JP2006258492A - ガス遮断情報報知器、ガス漏れ警報器、及び、ガスメータ - Google Patents

ガス遮断情報報知器、ガス漏れ警報器、及び、ガスメータ Download PDF

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Abstract

【課題】閉じた遮断弁の復帰のために手動の復帰操作が必要であるのかどうかを使用者が容易に認識できるようにすること。
【解決手段】自動復帰対象に該当する遮断事象の発生時には遮断状態にある遮断弁4を弁開状態に自動復帰させ、手動復帰対象に該当する遮断事象の発生時には遮断状態にある遮断弁4を、手動の復帰操作の実行に伴い入力される外部からの復帰要求信号に呼応して弁開状態に復帰させるガスメータに接続して使用されるガス遮断情報報知器であって、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う遮断弁4の弁閉中にガスメータから出力される、遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号の入力に呼応して、遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を報知出力する第1報知手段23Aを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、遮断事象の発生により弁閉したガス流路上の遮断弁を自動復帰させるモードと、手動の復帰操作後に遮断弁を弁開状態に復帰させるマニュアル復帰モードとを、発生した遮断事象の内容によって選択して実行するガス遮断復帰装置を内蔵したガスメータ、及び、そのようなガスメータのガス遮断復帰装置によるガス遮断情報の報知出力を行うガス遮断情報報知器及びガス漏れ警報器に関する。
従来の遮断機能で自動復帰可能なものは、たとえば、特許第3051577号公報(特許文献1)に開示されているように、遮断弁が閉じた場合、一定時間後に一旦遮断弁を開き、ガスの流れがある場合には再度遮断弁を閉じ、ガスの流れがないときはそのまま開いておくものがある。
また、特許第3565552号公報(特許文献2)のように、遮断弁の遮断時、圧力センサの検出出力信号が予め設定された圧力以上の圧力であると判定したときに遮断弁を自動復帰させ、次いで、遮断時の所定時間前までの間におけるガス流量の変動の有無を判定し、流量の変動がなければガスメータを通常の使用状態にし、流量の変動があれば復帰安全確認作業を行った後でガスメータを通常の使用状態にするものが開示されている。
しかし、これらの技術には自動復帰の制限についての記述はなく、全ての遮断事象に対して自動復帰すると、たとえばガス管が破損して大量のガスが漏洩したときに遮断弁を閉止する合計流量遮断や、増加流量遮断、使用時間遮断等が発生した場合等、自動復帰後に安全確認をするとはいえ、安全への配慮が不足しているという問題がある。
そこで、遮断事象の発生により弁閉したガス流路上の遮断弁を自動復帰させるモードと、手動の復帰操作後に遮断弁を弁開状態に復帰させる手動復帰モードとを、発生した遮断事象の内容によって選択して実行するようにガス遮断復帰装置を構成することが考えられる。
特許第3051577号公報 特許第3565552号公報
しかしながら、弁閉された遮断弁が自動復帰されたり手動の復帰操作を待って復帰されたりするとなると、使用者は発生した遮断事象の内容を承知していないのが通常であることから、遮断弁が閉じられた場合に、閉じた遮断弁の復帰のために手動の復帰操作が必要であるのかどうか分からず使用者が戸惑ってしまう恐れがある。
また、遮断弁が自動復帰される遮断事象の発生によって弁閉された場合に、自動復帰されることを知らない使用者がいずれ手動による復帰操作をするつもりでいると、遮断事象の解消されないまま遮断弁の自動復帰のタイミングを迎えてしまい、自動復帰後に遮断事象の未解消のため再び遮断弁が弁閉されてしまい、自動復帰と遮断事象の未解消に起因する遮断弁の再弁閉とを繰り返してしまう恐れもある。
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、遮断事象の発生により弁閉したガス流路上の遮断弁を自動復帰させるモードと、手動の復帰操作後に遮断弁を弁開状態に復帰させる手動復帰モードとを、発生した遮断事象の内容によって選択して実行するようにガス遮断復帰装置が構成された場合に、閉じた遮断弁の復帰のために手動の復帰操作が必要であるのかどうかを使用者が容易に認識できるようにすることができるガス遮断情報報知器やガス漏れ警報器を提供すること、及び、これらと組み合わせて使用するのに適した、遮断弁の自動復帰モードと手動復帰モードとを発生した遮断事象の内容によって選択して実行するガス遮断復帰装置を内蔵したガスメータを提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、図1(A)の基本構成図に示すように、遮断事象が発生した場合にガス流路中の遮断弁4を弁閉させると共に、発生した遮断事象の種類を判定し、判定された遮断事象の種類が予め定められた自動復帰対象と手動復帰対象とのいずれに該当するかを判定し、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁4を弁開状態に自動復帰させ、手動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁4を、手動の復帰操作の実行に伴い入力される外部からの復帰要求信号に呼応して弁開状態に復帰させる、前記遮断弁4の自動復帰機能及び手動復帰機能を有するガスメータに接続して使用され、前記遮断弁4の状態を前記ガスメータの遠隔地において報知出力するガス遮断情報報知器であって、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁4の弁閉中に前記ガスメータから出力される、前記遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号の入力に呼応して、前記遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を報知出力する第1報知手段23Aを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁4の弁閉中に前記ガスメータから出力される、前記遮断弁4の自動復帰時期を示す自動復帰時期予告信号の入力に呼応して、前記遮断弁4の自動復帰時期を報知出力する第2報知手段23Bをさらに備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記第1報知手段23Aによる報知出力中に、前記遮断弁4の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期を指示するために操作される操作部22と、該操作部22の操作により前記遮断弁4の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期が指示された際に、前記遮断弁4の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期を指示する自動復帰中止信号又は自動復帰時期延期信号を前記ガスメータに出力する中止/延期信号出力手段23Cとをさらに備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記ガスメータは、前記遮断弁4の自動復帰及び手動復帰後、予め定められた前記ガス流路の安全確認項目の状態確認を行うように構成されており、前記遮断弁4の自