JP2006260061A - 棒金払出し装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収納棚から繰出された棒金を収容して搬送するエレベータ部3に、繰出された棒金を受けて転動させるガイド板3eと、このガイド板3e上で棒金を停止させる棒金ストッパ40と、回転可能な軸63と、棒金ストッパ40により停止される棒金によって押上げられるように軸63の中央部に設けられた外径検知部材61と、軸63の端部に設けられた外径検知アーム62と、外径検知部材61が押上げられたときの外径検知アーム62の回動位置により棒金の外径を検知する外径検知センサ66,67と、棒金ストッパ40により停止された棒金に対して硬貨の孔の有無を検知する硬貨孔検知センサ65とを設け、これらのセンサ66,67,65の検知結果から制御部が棒金の金種を判別するようにした。
【選択図】 図1
Description
このような現金処理システムに用いられる従来の棒金払出し装置として、例えば、特許文献1に示すものがある。
この特許文献1の棒金払出し装置は、金種別に複数本の棒金を径方向に一列に整列させて収納する金種別のカセットを上下方向に複数段配置し、上位装置からの払出し指示、払出し金種、数量に基づいて、指定金種の棒金を該当するカセットから繰出し部材により必要本数繰出してエレベータ部に放出する。そして指定金種、数量の棒金がエレベ−タ部に収容されるとエレベ−タ部を上昇させ、棒金払出し口に位置付けてからシャッタを開いて、エレベ−タ部に収容されている棒金をオペレータに取出させるものとなっている。
この棒金検知手段は、各カセットに対応してカセット内の棒金を挟んで棒金の長手方向に向けて対抗するように配置した発光素子と受光素子を、カセット内の棒金の整列方向沿って一体に移動させるように構成したもので、前記発光素子及び受光素子は硬貨の径方向の中心から周面側にずらした位置、特に5円、50円のように中央に孔のある硬貨に対しては、その孔から外れた位置で光走査するように設定されている。
仮に、カセットに収納されているすべての棒金の合計長で比較することを考えた場合でも、異金種の棒金が複数本収納されていた場合は、その差が累積されて異金種の棒金が収納されていると判定することができるが、複数本の適正金種の棒金の中に1本だけ異金種の棒金が収納されている場合には正確に判定することは困難である。
まず、図3について説明する。図3において1は棒金払出し装置、11はこの棒金払出し装置の筐体で、この筺体11は前部側が開口しており、その開口に扉12が設けられている。
これら各収納部2は、筺体11の両側内面に前傾状態で固定された図示しない断面コ字状のベース部材と、このベース部材上に着脱自在に装填される断面コ字状の収納棚21(図5、図6参照)とによって構成されている。
尚、各収納部2は傾斜させることで棒金10を自重により矢印A方向に転動可能とする構造に限定されるものはでなく、例えば各収納部2を水平に配置して、棒金10を繰出し部材5側へ付勢する手段を設けるようにしてもよい。
このエレベータ部3の昇降位置上方における筐体11の上面には棒金10を払出すための棒金払出し口が開口され、この棒金払出し口にシャッタ23が設けられている。
駆動プーリ16と3個の従動プーリ18との間には、搬送ベルト19が筺体11内の上下方向に延在して略長方形を成すように張架されおり、この搬送ベルト19の少なくとも1個所がエレベータ部3の側面に固定されていて、モータ14が正、逆方向に駆動されることで搬送ベルト19が上下方向に走行し、その走行に伴ってエレベータ部3が昇降するようになっている。
20は筐体11内に備えられた制御ユニットで、この制御ユニット20内には、モータ14や、シャッタ23を開閉させる公知の開閉機構(例えば、ラックアンドピニオンとモータ)、及び当該棒金払出し装置1全体の動作を入力情報やセンサ情報等に基づいて制御すると共に図示しない上位装置と通信を行う制御部、及びその制御プログラムを格納した記憶部等が設けられている。
図4に示すように、繰出し部材5は、両側部51,52を有する略半円筒状に形成された棒金受入れ部53と、この棒金受入れ部53の両側部51,52に突設された回動軸54,55と、一方の回動軸54の外周に装着された駆動ギア56と、棒金受入れ部53の外周面に沿って櫛歯状に突設された三日月上の複数の係止部57によって形成されている。
