JP4199905B2 - ガス遮断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波を用いて配管内を流れる各種媒体、例えば各種都市ガスあるいはLPガス等の流量を検出しその媒体使用量を正確に計測しその使用状態が安全か否かを監視するガス遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のガス遮断装置は、例えば特開昭56−160520号公報に示されるように図4の構成になっていた。
【0003】
図4において、1は配管で、ガス供給源2の近くに配管中の使用ガスを遮断したり、開けたりする遮断弁3が取り付けられている。4はガスストーブ等のガス燃焼器具で、器具栓5が取り付けられている。6は制御本体で遮断弁3に制御信号を送る。7は圧力検知部で、遮断弁3の下流に取り付けられている。8は器具栓開閉検知部で、器具栓7の開閉に連動して器具栓開閉信号が出力される。9は使用ガス圧監視回路で、又10は残留ガス圧検知回路で、器具栓開閉検知部8より器具栓開閉信号が出力され、更に圧力検知部7でガス圧を検知すると、使用ガス圧監視回路9、及び残留ガス圧検知回路10に出力される。11は記憶回路で、使用ガス圧監視回路9及び残留ガス圧検知回路10からのガス圧信号を記憶する。12は遮断弁開閉回路で、記憶回路11に使用ガス圧監視回路9及び残留ガス圧検知回路10から圧力低下信号が入力されると、低下状態を受け遮断弁3に閉塞信号を出力する。13は復帰ボタンで、14はタイマ回路である。15は安全復帰回路で、記憶回路11及びタイマ回路12からの出力信号を受信すると記憶回路11、タイマ回路12とランプブザー回路16に信号を送りチェック中状態を保持する。
【0004】
次に従来例の構成の動作を説明する。ガスストーブ等のガス燃焼器具4の器具栓5が開かれると器具栓開閉検知部8より使用ガス圧監視回路9と残留ガス圧検知回路10に器具栓開閉信号が出力される。更に圧力検知部7からのガス圧検知信号が使用ガス圧監視回路9と残留ガス圧検知回路10に入力される。使用ガス圧監視回路9は入力したガス圧検知信号と器具栓開閉信号とを記憶回路11に出力する。この信号に基づき器具栓が開くと遮断弁開閉回路12に出力し、ホース抜け等で急激に圧力が一定値以下に低下すると出力を停止する。残留ガス圧検知回路10でガス圧検知信号と器具栓開閉信号との入力信号は記憶回路11に出力され、記憶回路11は異常を検知する。一方器具栓開閉部8の出力信号は各回路に出力され、器具栓5が閉じると残留ガス検知回路10がセットされる。
【0005】
残留ガス圧検知回路10は器具栓5が閉じると残留ガス圧の検知を開始し、ガス圧が一定値より低下すると、記憶回路11及び安全復帰回路15は遮断弁開閉回路12とタイマ回路14に信号を送り、タイマをスタートさせると共に遮断弁3を一旦開にして遮断する。タイマ回路14で設定した一定時間(5〜15分)内に残留ガス圧が再度一定値より低下するかどうか監視する。ガス圧が低下した場合には、記憶回路11に信号を送り遮断弁開閉回路12を経て遮断弁3がロックされる。もしガス圧の低下がない場合には記憶回路11をリセットする。記憶回路11は使用ガス圧監視回路9や残留ガス圧検知回路10からのガス圧低下信号を記憶し、異常であれば遮断弁開閉回路12に出力し遮断弁3を閉塞する。併せて使用ガス監視回路9からの信号はタイマ回路14及び安全復帰回路15を経てランプブザー回路16に出力しブザーや警報ランプが作動する。
【0006】
遮断弁開閉回路12は残留ガス圧検知回路10からの信号を受けた記憶回路11よりの信号を受信し、異常信号があると遮断弁3への通電を停止する。タイマ回路14は記憶回路11、安全復帰回路15や復帰ボタン13からの信号を受信して作動し、ランプブザー回路16及び安全復帰回路5に出力する。安全復帰回路15で記憶回路11並びにタイマ回路14からの出力を受信しランプブザー回路16に信号出力しチェック中状態を保持する。
【0007】