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中に前記ガスメータから出力される、自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号の入力に呼応して、自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を報知出力する第3報知手段23Dをさらに備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記ガスメータは、前記安全確認項目の状態確認の結果、前記ガスメータの安全が確認された場合に、前記ガス流路におけるガスの通流を遮断事象から除外するように構成されており、自動復帰後における前記ガス流路におけるガスの通流の遮断事象からの除外時点で前記ガスメータから出力される、自動復帰後におけるガスの使用を許可する旨を示す自動復帰後ガス使用許可信号の入力に呼応して、自動復帰後におけるガスの使用を許可する旨を報知出力する第4報知手段23Eをさらに備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、遮断事象が発生した場合にガス流路中の遮断弁4を弁閉させると共に、発生した遮断事象の種類を判定し、判定された遮断事象の種類が予め定められた自動復帰対象と手動復帰対象とのいずれに該当するかを判定し、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁4を弁開状態に自動復帰させ、手動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁4を、手動の復帰操作の実行に伴い入力される外部からの復帰要求信号に呼応して弁開状態に復帰させる、前記遮断弁4の自動復帰機能及び手動復帰機能を有するガスメータに接続して使用され、監視対象空間におけるガス漏れを検知した時にガス漏れ状態であることを報知出力するガス漏れ警報器であって、請求項1、2、3、4又は5記載のガス遮断情報報知器を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、図1(B)の基本構成図に示すように、遮断事象が発生した場合にガス流路中の遮断弁4を弁閉させると共に、発生した遮断事象の種類を判定し、判定された遮断事象の種類が予め定められた自動復帰対象と手動復帰対象とのいずれに該当するかを判定し、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁4を弁開状態に自動復帰させ、手動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁4を、手動の復帰操作の実行に伴い入力される外部からの復帰要求信号に呼応して弁開状態に復帰させる、前記遮断弁4の自動復帰機能及び手動復帰機能を有するガスメータであって、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁4の弁閉中に、前記遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号を、前記ガスメータに接続された外部機器に対して出力する第1出力手段9Aを備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁4の弁閉中に、前記遮断弁4の自動復帰時期を示す自動復帰時期予告信号を前記外部機器に対して出力する第2出力手段9Bをさらに備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記外部機器から出力される、前記遮断弁4の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期を指示する自動復帰中止信号又は自動復帰時期延期信号の、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁4の弁閉中における入力に呼応して、遮断状態にある前記遮断弁4の自動復帰を中止又は延期させる自動復帰中止/延期手段9Cをさらに備えることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記遮断弁4の自動復帰及び手動復帰後、予め定められた前記ガス流路の安全確認項目の状態確認を行うように構成されており、前記遮断弁4の自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中に、自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号を前記外部機器に対して出力する第3出力手段9Dをさらに備えることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記安全確認項目の状態確認の結果、前記ガスメータの安全が確認された場合に、前記ガス流路におけるガスの通流を遮断事象から除外するように構成されており、自動復帰後における前記ガス流路におけるガスの通流の遮断事象からの除外時点で、自動復帰後におけるガスの使用を許可する旨を示す自動復帰後ガス使用許可信号を出力する第4出力手段9Eをさらに備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ガスメータから入力される自動復帰対象遮断信号に呼応して第1報知手段23Aが行う報知出力により、ガスメータで発生している遮断弁4の遮断(弁閉)状態が、手動の復帰操作を伴わずに自動復帰される遮断状態であることを、使用者が容易に認識できるようにすることができる。
請求項2の発明によれば、ガスメータから入力される自動復帰時期予告信号に呼応して第2報知手段23Bが行う報知出力により、ガスメータで発生している自動復帰対象の遮断弁の遮断(弁閉)がいつ自動復帰により終了(弁開)するのかを、使用者が容易に認識できるようにし、自動復帰の時期の到来までに必要な準備を遅滞なく行っておけるようにすることができる。
請求項3の発明によれば、第1報知手段23Aによる報知出力によって自動復帰対象の遮断状態がガスメータで発生していることを認識した使用者が、自動復帰後に再び遮断弁4が遮断(弁閉)されてしまう原因を解消する作業を自動復帰の時期の到来までに終えられそうにない場合に、操作部22の操作に伴い中止/延期信号出力手段23Cがガスメータに出力する自動復帰中止信号又は自動復帰時期延期信号によって、遮断弁4の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期をガスメータに指示し、ガスメータにおける遮断弁4の自動復帰の時期を遅らせたり、自動復帰自体をやめて手動復帰に切り換えさせて、再遮断されるのが明らかな状況で遮断弁4が自動復帰されてしまうという無駄な動作が行われないようにすることができる。
請求項4の発明や請求項5の発明によれば、ガスメータ側における遮断弁4の自動復帰の時期を知らぬまま自動復帰が行われて復帰安全確認が行われても、遮断弁4の自動復帰後にガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨が第3報知手段23Dにより報知出力されているかどうかや、自動復帰後のガスの使用を許可する旨が第4報知手段23Eにより報知出力されているかどうかによって、ガスを使用してよい状況にあるのかどうかを容易に認識することができる。
請求項6の発明によれば、請求項1乃至請求項5の発明によって得られる効果を、ガス漏れ警報器の有するガス漏れ警報用の報知手段を兼用して得るようにすることができる。
