面観察したところ、顕著な剥離は観察されなかった。
これは、電子伝導層が樹脂を含むことから弾性を有するので、負極活物質(SiO)が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板である銅箔にもたらされることがなかったためだと考えられる。さらに、結合層中のシランカップリング剤の効果により負極活物質層と電子伝導層との強固な結合が充放電を繰り返しても維持できたと考えられる。また、負極活物質層の形成において、実施例1の粉末塗工の場合に比べて薄膜形成の方がサイクル特性に優れるのは、製膜時の粒子の運動エネルギーの高さにより高い密着強度が得られるためであると考えられる。
(比較例4)
電子伝導層の形成とシランカップリング剤処理とを行わず、銅箔上に直接負極活物質層を形成したこと以外は実施例3と同様にしてコイン型電池を作製し(比較電池4)、実施例3と同様の条件で繰り返し充放電を行った。結果を図4に示す。
比較電池4は、図4に示すように、15サイクルを経過したところで、容量維持率の低下が大きくなり、28サイクルでは放電容量はほとんど観測できなくなった。
この電池を分解したところ、銅箔から負極活物質が剥離していることが確認された。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(比較例5)
シランカップリング剤を用いなかった以外は実施例3と同様にしてコイン型電池を作製し(比較電池5)、実施例3と同様の条件で繰り返し充放電を行った。結果を図4に示す。
比較電池5は、図4に示すように、26サイクルを経過したところで、容量維持率の低下が大きくなり、38サイクルでは放電容量はほとんど観測できなくなった。
この電池を分解したところ、電子伝導層から負極活物質が剥離していることは目視では確認されないが、SEMにより断面を観察したところ明瞭に剥離部が認められた。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(比較例6)
電子伝導層を形成せずに、銅箔上に直接、実施例3と同様のシランカップリング剤を塗布し、その上に負極活物質層を形成したこと以外は、実施例3と同様にしてコイン型電池を作製し(比較電池6)、実施例3と同様の条件で繰り返し充放電を行った。結果を図4に示す。
比較電池5は、図4に示すように、44サイクルを経過したところで、容量維持率の低下が大きくなり、52サイクルでは放電容量はほとんど観測できなくなった。
この電池を分解したところ、銅箔から負極活物質が剥離していることは目視では確認されないが、SEMにより断面を観察したところ明瞭に剥離部が認められた。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(実施例4)
厚さ25μmの銅箔に、シランカップリング剤としてビニルトリメトキシシランを用い、シランカップリング剤:純水:エタノール=1:1:98(重量比)の混合溶液を塗布し、乾燥させ、第1の結合層を形成した。
この第1の結合層上に、SBRのトルエン溶液にアセチレンブラックを分散させたペーストを塗布し、乾燥させ、厚さ5μmの電子伝導層を形成した。さらに、この電子伝導層の上にシランカップリング剤としてビニルトリメトキシシランを用い、シランカップリング剤:純水:エタノール=1:1:98(重量比)の混合溶液を面に塗布し、乾燥させ、第2の結合層を形成した。
負極活物質層として、SiOをターゲットとして、スパッタ法によりSiO薄膜を第2の結合層上に5μm形成した。
その後真空下で、130℃で熱処理して、負極板を作製した。
この負極板を直径15mmの円形に打ち抜き、ポリプロピレン製のセパレータ(厚さ25μm)を介して、金属リチウムと対峙させ、2016サイズコイン型電池ケース(直径20mm、厚さ16mm)に収納し、1.2MのLiPFを溶解した炭酸エチレン:炭酸ジエチルを電解液に用い、これを注液した後、ケース周囲をかしめ、コイン型電池を作製した(電池4)。
この電池4を充放電電流100μAh、充電終止電圧0V、放電終止電圧1.5Vで繰り返し充放電を行った。結果を図4に示す。ここで、充電とは負極活物質にリチウムが挿入されていく方向、放電とは、挿入されたリチウムが脱離していく方向をいう。
電池4は、図4に示すように、100サイクル時点でも初期に対し、97%の容量を維持し、優れたサイクル特性を有することがわかった。
この電池を分解し、SEMで断面観察したところ、顕著な剥離は観察されなかった。
これは、電子伝導層が樹脂を含むことから弾性を有するので、負極活物質(SiO)が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板である銅箔にもたらされることがなかったためだと考えられる。さらに、結合層中のシランカップリング剤の効果により負極活物質層と電子伝導層と、および集電体と電子伝導層との強固な結合が充放電を繰り返しても維持できたと考えられる。また、負極活物質層の形成において、実施例2の粉末塗工の場合に比べて薄膜形成の方がサイクル特性に優れるのは、製膜時の粒子の運動エネルギーの高さにより高い密着強度が得られるためであると考えられる。
(実施例5)
ターゲットをシリコン(Si)に代えたこと以外は実施例3と同様にして、コイン型電池を作製し(電池5)、実施例3と同条件で繰り返し充放電試験を行った。結果を図5に示す。
電池5は、図5に示すように、100サイクル時点でも74%と高い容量維持率を示した。