駆動ギア56は収納部2内を摺動する摺動部材と連結された移動可能なラック58と噛合わせてあって該ラック58の移動により回転し、これにより繰出し部材5も駆動ギア56と一体に回転するものとなっている。
そして繰出し部材5の開口が矢印Bの方向に向いた状態では、収納棚21に収納された複数本の棒金10のうちの先頭の棒金10aが、繰出し部材5の開口から棒金受入れ部53内に収まり、この棒金受入れ部53内に収まった棒金10aは、図6に示すように繰出し部材5の矢印C方向への回転により繰出されてエレベータ部3に放出される。その際、後続の棒金10bは係止部57の外周により係止されて収納棚21内に保持される。
エレベータ部3は上面を開口させた箱状に形成され、内部における収納棚21側の所定高さの位置にガイド板3eが設けられ、扉12側にガイド板3eから落込むように棒金収容部4が形成されている。
ガイド板3eは棒金収容部4側の端部に設けた軸3dを支点として回動できるように支持されており、この軸3dの両端はエレベータ部3の両側面等に取付けられていて、ガイド板3eは、通常時は収納棚21と同様の角度で傾斜し、棒金10をリジェクトするときは図示しない機構により逆側に傾斜するようになっている。
3aはガイド軸で、このガイド軸3aはエレベータ部3の内面に上下方向に位置をずらして複数設けられている。
36は下面にラック36aを形成した棒金繰出し部36で、この棒金繰出し部36の側面に設けた長穴36bをガイド軸3aにそれぞれ嵌合させることにより、棒金繰出し部36が収納部2とほぼ同じ傾斜角で前後動可能に支持されている。
30は前記ガイド板3eの下側の空間に配置された駆動モータで、そのモータ軸には駆動ギア30aが取付けられており、この駆動ギア30aには棒金ストッパ解除シャフト31の一端に設けられた棒金ストッパ解除ギア31aが噛合い、更に棒金ストッパ解除ギア31aにはドライブシャフト33に設けられた伝達ギア33aが噛合っている。
ドライブシャフト33上には、トルクリミッタ34と共にラック駆動ギア35が装着され、駆動モータ30によりラック駆動ギア35はドライブシャフト33と一体に回転するものとなっている。
40はエレベータ3内の図示しない摺動部材と連結された上下動可能な棒金ストッパ、41は引張りスプリングで、この引張りスプリング41は一端がエレベータ部3内に設けられた図示しないフック部に引っ掛けられ、他端が棒金ストッパ40のフック部40aに引っ掛けられられており、棒金ストッパ40はこの引張りスプリング40の引張り力により引上げられるように付勢され、上端部がガイド板3eと棒金収容部4の間に設けられたスリットからガイド板3eより上方に突出して金種判別される棒金10を一時的に止めるようになっている。
図1及び図2において63は収納部2に整列して収納された棒金10と平行になるようにエレベータ部3のガイド板3eの上方に配置されたシャフト、61はシャフト63の中央部に固定された外径検知部材、62は外径検知部材61と所定の角度を成すように上端がシャフト63の一端に固定されたアームで、シャフト63の両端をエレベータ部3の両側面に設けられた軸受けに回転自在に支持することで、外径検知部材61と外径検知アーム62はシャフト63を中心に回動するものとなっている。
外径検知アーム62の重量は外径検知部材61より重くなっていて、外径検知アーム62はその重量によりほぼ垂直に垂下し、また外径検知アーム62の長さは外径検知部材61より長く設定されていて、ガイド板3e上に繰出された棒金10により外径検知部材6が押上げられたとき、外径検知部材61の移動量が外径検知アーム62の下端で増幅されるようになっている。
この第1の外径検知センサ66と第2の外径検知センサ67は、それぞれ第1の検知片62aと第2の検知片62bが通過可能なスリットを挟んで対向する発光素子と受光素子によって構成されており、第1の検知片62aまたは第2の検知片62bにより発光素子の光が遮光されたとき受光素子がオン、遮光されないとき受光素子がオフの信号を出力するものとなっている。
ガイド板3e上に棒金10が放出されていない状態では、図1に示したように外径検知アーム62はほぼ垂直に垂下しストッパ3fに当たって停止している。この状態では、第1の検知片62aと第2の検知片62bが第1の外径検知センサ66と第2の外径検知センサ67から外れた位置にあり、第1の外径検知センサ66と第2の外径検知センサ67はオフの信号を出力する。