請求項7の発明によれば、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う遮断弁4の弁閉中に第1出力手段9Aがガスメータに接続された外部機器に対して出力する、遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号により、ガスメータで発生している遮断弁4の遮断(弁閉)状態が手動の復帰操作を伴わずに自動復帰される遮断状態であることを、ガスメータから離れた外部機器において使用者が容易に認識できるように報知させることができる。
請求項8の発明によれば、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う遮断弁4の弁閉中に第2出力手段9Bがガスメータに接続された外部機器に対して出力する、遮断弁4の自動復帰時期を示す自動復帰時期予告信号により、ガスメータで発生している自動復帰対象の遮断弁の遮断(弁閉)がいつ自動復帰により終了(弁開)するのかを、自動復帰の時期の到来までに必要な準備を遅滞なく行っておけるように、ガスメータから離れた外部機器において使用者が容易に認識できるように報知させることができる。
請求項9の発明によれば、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う遮断弁4の弁閉中にガスメータに接続された外部機器から入力される、遮断弁4の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期を指示する自動復帰中止信号又は自動復帰時期延期信号に呼応して、自動復帰中止/延期手段9Cが、遮断状態にある遮断弁4の自動復帰を中止又は延期させるので、再遮断されるのが明らかな状況で遮断弁4が自動復帰されてしまうという無駄な動作が行われないようにすることができる。
請求項10の発明や請求項11の発明によれば、遮断弁4の自動復帰の時期を知らぬまま自動復帰やその後の復帰安全確認が行われても、第3出力手段23Dが外部機器に対して出力する、自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号や、第4出力手段23Eが外部機器に対して出力する、自動復帰後におけるガスの使用を許可する旨を示す自動復帰後ガス使用許可信号により、ガスメータに接続した外部機器においてガスを使用してよい状況にあるのかどうかを、ガスメータから離れた外部機器において使用者が容易に認識できるように報知させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るガスメータシステムの構成要素であるガスメータを示すブロック図である。ガスメータは、圧力センサ1、感震器2、遮断判定手段3、遮断弁4、流量検出部5、流量記憶部6、積算部7、表示部8、復帰判定手段9、復帰スイッチ10及び通信部11を有している。遮断判定手段3、積算部7及び復帰判定手段9は、本実施形態では、マイクロコンピュータによって構成されており、このマイクロコンピュータに内蔵されているRAMによって、本実施形態の流量記憶部6が構成されている。
なお、遮断判定手段3、流量記憶部6、積算部7及び復帰判定手段9を構成するマイクロコンピュータは、RAMを内蔵しており、このRAM(図示せず)は、合計流量遮断、増加流量遮断及び使用時間遮断の遮断事象に対して、それぞれ予め設定された合計流量遮断値、増加流量遮断値及び使用時間遮断値を記憶している。また、RAMは、遮断がどの種類の遮断事象により発生したかを識別する遮断事象コードも予め記憶している。遮断事象コードは、たとえば、合計流量遮断は「1」、増加流量遮断は「2」、使用時間遮断は「3」のように設定される。さらに、RAM4、遮断事象の種類(すなわち、遮断事象コード)毎に予め設定される自動復帰機能の有効(自動復帰対象とする)または無効(手動復帰対象とする)を示すフラグも記憶している。
圧力センサ1は、遮断弁4の下流側または上流側に配置されてガス配管(図示しない)中の圧力を検出するものであり、検出出力信号を遮断判定手段3と自動復帰判定手段9に供給する。
感震器2は、地震その他の原因による振動または衝撃を検出し、検出出力信号を遮断判定手段3と復帰判定手段9に供給する。
流量検出部5は、ガス流路を流れるガスの流量を検出し、検出出力信号を積算部7に供給する。
積算部7は、流量検出部5からの検出出力信号に基づいて瞬間流量を算出し、算出した瞬間流量を積算して積算流量を算出する。算出された積算流量は、流量記憶部6に記憶されると共に、表示部8によって表示される。復帰スイッチ10は、復帰ボタン(図示しない)の押下によりオン操作され、遮断弁6を開弁させるための復帰信号を出力する。
遮断判定手段3は、ある程度以上の震度の地震発生時やガス供給圧力が異常に低下した場合などの異常時に、圧力センサ1及び感震器2の各検出出力信号に基づいてガス遮断をすべきと判定した場合、遮断弁4を遮断するように駆動する。その場合、その遮断がどの種類の遮断事象により発生したかを識別する遮断事象コードをRAMに記憶する。
復帰判定手段9は、遮断判定手段3がRAMに記憶させた遮断事象コードとRAMに記憶されているその遮断事象の種類(遮断事象コード)の自動復帰機能の有効/無効のフラグとに基づいて、遮断弁4を自動復帰させるか手動復帰させるかを判定する他、自動復帰及び手動復帰の一連の動作をコントロールする。
通信部11は、NCU(Network Control Unit)が用いられ、復帰判定手段9によって制御されて、電話回線などの公衆回線を介してガス販売業者の管理センター等のセンターとの通信が可能となっている他、不図示のインタフェースを介して接続される後述のガス漏れ警報器(請求項中の外部機器に相当)との間で情報信号の送受を行えるようになっている。
上述の構成を有するガスメータでは、通常時、流量検出部5がガス流路を流れるガス流量に比例した流量パルスを出力し、積算部7に入力する。積算部7は、流量検出部5からの流量パルスに基づいて積算流量を算出する。算出された積算流量はマイクロコンピュータのRAMに記憶されると共に、表示部8に表示される。また、ここで、遮断判定手段3は、流量検出部5又は積算部7の検出又は算出値に基づいて求められる流量が、RAMに記憶されている合計流量遮断値、増加流量遮断値を超えるかまたは流量検出の連続時間が使用時間遮断値を超えると、遮断弁4を駆動して弁閉してガスの流れを遮断する。
ここで、発生した遮断事象が、RAMに自動復帰機能の有効フラグが記憶されていない種類の遮断事象である場合には、復帰判定手段9は、遮断弁4が手動復帰対象の遮断状態である旨を示す手動復帰対象遮断信号を、通信部11及びインタフェースを介して後述するガス漏れ警報器(請求項中の外部機器に相当)に対して出力する。
そして、復帰判定手段9が、復帰スイッチ10の操作を検出した後、自動的に遮断弁4を開状態に復帰させる(手動復帰)。
その際に、復帰判定手段9は、復帰安全確認を行わせると共に、手動復帰後のガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す手動復帰後安全確認中信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力させる。
復帰安全確認が問題なく終了すると、ガスの使用ができるようになり、復帰判定手段9により自動復帰後ガス使用許可信号がガス漏れ警報器に出力される。
尚、遮断事象発生後の圧力測定で、設定圧力が確保されていなかった場合等、復帰安全確認中にガスの使用を許可するのに支障のある状態が見つかった場合は、復帰判定手段9が遮断弁4を駆動して弁閉してガスの流れを遮断する。