ここで安全復帰機構であるが、復帰ボタン13を操作すると遮断弁3が一旦開いてガスを配管内に呼び込み閉じる。その後一定時間(約1〜5分間)内に残留ガス圧が低下するかどうかを監視する。この間ランプが点滅しチェック中であることを知らせる。この場合、ガス圧が低下しなければチェック終了後に正常に使える。使用中ガス圧が一定値より低下した場合、遮断弁3が閉じられランプが点滅しブザーがなる。即ち遮断弁3が開かないのでガスを使用することができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、復帰ボタン13を操作しタイマ回路14を動作させガス圧の変化が一定値以下になるかどうかを一定時間監視して漏れがあるかどうか判定するため長い判定時間を要し、復帰時の漏れ判定や、又漏れがあると判定して遮断するのに長い時間を要し、かつ復帰させるのにガス器具のコックを閉め忘れていたり再度遮断した場合手動で復帰させねばならなかった。
【0009】
本発明は上記課題を解決するもので、ガス遮断装置が遮断しその後自動的に復帰させた時、都市ガスやLPガス等の使用がないかのガス漏洩判定を素早く行い、かつ外部センサからの異常信号がないかを確認し、異常状態が改善されていない場合再遮断するが、その後自動的に復帰し、ガス器具の使用状態が安全か否かを監視するガス遮断装置を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、地震やガス漏れ等の異常を検出する外部センサ手段と、媒体内の信号伝搬時間を計測し流速を検出する流速検出手段と、前記流速検出手段で検出した流速より流量に換算する流量演算手段と、前記流量演算手段で求めた使用流量が正常値かどうか或いは外部センサ手段による異常がないかどうかを判定する異常判定手段と、前記異常判定手段で異常と判定した時媒体流路を遮断する遮断手段と、媒体流路を開けるため前記遮断手段に復帰信号を出力する復帰手段と、前記復帰手段により流路を開けた後前記流速検出手段で流量を検知或いは前記外部センサによりガス漏れや地震等を検知した異常判定時に再度遮断手段を駆動し流路を閉じた後再度自動的に流路を開く自動復帰手段と、前記自動復帰手段により復帰回数を計数し所定回数に達すると自動復帰を停止する復帰回数計測手段とを備えた構成としてある。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
本発明によれば、ガス器具の異常な使用状態を異常判定手段により判定し遮断手段により流路を遮断した場合、一旦ガス事業者やガス需要家自らがガス器具等をチェックし復帰手段で流路を開けることになる。その後遮断要因が改善されず再遮断した場合、再びガス器具を使用出来るように自動復帰手段により遮断手段を駆動し流路を自動的に開けその後流速検出手段で流量を検出したり、或いは外部センサ手段によりガス漏れや地震等を検出した時遮断手段を駆動し再度遮断要因が改善されるまで遮断及び復帰動作を繰り返すが、人間が遮断要因を改善しなかった場合、復帰回数を計測し自動的に遮断状態に戻す。よって、人間が遮断要因の改善を忘れて先に遮断弁が復帰し再遮断しても、最初の遮断時に必ずガス需要家等に復帰操作をさせることによってガス器具のコック閉め忘れ等があるために遮断していることを再認識させることができ、確実に遮断要因の改善に真っ先に取り組むことになり、使い勝手が良くかつ安全性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に対する第1、第2の参考例及び本発明の実施例を図1、図2、図3を参照して説明する。
【0019】
参考例1)
図1は第1の参考例のガス遮断装置を示す。19は流速検出手段で、都市ガス或いはLPG等のガス媒体の流路1に対向設置された上流側振動子17、下流側振動子18間で超音波信号を一方から他方に発信しその伝搬時間より使用ガスの流速を検出する。流速検出手段19の一例として次の様な方法がある。即ち流速検出手段19は、切替手段20と、送信手段21と、受信手段22と、繰返手段23と、伝搬時間計測手段24とからなる。送信手段21と受信手段22とは切替手段20に接続され、切替手段20はまず送信手段21を上流側振動子17に、受信手段22を下流側振動子18に接続し、次は送信手段21を下流側振動子18に、受信手段22を上流側振動子17に接続するというように交互に送信手段21と受信手段22の接続先を切り替える。