このとき、第1の検知片62aは第1の外径検知センサ66の光を遮光する位置に変位するが、第2の検知片62bは第2の外径検知センサ67の光を遮光する位置には達しないので、第1の外径検知センサ66のみがオンの信号を出力し、第2の外径検知センサ67はオフの信号を出力する。
65は硬貨孔検知センサで、この硬貨孔検知センサ65を構成する発光素子と受光素子は、収納部2に整列して収納された棒金10と平行になるようにかつ各金種の棒金10のうちの最も長い長さより大きい間隔でガイド板3上に配置されていて、更にこの発光素子と受光素子は、五円または50円硬貨の棒金10が棒金ストッパ40によって止められたとき、その棒金10の硬貨の孔を発光素子の光が通過できる位置に設定されている。
図9は金種判別のために制御ユニット20の記憶部に格納されるテーブルデータの説明図である。
尚、以下に説明する各部の動作は、制御ユニット20内の図示しない記憶部に格納されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて図示しない制御部により制御される。
制御部はモータ14を駆動し、前記指定金種に基づいてエレベ−タ部3を筐体11の底部に設定されたホームポジションから目的の収納棚21に向かって上昇させる(S3)。
指定金種の棒金10が収納されている収納棚21に設けられた位置センサは上昇してきたエレベ−タ部3を検知し、オン信号を制御部に送信する(S4)。
その後、制御部は駆動モータ30にパルスを送信して、駆動モータ30が正方向に回転するように駆動する。
このとき、棒金10の孔の有無を検知する硬貨孔検知センサ65から出力される信号の変化により制御部は棒金10の存在を確認する(S7)。
確認後、制御部は第1の外径検知センサ66及び第2の外径検知センサ67の信号出力と、硬貨の孔の有無による硬貨孔検知センサの信号出力を図9のテーブルデータと照らし合わせて棒金10の金種を判別し、その金種が正常か否か、つまり指定金種か否かを判断する(S8)。
これにより棒金ストッパ40の上端がガイド板3eと同一面以下の位置に退避すると、棒金10は自重によりガイド板3e上を転動し、図11(c)に示したように棒金収容部4に落下して収容される(S9)。
これにより駆動モータ30が逆方向に回転すると、ラック駆動ギア35が逆回転して棒金繰出し部36が後退して元の位置に復帰し、それに伴って収納棚21側のラック58も図示しないスプリングにより元の位置に戻るため、繰出し部材5も元の状態に復帰する。
そして、同一であればS6からS10までの処理を繰り返し、同一でなければS3に戻って制御部はモータ14を駆動し、目的の収納棚21に向かってエレベ−タ部3を上昇または下降させた後、S10までの処理を繰り返す。但し、この場合、エレベ−タ部3の上昇は、ホームポジションからではなく、現在の停止位置からとなる。
そして、払出し口に設けられている図示しない位置センサがエレベ−タ部3を検知すると(S14)、制御部はその検知信号に基づいてモータ14を停止させ、エレベ−タ部3上面を払出し口に停止させる(S15)。
これによりオペレータがエレベ−タ部3の棒金収容部4から棒金を取出し、すべての棒金10が取出されたことがエレベ−タ部3に設けられている図示しないセンサにより検知されると、制御部は取出しが終了したものと判断して(S17)、シャッタ開閉機構に信号を送信し、その信号に基づいてシャッタ開閉機構がシャッタ23を閉じる(S18)。
最後に制御部は、モータ14を逆方向に駆動してエレベ−タ部3を下降させ、ホームポジションに戻す(S20)。
このようにして異金種の棒金をリジェクトした後、S3に戻って制御部はモータ14を駆動し、目的の収納棚21に向かってエレベ−タ部3を上昇させた後、S20までの処理を行う。
また、棒金を収納棚21から繰出すため繰出し部材5を半回転させる棒金繰出し部36と、繰出された棒金を金種判別位置に停止させる棒金ストッパを1つの駆動モータ30で動作できるようにしているため、小型、軽量で、低コストの装置を実現できるという効果も得られる。