この遮断事象(復帰安全確認不可)は、RAMに自動復帰機能の有効フラグが記憶されていない種類の遮断事象であるので、復帰判定手段9は、遮断弁4が手動復帰対象の遮断状態である旨を示す手動復帰対象遮断信号を、通信部11及びインタフェースを介して後述するガス漏れ警報器(請求項中の外部機器に相当)に対して出力し、以後、復帰スイッチ10の操作の検出に伴う遮断弁4の手動復帰から復帰安全確認に至る、上述の一連の動作を行わせる。
以上に、発生した遮断事象が、RAMに自動復帰機能の有効フラグが記憶されていない種類の遮断事象である場合の、復帰判定手段9が行わせる動作について説明したが、反対に、発生した遮断事象が、RAMに自動復帰機能の有効フラグが記憶されている種類の遮断事象である場合には、復帰判定手段9は、遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号と、その遮断状態が解消される自動復帰の時期(例えば遮断から2分後)を示す自動復帰時期予告信号とを、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力する。
そして、自動復帰の時期が到来すると、復帰判定手段9は、自動的に遮断弁4を開状態に復帰させる(自動復帰)。
尚、自動復帰の時期が到来する前に、ガス漏れ警報器からインタフェース及び通信部11を介して自動復帰時期の延期を指示する自動復帰時期延期信号が入力されたら、復帰判定手段9は、遮断弁4の遮断状態が解消される自動復帰の時期を延長し(例えば自動復帰時期延期信号の入力から2分後)、延長した自動復帰の時期を示す自動復帰時期予告信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力し、自動復帰の時期が到来すると、復帰判定手段9は、自動的に遮断弁4を開状態に復帰させる(自動復帰)。
また、自動復帰の時期が到来する前に、ガス漏れ警報器からインタフェース及び通信部11を介して自動復帰の中止を指示する自動復帰中止信号が入力されたら、復帰判定手段9は、復帰スイッチ10の操作を検出しなければ遮断弁4を弁開(遮断復帰)させない手動復帰に切り換えて、遮断弁4が手動復帰対象の遮断状態である旨を示す手動復帰対象遮断信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力し、以後、復帰判定手段9が、手動復帰の場合における、復帰スイッチ10の操作の検出に伴う遮断弁4の開状態への復帰(手動復帰)以降の動作を行わせる。
自動復帰の時期の到来に伴う遮断弁4の自動復帰の場合に話を戻して、その際に、復帰判定手段9は、復帰安全確認を行わせると共に、自動復帰後のガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力させる。
復帰安全確認が問題なく終了すると、ガスの使用ができるようになり、復帰判定手段9により自動復帰後ガス使用許可信号がガス漏れ警報器に出力される。
尚、復帰安全確認中にガスの使用を許可するのに支障のある状態が見つかった場合は、復帰判定手段9が、遮断弁4を駆動して弁閉してガスの流れを遮断し、遮断弁4が手動復帰対象の遮断状態である旨を示す手動復帰対象遮断信号を、通信部11及びインタフェースを介して後述するガス漏れ警報器(請求項中の外部機器に相当)に対して出力して、以後、復帰スイッチ10の操作の検出に伴う遮断弁4の手動復帰から復帰安全確認に至る、上述の一連の動作を行わせる。
次に、上述のガスメータの動作をフローチャートに基づいて説明する。
図3及び図4は、遮断弁の下流側に圧力センサが配置されている場合の本発明によるガスメータの、特に遮断弁4の遮断以降の動作を説明するフローチャートである。
図3において、何らかの異常発生によって遮断判定手段3による遮断弁4の遮断駆動という遮断事象が発生すると(ステップS1)、復帰判定手段9は、その遮断の種類を識別する遮断事象コードをRAMに記憶させ(ステップS2)、記憶させた遮断事象コードが、RAMに自動復帰機能の有効フラグが記憶されている種類の遮断事象であるかどうかを判定する(ステップS3)。
ステップS3の答えがノーならば、後述する図4のステップS21以降に進んで、手動復帰から復帰安全確認に至る後述の一連の動作に入り、ステップS3の答えがイエスならば、復帰判定手段9は、遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号と、その遮断状態が解消される自動復帰の時期(例えば遮断から2分後)を示す自動復帰時期予告信号とを、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力させ(ステップS4)、自動復帰の時期が到来したかどうかを判定する(ステップS5)。
ステップS5の答えがノーならば、復帰判定手段9は、ガス漏れ警報器からインタフェース及び通信部11を介して自動復帰の中止を指示する自動復帰中止信号が入力されたかどうかを確認する(ステップS6)。
ステップS6の答えがイエスならば、図4のステップS21以降に進んで、手動復帰から復帰安全確認に至る後述の一連の動作に入り、ステップS6の答えがノーならば、復帰判定手段9は、ガス漏れ警報器からインタフェース及び通信部11を介して自動復帰時期の延期を指示する自動復帰時期延期信号が入力されたかどうかを確認する(ステップS7)。
ステップS7の答えがノーならば、復帰判定手段9は、ステップS5に戻って自動復帰の時期が到来したかどうかを判定し、ステップS7の答えがイエスならば、復帰判定手段9は、遮断弁4の遮断状態が解消される自動復帰の時期を、例えば自動復帰時期延期信号の入力から2分後に延長し(ステップS8)、延長した自動復帰の時期を示す自動復帰時期予告信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力した後(ステップS9)、ステップS5に戻って自動復帰の時期が到来したかどうかを判定する。
自動復帰の時期が到来したならば(ステップS5の答えがイエスならば)、復帰判定手段9は、自動的に遮断弁4を開状態に復帰(自動復帰)させ(ステップS10)、引き続き、復帰安全確認を開始して(ステップS11)、自動復帰後のガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力させる(ステップS12)。
次いで、復帰判定手段9は、感震器2からの検出出力信号の入力があるか否かを判定する(ステップS13)。感震器2からの検出出力信号の入力があれば(ステップS13の答がイエスならば)、遮断弁4に駆動信号を供給して遮断弁4を閉じ、ガス流路を遮断し(ステップS14)、次いで図4のステップS21以降に進んで、手動復帰から復帰安全確認に至る後述の一連の動作に入る。
感震器2からの検出出力信号の入力がなければ(ステップS13の答がノーならば)、復帰判定手段9は、圧力センサ1で測定された下流側の圧力が、予め設定された圧力以上であるかどうかを判定する(ステップS15)。
ステップS15の答がノーならば、圧力低下の原因が未だ解消されていないことになるので、復帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を供給し、ガス流路を遮断する(ステップS14)。この場合も、続いて図4のステップS21以降に進んで、手動復帰から復帰安全確認に至る後述の一連の動作に入る。
下流側の圧力が設定圧力以上であることを圧力センサ1からの検出出力信号が示していると判定された場合は(ステップS15の答がイエスならば)、ステップS16に進み、復帰判定手段9は、流量記憶部6の積算流量データを読み取り、復帰安全確認中にガスの積算流量に変動があったか否かを判定する。