繰返手段23は切替手段20により上流側振動子17に受信手段22を、一方下流側振動子18に送信手段21を接続された時の超音波信号の送受信を繰り返す。すなわち、送信手段21から発信された超音波信号が上流側振動子17から流路1を経て更に下流側振動子18から受信手段22で受信されるが、この超音波信号の送信から受信迄を繰り返し行い、更に伝搬時間計測手段24でその間の信号伝搬時間を計測する動作を繰り返し行う。伝搬時間計測手段24は超音波信号の送信から受信までの時間を計測し累積する。次に切替手段20により下流側振動子18に受信手段22を、上流側振動子17に送信手段21が接続され、前述の動作を繰り返し行う。伝搬時間計測手段24は最初受信し求めた伝搬時間と、次に切替手段20により切り替えた後計測した信号伝搬時間とから伝搬時間差を求める。
【0020】
25は流量演算手段で、求めた伝搬時間より使用している媒体量、即ちガス流量を換算し求める。26は異常判定手段で、流量演算手段25で求めたガス使用量から異常な使用状態かどうかを判定する。例えばストーブ等の使用器具へガスを供給するホースが何らかの原因で外れた時に発生する異常な大流量を監視するための合計流量遮断値や、器具の通常使用する最大使用時間よりはるかに長く使用された場合に対応した使用時間の制限時間を規定した使用時間遮断テーブルが格納されており、それに該当する異常がないか監視する。27は遮断手段で、異常判定手段26から異常と判定された時遮断信号が出力されガス流路1を遮断する。
【0021】
一方、28は外部センサ手段で、家屋倒壊するような地震や、ガス漏れなどを検出すると、異常判定手段26に信号出力し、異常判定手段26でガス器具を使用するには異常と判定すると、遮断手段27に遮断信号を出力する。29は自動復帰手段で、異常と判定し遮断手段27で閉じた流路を自動的に開け再びガス媒体を使用可能とするため復帰信号を遮断手段27に出力し流路を開ける。30は復帰回数計測手段で、自動復帰手段29より遮断手段27を開制御する信号が出力されると、復帰回数としてカウントする。所定回数に達すると自動復帰を停止し、遮断手段27に復帰信号を出力しない。31は報知手段で、異常判定手段26でガスの使用状態が異常と判定し、遮断手段27を駆動した場合遮断状態や遮断内容を、あるいは復帰状態を液晶表示素子等に表示すると共にガスの安全監視を行っているセンタに電話回線などで通報する。32はガス遮断装置の制御手段で、前述したような各構成が入り、33は電池電源手段で制御手段32の電源である。
【0022】
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置は設置以降、ガス器具の使用状態を流速検出手段19で検出した流量より求めた流量で監視する。ガス需要家宅でガスストーブや給湯器等のガス器具を異常に長時間使用したり、或いはガスホースが何らかの原因ではずれ異常な流量が流れた場合、ガス器具の異常使用と判定してガスの供給を遮断する。つまり異常判定手段26では流速検出手段19で検出した伝搬時間、即ち流速値より流量演算手段25で換算した流量値が異常に長く継続しているか、或いは予め設定した値より異常に大きな流量値かを判定し、使用ガス量が正常流量範囲か、又異常かを判定する。ここで流速検出手段19の一例の動作を説明する。
【0023】
流路( ガス配管) 1内で、斜向設置された上流側振動子17、および下流側振動子18との間で超音波信号を送受信する。切替手段20により上流側振動子17に送信手段21が接続され、一方受信手段22に下流側振動子18が接続され、送信手段21から発信された信号を上流側振動子17から下流側振動子18を介し受信する。この動作を繰返手段23で設定された回数だけ行う。いわゆるシングアラウンド系を構成する。送信手段21より発射された超音波信号を受信手段22が受信する迄の伝搬時間を累積し、その時間を伝搬時間計測手段24で求める。
【0024】