この第2の実施例は、各収納棚21の前端側の側部にエレベ−タ部33の昇降方向に沿って延在する側板を設け、この側板に各収納棚21間に位置するように押当て部26(図12参照)を櫛歯状に形成した構成を有し、また制御プログラムに、エレベータ部3に放出された棒金10が異金種と判別された場合、エレベ−タ部3の昇降により棒10に振動を与えた後、再度金種判別を行うようにした処理を加えたもので、その制御プログラムは制御ユニット20に設けた図示しない記憶部に記憶したものとする。
図12は第2の実施例の作用を示す要部側面図、図13は第2の実施例の作用を示すフローチャートで、以下に棒金払出しの手順を図13にSで示したステップに従って説明する。
まず、S1からS8まで第1の実施例において図10で説明した処理と同様の処理が行われる。
これによりガイド板3e上の棒金に振動を与えてからモータ14を停止させて、図12(a)に示したようにエレベ−タ部3に設けられている棒金繰出し部36の押圧軸36cの先端が収納棚21間に位置する押当て部26と対向するようにエレベ−タ部3を停止させる。
正常な金種である場合、制御部は駆動モータ30にパルスを送信して、駆動モータ30を正方向に回転させると、図12(b)に示したように棒金繰出し部36が収納棚21側に移動して押圧軸36cの先端が押当て部26に当接し、更に駆動モータ30を回転するとラック駆動ギア35に設定以上のトルクが発生するので、トルクリミッタ34の作用によりドライブシャフト33のみが回転し、棒金繰出し部36の移動が阻止される。
これにより棒金ストッパ40の上端がガイド板3eと同一面以下に退避すると、棒金10は自重によりガイド板3e上を転動し、図12(c)に示したように棒金収容部4に落下して収容される(S33)。
これにより駆動モータ30が逆方向に回転すると、ラック駆動ギア35が逆回転して棒金繰出し部36が元の位置に復帰する。
このようにして異金種の棒金をリジェクトした後、S3に戻って制御部はモータ14を駆動し、目的の収納棚21に向かってエレベ−タ部3を上昇させた後、S20までの処理を行う。
この第3の実施例は、制御プログラムに、エレベータ部3に放出された棒金10が異金種と判別された場合、棒金繰出し部36の往復動作により棒金10に振動を与えた後、再度金種判別を行うようにした処理を加えたもので、その制御プログラムは制御ユニット20に設けた図示しない記憶部に記憶したものとする。
図14は第3の実施例の作用を示すフローチャートで、以下に棒金払出しの手順を図14にSで示したステップに従って説明する。
まず、S1からS8まで第1の実施例において図10で説明した処理と同様の処理が行われる。
この状態で制御部は駆動モータ30を正逆両方向に交互に駆動することで、棒金繰出し部36の押圧軸36cの先端を押当て部26に当接させた後、押圧軸36cの先端を押当て部26から離すという往復運動を複数回行い(S42)、これによりガイド板3e上の棒金に振動を与えてからモータ14を停止させた後、制御部は前記S8と同様に棒金10の金種を判別して、その金種が正常か否かを判断する(S43)。
無論、この第3の実施例においても、前記S43で正常な金種ではないと判別した場合、つまり異金種と判別した場合は、棒金10を図示しないリジェクトボックスに落下させ(S21)、その後S3に戻って制御部はモータ14を駆動し、目的の収納棚21に向かってエレベ−タ部3を上昇させた後、S20までの処理を行う。
この第4の実施例は、収納棚21内の棒金10が残り1本になった場合、その棒金10の繰出し速度を制御して確実に処理を行うようにするものである。
すなわち、繰出し部材5は、図5に示したように、棒金受入れ部53の開口部が矢印B方向に向いた状態で棒金受入れ部53内に受入れた棒金10aは、図6に示したように繰出し部材5が回動することで収納棚21から繰出され、エレベ−タ部3に放出される。このとき係止部57の外周により後続の棒金10bは収納棚21内に保持され、棒金受入れ部53の開口部が再び矢印B方向に向いた状態に戻ると、棒金10bが棒金受入れ部53内に受入れられることになる。
また、収納棚21内の棒金10の残数が複数の場合、繰出し部材5の回動により棒金10を繰出す際においても、収納棚21内に残る棒金10が棒金受入れ部53の外周に当接するまで棒金受入れ部53により繰出される棒金10を押すため動作は安定するが、同一収納棚21から連続して棒金10を繰出す場合で、かつ最後の1本の棒金10まで繰出す場合は、繰出し部材5の回動により働く遠心力によって繰出し中に揺動したり、宙に浮く等動作が不安定となるだけでなく、ときには棒金10を棒金受入れ部53内に正常に入る前に繰出し部材5が回転して棒金10をすくい上げられないという空振り現象等を生じることになる。