ステップS16の答がイエスならば、ガス積算流量の変動がガス漏れ等の異常原因に起因する虞があるので、復帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を供給し、ガス流路を遮断する(ステップS14)。この場合も、続いて図4のステップS21以降に進んで、手動復帰から復帰安全確認に至る後述の一連の動作に入る。
復帰安全確認中にガスの積算流量に変動がなければ(ステップS16の答がノーならば)、復帰判定手段9は、所定時間、例えば1分、経過したかどうかを内蔵タイマ(図示しない)のカウントアップで判定し(ステップS17)、その答がノーならばステップS13に戻って再び復帰安全確認作業を繰り返す。
所定時間、例えば1分経過して、その間に、設定圧力以上の圧力が確保されかつガス積算流量に変動がなければ(ステップS17の答えがイエスならば)、復帰安全確認が終了し(ステップS18)、次いで、ガスメータは通常の使用状態になり、つまり、ガス機器を使用して下流側のガスの圧力が設定圧力未満に低下したりガスの積算流量が増加しても遮断弁4の遮断事象とはならない状態(遮断事象から除外された状態)になり(ステップS19)、復帰判定手段9は、自動復帰後のガスの使用を許可する旨を示す自動復帰後ガス使用許可信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力させて(ステップS20)、遮断弁4の遮断及び復帰に関する一連の動作を終了する。
ステップS3の答えがノー(遮断弁4の遮断事象の発生時にRAMに記憶させた遮断事象コードがRAMに自動復帰機能の有効フラグの記憶されていない種類の遮断事象である、つまり、手動復帰対象の遮断事象である)の場合と、ステップS6の答えがイエスの(ガス漏れ警報器からインタフェース及び通信部11を介して自動復帰の中止を指示する自動復帰中止信号が入力された)場合、そして、ステップS14で遮断弁4に駆動信号を供給して遮断弁4を閉じ、ガス流路を遮断した場合、復帰判定手段9は、図4に示すように、手動復帰対象の遮断事象の発生による遮断状態である旨を示す手動復帰対象遮断信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に出力させ(ステップS21)、使用者による不図示の操作ボタンの押下により復帰スイッチ10がオンしたか否かを確認する(ステップS22)。
ステップS22の答えがノーならば、ステップS22をリピートし、ステップS22の答えがイエスならば、自動的に遮断弁4を開状態に復帰(手動復帰)させ(ステップS23)、引き続き、復帰安全確認を開始して(ステップS24)、手動復帰後のガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す手動復帰後安全確認中信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力させる(ステップS25)。
次いで、復帰判定手段9は、感震器2からの検出出力信号の入力があるか否かを判定する(ステップS26)。感震器2からの検出出力信号の入力があれば(ステップS26の答がイエスならば)、遮断弁4に駆動信号を供給して遮断弁4を閉じ、ガス流路を遮断し(ステップS27)、次いでステップS21にリターンして、手動復帰から復帰安全確認に至る一連の動作を繰り返す。
感震器2からの検出出力信号の入力がなければ(ステップS26の答がノーならば)、復帰判定手段9は、圧力センサ1で測定された下流側の圧力が、予め設定された圧力以上であるかどうかを判定する(ステップS28)。
ステップS28の答がノーならば、圧力低下の原因が未だ解消されていないことになるので、復帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を供給し、ガス流路を遮断する(ステップS27)。この場合も、続いてステップS21にリターンして、手動復帰から復帰安全確認に至る一連の動作を繰り返す。
下流側の圧力が設定圧力以上であることを圧力センサ1からの検出出力信号が示していると判定された場合は(ステップS28の答がイエスならば)、ステップS29に進み、復帰判定手段9は、流量記憶部6の積算流量データを読み取り、復帰安全確認中にガスの積算流量に変動があったか否かを判定する。
ステップS29の答がイエスならば、ガス積算流量の変動がガス漏れ等の異常原因に起因する虞があるので、復帰判定手段9は、遮断弁4に駆動信号を供給し、ガス流路を遮断する(ステップS27)。この場合も、続いてステップS21にリターンして、手動復帰から復帰安全確認に至る一連の動作を繰り返す。
復帰安全確認中にガスの積算流量に変動がなければ(ステップS29の答がノーならば)、復帰判定手段9は、所定時間、例えば1分、経過したかどうかを内蔵タイマ(図示しない)のカウントアップで判定し(ステップS30)、その答がノーならばステップS26に戻って再び復帰安全確認作業を繰り返す。
所定時間、例えば1分経過して、その間に、設定圧力以上の圧力が確保されかつガス積算流量に変動がなければ(ステップS30の答えがイエスならば)、復帰安全確認が終了し(ステップS31)、次いで、ガスメータは通常の使用状態になり、つまり、ガス機器を使用して下流側のガスの圧力が設定圧力未満に低下したりガスの積算流量が増加しても遮断弁4の遮断事象とはならない状態(遮断事象から除外された状態)になり(ステップS32)、復帰判定手段9は、手動復帰後のガスの使用を許可する旨を示す手動復帰後ガス使用許可信号を、通信部11及びインタフェースを介してガス漏れ警報器に対して出力させて(ステップS33)、遮断弁4の遮断及び復帰に関する一連の動作を終了する。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態のガスメータでは、復帰判定手段9が請求項中の第1乃至第4出力手段9A,9B,9D,9Eと自動復帰中止/延期手段9Cとを構成している。
図5は、図2のガスメータと共に本発明の一実施形態に係るガスメータシステムを構成する、外部機器としてのガス漏れ警報器を示すブロック図である。ガス漏れ警報器は、例えば、COやCO2 などの検出対象ガスの濃度に応じた濃度信号を出力するガスセンサ21と、ガスメータの弁閉された遮断弁4の自動復帰の中止を指示する際にオン操作される中止スイッチ22aと、弁閉された遮断弁4の自動復帰の延期を指示する際にオン操作される延期スイッチ22bと、上記ガスセンサ21、中止スイッチ22a及び延期スイッチ22bが接続されているマイクロコンピュータ(以下、μCOM)23とを備えている。
μCOM23は、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央処理ユニット(以下、CPU)23a、CPU23aのためのプログラム等を格納した読み出し専用メモリであるROM23b、各種のデータを格納すると共にCPU23aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM23c等を内蔵している。
ガス漏れ警報器は、ガスメータとの間で信号の送受を行うための通信部28を有しており、この通信部28は、μCOM23に接続されていると共に、不図示のインタフェースを介してガスメータの通信部11とも接続されている。
また、ガス漏れ警報器は、ガス漏れが生じているときや、ガスメータの復帰判定手段9が通信部11及びインタフェースを介して出力する前述の各信号がインタフェース及び通信部28を介してμCOM23に入力された際に警報音を発生して、聴覚により危険を知らせるためのスピーカ25と、点灯するなどして、視覚により危険を知らせるためのLED26と、インタフェース及び通信部28を介してμCOM23に入力されるガスメータからの各信号によって示される、ガスメータの遮断弁4の遮断やその復帰に関する動作の内容を表示する液晶ディスプレイなどの表示部27とを備えている。これら、スピーカ25、LED26及び表示部27は、μCOM23に接続され、μCOM23によりその動作が制御されている。