次に、切替手段20は下流側振動子18に送信手段21を接続し上流側振動子17に受信手段22を接続する。送信手段21より超音波信号を出力し下流側振動子18を介し流路1を経て上流側振動子17に接続された受信手段22で信号受信する。前述同様に繰返手段23で設定された回数だけ行う。送信手段21より発射された超音波信号を受信手段22が受信する迄の伝搬時間を伝搬時間計測手段24で累積し求め、更に上流から下流へ超音波信号を発射した時の伝搬時間と、下流から上流へ発射した時の伝搬時間とから伝搬時間差を求める。次に流量演算手段25は伝搬時間計測手段19で求めた伝搬時間、即ち流速値Vより流量値Qに換算する。図1でAはガス媒体の流れる方向を示す。求められた流量値は、異常判定手段26で異常流量と判定された場合、遮断信号を遮断手段27に出力する。そこで、遮断手段27を駆動し流路1を閉じガスの供給を停止する。一方、外部センサ手段28で、ガス漏れや大きな地震を検出すると異常判定手段27にセンサ信号を出力する。異常判定手段27では家屋倒壊に至るような所定ガル値以上の地震と判定すると、或いは所定濃度以上のガス漏れと判定すると遮断手段27に対し遮断信号を出力しガス供給と停止する。又、この時遮断信号が出力されると遮断内容を報知手段30で表示する。
【0025】
次にガス需要家が、遮断要因を解除、例えばガスホースはずれならばガスホースを接続し直す等の対応を行い、並行して自動復帰手段29は遮断手段27を駆動し流路を開状態にする。その後、ガス器具使用者、或いはガス事業者が確実に遮断要因を改善したかどうかを流速検出手段17からの流量値や、外部センサ手段28のセンサ信号の有無で確認する。通常、異常な大流量で遮断した場合(合計流量遮断)にガスホースはずれなどを直した後、あるいは、ストーブなどのガス器具を異常な長時間使用し遮断した場合(使用時間遮断)にガス器具のコックを閉める等の改善を行うと、流速検出手段19で検出した流速値は零となり、またガス漏れ濃度が低下し外部センサ手段28よりセンサ信号が出力されなくなる。
【0026】
しかし、何らかの原因で遮断要因を改善せずにそのまま自動復帰手段29により遮断手段27を開方向へ駆動しガス供給を開始し、例えば生ガスが漏れ始めたりすると、流速検出手段19で流速値を検出し流量演算手段25で流量換算しガス流量があることで異常判定手段26が異常と判定する。すなわち、異常判定手段26で所定流量以上の流量を検出するとガス漏れと判定して再度遮断手段27に遮断信号を出力しガス供給を停止する。
【0027】
一方、自動遮断した後、ガス需要家が遮断要因改善に対応すると、自動復帰手段29の復帰信号により遮断手段27が開かれても異常流量を検出していないのでそのまま使用可能となる。すなわち流速検出手段19でガスの流れ有無を検出し遮断要因が改善されたかどうかを判定する。よって短時間に漏れがあるかどうかを判定できると共に、漏れ等が検出されない場合は遮断要因が改善された正常時と判定し、流路1を開け通常通りガス器具が使用できる状態にする。しかしガス需要家が一向に遮断要因の改善を図らない場合は、再遮断及び自動復帰が繰り返す。このときは復帰回数計測手段30で復帰回数をカウントする。そしてこれが所定回数に達したら、自動復帰を停止し遮断状態を維持する。その結果ガス遮断装置の制御手段32の電源である電池電源手段33の電池消耗を防げ、かつ遮断要因が改善されないまま復帰された場合の生ガスの漏れを最小限に抑制できる。
【0028】
このようにしてガス器具使用時の異常を検出して遮断した後自動復帰手段29により遮断手段27を復帰以降、復帰回数計測手段30で復帰回数をカウントしガス漏れ等がないかどうかを流速検出手段19や外部センサ手段28で監視し、遮断要因が改善されるまで最低限繰り返すが、復帰回数が所定回数に到達すると、自動復帰を停止し電池電源手段33の電池容量の低下を防げ、更に再度ガス器具を使用可能状態かどうかを短時間に判定できる。例えば異常な大流量と判定し合計流量遮断とした時、又使用時間遮断しガス器具の元コックが確実に閉状態なった等の遮断要因が改善されたのを短時間で確認できると共に、ガス需要家が遮断要因の改善にのみ対応すれば良く復帰操作は難しいものとの先入観から対応遅れになることがなく、使い勝手がよく、安全性や信頼性が向上する。