この電池を分解し、SEMで断面観察したところ、顕著な剥離は観察されなかった。
これは、電子伝導層が樹脂を含むことから弾性を有するので、負極活物質(Si)が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板である銅箔にもたらされることがなかったためだと考えられる。さらに、結合層中のシランカップリング剤の効果により負極活物質層と電子伝導層と、および集電体と電子伝導層との強固な結合が充放電を繰り返しても維持できたと考えられる。同じスパッタ法による製膜でもシリコンの方がSiOに比べてサイクル特性が低いのは、シリコンの方が体積変化が大きいためであると考えられる。
(比較例7)
ターゲットをシリコンに代えたこと以外は比較例4と同様にして、コイン型電池を作製し(比較電池7)、実施例5と同条件で繰り返し充放電測定を行った。結果を図5に示す。
比較電池7は、図5に示すように、初期から容量の低下が認められた。
この電池を分解したところ、銅箔から負極活物質が剥離していることが確認された。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(比較例8)
ターゲットをシリコンに代えたこと以外は比較例5と同様にして、コイン型電池を作製し(比較電池8)、実施例5と同条件で繰り返し充放電試験を行った。結果を図5に示す。
比較電池8は、図5に示すように、12サイクル目から容量維持率の低下が始まり、20サイクルでは放電容量は観測できなかった。
この電池を分解したところ、電子伝導層から負極活物質が剥離していることは目視では確認されないが、SEMにより断面を観察したところ明瞭に剥離部が認められた。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(比較例9)
ターゲットをシリコンに代えたこと以外は比較例6と同様にして、コイン型電池を作製し(比較電池9)、実施例5と同条件で繰り返し充放電試験を行った。結果を図5に示す。
比較電池9は、図5に示すように、25サイクル目から容量維持率の低下が始まり、37サイクルでは放電容量は観測できなかった。
この電池を分解したところ、銅箔から負極活物質が剥離していることは目視では確認されないが、SEMにより断面を観察したところ明瞭に剥離部が認められた。そのために、集電性が低下し、サイクル特性劣化が生じたと思われる。
(実施例6)
ターゲットをシリコンに代えたこと以外は実施例4と同様にして、コイン型電池を作製し(電池6)、実施例5と同条件で繰り返し充放電試験を行った。結果を図5に示す。
電池6は、図5に示すように、100サイクル時点でも80%と高い容量維持率を示した。
この電池を分解し、SEMで断面観察したところ、顕著な剥離は観察されなかった。
これは、電子伝導層が樹脂を含むことから弾性を有するので、負極活物質(Si)が充放電によって膨張・収縮を繰り返しても、その影響が直接的に基板である銅箔にもたらされることがなかったためだと考えられる。さらに、結合層中のシランカップリング剤の効果により負極活物質層と電子伝導層と、および集電体と電子伝導層との強固な結合が充放電を繰り返しても維持できたと考えられる。同じスパッタ法による製膜でもシリコンの方がSiOに比べてサイクル特性が低いのは、シリコンの方が体積変化が大きいためであると考えられる。
以上のように本願発明によれば、サイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池用負極および、それを用いた電池を得ることができる。
なお、本願実施例ではシランカップリング剤として、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシランとビニルトリメトキシシランを用いたが、この材料に限定されるものではない。
また、電子伝導層にはSBRとアセチレンブラックからなる層で記載したが、樹脂種、導電材種はこれに限定されるものではない。
負極活物質についてもSiOおよびSiを一例に実施例を挙げたが、これら材料に限定されるものではなく、Siを主体としてなる合金やSiOx(0≦x<2)、あるいは、リチウムと容易に合金化する金属であれば用いることができる。
また、電池の評価には、対極にLiを用いたが、対極をリチウム含有の遷移金属酸化物やリチウム含有の遷移金属硫化物等を用いることができるのは自明であり、対極Liに限定されるものではない。
本発明に係るリチウムイオン二次電池用負極およびこれを用いた電池は、高容量で、優れたサイクル特性を有し、携帯電話、パーソナルコンピューター等電子機器の高性能化・長時間駆動が可能な主電源として有用である。また、本発明に掛かる技術は、負極だけではなく、正極にも応用できる。
本発明の実施の形態1におけるリチウムイオン二次電池用負極の概略断面図 本発明の実施の形態2におけるリチウムイオン二次電池用負極の概略断面図 本発明の実施例1、2および比較例1から3におけるリチウムイオン二次電池のサイクル特性を示す図 本発明の実施例3、4および比較例4から6におけるリチウムイオン二次電池のサイクル特性を示す図 本発明の実施例5、6および比較例7から9におけるリチウムイオン二次電池のサイクル特性を示す図
符号の説明
100 負極
101 電子伝導性の基板
102 電子伝導層
103 結合層
104 負極活物質層
200 負極
201 第1の結合層
202 第2の結合層