上述したガスセンサ21、μCOM23及び通信部28は、ガス漏れ警報器の収容ボックス24内に収容されている。一方、中止スイッチ22a、延期スイッチ22b、スピーカ25、LED26及び表示部27は、図6のガス漏れ警報器の正面図に示すように、収容ボックス24の表面に設けられている。
上述した構成のガス漏れ警報器の動作について、以下説明する。CPU23aは、ガス漏れを検出したときに、その旨を伝えるためのガス漏れ監視処理と、通信部28を介してガスメータから入力される各信号の表示や中止スイッチ22a及び延期スイッチ22bの操作に伴うガスメータへの自動復帰中止及び自動復帰延期の各信号の出力を行うガスメータモニタ処理とを並列に行う。
このうち、ガス漏れ監視処理に基づいたガス漏れ警報器の動作は、従来公知のガス漏れ警報器において行われる一般的な処理と同様であり、当業者にとっては極めて公知の処理であるため、詳細な説明を省略する。
次に、ガスメータモニタ処理に基づいたガス漏れ警報器の動作について概説する。
ガス漏れ警報器においては、インタフェース及び通信部28を介したガスメータからの信号の入力が常に監視されており、入力が検出されたならば、その入力された信号に応じたパターンでスピーカ25が鳴動されてその旨が聴覚によって報知されると共に、入力された信号の示す内容が表示部27に表示されて、視覚によって使用者に報知される。
そして、自動復帰対象遮断信号と自動復帰時期予告信号がガスメータから入力されてその旨が表示部27に表示されている間に、中止スイッチ22aか操作されると、ガスメータにおける遮断弁4の自動復帰の中止を指示する自動復帰中止信号が、通信部28及びインタフェースを介してガスメータに対して出力される。
同様に、自動復帰対象遮断信号と自動復帰時期予告信号がガスメータから入力されてその旨が表示部27に表示されている間に、延期スイッチ22bか操作されると、ガスメータにおける遮断弁4の自動復帰の延期を指示する自動復帰時期延期信号が、通信部28及びインタフェースを介してガスメータに対して出力される。
つまり、スピーカ25及び表示器27がガスメータの遮断弁4に関する状態の報知出力に使用されている。
次に、上述のガス漏れ警報器の動作をフローチャートに基づいて説明する。
図7及び図8は、本実施形態のガス漏れ警報器の、特にガスメータモニタ処理に関する動作を説明するフローチャートである。
図7において、まず、CPU23aは、ガスメータからインタフェース及び通信部28を介して信号が入力されたかどうかを確認し(ステップS41)、ステップS41の答えがイエスならば、入力された信号が自動復帰対象遮断信号と自動復帰時期予告信号であるかどうかを判定する(ステップS42)。
ステップS42の答えがイエスならば、CPU23aは、遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨と、その遮断状態が解消される自動復帰の時期(例えば遮断から2分後)とを、表示部27に表示させると共に(ステップS43)、自動復帰対象遮断信号と自動復帰時期予告信号の入力時用のRAM23cに予め記憶させておいたパターンでスピーカ25を鳴動させ(ステップS44)、RAM23cに記憶させている自動復帰フラグを「1」に設定した後(ステップS45)、ガスメータモニタ処理を終了する。
また、ステップS42の答えがノーならば(入力された信号が自動復帰対象遮断信号と自動復帰時期予告信号でないならば)、CPU23aは、ガスメータからインタフェース及び通信部28を介して入力された信号が自動復帰後安全確認中信号であるかどうかを判定する(ステップS46)。
ステップS46の答えがイエスならば、CPU23aは、ガスメータが自動復帰後のガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を、表示部27に表示させると共に(ステップS47)、自動復帰後安全確認中信号の入力時用のRAM23cに予め記憶させておいたパターンでスピーカ25を鳴動させ(ステップS48)、RAM23cに記憶させている自動復帰フラグを「0」に設定した後(ステップS49)、ガスメータモニタ処理を終了する。
一方、ステップS46の答えがノーならば(入力された信号が自動復帰後安全確認中信号でないならば)、CPU23aは、ガスメータからインタフェース及び通信部28を介して入力された信号が自動復帰後ガス使用許可信号であるかどうかを判定する(ステップS50)。
ステップS50の答えがイエスならば、CPU23aは、ガスメータが自動復帰後のガスの使用を許可する状態にある旨を、表示部27に表示させると共に(ステップS51)、自動復帰後ガス使用許可信号の入力時用のRAM23cに予め記憶させておいたパターンでスピーカ25を鳴動させ(ステップS52)、ガスメータモニタ処理を終了する。
一方、ステップS50の答えがノーならば(入力された信号が自動復帰後ガス使用許可信号でないならば)、図8に示すように、CPU23aは、ガスメータからインタフェース及び通信部28を介して入力された信号が手動復帰対象遮断信号であるかどうかを判定する(ステップS53)。
ステップS53の答えがイエスならば、CPU23aは、遮断弁4が手動復帰対象の遮断状態である旨を、表示部27に表示させると共に(ステップS54)、手動復帰対象遮断信号の入力時用のRAM23cに予め記憶させておいたパターンでスピーカ25を鳴動させて(ステップS55)、ガスメータモニタ処理を終了する。
一方、ステップS53の答えがノーならば(入力された信号が手動復帰対象遮断信号でないならば)、CPU23aは、ガスメータからインタフェース及び通信部28を介して入力された信号が手動復帰後安全確認中信号であるかどうかを判定する(ステップS56)。
ステップS56の答えがイエスならば、CPU23aは、ガスメータが手動復帰後のガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を、表示部27に表示させると共に(ステップS57)、手動復帰後安全確認中信号の入力時用のRAM23cに予め記憶させておいたパターンでスピーカ25を鳴動させ(ステップS58)、ガスメータモニタ処理を終了する。
一方、ステップS56の答えがノーならば(入力された信号が手動復帰後安全確認中信号でないならば)、CPU23aは、ガスメータが手動復帰後のガスの使用を許可する状態にある旨を、表示部27に表示させると共に(ステップS59)、手動復帰後ガス使用許可信号の入力時用のRAM23cに予め記憶させておいたパターンでスピーカ25を鳴動させ(ステップS60)、ガスメータモニタ処理を終了する。
そして、ステップS41の答えがノー(ガスメータからインタフェース及び通信部28を介して信号が入力されていない)ならば、図7に示すように、RAM23cに記憶させている自動復帰フラグが「1」であるかどうか確認し(ステップS61)、ステップS61の答えがノーならば、ガスメータモニタ処理を終了する。
一方、ステップS61の答えがイエスならば、中止スイッチ22aか延期スイッチ22bが操作されたか否かを確認し(ステップS62)、ステップS62の答えがノーならば、ガスメータモニタ処理を終了する。