【0029】
参考例2)
図2は第2の参考例のガス遮断装置である。図2において、図1と同一機能を有する構成要素には同一番号を付し説明は省略する。
【0030】
図2において、34は時間計測手段で、異常判定手段26でガス器具の使用状態を異常と判定し遮断手段27を駆動し流路1を遮断すると、時間カウント開始する。即ち次の自動復帰手段29による復帰信号による遮断手段27の開制御を遅延させ、電池電源手段33の電池消耗を抑制すると共に、ガス需要家の遮断要因改善対応の時間確保を行う。所定時間が経過すると、自動復帰手段29が復帰信号出力制御を行う。
【0031】
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置は 1 の参考例と同様にして流量を検出するが、異常判定手段26で異常流量と判定した場合、遮断信号を遮断手段27に出力する。そこで、遮断手段27を駆動し流路1を閉じガスの供給を停止する。一方、外部センサ手段28で、ガス漏れや大きな地震を検出すると異常判定手段27にセンサ信号を出力する。異常判定手段27では家屋倒壊に至るような所定ガル値以上の地震と判定すると、或いは所定濃度以上のガス漏れと判定すると、遮断手段27に対し遮断信号を出力しガス供給と停止する。又、この時遮断信号が出力されると遮断内容を報知手段30で表示する。遮断手段27が駆動されると、時間計測手段34がカウント開始する。時間計測手段34は、異常手段26でガス器具の使用状態を異常と判定し遮断手段27を駆動し流路1を遮断した後、次の自動復帰手段29による復帰操作が開始されるが、その復帰信号による遮断手段27の開制御を遅延させ、電池電源手段33の電池消耗を抑制すると共に、ガス需要家の遮断要因改善対応の時間確保を行う。
【0032】
時間計測手段34が時間カウントしている間に、ガス需要家が遮断要因を解除し、例えばガスホースはずれならばガスホースを接続し直す等の対応を行い、並行して自動復帰手段29は遮断手段27を駆動し流路を開状態にする。その後、ガス器具使用者、或いはガス事業者が確実に遮断要因を改善したかどうかを流速検出手段17からの流量値や、外部センサ手段28のセンサ信号の有無で確認する。通常、異常な大流量で遮断した場合(合計流量遮断)にガスホースはずれなどを直した後、あるいは、ストーブなどのガス器具を異常な長時間使用し遮断した場合(使用時間遮断)にガス器具のコックを閉める等の改善を行うと、流速検出手段19で検出した流速値は零となり、またガス漏れ濃度が低下し外部センサ手段28よりセンサ信号が出力されなくる。
【0033】
しかし、何らかの原因で遮断要因を改善せずにそのまま自動復帰手段29により遮断手段27を開方向へ駆動しガス供給を開始し、例えば生ガスが漏れ始めたりすると、又流速検出手段19でガス流速を検出し流量演算手段25で流量換算しガス流量があることで異常判定手段26が異常と判定する。すなわち異常判定手段26で所定流量以上の流量を検出するとガス漏れと判定して再度遮断手段27に遮断信号を出力しガス供給を停止する。又時間計測手段34により時間カウント開始する。
【0034】
一方、自動遮断した後ガス需要家が遮断要因改善に対応すると、所定時間経過後次の自動復帰手段29の復帰信号により遮断手段27を駆動し開状態となり、そのときに又流速検出手段19でガスの流れ有無を検出し遮断要因が改善されたかどうかを判定する。よって短時間に漏れがあるかどうかを判定できると共に、漏れ等が検出されない場合遮断要因が改善された正常時と判定し、流路1を開け通常通りガス器具が使用できる状態にする。
【0035】
しかしガス需要家が一向に遮断要因の改善を図らない場合、再遮断及び自動復帰が繰り返されるが、復帰回数計測手段30で復帰回数をカウントする。そしてこれが所定回数に達したら、自動復帰を停止し遮断状態を維持する。その結果ガス遮断装置の制御手段32の電源である電池電源手段33の電池消耗を防げ、かつ遮断要因が改善されないまま復帰された場合の生ガスの漏れを最小限に抑制できる。
【0036】