Claims (4)

  1. 電子伝導性の基板と、
    前記基板上に形成された電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層と、
    前記電子伝導層上に形成されたシランカップリング剤を含む結合層と、
    前記結合層上に形成された負極活物質を含む負極活物質層とを有すること、
    を特徴とするリチウムイオン二次電池用負極。
  2. 電子伝導性の基板と、
    前記基板上に形成されたシランカップリング剤を含む第1の結合層と、
    前記第1の結合層上に形成された電子伝導性粉末と樹脂とを含む電子伝導層と、
    前記電子伝導層上に形成されたシランカップリング剤を含む第2の結合層と、
    前記第2の結合層上に形成された負極活物質を含む負極活物質層とを有すること、
    を特徴とするリチウムイオン二次電池用負極。
  3. 前記負極活物質は、シリコン、シリコン酸化物およびシリコン含有合金からなる群より選ばれた少なくとも1つを含むこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池用負極と、
    リチウムを吸蔵・放出しうる正極と、
    電子的に前記正極と前記負極とを分離するセパレータと、
    リチウムイオン可動性の電解質と、
    を有するリチウムイオン二次電池。
JP2005072525A 2005-03-15 2005-03-15 リチウム二次電池用負極とそれを用いた電池 Withdrawn JP2006260784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005072525A JP2006260784A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 リチウム二次電池用負極とそれを用いた電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005072525A JP2006260784A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 リチウム二次電池用負極とそれを用いた電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006260784A true JP2006260784A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37099804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005072525A Withdrawn JP2006260784A (ja) 2005-03-15 2005-03-15 リチウム二次電池用負極とそれを用いた電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006260784A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140590A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 株式会社 東芝 非水電解質二次電池用負極、非水電解質二次電池及び電池パック
JP2014063627A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyota Motor Corp 非水電解質二次電池の製造方法,および,その方法により製造された非水電解質二次電池
KR20150100129A (ko) * 2014-02-24 2015-09-02 삼성전자주식회사 이차전지용 음극 및 이를 포함하는 이차전지
KR101592193B1 (ko) 2013-05-14 2016-02-05 주식회사 엘지화학 전기 전도도가 향상된 전극
US9705155B2 (en) 2012-03-15 2017-07-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrode for solid electrolyte secondary battery, solid electrolyte secondary battery, and battery pack
CN114024023A (zh) * 2021-10-21 2022-02-08 中国科学院上海硅酸盐研究所 一种具有高强度高电导负极偶联界面的全固态锂金属电池

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997625A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Seiko Instr Inc 非水電解質二次電池およびその製造方法
JPH11144733A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Furukawa Battery Co Ltd:The 二次電池用電極および二次電池
JP2000133273A (ja) * 1998-10-30 2000-05-12 Hitachi Chem Co Ltd 二次電池
WO2001059871A1 (fr) * 2000-02-10 2001-08-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede de fabrication de pile a electrolyte non aqueux et pile ainsi obtenue
JP2004087487A (ja) * 2002-08-05 2004-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正極活物質およびこれを含む非水電解質二次電池