ステップS62の答えがイエスならば、CPU23aは、操作されたのが中止スイッチ22aであるかどうかを判定する(ステップS63)。ステップS63の答えがイエスならば、自動復帰の中止を指示する自動復帰中止信号を、通信部28及びインタフェースを介してガスメータに対して出力させ(ステップS64)、ステップS63の答えがノーならば、自動復帰時期の延期を指示する自動復帰時期延期信号を、通信部28及びインタフェースを介してガスメータに対して出力させて(ステップS65)、ガスメータモニタ処理を終了する。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態のガス漏れ警報器では、CPU23が請求項中の第1乃至第4報知手段23A,23B,23D,23Eと中止/延期信号出力手段23Cとを構成しており、中止スイッチ22a及び延期スイッチ22bが請求項中の操作部22に相当している。
上述したガスメータとガス漏れ警報器とを接続したガスメータシステムでは、自動復帰対象の遮断事象によりガスメータの遮断弁4が遮断(弁閉)された場合に、遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号と、その遮断状態が解消される自動復帰の時期(例えば遮断から2分後)を示す自動復帰時期予告信号とがガスメータから出力され、これが入力されたガス漏れ警報器の表示部27に、ガスメータの遮断弁4が自動復帰対象の遮断状態である旨と、その遮断状態が解消される自動復帰の時期とが表示されるので、遮断弁4が閉じられた場合に、閉じた遮断弁の復帰のために手動の復帰操作が必要であるのかどうかを、ガス漏れ警報器の表示器27の表示によって容易に把握することができる。
そのため、自動復帰されることを知らない使用者がいずれ手動による復帰操作をするつもりでいると、遮断事象の解消されないまま遮断弁の自動復帰のタイミングを迎えてしまい、自動復帰後に遮断事象の未解消のため再び遮断弁が弁閉されてしまい、自動復帰と遮断事象の未解消に起因する遮断弁の再弁閉とを繰り返してしまう、ということの発生を防ぐこともできる。
なお、ガスメータ側において自動復帰時期予告信号を出力する機能や、ガス漏れ警報器側で自動復帰時期予告信号が入力された際にその内容を表示部27に表示させたり、自動復帰時期予告信号に応じたパターンでスピーカ25を鳴動させる機能は、省略してもよい。
また、本実施形態のガスメータシステムでは、ガスメータの遮断弁4が自動復帰対象の遮断事象により遮断(弁閉)されて、自動復帰の時期が到来するまでの間、ガス漏れ警報器の中止スイッチ22aを押圧操作すると、ガスメータにおいて、遮断弁4の復帰が自動復帰から手動復帰に切り換えられて、ガスメータの復帰スイッチ10を操作しないと遮断弁4が復帰(弁開)しない状態に変更されるように構成した。
さらに、ガスメータの遮断弁4が自動復帰対象の遮断事象により遮断(弁閉)されて、自動復帰の時期が到来するまでの間、ガス漏れ警報器の延期スイッチ22bを押圧操作すると、ガスメータの遮断弁4の自動復帰の時期が延期されるように構成した。
このため、遮断弁4の自動復帰の時期が到来するまでの間に、例えばガス機器の元栓を全て閉じるなど、自動復帰後に再び遮断弁4が遮断(弁閉)されてしまう原因をなくしておく作業を終えられそうにない場合に、自動復帰の時期を遅らせたり、自動復帰自体をやめて手動復帰に切り換えさせて、再遮断されるのが明らかな状況で遮断弁4が自動復帰されてしまうという無駄な動作が行われないようにすることができる。
なお、ガス漏れ警報器側の中止スイッチ22a、延期スイッチ22b、自動復帰中止信号及び自動復帰対象遮断信号を出力する機能や、ガスメータ側で自動復帰中止信号が入力された際に遮断弁4の自動復帰の時期を延期させたり、自動復帰対象遮断信号が入力された際に遮断弁4の復帰を自動復帰から手動復帰に変更させる機能は、省略してもよい。
加えて、本実施形態のガスメータシステムでは、ガスメータ側において、遮断(弁閉)された遮断弁4の自動復帰後にガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号がガスメータから出力されると共に、復帰安全確認の終了後、自動復帰後のガスの使用を許可する旨を示す自動復帰後ガス使用許可信号がガスメータから出力される。
そして、自動復帰後安全確認中信号が入力されたガス漏れ警報器側の表示部27に、遮断弁4の自動復帰後にガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨が表示されたり、自動復帰後ガス使用許可信号が入力されたガス漏れ警報器側の表示部27に、自動復帰後のガスの使用を許可する旨が表示される。
このため、ガスメータ側における遮断弁4の自動復帰の時期を知らぬまま自動復帰が行われて復帰安全確認が行われても、遮断弁4の自動復帰後にガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨がガス漏れ警報器側の表示部27に表示されているかどうかや、自動復帰後のガスの使用を許可する旨がガス漏れ警報器側の表示部27に表示されているかどうかによって、ガスを使用してよい状況にあるのかどうかを容易に認識することができる。
なお、ガスメータ側において自動復帰後安全確認中信号及び自動復帰後ガス使用許可信号を出力する機能や、ガス漏れ警報器側で自動復帰後安全確認中信号及び自動復帰後ガス使用許可信号が入力された際にその内容を表示部27に表示させたり、自動復帰後安全確認中信号及び自動復帰後ガス使用許可信号に応じたパターンでスピーカ25を鳴動させる機能は、省略してもよい。
また、本実施形態ではガス漏れ警報器においてガスメータ側での遮断弁4の遮断、復帰に関する状況を報知出力する場合について説明したが、本発明の外部機器としては、本実施形態のようなガス漏れ警報器の他に、表示器やスピーカを持った専用の情報盤のようなものを用いるようにしてもよい。
例えば、図9に正面図で示すように、ガス漏れ警報器ではなくこれと別体に設けた専用の情報盤の筐体正面に、中止スイッチ22aや延期スイッチ22b、表示部27を設けて、ガスメータの遮断弁4の遮断やその復帰に関する動作の内容の表示部27による表示や、自動復帰動作の中止又は延期の中止スイッチ22aや延期スイッチ22bの操作による指示を、情報盤において行うように構成してもよい。この場合、情報盤が、請求項中の外部機器及びガス遮断情報報知器に該当する。
尚、図9では、ガスメータとの間の信号送受を、ガスメータとガス漏れ警報器との間の信号線を利用して行えるようにするために、表示盤の信号線をガス漏れ警報器の不図示の外付機器端子に接続する構成を示しているが、ガスメータと表示盤との間に専用の信号線を敷設して、両者を直接接続するようにしてもよいのは勿論のことである。
さらに、本実施形態のガス漏れ警報器では、ガスメータから入力される各信号の示す内容を、スピーカ25により聴覚的に報知すると共に表示器27により視覚的に報知する構成としたが、外部機器における報知の形態はどちらか一方が省略されたものであってもよい。
(A)は本発明に係るガス遮断情報報知器及びガス漏れ警報器の基本構成図、(B)は本発明に係るガスメータの基本構成図である。 本発明の一実施形態に係るガスメータシステムの構成要素であるガスメータを示すブロック図である。 図2のガスメータが行う、特に遮断弁の遮断以降の動作を説明するフローチャートである。 図2のガスメータが行う、特に遮断弁の遮断以降の動作を説明するフローチャートである。 図2のガスメータと共に本発明の一実施形態に係るガスメータシステムを構成する、外部機器としてのガス漏れ警報器を示すブロック図である。 図5のガス漏れ警報器の正面図である。 図5のガス漏れ警報器が行う、特にガスメータモニタ処理に関する動作を説明するフローチャートである。 図5のガス漏れ警報器が行う、特にガスメータモニタ処理に関する動作を説明するフローチャートである。 図2のガスメータと共に本発明の一実施形態に係るガスメータシステムを構成する、外部機器としての情報盤をガス漏れ警報器と共に示すブロック図である。
符号の説明
4 遮断弁
9A 第1出力手段
9B 第2出力手段