図15は第4の実施例の作用を示すフローチャートで、以下に棒金払出しの手順を図15にSで示したステップに従って説明する。
まず、S1からS5まで第1の実施例において図10で説明した処理と同様の処理が行われる。
一方、残本数nが1本の場合、制御部はその棒金10が自重により転動して繰出し部材5の棒金受入れ部53内に受入れられるまでのWAIT時間を図示しない記憶部に記憶された前記テーブルを参照して算出し、そのWAIT時間を確保することにより(S51)、棒金10が繰出し部材5の棒金受入れ部53内に受入れられるのを待ち、その後、前記テーブルを参照して駆動モータ30に低速パルスを送信して、低速で回転させる。
この第5の実施例は、制御プログラムに、オペレータによる棒金10の取出し後、エレベータ部3を昇降動作させた後、棒金10の残留検知を行う処理を加えたもので、その制御プログラムは制御ユニット20に設けた図示しない記憶部に記憶したものとする。
尚、この他の構成は上述した第1の実施例と同様である。
まず、S21を含むS1からS18まで第1の実施例において図10で説明した処理と同様の処理、すなわち、指定金種及び本数に関する情報の受信から、目的の収納棚21へのエレベ−タ部3の位置付け、指定された金種及び本数の棒金10の繰出し、棒金払出し口へのエレベ−タ部3の上昇、シャッタ23の開動作までの一連の処理が行われる。
そのため、本実施例では、シャッタ23を閉じると、制御部はエレベ−タ部3の現在停止位置情報に基づいてモータ14を正方向と逆方向に交互に駆動してエレベ−タ部3を複数回昇降動作させ(S61)、これにより棒金収容部4に棒金10が存在すればその棒金10に振動を与えてからモータ14を停止させてエレベ−タ部3を停止させた後、前記残留検知センサの検知結果から棒金収容部4内に棒金10が残留しているか否かを判断する(S62)。
この通知を受けたオペレータは、例えば棒金払出し装置1の正面の扉12を開いてエレベ−タ部3の棒金収容部4に残留している棒金10を取出す当の処理を行う。
以上説明したように第5の実施例では、オペレータへの棒金10の払出し処理後、エレベ−タ部3上下動させて棒金収容部4に振動を与えてからエレベ−タ部3を停止させた後、棒金収容部4内に棒金10が残留しているか否かを残留検知センサにより検知して、残留している場合オペレータに通知するようにしているため、残留した棒金10を別のオペレータに払出すという不都合を解消できるという効果が得られる。
2 収納部
3 エレベ−タ部
3a ガイド軸
3d 軸
3e ガイド板
3f ストッパ
4 棒金収容部
5 繰出し部材
10 棒金
11 筐体
12 扉
13 ガイド棒
14 モータ
15 モータ軸
16 駆動プーリ
17 伝達ベルト
18 従動プーリ
19 搬送ベルト
20 制御ユニット
23 シャッタ
26 押当て部
30 駆動モータ
30a 駆動ギア
31 棒金ストッパ解除シャフト
31a 棒金ストッパ解除ギア
32 棒金ストッパ解除アーム
32a 位置検知レバー
33 ドライブシャフト
33a 伝達ギア
34 トルクリミッタ
35 ラック駆動ギア
36 棒金繰出し部
36a ラック
36c 押圧軸
40 棒金ストッパ
40a フック部
40b フロア
41 引張スプリング
42 位置検知センサ
51 側部
52 側部
53 棒金受入れ部
54 回動軸
55 回動軸
56 駆動ギア
57 係止部
58 ラック
61 外径検知部材
62 外径検知アーム
62a 第1の検知片
62b 第2の検知片
63 シャフト
65 硬貨孔検知センサ
66 第1の外径検知センサ
67 第2の外径検知センサ
70 最下部の領域
Claims (7)
- 一定枚数の硬貨を棒状に包装した棒金を収納棚の一端から繰出し部材により1本ずつ繰出してエレベータ部に収容し、該エレベータ部により前記棒金を棒金払出し口に搬送して払出す棒金払出し装置において、