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0997625A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Seiko Instr Inc 非水電解質二次電池およびその製造方法
JPH11144733A (ja) * 1997-11-11 1999-05-28 Furukawa Battery Co Ltd:The 二次電池用電極および二次電池
JP2000133273A (ja) * 1998-10-30 2000-05-12 Hitachi Chem Co Ltd 二次電池
WO2001059871A1 (fr) * 2000-02-10 2001-08-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Procede de fabrication de pile a electrolyte non aqueux et pile ainsi obtenue
JP2004087487A (ja) * 2002-08-05 2004-03-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 正極活物質およびこれを含む非水電解質二次電池

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9705155B2 (en) 2012-03-15 2017-07-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Electrode for solid electrolyte secondary battery, solid electrolyte secondary battery, and battery pack
WO2013140590A1 (ja) * 2012-03-23 2013-09-26 株式会社 東芝 非水電解質二次電池用負極、非水電解質二次電池及び電池パック
JP2014063627A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyota Motor Corp 非水電解質二次電池の製造方法,および,その方法により製造された非水電解質二次電池
KR101592193B1 (ko) 2013-05-14 2016-02-05 주식회사 엘지화학 전기 전도도가 향상된 전극
KR20150100129A (ko) * 2014-02-24 2015-09-02 삼성전자주식회사 이차전지용 음극 및 이를 포함하는 이차전지
US9941520B2 (en) 2014-02-24 2018-04-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Negative electrode for secondary battery and secondary battery including the negative electrode
KR102201317B1 (ko) 2014-02-24 2021-01-11 삼성전자주식회사 이차전지용 음극 및 이를 포함하는 이차전지
CN114024023A (zh) * 2021-10-21 2022-02-08 中国科学院上海硅酸盐研究所 一种具有高强度高电导负极偶联界面的全固态锂金属电池
CN114024023B (zh) * 2021-10-21 2024-06-04 中国科学院上海硅酸盐研究所 一种具有高强度高电导负极偶联界面的全固态锂金属电池

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108155363B (zh) 高分子涂层在铝负极中的应用、铝负极、其制备方法及二次电池
US20170271678A1 (en) Primer Surface Coating For High-Performance Silicon-Based Electrodes
CN109428057A (zh) 涂覆自形成人造固体电解质界面层以稳定锂离子电池组中的电极的循环稳定性的方法
JP6070966B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質及びこれを含むリチウム二次電池
RU2521075C1 (ru) Биполярная батарея
WO2008029888A1 (fr) Matériau actif pour électrode négative, électrode négative et accumulateur au lithium
JP5961910B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質、リチウム二次電池、リチウム二次電池の製造方法、及び、リチウム二次電池用の負極の製造方法
JP2008171816A (ja) リチウム電池用アノード及びそれを採用したリチウム電池
WO2016181890A1 (ja) 非水電解質二次電池用電極および非水電解質二次電池
TW201230440A (en) Lithium ion secondary battery, device for recovering battery capacity and method for recovering battery capacity
JP5806335B2 (ja) 電極体及びその製造方法
JP2020061221A (ja) 双極型二次電池
JP5664943B2 (ja) リチウムイオン二次電池用電極及びその製造方法、並びにその電極を用いたリチウムイオン二次電池
WO2015083262A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極材料及びその製造方法、リチウムイオン二次電池用負極及びその製造方法並びにリチウムイオン二次電池
JP2006260784A (ja) リチウム二次電池用負極とそれを用いた電池
JP2015005421A (ja) 電極体及び全固体電池
JP5621867B2 (ja) リチウムイオン二次電池
JP5098144B2 (ja) 負極および電池
JP5590173B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池
JP6035900B2 (ja) 全固体リチウムイオン二次電池
CN116169339A (zh) 二次电池与包含其的用电设备
JP5668667B2 (ja) リチウムイオン二次電池用負極及びその負極を用いたリチウムイオン二次電池
JP2019160616A (ja) リチウムイオン二次電池
JP7016234B2 (ja) リチウムイオン電池
JP2011060605A (ja) リチウムイオン二次電池、車両、電池搭載機器及び正電極板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080225

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080312

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110328