9C 自動復帰中止/延期手段
9D 第3出力手段
9E 第4出力手段
22 操作部
23A 第1報知手段
23B 第2報知手段
23C 中止/延期信号出力手段
23D 第3報知手段
23E 第4報知手段

Claims (11)

  1. 遮断事象が発生した場合にガス流路中の遮断弁を弁閉させると共に、発生した遮断事象の種類を判定し、判定された遮断事象の種類が予め定められた自動復帰対象と手動復帰対象とのいずれに該当するかを判定し、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁を弁開状態に自動復帰させ、手動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁を、手動の復帰操作の実行に伴い入力される外部からの復帰要求信号に呼応して弁開状態に復帰させる、前記遮断弁の自動復帰機能及び手動復帰機能を有するガスメータに接続して使用され、前記遮断弁の状態を前記ガスメータの遠隔地において報知出力するガス遮断情報報知器であって、
    自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁の弁閉中に前記ガスメータから出力される、前記遮断弁が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号の入力に呼応して、前記遮断弁が自動復帰対象の遮断状態である旨を報知出力する第1報知手段を備える、
    ことを特徴とするガス遮断情報報知器。
  2. 自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁の弁閉中に前記ガスメータから出力される、前記遮断弁の自動復帰時期を示す自動復帰時期予告信号の入力に呼応して、前記遮断弁の自動復帰時期を報知出力する第2報知手段をさらに備える請求項1記載のガス遮断情報報知器。
  3. 前記第1報知手段による報知出力中に、前記遮断弁の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期を指示するために操作される操作部と、該操作部の操作により前記遮断弁の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期が指示された際に、前記遮断弁の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期を指示する自動復帰中止信号又は自動復帰時期延期信号を前記ガスメータに出力する中止/延期信号出力手段とをさらに備える請求項1又は2記載のガス遮断情報報知器。
  4. 前記ガスメータは、前記遮断弁の自動復帰及び手動復帰後、予め定められた前記ガス流路の安全確認項目の状態確認を行うように構成されており、前記遮断弁の自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中に前記ガスメータから出力される、自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号の入力に呼応して、自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を報知出力する第3報知手段をさらに備える請求項1、2又は3記載のガス遮断情報報知器。
  5. 前記ガスメータは、前記安全確認項目の状態確認の結果、前記ガスメータの安全が確認された場合に、前記ガス流路におけるガスの通流を遮断事象から除外するように構成されており、自動復帰後における前記ガス流路におけるガスの通流の遮断事象からの除外時点で前記ガスメータから出力される、自動復帰後におけるガスの使用を許可する旨を示す自動復帰後ガス使用許可信号の入力に呼応して、自動復帰後におけるガスの使用を許可する旨を報知出力する第4報知手段をさらに備える請求項1、2、3又は4記載のガス遮断情報報知器。
  6. 遮断事象が発生した場合にガス流路中の遮断弁を弁閉させると共に、発生した遮断事象の種類を判定し、判定された遮断事象の種類が予め定められた自動復帰対象と手動復帰対象とのいずれに該当するかを判定し、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁を弁開状態に自動復帰させ、手動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁を、手動の復帰操作の実行に伴い入力される外部からの復帰要求信号に呼応して弁開状態に復帰させる、前記遮断弁の自動復帰機能及び手動復帰機能を有するガスメータに接続して使用され、監視対象空間におけるガス漏れを検知した時にガス漏れ状態であることを報知出力するガス漏れ警報器であって、
    請求項1、2、3、4又は5記載のガス遮断情報報知器を有することを特徴とするガス漏れ警報器。
  7. 遮断事象が発生した場合にガス流路中の遮断弁を弁閉させると共に、発生した遮断事象の種類を判定し、判定された遮断事象の種類が予め定められた自動復帰対象と手動復帰対象とのいずれに該当するかを判定し、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁を弁開状態に自動復帰させ、手動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生時には遮断状態にある前記遮断弁を、手動の復帰操作の実行に伴い入力される外部からの復帰要求信号に呼応して弁開状態に復帰させる、前記遮断弁の自動復帰機能及び手動復帰機能を有するガスメータであって、
    自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁の弁閉中に、前記遮断弁が自動復帰対象の遮断状態である旨を示す自動復帰対象遮断信号を、前記ガスメータに接続された外部機器に対して出力する第1出力手段を備える、
    ことを特徴とするガスメータ。
  8. 自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁の弁閉中に、前記遮断弁の自動復帰時期を示す自動復帰時期予告信号を前記外部機器に対して出力する第2出力手段をさらに備える請求項7記載のガスメータ。
  9. 前記外部機器から出力される、前記遮断弁の自動復帰の中止又は自動復帰時期の延期を指示する自動復帰中止信号又は自動復帰時期延期信号の、自動復帰対象に該当すると判定された遮断事象の発生に伴う前記遮断弁の弁閉中における入力に呼応して、遮断状態にある前記遮断弁の自動復帰を中止又は延期させる自動復帰中止/延期手段をさらに備える請求項7又は8記載のガスメータ。
  10. 前記遮断弁の自動復帰及び手動復帰後、予め定められた前記ガス流路の安全確認項目の状態確認を行うように構成されており、前記遮断弁の自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中に、自動復帰後における前記ガス流路の安全確認項目の状態確認中である旨を示す自動復帰後安全確認中信号を前記外部機器に対して出力する第3出力手段をさらに備える請求項7、8又は9記載のガスメータ。
  11. 前記安全確認項目の状態確認の結果、前記ガスメータの安全が確認された場合に、前記ガス流路におけるガスの通流を遮断事象から除外するように構成されており、自動復帰後における前記ガス流路におけるガスの通流の遮断事象からの除外時点で、自動復帰後におけるガスの使用を許可する旨を示す自動復帰後ガス使用許可信号を出力する第4出力手段をさらに備える請求項7、8、9又は10記載のガス遮断情報報知器。
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