前記エレベータ部に、繰出し部材により繰出された棒金を受けて転動させるようにガイドするガイド板と、このガイド板上で棒金を停止させる上下動可能な棒金ストッパと、前記ガイド板の上方に設けられた回転可能な軸と、前記棒金ストッパにより停止される棒金によって押上げられるように前記軸の中央部に設けられた外径検知部材と、前記軸の端部に設けられた外径検知アームと、前記外径検知部材が押上げられたときの前記外径検知アームの回動位置により前記棒金ストッパにより停止された棒金の外径を検知する外径検知センサと、前記棒金ストッパにより停止された棒金に対して硬貨の孔の有無を検知する硬貨孔検知センサとを設け、
かつ、前記外径検知センサと硬貨孔検知センサの検知結果から棒金の金種を判別する棒金金種判別手段を備えたことを特徴とする棒金払出し装置。 - 請求項1記載の棒金払出し装置において、
前記外径検知センサは前記外径検知アームの回動範囲内に間隔をあけて2個設けられ、
前記棒金金種判別手段は、前記2個の外径検知センサと前記硬貨孔検知センサの検知結果から棒金の全金種を判別することを特徴とする棒金払出し装置。 - 請求項1記載の棒金払出し装置において、
前記エレベータ部に、前記繰出し部材を動作させる前後動可能な棒金繰出し部と、
この棒金繰出し部に設けられたラックに噛合わせたラック駆動ギアと、このラック駆動ギアと共にシャフトに取り付けられたトルクリミッタと、前記棒金ストッパを引き下げる棒金ストッパ解除アームと、前記棒金ストッパを引き上げるように付勢する引張スプリングと、前記トルクリミッタを介して前記ラック駆動ギアを回転させると共に前記棒金ストッパ解除アームを回動させるモータとを備え、
該モータを駆動して前記ラック駆動ギアを回転させると前記棒金繰出し部が前記繰出し部材側に前進して前記繰出し部材に棒金の繰出し動作を行わせ、前記棒金繰出し部が前記繰出し部材側からの反力を受けることで設定以上の回転トルクが発生したときトルクリミッタが空転し、その後前記棒金金種判別手段により前記ガイド板上の棒金の金種を判別してから前記棒金ストッパ解除アームが前記棒金ストッパを引き下げるようにしたことを特徴とする棒金払出し装置。 - 請求項1または請求項2記載の棒金払出し装置において、
前記棒金金種判別手段により判別された棒金の金種が異金種の場合、前記エレベータ部を昇降させて前記ガイド板上の棒金に振動を加えてから再度金種を判別することを特徴とする棒金払出し装置。 - 請求項3記載の棒金払出し装置において、
前記収納棚と異なる高さの位置に押当て部を設け、
前記棒金金種判別手段により判別された棒金の金種が異金種の場合、前記モータを正逆方向に駆動して棒金繰出し部の先端を押当て部に押当てることで前記ガイド板上の棒金に振動を加えてから再度金種を判別することを特徴とする棒金払出し装置。 - 請求項1に記載の棒金払出し装置において、
前記収納棚に収納されている棒金の本数を検知する棒金本数検知センサと、
棒金の金種に対応した待ち時間と棒金の繰出し速度を記憶したテーブルを有し、
前記収納棚に収納されている棒金の本数が残り1本になったとき、前記テーブルを参照して前記待ち時間の経過後、前記前記繰出し部材により棒金の低速で繰出すことを特徴とする棒金払出し装置。 - 請求項1に記載の棒金払出し装置において、
前記棒金払出し口に設けられたシャッタと、
前記エレベ−タ部内の棒金の残留を検知する残留検知センサを備え、
前記棒金払出し口から前記エレベ−タ部内のすべての棒金が抜き取られたことが前記残留検知センサで検知されたとき前記シャッタを閉じ、前記エレベ−タ部を昇降動作させてから前記残留検知センサに棒金の残留の有無を検知させることを特徴とする棒金払出し装置。
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JP2005075581A JP4353116B2 (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | 棒金払出し装置 |
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JP2005075581A JP4353116B2 (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | 棒金払出し装置 |
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