このようにしてガス器具使用時の異常を検出して遮断した後時間計測手段34により時間計測し所定時間経過したら、自動復帰手段29による遮断手段27の復帰制御を開始するので、電池電源手段33の電池容量の消耗を防げ、かつガス需要家の遮断要因対応の時間確保が出来、同時に復帰回数計測手段30で復帰回数をカウントし、次にガス漏れ等がないかどうかを流速検出手段19や外部センサ手段28で監視し、遮断要因が改善されるまで最低限繰り返すが復帰回数が所定回数に到達すると自動復帰停止する。よって電池電源手段33の電池容量の消耗を防げ、更に再度ガス器具を使用可能状態かどうかを短時間に判定でき、かつ異常な大流量と判定し合計流量遮断とした時、又使用時間遮断しガス器具の元コックが確実に閉状態なった等の遮断要因が改善されたのを短時間で確認できると共に、ガス需要家が遮断要因の改善にのみ対応すれば良く復帰操作は難しいものとの先入観から対応遅れになることがなく、使い勝手がよく、安全性や信頼性が向上する。
【0037】
実施例
図3は本発明の実施例のガス遮断装置である。図3において、図1、図2と同一機能を有する構成要素には同一番号を付し説明は省略する。
【0038】
図3において、35は復帰手段で、例えばスイッチ等で構成されガス需要家或いはガス事業者が操作し、流路1を遮断している遮断手段27に復帰信号を出力し開状態にする。その後、流速検出手段19や外部センサ手段28で使用ガス器具の状態を監視し生ガス漏れや、ガスコックの閉め忘れによるガス漏れ流量がないかを確認し、漏れや流量検出した場合再度遮断するが、以降は自動復帰手段29により自動的に復帰制御が行われる。
【0039】
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置は先の各参考例と同様にして流量を検出するが、異常判定手段26で異常流量と判定された場合、遮断信号を遮断手段27に出力する。そこで、遮断手段27を駆動し流路1を閉じガスの供給を停止する。一方、外部センサ手段28で、ガス漏れや大きな地震を検出すると異常判定手段27にセンサ信号を出力する。異常判定手段27では家屋倒壊に至るような所定ガル値以上の地震と判定すると、或いは所定濃度以上のガス漏れと判定すると遮断手段27に対し遮断信号を出力しガス供給と停止する。又、この時遮断信号が出力されると遮断内容を報知手段30で表示する。
【0040】
次にガス需要家がガスを再度使用するために遮断要因を解除し、例えばガスホースはずれならばガスホースを接続し直す等の対応を行い、次にこの実施例では需要家などが復帰手段35により復帰操作を行う。この操作がなされると復帰手段35は遮断手段27を駆動し流路を開状態にする。その後、ガス器具使用者、或いはガス事業者が確実に遮断要因を改善したかどうかを異常判定手段26で、流速検出手段17からの流量値や、外部センサ手段28のセンサ信号の有無で確認する。通常、異常な大流量で遮断した場合(合計流量遮断)にガスホースはずれなどを直した後、あるいは、ストーブなどのガス器具を異常な長時間使用し遮断した場合(使用時間遮断)にガス器具のコックを閉める等の改善を行うと、流速検出手段19で検出した流速値は零となり、またガス漏れ濃度が低下し外部センサ手段28よりセンサ信号が出力されなくる。
【0041】
しかし、何らかの原因で遮断要因を改善せずにそのまま復帰操作した場合、遮断手段27を開方向へ駆動しガス供給を開始すると、例えば生ガスが漏れ始め、流速検出手段19で流速値を検出し流量演算手段25で流量換算しガス流量があることで異常判定手段26が異常と判定する。すなわち異常判定手段26で所定流量以上の流量を検出するとガス漏れと判定して再度遮断手段27に遮断信号を出力しガス供給を停止する。
【0042】
一方、遮断した時ガス需要家が遮断要因改善に対応すると、次は復帰手段35を操作する必要はなく、自動復帰手段29の復帰信号により自動的に遮断手段27を駆動し開状態となり、又流速検出手段19でガスの流れ有無を検出し遮断要因が改善されたかどうかを判定する。よって短時間に漏れがあるかどうかを判定できると共に、漏れ等が検出されない場合遮断要因が改善された正常時と判定し、流路1を開け通常通りガス器具が使用できる状態にする。
【0043】
しかしガス需要家が一向に遮断要因の改善を図らない場合、再遮断及び自動復帰が繰り返されるが、この場合復帰回数計測手段30で復帰回数をカウントする。そして所定回数に達したら、自動復帰を停止し遮断状態を維持する。その結果ガス遮断装置の制御手段32の電源である電池電源手段33の電池消耗を防げ、かつ遮断要因が改善されないまま復帰された場合の生ガスの漏れを最小限に抑制できる。
【0044】
このようにしてガス器具使用時の異常を検出して遮断した後、まずガス需要家或いはガス事業者が直接復帰手段35を操作し、復帰手段35により遮断手段27を開制御する。そして以降は復帰回数計測手段30で復帰回数をカウントしガス漏れ等がないかどうかを流速検出手段19や外部センサ手段28で監視すると共に、遮断要因が改善されるまで最低限遮断と自動復帰とが繰り返されるが、復帰回数が所定回数に到達すると、自動復帰を停止し電池電源手段33の電池容量の低下を防ぎ、再度ガス器具を使用可能状態かどうかを短時間に判定できる。例えば異常な大流量と後判定し合計流量遮断とした時、又使用時間遮断しガス器具の元コックが確実に閉状態なった等の遮断要因が改善されたのを短時間で確認できると共に、ガス需要家が遮断要因の改善にのみ対応すれば良く復帰操作は難しいものとの先入観から対応遅れになることがなく、使い勝手がよく、安全性や信頼性が向上する。
【0045】
【0046】
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、ガス器具の異常な使用状態を異常判定手段により判定し遮断手段により流路を遮断した場合、一旦ガス事業者やガス需要家自らがガス器具等をチェックし復帰手段で流路を開けることになる。その後遮断要因が改善されず再遮断した場合、再びガス器具を使用出来るように自動復帰手段により遮断手段を駆動し流路を自動的に開けその後流速検出手段で流量を検出したり、或いは外部センサ手段によりガス漏れや地震等を検出した時遮断手段を駆動し再度遮断要因が改善されるまで遮断及び復帰動作を繰り返すが、人間が遮断要因を改善しなかった場合、復帰回数を計測し自動的に遮断状態に戻す。よって、人間が遮断要因の改善を忘れて先に遮断弁が復帰し再遮断しても、最初の遮断時に必ずガス需要家等に復帰操作をさせることによってガス器具のコック閉め忘れ等があるために遮断していることを再認識させることができ、確実に遮断要因の改善に真っ先に取り組むことになり、使い勝手が良くかつ安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例1におけるガス遮断装置の制御ブロック図
【図2】 参考例2におけるガス遮断装置の制御ブロック図
【図3】 本発明の実施例におけるガス遮断装置の制御ブロック図
【図4】 従来のガス遮断装置の制御ブロック図
【符号の説明】
19 流速検出手段
25 流量演算手段
26 異常判定手段
27 遮断手段
28 外部センサ手段
29 自動復帰手段
30 復帰回数計測手段
34 時間計測手段
35 復帰手段

Claims (1)

  1. 地震やガス漏れ等の異常を検出する外部センサ手段と、媒体内の信号伝搬時間を計測し流速を検出する流速検出手段と、前記流速検出手段で検出した流速より流量に換算する流量演算手段と、前記流量演算手段で求めた使用流量が正常値かどうか或いは外部センサ手段による異常がないかどうかを判定する異常判定手段と、前記異常判定手段で異常と判定した時媒体流路を遮断する遮断手段と、媒体流路を開けるため前記遮断手段に復帰信号を出力する復帰手段と、前記復帰手段により流路を開けた後前記流速検出手段で流量を検知或いは前記外部センサによりガス漏れや地震等を検知した異常判定時に再度遮断手段を駆動し流路を閉じた後再度自動的に流路を開く自動復帰手段と、前記自動復帰手段により復帰回数を計数し所定回数に達すると自動復帰を停止する復帰回数計測手段とを備えたガス遮断装置。
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